クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-12 No.25

2011年12月30日 18時05分51秒 | Weblog
<TAHRA>
TAH 729/30 2枚組 ¥4600
ヘルマン・シェルヘン未発表ライヴ
(1)シューベルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド イ長調D438
【ロア・スポエッリ(Vn)、ベロミュンスター放送管(1945年11月12日録音)。
アセテート盤より】
(2)ラヴェル:マ・メール・ロワ(全5曲)【RIAS交響楽団(1949年1月31日)】
(3)シェーンベルク:ワルシャワの生き残りOp.46
【ハンス・オラフ・ハイデマン(語り)、
ダルムシュタット州立劇場管(1950年8月20日)】
(4)ヘンデル:水上の音楽【RAI国立交響楽団(1957年1月5日)】
(5)ベートーヴェン:カンタータ「栄光の瞬間」Op.136
【ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、ルイ・リアラン(Ten)、
ウルズラ・リップマン、クラウディア・ヘルマン(Sop)、
ベルリン聖ヘドヴィク合唱団、放送響(1957年4月30日シャンゼリゼ劇場)】
(6)モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-あの悪党はどこに隠れているの
【シュザンヌ・ダンコ、マリアンネ・シェヒ、エリカ・ケート(Sop)、
ハインツ・マリア・リンス(Br)、ワルター・ベリー(Bs)、
バイエルン放送響(1957年10月6-12日)】
(7)ドビュッシー:バレエ音楽「遊戯」【北西ドイツ・フィル(1960年2月1日)】
(8)ブルックナー:交響曲第2番-第3楽章スケルツォ(カット版)
【トロント響(1965年12月14日)】
ヘルマン・シェルヘン(指)
今年(2011年)はヘルマン・シェルヘン生誕120周年にあたります。それを記念し
て愛娘が社長を務めるTahraレーベルがレア音源の大奉仕。大半が初出なだけで
なく、シェルヘンとしては他に録音のない珍しいもの目白押しで衝撃。放送用
音源が多いため、曲前にアナウンスが入っているものもありますが、音質良好。
最も古いものは終戦の1945年スイスのベロミュンスター放送管を振ったシュー
ベルトの協奏作品で、新しいものは65年にトロント響を振ったブルックナー。
シェルヘンのブルックナーは驚きですが、第2番の第3楽章だけで、それも放送
時間の関係でカットされたものながら、彼のブルックナー解釈の一端が伺えて
興味津々。また、わすか7分ながらモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の
録音も残されていました。ドイツ語上演でハイテンポ、不思議なボルテージの
高さに満ちています。
さらにベートーヴェン作品中でもあまり演奏されないカンタータ「栄光の瞬間」
が掘り出し物。約30分を占め、独唱もフィッシャー=ディースカウほか豪華。
シェルヘンの指揮ぶりも強烈かつ充実度満点。作品を再認識させてくれます。




<BONGIOVANNI>
GB 1223 ¥2180
ジャコモ・アラガル、ライヴ録音集
ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」,「カテリーナ・コルナーロ」,
「ファヴォリータ」,「ルチア」
ヴェルディ:「リゴレット」,「ドン・カルロ」
マスカーニ:「友人フリッツ」
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」
グノー:「ファウスト」
マスネ:「マノン」,「ウェルテル」
からのアリア、場面
ジャコモ・アラガル(T)
録音:1966-1977年
日本ではイタリア式のジャコモ・アラガルで親しまれているバルセロナ生まれ
のテノール、ジャウメ(ハイメ)・アラガル。1939年生まれで、1960年代から長
きに渡って活躍しました。しかし同じバルセロナ生まれの後輩、ホセ・カレー
ラスが絶大な人気を誇ったこともあって、録音はあまり残されませんでした。
ここには比較的若い時期のライヴ録音が収録されています。

GB 5171 ¥2180
ダンドリュー:クラヴサン曲集
マリア・クロティルデ・シエーニ(Cemb)
録音:2011年
ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738)は、ラモーより1歳年上のフラ
ンスの作曲家。クラヴサン、オルガン奏者として比類ない名声を誇りました。
マリア・クロティルデ・シエーニはイタリアのベテラン・チェンバリスト。彼
女の演奏は誠実で温かみがあり、また録音もチェンバロのありのままの音を捉
えているので、室内での少人数の演奏会で小型チェンバロの演奏を聞いている
ような気分になります。

GB 5170 ¥2180
トスティ:
夢、そうしたいのだが、セレナータ、苦しみ、あなたが帰って来ないなら、
別れの歌
レオンカヴァッロ:私に愛させて、マッティナータ
マスカーニ:セレナータ、バッラータ、アヴェ・マリア
ロッシーニ:約束、フィレンツェの花売り娘
ベッリーニ:
熱い願い、フィッリデの悲しげな姿よ、優美な月よ、マリンコニア
ドニゼッティ:遥かに、愛と死、船乗りの恋
ナン・ツェン(S) ロレンツォ・バヴァイ(P)
録音:2011年
中国出身のソプラノ、ナン・ツェンのイタリア歌曲集。トスティの名曲や、音
大の学生も好んで歌うロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティの歌曲、そして
比較的珍しい曲も含まれるレオンカヴァッロ、マスカーニの歌曲と、盛りだく
さんです。

●旧譜
GB 1145 ¥2180
ジョルジュ・ティル アリアと場面集
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」
グノー:「ファウスト」
レオンカヴァッロ:「道化師」(フランス語)
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
プッチーニ:「トゥーランドット」
からのアリア、場面
ジョルジュ・ティル(T)
廃盤になっていたジョルジュ・ティルのアリア、場面集の再プレスができまし
た。日本でもファンの多いティルの名唱が楽しめます。




<ACTES SUD>
ASM 02 ¥2180
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル
録音:2009年8月30日/ラ・コート=サンタンドレ(ベルリオーズ音楽祭ライヴ)
ベルリオーズの幻想交響曲を古楽器で演奏したものは、ノリントンやインマゼ
ール盤をはじめいくつかありますが、注目の新鋭フランソワ=グザヴィエ・ロ
トが手兵レ・シエクルを振った当アルバムは、母国の作曲家としての自信とこ
だわりにあふれていて別格の出来。ベルリオーズ時代の楽器を再発見、修繕し
て使用、第5楽章の鐘も華々しい効果と響きをもたらしています。多くの古楽
器演奏のように曲が古典派的たたずまいを示すのではなく、音色が明るくなり、
不思議な慎み深さと陽気さを放ちます。ロトの指揮も早めのテンポときびきび
したリズム感で、この曲のイメージを一新させる新鮮さに満ちています。ベル
リオーズの生地ラ・コート=サンタンドレで行われたベルリオーズ音楽祭のコ
ンサートという特別な催しゆえ、演奏者たちの本気ぶりも格別です。

ASM 01 ¥2580
A5デジブック
アルベニス:組曲「イベリア」(全12曲)
ジャン=フランソワ・エッセール(Pf)
写真:イサベル・ムニョス
録音:2009年6月1-4日/メジャン教会(アルル)
アルベニスの「イベリア」はその複雑さ、身の毛のよだつ技巧ゆえピアノ音楽
の頂点に位置する作品のひとつで、よほど自信がなければ手掛けない難物中の
難物と申せましょう。エッセールはかつてエラートに全曲を録音していていま
したが、2009年に満を持して再録音。これが予想以上の素晴らしさ。技術的な
不安や無理もないうえ、音の過剰ともいえるこれらの曲を実にすっきり再現、
モーツァルトを想い起させさえします。さらに推進力とスピード感もあり、ピ
アノ好きをゾクゾクさせる魅力に満ちています。加えて魅力なのは、スペイン
の女流写真家イサベル・ムニョスによる40ページの写真集が付いていること。
フラメンコや闘牛など、アンダルシアの風物を雄弁なモノクロで描いています。
ハードカバーA5サイズの豪華デジブック仕様です。

ASM 03 ¥2580
A5デジブック
(1)ベルク:ピアノソナタOp.1
(2)シェーンベルク:3つのピアノ曲Op.11
(3)同:6つのピアノ小品Op.19
(4)同:5つのピアノ曲Op.23
(5)同:ピアノ組曲Op.25
(6)同:ピアノ曲Op.33a,b
(7)ウェーベルン:変奏曲Op.27
ジャン=ルイ・シュトイアーマン(Pf)
写真:マイケル・アッカーマン
録音:2004年5月9-20日、11月26-29日/ポットン・ホール(イギリス)
ブラジルのピアニスト、ジャン=ルイ・シュトイアーマンによる新ウィーン楽
派ピアノ曲集。彼はBISレーベルにヴィラ=ロボスのブラジル風バッハ第3、4番
を録音して話題になりましたが、バッハからバーンスタインまで幅広いレパー
トリーを持つ実力派。ここに収められた作品の多くが十二音技法によりますが、
シュトイアーマンの演奏は活き活きとしたリズム感に富み、難解さを感じさせ
ません。アメリカの写真家マイケル・アッカーマンによる44ページの写真集が
また魅力的。ピントと露出をわざと合わさない夢のような画質で、不思議な孤
独感をモノクロで描いています。ハードカバーA5サイズの豪華デジブック仕様
です。




<Classic Concert>
CCR 62022 ¥1980
(1)ウェーバー:大協奏的二重奏曲 変ロ長調 op.48
ブラームス:(2)クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調 op.120 Nr.1 
(3)クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 op.120 Nr.2
ダニエル・オッテンザマー(Cl)、クリストフ・トラクスラー(Pf)
ウィーン・フィルを長きに渡って支えているエルンスト・オッテンザマーの長
男にして近年ウィーン・フィルに参加している名手、ダニエルオッテンザマー
が、ドイツが誇る名曲ウェーバーとブラームスのクラリネット・ソナタを収録
しました。ウェーバーのデュオは明るく軽やかな旋律と、重々しくも流麗な旋
律の対比が美しい作品。ブラームス作品では、クラリネットの優美で上品な音
色を存分に堪能できます。ピアニストのトラクスラーとはこれまでにも数多く
の共演を重ねてきており、今回も息の合ったアンサンブルを聴かせてくれます。
(日本語解説付)

CCR 62151 ¥1980
(1)マルティヌー(1890-1959):組曲「調理場のレビュー」 
(2)ツァノウ(1971-):「Segn S'deswegen ham S'nix liaber Herr」
ヨーゼフ・ワインヘーバーのテキスト”Der Phaeakeによる俳優と器楽アンサ
ンブルのための 
(3)ブラームス:セレナード第1番 ニ長調 op.11 
(九重奏版 改訂:ホルヘ・ロッター 1983年)
テオフィル・アンサンブル・ウィーン
マルティヌー、ツァノウ、ブラームス、という個性的なプログラムが魅力のCD。
テオフィール・アンサンブル・ウィーンはウィーンフィル、ウィーン放送交響
楽団、ウィーンフォルクスオーパーといった名門オーケストラの主要メンバー
達から成る演奏団体。古典から現代まで幅広いレパートリーを持ち、様々な編
成の曲に取り組んできたテオフィール・アンサンブル・ウィーンだからこそ出
来るオリジナル・プログラムといえましょう。
マルティヌーの組曲「調理場のレビュー」は1927年に作られたジャズ・バレエ
の組曲版。曲名の通り台所を舞台としたバレエで、登場人物も全員台所用品と
いうユニークな作品です。ジャズの要素が比較的強く、コミカルかつドラマ
ティックな展開が魅力的な作品。曲間にはドイツのユーモア作家ロリオによる
レシピの朗読も挿入されています。ギリシャを代表する現代音楽家であるツァ
ノウの作品はテオフィール・アンサンブル・ウィーンが委嘱し、同団体に献呈
されたもの。神話を題材としたウィーン方言の詩に基づいており、朗読と器楽
サンサンブルが織りなす神秘的な世界が広がります。最後に収録されたブラー
ムスのセレナード第1番は、アルゼンチンの指揮者ロッターによって改訂された
九重奏版での演奏です。原曲の雰囲気はそのままに、堅実かつ深みのあるアン
サンブルが魅力の作品といえましょう。全く雰囲気の異なる3曲を見事に表現
しきるテオフィール・アンサンブル・ウィーンの演奏技術とレパートリーの広
さに改めて驚かされる名盤です。(日本語解説付)

CCR 62023 ¥1980
(1)P.H.エルレバッハ(1657-1714):ソナタ 第2番 
(2)J.P.クリーガー(1649-1725):”Veriebtes Weinen und Lachen”
(3)F.クープラン(1668-1733):諸国の人々より「フランス人」  
(4)J.P.クリーガー:”Die Heissverliebte” 
(5)マラン・マレ(1656-1728):マレ風のソナタ 
(6)J.C.ドゥ・ラ・バール:(1633-1733):”Quand une ?me est bien atteinte” 
(7)G.P.テレマン(1681-1767):パリ四重奏曲より第2番 ニ長調
【ル・レーヴ・ドルフェ】
ヤコブ・ダーヴィッド・ラッティンガー(指揮&Viola da Gamba)、
ブノワ・アレ(T)、平崎真弓(Baroque Violin)、佐藤梢(Fl)、
ロザリオ・コンテ(Theorbe & Guitar Baroque)、
フランシス・ヤコブ(Cembalo)
ヴィオラ・ダ・ガンバ界注目の若手奏者ラッティンガー率いるバロックアンサ
ンブル団体ル・レーヴ・ドルフェによるバロックアンサンブル曲集。1633-1737
年のフランスとドイツに焦点を当て、ドイツからはエルレバッハ、クリーガー、
テレマン、フランスからはフランソワ・クープラン、ドゥ・ラ・バール、マレ
の作品がそれぞれ収録されています。同時代にありながら2つの国で流行して
いた音楽の響きは全く異なるもの。今回はカルテット、トリオ、歌曲という3種
のジャンルにわたって各国特有の響きを聴き比べることが出来ます。もちろん、
本CDの魅力は聴き比べだけに留まりません。ヴィオラ・ダ・ガンバ若手世代の
中でも傑出した名手の1人であるラッティンガーはもちろん、バロック・ヴァイ
オリン奏者としてヨーロッパ古楽界の第一線で活躍する平崎真弓、巨匠ホプキ
ンソン・スミスの愛弟子ロザリオ・コンテら、国際色豊かな名手達による卓越
したアンサンブルにも注目されます。若い世代らしい瑞々しい活気にあふれた
演奏が魅力の1枚です。(日本語解説付)

CCR 62025 ¥1980
(1)シューベルト:
ヴァイオリン・ソナティナ第1番 ニ長調 D 384(編:Mats Bergstroem) 
(2)バルトーク:ルーマニア民族舞曲(全6曲) (編:Arthur Leveringi) 
(3)アストル・ピアソラ:タンゴの歴史(全4曲)
リンダ・ヘドルド(Vn)、オット・トロネン(Guitar)
フィンランド音楽界を牽引するヴァイオリニストの1人リンダ・ヘドルンドと、
東京国際コンクールで第3位に輝いて以来日本でも注目されるギタリスト、オッ
ト・トロネンによるヴァイオリンとギターの二重奏曲集。シューベルトのヴァ
イオリン・ソナティナ第1番はヴァオリンとピアノの原曲を編曲したもの。抒情
的かつ優雅な原曲の雰囲気はそのままに、ギターの軽やかな伴奏によって清涼
感あふれる響きが印象的です。バルトークのルーマニア民俗舞曲には様々な編
曲がありますが、本CDの編曲は民俗舞曲らしさに満ちていて独自の魅力を放ち
ます。ギターの流麗なリズムと、それに合わせて踊るように響き渡るヴァイオ
リンの艶やかな音色を堪能できます。その魅力はピアソラのタンゴの歴史にお
いてもなお一層感じられましょう。タンゴのリズム感とセンチメンタルなメロ
ディラインには思わず恍惚として聴き入ってしまいます。

BCR 62610 ¥1980
(1)ジルベルト・ジル(1942-):エスプレッソ2222(編:Simon Schmuckermair) 
(2)アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994):ヂンヂ 
カステルヌーヴォ=テデスコ(1895-1968):平均律ギター曲集 op. 199より 
(3)プレリュード第4番 ホ長調 (4)フーガ第4番 ホ長調 
(5)プレリュード第6番 嬰ヘ長調 (6)フーガ第6番 嬰へ長調 
(7)アンディ・ナレル(1954-):ナッティ・スティック(編:Simon Schmuckermair) 
(8)パウロ・ベリナッチ(1950-):ジョンゴ 
カステルヌーヴォ=テデスコ:平均律ギター曲集より 
(9)プレリュード第13番 ト長調 (10)フーガ第13番 ト長調 
(11)プレリュード第7番 変ハ短調 (12)フーガ第7番 変ハ短調 
(13)プレリュード第21番 変ホ長調 (14)フーガ第21番 変ホ長調
(15)ハダメス・ニャタリ(1906-1988):アナクレート・デ・メディロス 
(16)ホルヘ・モレル(1931-):ダンツァ・ブラジレイラ
エヴァ・テュヒラー(Guitar)、シモン・シュムッケルマイル(Guitar)
20世紀中ごろからアメリカへ流入したブラジルの音楽をテーマに、往年の大作
曲家から今もなお現役で活躍するギターの名手達まで、ギターの魅力あふれる
珠玉の作品の数々が収録されています。アメリカに移住し幅広い活動を行った
ことで知られるカステルヌーヴォ=テデスコはもちろんのこと、20世紀ブラジ
ル音楽を代表する音楽家でありボサノヴァ・ジャンル確立の立役者と言われる
ジョビン、今なお世界的アーティストとしてMPBを牽引するジル、ベリナッチ
らの作品も収録。現代まで綿々と続くブラジル音楽の系譜を追いながら、ギタ
ーの魅力を堪能できる1枚となっています。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 273 ¥2250
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調WAB 109(1894年原典版)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)
録音:2010年7月15日-16日シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ベートーヴェンザール(ライヴ・デジタル)
ノリントン指揮シュトゥットガルト放送響によるブルックナー・シリーズ第5弾。
2011年をもって13年間に亘る首席指揮者のポストから勇退するノリントンが、
2010年7月に手兵を指揮したコンサートの模様をライヴ収録したものです。
これまでの第3番、第4番、第6番、第7番がそうであったように、ここでも相変
わらずの快速テンポが注目されるところで、通例1時間を越える長大な演奏も少
なくないなか、ここでの演奏時間はおよそ52分と最速の部類に入ります。
さらに、ノリントンによるブルックナー演奏のおおきな特徴として、響きのこ
のうえない透明感があります。じっさい、第3番や第4番の演奏が驚きをと感心
をもって迎えられていただけに、従来、重厚なスタイルで演奏されてきたフィ
ナーレなど、あらたにどのような美を引き出しているのか、おおいに期待され
るところです。
いずれにしても、このたびの内容もまたブルックナー・ファンのあいだで話題
必至となるのはまず、間違いのないものとおもわれます。

98 629 ¥2180
ハイドン:
交響曲第90番ハ長調Hob.I-90
録音:2011年5月25、26日バート・ドュルクハイム、インテルナツィオナーレ
・ナトゥールホルン・アカデミー(デジタル・セッション)
交響曲第92番ト長調Hob.I-92「オックスフォード」
録音:2010年9月11、12日エッペルハイム、ルドルフ・ヴィルト・ハレ
(デジタル・セッション)
ハイデルベルク交響楽団
トーマス・ファイ(指揮)
ファイ率いる手兵ハイデルベルク響によるハイドン交響曲全集シリーズ第16集。
ハイドンが名誉音楽博士号を授与された名門大学に対する返礼として演奏した
ことに因み、「オックスフォード」という愛称で親しまれる第92番は、大規模
なオーケストラを念頭に置いて書かれたゆたかな響きと緻密な対位法処理とで
有名な作品ですが、ファイが繰り出す強弱・緩急のコントラストが生み出す活
き活きとした表情からは、作品の印象もガラリと様変わり。あたかも「ハイド
ンなんてどれを聞いてもみな同じなんてもう言わせない」とでもいう、ファイ
の強い意気込みをあらためて見せつけられているようでもあります。
ほかに、「オックスフォード」と同一の楽器編成をとる第90番を収録。フィナ
ーレに仕掛けられた偽休止のユーモラスな味わいは、極端で大真面目なファイ
の演奏で聴いてこそ迫真の効果を生み出すようにおもわれます。




<harmonia mundi France>
HMC 902104 ¥2450
ショスタコーヴィチ:
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35
(2)ヴァイオリン・ソナタOp.134
(3)ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
アレクサンドル・メルニコフ(Pf)、イザベル・ファウスト(Vn)(2)、
イェルン・ベルヴァルツ(Tp)(1)、
テオドール・クルレンツィス(指)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
ショスタコーヴィチの難物「前奏曲とフーガ」全曲で衝撃を与えたメルニコフ
が協奏曲に挑戦しました。しかも指揮が話題のクルレンツィス、オーケストラ
がマーラー・チェンバーというのも注目です。こだわり派のメルニコフはショ
スタコーヴィチの自作自演盤を研究し、独奏・オーケストラともにテンポ、フ
レージング、表現等々ソックリなまでの影響を受けています。とは言っても単
なるコピーではなく、メルニコフらしさやクルレンツィスらしさが横溢し、
21世紀らしい新鮮さも欠けていません。
協奏曲第1番のトランペット独奏はベルギーの若手イェルン・ベルヴァルツが務
めていて、その巧さにも驚愕。メルニコフの演奏はまさに才気煥発の極みで、
テクニックはもちろん、ヒリヒリした皮肉と緊張感が理想的にブレンドされて
います。長大で深遠な交響曲第11番と同時期に書かれたピアノ協奏曲第2番は、
平易で軽い作品と思われがちですが、メルニコフの演奏で聴くと一筋縄ではい
かない力作であることを再認識させられます。クルレンツィスの指揮は評判と
なった交響曲第14番のディスクを彷彿させる充実ぶりで、メルニコフのピアノ
と互角に競い合います。
フィルアップのようでアルバム一番の大作ヴァイオリン・ソナタは、何とイザ
ベル・ファウストとメルニコフの共演。これは超驚愕の凄さ。ファウストとメ
ルニコフは、オイストラフがショスタコーヴィチのピアノ伴奏で1968年にプラ
イヴェート録音した音源の噂を聞き、オランダのコレクターを訪ねてそれを聴
かせてもらい、目から鱗が落ちたとのこと。確かに背筋の凍るような緊張感と
不思議な美しさは自作自演にソックリですが、セッション録音ゆえ、その凄さ
は倍増され、ちょっと人間業とは思えぬ境地に至りました。ファウスト屈指の
名演なだけでなく、意外に名盤に恵まれないこの作品のベストであることは歴
然と申せましょう。

HMU 907499 ¥2450
モーツァルト:鍵盤曲集 VOL.3
ソナタ 変ロ長調 K.333/「女ほどすばらしいものはない」による8つの変奏曲
ヘ長調 K.613/幻想曲 ハ短調 K.396/ソナタ へ長調 K.332
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ/A=430)
録音:2011年5月、ロンドン
「モーツァルトの鍵盤独奏曲の魅力を最大限に引き出した、真に偉大な全集と
なるだろう(BBC Music誌)」など、全世界で高く評価されている、ベザイデンホ
ウトによるモーツァルト作品集第3弾。K.333の第1楽章の冒頭、やさしく下降す
る音型から、一音一音に笑みが満ちています。極めて音が少ないモーツァルト
のソナタに、これほど表情豊かで雄弁な宇宙が詰まっていたのか、と驚かされ
る瞬間の連続です。緩徐楽章の緩急の付け方は実に見事、ハーモニーの移り変
わりの美しさを一瞬も逃さず捉えています。1805年製のアントン・ヴァルター
のコピーの楽器を完璧にコントロールしています。この最新盤の演奏をじっく
りと味わいながらも、早くも次のリリースへの期待がまた一段と高まってしま
う、楽しみなシリースです。(なお、彼の名前の読み方につきまして、弊社で
はこれまでベズイデンホウトと表記しておりましたが、発音の確認をとりまし
て、今後はすべてベザイデンホウトで表記をさせていただきます。)




<Mirare>
MIR 100 ¥2500
フォーレ:ピアノ作品集 vol.2
3つの無言歌 op.17(全3曲)/3つの夜想曲op.33(全3曲)
即興曲第1番 変ホ長調 op.25/舟歌 第1番 イ短調op.26
夜想曲第4番 変イ長調op.36/夜想曲第5番 変ロ長調 op.37
舟歌第2番ト長調 op.41/舟歌第3番 変ロ長調 op.42
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)
録音:2009年10月
フランスの巨匠、ジャン=クロード・ペヌティエによるフォーレ第2弾の登場。
3つの夜想曲op.33など、名曲が並びます。フォーレ独特のどこかかすんだよう
な、やわらかな光に満ちた世界を、透明な音で見事に再現。フォーレの世界を
ふくよかに美しく響かせます。ささくれだった心に優しく沁み渡るような、涙
の出るような優しさと美しさに満ちた、まさに巨匠の演奏です。





<naive>
OP 30513 3枚組 ¥5180
ヴィヴァルディ:歌劇「テウッツォーネ」
ジョルディ・サヴァール(指揮) ル・コンセール・デ・ナシォン
パオロ・ロペス(ソプラニスタ/テウッツォーネ) 
ラファエッラ・ミラネジ(Ms/ジディアーナ)
デルフィーヌ・ガルー(コントラルト/ゼリンダ) 
ロベルタ・マメリ(S/チーノ)
フリオ・ザナージ(Br/シヴェニオ) 
アントニオ・ジョヴァンニーニ(C-T/エガーロ)
 櫻田亮(T/トロンコーネ、アルゴンテ)
録音:2011年6月、ヴェルサイユ宮殿内オペラパレス
ヴィヴァルディ・エディション最新盤は、2011年6月、パリ・ヴェルサイユ宮殿
にて行われたVenise- Vivaldi- Versaillesフェスティヴァルの目玉公演、サヴ
ァール指揮によるヴィヴァルディの「テウッツォーネ」復活上演の録音。充実
したアリアが並ぶヴィヴァルディの意欲作ながら、録音に恵まれなかった作品
に、豪華演奏陣の極めつけの録音の登場です!テウッツォーネの物語の舞台は
中国、いってみればヴィヴァルディによるトゥーランドット。物語の内容は、
恋模様と皇帝の跡継ぎをめぐる問題を軸に、その当事者たちの、裏切り、陰謀
などといったものですが、ドラマティックなアリアや充実した器楽パートなど、
聴きどころ満載です。
テウッツォーネは、1718年12月26日、マントヴァ総督フィリッペがグアスタッ
ラ妃との結婚を発表した翌日の祝典行事の一環として、アルチドゥカーレ劇場
で初演されました。1718年から1720年にかけて、ヴィヴァルディは、破格の条
件で(オペラのキャスティングはヴィヴァルディの意のまま、オペラ公演に赤字
が出た場合はすべて総督が補填してくれるという夢のような条件)、マントヴァ
で音楽監督の職を得ていました。マントヴァ時代、ヴィヴァルディは器楽作品
を多く書いており、「四季」もちょうどこの時期に書かれたものです。オペラ
は8つ(うち4つは改訂ですが)を残しています。詩人アポストロ・ゼーノによる
この台本は、ヴィヴァルディが1718年に発表するまでにも幾度かオペラ化され
ていました。ヴィヴァルディも、他の作曲家による上演をみて、この台本を見
出したと考えられています。マルコ・ポーロ以降ますます高まっていた異国趣
味の風潮もあって、中国が舞台となっていますが、中国の法や式典行事などの
具体的なディテールも取り入れた台本となっています。アリアなど、自作の引
用もしていますが、同時に、レチタティーヴォ→ダ・カーポ・アリアという伝
統の枠にとらわれずないアリアの形式など、新しいスタイルの追求が見られ、
また、充実した器楽の書法など、大変な意欲的な作品となっています。
サヴァール率いるル・コンセール・デ・ナシォンの確かな管弦楽、ラ・ヴェネ
シアーナでも注目度の高いロベルタ・マメリ、さらにバッハ・コレギウム・
ジャパンでもお馴染の世界的に活躍する日本人テノール、櫻田亮が出演してい
るのも注目です。また、タイトルロールを歌うソプラニスタ、パオロ・ロペス
は、パレルモ出身で、パレルモ・マッシモ劇場でコーラスとして研鑽を積み、
クリスティやビオンディ指揮のオペラで主役を務めるなど注目度急上昇中の実
力派。演奏陣、そして資料価値としても大変貴重なヴィヴァルディのオペラ、
是非ご堪能下さい!




<Coviello CLASSICS>
COV 31115(SACD-Hybrid) ¥2350
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調(1868年第1稿)
マルクス・ボッシュ(指)
アーヘン交響楽団
[録音:2011年6月11-13日/アーヘン、聖ミヒャエル教会(ライヴ)]
ボッシュが手兵アーヘン交響楽団を率いたブルックナー・シリーズ第9弾にして
完結篇は交響曲第1番。リンツ稿とも称される第1稿による演奏で、これが非常
な快演。改訂の過程で失われていった作品固有の性格と色彩を実感できます。
さほど宗教でないパトスと、強大なリズム的エネルギー、予期せぬ盛り上がり
など、後期の作風とは異なる若々しいブルックナー像を再現してくれます。録
音の良さも特筆もので、聖ミヒャエル教会の豊かな響きに酔わされます。

COV 61117 ¥2180
ハラルト・ムエンツ:
(1)ほとんど、早く(2008)-Cl, Marim, Pf  
(2)データ圧縮(2009)-Vn, Accd
(3)きれいに…溶解(2010/1)-Fl, Cl, Vc, Pf 
(4)美しいピアノ曲(2006) 
(5)後ろから前から(2006/7)-Fl, Cl, Vn, Vc, Vib, Pf
アンサンブル・モザイク
ハラルト・ムエンツは1965年生まれのドイツの作曲家。シュトゥットガルト、
ケルン、デトモルトでラッヘンマンやクシシトフ・メイエルに師事、主に前衛
手法の作風を示す中堅。特殊編成楽団アンサンブル・モザイクが実験的な難曲
を見事に再現しています。

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11-12 No.24

2011年12月30日 18時05分11秒 | Weblog
<KII>
KKC 5188/9 2枚組 ¥4000
国内仕様盤
[naive]
V 5181
輸入盤・日本語解説書付
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(全曲)
(1)ソナタ第1番ト短調 BWV1001
(2)パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
(3)ナタ第2番イ短調 BWV1003
(4)パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
(5)ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
(6)パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
セルゲイ・ハチャトリャン(ヴァイオリン)
録音:2008年12月、2009年1月/ルール・ブルー音楽ホール(スイス)
1985年生まれのアルメニアのホープ、セルゲイ・ハチャトリャンがバッハの無
伴奏に挑戦しました。2000年の第8回シベリウス国際コンクール、05年のエリ
ザベート王妃国際コンクール優勝で将来をもっとも嘱望されるホープ。今回は
バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲という難関に挑戦。
全くの自然体で、美しい音を駆使して等身大のバッハを語りかけてきます。そ
の説得力、落着き、いずれもただものではなく、驚くほど新鮮を聴かせてくれ
ます。

KKC 5190/4 5枚組 ¥6500
国内仕様盤
[naive]
V 5258
輸入盤・日本語解説書付
ベートーヴェン:交響曲全集
エマニュエル・クリヴィヌ(指)ラ・シャンブル・フィルハーモニック、
シャンブル・レ・エレメンツ合唱団、ジネアド・ミューレン(Sop)、
キャロリン・マズア(A)、
ドミニク・ヴォルティッヒ(Ten)、コンスタンティン・ヴォルフ(Bs)
[録音:2009年12月、2010年5月(ライヴ)]
クリヴィヌ率いるピリオド楽器オーケストラ、ラ・シャンブル・フィルによる
ベートーヴェン交響曲全集の登場です。いくつもの「新しい真実」を見つけた、
と語るクリヴィヌは、様々な校訂版を検討して細かなアーティキュレーション
やディナーミクを丹念に手掛け、すべての楽曲が非常に新鮮、刺激的に響きま
す。ガット弦特有の魅力的な不均衡さを伴う弦楽器パートや、管楽器のまっす
ぐな響き、直線的なクレッシェンドなど、刺戟的な音色が得られ、素晴しい効
果をあげています。オリジナル楽器のコントラファゴットが第7番で用いられ
ているのも録音としては初めてのこと。それが加わったことにより、管楽器セ
クションにより一層の広がりと魅力的なリズム構造がくっきりと表れます。




<ENZO Recordings>
EZCD10018/19 2枚組 ¥3750
国内仕様帯、
三ヶ国語(英語、スペイン語、日本語)曲目解説書付き
グラナドス:スペイン民謡による6つの小品H.125
組曲《ロマンティックな情景》H.57
ショパン:バラード第4番 Op.52, 5月の歌
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番Op.13『悲愴』
ファリャ:4つのスペイン風小品 G.37[
ハビエル・モンサルバーチェ(1912-2002):
イヴェッテの為のソナティナ、ハバネラ
比石妃佐子(Pf)2011年8-9月、スペイン・バルセロナでのセッション録音
比石が番組の中で演奏したモンサルヴァチェの「ハバネラ」はこのCDに収録さ
れている。
●番組中で紹介されたサグラダ・ファミリア大聖堂ライヴ1995(EZCD-10017)に
大きな注目が集まっており、今後比石の夫である外尾悦郎氏(サグラダ・ファ
ミリア主任彫刻家)と一緒に「徹子の部屋」(テレビ朝日)への出演が予定され
ているなど、多くのテレビ媒体での露出が予定されている。
●比石はアリシア・デ・ラローチャの愛弟子。ラローチャと共同でアルベニス
作品の楽譜校訂にも関わっているなど、スペインのピアノ音楽のスペシャリス
トとしてヨーロッパを中心に活躍しており、11年5月には九響とアルベニスの
協奏曲を本邦初演した。




<PREISER>
PRCD 91127 ¥2080
ツィーラー:
真のウィーン風 Op.381
黄金の青年時代 Op.523
遠慮 Op.200
勇敢に! Op.401
ウィーンの民衆詩 Op.314
笑って Op.167
惚れている Op.319
ハロドリ Op.6
愛の本! Op.413
レオポルディンヒェン Op.5
村の美しさ Op.393
風のように速く Op.165
心のバロメーター Op.421
愛の手紙 Op.370
村のツバメ Op.19
放して Op. 386
ウィーン・コンツェルタンテ・シュランメル四重奏団
カール&エリカ・スヴォボダ・ツィター・デュオ
PREISERの人気シリーズ、カール・ミヒャエル・ツィーラーのエディション、
後回しになっていた第15集が発売になりました。なかでも知る人ぞ知るカール
とエリカの両スヴォボダによるツィターがウィーン情緒をかきたててくれます。




<Aliud>
ACDHH 046(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)サラサーテ:カルメン幻想曲 op.25 
(2)ハルヴォルセン:パッサカリア(ヴィオラ・ソロ) 
(3)パッサカリア(ヴィオラとチェロのための)
パガニーニ:
(4)奇想曲第4番 (5)奇想曲第6番 (6)奇想曲第7番 
(7)奇想曲11番 (8)奇想曲24番 (9)ラ・カンパネラ
マイテ・スーク(Va)、ダニエル・ブルメンタール(Pf)、
ラースロー・フェニェー(Vc)
録音:2008年4月29-30日、8月30-31日、11月30日、12月1日、
ザ・ロケーション・スタジオ・アントワープ
2010年よりベルリンフィルで首席ソロ奏者を務めるハンガリー出身のヴィオラ
奏者、マイテ・スークによる小品集。収録された作品は一般的にヴァイオリン
の超絶技巧作品として知られているものばかりですが、今回はそれら全てが
ヴィオラの演奏で収録されています。ヴィオラらしい艶やかな音色と、軽やか
に奏でられる超絶技巧の連続には圧巻の一言。元々ヴァイオリニストであった
スークの演奏は音の立ち上がりも素晴らしく、ヴァイオリンにも劣らぬ活気に
あふれたエネルギッシュな演奏といえましょう。また、本CDでは世界的に活躍
するヴィルトゥオーゾ達との共演にも注目。カルメン幻想曲ではブルメンター
ルの過剰な表現を控えた巧みな伴奏によってスークのソロが見事に引き立てら
れています。特に注目されるのはスークとフェニェーニによるパッサカリア。
見事なアンサンブルと、ヴィオラとチェロという編成だからこそ成しえる深く
コクのあるハーモニーは必聴です!

ACDBH 049(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)鳥の歌(編:ディクストラ、ビィル) 
(2)シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821(編:ビィル) 
(3)スクリャービン:5つの前奏曲(編:ディクストラ) op.15 
(4)フォーレ:夜想曲 op.43 Nr.2(編:ビィル) 
(5)ブイス:絶体絶命 (6)カークランド:ディエンダ 
(7)デリヴェラ:コントラダンツァ
ニールス・ビィル(Tenor Sax)、ハンス-エリク・ダイクストラ(Pf)、
ロブ・ホースティング(Electoric Organ)
録音:2010年1月16-18日、ドゥーティンヘム音楽学校(オランダ)
ビックバンドやジャズ、ブルースからクラシック界まで幅広く活躍するオラン
ダのサックス奏者ニールス・ビィル。クラシック界ではロイヤル・コンサルト
ヘボウ管弦楽団など多くのオーケストラと共演を果たしています。これまでに
もクラシックの名曲をテナーサックスで演奏してきたビィル。柔らかくも深み
のあるテナーサックスの音色がシューベルトやスクリャービン、フォーレの繊
細な旋律に驚くほどマッチしており、原曲以上に抒情的な響きが際立つ演奏と
いえましょう。今回はクラシックだけでなくジャズ作品も収録。注目されるの
はジャズ界の巨匠ケニー・カークランドの至高のバラードといわれる「ディエ
ンダ」。先鋭的な演奏と繊細な感性をもったロマンティシズムあふれる作品で
す。多くのジャズ・ファンの琴線を揺らしたカークランド独特の切ない雰囲気
が忠実に表現されている演奏といえましょう。異なるジャンルをわたり、サッ
クスのふくよかな音色に酔いしれる1枚です。

ACDBH 051(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)6つの歌曲 op.4(Jeppe Moulijinによるオーケストレーション) 
(2)菩提樹の花咲くとき (3)五つの詩op.1 (4)Peterleのための子守唄 
(5)十の詩 (6)二つの夜想曲 (7)夜が更けるとき
ナタリー・ミース(S)、ヴィム・フォーフト(Pf)、
ステファン・パス(指揮)、LKOオーケストラ
録音:(1)2007年11月18日、音楽院のバッハザール(アムステルダム)
(2)-(7)2008年7月8日、10月17日、18日、19日、
ハーグ大学ブルーホール(ハーグ)
1873年にアムステルダムで生まれ、19世紀から20世紀にかけてオランダ、ドイ
ツ、オーストリアなどで活躍した女性作曲家アンナ・クレーメルの歌曲集。ド
イツ・ロマンティスム音楽の影響を色濃く受けた彼女の作品からは、ワーグナ
ーやシュトラウス、マーラーの響きが垣間見えます。また、アリアやキャバレ
ーなど、当時流行していたであろう民俗音楽の響きも堪能することができます。
抒情的な中にどこか悲愴感を湛える旋律に心打たれます。オランダのソプラノ
歌手ミースの透明感ある歌声が澄んだ旋律がさらに引き立てられています。自
国の作曲家の再発見と保存に尽力するオランダのアーティストらにより、クレ
ーメルの美しい歌曲の数々が現代によみがえります!

ACDHH 045(SACD-Hybrid) ¥2250
テレマン:
(1)トリオ・ソナタ ホ長調 (2)12のファンタジーより 第2番 イ短調 
(3)12のファンタジーより 第7番 ニ長調 (4)組曲 ト長調 
(5)12のファンタジーより 第8番 ホ短調 
(6)12のファンタジーより 第11番 ト長調 
(7)カンタータ 「悲痛な音、ああ嘆いてEin Jammerton」
ラ・バルカ・ライデン{レイモンド・ホーニング(フラウト・トラヴェルソ)、
ウェンディ・ルーボル(S)、
アネク・ヴァン・ハーフテン(Vn)、エルク・ティンバーゲン(Vc)、
キース・ファン・デア・ポエル(Cemb,Org)}
録音:2009年7月8・9日、メノ派(再洗礼派)教会
(オランダ、フリースランド州ヤウレ)
2000年に結成された新進気鋭の演奏団体ラ・バルカ・ライデンによるテレマン
小品集。ラ・バルカ・ライデンはオランダの若手古楽演奏家からなるアンサン
ブル集団です。団体設立者であり、フルート・トラヴェルソを担当するレイモ
ン・ホーニングは今回の選曲について、「テレマンが持つ創造性、独創性、
ヴィルトゥオーゾ性に注目してもらおうと思った」と語っています。多岐にわ
たるジャンルにおいて作品を残したテレマンですが、今回はアンサンブル、ソ
ロ、カンタータと3つのジャンルにわたってテレマンの音楽の魅力を堪能でき
ます。ホーニングのトラヴェルソの音色は瑞々しい活気に満ちたもの。全体的
に優雅で穏やかな響きに満ちたCDですが、生き生きとしたアンサンブルはラ・
バルカ・ライデンの演奏ならではと言えるでしょう。

ACDBH 052(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)フレーチャ:「リウ・リウ・チウ」 
(2)エンシーナ:「アモール・コン・フォルチュナ」 
(3)アンチエタ:「愛して、お母様」 
(4)エンシーナ:
「水を越えておいで、私のフリエタ」、「今日は食べて飲んで」(15C作者不詳)
(5)デ・ラ・トーレ:「ダンツァ・アルタ」 
(6)エンシーナ:「不運なる悲しきスペイン」 
(7)エンシーナ:「悲しきスペイン」 
(8)「ああ、素敵な友人!」(16C、作者不詳)
(9)カベソン:「イタリア風パヴァーヌ」によるディフェレンシア 
(10)カベソン:パヴァーヌとそのグローサ 
(11)モラーレス:「聖にしてけがれなき処女」 
(12)サンドラン:フランス風カンツォーネ「甘い思い出」 
(13)カベソン:「甘い思い出」 (14)ゲレーロ:「愛に傷ついた神の子」 
(15)フアン・ブラス・デ・カストロ:
「あなたの裏切りにさいなまれた心の高みから」 
(16)「エスパニョレータ」(16C、作曲者不詳) 
(17)カバニーリュス:
ティエント第17番「パンジェ・リングァ」、プント・アルト 
(18)クラビホ・デル・カスティージョ:第2旋法のティエント 
(19)アラネス:シャコンヌの夜会 
(20)フランシスコ・コレーア・デ・アラウホ:聖母マリアの罪なき聖歌 
(21)ヒメネス:「20のフォリア」によるディフェレンシア
バッサーノ・カルテット
録音:2010年5月6-8日、ヨハネス教会(オーステム、オランダ)
古楽器バッサーノの演奏者で構成されたバッサーノ・カルテットによる15世紀
から17世紀スペイン音楽小品集。収録されたジャンルは世俗音楽から教会音楽
まで多岐にわたり、各作品はバッサーノの四重奏用に編曲され、演奏されてい
ます。バッサーノはヴェネツィアに端を発し、16世紀半ばよりスペイン宮廷で
も愛されるようになった管楽器。今回のアンサンブルでは高音から低音まで、
4種類のバッサーノが用いられています。その音色はリコーダーを思わせる軽
やかなものですが、より温かみのある響きが魅力。柔らかく包み込むような独
特の優しい音色は必聴。中世からルネサンス、そして初期バロックにいたる幅
広いスペイン音楽を一度に楽しめるのも大きな魅力です!

ACDBH 047(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)デュファイ:「お望みどおり待ちましょう」 
(2)ファブリ:「美しい5月に」 デュファイ:(3)「私は満足しています」 
(4)「いとしい人よ、何ゆえに考えたのか」 (5)「帰る人々は」 
(6)「さらばランのよき酒よ」 (7)「私の心は鋭い矢で貫かれ」 
(8)「新年の日」 (9)チコニア:「私は行かなければならない」 
(10)ファブリ:「ああ、フランドル地方!」 
(11)アヴェ・マリス・ステラ(作曲者不詳) 
(12)チコニア:「いとしい娘よ」 (13)ランディーニ:「この愛は何なのか」
(14)カゼルタ:「太陽よりも輝くあなたの優しい姿」 
(15)チコニア:「小さな踊り子が」 
デュファイ:(16)「美しい乙女は塔の下に座り」 
(17)「恋人よ、あなたの燃えるような眼差しが」 
(18)ランディーニ:「良い男性に目立つ愛は」
フォルトゥナ
14世紀を代表する作曲家達の珠玉のシャンソンを集めた歌曲集。14世紀といえ
ば北ヨーロッパ、イタリアを中心にアルス・ノーヴァの華麗な音楽が花開いた
時代であり、美しいシャンソンが多く生み出された時代でもあります。演奏者
のフォルトゥナは14世紀オランダのアルス・ノーヴァ音楽の伝道者として活動
する団体。本CDでもデュファイとチコニアというオランダにまつわる2大音楽家
に焦点が当てられています。デュファイはブリュッセル近郊に生まれ、北ヨー
ロッパの音楽をイタリアへと伝えた14世紀を代表する大音楽家。チコニアはイ
タリア人でありますがリエージュで音楽を学び、北ヨーロッパの音楽に多大な
影響を受けた音楽家です。その他にもランディーニ、カゼルタらのシャンソン
も収録。北ヨーロッパからイタリアまで、当時のヨーロッパに流れる中世後期
音楽の潮流が感じられる1枚となっています。リュート、ヴィエール、リコー
ダーによって奏でられる伴奏の響きは柔らかく、どこか懐かしさも感じられる
もの。神秘的な響きを湛える中世シャンソンの魅力をたっぷりと感じられる1枚
となっています。

ACDBH 050(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)J=B.ルイエ:リコーダー・ソナタ第5番 ハ短調 
(2)ルオッフ(1957-):ラブ・ストーリーI 
(3)ヘンデル:15の独奏ソナタより 第2番 ト短調 HMV 360 
(4)ルオッフ:ラブ・ストーリーII 
(5)W.バベル:ソナタ第2番 ハ短調 (6)ルオッフ:ラブ・ストーリーIII 
(7)J.S.バッハ:6つの無伴奏チェロ組曲第4番より プレリュード BWV 1010 
(8)ジェミニアーニ:
オペラ「ディオクレティアヌス」より、アリア「私がどれだけ彼女を愛して
いるか、どのように見せよう」
(9)ルオッフ:ラブ・ストーリーIV 
(10)ヘンデル:15の独奏ソナタより 第9番 ニ短調 HMV 367a
ランサンブル・ロッシニョール
{アリス・ゴルト=スヴィティンク(バロック・フルート)、
エリー・ヴァン・ミュンスター(テオルボ)}
録音:2010年2月8-10日、コーペル教会(フェーンハイゼン、オランダ)
「ロンドン・ラブ」というCDタイトルの通り、「愛」をテーマとし、18世紀ロ
ンドンで活躍していた音楽家達のフルート作品を集めた1枚。ルイエ、ヘンデ
ル、バッハら当時を代表する音楽家達の作品の間に、ドイツ人の現代音楽家ル
オッフのフルート独奏曲「ラブ・ストーリー」を挿入したユニークなプログラ
ムとなっています。テオルボの伴奏に乗せて優雅に響くバロック・フルートの
柔らかな音色には思わずうっとり。「ラブ・ストーリー」は、装飾豊かで優雅
な旋律と艶のあるメランコリックな響きが美しい作品。全体的にゆったりとし
た素朴な曲調を中心とする18世紀の作品との対比を楽しむことができます。
18世紀と現代、2つの時代にまたがる愛の調べを堪能できる1枚です!

ACDHJ 044(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)ドゥ・ビュイソン:「おお、皆の者」 
(2)フラミングス:「肉において十字架についた者を―思いおこす」 
(3)ウタンダル:「彼を一人子として嘆く―女たちは涙する」 
(4)バーテリンク(*1929):「我は癒しとならん」 
ファルケステイン(*1928):(5)「主の受難にあって」 
(6)「ヨハネの福音による我らが主の受難」 
(7)オルランド・ディ・ラッソ:
「おお十字架、すべての星の輝き―甘美な木よ」 
(8)フラミングス:「おお、神の子羊よ」 
(9)ディ・ラッソ:「オリーヴ山の上で、主は父に祈った」
バーテルリンク(Org.)、ラバスカドル、
ウィリアム・バード・ヴォカール・アンサンブル
録音:2009年10月19-20日、11月21-22日、12月9日、
旧カトリック教会(デルフト、オランダ)およびR.C.大聖堂
(ハールレム、オランダ)
ドゥ・ビュイソンやオルランド・ディ・ラッソら、16世紀の音楽家達による
受難曲集。どの時代においてもキリスト教音楽には欠かせない受難曲ですが、
今回収録された作品はポリフォニー音楽の黄金時代といわれる時期に作曲され
たもの。厳かに行われるミサにふさわしいよう、その響きは荘厳に満ちたもの
となっています。また、本CDでは演奏者バーテルリンク自身のオルガン作品、
ファルケステインの合奏曲など、受難作品をテーマとした現代音楽家の作品
も収録されています。伴奏を担当するラバスカドルは16世紀音楽に中心に、
中世からバロック時代までをレパートリーとしている古楽器演奏団体。ウィ
リアム・バード・ヴォカール・アンサンブルの美しい歌声と共に、神秘的な
響きを聞かせてくれます。




<Dynamic>
DYNBRD 55567(Blu-ray) ¥4780
字幕:伊英独仏西
ロッシーニ:「泥棒かささぎ」
ミケーレ・ペルトゥージ(Bs 代官)
マリオラ・カンタレロ(S ニネッタ)
ディミトリ・コルチャク(T ジャンネット)
マヌエラ・クステル(Ms ピッポ)
アレックス・エスポジト(Br フェルナンド)
ポオロ・ボルドーニャ(Br ファブリツィオ)
クレオパトラ・パパテオロゴウ(Ms ルチア)
ステファン・チフォレッリ(T イザッコ)
ほか
リュー・ジア(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団,
プラハ室内合唱団
演出:ダミアーノ・ミキエレット
収録:2007年8月
2007年、ペーザロでのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで上演された
「泥棒かささぎ」は、若き演出家、ダミアーノ・ミキエレットの名を一気に世
に広めるものになりました。かささぎが銀のスプーンを盗むことが発端となっ
てヒロインが死の間際まで追い詰められるというこのオペラの物語を、少女の
夢の中の世界にするという大胆な発想に基づいて、新規さと美しさと感動が見
事に融合された舞台を作り上げました。この演出がいかに高い評価を得たかは、
イタリアの権威あるフランコ・アッビアーティ賞を受賞したことでも分かりま
す。既に輸入DVD(DYNDVD 33567)、日本語字幕付きDVD(KKC 9004)で発売済みな
がら、もとよりHD収録での映像の美しさには定評のあるDynamic社、初の
Blu-Rayディスクとなるこの「泥棒かささぎ」でますます鮮明な映像を楽しめ
ることになりました。
ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでの上演だけに、音楽面も非常に高水
準。ロッシーニ・バスの重鎮、ミケーレ・ペルトゥージの歌う悪代官、スペイ
ンの若きプリマドンナ、マリオラ・カンタレロのニネッタ、ロシア出身のロッ
シーニ・テノールの俊英、ディミトリ・コルチャクのジャンネット、さらにこ
の後ROFでさらなるブレイクを果たしたバリトン、アレックス・エスポージト
のフェルナンド、など、極めて優秀なキャスト。上海出身の指揮者、リュー・
ジアの手堅い指揮もあって、素晴らしく充実した上演です。

CDS 713 ¥1950
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第11番 ヘ長調 K.413
ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414
ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415
アンドレア・バッケッティ(P)
カルロ・ゴルドステイン(指)
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
録音:2010年7月、パドヴァ
バッハの鍵盤用小品集(CDS 629)、鍵盤楽器のためのトッカータ全集(CDS 658)、
そしてことにゴルトベルク変奏曲(CDS 659)で大きな評判となったアンドレア・
バッケッティ、新録音はモーツァルトのピアノ協奏曲。バッハを得意とする明
晰で整理のされた音楽と、モーツァルトが憧れたイタリアの明るさが、理想的
な形で融合した演奏です。1966年創設のパドヴァ・ヴェネト管弦楽団を、トリ
エステ生まれの指揮者、カルロ・ゴルドステイン指揮、バッケッティの音楽を
サポートしています。

CDS 709 ¥1950
P.A.アヴォダーノ:(1)《ベレニーチェ》からの場面 
(2)アリア「ああ、あなたは美しいセレネを知らない」
P.G.アヴォダーノ:(3)シンフォニア ニ長調 (4)シンフォニア ヘ長調
(5)アルメイダ:カンタータ「あの魅惑的な顔に」
(6)伝セイシャス:協奏曲 ト短調
エンリコ・オノフリ(指)ディヴィーノ・ソスピーロ
ジェンマ・ベルタニョッリ(S)
フェルナンド・ミゲル・ハロト(Cemb)
ステーファノ・バルネスキ(Vn)
録音:2010年2月、リスボン
日本でも高い人気を誇るエンリコ・オノフリが18世紀ポルトガルの珍しい作曲
家の作品を録音しました。ピエトロ・ジョルジョ・アヴォダーノ(生没年不詳)
は、ジェノヴァ生まれで、19歳の時にリスボンに移住したヴァイオリニスト、
作曲家。ペドロ・アントニオ・アヴォダーノ(1714-1782)は彼の息子。二人と
も宮廷楽団で活躍しました。フランシスコ・アントニオ・デ・アルメイダ
(1702年頃-1755年頃)は、ポルトガル王ジョアン5世の命でイタリア留学をし、
リスボンの宮廷音楽の発展に貢献をした人物。バロック声楽作品の歌姫として
知られるジェンマ・ベルタニョッリが父アヴォダーノの曲を歌っているのも魅
力です。

=デリーツィエ・ムジカーリ=
DM 8026 ¥880
ヴィオッティ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.4
ソナタ第1番 ホ長調
ソナタ第2番 イ長調
ソナタ第3番 ニ長調
ソナタ第4番 変ロ長調
ソナタ第5番 変ホ長調
フェリックス・アーヨ(Vn)
コッラード・デ・ベルナルト(P)
録音:1997年、ジェノヴァ
旧S 2002。先に発売された9枚組ヴィオッティ集(CDS 689)にも含まれたヴィオ
ッティのヴァイオリン・ソナタ集です。イ・ムジチ創立以来15年に渡ってコン
サートマスターを務めたフェリックス・アーヨのヴァイオリンは、まさにイタ
リアンな美感の滴るもの。待望の再発です。

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11-12 No.23

2011年12月30日 18時04分50秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
●ICON シリーズ
CZS-6790262 9枚組 ¥2650
ブルーノ・ワルター(限定盤)
偉大な指揮者達の黄金時代に名をはせたワルターの、得意としたドイツ・オー
ストリア系のレパートリーを主に集めた9枚組。
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 48Pブックレット
CD1
1.モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番二短調 K466 (録音:1937年5月)
2.モーツアルト:交響曲第38番 K504 「プラハ」 (録音:1936年12月)
3.モーツァルト:
セレナード第13番 ト長調 K525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
以上、演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD2
1.モーツァルト:フィガロの結婚序曲 K492 (録音:1932年4月)
ブリティッシュ・シンフォニー・オーケストラ
2.モーツァルト:交響曲第39番 K543 (1934年5月)
演奏:BBC交響楽団
3.モーツァルト:皇帝ティトゥスの慈悲 序曲(録音:1938年1月)
4.モーツアルト:偽の女庭師 序曲 (序曲:1938年1月)
5.モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K551「ジュピター」(録音:1938年1月)
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD3
1.モーツァルト:レクイエム二短調 K626 (録音:1937年5月)
エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、
ケルスティン・トルボルイ(コントラルト)
アントン・デルモータ(テノール)、アレクサンダー・キプニス(バス)
演奏:ウィーン国立歌劇場合唱団
2.モーツァルト:ドイツ舞曲 K605 (録音:1937年5月)
以上、演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD4
1.ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」(録音:1936年12月)
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
2.ハイドン:
交響曲第92番ト長調 Hob.I.92「オックスフォード」(録音:1938年5月)
3.ヨハン・シュトラウス:「こうもり」序曲 (録音:1938年5月)
演奏:パリ音楽院管弦楽団
CD5
1.シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D759「未完成」(録音:1936年1月)
2.ワーグナー:ジークフリート牧歌 (録音:1935年6月)
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
3.ワーグナー:
ニュルンベルクのマイスタージンガー第1幕への前奏曲(録音:1930年5月)
演奏:ブリティッシュ・シンフォニー・オーケストラ
4.マーラー:亡き子をしのぶ歌 (録音:1949年10月)
演奏:キャスリーン・フェリアー(ソプラノ)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD6
1.ワーグナー:「ワルキューレ」第1幕 (録音:1935年6月)
2.第2幕 第3場
演奏:ロッテ・レーマン(ジークリンデ)、
ラウリッツ・メルヒオール(ジークムント)
エラ・フレッシュ(ブリュンヒルデ)、アルフレート・イェルガー(ヴォータン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD7
1.マーラー:大地の歌 (録音:1936年5月)
ケルスティン・トルボルイ(コントラルト)、チャールズ・クルマン(テノール)
2.私はこの世に捨てられて(リュッケルト歌曲より) (録音:1936年5月)
ケルスティン・ソルボルク(コントラルト)
3.交響曲第5番ハ短調より第5楽章「アダージェット」 (録音:1938年1月)
以上、演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD8
1.マーラー:交響曲第9番二短調 (1938年1月)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD9  ジョン・トランスキーによるワルター回想録
1.イントロダクション 
2.1920年代、コヴェント・ガーデンでのオペラ(薔薇の騎士第2幕)
3.ロンドン交響楽団への影響   
4.マーラー交響曲第9番 
5.ロンドン・フィルへの影響(マーラー交響曲第1番他)
以上、ブルーノ・ワルター指揮

CZS-6790432 9枚組 ¥2650
グイド・カンテルリ(限定盤)
イタリアの名指揮者、カンテルリのEMI・レコーディングスのすべてを収録した
9枚組(8枚+1枚の60分間のオーディオ・ドキュメンタリー)。
トスカニーニの後継者と目されたにもかかわらず、スカラ座の首席指揮者に就
任してわずか数日後に、飛行機事故で36年の短い生涯を終えた悲劇のヒーロー。
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 48Pブックレット
CD1
1.モーツァルト:音楽の冗談 K522 I.アレグロ (録音:1955年8月)
2.モーツァルト:交響曲第29番イ長調 K201(録音:1956年6月)
3.ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 作品67 第2-4楽章(録音:1956年6月)
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
CD2
1.ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92 (録音:1956年5月)
2.シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D759「未完成」(録音:1955年8月)
3.ロッシーニ:どろぼうかささぎ序曲 (1952年10月)
以上、フィルハーモニア管弦楽団
4.ロッシーニ:コリントの包囲序曲 (録音:1949年5月)
演奏:ローマ・スタビレ・アカデミア・ディ・サンタ・チェチーリア管弦楽団
CD3
1.メンデルスゾーン:
交響曲第4番イ長調 作品90「イタリア」(録音:1955年8月)
2.シューマン:交響曲第4番二短調 作品120 (録音:1953年5月)
以上、フィルハーモニア管弦楽団
3.アルフレード・カゼッラ(1883-1947):
パガニーニアーナ作品65(録音:1949年5月)
演奏:ローマ・スタビレ・アカデミア・ディ・サンタ・チェチーリア管弦楽団
CD4
1.ブラームス:交響曲第1番ハ短調 作品68(1953年5月)
2.ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 作品90 (1955年8月)
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
CD5
1.チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」(録音:1951年10月)
フィルハーモニア管弦楽団
2.チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 作品64(1950年9月)
演奏:ミラノ・スカラ座管弦楽団
CD6
1.ワーグナー:ジークフリート牧歌 (録音:1951年10月)
フィルハーモニア管弦楽団、デニス・ブレイン(ホルン)
2.チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」(録音:1952年10月)
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
CD7
1.ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 (録音1954年6月)
2.ドビュッシー:3つの夜想曲より、「雪」、「祭り」(録音:1955年8月)
3.ドビュッシー:海ー3つの交響的スケッチ(録音:1954年9月)
4.ドビュッシー:聖セバスティアンの殉教 (録音:1954年6月)
5.ドビュッシー:交響的断章-ユリの庭
6.-法悦の踊りと第1幕の終幕
7.-受難
8.-よき羊飼い
CD8
1.デュカス:魔法使いの弟子
2.ファリャ:三角帽子より 隣人達の踊り 
3.-粉屋の踊り
4.-終幕の踊り
5.ラヴェル:ダフニスとクロエ 第2組曲より 夜明け
6.-パントマイム
7.-全員の踊り      (録音:1954年6月)
以上、演奏:フィルハーモニア管弦楽団
8.フランク:交響曲二短調(全3楽章) (1954年4月)
NBC交響楽団
CD9 ジョン・トランスキーによるカンテルリ回想録(オーディオ・ドキュメン
タリー)
1.Remembering Cantelli :
イントロダクション、ベートーヴェン:交響曲第5番フィナーレ
2.ファースト・レコーディング
3.フィルハーモニア管弦楽団への影響
4.カンテルリの完璧主義
5.メンデルスゾーン:交響曲第4番フィナーレ
6.ラヴェル:ダフニスとクロエ、第2組曲、リハーサル
7.ドブッシュ―:海
8.レコーディング・メソッドについて ブラームス:交響曲第3番
9.聴衆への影響
10.ファイナル・レコーディング、そして死
ベートーヴェン:交響曲第5番 フィナーレ
以上、グイド・カンテルリ指揮

CZS-6790732 8枚組 ¥2480
エリー・アメリンク(限定盤)
1933年オランダ生まれのソプラノの名花、アメリンクは、確かな技術に加え、
その類まれなあたたかな人間性で世界の主要舞台で活躍した。
特にリート歌手として名を馳せたソプラノで、フランス歌曲、ドイツ歌曲を得
意としたがモーツァルトやハイドンなどのオペラにも出演。8枚組の1枚目はソ
プラノのためのカンタータからはじまり、CD8は世界のクリスマス・ソング等
が収録されている。
クラムシェル・ボックス、各CD紙製ケース入り、48ページ・ブックレット
CD1 J.S.バッハ:
1.結婚カンタータ BWV202 悲しみの影よ、消え去れ(全9曲)
2.カンタータ 悲しみを知らぬ者 BWV209(全5曲)
以上、アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
クリストファー・ホグウッド(チェンバロ)
3.カンタータ 神はわが堅き砦 BWV80
南ドイツ・マドリガル合唱団、コンソルティウム・ムジクム
ヴォルフガング・ゲンネンヴァイン指揮
(録音:1967年7月15-20日Stadthale, Marbach)
4.カンタータ 心と口と行いと命もて より 主よ、人の望みの喜びよ 
BWV147
アカデミー室内管弦楽団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
録音:1970年7月 King's College Chapel, Cambridge, UK
5.カンタータ 人は喜びで勝利の歌を歌う BWV149より 
南ドイツ・マドリガル合唱団、コンソルティウム・ムジクム
6.ヨハネ受難曲 BWV245 より 私は喜びの足どりであなたに従います
融けて流れよ、わが心
南ドイツ・マドリガル合唱団、コンソルティウム・ムジクム
7.クリスマス・オラトリオ BWV248より 彼の人のただ手招きに
アカデミー室内管弦楽団、フィリップ・レッジャー指揮
CD2 J.S.バッハ
1.ただ神の摂理にまかす者(カンタータBWV93)より 主を仰ぎのぞみ
2.われ汝に呼ばわれ、主イエス・キリストは(カンタータBWV177)より 
3.われいかで世にことを問わん(カンタータBWV94)より
4.悲しみを知らぬ者(カンタータBWV202)より 
5.取れ、己が取り分を(カンタータBWV144)より 節度満ち足りることを
6.われ、汝をいかになさんか(カンタータBWV89)より
7.わが内に憂いは満ちぬ(カンタータBWV21)より
8.クリスマス・オラトリオ(BWV248)より
9.待ち望むみなわれを(カンタータ187)より 神生かし養いたもう
10.わが心は地の海に漂う(カンタータBWV199)より 
沈黙のうめきよ、秘められた嘆きよ
11.神なしたもう御業こそいと喜けれ(カンタータBWV98)より 
目よ、泣くのをおやめ
12.暁の星のいと美しきかな(カンタータBWV1)より 貧しき者は食し
13.貧しき者は食し(カンタータBWV75)より 勇みて苦しみをも負わんわが身に
14.人もしわれを愛せばわが話を守らん(カンタータBW74)より 
来て下さい、来て下さい、私の心はあなたに開かれています
15. ミサ ヘ長調(BWV233)より 世の罪を除きたもう主よ
演奏:ハン・デ・ブリース(オーボエ、オーボエ・ダ・カッチャ、
オーボエ・ダモーレ)
リフテ・ファン・デル・メール(チェロ)、
アルバート・ド・クラーク(オルガン)
(録音:1983年8月、Pieterskerk, Utrecht)
CD3 シューベルト:
1.水の上で歌う D774
2.湖上にて D543
3.エルラフ湖 D586
4.ます D550
5.囚われの歌人たち D712
6.夕暮れの情景 D59
7.若者と死 D545
演奏:アーウィン・ゲイジ(ピアノ)
(録音: 1971年10月7-13日 Gemeindehaus Studio, Berlin-Zehlendorf)
8.ズライカ I : 吹きかようものの気配は
9.ズライカ II :ああ、湿っぽいお前の羽ばたき
エレンの歌
10.I. いこえ戦士たち
11.II. 狩人よ、いこえ
12.III. アヴェ・マリア
13.糸を紡ぐレートヘン
14.歌の中のなぐさめ
15. 音楽に寄す
16.ガニュメート D.544
17.春への想い
18.愛はどこにいても
19.笑いと涙 D777
20.セレナーデ D889
演奏:イエルク・デームズ(ピアノ)
録音:1970年1月10-13日 Gemeindehaus Studio, Berlin Zehlendorf
CD4 シューベルト:
1.岩の上の羊飼い D965
2.春に D882
3.アマリア D195
4.アティス D585
演奏:ジョージ・ピーターセン(クラリネット)、アーウィン・ゲイジ(ピアノ)
(録音:1971年10月7-13日 Gemeindehaus Studio, Berlin-Zehlendorf)
モーツァルト:
5.静けさがほほえみながら K152
6.鳥は年ごとに K307
7.寂しい森の中で K308
8.満足 K473
9.おいで、愛するツィターよ K351
10.いましめ K433
11.すみれ K476
12.私のなぐさめであっておくれ K391
13.魔法使い K472
14.別離の歌 K519
15.ルイーゼが不実な恋人の手をやいた時 K520
16.夢のすがた K530
17.私の胸は喜びに高鳴る K579
18.かくしごと K518
19.可愛い糸紡ぎ K531
20.夕べの想い K523
21.老婆 K517
22.クロ―エに K524
23.春へのあこがれ K596
演奏:イエルク・デームス(ピアノ)、ヴィリ・ロザンタール(マンドリン)
(録音: 1969年12月1-3日、Gemeindehaus Studio, Berlin-Zehlendorf)
CD5 フォーレ:
1.蝶と花 作品1-1
2.愛の夢 作品5-2
3.ある僧院の廃墟で 作品2-1
4.ひとりぼっち 作品3-1
5.あけぼの 遺作
6.2つの二重唱より I.この世のすべての魂 作品10-1
7.II. タランテラ 作品10-2
8.河のほとりで 作品8-1
9.秋 作品18-3
10.消えない薫り 作品76-1
11.アルペジオ 作品76-2
12.金の涙 作品72
13.メリサンドの歌 遺作
14.夕暮れ 作品83-2
15.小唄 作品94
16.ヴォカリーズ・エチュード
17.イヴの歌 作品95 I. 楽園
18. II.最初の言葉
19. III,燃えるバラ
20. IV.なんという神の輝き
21. V,.白い夜明け
22. VI.生命の泉
23. VII.目覚めているのか、陽の光のような私の香りよ
24. VIII.白いバラの香りの中で
25. IX.たそがれ
26.  X..おお死よ、星くずよ
27. 閉ざされた庭 作品106 I.願の成就
28. II.あなたが私の目に見入る時
29. III 使い女
30. IV.私はあなたの心に身をゆだねよう
31. V.ニンフの神殿で
32. VI. 、薄暗がりの中で
33. VII.私には大切なのです
34. VIII.砂の上の墓碑銘
35. それこそ平和 作品114
演奏:ジェラール・スゼー(バリトン)(13)、ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
(録音:1970年6月、1973年7月、1974年1-3月 Salle Wagram , Paris)
CD6 ドビュッシー:
1.星の輝く夜に
2.麦畑の花
3.艶なる宴
4.声をひそめて
5.操り人形
6.月の光
7.夢
8.砂浜
9.花
10.夕暮れ
11.ため息
12.とるに足らない願い
13.扇
14.もう家のない子供たちのクリスマス
演奏:ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
(録音:1971年4月、1977年1月&12月、1979年1月&2月 Salle Wagram,Paris)
プーランク:
15. ジャン・モレアスの詩による4つの歌より I.ロマンティックな歌
16. II.田園の歌
17. III 重苦しい歌
18. IV.活気ある歌
19. ルイーズ・ラランヌの3つの詩より I.贈り物
20. II.唄
21. III.,昨日
22. マックス・ジャコブの5つの詩より I.ブルターニュの歌
23. II.お墓
24. III.ちいさなしもべ
25. IV.子守唄
26. V. スリックとムリック
27. モーリス・カレームの詩による7つの歌より I,おねむ
28. II.不思議な出来事
29. III.ハートのクイーン
30. IV.バ・ブ・ビ・ボ・ビ・ブ
31. V.天使の音楽家
32. VI.赤ちゃん水差し
33. VII.四月の月
34. 気まぐれ
35. 対話
演奏:ジェラール・スゼー(バリトン)(35)、ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
(録音:1974年9月&12月、1975年3月ー5月&10月、1976年2月&7月
1977年1月&2月、Salle Wagram, Paris)
CD7
1. A.スカルラッティ: すみれ
2. A.スカルラッティ: 汝わがそばにあらば
3. ハイドン: 人魚の歌
4. ベートーヴェン:悲しみの喜び
5. ロウ:見た人は誰もいない
6. ブラームス;下の方の谷の底(49のドイツ民謡より)
7. メンデルスゾーン:歌の翼に 作品34-2
8. シューベルト:幸福D433
9. グリーグ:君を愛す 作品5-3
10. サティ:ランピールのプリマドンナ
11. サティ:あなたが大好き
12. マルケージ:恋に狂う娘
13. アーン:わたしの歌に翼がある
14. ショーソン:蝶々 作品2-3
15. ショーソン:はちすずめ 作品2-7
16. デュパルク:悲しい歌
17. フォーレ:夢のあとに
18. ストラヴィンスキー:牧歌
演奏:ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
録音:1972年9月6-11日、Gemeindehaus Studio, Berlin-Zehlendorf
19. プーランク:ルイーズ・ヴィルモランの詩による歌 I.リエージュの少年
20. II.浮世を忘れて
21. III.白衣の天使たちに
22. この優しい顔
23. ルイーズ・ドゥ・ヴィルモランの詩による6つの歌より 
I.アンドレの奥さん
24. II.草の中に
25. III.飛んで行ってしまったのね
26. IV.私の亡骸は手袋のようにぐったりと
27. V.ヴァイオリン
28. VI.花
演奏;ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
(録音:1974年9月&12月、1975年3-5月&10月、1977年1月&2月)
Salle Wagram、Paris
CD8
1.明るい土手に座っていたら(トラディショナル)
2.その声はやさしかったよ(トラディショナル)
3.Beginiker:イン・ドゥルチェ・ユビロ
4.Beginier: また新しい喜びが
5.Beginiker:さあ、ぼうやをあやしましょう
6.山の土を(トラディショナル)
7.ブラームス:宗教的な子守唄作品91-2
8.ハイドン:乙女よ、はしためよ、待隣節のアリア
9.おお、イスラエルの聖らかな処女よ(トラディショナル)
10.小さな小さなイエス(トラディショナル)
11.クリスマスの歌(トラディショナル)
12.ビリャンシーコ -クリスマスの踊り唄(トラディショナル)
13.コルドバのビリャンシーコ(トラディショナル)
14.アンダルシアのビリャンシーコ(トラディショナル)
15.牡牛と灰色ロバにはさまれて(トラディショナル)
16.羊飼いの呼び声(トラディショナル)
17.マリアのために(トラディショナル)
18.おもちゃのクリスマス(トラディショナル/ラヴェル編)
演奏;佐藤豊彦(リュート)、アルバート・ド・クラーク(オルガン)
ダルトン・ボールドゥイン(ピアノ)
19.ベートーヴェン:ミサ曲ハ短調より キリエ
演奏:ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、テオ・アルトマイヤー(バス)、
マリウス・リントツラー(バス)、フィルハーモニア合唱団、
フィルハーモニア管弦楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
(録音:1970年9月15-18日 All Saints Church,Tooting) 
20.マーラー:交響曲第4番ト長調 第4楽章
演奏:ピッツバーグ交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
(録音:1978年5月15-16日、Heinz Hal, Pittsburgh)
以上、エリー・アメリンク(ソプラノ)

CZS-6790862 10枚組 ¥2780
アレクシス・ワイセンベルク(限定盤)
1929年ブルガリア生まれの巨匠、ワイセンベルクは3歳からブルガリアの名教
師、ウラディゲロフにピアノと作曲を学ぶ。ユダヤ人であったため、戦争中は
収容所に入れられたが、アメリカに逃れ、ジュリアード音楽院でランドフスカ
や、シュナーベルに師事。カラヤンなどと積極的に録音を重ねた。恩師ウラ
ディゲロフの曲も録音、本CDのCD9のアンコール集に収録されている。
CD1
1.モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K271
2.モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467(録音:1978年1月)
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
CD2
1.ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11 (録音:1967年12月)
2.ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21 (録音:1962年9月)
演奏:パリ国立音楽院管弦楽団、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
CD3
1.ブラームス:ピアノ協奏曲第1番二短調作品15 (録音:1972年1月)
演奏:ロンドン交響楽団,カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
2.フランク:交響的変奏曲 (録音:1986年1月)
3.フランク:プレリュード、フーガと変奏 作品18 (録音:1986年1月)
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
CD4
1.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11 (録音:1970年2月)
演奏:パリ管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
2.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18 (1972年9月)
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
CD5
1.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番二短調作品30 (録音:1979年9月)
演奏:フランス国立管弦楽団、レナード・バーンスタイン指揮
2.プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調作品26 (録音:1970年1月)
演奏:パリ管弦楽団、小澤征爾指揮
CD6
1.ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー (録音:1983年6月)
2.アイ・ガット・リズム変奏曲 (録音:1983年6月)
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、小澤征爾指揮
3.ラヴェル;ピアノ協奏曲ト長調 (録音:1970年1月)
演奏:パリ管弦楽団、小澤征爾指揮
4.ムソルグスキー:展覧会の絵 (全曲) (録音:1971年1月)
CD7
1. J.S.バッハ:コラール主よ、人の望みの喜びよ カンタータBWV147
2.J.S.バッハ:コラール前奏曲 来たれ、異教徒の救いの主よ
3.JS.バッハ:前奏曲 いまぞ喜べ、愛するキリストの信者たちよ
4.J。S.バッハ:シチリアーノーフルート・ソナタ第2番 BWV1031より
5.J.S.バッハ:プレリュードとフーガ イ短調 BWV543
6.J.S.バッハ:
コラール 前奏曲 我、汝を呼ぶ、主・イエス・キリストよBWV639
7.J.S.バッハ:シャコンヌー無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
8.J.S.バッハ:トッカータとフーガ 二短調 BWV565
9。J.S.、バッハ:プレリュード ロ短調 BWV855a (録音:1973年1月)
10-11 J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ 二短調 BWV903
12-14  J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971 (録音:1966年1月)
CD8
シューマン:
1.子供の情景 作品15
2.幻想曲 ハ長調 作品17 (録音:1967年1月)
3.ユモレスク 作品20 (1977年1月)
CD9 
1.子供のためのアルバム (録音:1973年1月)
CD10 アンコール集
1.ベートーヴェン:
月光ソナタより第1楽章(ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27-2)
2.ベートーヴェン:エリーゼのために (録音:1978年1月)
3.ベートーヴェン:
ロンド・カプリッチョ ト長調 作品129 (録音:1977年5月)
4.ショパン:エチュード作品10-3「別れの曲」
5.ショパン:即興曲 第1番 作品29
6.シューマン:アラベスク ハ長調 作品18
7.リスト:愛の夢 第3番 S541
8.リスト:即興円舞曲
9.チャイコフスキー:ゆりかごの歌 作品16-1
10.ドビュッシー:エチュード 第11番 重複するアルペジオのために
11.ドビュッシー:月の光
12.ドビュッシー:レントより遅く
13.スクリャビン:夜想曲変ニ長調作品9-2 左手のための小品より
14.スクリャビン:練習曲変ロ短調 作品8-11
15.セヴラック:ロマンティックなワルツ
16.ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2
17.ヴラディゲロフ:インプロヴィゼーション
以上、アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)

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11-12 No.22

2011年12月30日 18時04分28秒 | Weblog
<VELUT LUNA>
CVLD 219 ¥2080
ペルゴレージ(1710-1736):スターバト・マーテル
マリアンナ・プリッツォン(ソプラノ)
エレーナ・ボスカロル(メゾソプラノ)
ボデチャ・ネジャ女声合唱団
アルペ・アドリア・フィルハーモニー管弦楽団
ルイジ・ピストーレ(指揮)
録音:2010年12月12日、ゴリツィア(イタリア)、フリウラーナ文化ホール、
ライヴ
スロヴェニア国境に近いゴリツィアの合唱団と管弦楽団による演奏。ローカル
ながら独唱を含め高い演奏水準にあります。収録時間が約40分と短いながらフ
ルプライス商品です。ご了承ください。




<DE RODE POMP>
RP/GMA 032 ¥1850
デュパルク(1848-1933):歌曲集
悲しき歌/ギャロップ/セレナード/ため息/ミニョンのロマンス
戦いのある国へ/波と鐘/悲歌/恍惚/ロズモンドの館/フィディレ
遺言/前世
ゼーハー・ヴァンデルステーネ(テノール)
ジャン=ニコラ・ディアトキン(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2003年
ゼーハー・ヴァンデルステーネは1940年ベルギー、フランドル地方のゲントに
生まれたテノール。グレゴリオ聖歌から現代音楽に至る非常に幅広いレパート
リーに対応でき、もちろんフランス語、ドイツ語も自由自在。日本ではアーノ
ンクール、ブリュッヘン、ガーディナー、ヘレヴェッヘ、コープマンらの指揮
で歌ったバロック-古典派音楽の録音やコンサートでおなじみの名歌手です。

RP/GMA 042 2枚組 ¥2180
カルロス・セイシャス(1704-1742):鍵盤楽器のためのソナタ集
ハ長調(Sonata 6)/ハ長調(Sonata 8)/ハ長調(Sonata 10)
ハ短調(Sonata 14)/ハ短調(Sonata 15)/ハ短調(Sonata 16)
ニ長調(Sonata 19)/ニ短調(Sonata 24)/ニ短調(Sonata 27)
ニ短調(Sonata 28)/変ホ長調(Sonata 33)/ホ長調(Sonata 34)
ホ短調(Sonata 36)/ホ短調(Sonata 37)/ト長調(Sonata 46)
ト長調(Sonata 47)/ト短調(Sonata 50)/ト短調(Sonata 51)
イ長調(Sonata 59)/イ短調(Sonata 68)/イ短調(Sonata 71)
変ロ長調(Sonata 78)/ロ短調(Sonata XXV)
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2004年
根強いファンを持つポルトガルの作曲家セイシャスのソナタを2枚組合計約105
分、たっぷり収録したアルバム。ジョゼ・エドゥアルド・マルティンスは1938
年ブラジルのサンパウロに生まれ、フランスで、ジャック・フェヴリエ、ジャ
ン・ドワイヤンに師事したピアニスト。

RP/GMA 051 ¥1850
ビゼー(1838-1875):歌曲集
四月の歌/不在/愛の歌/てんとう虫/穏やかな海/ガスコーニュ人
海の精/子守歌/冬の後に/あなたが恋しているなら/パステル画
牧歌/忘れないで/あなたの心を開いて/私の命には秘密がある
ゼーハー・ヴァンデルステーネ(テノール)
ジャン=ニコラ・ディアトキン(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2005年

RP/GMA 061 ¥1850
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):歌曲集
大地と空気と雨(全10曲)
ある詩人に(全6曲)
私は恋人に言った(全6曲)
ハワード・ウォン(バリトン)
ヘイン・ボーテルベルグ(ピアノ)
録音:2006年1月21-23日、ゲント(ベルギー)、
デ・ローデ・ポンプ・コンサートホール

RP/GMA 062 ¥1850
ドビュッシー(1862-1918):ピアノのための12の練習曲
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2006年

RP/GMA 063 ¥1850
シューベルト(1797-1828):歌曲集「白鳥の歌」D.957
ゼーハー・ヴァンデルステーネ(テノール)
レヴェンテ・ケンデ(ピアノ)
録音:2006年5月25-26日、ゲント(ベルギー)、
デ・ローデ・ポンプ・コンサートホール

RP/GMA 065 ¥1850
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ヴィオラ・ソナタ Op.147(*)
ジャン=ピエール・ワールブルック(1954-):
ピアノ・ソナタ第3番/ヴィオラ・ソナタ第1番(*)
ドミニカ・エイクマンス(ヴィオラ(*))
フレデリク・クルーネ(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2006年

RP/GMA 066 ¥1850
シューベルト(1797-1828):歌曲集
ミューズの息子 D.764/リュートに D.905/音楽に D.547/笑いと涙 D.777
さすらい人が月に D.870/はなだいこん D.752/ガニュメート D.544
それらがここにいたことは D.775/ます D.550/春に D.882
さすらい人の夜の歌 D.224/君は私の憩い D.776/幸福 D.433
さすらい人の夜の歌 D.768/私のあいさつを D.741/野ばら D.257
春の思い D.686/夜の曲 D.672/さすらい人 D.489/愛の声 D.412
夕映えの中で D.799
ゼーハー・ヴァンデルステーネ(テノール)
レヴェンテ・ケンデ(ピアノ)
録音:2006年10月14日、ゲント(ベルギー)、ライヴ
使用楽器:ベーゼンドルファー製、Halbkonzertflugel M 225

RP/GMA 067 ¥1850
クラシカル・ヴァイオリンから五弦ヴィオラへ
シュニトケ(1934-1998):パガニーニに(無伴奏ヴァイオリンのための;1982)(*)
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001 から アダージョ(*)
ヤン・ヴァン・ランデゲム(1954-):献呈(五弦ヴィオラのための;2003)(+)
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007 から サラバンド(+)
クロード・ルドゥー(1960-):O Loli's Dream(五弦ヴィオラのための;2006)(+)
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007 から 前奏曲(+)
ジャン・パオロ・ルッピ(1959-):
Capriccio for Jenny(五弦ヴィオラのための;2005)(+)
クルト・ビッケンベルクス(1963-):
Da Pacem(無伴奏ヴァイオリンのための6つの小品;2006)から Part 4-5-6(*)
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004 から サラバンド(*)
ヤン・ヴァン・ランデゲム:
Antheilismus for Jenny(無伴奏ヴァイオリンのための;2005)(*)
ジェニー・スパノーグ(ヴァイオリン(*)、五弦ヴィオラ(+))
録音:2007年2月、ボルネム修道院教会(ベルギー)
使用楽器:2005年(*)、2006年(+)、Luc Deneys製
ヴィオラにヴァイオリンのE線相当の弦を加え高音域を拡大した五弦ヴィオラ
の名手としても知られるベルギーのヴァイオリン&ヴィオラ奏者ジェニー・
スパノーグの無伴奏プログラム。ヴァン・ランデヘム、ルドゥー、ビッケンベ
ルクスはベルギー、ルッピはイタリアの作曲家。

RP/GMA 069 ¥1850
イギリスのピアノ音楽
ウィリアム・スタンデール・ベネット(1816-1875):ソナタ ヘ短調 Op.13
ウィリアム・トマス・ベスト(1826-1897):
舞踏大楽章、ポルカ・オリジナル Op.4(*)/ロマネスカ Op.16(*)
チャールズ・ヒューバート・パリー(1848-1918):シュルブリード・チューンズ
サイモン・キャラガン(ピアノ)
録音:2007年5月、ゲント(ベルギー)、デ・ローデ・ポンプ・コンサートホール
(*)は初録音と表示されています。

RP/GMA 081 ¥1850
ヨハン・クーナウ(1660-1722):聖書ソナタ(1700)
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2008年

RP/GMA 083 ¥1850
ベルギーのピアノ音楽
ウィルフリート・ウェステルリンク(1945-):ソナタ第3番(幻想ソナタ)
ワウター・ヴァンデ・ヒンステ(1973-):CAFEによる変奏曲
ベルナルド・バールト(1963-):2つの音詩
ジャン・ドルーヴロワ(1967-):Void Man
ヨハン・ヴェルクレイセ(1968-):Zap and Joy
エルス・コーマン(ピアノ)
録音:2007年5月、ゲント(ベルギー)、デ・ローデ・ポンプ・コンサートホール
全曲初録音と表示されています。

RP/GMA 084 ¥1850
シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調
ティムール・セルゲーニア(ピアノ)
録音:2006年12月15日、ゲント音楽院(ベルギー)、ミリー・ホール、ライヴ
ティムール・セルゲーニアは1969年ベラルーシの首都ミンスクに生まれたピア
ニスト。3歳でミンスク国立音楽院の英才児童学校に入学、4歳で自作を弾いて
コンサート・デビュー、7歳で協奏曲デビューという神童ぶりを発揮。ミンス
ク音楽院に進んだ後、モスクワ音楽院でナウム・シュタルクマンに師事。コン
スタンチン・イグムーノフのマスタークラスに参加した最後の一人となりまし
た。1999年にドイツに移住、2005年よりベルギーのゲント音楽院客員教授を務
め、2008年にはベルギーでオーケストラ「Timur and His Team」を創設して指
揮者兼ソリストに就任しています。

RP/GMA 091 ¥1850
フォーレ(1845-1924):ピアノ作品集
バラード Op.19/主題と変奏曲 嬰ハ短調 Op.73
夜想曲第4番変ホ長調 Op.36/夜想曲第6番変ニ長調 Op.63
即興曲 第1番変ホ長調 Op.25/第2番ヘ短調 Op.31
第3番変イ長調 Op.34/第4番変ニ長調 Op.91/第5番嬰ヘ短調 Op.102
舟歌第12番変ホ長調 Op.106bis
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2009年

RP/GMA 971 ¥1850
フランドルのロマンティック・ピアノ音楽
イェフ・ヴァン・ホーフ(1886-1959):3つのワルツ
ローデウェイク・モルテルマンス(1868-1952):
マズルカ/パストラーレ/歌う鳥たち/間奏曲/即興曲
クレメント・ドホーゲ(1899-1951):ガヴォット/タランテッラ
ヘルマン・ムーレマンス(1893-1965):春の楽しみ
アウフスト・デ・ブック(1865-1937):夢/ガヴォット/トッカータ
マリヌス・デ・ヨング(1891-1980):フランドル舞曲
イェフ・ヴェルメイレン(1904-1999):五月の踊り/3つのスピリチュアル
ペーテル・カブス(1923-2000):ピアノ協奏曲(*)
フィリベルト・メース(ピアノ)
管弦楽団(*)
録音:データ記載なし 発売:1997年
フィリベルト・メース(1929-2006)はベルギー、フランドルの作曲家でゲザ・
アンダ門下のピアニスト。自宅で刺殺されるという悲惨な最期を遂げました。
(*)はオーケストラ、指揮者とも表示がございません。また、本体・外装に規
格番号表示がございません(ブックレットにのみ表示されています)。ご了承く
ださい。なお、規格番号「RP/GHA 971」の別商品がございますので、ご注文
の際はご注意ください。

RP/MC 004 ¥1850
エンリキ・オスワルド(1852-1931):
ピアノ四重奏曲ト長調 Op.26(*)
ピアノとチェロのためのソナタ幻想曲変ホ長調 Op.44(+)
ピアノ協奏曲 Op.10(ピアノと弦楽五重奏のための版)(#)
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
ルビオ弦楽四重奏曲(*/#)
ディルク・ヴァン・デ・ヴェルデ、
ディルク・ヴァン・デン・ハウウェ(ヴァイオリン)
マルク・ソナールト(ヴィオラ) ペーテル・デヴォス(チェロ(+))
パスカル・スメッツ(コントラバス(#))
録音:2002年2月17-20日、Mullem(ベルギー)、聖ヒラリウス礼拝堂
エンリキ(エンリケ)・オスワルドはブラジルの作曲家・ピアニスト・音楽教師
・外交官。両親はヨーロッパからの移民であり、彼の作風もヨーロッパ的であ
ったため、20世紀に入りブラジル民族主義的音楽台頭後は忘れられた作曲家と
なってしまいました。(*)のヴァイオリニストがヴァン・デ・ヴェルデとヴァン
・デン・ハウウェのどちらかは不明。本体、外装の規格番号表示は「MC 004」
のみですが、「RP/MC 004」として管理いたします。ご了承ください。

RP/GHA 971 ¥1850
【再案内】
シュニトケ(1934-1998):弦楽三重奏曲
ストラヴィンスキー(1882-1971):弦楽四重奏のための3つの小品
ショスタコーヴィチ(1906-1975):弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110
モスクワ室内ソロイスツ
ミヒャエル・タイツ、エレーナ・ボーニ(ヴァイオリン)
レフ・アニケーエフ(ヴィオラ) ワレーリー・クリヴォボロドフ(チェロ)
録音:1995年10月24日、シルデ行政センター(ベルギー)、
ヴォールケンペン音楽祭、ライヴ

RP/GMA 002 ¥1850
【再案内】
ルシアン・ポスマン(1952-):
O! Zon(弦楽四重奏曲;1997)(*)/経験の歌(1886)(+)
5つの経験の歌(1989)(#)/交響曲第1番(1997)(**)
リムスキー=コルサコフ弦楽四重奏団(*)
ミハイル・ルコーニン(バリトン(+))
ヴィクトリア・エフトディエワ(ソプラノ(#))
ドミートリー・マホヴィートフ(クラリネット(#))
ユーリー・セーロフ(ピアノ(+/#)
サンクトペテルブルク国立アカデミー・カペラ交響楽団(**)
エドヴァルト・セーロフ(指揮(**))
録音:1999年10月15日(*)、1999年1月24日(+)、9月9日(#)、
サンクトペテルブルク、聖エカテリーナ・ルター派教会(*/+/#)
1999年12月4日、サンクトペテルブルク国立アカデミー・カペラ・コンサート
ホール(**)
ルシアン・ポスマンはゲント王立音楽院、アントワープ・フランドル音楽院で
学んだベルギーの作曲家。

RP/GMA 012 ¥1850
【再案内】
ワルテル・フス(1956-):
ピアノのための前奏曲とフーガ第1巻(第1番-第6番
ワルテル・フス(ピアノ)
録音:時期不明、サンクトペテルブルク、メロディア・スタジオ
ワルテル・フスはゲント、ブリュッセル両王立音楽院で学んだベルギーの作曲家。

RP/GMA 014 ¥1850
【再案内】
ウィレム・ペレマンス(1901-1991):室内楽作品集
ハープ四重奏曲/ハープのための前奏曲、アリアとワルツ
フルートとハープのためのソナタ/9つの凡作 から 第1, 2, 6, 7番
ヴァイオリンとピアノのためのセレナードと舞曲/フルート・ソナタ
アルパー・アンサンブル
アルド・バールテン(フルート)  グドルン・ヴェルカンプト(ヴァイオリン)
ディーデリク・サイス(ヴィオラ) マリー・ハリンク(チェロ)
ソフィー・ハリンク(ハープ)
フィリプ・マルテンス(ピアノ)
ウィレム・ペレマンスは20世紀ベルギーの代表的作曲家の一人。

RP/GMA 021 ¥1850
【再案内】
ドビュッシー(1862-1918):おもちゃ箱
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)

RP/GMA 022 ¥1850
【再案内】
フランソワーズ・ショヴォー(1953-):
藍色の交響曲(弦楽合奏のための)Op.2(*)
チェロとピアノのための悲歌 Op.68(+)
ハープと弦楽四重奏のための五重奏曲 Op.72(#/**)
白い交響曲(弦楽合奏とティンパニのための)Op.100(*)
ピアノ五重奏曲 Op.108(++/**)
サンクトペテルブルク室内管弦楽団(*)
ユーリー・セーロフ(指揮(*)、ピアノ(+))
イリーナ・モロキナ(チェロ(+))
イリーナ・カルプス(ハープ(#))
リムスキー=コルサコフ弦楽四重奏団(**)
フランソワーズ・ショヴォー(ピアノ(++))
録音:2001年5月18日、2002年5月22日、9月16日、
サンクトペテルブルク、聖エカテリーナ・ルター派教会
同一音源:Northern Flowers, NF/PMA 9909
フランソワーズ・ショヴォーはニューヨークのジュリアード音楽院で学んだフ
ランスの作曲家・ピアニスト。Northern Flowersレーベルとの共同制作。

RP/GMA 031 ¥1850
【再案内】
ドビュッシー、シェーンベルク、シュルホフ、メシアン:ピアノ作品集
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第2巻 から 霧/花火
シェーンベルク(1874-1951):5つのピアノ小品
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):左手のための組曲第3番
メシアン(1908-1992):
鳥のカタログ から イソヒヨドリ
幼児イエスに注ぐ20の眼差し から 幼児イエスの口づけ,喜びの聖霊の眼差し
Xie Ya-ou(ピアノ)
録音:2001年2月5日、ベルリン芸術大学





<MUSICAL CONCEPTS>
MC129 2枚組 ¥1250
ハイフェッツ・トランスクリプションズ
CD1:
ブルッフ:ロマンス イ短調 op.42
クライスラー:ロマンス op.4
シベリウス:ロマンス op.78-2
ドヴォルザーク:ロマンス ヘ短調 op.11
リスト:忘れられたロマンス
シンディング:ロマンス
ヴュータン:ロマンス op.40-1
ヴィエニャフスキ:無言歌 op.9-1
クララ・シューマン:3つのロマンス op.22
スヴェンセン:ロマンス ト長調 op.26
ゴルトマルク:ロマンス イ長調
ニールセン:ロマンス op.26
ヤナーチェク:ロマンス
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番-ロマンス
CD2:
ガーシュウィン:『ポーギーとベス』より
「サマータイム」、「女は気まぐれ」、「私の彼氏が行っちゃった」、
「そんなことはどうでもいいさ」、「ブルースのテンポで」、
「ベスよ、お前はおれのもの」
フォスター:金髪のジェニー
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ドビュッシー:美しき夕暮れ
トゥリーナ:闘牛士の祈り
カステルヌオーヴォ=テデスコ:タンゴ
ポンセ:小さな星
ド・ヴァレ:かがり火のそばで
ショパン:夜想曲第16番 op.55-2
メンデルスゾーン:無言歌集 第1集-「甘い思い出」
ディニク:ホラ・スタッカート
ブラームス:瞑想
ゴドフスキー:なつかしいウィーン
ハチャトゥリアン:剣の舞
ラフマニノフ:メロディ op.21-9
メトネル:おとぎ話 op.20-1
ボロディン:小組曲-「セレナード」
プロコフィエフ:3つのオレンジへの恋-「行進曲」
ラフマニノフ:ここはすばらしい場所 op.21-7
アーロン・ロザンド(Vn)
ヒュー・サン、ジョン・コヴェッリ(P)

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