クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-12 No.3-1

2011年12月05日 19時17分55秒 | Weblog
<Dynamic>
CDS 715/1-9 9枚組 ¥5800
アッカルド大集成
CD 1
パガニーニ:
(1)「バルカバ」による60の変奏曲
(2)「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲
(3)祈りのソナタ
(4)ロッシーニの「タンクレディ」による変奏曲
CD 2
(1)ショーソン:ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲
(2)サン=サーンス:ヴァイオリンソナタ第1番ニ短調Op.75
CD 3
ドヴォルザーク:
(1)弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.77
(2)弦楽三重奏曲ハ長調Op.74
CD 4
ドヴォルザーク:
(1)ピアノ五重奏曲イ長調Op.81
(2)4つのロマンティックな小品Op.75
CD 5
(1)ヴェルディ:弦楽四重奏曲ホ短調
(2)ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調
CD 6
(1)ヒナステラ:ヴァイオリン協奏曲
(2)バルトーク:ヴァイオリンソナタ
CD 7
パガニーニの愛器1743年製グァルネリ・デル・ジュズを弾く
(1)タルティーニ(フランチェスカッティ編):コレッリの主題による変奏曲
(2)ミルシテイン:パガニーニアーナ/(3)スーク:愛の歌Op.7の1
(4)サラサーテ:序奏とタランテラ
(5)ショパン(サラサーテ編):ノクターンOp.9の2
(6)ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第7番
(7)エルガー:気まぐれ女
(8)モシュコフスキ(サラサーテ編):ギターレOp.45の2
(9)ファリャ(コハンスキ編):パントマイム-恋は魔術師より
(10)クロール:バンジョーとフィドル
(11)ショスタコーヴィチ(ツィガーノフ編):前奏曲第10、15番
(12)ラヴェル:ハバネラ形式による小品
(13)ベンジャミン:ジャマイカ・ルンバ/(14)フバイ:そよ風Op.30の5
(15)ドビュッシー:月の光
(16)パガニーニ(シマノフスキ編):カプリス第20、21、24番
CD 8
(1)パガニーニ:ヴァイオリンとファゴットのための3つのデュエット
(2)ロッシーニ:パガニーニによせてひと言
(3)パガニーニ:カンタービレ
CD 9
ロッラ:ヴァイオリンとヴィオラのための3つのデュエットOp.15
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、
マルガレート・バチェル、イダ・レヴィン(Vn)、
トビー・ホフマン、ルイージ・アルベルト・ビアンキ(Va)、
ピーター・ウィレー(Vc)、フランコ・ペトラッキ(Db)、
クラウディオ・ゴネッラ(Fg)、ブルーノ・カニーノ、ノエル・リー(Pf)
今年70歳を迎えたイタリアの巨匠サルヴァトーレ・アッカルド。それを祝い、
彼がイタリアのDynamicレーベルに録音した秘宝が9枚組でセット発売となりま
した。アッカルドといえばパガニーニのスペシャリストで、技巧誇示型ヴィル
トゥオーゾと思われがちですが、室内楽を愛し、親しい仲間たちと見事なアン
サンブルを楽しみつつ披露する顔も持っています。
ショーソンとサン=サーンスのソナタと協奏曲は、ピアノのカニーノの名演も
あいまって絶品。ショーソン特有の退廃的な官能性は薄いものの、アッカルド
のはかなき美音が涙を誘います。ヒナステラとバルトークでの溢れるエネルギ
ーにも驚かされます。さらに絶品なのがパガニーニの愛器1743年製グァルネリ
・デル・ジュズで奏でた小品集。意外にマニアックな選曲で、大半の作品が往
年の大ヴァイオリニストの手の入っているのも特徴。パガニーニゆかりの作品
も、ミルシテインの超難曲「パガニーニアーナ」や、ポーランドの大作曲家シ
マノフスキがパガニーニの無伴奏カプリスに凝ったピアノ伴奏を付けたものな
ど興味津々。また、パガニーニの珍品「ファゴットとヴァイオリンのデュオ」
や、晩年のロッシーニがパガニーニを思い出して作ったヴァイオリンとピアノ
のための「パガニーニによせてひと言」など、単に珍しいだけでなく、さすが
イタリア人作曲家ならではの美しい歌に満ちていて、聴き惚れていまいます。




<Audite>
AU 97536 ¥2250
(1)シューマン:幻想小曲集 Op.73
(2)ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲
(3)サン=サーンス:クラリネット・ソナタ変ホ長調 Op.167 
(4)プーランク:クラリネット・ソナタ
(5)アーノルド:クラリネットとピアノのためのソナチネ Op.29
アーサー・キャンベル(Cl)、ヘレン・マルレー(Pf)
録音:2005年6月12~15日、2011年14~15日、ロルストン・リサイタルホール
(カナダ)
クラリネット界注目の名手アーサー・キャンベルが、シューマンやドビュッシ
ーをはじめとする珠玉のクラリネット・ソナタ集を収録。数多のクラリネット
・ソナタの中でも名曲と謳われる曲の数々を一度に堪能できる、聴き応えたっ
ぷりな1枚です。どの曲も難易度が高く、自他ともにヴィルトゥオーゾと認め
られるキャンベルの卓越した演奏技術を堪能できるプログラムといえましょう。
共演者のマルレーはキャンベルと共に世界各地で演奏活動を行ってきたパート
ナー。シューマンやドビュッシーのロマンあふれる響きから、ジャズに影響を
受けたアーノルドらしい軽快な響きまで、クラリネットの多彩な魅力が存分に
詰まった1枚です。




<naive>
V 5252 ¥2280
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
(2)ショスタコーヴィチ:祝典序曲Op.96
トゥガン・ソヒエフ(指)
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
録音:2010年7月/ラ・アル・オ・グレン(トゥールーズ)
2009年の来日公演でも披露されて、聴いた人々を熱狂させたソヒエフとトゥー
ルーズ・キャピトル管のチャイコフスキーの5番が登場します。その翌年のセッ
ション録音ではありますが、これは確かに凄い! ムーシンとテミルカーノフ
の弟子のソヒエフは、いわゆるペテルブルグ派指揮者ながら、5番の解釈はむし
ろスヴェトラーノフにソックリで、ことに1990年の伝説的な東京ライヴを強く
思い出させます。
特徴的なのは、第1楽章と第4楽章の主部に入ってからのテンポの速さで、いき
おい聴く者をぐいぐい引っ張っていきます。分厚い音、抜群のリズム感とメリ
ハリのきいたフレージング、巨大な盛り上がりは、フランスのオーケストラな
がら久々にソ連時代のモスクワ派チャイ5を聴く感があり、感涙にむせぶひと
ときを与えてくれます。カップリングのショスタコーヴィチは屈折のない爆演
で、オケを盛大に鳴らしているのが流石。フランスのオーケストラならではの
金管の美しさも際立ち、ショスタコーヴィチのオーケストレーションの見事さ
を最大限に発揮させています。ソヒエフ恐るべし。




<Orfeo>
ORFEO 828112 2枚組 ¥2450
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲集
(1)第1番ニ短調 BWV1052
(2)第2番ホ短調BWV1052
(3)第3番ニ長調BWV1054
(4)第4番イ長調BWV1055
(5)第5番ヘ短調BWV1056
(6)第6番ヘ長調BWV1057
(7)第7番ト短調BWV1058
コンスタンチン・リフシッツ(Pf)、シュトゥットガルト室内管弦楽団
聴く人の度肝を抜いた「音楽の捧げもの」「フーガの技法」に続くオルフェオ
・レーベルのリフシッツのバッハは待望のピアノ協奏曲集。7篇あるピアノ
(チェンバロ)協奏曲は、すべて元来は他楽器用に書かれたものですが、4作は
オリジナルが何の楽器か判明していません。リフシッツも時にチェンバロ、時
にオーボエ・ダモーレ、またある時はヴァイオリンを感じることを認めていて、
それをリフシッツならではの種々のタッチとだ模倣テクニックを駆使して実現、
さらに作品全体に活気を与えています。リフシッツは古楽的な考証を研究した
うえで、最新の感性と奏法で再現していて説得力満点。カンタービレな歌い回
しはモーツァルトを先取りしているかのようにさえ聴こえ、非常に新鮮。ミュ
ンヒンガーの手兵だったシュトゥットガルト室内管が絶妙に支えています。




<naive>
V 5265 ¥2280
メンデルスゾーン:
(1)「我らに平和と恩恵をお与えください」(1831) 
(2)オラトリオ「キリスト」(未完)全2部(1846-47) 
(3)カンタータ「おお、血潮したたる主のみかしら 
O haupt voll blut und wunden」(1830) 
(4)カンタータ「高き天より、われは来たり Vom himmel hoch」(1830)
サンドリーヌ・ピオー(S)、マルクス・ブッター(B)、
ロベルト・ゲッチェル(T)、
ロランス・エキルベイ(指揮)、
アクサンチュス、アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
録音:2011年、6月11日、ノートルダム・デュ・リバン教会(パリ)
アクサンチュス&エキルベイコンビ待望の最新盤。今回収録されたのは、晩年
のメンデルスゾーンが「エリヤ」の次に手掛け、彼の最後のオラトリオとなっ
た作品「キリスト」。全3部の予定でありましたが、激務の過労と姉の死によ
る心労で未完の作品となってしまいました。キリスト降誕と題された第1部は
ソプラノの美しいレシタティーヴォから始まり、東方三賢者との会話が繰り広
げられます。稀代のソプラノ歌手ピオーの透明感あふれる声はまさに天使のよ
う。荘厳なコラールの余韻をしっとりと残して終わる第1部から一変、第2部で
はピラトと民衆の場面がテノールと合唱による劇的な音楽に冒頭から圧倒され
ます。未完でも十分なほどの魅力があるオラトリオ、第3部では一体どのよう
な音楽が展開される予定であったのか…存在しない最終部へと想いを馳せる余
韻に満ちた作品です。今回は残された2部を全て収録しただけでなく、第3部
「キリスト復活」への展開を想起させるような他のカンタータ作品も合わせて
収録。
エキルベイ率いるアクサンチュス合唱団の表現力は本CDでも健在。ピオーとの
共演として好評発売中のフォーレのレクイエム(V 5137)にも劣らぬ名演といえ
るのではないでしょうか。ピオーらをはじめとする名歌手達によるソロはもち
ろん、メンデルスゾーンならではの表現豊かな器楽伴奏も聴きどころのおすす
め盤です。




<日本伝統文化振興財団>
Audio Meister レーベル XRCD
―NHK交響楽団85周年―
年末第9の真打ち企画
前代未聞!豪華装丁!高音質!
NHK交響楽団第9大集成!
第1弾は70年代クロニクル
音質も万全!新たにオリジナルアナログテープをNHK職員立ち合いでビクター
中央林間スタジオにてトランスファーののちXRCD化!

XRCG 30011/8(XRCD) 8枚組 ¥29400
限定盤
NHK交響楽団によるベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」1970年代編
[Disc1]
1973年、ウォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
(NHKホール こけら落とし演奏会)、
A.トモワ・シントウ(S)、荒道子(A)、H.ウィンクラー(Tn)、
R.ヘルマン(Br)、東京芸大(コーラス)、録音:NHKホール
[Disc2]
1973年、ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)、
中沢桂(S)、春日成子(A)、丹羽勝海(Tn)、岡村喬生、国立音大(コーラス)、
録音:NHKホール
[Disc3]
1974年、オトマール・スイトナー(指揮)、
河原洋子(S)、伊原直子(A)、田口興輔(Tn)、岡村喬生(Br)、
国立音大(コーラス)、録音:NHKホール
[Disc4]
1975年、ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)、
松本美和子(S)、春日成子(A)、ウィリアム・ウー(呉文修)(Tn)、
木村俊光(Br)、国立音大(コーラス)、録音:NHKホール
[Disc5]
1976年、フェルディナント・ライトナー(指揮)、
エヴァ・ジェポルトヴァー(S)、ヴィエーラ・ソークポヴァー(A)、
ヴィレーム・プジビル(Tn)、カレル・ベルマン(Br)
国立音大(コーラス)、NHKホール
[Disc6]
1977年、ホルスト・シュタイン(指揮)
中沢桂(S)、伊原直子(A)、田口興輔(Tn)、木村俊光(Br)、
国立音大(コーラス)、録音:NHKホール
[Disc7]
1978年、オトマール・スイトナー(指揮)、
曽我榮子(S)、伊原直子(A)、小林一男(Tn)、木村俊光(Br)、
国立音大(コーラス)、録音:NHKホール
[Disc8]
1979年、イルジー・ビェロフラーヴェク(指揮)、
曽我榮子(S)、辻宥子(A)、小林一男(Tn)、木村俊光(Br)、
国立音大(コーラス)、録音:NHKホール
定期的に第9の録音がこれほどまでに残されているオーケストラは世界的にみ
てもNHK交響楽団くらいと思われます。しかも、その指揮者陣は今から思えば
大変な水準でありました。当企画によって第9の奥深さ演奏芸術の面白さに新
たに開眼させられることうけあいです。また、来年末には第2弾の80年代クロ
ニクルが発売予定で年1回づつのリリースとなります。




<LABORIE>
LC 11 2枚組 ¥2080
フェリシアン・ダヴィド(1810-1876):五重奏曲集「四季」より抜粋
CD1:(1)「春」より 第2の夕べ、第3の夕べ、第6の夕べ 
(2)「夏」より 第3の夕べ、第5の夕べ、第1の夕べ 
CD2:(1)「秋」より 第5の夕べ、第4の夕べ、第6の夕べ 
(2)「冬」より 第3の夕べ、第5の夕べ、第6の夕べ
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ
録音:(1)2010年4月、ショパン音楽院(パリ)、
(2)2010年6月、ラ・ボリ・アン・リムーザン(フランス)、
(3)2010年9月、ポール・ロワイヤル・デ・シャン修道院(パリ)
(4)2010年12月、ラ・ボリ・アン・リムーザン(フランス)
ダヴィドはパリ音楽院に学び、中東旅行の経験から東洋的エキゾティシズムの
作品を多く残したことで知られる作曲家。ベルリオーズとほぼ同時期を生き、
生前は標題音楽作曲家として名を馳せました。「四季 les Quatre saisons」
は24曲からなる五重奏曲集で、1季節ごとに6つの五重奏曲が入っています。
本CDでは各季節から3曲ずつ抜粋し、全12曲を収録しました。19世紀パリのサ
ロン向けに書かれたというこれらの作品は、軽やかなリズムの中にも気品あふ
れる優雅さに満ちたもの。清々しい高音域の伸びやかなメロディと、深みのあ
るシックな低音域の響きの美しさが絶妙です。
アンサンブル・バロック・ド・リモージュは世界的バロック音楽演奏団体のひ
とつ。バロック音楽を中心としつつも、17世紀から19世紀まで幅広いレパート
リーを持っています。今回も卓越した演奏技術とアンサンブルでダヴィドの
「四季」の世界を多彩な音色で魅せてくれます。今回の収録はガッド弦使用、
a=435hzで行われました。また、録音時期を見ればお分かりのように、抜粋し
た各曲は各表題の季節に収録されており、演奏者達のこだわりが感じられます。
弦楽器の甘美な音色と、どこか異国情緒を感じさせる民族的なリズムが生み出
す独特のハーモニーを是非ご堪能ください!

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11-12 No.3-2

2011年12月05日 19時17分20秒 | Weblog
<Anima RECORDS>
ANM1 10900001 ¥2350
(日本語解説付)
(1)ストラヴィンスキー:イタリア組曲(全六曲) 
(2)ブロッホ:「パール・シェム」より 第2曲 「ニーグン(即興)」 
(3)ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ op31の2(全4楽章) 
(4)シェーンベルク:幻想曲 op.47 
(5)ラヴェル:ツィガーヌ(原曲版)
ノア・ベンディックス=バルグレイ(Vn)、保都玲子(Pf)
録音:2011年3-5日
2011年パリのヴィブラルテ国際コンクールで堂々の優勝を飾り、今最も注目さ
れる新進気鋭のヴァイオリニスト、ベンディックス=バルグレイが待望の新盤
をリリース!同年5月より名門ピッツバーグ交響楽団のコンサートマスターに
選ばれ、今後ますますの活躍が期待されるヴァイオリニストです。
本CDは『20世紀初頭音楽の旅』というタイトル通り、第一次大戦から1950年に
かけてヨーロッパ各地で作曲された作品が収録したもの。伝統的な音楽の継承
か、新しい音楽の創造か――大きな岐路に立たされた20世紀初頭の作曲家たち
は、激動の時代の中で果敢に各々の道を切り開いていきました。独特の和声法
で魅せるストラヴィンスキー、ヒンデミット、プロコフィエフ、十二音技法で
新たな表現を開拓したシェーンベルク、自国の伝統の外に活路を見出したブロ
ッホ、ラヴェル…本CDでは同時期に作曲された作品が収録されており、各作曲
家独特のスタイルや響きを聴き比べることができます。どの曲も難易度が高く、
ベンディックス=バルグレイの卓越した演奏技術も存分に堪能できます。シュ
トゥックハウゼン・プレーヤーとしてフランス・ドイツを中心に活躍する保都
玲子の伴奏に乗せ、生き生きとした演奏を見せてくれます。(日本語解説付)




<Ligia Digital>
LIDI 0101236 ¥2250
「由紀夫のためのソナタ」
C.P.E.バッハ:チェンバロ・ソナタ集
(1)6つのソナタ続編 第4番 ニ短調 Wq 51/4 
(2)ソナタ ハ短調 Wq 65/31 (3)ソナタ ト短調 Wq 65/17
(4)ソナタ ト長調 Wq 65/22 (5)ソナタ ニ短調 Wq 69
ジョスリーヌ・キュイエ(ハープシコード)
録音:2011年2月、シャトー・デュ・ペ(フランス)
2009年のフォル・ジュルネに来日し、日本でも注目を集めているクラヴサン
奏者ジョスリーヌ・キュイエ。これまでにバッハ一族、とりわけC.P.E.バッ
ハの演奏・録音に積極的に取り組み、この作曲家の再興に尽力してきました。
彼女が新盤の収録曲として選んだのはC.P.E.バッハのチェンバロ・ソナタ集。
しかし、その曲目よりもまず気になるのは「由紀夫のためのソナタ」という
ユニークなタイトルでしょう。三島由紀夫とC.P.E.バッハ?という疑問はご
もっとも。というのも、このCDはC.P.E.バッハの音楽と三島由紀夫の文学作
品「春の雪」との間に共通点を見出したキュイエが、小説のストーリーにバッ
クミュージックを当てるかのごとく構成したユニークなプログラムとなって
いるのです。リブレットには各曲目の下に小説の一場面の引用文が挿入され
ており、キュイエがどの場面を連想して演奏しているのかもわかります。キュ
イエがどういった部分に共通点を感じ、どのように表現したのか…クラシック
ファンとしてだけでなく、日本人としても聴き応えのある1枚といえましょう!





<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2071 ¥2250
限定盤
(1)ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」
(2)メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 作品90「イタリア」
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
録音:(1)1953年2月2日、(2)1954年2月28日、カーネギーホール
使用音源:(1) RCA(U.S.A.)TC 7 オープンリールテープ、19センチ、2トラック)
(2)RCA(Grmany)AT 101(LP)
■制作者より
ドヴォルザークの「新世界より」はRCA初期のオリジナル・モノラルの2トラッ
ク・オープンリールを復刻の素材としました。いつも通り、わずかな微調整を
除き、オリジナルの音を可能な限り忠実に再現しました。一方の「イタリア」
はテープでの発売実績がないのでLPからの復刻となります。当初はRCAの初出
LP、LM-1851を数種類入手して試してみましたが、思うような結果を得られま
せんでした。その後、試行錯誤をし、再生状態の良好なドイツRCA(1970年頃発
売)のLPを復刻の素材として使用しました。
■解説書の内容
1956年の『プレイバック』誌に掲載された岡俊雄著「その後のトスカニーニ」
をご遺族の許諾を得て転載しました。内容は引退後のトスカニーニの生活を追
ったものです。その当時、トスカニーニ邸にはトスカニーニ自身の演奏を収め
たテープが大量に運び込まれ、トスカニーニがそれらを日々聴いて、発売可能
かどうかの判断を行っていたようです。あまり知られていない、非常に興味深
いものです。(以上、平林 直哉)




<DOREMI>
DHR 7980 ¥2080
MONO
エミール・ギレリス・レガシー Vol.9
(1)ショパン:24の前奏曲 Op.28 [1953年1月26日レニングラード・ライヴ]
(2)シューベルト:
ピアノソナタ第14番イ短調D.784[1963年3月15日モスクワ音楽院ライヴ]
(3)シューベルト(カバレフスキー編):
幻想曲ヘ短調 D.940[1962年10月12日モスクワ・ライヴ]
エミール・ギレリス(Pf)、
キリル・コンドラシン(指)モスクワ・フィル(3)
またまたギレリス・ファン狂喜のアルバムが登場します。ありそうで何故かな
かったショパンの前奏曲全曲は1953年1月26日のライヴという唯一の音源で、
初CD化。淡々と弾いているようでありながら、隙のない構築力と、曖昧さの微
塵もない造形力が凄すぎます。ライヴながら完璧な出来で、数あるこの曲の名
盤のなかでも光り輝いています。
しかし、このディスクの注目点は、シューベルト最晩年の名作、ピアノ連弾
のための幻想曲ヘ短調を、旧ソ連の大作曲家カバレフスキーが1961年にピアノ
とオーケストラ用に編曲したもので、珍品マニアの間で伝説となっている作品
を収めていること。ギレリスとコンドラシンという超豪華演奏陣で聴くことが
できるのは贅沢の極み。ピアノ連弾作品の最高傑作に位置付けられるこの曲を、
カバレフスキーは彼一流のピアニズムでピアノ独奏とオーケストラに整理し、
さらにカデンツァまで書き加え、見事な協奏曲に仕立て上げました。一部和声
を20世紀の作曲家ならではの半音階的なものに変えているのも注目。曲が崩れ
る寸前の危うい美しさが、シューベルト最晩年の死の匂いと合わさり、何とも
いえぬ危険な芸術となっています。ギレリスの演奏も素晴らしく、原曲よりも
魅力的にさえ聴こえます。これまで入手困難で、問い合わせの多かった作品で
すが、ようやくカタログ化されます。

DHR 6011/3 3枚組 ¥6240
STEREO
カール・チェルニー:再発見された天才
(1)弦楽四重奏曲ホ短調/同ニ短調
(2)弦楽五重奏のための2つのフガートOp.177
(3)ピアノ四重奏曲ハ短調 Op.148
(4)大三重奏曲イ長調 Op.166
(5)序曲ハ短調/同ホ長調
(6)オッフェルトリウム「われらが主を祝福せよ」Op.737
(7)協奏的大セレナード ホ短調Op.126
(8)6手連弾のためのベッリーニの主題による華麗な変奏曲Op.297
(9)5つの歌曲【乙女の嘆き/同盟/秘密/魔王/小川のほとりでの夢想】
(ドイツ語)
(10)練習曲嬰ハ短調Op.399の10
セント・ローレンスSQ(1)‐(3)、エリカ・ローム(Vn)(2)(4)、
アントン・クエルティ(Pf)(3)(8)、
ステファヌ・ルムラン(Pf)(4)(7)(9)、トーマス・ウィーベ(Vc)(4)(7)、
レナード・ラツラフ(指)
エドモントン交響楽団(5)(6)、
アンドレ・モワサン(Cl)(7)、ジェラード・オンチュル(Hrn)(7)、
ヤーラ・タール、アンドレアス・グロートホイゼン(Pf)(8)、
ベンジャミン・バターフィールド(Ten)(9)、
ウォニー・ソン(Pf)(10)
録音:2002年6月13-16日/第1回チェルニーの世界音楽祭ライヴ(エドモントン、
カナダ)
これは興味深いアルバム。ピアノの練習曲で悪名高いチェルニーの、他ジャン
ルの作品に日を当てたチェルニーの世界音楽祭をライヴ収録。この催しはウィ
ーン出身のカナダのピアニスト、アントン・クエルティの発案で実現したもの。
ピアノ・デュオでおなじみのタールとグロートホイゼンなどの大物も参加して
います。
チェルニーは無味乾燥な練習曲を量産したイメージがありますが、ベートー
ヴェンの愛弟子でリストの師という尊敬されたひとかどの芸術家でした。彼は
始終作曲していて、残された作品は膨大な数に及び、そこには交響曲や宗教曲
などの大作もあります。しかしそれらはほとんど忘却の彼方へと追いやられ、
最近でもフルートやホルンの作品をとりあげる演奏家も現れてきてはいますが、
未開拓の分野となっています。ここでは草稿のまま眠る室内楽や管弦楽曲、歌
曲を蘇演させていますが、予想以上に立派な曲の連続に驚愕。弦楽四重奏曲や
管弦楽序曲はシリアスな曲調で、ベートーヴェンを思わせます。また、ピアノ
四重奏や三重奏での各楽器の効果的書法、ドイツ語歌曲でのシューベルトを思
わす味わいなど、知られていないのが不思議なものばかり。チェルニーの先入
観を一新させてくれます。




<Integral>
INTEG 221177 ¥2080
シューマン:
1-4. ソナタ第3番 イ短調 WoO 27
5-8. ソナタ第2番 ニ短調 Op. 121
9-11. ソナタ第1番 イ短調 Op.105
ジャン・ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)、
ピエール・アラン・ヴォロンダット(ピアノ)
録音:2010年
シューマンの名曲ヴァイオリン・ソナタをお届けします。それぞれ作られた時
代によって全く様相が違い、モーツァルト的なバロックの要素や、ベートー
ヴェンのクロイツェルに非常に似た冒頭からの展開など、シューマンの生きた
時代精神を様々に体現しています。
この中でも、第3番はシューマンだけではなく、アルベルト・ディートリッヒ
やブラームスとの合作で、一度クララによって破棄されたものの、後に初演の
スコアを基に復活させられた不朽の名作です。
ジャン・ジャック・カントロフは、1945年カンヌ生まれ。カール・フレッシュ
国際コンクールやパガニーニ国際コンクールなど、数々の権威あるコンクール
に優勝を果たし、今や世界的ヴァイオリニストの第一人者です。ヴァイオリン
だけではなく、指揮や後進の指導などにも活動を広げています。フランス人で
ありながら、そのドイツ・ロマン派の演奏には定評があります。




<SKARBO>
DSK 4117 ¥2080
1-2. アンリ・トマジ(1901-1971):ミレイユの墓、コルシカの小さき騎士
3. ジャック・イベール(1890-1962):パストラル
4. ミヨー(1892-1974):音楽練習
5. ジョルジュ・オリック(1899-1983):スケルツォ
6. プーランク(1899-1963):田園詩
7. アルベール・ルーセル(1869-1937):パイプ
8. アンリ・マルテッリ(1895-1980):メロディー
・・・他
ジャン=ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)、
ジャスク・レイノート(ピアノ)他多数
ピッコロのための傑作曲集。田園詩というタイトルだけあり、牧歌的なとても
穏やかで可愛らしい曲が満載です。カフェのBGMなどに最適。おいしいケーキと
お茶を頂きながら、この心地よい音楽に傾ける至福の時です。タンバリンなど
の珍しいパーカッションも聴けます。
ジャン=ルイ・ボーマディエは、マルセイユ音楽院、パリ国立音楽院で名教授
達の下に学び、ピッコロの活躍度を上げるべく、世界に名だたる指揮者との共
演、特に日本でのサイトウ記念オーケストラとの共演に意欲的に重ねており、
日本では絶大なる支持を得ております。澄んで生き生きした音色、軽快なリズ
ム、豊かな表情が彼の持ち味です。

DSK 4105 2枚組 ¥4160
CD1
ドビュッシー(1862-1918):シランクス
サンサーンス(1835-1921):ヴァイオリンとハープのための幻想曲 イ長調
ドビュッシー:ビリティスの歌
ドビュッシー:月の光
ラヴェル(1875-1937):三重奏曲
CD2
サンサーンス:白鳥
ドビュッシー:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ
サティ(1866-1925):ジムノペディ
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
フォーレ(1845-1924):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
アルベール・ルーセル(1869-1937):セレナーデ Op. 30
(朗読つき)
ジェーン・ピーターズ(vn)、ジーン・クリストファー・ファララ(fl)、
エレーヌ・ヴァンサン(朗読)他多数
録音:2010年2月9日
主にフランスのノルマンディー地方を主題としたピッサロ、モネなどの代表作
(シリーズがCDブックレットに掲載されています)に沿って、朗読と共にドビュ
ッシーやフォーレなどの音楽が奏でられます。朗読と共に絵の主題が移ろいで
いき、まるで展覧会を行くような気分になります。フランス語の美しさと、印
象派音楽、それにノルマンディーの風景を同時に楽しむことができる贅沢な
一枚です。オペラドゥルーアンオートノルマンディーから選りすぐりの音楽家
たち、朗読にはフランスで最も有名な女優である、エレーヌ・ヴァンサンが至
福の一時を与えてくれます。




<EA RECORDS>
EA 1106 ¥2080
1-3. モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲 K364 変ロ長調
4-6. イグナーツ・プレイエル(1757-1831):
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲 Op. 28 変ロ長調
ナタリー・シャボ(ヴァイオリン)、ミシェル・ミシャラカコス(ヴィオラ)
ドナタス・カトクス(指揮)、ヴィリニュス聖クリストファー室内管弦楽団
録音:2007年11月18日
ヴァイオリンとヴィオラ、そしてオーケストラのコラボレーションによる協奏
曲集。華やかに上昇するヴァイオリン、静かに深い世界へ向かうヴィオラとい
う2つの楽器の性格がお互いに対比しながらも、絶妙に息の合ったハーモニー
を響かせています。華やかながらも必ずどこかに陰影を帯びたモーツァルトの
芸術性、思わず中世バレエを思い浮かべてしまいそうな、陽気で軽快なプレイ
エルの詩情は、バロックを代表するもの。ヴィリニュス聖クリストファー室内
管弦楽団の弦の美しい響きにも注目です。
ナタリー・シャボはリヨン音楽院、パリ国立音楽院、さらにジュリアード音楽
院で研鑽を積み、フランス国立管弦楽団に所属する傍ら、バロックから現代音
楽まで幅広いレパートリーを視野におさめた室内楽にも意欲的に取り組んでい
ます。フランスの音楽番組では定期的に取り上げられており、フランスを代表
するベテランヴァイオリニストとして絶大なる人気を博しています。同じく、
ミシェル・ミシャラカコスもフランス国立管弦楽団の元ヴィオリストで、現在
はソリストとして世界各地の音楽祭に招かれ、名門オーケストラと共演をして
います。ヴィオラ特有の渋みに加え、温かな音色の響きが特徴。シャボのヴァ
イオリンに絶妙なタイミングで呼応しています。

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11-12 No.2-1

2011年12月02日 20時11分56秒 | Weblog
<RCA RED SEAL>
8869191155-2(28CD+1DVD) ¥6500
初回生産限定盤
[ギュンター・ヴァント生誕100年・没後10年記念リリース]
ギュンター・ヴァント-ザ・グレイト・レコーディング
【Disc1】
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21(録音:1986年11月、セッション)
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
(録音:1986年4-5月、セッション)
【Disc2】
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調Op.36(録音:1988年10月、セッション)
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92(録音:1987年10-11月、セッション)
【Disc3】
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
(録音:1985年10-11月、セッション)
ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93(録音:1987年2-3月、セッション)
【Disc4】
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調Op.60(録音:1988年10月、セッション)
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
(録音:1987年2-3月、セッション)
【Disc5】
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
(録音:1985年2,5,6月、セッション)
- エディト・ヴィーンズ(Sp), ヒルデガルト・ハルトヴィヒ(A),
キース・ルイス(T), ローラント・ヘルマン(Bs)、
ハンブルク国立歌劇場合唱団、北ドイツ放送合唱団
【Disc6】
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68(録音:1982年10&12月、セッション)
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90(録音:1983年9月、セッション)
【Disc7】
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73(録音:1983年3月、セッション)
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98(録音:1985年、セッション)
【Disc8】
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調[1890-91年第2稿(ウィーン稿)]
(録音:1981年12月、セッション)
【Disc9】
ブルックナー:交響曲第2番ハ短調[1877年稿(ハース版)]
(録音:1981年12月、セッション)
【Disc10】
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調[1889年第3稿]
(録音:1981年1月、セッション)
【Disc11】
ブルックナー:
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」[1878-80年第2稿(ハース版)]
(録音:1976年12月、セッション)
【Disc12】
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調[原典版](録音:1974年7月、セッション)
【Disc13】
ブルックナー:交響曲第6番イ長調[原典版](録音:1976年8月、セッション)
【Disc14】
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調[ハース版](録音:1980年1月、セッション)
【Disc15-16】
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調[原典版](録音:1979年6月、セッション)
交響曲第8番ハ短調[1890年第2稿(ハース版)]
(録音:1979年5-6月、セッション)
【Disc17】
シューベルト:交響曲第1番ニ長調D.82(録音:1978年12月、セッション)
シューベルト:交響曲第2番変ロ長調D.125(録音:1979年9月、セッション)
【Disc18】
シューベルト:交響曲第3番ニ長調D.200(録音:1983年1月、セッション)
シューベルト:交響曲第6番ハ長調D.589(録音:1983年1月、セッション)
【Disc19】
シューベルト:交響曲第4番ハ短調D.417「悲劇的」
(録音:1980年6月、セッション)
シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
(録音:1981年1月、セッション)
【Disc20】
シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485(録音:1984年2月、セッション)
シューベルト:劇音楽「キプロス島の女王ロザムンデ」D.797 - 間奏曲第3番
/バレエ音楽第1番/バレエ音楽第2番』(録音:1984年2月、セッション)
【Disc21】
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト」
(録音:1977年3月、セッション)
【Disc22】
モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調K.543(録音:1990年5月、ライヴ)
モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550(録音:1994年3月、ライヴ)
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
(録音:1990年5月、ライヴ)
【Disc23】
モーツァルト:6つのドイツ舞曲 K.600(録音:1989年4月、セッション)
セレナード第7番ニ長調K.250(248b)「ハフナー」
(録音:1989年4月、セッション)
- ローラント・グロイター(Vn)
【Disc24】
シューマン:交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」(録音:1991年9月、ライヴ)
シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120(録音:1990年9-10月、ライヴ)
【Disc25】
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64(録音:1994年3月、ライヴ)
【Disc26】
ストラヴィンスキー:組曲「プルチネルラ」(1949年版)
(録音:1991年12月、ライヴ)
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
(録音:1991年12月、ライヴ)
【Disc27】
ドビュッシー:交響的断章「聖セバスティアンの殉教」
(録音:1982年9月、ライヴ)
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」(録音:1999年2月、ライヴ)
【Disc28】
ストラヴィンスキー:協奏曲変ホ長調「ダンバートン・オークス」
(録音:1984年4月、ライヴ)
フォルトナー:歌劇「血の婚礼」-管弦楽のための間奏曲
(録音:1985年1月、ライヴ)
ウェーベルン:管弦楽のための5つの小品Op.10(録音:1984年4月、ライヴ)
マルタン:小協奏交響曲(録音:1984年11月、ライヴ)
ギュンター・ヴァント(指揮)
北ドイツ放送交響楽団(Disc1-7, 22-28)、ケルン放送交響楽団(Disc8-21)
【Disc29(DVD)】
わが生涯、わが音楽-ギュンター・ヴァント・ドキュメンタリー&ラスト・イ
ンタビュー
第1部「ギュンター・ヴァント-音楽に捧げた人生」(ドイツZDF放送制作のド
キュメンタリー、約25分)
[出演]ギュンター・ヴァント、ヴォルフガング・ザイフェルト(音楽評論家、
ヴァント評伝執筆者)、ライマー・ノイナー、ハンス・ルートヴィヒ・ハウク
(以上ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団メンバー)、ケント・ナガノ(ベルリン
・ドイツ交響楽団首席指揮者[映像制作時])他
[ドキュメンタリー中に挿入されるヴァントの演奏映像(全て抜粋)]
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」-第1楽章(北ドイツ放送交響楽団
[1985年、ベルリン、フィルハーモニー])
B.A.ツィンマーマン:1楽章の交響曲(ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団)
[1956年]
ブルックナー:交響曲第6番-第2楽章・第3楽章[リハーサル]
(北ドイツ放送交響楽団[1996年、ハンブルク、ムジークハレ])
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」[1945年版]-カシチェイのグロテ
スクな踊り(北ドイツ放送交響楽団[1984年、キール])
ブラームス:交響曲第1番-第2楽章(ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
[1959年、ケルン])
ブラームス:交響曲第2番-第1楽章(北ドイツ放送交響楽団[1984年、キール])
第2部:音楽に身を捧げて-ギュンター・ヴァント・ラスト・インタビュー
[2001年11月30日、スイス、ウルミッツのヴァント自宅にて収録]
インタビュアー:ヴォルフガング・ザイフェルト(約80分)
字幕:英語、仏語
2012年は、ドイツの巨匠指揮者ギュンター・ヴァント(1912.1.7 ドイツ、エル
バーフェルト生-2002.2.14 スイス、ウルミツ没)の生誕100年・没後10年にあた
ります。生涯にわたって「音楽に奉仕する Musik zu dienen」ことを自らのモ
ットーとし、自分の理想とする演奏を妥協することなく厳しく追い求めた「音
楽の求道者」でもありました。
ヴァントの後半生約30年間の足跡は、名門RCA Red Sealレーベルへの録音とな
って結実しており、巨匠亡きあとも私たちはその独自の音楽観を味わうことが
出来ます。これは、生誕100年・没後10年というアニヴァーサリー・イヤーに
当たり、その中から永遠の定番ともいうべき、セッション録音のベートーヴェ
ン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーのセッション録音を中心に、
ヴァントがRCAに残したレパートリーをCD28枚に網羅した究極のボックス・セ
ットです。
ドキュメンタリーと生涯最後のロング・インタビューを収録したDVD付き。
「レナード・バーンスタイン-ザ・シンフォニー・エディション」と同様の、
LPサイズのボックスに収納。大判の32ページ解説書付き。解説書には、世界初
公開となるヴァント手書きの編集指示メモ(抜粋)が掲載されています。


8869192295-2 6枚組 ¥3200
初回生産限定盤
[ギュンター・ヴァント生誕100年・没後10年記念リリース]
ブルックナー:交響曲選集/ベルリン・フィル
アントン・ブルックナー
【Disc1】交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」[1878/80年稿](68:40)
【Disc2】交響曲第5番変ロ長調[原典版](76:52)
【Disc3】交響曲第7番ホ長調[原典版(ハース版)](66:38)
【Disc4&5】交響曲第8番ハ短調[1890年第2稿(ハース版)](89:07)
【Disc6】交響曲第9番ニ短調[原典版](61:59)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ギュンター・ヴァント
[録音]1996年1月12日-14日(第5番)、1998年9月18日&20日(第9番)、
1998年1月30日、31日&2月1日(第4番)、1999年11月19日-21日(第7番)、
2001年1月19日-22日(第8番)、
ベルリン、フィルハーモニーでのライヴ・レコーディング
文字通り「最後の巨匠」であったギュンター・ヴァント最晩年の名声を決定付
けた、1996年から2001年にかけて録音されたベルリン・フィルとの名盤、ブル
ックナーの交響曲集(第4番・第5番・第7番・第8番・第9番)を海外盤では初め
てボックス・セット化。これらは長命だったヴァントの長い録音歴の中でも、
演奏・録音のクオリティ双方が最も高いもので、発売以来累計15万枚以上のベ
ストセラーとなっているほか、交響曲第4番は1998年度レコード・アカデミー
大賞を、第9番は1999年のレコード・アカデミー賞(交響曲部門)を受賞してい
ます。巨匠の辿りついた深い境地を、ベルリン・フィルが強靭なアンサンプル
で具現化していく決定的名演ばかりです。




<Onyx>
ONYX 4088 ¥2180
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271《ジュノム》
ソフィー・パチーニ(ピアノ)、
ラドスラフ・スルク(指揮)
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団
あのマルタ・アルゲリッチが「かつての自分を見ているようだ」と大絶賛する
ピアノ界の新星、ソフィー・パチーニのデビュー・レコーディング!
イタリア人の文学教授の父とドイツ人医師の母を持つ1991年ミュンヘン出身の
ソフィー・パチーニ。2000年にハイドンの「ピアノ協奏曲ニ長調」でデビュー
を果たし、2002年(11歳!)からはザルツブルクのモーツァルテウムでカール=
ハインツ・ケメリングに師事するなど、早くから天賦の才を発揮してきたパチ
ーニに大きな転機が訪れる。2010年にパチーニが弾いたリストの「ピアノ・ソ
ナタ ロ短調」を直接聴いていたアルゲリッチがこの若き才能に惚れ込み、自
身が主宰するルガーノ音楽祭へ招待したのである!
ルガーノ音楽祭で大成功を収めたパチーニのデビュー・レコーディングは、
シューマンの「ピアノ協奏曲」とモーツァルトの「ジュノム」。
アルゲリッチが激賞する新星ソフィー・パチーニのサクセス・ストーリーは始
まったばかり。要注目の逸材の登場です!





<Clarinet Classics>
CC 0065 ¥2180
カユザック:クラリネット作品全集 ――
コンチェルティーノ(世界初録音)
セヴェンヌ地方のパストラール(クラリネットと弦楽のための/世界初録音)
アルルカン/カンティレーヌ/オック地方の歌による変奏曲
エチュード(世界初録音)/田舎の老人の旋律による幻想的変奏曲
古典形式によるソナタ第1番(世界初録音)
古典形式によるソナタ第2番(世界初録音)
セヴェンヌ地方のパストラール(クラリネットとピアノのための)
フィリップ・キュペール(クラリネット)、
クリスティーヌ・ラニエル(ピアノ)、
フィリップ・オリヴィエ・ドゥヴォー(クラリネット)、
ル・ヴィルテュオーズ・オペラ・パリ
20世紀フランスを代表するクラリネット奏者であると同時に作曲家でもあった
ルイ・カユザック(1880-1960)の世界初録音を含むクラリネット作品全集!
ニールセンの「クラリネット協奏曲」を初めて録音したクラリネット奏者とし
ても有名なカユザックのクラリネット作品はどれも旋律が「美しい」。
パリ国立歌劇場管弦楽団の首席クラリネット奏者、フィリップ・キュペールの
洗練されたサウンドと安定したテクニックが、"作曲家カユザック"再興の大き
な力となる。2002年2月24日の録音。

CC 0064 ¥2180
R.R.ベネット:クラリネット作品集 ――
デュオ・コンチェルタンテ/無伴奏クラリネット・ソナチナ
トロバドゥールの音楽/シェーナIII/クラリネット五重奏曲
バス・クラリネット・ソナタ/旅のノート
バラード - シャーリー・ホーンの追憶に
ヴィクトリア・ソームズ・サメク(クラリネット&バス・クラリネット)、
マイケル・ベル(ピアノ)、
インスピリティ弦楽四重奏団、イースト・ウィンズ
クラシック、映画音楽、ジャズなど幅広いフィールドで活躍する英国楽壇の重
鎮リチャード・ロドニー・ベネット(1936-)の75歳記念リリース。
16歳で初のクラリネット作品を完成させたR.R.ベネットは現在もクラリネット
のための音楽を書き続けており、「デュオ・コンチェルタンテ」と「トロバ
ドゥールの音楽」は2009年に書き上げられた新作である。2010年7月の録音。





<LIR Classics>
LIR 024 ¥1780
天には栄え - トラディショナル・キャロル集 ――
天には栄え/ディンドン!高らかに/ダヴィデのむらに/きよしこの夜
もろびとこぞりて/ああベツレヘムよ/世の人忘るな/冬のさなかに
まぶねの中で/御空をはせ行く/おやすみ
シー・クリスマス・オール・アラウンド・アズ・シャイン/牧人羊を
神の御子は今宵しも
キングズ・リン・フェスティヴァル・コーラス、マルディ・ブラス、
アレクサンドラ・サンダース(ソプラノ)
トム・アップルトン(指揮)
イギリスの「金管五重奏+合唱」が贈るクリスマス・アルバム。アレンジはマ
ルディ・ブラスのメンバー、アダム・ウルフとエドワード・マックスウェルが
担当しており、金管五重奏の活躍ぶりが光る。2011年1月の録音。





<Christophorus>
CHE 0168-2 ¥1250
マジェスティック・トランペット ――
ヘンデル:組曲ニ長調《ウォーターピース》/テレマン:協奏曲ニ長調
ティーメ:8声のソナタ ハ長調/シュネル:協奏曲第5番ニ長調
ファッシュ:8声の協奏曲ニ長調、協奏曲ホ長調
エンドラー:7声の協奏曲ヘ長調
エドワード・タール(トランペット)、フランツ・リスト室内管弦楽団
アメリカの伝説的トランペット奏者、アドルフ・ハーセス、ロジャー・ヴォア
ザンに師事し、スイスのバーゼルではバロックとモダン両方の指導にあたって
きたアメリカのトランペット奏者エドワード・タール。
バロックとモダンの両方に精通するエドワード・タールは、アメリカ・トラン
ペット音楽界におけるバロック&ロマン派音楽のパイオニア的存在である。
1989年の録音。

CHE 0165-2 ¥1250
プレトリウス:待降節とクリスマスの音楽 ――
輝く暁の星、いと美しきかな/いざ来ませ、異邦人の救い主よ
慈悲深き神のごとく/高き空より我は来たり/目覚めよと呼ぶ声あり
もろびと声あげ/イエス・キリスト、汝ほめ讃えられよ
イザーク・アンサンブル・ハイデルベルク、
フランクフルト・ルネサンス・アンサンブル
ドイツの音楽一族プレトリウス家で最も高名な音楽家、ミヒャエル・プレトリ
ウス(1571-1621)が待降節とクリスマスのために作曲した宗教作品の数々。
独唱、ヴォーカル・コンソート、合唱、器楽合奏を適材適所に用いるプレトリ
ウスの優れた作曲技法が発揮されている。1993年の録音。

CHE 0166-2 ¥1250
グレゴリオ聖歌集 - 待降節とクリスマス
ミュンスターシュヴァルツァハ修道院聖歌隊、
ゴーデハルト・ヨッピヒ(指揮)
9世紀頃に創設されたと伝わるベネディクト会のミュンスターシュヴァルツァ
ハ修道院の聖歌隊が歌うグレゴリオ聖歌集。
ベネディクト会の伝統的なスタイルに則り、待降節とクリスマスのための聖歌
が選ばれている。1979年の録音。

CHE 0167-2 ¥1250
まぶねのかたえに我は立ちて - ドイツのクリスマス・キャロル集
ヴュルツブルガー・ヴォーカル=ゾリステン、ヘルベルト・ロート(指揮)
ドイツ、ミュンヘン州ヴュルツブルクのヴォーカル・アンサンブルが歌うドイ
ツのクリスマス・キャロル集。1984年の録音。





<Footprint>
FRCD 060 ¥2300
けがれなき薔薇 - 北欧のクリスマス ――
ボンド:主への道を準備せよ/ハーン:Nu vantar hela jorden
オルソン:降臨節/リードホルム:マリアの子守歌
シクステン:マリアの子守歌/クヴェルノ:聖体拝領のキャロル
オルソン:神の子が生まれ
イェイロ:おお, 大いなる神秘、一輪のばらが咲いた
シクステン:かくも麗しきバラは/サンドストレム:おお, 大いなる神秘
アルヴェーン:クリスマスの歌/ウィデーン:海と岸の上に光が
ヌードクヴィスト:クリスマス、クリスマス、輝かしいクリスマス
オルソン:ダヴィデ詩篇121番
ソフィア・ヴォーカルアンサンブル、ベンクト・ウッレーン(指揮)
ソフィア・ヴォーカルアンサンブルは、スウェーデンの合唱指揮者ベンクト・
ウッレーンが1995年に創設したスウェーデンンの伝統的な合唱をルーツとする
合唱団。
北欧の伝承曲と新しいクリスマス音楽は、聖母マリアとキリストの誕生がテー
マ。2011年2月の録音。

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11-12 No.2

2011年12月02日 20時11分39秒 | Weblog
<Mandarin Records>
MR-0911-1 ¥2300
デボラ・ヘンリクソン - シンプリー・クリスマス ――
バスク民謡:天使ガブリエル/チェコのキャロル:ロッキング
イギリス民謡:世の人忘るな
ヌードクヴィスト:クリスマス、クリスマス、輝かしいクリスマス
イギリス民謡:柊と蔦/シベリウス:クリスマスの歌
アイルランド民謡:すべての良き人/イギリス民謡:コヴェントリー・キャロル
アパラチア民謡:何故にイエスは/イギリス民謡:明日は私の踊りの日
中世のバラード:チェリー・ツリー・キャロル
15世紀伝承曲:かくも麗しきバラは
リリェフォシュ:Det stralar en stjarna
黒人霊歌:幼子イエス、聖母マリア、星を見よ/バスク民謡:歌え子守歌を
シューベルト:アヴェ・マリア/モール:きよしこの夜
デボラ・ヘンリクソン(ヴォーカル&アパラチアン・ダルシマー)、
ヤン・ビューロー(ピアノ)
イエテボリ大学で音楽を学び、現在はスウェーデンで活動するアメリカの女声
ヴォーカル、デボラ・ヘンリクソンが歌うクリスマス・プログラム。
アパラチア山脈が発祥の撥弦楽器アパラチアン・ダルシマーの弾き歌いなど、
シンプルでストレートな演奏が印象的。




<MUSICAL CONCEPTS>
MC 114 ¥800
ドヴォルザーク(ニコラス・イングマン編):
弦楽セレナード ホ短調 op.22(八重奏版)
ヴァイオリンとピアノのためのソナティナ ト長調 op.100
管楽セレナード ニ短調 op.44
ヨゼフ・スーク(リーダー、Vn) 
カメラータ・ノヴァ・プラハ、チェコ九重奏団のメンバー

MC 142 ¥1080
クリストファー・ボール:チェロのための作品集
Cello Concerto No. 1 Emerald Concert Orchestra
Song Without Words Yoko Misumi(piano)
Roundelay Yoko Misumi(piano)
Close of the Day Yoko Misumi(piano)
Scarborough Fair Yoko Misumi(piano)
The Star of the County Down Yoko Misumi(piano)
Brigg Fair Yoko Misumi(piano)
Bonnie Dundee / The Water Is Wide Yoko Misumi(piano)
For Stjepan(cello solo)
ステパン・ハウザー(VC)

MC 143 ¥1080
クリストファー・ボール:ホルン&オーボエ協奏曲集
Horn Concerto Tim Thorpe(horn)
In the Yorkshire Dales
Roger Armstrong(flute), Paul Arden-Taylor(oboe)&
Leslie Craven(clarinet)
On a Beautiful Day
Roger Armstrong(flute), Paul Arden-Taylor(oboe)&
Leslie Craven(clarinet)
Oboe Concerto Paul Arden-Taylor(oboe)
Celtic Moods
Roger Armstrong(alto flute)& Paul Arden-Taylor(cor anglais)
Invocations of Pan for solo flute
Jonathan Burgess(flute)
A Summer Day
Roger Armstrong(flute)& Paul Arden-Taylor(oboe)




<WALHALL>
WLCD0339 2枚組 ¥1750
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
フェルナンド・コレナ(フィガロ)
エリーザベト・ゼーダーシュトレーム(スザンナ)
エルネスト・ブランク(アルマヴィーヴァ伯爵)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(伯爵夫人)
テレサ・ベルガンサ(ケルビーノ)
ジョルジォ・タデオ(バルトロ)
エッダ・ヴィンチェンツィ(マルチェリーナ)
ユーグ・キュエノー(バジリオ)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
フィルハーモニア管弦楽団、合唱団
1961年2月6日 ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ録音
素晴らしいキャスト。多少録音年代の古さを感じさせますが、良い音質です。
有名な1959年EMIへのセッション録音と比べてライヴ特有の熱の感じられる
演奏です。

WLCD0340 2枚組 ¥1750
1961年NHKイタリア歌劇団特別公演 プッチーニ:歌劇「トスカ」
レナータ・テバルディ(トスカ)
ジャンニ・ポッジ(カヴァラドッシ)
ジャン・ジャコモ・グェルフィ(スカルピア)
シルヴァーノ・パリューカ(アンジェロッティ)
アルトゥーロ・バジーレ指揮
NHK交響楽団、東京放送合唱団、NHKイタリア・オペラ合唱団 他
1961年10月22日 東京文化会館でのライヴ録音
NHKイタリア歌劇団特別公演
とても良い音質です。
この商品含め、このレーベルはイギリスの著作権管理団体であるMCPS
(MECHANICAL RIGHT SOCIETY)への申請を行い、許諾を得て発売に至っている
正規盤です。


WLCD0353 2枚組 ¥1750
モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」
フリッツ・ヴンダーリヒ(ベルモンテ)
アンネリーザ・ローテンベルガー(コンスタンツェ)
レナーテ・ホルム(ブロント)
エウゲニオ・ヴァローリ(ペドリロ)
クルト・ベーメ(オスミン)
ハインツ・ヴァルベルク指揮
コロン劇場管弦楽団、合唱団
1961年9月8日 ブエノス・アイレス、コロン劇場でのライヴ録音。
旧MYTO MDCD012241 他から発売あり。
良い音質です。





<MYTO HISTRICAL>
MYTO 289 4枚組 ¥3380
ワーグナー:楽劇「パルジファル」1961年
ジェス・トーマス(パルジファル)
アイリーン・ダラス(クンドリー)
ジョージ・ロンドン(アルフォンタス)
ルートヴィヒ・ヴェーバー(ティトゥレル)
ハンス・ホッター(グルネマンツ)
グスタフ・ナイイトリンガー(クリングゾール)
ニールス・メーラー(第1の聖杯騎士)
デイヴィッド・ウォード(第2の聖杯騎士)
小姓:クラウディア・ヘルマン、ルート・ヘッセ、
ゲルハルト・シュトルツェ
ゲオルク・パスクーダ
花の乙女たち:グンドゥラ・ヤノヴィッツ、アニア・シリア、
クラウディア・ヘルマン
ドロテア・ジーベルト、リタ・バルトス、ルート・ヘッセ
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1961年 バイロイトでのライヴ録音
GOLDENMELODRAM GM1.0049 他から発売あり。
カタログの穴を埋めるアイテム。待望の名演復刻です。
素晴らしいキャスト。高い評価を得ている名盤です。とても良い音質です。

MYTO 291 3枚組 ¥2780
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」 1961年
ヨーゼフ・グラインドル(領主へルマン)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(タンホイザー)
ディートリッヒ・フィッシャーディースカウ(ヴォルフラム)
ゲルハルト・シュトルツェ(ワルター)
フランツ・クラス(ビテロルフ)
ゲオルグ・パスクタ(ハインリッヒ)
テオ・アダム(ラインマル)
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(エリーザベト)
グレース・バンブリー(ヴェーヌス)
エルザ・マルグレーテ・ガルデッリ(牧童)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1961年 バイロイトでのライヴ録音
旧MYTO MDCD93277 他から発売あり。
カタログの穴を埋めるアイテム。待望の名演復刻です。
素晴らしいキャスト。高い評価を得ている名盤です。良い音質です。

MYTO 293 3枚組 ¥2780
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」 1961年
レジーヌ・クレスパン(ジークリンデ)
フリッツ・ウール(ジークムント)
ゴットローブ・フリック(フンディング)
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)
ジェローム・ハインズ(ヴォータン)
レジーナ・レズニク(フリッカ)
ルドルフ・ケンぺ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1961年7月27日 バイロイトでのライヴ録音
旧MYTO MDCD974164 他から発売あり。
カタログの穴を埋めるアイテム。待望の名演復刻です。
高い評価を得ている名盤です。とても良い音質です。




<ACOUSENCE>
ACOCD11111 2枚組 ¥2380(1枚価格)
シュテファン・ホイケ :「ニコラウス・グロス NIKOLAUS GROSS」
独唱、合唱、オルガン、管弦楽のためのオラトリオ(4部構成) op.62
カロリーネ・メルツァー(ソプラノ)
ティルマン・リヒディ(テノール)
セバスティアン・ノアーク(バリトン)
サミ・ルッティネン(バス)
グラハム・ジャクソン指揮
デュイスブルグ・フィルハーモニカ
デュイスブルグ・フィルハーモニカ合唱団、エッセン大聖堂少女合唱団
2011年10月6-8日 デュイスブルグ、メルカトル・ホールでの録音
シュテファン・ホイケ(Stefan Heucke)は1959年生まれのドイツの作曲家。
管楽器を使った作品が多く、既に多くのスコアが発売されています。
この作品は暗く暗示的な現代音楽ではありますが、ストーリー性を持つ歌詞が
音楽に一定の方向を与えており、最後の感動的なコラールに至るまで難解な
印象は持ちえません。 演奏時間計:89分10秒
元カトリック労働組合指導者として反ナチスの声を上げ民衆を導いたニコラウ
ス・グロスは1944年におきたヒトラー暗殺計画「ヴァルキューレ計画」(未遂)
の首謀者の1人として捕らえられ(実際には、この陰謀の準備と実行には関与し
ていないとの説もあります)反逆者として1945年1月に絞首刑にされました。
この作品は、彼の宗教的使命感から民衆を導いた激動の人生をニコラウス・グ
ロスと妻エリザベトとの語りかけ(歌)や多くの声(合唱)を通して描き出してい
ます。台本は作曲家シュテファン・ホイケとその兄弟で歴史家であるクレメン
ス・ホイケにより書かれました。この曲はエッセンの司教区から委託され作曲
されました。




<VISTA VERA>
VVCD 00231 ¥1550
ハイドン(1732-1809):弦楽四重奏曲第66番ト長調 Op.77 No.1 Hob.III:81(*)
フランク(1822-1890):ピアノ五重奏曲ヘ短調(1879)(+)
ボリショイ劇場弦楽四重奏団
イサーク・ジュク(第1ヴァイオリン) 
ボリス・ヴェリトマン(第2ヴァイオリン)
モリス・グルヴィチ(ヴィオラ) イサーク・ブラフスキー(チェロ)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ(+))
録音:1949年(+)/1956年5月17日(*)

VVCD 00232 ¥1550
オーケストラ・ヴィルトゥオーゾ 
サクソフォン-レフ・ミハイロフ(1936-2002)
グラズノフ(1865-1936):
サクソフォン協奏曲変ホ長調 Op.109(*)
サクソフォンのための四重奏曲変ロ長調 Op.109(+)
ヒンデミット(1895-1963):
アルトフレンチホルンまたはアルトサクソフォンとピアノのための
ソナタ変ホ長調(1943)(#)
ドミートリー・スミルノフ(1948-):
蜃気楼(4つのサクソフォンのための5つの小品)(**)
ジャニーヌ・リュエフ(1922-1999):
サクソフォンの四重奏のための協奏曲ニ長調(**)
レフ・ミハイロフ(ソプラノサクソフォン(*/+/**)、アルトサクソフォン(#))
アレクサンドル・オセイチュク(アルトサクソフォン(+/**))
ユーリー・ボロンツォフ(テナーサクソフォン(+))
アレクセイ・ナバトフ(テナーサクソフォン(**))
ヴラジーミル・エリョーミン(バリトンサクソフォン(+/**))
アレクセイ・ナセトキン(ピアノ(#))
モスクワ放送交響楽団ソリスト・アンサンブル(*)
コレクサンドル・コルネーエフ(指揮(*))
録音:1979、1980年
レフ・ミハイロフはモスクワ放送交響楽団、ボリショイ劇場管弦楽団、
ソヴィエト国立交響楽団のクラリネットおよびサクソフォン奏者、モスクワ音
楽院教授を務めました。

VVCD 00234 2枚組 ¥2980
J・S・バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集第1巻&第2巻 から 24の前奏曲とフーガ
BWV846, 847, 848, 849, 874, 875, 876, 853, 854, 879, 880, 881,
858, 859, 884, 861, 862, 887, 888, 889, 866, 867, 892, 893
ユーリー・ボグダーノフ(ピアノ)
録音:2006年
ユーリー・ボグダーノフ(1972年生まれ)はモスクワ音楽院でタチアナ・ニコラ
ーエワ、アレクセイ・ナセトキン、ミハイル・ヴォスクレセンスキーに師事し
たロシアのピアニスト。

VVCD 00235 ¥1550
ハープのための音楽
C・P・E・バッハ(1714-1788)/
マルセル・グランジャニー(1891-1975)編曲:ハープ・ソナタ ト長調 H.563(*)
ヘンデル(1685-1759)/マルセル・グランジャニー編曲:
前奏曲ニ短調 HWV564(+)/トッカータ ト短調 HWV586(+)
ヴィヴァルディ(1678-1741)/アリスティード・フォン・ヴュルツラー編曲:
ハープと弦楽のための協奏曲ニ長調(#)
アルブレヒツベルガー(1736-1809):
ハープ、フルートとチェロのためのパルティータ ハ長調(**)
ヒナステラ(1916-1983):ハープ協奏曲 Op.25(++)
エミリア・モスクヴィチナ(ハープ(++以外))
マリア・モスクヴィチナ(ハープ(++))
ヴァレンチン・ズヴェレフ(フルート(**))
アレクサンドル・ゴトゲリス(チェロ(**))
モスクワ放送交響楽団(#/++)
ヴラジーミル・フェドセーエフ(指揮(#/++))
録音:1990年(+/**)/1995年(#)/2000年(*)/2001年、
チューリヒ、トーンハレ、ライヴ(++)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(1963-1987)、モスクワ放送交響楽団
(1987-)の首席ソリストを務め、2011年時点でモスクワ芸術アカデミーおよび
モスクワ音楽院教授を務めるハープ奏者、エミリア・モスクヴィチナの名演集。
ヒナステラのみ娘のマリアが演奏しています。

VVCD 00236 ¥1550
ヤコフ・フリエール Vol.1 1946-1947年の録音から
J・S・バッハ(1685-1750)/サムイル・フェインベルク(1890-1962)編曲:
ラルゴ(オルガンのためのトリオ・ソナタ第5番 BWV529 より)(*)
J・S・バッハ/ブゾーニ(1866-1924)編曲:シャコンヌ
(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004 より)
ブラームス(1833-1897):
6つの小品 Op.118 から 間奏曲イ長調(No.2)/4つのワルツ Op.39
アルベニス(1860-1909):
スペイン組曲 Op.47 から グラナダ/スペインの歌 Op.232 から コルドバ
ショパン(1810-1849):
夜想曲ホ長調 Op.62 No.2/夜想曲嬰ヘ短調 Op.48 No.2
マズルカ イ短調 Op.17 No.4(*)/マズルカ変イ長調 Op.50 No.2(*)
ポロネーズ嬰ヘ短調 Op.44
ヤコフ・フリエール(ピアノ)
録音:1946年(*)/1947年(*以外)

VVCD 00237 ¥1550
ヤコフ・フリエール Vol.2 1946-1948年の録音から
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899)/
アルフレート・グリュンフェルト(1852-1924)編曲:
オペレッタ「こうもり」のワルツの主題によるパラフレーズ(+)
ワーグナー(1813-1883)/リスト編曲:
オペラ「タンホイザー」より ヴォルフラムのロマンス(#)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より イゾルデの死(#)
リスト(1811-1886):
慰め(コンソレーション)第3番 S.172 No.3(#)
詩的で宗教的な調べ S.173 から 葬送(No.7)(#)
超絶技巧練習曲集 S.139 から 第10番ヘ短調,第12番イ長調「吹雪」(*)
ピアノ協奏曲第2番イ長調 S.125(**)
ヤコフ・フリエール(ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団(**)
ニコライ・アノーソフ(指揮(**))
録音:1946年(*)/1947年(+)/1948年(#)
1948年5月26日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(**)
ヤコフ・フリエールはモスクワ音楽院でコンスタンチン・イグムーノフに師事
したユダヤ系ソヴィエト(ロシア)のピアニスト。リヒテル、ギレリス、ベルマ
ンらに匹敵する実力と人気の持ち主でしたが、西側での華々しい活躍の前に亡
くなってしまい、旧共産圏以外では「幻の巨匠」となってしまいました。シュ
ーマン、ショパン、リスト、ブラームス、ラフマニノフ等のロマン派音楽を得
意とし、モスクワ音楽院教授としてロジオン・シチェドリン、ヴィクトリア・
ポストニコワ、ミハイル・プレトニョフ、レフ・ヴラセンコ、ベーラ・ダヴィ
ドヴィチらを輩出しました。

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11-12 No.1

2011年12月01日 13時11分22秒 | Weblog
<Channel Classics>
CCSSA 32112(SACD-Hybrid) ¥2580
ストラヴィンスキー:
バレエ音楽《春の祭典》/バレエ組曲《火の鳥》(1919年版)
ロシア風スケルツォ/タンゴ
イヴァン・フィッシャー(指揮)、ブダペスト祝祭管弦楽団
ポリリズムとポリトーナル(多調)の融合、バーバリズム(原始主義)を採り入れ
ることにより、瞬く間に音楽の世界を変えたストラヴィンスキー。聴き手に驚
きと新発見をもたらす鬼軍曹イヴァン・フィッシャーの意外性に富んだ解釈、
ブダペスト祝祭管弦楽団が誇る世界トップクラスの管打楽器セクションなど、
ストラヴィンスキー・プログラムで最大限に発揮される両雄の持ち味と個性が
非常に楽しみ。
録音:2010年12月、ブダペスト芸術宮殿(パレス・オヴ・アーツ)





<Australian Eloquence>
4805370 ¥900
ベートーヴェン:
1.弦楽四重奏曲第9番ハ長調Op.59-3《ラズモフスキー第3番》
2. 同 第10番変ホ長調Op.74《ハープ》
アマデウス四重奏団
録音:1987年 ロンドン
1987年の中頃に計画された名門アマデウス四重奏団の2度目となるベートー
ヴェン全集は完成をみることなく、彼らの最後の録音になりました。ヴィオラ
の ペーター・シドロフの死によって、39年の活動に終止符が打たれたのです。
ここに収録された2曲は、いずれもベートーヴェン中期を代表する名曲で、
デッカではおなじみのロンドン聖バルナバ教会で収録された高音質録音です。
《ハープ》の第1楽章冒頭から音色は美しさを極めており、《ラズモフスキー
第3番》でも構成感に富んだ音楽作りの中で入念に歌い込んだアンサンブルを
構築しています。

4804763 ¥900
フォーレ:
1.レクイエムOp.48
2.《ペレアスとメリザンド》Op.80-付随音楽
3.《ペネロペ》前奏曲
4.《マスクとベルガマスク》Op.112組曲
スザンヌ・ダンコ(ソプラノ)ジェラール・スゼー(バリトン) 
トゥール・ド・ペイルス合唱団 
スイス・ロマンド管弦楽団 
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1955年(1)、1961年(2-4) 以上ジュネーヴ
スザンヌ・ダンコ、ジェラール・スゼーという2人の名手を擁したアンセルメ
会心のフォーレ・レクイエム。死の悲しみとは無縁の明るくピュアな曲想と完
全に一体化した歴史的な名演と言えるでしょう。また、カップリングには1961
年録音のフォーレ作品3曲が収録してあります。

4803780 2枚組 ¥1400
ストラヴィンスキー:
1.バレエ《火の鳥》(全曲)
2.《火の鳥》の録音リハーサル風景
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1968年 ロンドン
当時86歳のアンセルメが、死のわずか3ヵ月前に収録した最期の録音。ストラ
ヴィンスキーと親交の深かったアンセルメが、慈しむような指揮で有終の美を
飾ったメモリアル盤です。また、この録音に際しての貴重なリハーサル風景も
収録されており、ファン必携のアイテムになっています。

4805619 2枚組
ベートーヴェン:
1.弦楽四重奏曲第13番変ロ長調Op.130
2.大フーガ変ロ長調Op.133
3. 同 第15番イ短調Op.132
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
録音:1982年(3)、1983年(1、2) 以上ロンドン
メンバー・チェンジを経て現在も活躍するイギリスのカルテット、フィッツ
ウィリアム弦楽四重奏団が最初の演奏会を行ったのはメンバーがまだ学生だっ
た1968年、ケンブリッジでのことでした。彼らの名前が一躍有名になったのは、
作曲者本人からも賞賛されたショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲連続演奏に
よってで、演奏会の成功を受け、デッカによりセッション・レコーディングさ
れた弦楽四重奏曲全集は、現在も同曲集最高の演奏のひとつとして高く評価さ
れています。1982-83年に録音されたこのベートーヴェンでも、実に充実した
響きで存分に歌いきって、しかも現代的感覚を失わないのが見事。ロマンティ
ックな味を損わぬギリギリの範囲の厳しいアンサンブルも秀逸です。

4803454 ¥900
ボロディン:弦楽四重奏曲第1&2番
1.弦楽四重奏曲第1番イ長調
2. 同 第2番ニ長調
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
録音:1982年(3)、1983年(1、2) 以上ロンドン
19世紀ロシアの最も重要な室内楽作品の一つに数えられるボロディンの2つの
弦楽四重奏曲。両曲とも緩徐楽章の温かみが絶品なことで定評が高いフィッツ
ウィリアム弦楽四重奏団の名盤が、録音から約30年を経て待望の初CD化です!

4805622 2枚組 ¥1400
シューベルト:
1.シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D.956
2.ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
3.ヴォルフ:イタリア風セレナード
フィッツウィリアム弦楽四重奏団 
クリストファー・フォン・カンペン(1:チェロ)
アラン・ハッカー(2:クラリネット)
録音:1979年(2)、1981年(1、3) 以上イギリス
ゲストに名手カンペンを迎えた切り込みの鋭いシューベルト。イギリス・クラ
リネット界の大御所、アラン・ハッカーの充実のソロが光るブラームス。そし
てキメの細かい音の綾が絶品なヴォルフ。いずれも同曲のベストの一角をなす
名演中の名演ばかりです!




<VIRGIN CLASSICS>
VC-6785162(初回生産限定盤) ¥1650
網代とじ CDサイズブックレットスタイル 
64ページ・ブックレット 英、仏、独、西語歌詞・解説付き
VCW-0709502(通常盤) ¥1580
ジュエル・ボックス、44ページ・ブックレット
(英、仏、独、西語の歌詞・解説付き)
ピアソラ:迷子の小鳥たち-南米の音楽
1.Duerme Negrito おやすみネグリート(アルゼンチンのポピュラー伝統音楽)
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
2.Alfonsina y el Mar (zamba) アルフォンシーナと海(ラミレス)
ルチッラ・ガレアッツィ
3.Montilla (ベネズエラのポピュラー伝統音楽)
ルチアーナ・マンチーニ
4.Parajo Campana(Polca) 鐘つき鳥(パラグアイのポピュラー伝統音楽)
リンカン・アルマーダ、クイト・ガート
5.Los Pajaros perdidos 迷子の鳥たち (ピアソラ)
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
6.Pajarillo Verdi  緑の小鳥 (ベネズエラのポピュラー伝統音楽)
ルチアーナ・マンチーニ
7.Isla Saca(Polca)イスラ・サカ (パラグアイのポピュラー伝統音楽)
リンカン・アルマーダ、クイト・ガート
8.Le embarazada de viento (Ramones)
ルチアーナ・マンチーニ
9.Zamba para no morir 死なないためのサンバ 
(ハムレット・リマ=キンターナ
ヴィンチェンツォ・カペツート
10.Ay! Este axul (Pancho Cabral, Quito Gato, Christina Pluhar)
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
11.El Currucha(Juan Bautista Plaza/Quito Gato)
ヴィンチェンツォ・カペツート、ルチアーナ・マンチーニ
12.Caballo Viejo&Alma Llanera 年老いた馬&平原の魂
(ベネズエラのポピュラー伝統音楽)
リンカン・アルマーダ、クイト・ガート
13.La Cocoroba(Jorpo oriental)
(,Luis Mariano Rivera/Quito Gato/Christina Pluhar)
ヴィンチェンツォ・カペツート
14.Zamba del Chaguanco チャウアンコのサンバ
(アントニオ・ネラ・カステラ)
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
15.Como un pajaro libre 自由な鳥のように(Adela gleijer)
ヴィンチェンツォ・カペツート
16.Como la Cigarra(Maria Elena Walsh/Quito Gato/Christina Pluhar)
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)、ラケル・アンドゥエザ
17.Ojito de Agua オヒート・デ・アグア(ドミンゲス)
ラウル・オレラーナ
18.Polo margariteno(ベネズエラのポピュラー伝統音楽)
ルチアーナ・マンチーニ
19.Fandango ファンダンゴ(アントニオ・ソレール)
サラ・リディ
20. Besame mucho べサメ・ムーチョ(コンスエロ・ベラスケス)
ラケル・アンデゥエザ
演奏:クリスティーナ・プルハール(アルパ)、ラルペッジャータ他
プルハール率いるラルペッジャータが人気カウンターテナー、ジャルスキー他
多彩なゲストを迎えて取り組んだ、南米音楽プロジェクト。
17世紀から今日までの南米の音楽に独自のアプローチで挑んだ話題盤。
南米の楽器、クアトロやバンドリン、チャランゴなどを使い、スリリングな
音楽のフュージョン・スタイルを展開。




<idaleaudience>
30 78944(Blu-ray) ¥4250
字幕(ボーナス):英仏独
ショパン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ホ短調
(2)同第2番ヘ短調
ギャリック・オールソン(Pf)、
アントニ・ヴィト(指)ワルシャワ・フィル
[録音:2009年/ワルシャワ・フィルハーモニー]
+ボーナス:「ショパンの芸術」
(ジェラール・カイヤー監督、出演ギャリック・オールソン、
ベラ・ダヴィドヴィチ、エフゲニー・キーシン、
ピョートル・アンデルシェフスキ、ユジャ・ワン)
2010年8月にDVD発売した名盤のブルーレイ盤化。ショパン生誕200年を記念し
て制作された映像で、ドキュメンタリーとコンサートのライヴ映像からなりま
す。ドキュメンタリーにはキーシン、アンデルシェフスキ、ユジャ・ワン、
ギャリック・オールソン、ベラ・ダヴィドヴィチら大物ピアニストが出演。
またアルトゥール・ルービンシュタインのお宝映像や、アルゲリッチ、ツィ
メルマン、キーシンらの若かりし頃の映像とショパンに対する彼らの感性を
示しています。
コンサート映像は1970年ショパン国際ピアノコンクールの覇者ギャリック・
オールソンがショパンの2篇のピアノ協奏曲をワルシャワ・フィルと共演。
ますます高画質となり、ショパンの芸術を存分に堪能できます。





<EUROARTS>
20 58678(DVD-Video) ¥2900
オリジナル言語:英語
字幕:独仏西
クラウディオ・アラウ80歳誕生日リサイタル
(1)ベートーヴェン:ピアノソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
(2)同:ピアノソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
(3)ドビュッシー:水の反映
(4)リスト:エステ荘の噴水
(5)同:バラード第2番ロ短調
(6)ショパン:スケルツォ第1番ロ短調Op.20
クラウディオ・アラウ(Pf)
監督:ピーター・ローゼン
[収録:1983年2月6日/エイヴリー・フィッシャー・ホール(ニューヨーク)]
20世紀最大の巨匠ピアニストのひとりクラウディオ・アラウが80歳の誕生日
にニューヨークで行ったリサイタルの映像。アラウの映像をDVD化したシグナ
チャー・パフォーマンス・シリーズの第4巻で完結篇。かつてフィリップスか
らレーザーディスクで発売されていましたが、長らく入手困難となっていま
した。アラウの演奏は枯淡の芸というべき滋味あふれるもので、一音一音が
しみじみと心に沁みます。正座して拝聴したい、あたかも高僧の法話を聴く
ようなありがたい気持ちになれる超俗的芸術と申せましょう。リストの作品
での技巧もしっかりしていて、巨匠の技を披露してくれます。




<ALIA VOX>
AVSA 9888(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥4750
「我らが海」
[CD 1]
1「一株のヘンルーダを」[モロッコ]
2「サルタレッロ」(聖母マリアの頌歌集 カンティガ)[スペイン]
3「時間の歌」[ヘブライ]
4「カガウスキ」(カヴァル、モリスカと打楽器)[トルコ]
5「アマジグの子守唄」(歌とウード)[モロッコ]
6「1時に私は生まれ」[セファラード]
7「ウスクダル」[トルコ]
8「トルコ艦隊は」[セファラード]
9「ラモレデル」[レバノン]
10「天空の星々」[セファラード]
11「アンゲリ、クルディ・ペシュレフ」[ギリシャ]
12「われらが主なる神」[セファラード]
13セリム3世:ペセンディーデ「サズ・セマーイー」(1800)[オスマン・トルコ]
14ヘブライ語の子守唄「眠れ、眠れ、私のかわいい娘」[エルサレム]
[CD 2]
1「カーヌーン・インプロ(ハカン)」[トルコ]
2「門の入口に」[イスラエル]
3「セント・ヘレナにて」[セファラード]
4「アンダルシアの子守唄」[アンダルシア]
5「とても早起きな王様は」(器楽曲)[セファラード]
6「幸福の音楽」[モロッコ]
7エスタンピータ(笛、打楽器)[イタリア]
8子守唄「眠りなさい、私の赤ちゃん」[ギリシャ]
9「鳥の歌」(器楽曲)[カタロニア]
10「祈り」[イスラエル]
11タクシームとマカーム「ラースト・ムラッサ」[トルコ]
12「三大元素、アレフ(気、1)、メム(水、40)、シン(火、300)
(「創造(形成)の書」よりカバラ的文章)」[セファラード]
13「導入曲とブルガリアの舞曲」[ブルガリア]
14「我らが海を見つめ(鳥の歌)」(即興)[地中海]
1-12ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXXI、
1-1,5,12,14, 2-4,8,12 モンセラート・フィゲーラス(Vo)
1-1,3,9,14, 2-2,6,10 リオル・エルマレフ(Vo)、
1-7 ギュルソイ・ディンチェル(Vo)、1-12, 2-7 ピエール・アモン(笛)、
1-5 ドリス・エル・マロウニ(ウード)、2-7 ペドロ・エステヴァン(Perc)、
2-14 フェラン・サヴァール(Vo)
年末恒例のCDブック、今回は「地中海」がテーマ。その内容は、表紙の古代ギ
リシャの壺絵が暗示するように、空間的にも時間的にも非常に広範囲にわたっ
ています。
民族と文化の母とも言われる地中海は、各沿岸を太古より結びつけ、様々な民
族の文化交流を促進した媒介でした。また、イスラムの勃興により、北アフリ
カ・小アジア地域と南欧という2つの地域に分かれる前、古代から中世にかけ
ては、一つの独自の文化圏を形成した世界でした。その時代、古代ローマ人が
カルタゴを征服したあたりから、地中海は「われらが海(マーレ・ノストゥル
ム)」と呼ばれるようになりました。
ブローデルや塩野七生の著作で、この地中海世界に親しんでいる方も多いと思
われますが、どうしても政治などが中心になりがち。文化といっても建築や彫
刻までで、バランスよく音楽に親しむ機会は少ないのではないでしょうか。自
らが育った土地や文化を背景とし、古楽という出発点から、音楽を通じて時空
を旅してきたサヴァール。彼の演奏で、この広い地中海世界をバランスよく、
耳から探索することができます。ふんだんに収録されたイラストもその探索の
一助となることでしょう。




<harmonia mundi>
HMU 807486 ¥2500
ターリック・オレガン(b.1978):
Acallam na senorach:an Irish Colloquy
(先人たちの会話:アイルランド人の会話)
Part 1
1. Prologue to Part One 2. The Fian 3. The Spring 4. Recitative
5. Cas Corach 6. Guiter Interlude I 7. The Sid
8. Recitative 9.Niam 10.Bodhran Interlude: Colloquy
Part 2
11. Prologue to Part Two 12. Guitar Interlude II 13. Recitative
14. Cael and Crede 15. Cailte 16. Guitar Interlude III
17. Patrick 18. Recitative19. Fian Paternoster 20. Epilogue
スチュワート・フレンチ(ギター)、
ポール・ヒリアー(指揮)、アイルランド国立室内合唱団
録音:2011年2~3月、オライリー劇場、
ウェックスフォード・オペラハウス(アイルランド)にて
イギリスが誇る注目の作曲家、ターリック・オレガンによる待望の新曲を詰め
込んだアルバムがリリース。CDタイトルのl’Acallam na Senorak(先人たちの
会話)は13世紀前後に書かれたアイルランド最古の書物の1つ。アイルランドの
起源に触れる神秘的な物語に強いインスパイアを受けたオレガンが、2部から
なる壮大な音楽絵巻を練り上げました。古の儀式を思わせる神秘的な太鼓が印
象的なプロローグから、物語の世界へとぐっと引きこまれます。ヒリアー率い
るアイルランド国立室内合唱団の美しい響きによって、古の人々や聖人達の対
話が見事に表現されています。
13世紀音楽に強く影響されたオルガンの音楽は、前衛的でありながらもどこか
中世的な響きを併せ持つ独特なもの。マショーの作品と同時収録されたオルガ
ン・コンソートのCD(HMU 807469)では、オレガンの音楽は古楽愛好家達からも
高い評価を受けました。現代音楽に馴染みのない方にとっても聴きやすく、現
代音楽愛好家の方にとっては新鮮な魅力にあふれた1枚といえましょう!





<ORFEO D'OR>
ORFEOR 817112 2枚組 ¥4160
R.シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S アリアドネ,プリマドンナ) 
ジェイムズ・キング(T バッカス,テノール歌手)
エディタ・グルベローヴァ(S ツェルビネッタ) 
アグネス・バルツァ(Ms 作曲家) ワルター・ベリー(Bs 音楽教師)
エーリヒ・クンツ(執事長) ハインツ・ツェドニク(T 舞踏教師) 
ゲオルク・ティヒ(Br かつら師)
バリー・マクダニエル(Br ハレルキン) 
クルト・エクヴィルツ(T スカラムッチョ)
マンフレート・ユングヴィルト(Bs トルファルディン) 
ゲルハルト・ウンガー(T ブリゲッラ)
ヒルダ・デ・グローテ(S 水のニンフ) アクセル・ガル(S 木のニンフ) 
ソーナ・ガザリアン(Ms こだま)ほか
カール・ベーム(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1976年11月20日、ウィーン(ライブ)
ORFEOがドエライ音源を発掘してくれました!1976年11月20日に、ウィーン国
立歌劇場でフィリッポ・サンユスト新演出で上演された、R.シュトラウスの
「ナクソス島のアリアドネ」です。指揮は巨匠カール・ベーム。ベームは
1969年にDGにスタジオ録音していますけれど、ウィーンではなくバイエルン
放送交響楽団でした。ウィーンとの演奏は、1977-78年のユニテル制作のオ
ペラ映画や、1944年のウィーン国立歌劇場での公演のライヴ、1954年のザル
ツブルク音楽祭でのライヴなどがありますが、いずれもそれぞれに一長一短
がありました。ベーム全盛期の決定盤というものが待ち望まれていたわけで
すが、そこにこの1976年ウィーン・ライブが登場。その豪華なキャストにはた
だ驚くしかありません。ベームの「アリアドネ」の常連、ヤノヴィッツのタイ
トルロール、キングのバッカス、ベリーの音楽教師に加え、当時メキメキと台
頭していたグルベローヴァのツェルビネッタにバルツァの作曲家、誰も彼もが
歴代最高レベル!そして脇にはツェドニク、ユングヴィルト、エクヴィルツ、
ウンガーら実力派歌手が並び、止めに執事長が往年のウィーンの名バリトン、
クンツ!これは空前絶後でしょう!もちろんベームの指揮の素晴らしさは改め
て言うまでもありません、特殊な性格を持つこの作品の本質をズバリと突いた
至芸。しかもウィーンのオーケストラが絶品、小編成だからこそウィーンの音
色が強い力となっています。聴衆が熱狂するのも当たり前。すべてひっくるめ
て、ここには歌劇場が興奮に包まれた時だけに味わえる奇跡の瞬間に満ち溢れ
ています。
ORF提供の蔵出し音源を使用、もちろんステレオ。1976年のライヴ録音として
は十分良好な音質です。これまでLPやCDでは発売された形跡がない、まった
くの初出音源、その奇跡の名演を存分にお楽しみください!




<Kamprad>
BOOK MAHLER(BOOK) ¥6080
リッカルド・シャイー:序論 
クラウディウス・ベーム:編集者の序論
マーラーのバイオグラフィー
★マーラーのポートレート(1886-1888)
コンスタンチン・フロロス:マーラーの交響曲への道
ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラー
★歴史的文書:プログラム、ビラ、サイン、楽譜
ヴェレナ・グロスクロイツ:マーラーと“マジック・ホルン”
ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラーとその私生活
★マーラーのライプツィヒの住まい
シュテフェン・ヘルド:
マーラーとライプツィヒにおけるユダヤ人のコミュニティー
トーマス・シンケース:シナゴーグとの衝突?
★ポートレート:マーラーと交流のあった人々
ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラー、友情と出会い
ハーゲン・クンゼ:3人のウィーンの紳士
★歴史的風景:マーラーのライプツィヒ訪問
ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラー、旅立ちと帰還
★風刺画、影絵、スケッチ(指揮をするマーラー)
アンリ‐ルイ・ド・ラ・グランジュ:マーラーの音楽についてのエッセイ
ライプツィヒでのマーラー、出演と作品のリスト
1886年から1888年に至るまでライプツィヒに滞在していた時のマーラーの資料
集。詳細な解説や年譜、文献リスト、プログラム、楽譜、ビラ、写真、研究論
文など、マーラー研究家はもちろん、一般のマーラー愛好家にも必須アイテム
となるであろう一冊。知られざるマーラーの素顔、ライプツィヒでの暮らしぶ
り、人的交流が多様な視点から徹底的に分析されています。さらに、マーラー
が活躍していたころのライプツィヒの街や劇場内の写真、音楽室の肖像画から
ははかり知れない生き生きとしたマーラーのカリカチュアなども満載です。
特に興味深いのは1886-1888までのライプツィッヒ歌劇場の楽長としてのオペ
ラのリスト。ニキシュと振り分けていて想像力を刺激させられます。たとえば
1887年の4月15日-21日までマーラーは連日、「ホフマン物語」「ユグノー教徒」
「ホフマン」「ドン・ジョヴァンニ」「ローエングリン」「ホフマン」
「ワルキューレ」と精力的に振っていてそのエネルギーに驚かされます。ぜひ
ご覧あれ!(ドイツ語、英語併記)



<MEMORIES>
MR2189/2193 5枚組 ¥2080
シューリヒト:指揮 モーツァルト名演集(全てモノラル)
交響曲第23番 
ドレスデンフィル 1943年5月18日スタジオ録音
交響曲第34番 
ドレスデンフィル 1943年5月18日スタジオ録音
交響曲第35番「ハフナー」 
ウィーンフィル 1956年12月10日ニューヨーク・ライヴ
交響曲第38番「プラハ」 
ウィーンフィル 1960年8月14日ザルツブルク・ライヴ
交響曲第40番 
スイス・イタリア語放送響 1961年4月27日ルガノ・ライヴ
交響曲第41番「ジュピター」 
ウィーンフィル 1960年8月14日ザルツブルク・ライヴ
ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」 
ハスキル独奏、シュトウットガルト放送響 1952年5月23日ライヴ
ピアノ協奏曲第17番 
アスケナーゼ独奏、シュトウットガルト放送響 1954年9月24日ライヴ
ピアノ協奏曲第19番  
ゼーマン独奏、シュトウットガルト放送響 1961年5月19日ライヴ
ピアノ協奏曲第19番  
ハスキル独奏、シュトウットガルト放送響 1956年7月4日ライヴ
ピアノ協奏曲第22番 
ニコライエワ独奏、ウィーンフィル 1956年1月26日ライヴ
ピアノ協奏曲第27番 
カサドシュス独奏、ウィーンフィル 1961年8月23日ザルツブルクライヴ
協奏交響曲K.297
シュトウットガルト放送響 1952年2月29日ライヴ
正に壮観という他はないシューリヒトのモーツァルト・ライヴ集。交響曲もラ
イヴで燃上るシューリヒトならではの豪快な名演揃い。「ハフナー」はニュー
ヨークの国連本部に於けるライヴで凄い迫力。疾走するモーツァルトを堪能し
たいなら、第40番のルガノ・ライヴ、「ジュピター」なども聴き逃せません。
若き日のドレスデンフィルとのスタジオ録音の方が落ち着きがあって、巨匠風
の重みすらあるのが面白い処。ピアノ協奏曲への造詣も深く、多岐に渡るソリ
ストとの丁々発止のやりとりも素晴らしいです。ハスキルの遠慮がちなリリシ
ズムにはそれをサポートし、ゼーマン、アスケナーゼのキリリとした辛口の演
奏には、そのように対応。ニコライエワのスケール極大のモーツァルトに対し
てはやはり大柄な伴奏を心がける。そして相性のよかったカサドシュスとの名
演には言葉もありません。ヘンスラーのボックスにも含まれていない、アスケ
ナーゼ、ゼーマンとの共演、協奏交響曲が含まれているのも有難い限りです。

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