A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二@高円寺 Showboat 2008.8.16 (sat)

2008年08月17日 01時37分35秒 | 灰野敬二さんのこと
灰野さん今週は14日(木)渋谷O-Nestでパーカッション・ソロ、15日(金)小岩eM Sevenで吉田達也さんとのデュオ、そして今日高円寺Showboatでソロ、と3連チャンという忙しさ。いずれにせよShowboatのソロがメインであることは間違いない。
18:30開場/19:00開演という普段より早めのスタート。開場は時間通りだったが開演はいつものように20分遅れた。ソロ・ライヴの常でヴァイオリンの悲しげな音色のBMGにお香が炊いてある。
ライヴは2部構成。ステージ上には右側にエアシンセ等を載せたテーブルが、床にはパーカッションや弦楽器が無造作に置いてある。アンプはジャズコーラスx2、マーシャル、アンペッグのベースアンプの4台。照明はいつも通り真っ暗。左右の壁を照らすスポットライトが唯一の光源だ。
第1部は爆音ギターの弾き語り。とにかく音がでかい。スーパーハイテンションのパフォーマンス。暗い照明、リバーヴを深くかけたヴォーカルと相まって空間が歪むような、脳髄が麻痺するような効果をもたらす。でかい音でスタートしたのは「轟音ギターを期待して来る人達の期待に応えた」と灰野さん。途中ヴォリュームを落として美しいコードで歌い、それが次第に爆音に変化していく様は素晴らしい。第1部は何と85分もの長さの演奏。
15分休憩して第2部スタート。まず発振器で通奏低音を鳴らし、NASA開発の金属で出来ているというパーカッションに合わせて歌う。次にエアシンセに移るが、それほど過激なプレイではなかった。ドラムマシーンを加えヴォイス・パフォーマンス。次にドラムパターンをエスニックなものに変えて、ビヨンビヨンいうオリジナルの弦楽器で歌う。最後に再びギターを持ち出し「ワイルドでいこう」の日本語カヴァー。第1部で過酷に鳴らされたためギターアンプの調子が悪い。それでも気迫の籠った演奏を聴かせる。
これで本編は終わりだがアンコールに応えて「おまえ」を演奏。アンプは悲鳴を上げている。
のべ2時間半に亘る気合いのライヴだった。いつものように灰野さんの音楽の魔術に幻惑された私だった。

音楽の
秘密を見せて
灰野さん

映像は真っ暗で申し訳ないが"ビヨンビヨン"の音が聴ける。



コメント
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