A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

宅録ロックの最右翼~フライング・リザーズ「ミュージック・ファクトリー」

2008年08月01日 00時40分32秒 | 素晴らしき変態音楽
来年でこのレコードが出てから30年になるんだ。感無量である。
イギリスの現代アートの騎手であったデヴィッド・カニンガムがでっち上げた架空のポップ・バンド。当時全盛だったヘタウマの極地のようなサウンドである。
実はかなりコンセプチュアルな作品であり、段ボールを叩いてドラムにしたり、ラジオをアンプ代わりにギターを弾いたり、全くの素人に歌わせたり、タイプライターを楽器にしたりしたポップアートだった。「マネー」や「サマータイム・ブルース」のようなオールディーズがある意味とてもアヴァンギャルドな作風で提示され、それでも基盤をなすポップさが受けヒットした。
サウンドとともにこの方法論に影響を受け、自宅録音を試した者は私だけじゃない筈だ。またMTR等録音機材が一般的じゃない時代である。カセットデッキとラジカセのピンポン録音で作った作品は私だけの宝である。そのうちに私の宅録作品についても紹介するとしよう。
フライング・リザーズはある意味ではパンクと同じくらいの影響力を一部の人間に及ぼしたのである。

段ボール
叩いて歌う
You Really Got Me

しかし私は自分ではレコードも持っていないのであった。



コメント
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