音楽情報サイト『JazzTokyo Jazz anf Far Beyond』の最新号が公開された。剛田武は以下の記事を寄稿した。
●Agencement / Binomial Cascades
⇒#2338 『Agencement / Binomial Cascades』『アジャンスマン / バイノミアル・カスケイド』
金沢の孤高の即興音楽家が40年間描き続けた異形の世界。
アナザー・ミュージックからアナザー・ワールドへのシフト。思考する音楽ユニットAgencementが導く音楽体験の醍醐味であろう。
AGENCEMENT - Hideaki Shimada (1997)
島田英明(しまだひであき)
石川県金沢市生まれ。1970年代後半、当時の先進的な音楽を聴くために集まった学生達を中心に結成された市民団体KUC(金沢アンダーグラウンダーズ・クラブ) が発行していたミニコミ機関誌 - Avant-Garde の編集に参加する。1980年頃よりヴァイオリンの即興演奏を始める。'85年に、自身のヴァイオリンの演奏を磁気テープ上に堆積させるテープ音楽のソロ・プロジェクトの活動を、「Agencement」(アジャンスマン) として開始する。以後、LPレコード、CD等をリリース。1991年『Viosphere』、2001年『Boxe Consonantique』を発表、国内外からその独特な音楽で高い評価を得る。 2000年代からは、ライブ演奏で多くの演奏者とも共演。英国即興音楽のギタリストのジョン・ラッセル他、多くの海外演奏家を招聘し、地元金沢に於いてライブ・コンサートを企画する。2010年と2013年に、ジョン・ラッセルの主催するコンサート・シリーズ「Mopomoso Quaqua」(ロンドン・ヴォルテックス・クラブ) で演奏。近年のライブ演奏では、電子変調されたヴァイオリン演奏も披露している。
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