クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-03 No.10

2008年03月06日 14時35分35秒 | Weblog
<DECCA & PHILIPS>
743277(DVD-Video) \3350
「プッチーニ・ゴールド」DVD
プッチーニ:
歌劇《ラ・ボエーム》
〈冷たい手を〉(パヴァロッティ)
ムゼッタのワルツ〈私が待ちを歩く時〉
(アドリアーナ・マルティノ)
二重唱〈愛らしい乙女よ〉(フレーニ、ライモンディ)
〈もう帰らないミミ〉(ライモンディ、パネライ)
〈私の名はミミ〉(フレーニ)
歌劇《ジャンニ・スキッキ》
〈私のお父さん〉(フォチレ)
歌劇《トスカ》
〈テ・デウム〉(ミルンズ、フェッラーラ)
〈歌に生き、恋に生き〉(カバイヴァンスカ)
〈星は光りぬ〉(ドミンゴ)
〈妙なる調和〉(ドミンゴ)
歌劇《蝶々夫人》
〈ある晴れた日に〉(フレーニ)
〈軍艦です〉(フレーニ、ルートヴィヒ)
〈可愛がって下さいね〉-花の二重唱〈桜の枝をゆすり、花びらを敷き〉
(フレーニ、ドミ ンゴ)
〈愛かそれとも気紛れか〉(ドミンゴ、カーンズ)
〈名誉のために生けることかなわざりし時は、名誉のために死なん〉
(フレーニ)
歌劇《トゥーランドット》
〈誰も寝てはならぬ〉(パヴァロッティ)
〈お聞き下さい、王子様〉(フォチレ)
歌劇《マノン・レスコー》
〈見たこともない素晴らしい美人〉(パヴァロッティ)
[ボーナス・トラック]
歌劇《ラ・ボエーム》
第1幕後半(テ・カナワ、オニール)
歌劇《トスカ》
第2幕抜粋(ターフェル)
ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ミレッラ・フレーニ、
クリスタ・ルートヴィヒ、ブリン・ターフェル、キリ・テ・カナワ、
シェリル・ミルンズ
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン、ズビン・メータ
2008年に生誕150年を迎えるプッチーニを祝ってリリースされるコンピレイショ
ンDVD。様々なアーカイブから、この作曲家のアリアやアンサンブル・シーン
のおいしいところを抜き集められています。キャストの豪華さはもうはや言う
に及びません。今回は、かつてVHDやLDで発売されていた『プッチーニ・ガラ』
の待望のDVD化である本編に、さらにボーナス・シーンとして2つの映像が追加
され、よりファンをシビレさせる内容となっています。
NTSC方式、リージョン・フリー、DTS 5.1サラウンド。
なお、2007年秋にリリースされた同名のCD2枚組セット(475 9379 9)も発売中。
この映像版と併せてお楽しみください。なおデッカではプッチーニ・イヤーで
ある2008年を通じ、これまでのプッチーニ作品を再発してゆく予定です。

743287(DVD-Video) 3枚組 \4050
《DECCA DVD スペシャル・パッケージ》
フローレス/「連隊の娘」&「ドン・パスクヮーレ」
ドニゼッティ:歌劇《連隊の娘》
トニオ・・・・・・・・・・・・フアン・ディエゴ・フローレス(テノール)
マリー・・・・・・・・・・・・パトリツィア・チオフィ(ソプラノ)
侯爵夫人・・・・・・・・・フランチェスカ・フランチ(メッゾ・ソプラノ)
ホルテンシウス・・・・・・ダリオ・ベニーニ(バス)
スュルピス(軍曹)・・・・ニコラ・ウリヴィエーリ(バス)
カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団、
指揮:リッカルド・フリッツァ
ボーナスDVD:
バック・ステージ-キャスト、指揮者が紹介するドニゼッティのオペラ/カルロ
・フェリー チェ歌劇場の歴史/フアン・ディエゴ・フローレス:トレーラー/
その他フォト・ギャラリー
ドニゼッティ:歌劇《ドン・パスクヮーレ》
ドン・パスクヮーレ・・ルッジェーロ・ライモンディ(Br)
エルネスト・・フアン・ディエゴ・フローレス(T)
ノリーナ・・イザベル・レイ(S)
マラテスタ・・オリヴァー・ヴィドマー(Br)
チューリヒ歌劇場管弦楽団、合唱団、
指揮:ネッロ・サンティ
フアン・ディエゴ・フローレス(T)
群を抜いた歌唱力と端正なルックスでファンを魅了し続けている<キング・オ
ブ・ハイ・C+>ファン・ディエゴ・フローレス。最近の映像ではキャサリン・
ジェンキンスのライブDVDにも登場しており、話題を呼びました。今回は既に
リリースされ、日本でも高いセールスを記録した2作品「連隊の娘」&「ドン
・パスクヮーレ」をワンボックスにコンパイルしたスペシャル・パッケージで
す。お買い得の特別価格で再リリース!

478421 8枚組 \7200
「ブレンデル/アーティスト・コレクション」
CD 1
ベートーヴェン
[1]-[6] 6つのバガテル op.126
[7]-[9] ピアノ・ソナタ No.30 in E major, op.109
[10]-[11] ピアノ・ソナタ No.32 in C minor, op.111
CD 2
[1]-[3] ピアノ協奏曲 No.4 in G major, op.58
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:サー・サイモン・ラトル
[4]-[6] ピアノ・ソナタ No.21 in C major, op.53 ""Waldstein""
CD 3
ハイドン
[1]-[3] ピアノ・ソナタ in E minor, Hob.XVI: 34
[4]-[5] ピアノ・ソナタ in G major, Hob.XVI: 40
[6]-[7] ピアノ・ソナタ in D major, Hob.XVI: 42
[8]-[10] ピアノ・ソナタ in E flat major, Hob.XVI:52
CD 4
モーツァルト
[1]-[3] ピアノ・ソナタ in F major, K332
[4] 幻想曲 in D minor,K397
[5] ロンド in A minor, K511
[6]-[8] コンサート・ロンド in D major, for piano and orchestra, K382
アカデミー室内管弦楽団 指揮:サー・ネヴィル・マリナー
[9]-[11] ピアノ協奏曲 No.20 in D minor, K466
スコティッシュ室内管弦楽団 指揮:サー・チャールズ・マッケラス
CD 5
リスト
[1]-[3] ピアノ・ソナタ in B minor
[4] 死の舞踏
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ベルナルト・ハイティンク
[5] 巡礼の年
[6]-[9] ピアノ協奏曲 No.2 in A major
CD 6
シューマン
[1]-[8] クライスレリアーナ op.16
[9]-[11] 幻想曲 in C major, op.17
CD 7
シューベルト
[1]-[3] ピアノ・ソナタ in A minor, D784
[4]-5] ピアノ・ソナタ in C major, D840 ""Reliquie""
[6]-[8] ピアノ・ソナタ in G major, D894
CD 8
[1]-[4] ピアノ・ソナタ in A major, D959
[5]-[8] ピアノ・ソナタ in B flat major, D960
アルフレッド・ブレンデル(Pf)
今年2008年12月をもって約60年に及ぶステージキャリアに終止符を打つアルフ
レッド・ブレンデル。当セットは以前<アーティスト・チョイス>という形で
リリースされた2枚組セット4巻を一つにコンパイルしたボックスセットです。
フィリップスに残したベートーヴェン作品集をはじめ、彼自身の選曲とともに
広く知られた秀逸の録音を選りすぐった充実の内容です。
お買い得!バジェット・ボックスでのリリースです。



<L'Oiseau Lyre>
47819(4780019) \1350
ジョン・ブロウ:歌劇《ヴィーナスとアドニス》
キャサリン・ボット(ヴィーナス)
リビー・クラブトリー(キューピッド)
マイケル・ジョージ(アドニス)
ウェストミンスター寺院学校聖歌隊
[合唱指揮:マーティン・ニアリー]
ニュー・ロンドン・コンソート 
指揮:フィリップ・ピケット
録音:1992年9月 ロンドン
ジョン・ブロウ(1649--1708)はウェストミンスター寺院のオルガニストやセン
ト・ポール大聖堂の合唱長を務めた作曲家。パーセルの師としても知られてい
ます。歌劇《ヴィーナスとアドニス》は、ブロウ唯一の舞台作品で、序曲、プ
ロローグと3幕から成る仮面劇。ブロウ自身が奉職したウェストミンスター寺
院の聖歌隊が参加。

47820(4780020) \1350
「マリーニ:エルミニアの涙&ヴァイオリン・ソナタ集」
ビアジオ・マリーニ:
シンフォニア第5番
シンフォニア第2番
エルミニアの涙(1623年)
お告げ
エルミニアとタンクレディ
5つの頌歌
ソナタ第1番
ソナタ第3番
ソナタ第4番
ソナタ第2番
バレット第1番
ガイヤルド第1番
コレンテ第9番
エマ・カークビー(S)、ナイジェル・ロジャーズ(T)
コンソート・オブ・ミュージック 
指揮:アントニー・ルーリー&トレヴァー・ジョーンズ
キャサリン・マッキントッシュ&モニカ・ハジェット(Vn)
トレヴァー・ジョーンズ(バス・ヴィオル)、
アラン・ウィルソン(チェンバロ)、ヤーコプ・リンドベリ(キタローネ)、
アントニー・ルーリー(リュート)
録音;1978年、ロンドン
マリーニ(1587頃-1665)はイタリア・バロック初期に活躍したヴァイオリニスト
で作曲家。モンテヴェルディが楽長を務めるヴェネツィアのサン・マルコ教会
でヴァイオリンを弾いていました。1629年に刊行された《ソナタ、シンフォニ
ア、カンツォーナ、パッサメッツォ、バレット、クラント、ガイヤルドおよび
リトルネッロ》作品8や、1655年に刊行された《様々な楽器のための教会ソナ
タと室内ソナタに分けられたジャンル》という曲集が名高い有名です。

47821(4780021) \1350
モーツァルト:
フルートとハープのための協奏曲ハ長調K299(297c)
ファゴット協奏曲変ロ長調K191(186e)
フルート協奏曲第1番ト長調K313(285c)
リサ・ベズノウシウク(Fl)、フランシス・ケリー(Hp)、
ダニー・ボンド(Fg)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック 
指揮:クリストファー・ホグウッド
録音:1986年9月、1987年1月、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
ホグウッド率いるアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックとピリオド
界のスター・ソリストたちによるモーツァルトの名協奏曲3題。使用楽器は、
フルートがロデリク・キャメロンが1986年に製作したもの。これは1790年にハ
インリヒ・グレンザーが製作した楽器のレプリカです。また、ハープは1800年
頃の作者不詳のもの。ファゴットはフルートと同じくグレンザー製をオランダ
の製作者ペーテル・デ・コニングが復元したものです。

47822(4780022) \1350
テレマン:
3つのトランペットのための協奏曲ニ長調
四重奏曲変ロ長調
リコーダーとフルートのための協奏曲ホ短調
ポーランド風協奏曲
フルート、オーボエ・ダモーレ、ヴィオラ・ダモーレのための協奏曲ホ長調
フリーデマン・インマー(ナチュラル・トランペット)、
マイケル・レアード(ナチュラル・トランペット)、
イアン・ウィルソン(トランペット)、
キャサリン・マッキントッシュ(ヴァイオリン)、
クリストファー・ハイロンズ(ヴァイオリン)、
トレヴァー・ジョーンズ(ヴィオラ)、ティモシー・メイソン(チェロ)、
ジョン・ターナー(リコーダー)、スティーヴン・プレストン(フルート)、
クレア・シャンクズ(オーボエ・ダモーレ)、
モニカ・ハジェット(ヴィオラ・ダモーレ)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック 
指揮:クリストファー・ホグウッド
録音:1981年7月、ジュード教会、ハムステッド・ガーデン近郊、ロンドン
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)はドイツの後期バロックの大家。
彼が書いた作品は数千曲を数えると言われており、その中には一般的なひとつ
の独奏楽器のための協奏曲の他に、複数の楽器をソロに用いる協奏曲も数多く
あります。このアルバムはそれらで編まれたもので、金管、木管、弦楽器など
ヴァラエティ豊かに揃えられています。初リリース時から人気の高かったアル
バムの再発。

47823(4780023) \1350
「ミ・ヴェリー・ジョイ/15世紀の英国世俗歌曲集」
ジョン・ベディンガム:
私のまことの喜びよ(ロンド)
おお美しきバラよ、おお優しきわが心の君よ(バッラータ)
有難いご褒美をいただいた僕[しもべ]として(ロンド)
私の心の喜びよ(ライム・ロイヤル)
あなたに会わずにはいられません(ロンド)
ああ、運命の女神よ
愛の手紙よ、私を悲しませるあの女に言ってくれ
ジョン・ダンスタブル:
愛しい人が私を嫌って(ロンド)
哀れな殉教者となって 病み疲れた私(バラード)
心からのお願いをどうぞお聞きください(キャロル)
ハート:おお美しきバラよ、おお優しきわが心の君よ(バッラータ)
ウォルター・フライ:
ああ,ああ,と私は繰り返すばかり(ライム・ロイヤル)
私の記憶にはこんなに深く刻まれている(ライム・ロイヤル)
姿が見られぬように ただひとりはなれて(ロンド)
ロンドン中世合奏団 
指揮:ピーター・デイヴィス&ティモシー・デイヴィス
録音:1983年1月、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
ダンスタブルの代表作とみなされていた《おお、美しき薔薇よ》が、実はジョ
ン・ベディンガムの作であるとし、物議を醸したアルバムの再発。「rhyme
royal」すなわち帝王韻律で書かれた詩や、14世紀にイタリアで流行ったバッ
ラータなど、いくつものスタイルによる作品が収録されています。音楽的にも
資料的にもきわめて貴重なアルバムです。


●DECCA CROSSOVER
4780126 \1850
「アウトサイド・イン」Outside In
1. ラ・カリファ-映画「ラ・カリファ」
2. ワン・モア・タイム 
3. アメイジング・グレイス Feat:ジョセリン・ブラウン
4. ハブ・アイ・トールド・ユー・レイトリー-
5. ジルズ・アメリカ-映画「ウエスタン」
6. 君住む街で-ミュージカル「マイ・フェア・レディ」
7. ベイビー・イッツ・コールド Feat: デニス・ヴァン・オーデ
8. アンフォゲッタブル
9. ラヴ・オン・ザ・ロックス(愛の終わりに)
10. タイム・トゥ・セイ・グッバイ Feat: ヘイリー
11. オ・ホーリィ・ナイト
12. アデステ・フィデレス(賛美歌111番)
13. 誰も寝てはならぬ-歌劇「トゥーランドット」
ラッセル・ワトソン(Vo)
昨年11月に本国UKでリリースされたラッセル・ワトソン最新アルバム。このと
ころかなりポピュラー色を強めた内容に傾いていましたが、本作では映画音楽、
ポピュラー、クラシックに賛美歌までと実にバラエティに富んだ内容となって
います。
言わずと知れたモリコーネの名曲「ラ・カリファ」(映画は日本未公開)から始
まりリチャードマークスの「ワン・モア・タイム」、デニス・ヴァン・オーデ
を迎えて「ベイビー・イッツ・コールド」。ちょっと変わったところでは二ー
ル・ダイヤモンドとジルベール・ベコーの作曲で大ヒットした名曲、「愛の終
わりに」なども聴きどころの一つでしょう。ヘイリーとの「タイム・トゥ-」
やお馴染みの「誰も寝ては-」もファンとしては聞き逃せません。

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08-03 No.9-1

2008年03月06日 14時34分05秒 | Weblog
★昨日ご案内いたしました下記商品は価格変更(値下げ)になりました。
限定盤ですので、ご注文はお早めにお願いいたします。

<audite>
AUD 10016 \1250 ※価格変更 \800
完全限定盤
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(3)[ボーナス・トラック]フリッチャイのスピーチ-
1957年1月24日ベルリン放送交響楽団創立10周年記念祝祭コンサートに際して
(2)アルフレッド・コルトー(P)
フェレンツ・フリッチャイ(指) (1)ベルリン放送交響楽団 (2)RIAS交響楽団
録音:(1)1957年(2)1951年ベルリン(ライヴ)

===================================

<Hyperion>
CDA 67655 \2180
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第45集 ――
フェルディナント・ヒラー(1811-1885):
ピアノ協奏曲第1番へ短調Op.5(世界初録音)
同第2番嬰へ短調Op.69
同第3番変イ長調《コンチェルト・エスプレッシーヴォ》Op.170(世界初録音)
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、
タスマニア交響楽団
裕福なユダヤの商人の息子として生まれ幼少の頃から音楽に突出した才能を見
せたヒラーは、ワイマールでフンメルに師事。フンメルの下でさらに才能を開
花させたヒラーは、親交の厚かったシューマンからもピアノ協奏曲に対して称
賛を受けるなど、歴史に名を残す同世代の大音楽家たちからも一目置かれた存
在として成功を収めたことでも知られている。またメンデルスゾーン、ブラー
ムス、ベルリオーズ、ショパン、ワーグナー、アルカン、そして前述のシュー
マンらとの親交を深め名声を確立したヒラーであったが、その作品はロマン派
音楽の作風の変遷によって次第に埋もれてしまうことになる。
作曲家「フェルディナント・ヒラー」を語るうえで外すことのできない3つのピ
アノ協奏曲。特に「ピアノ協奏曲第2番」に関してはハイペリオンが長きにわた
って録音の機会を模索していたものであり、忘れられた本物の傑作であるとし
て強力に推薦している作品なだけに同曲の決定盤誕生の予感が漂う。また「ピ
アノ協奏曲第1番」、「ピアノ協奏曲第3番」の2作品は今回のリリースが世界
初録音となる。
ヒラーの遺した3つのピアノ協奏曲を世に送り出すのは、このシリーズを代表
するコンビとして獅子奮迅の活躍を見せるハワード・シェリー&タスマニア響。
これまでにリリースされたモシュレス、エルツ、カルクブレンナー、ベネット
&ベイシュでも披露してきたシェリーの見事な弾き振りはもちろん健在!乞う
ご期待!

CDA 67602 \2180
R・シュトラウス:歌曲全集Vol.3 ――
なにも!Op.10-2/サフランOp.10-7/もの言わぬ花Op.10-6/あなたの眼差し
が私を見た時からOp.17-1/セレナードOp.17-2/秘めごとOp.17-3/暗いヴェ
ールに覆われてOp.17-4/さあ、勇気を!Op.17-5/舟歌Op.17-6/それがなん
の役に立つのOp.19-1/星影は美しく、しかし冷たくOp.19-3/希望と失望
Op.19-5/ああ、何と不幸な私Op.21-4/女たちも時にはつつましくOp.21-5/
ひそかなる誘いOp.27-3/愛を抱いてOp.32-1/憧れOp.32-2/愛の讃歌Op.32-3
/ああ、うるわしい5月よ!Op.32-4/天の使者Op.32-5/15ペニヒでOp.36-2
/愛慕Op.36-4/冬の捧げものOp.48-4/冬の愛Op.48-5/したしき幻影op.48-1
アンドルー・ケネディ(テノール)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
アンドルー・ケネディは欧州の歌劇場を中心としたオペラへの出演やオーケス
トラとの共演を重ね、2006年には権威あるロイヤル・フィルハーモニック協会
のヤング・アーティスト賞を受賞するなど実力だけでなく既に実績も十分のテ
ノール歌手である。
テノールが歌うリヒャルト・シュトラウスの歌曲集は非常に珍しく、有名な交
響詩が書かれた期間とほぼ同時期(1882年-1900年)の歌曲を収録しているこの
第3集ではこれまでのイメージとは一味違った作品の“色”を感じ取ることがで
きるかもしれない。
伴奏のピアノは第1集、第2集と同じく名手ロジャー・ヴィニョールズが担当し
ており、アンドルー・ケネディの歌声の魅力を最大限に引き出してくれること
だろう。

CDA 67601 \2180
ヴェルヨ・トルミス(1930-):合唱作品集 ――
エルンスト・エンノの詩による2つの歌/3つのエストニアの遊び歌/叙事詩
《カレヴィポエグ》による3つの歌/リーブ語の遺産/船上に歌う/秋の風景
/4つのエストニアの子守歌/幼き日の想い出
スティーヴン・レイトン(指揮)、ホルスト・シンガーズ
合唱作品で知られるヴェルヨ・トルミスは、アルヴォ・ペルトと並び、北欧の
合唱王国エストニアを代表する巨匠の1人。
エストニアの民族音楽の専門家としての一面も持つトルミスは母国に伝わる伝
統音楽を作品の礎とするなど卓越した合唱作品を数多く生み出しており、音楽
と言葉が密接に結びついたその作品は世界中で親しまれている。
トルミスの合唱作品はここ日本でもプロからアマチュアまでの幅広い層で歌わ
れるなど、根強い人気を誇っているだけにハイペリオンからの新しい録音のリ
リースは広く歓迎されることだろう!
ヴィレッテの合唱作品集(CDA 67539)に続いて2度目のタッグとなるレイトン&
ホルスト・シンガーズ。レイトンは手兵ポリフォニーとのコンビによるペルト
の合唱作品集「トリオディオン」でエストニアの合唱作品に対する造詣の深さ
を実証しているだけに、今回のトルミスに懸かる期待は大きい。

CDA 67680 \2180
ウェストミンスター寺院の昇天祭 ――
C-V・スタンフォード:Caelos ascendit hodie
B・ローズ:プリーシーズ
J・バーンビー:詩篇第24番
B・ブリテン:祝祭テ・デウム
H・シュッツ:詩篇第100番
B・ローズ:応唱
R・ヴォーン=ウィリアムズ:O clap your hands
W・ウォルトン:ミサ・ブレヴィス
G・フィンジ:神は上れり
P・フィリップス:神は歓呼のうちに
G・マクファーレン:詩篇第93番
W・ウォルトン:チチェスター・サーヴィス
P・ゴワーズ:ガリラヤ人たちよ
B・ローズ:The Dismissal
F・ポット:トッカータ
ロバート・クウィニー(オルガン)、
ジェームズ・オドンネル(指揮)、ウェストミンスター寺院聖歌隊
ハイペリオンがウェストミンスター寺院とのコラボレーションで進めているレ
コーディング・プロジェクトの第6弾。教会歴の9月29日(祝日)である「聖ミカ
エルおよび諸天使の日」をテーマとした前作(CDA 67643)に続く最新録音のテ
ーマは「キリストの昇天祭」。ウェストミンスター寺院聖歌隊が歌う16世紀の
フィリップス、17世紀のシュッツだけでなく、20世紀のウォルトンやブリテン、
フィンジ、スタンフォードなど自国の多才なレパートリーが、現在のイギリス
教会音楽の充実度を示している。

CDA 67654 \2180
ライオネル・モンクトン(1861-1924):ショーからの歌曲 ――
Charming weather/All down Piccadilly/Under the deodar/Yo ho, little
girls, yo ho!/Try again, Johnnie/The sly cigarette/The boy guessed
right/When I marry Amelia/Keep off the grass/Maisie/Liza Ann/My
cinnamon tree/Pearl of sweet Ceylon/A simple little string/
Beautiful bountiful Bertie/The Temple Bell/A bad boy and a good girl
/The little grey bonnet/Tony, from America/Two little sausages/
Mary/Moonstruck
キャサリン・ボット(ソプラノ)、リチャード・スアート(バリトン)、
ロナルド・コープ(指揮)、
ニュー・ロンドン管弦楽団、
ニュー・ロンドン・ライト・オペラ・コーラス
「イギリスのライト・ミュージック・クラシックス・シリーズ」を完成させた
コープ&ニュー・ロンドン管弦楽団にとって久しぶりの新録音は、19世紀後半
から20世紀初期にかけてのイギリスで最も存在感を放ったミュージカル・コメ
ディの作曲家ライオネル・モンクトンの歌曲集。
キャサリン・ボットとリチャード・スアート、そしてコープ&ニュー・ロンド
ン管が描く楽しさにあふれたモンクトンの世界が目の前に広がる。ちなみにエ
ンジニアはトニー・フォークナーが担当。



<Helios>
CDH 55272 \1280
G・デュファイ:聖ヤコブのための音楽 ――
聖ヤコブの祝日のためのミサ/偉大なるヤコブをわれらに正しくたたえん/
バルサムと上品なる蝋が/グローリア=クレド/誉れある使徒に
アンドルー・カークマン(指揮)、バンショワ・コンソート
1999年のグラモフォン賞で見事に古楽部門年間最優秀賞に輝いたカークマン&
バンショワ・コンソートの代表的名盤。
ルネサンスの巨匠の崇高な音楽が素晴らしきハーモニーで響く。
1997年7月16日-18日の録音。CDA 66997からの移行再発売。

CDH 55300 \1280
R・シューマン:ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調Op.11/同第3番へ短調Op.14
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
1978年のチャイコフスキー国際コンクールの覇者デミジェンコが1996年にレコ
ーディングを行ったシューマンがヘリオス(Helios)から復刻!
シューマンの“言葉”をロシアの重戦車がピアノを通じて代弁する。
1996年1月22日-24日の録音。CDA 66864からの移行再発売。

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08-03 No.9-2

2008年03月06日 14時33分28秒 | Weblog
<APR>
APR 6006 2枚組 \4360
パデレフスキ-初期録音集 ――
DISC-1
ショパン:
ワルツ第2番変イ長調Op.34-1《華麗なる円舞曲》、
夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2、ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2
ストヨフスキ:愛の歌Op.26-3
シューベルト(リスト編):きけ、きけ、ひばり
シューマン:夜想曲第4番ヘ長調Op.23-4
ショパン:
ポロネーズ第3番イ長調Op.40-1《軍隊》、夜想曲第18番ホ長調Op.62-2、
練習曲第21番変ト長調Op.25-9《蝶々》、同第15番ヘ長調Op.25-3
パデレフスキ:メヌエット ト長調Op.14-1、夜想曲変ロ長調Op.16-4
メンデルスゾーン:
無言歌第22番ヘ長調Op.53-4《心の悲しみ》、
同第3番イ長調Op.19b-3《狩りの歌》
ドビュッシー:水に映る影
リスト:ラ・カンパネラ
パデレフスキ:幻想的クラコヴィアクOp.14-6
ショパン:夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2
DISC-2
ショパン:
練習曲第12番ハ短調Op.10-12《革命》、同第7番ハ長調Op.10-7、
同第13番変イ長調Op.25-1《エオリアンのハープ》、同第14番ヘ短調Op.25-2、
同第3番ホ長調Op.10-3《別れの曲》
パデレフスキ:幻想的クラコヴィアクOp.14-6
シューベルト(リスト編):きけ、きけ、ひばり
シューマン:夕べにOp.12-1、飛翔Op.12-2、なぜにOp.12-3
ショパン:
ワルツ第2番変イ長調Op.34-1《華麗なる円舞曲》、
マズルカ第13番イ短調Op.17-4
ショパン(リスト編):乙女の願い
ショパン:練習曲第19番嬰ハ短調Op.25-7
リスト:ラ・カンパネラ
ストヨフスキ:愛の歌Op.26-3
リスト:演奏会用練習曲第2番ヘ短調
ショパン(リスト編):乙女の願い
ショパン:子守歌変ニ長調Op.57
メンデルスゾーン:無言歌第3番イ長調Op.19b-3《狩りの歌》
ルビンシテイン:ワルツ・カプリース変ホ長調
イグナツ・ヤン・パデレフスキ(ピアノ)
ピアニスト、作曲家、そして第2次世界大戦後のポーランドで首相を務めたこ
とがあまりにも有名なパデレフスキ。
1913年にアメリカへと渡る前の1911年から1912年にかけてヨーロッパで録音さ
れたショパンを中心とするこの作品集には、パデレフスキ自身の作品だけでな
く弟子のストヨフスキの作品などが収められている。
またこのリリースは、メリーランド大学のインターナショナル・ピアノ・アー
カイヴに保管されていた未発表のテスト・プレス盤からの復刻によるもので全
曲世界初出となるヒストリカル・コレクターの必需品!

APR 5650 \1880
ロナルド・スティーヴンソン(1928-):
DSCHによるパッサカリア-ドミトリー・ショスタコーヴィチのために
ロナルド・スティーヴンソン(ピアノ)
この3月で80歳を迎える1928年ブラックバーン生まれのコンポーザー=ピアニ
スト、ロナルド・スティーヴンソンの生誕80年記念リリースとなる自作自演集。
1962年に完成した約75分の演奏時間を要する「DSCHによるパッサカリア」は、
翌年の1963年に作曲者自身の演奏により南アフリカのケープ・タウンで世界初
演が行われたスティーヴンソンの代表作。
今回復刻された1964年収録の音源は、当時2枚組みのLPとしてリリースされた
ものの100セット限定ということもあって入手困難を極めた貴重な録音なので
ある。伝説的な録音がまた1つ復活を遂げる!




<Brass Classics>
BC 3007 \2180
ホディエ・グロリオーサ ――
W・A・モーツァルト:ディヴェルティメント第5番ハ長調K.187
エドワード・チャンス(1947-):ローバー、屑屋と主人
セシリア・マクドウォール(1951-):今日、常に誉れある乙女マリアが
L・V・ベートーヴェン:3つのエクアール
マイケル・バークリー(1948-):ユリの咲くところで
ハリソン・バートウィッスル(1934-):ホケトゥス・ペトルス
リチャード・ハーヴェイ(1953-):武装した人
W・A・モーツァルト:ディヴェルティメント第6番ハ長調K.188
ポール・アーチボールト(指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ・ブラス・アンサンブル
シャンドス(Chandos)からリリースされているマティアス・バーメルトとの「モ
ーツァルトと同世代の作曲家シリーズ」、ハワード・シェリーとの「フンメル
・シリーズ」などで目覚しい活躍を展開している「ロンドン・モーツァルト・
プレーヤーズ」の金管セクションによるブラスの祭典!
2本のフルートが加わるモーツァルトの「ディヴェルティメント」やトロンボー
ン三重奏によるベートーヴェンの「3つのエクアール」といった永遠の名曲から
現在のイギリスをリードする作曲家たちによる斬新な作品までを幅広く収録す
るなど、「古典的作品」と「新しい作品」の両面にスポットをあてた華々しい
レパートリーは魅力満点。
輝かしいサウンドと基礎能力の高さは、お見事!

BC 3008 \2180
ワン・クリア・コール-チューバのための新しい作品集 ――
デイヴィッド・パウエル:オン・ザ・クリア・コール
D・ショスタコーヴィチ(ミラー編):前奏曲組曲
ベンジャミン・エリン:ダマス
G・マーラー(エドニー編):3つの歌曲
ジョン・オニール編曲:ザ・バンド・フロム・アンクル
ニック・エスリッジ(チューバ)、40人のイギリスの若手奏者たち
ロンドンのトリニティ・カレッジで研鑽を積み、ギリシャのアテネ国立管弦楽
団で首席チューバ奏者を務めたイギリスのチュービスト、ニック・エスリッジ
をフューチャーしたチューバによるチューバのための作品集。
エスリッジがこのレコーディングのために立ち上げたプロジェクト「チューバ
ギリティ」に賛同した40人の若き実力者たちが集まり実現した「ワン・クリア
・コール」は、既存のスタイルにとらわれない斬新な編成による作品が特徴的。
チューバを主役に据えたアンサンブルのための新しいレパートリーが目白押し
の1枚!




<Tactus>
TC 681906 \2180
D・スカルラッティ:
マドリードのミサ(4声のミサ)/スターバト・マーテル/ミサ・ブレヴィア
《ラ・ステラ》
エレーナ・サルトーリ(指揮)、メロディ・カントレス
500曲以上のソナタを作曲したバロック時代の大作曲家ドメニコ・スカルラッ
ティの宗教声楽作品集。ローマ時代に作曲された合唱と通奏低音のための「ラ
・ステラ」、晩年のマドリード時代となる1754年に作曲されたとされる「マド
リードのミサ」、そしてスカルラッティの宗教作品の代表作「10声のためのス
ターバト・マーテル」の3作品を収録。2001年に結成されイタリア内外の音楽
祭などで活発な活動を展開するメロディ・カントレスが母国イタリアのアンサ
ンブルならではの深い解釈を聴かせてくれる。

TC 562201 \2180
ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ(1560-1627):
死者のための聖務曲集/死者のためのミサ曲
ジョヴァンニ・バティスタ・コランブロ(指揮)、
カペラ・ムジカーレ・ディ・ヴィアダーナ、ヴォカーレ・コンソーシアム
16世紀イタリア音楽の教会音楽の分野において、通奏低音付きの声楽作品に大
きな影響を与え次の世代への道を敷いたヴィアダーナ。時には合唱のハーモニ
ーに重なり、時にはオブリガートとして響くサックバットやコルネットの絶妙
な存在感がヴィアダーナの優れた作曲技法を物語っている。16世紀イタリアの
傑作と呼ぶに相応しい宗教作品である。

TC 210001 \2180
聖なる十字架を賛美せよ-灰の水曜日の礼拝 ――
Madia vita in morte sumus/Pange melos lacrimosum/Misereris omnium
donune/Bonum est confidere/Kyrie/Dirigatur oratio mea/O homo
considera/Processio in die veneris sancti/Di, por que mueres en
cruz?/Dios te salve, Cruz preciosa
ランフランコ・メンガ(指揮)、
アンサンブル・オクトエコス、スコラ・グレゴリアーナ・ディ・ヴェネツィア
キリスト教の復活祭の16日前にあたり、四旬節の初日となる「灰の水曜日」。
指揮者のメンガが率いるイタリアの団体によって2007年の「灰の水曜日」に歌
われた作曲者不詳の中世の宗教声楽作品を収録した荘厳な作品集。6世紀頃か
ら中世にかけて四旬節は断食の期間と厳格に定められていたこともあり、中世
当時の「灰の水曜日」の音楽の旋律と歌詞自体が敬虔な祈りとして響き渡る。

TC 731301 \2180
ジョヴァンニ・メネゲッティ(c.1730-1794):協奏曲とソナタ ――
ヴァイオリン協奏曲イ長調/同へ長調/ヴァイオリン・ソナタ イ長調/ヴァ
イオリン協奏曲ハ長調/同へ長調/同ニ長調/チェンバロ・ソナタ 変ロ長調
/同ト短調(全曲世界初録音)
アルキチェンバロ・アンサンブル、
ジョヴァンニ・グリエルモ(ヴァイオリン)、
エンリコ・ザノヴェッロ(チェンバロ&オルガン)
音楽家ガエターノ・メネゲッティの息子として1730年頃に生を受けた知られざ
るイタリアの作曲家ジョヴァンニ・メネゲッティ。ヴィチェンツァのアカデミ
ア・アルモニカのために作曲されたカンタータなどの宗教声楽作品がメネゲッ
ティの作品の中核と伝えられているが、ここに収録された「協奏曲とソナタ」
もイタリア北東部のヴィチェンツァの宝石と例えられる素晴らしい作品である。
全曲世界初録音。

TC 681907 \2180
D・スカルラッティ:
ソナタ ハ長調、同ト短調、同K.82、同K.77、同ト長調、同ハ長調
ロレンツォ・デ・ロッシ(1720-1794):ソナタ第1番-第6番
マルコ・ギロッティ(オルガン)
ドメニコ・スカルラッティとその同世代の作曲家であるロレンツォ・デ・ロッ
シのオルガンのための作品集。同じ時代を生きた2人のイタリア人作曲家が生
んだ“ソナタ”の違いを聞き比べることが出来る。このスカルラッティとデ・
ロッシの作品からはイタリアの鍵盤音楽、特にオルガン音楽の充実度を改めて
知らされる。

TC 940401 \2180
ドナーティ・プレイズ・ドナーティ ――
グイド・ドナーティ(1949-):
ケパサ?/前奏曲/小さなフーガ/トゥ・チューン/セルヴァ・キアラ/レク
イエム/インBとインS/即興曲/インC♭/イル・カント・デル・マティーノ
/グランド・オッフェルトリオ・ブリランテ/アウェク・トゥ・ライフ!/ス
ケルツォ・ファンタジア/練習曲/トッカータ/シンフォニア・オルガニカ
第1番/前奏曲とブーギー
グイド・ドナーティ(オルガン)
イタリア北部の都市ベルガモのモッツォで生まれた現代イタリアを代表するオ
ルガンの巨匠グイド・ドナーティによる自作自演集。トリノのジュゼッペ・
ヴェルディ音楽院で後進の育成にもあたっているドナーティの作品は難解な現
代音楽ではなく、伝統的な手法を用いながらも「前奏曲とブーギー」のように
ユニークな表現を組み込むなど独自色を打ち出している。

TC 834101 \2180
ヴィンチェンツォ・アントニオ・ペトラーリ(1832-1889):
Sei Versetti/グランド・ソナタ/アダージョ ホ短調/ソナタ へ長調/アダ
ージョ変イ長調/ソナタ ニ短調
マルコ・リモーネ(オルガン)
1832年にクレモナで誕生したペトラーリは、19世紀イタリアのオルガン音楽の
発展に寄与するなど歴史に足跡を残している。劇的で堂々たる作風を備えたペ
トラーリのオルガン作品を弾くマルコ・リモーネは、グイド・ドナーティ教授
にオルガンを師事した期待のオルガニストである。

TC 780301 \2180
ヴィンチェンツォ・コッラ(1784-1861):フルートのための室内楽作品集 ――
ピアノとフルートのための幻想曲Op.25/フルートとギターのための二重奏曲
/フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとギターのための四重奏曲
マリオ・カルボッタ(フルート)、カルロ・バルツァレッティ(ピアノ)、
グイド・フィクトナー(ギター)、マルコ・ビアンキ(ヴァイオリン)、
アリス・ビサンティ(ヴィオラ)
19世紀前半のイタリアで器楽作品に取り組んだヴィンチェンツォ・コッラは、
イタリアのシヴィック・テアトル・ヴォゲラでオーケストラの指揮者、チェン
バロ奏者を務めていたとされている。マリオ・カルボッタはイ・ポメリッジ・
ムジカーリ管弦楽団ではプレーヤー、ミラノ・クラシカ室内管弦楽団では芸術
監督として活躍するイタリアのフルーティスト。





<New World>
80677-2 2枚組 \4160
V・パーシケッティ:ピアノ・ソナタ全集 ――
ピアノ・ソナタ第1番Op.3(世界初録音)/同第2番Op.6(世界初録音)/同第3番
Op.22/同第4番Op.36/同第5番Op.37(世界初録音)/同第6番Op.39(世界初録音)
/同第7番Op.40(世界初録音)/同第8番Op.41(世界初録音)/同第9番Op.58/
同第10番Op.67/同第11番Op.101/同第12番Op.145
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
「ディヴェルティメント」や「仮面舞踏会」など吹奏楽作品が広く知られてい
る20世紀アメリカの作曲家パーシケッティがその生涯で作曲した12のピアノ・
ソナタ全曲を収録。
第1番-第2番、第5番-第8番はこのバールソンの演奏が世界初録音となる。

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08-03 No.8-1

2008年03月05日 18時21分42秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
4777167 \1850
モーツァルト:ピアノ協奏曲
第12番イ長調K414(385p)
[カデンツァ:モーツァルト]
第24番ハ短調K491
[カデンツァ:シャリーノ]
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ&指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2007年6月、ムジークフェライン大ホール、ウィーン(ライヴ)
ポリーニがウィーン・フィルを弾き振りしたモーツァルト。この作曲家の生誕
250周年であった2005年に録音され、翌年にリリースされたピアノ協奏曲第17&
21番(K453&467)の続編に当たります。今回はモーツァルトが数年のブランクを
空けた後に再び手掛け始めたピアノ協奏曲である第12番と、2つの短調作品の後
作、第24番が選ばれています。第1弾同様、ソリストとオーケストラが一体とな
って音楽を歌い愉しむ世界が目の前に拡がります。カデンツァは第12番では通
常のモーツァルトの作を使用。対する第24番ではモーツァルト自身のものが残
っていないので、前回の第21番と同じく、イタリアの作曲家サルヴァトーレ・
シャリーノ(1947-)のものが用いられています。レコーディング・エンジニアは
ヴェテラン、クラウス・ヒーマン。

4777099(CD+DVD) \2800
「カラヤン2008」<Limited Edition>
[CD]
リスト:ハンガリー狂詩曲第5番ホ短調
バッハ:2つのヴァイオリンのための
協奏曲ニ短調BWV1043
クリスティアン・フェラス、
ミシェル・シュヴァルベ(Vn)
ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
[DVD]
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》導入部-〈衣裳を着けろ〉
ズッペ:オペレッタ《軽騎兵》序曲
ヴァーグナー:楽劇《ラインの黄金》
ブラームス:
《ドイツ・レクイエム》作品45〈万軍の主よ、あなたのいますところはどれほ
ど愛されているでしょう〉
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調作品36-第3楽章
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18-第3楽章
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67
[ボーナスCD]
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92-第2楽章
カラヤン・インタヴュー(インタヴュアー:ヨアヒム・カイザー:ドイツ語/
1977年)
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92-第2楽章
カラヤン・インタヴュー(インタヴュアー:リチャード・オズボーン:英語/
1977年)
カラヤン・インタヴュー(インタヴュアー:ミケーレ・バンゼット)
ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品-第1楽章
リハーサル/ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》-〈春〉
ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》-〈春〉
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
カラヤン2008」というアルバム・タイトルは、言うまでもなく、今年2008年が
この世紀の大指揮者の生誕100年に当たるため。カラヤンという指揮者をめぐっ
ては、生前からさまざまな賛否両論が喧しかったのは確かですが、DGのみなら
ず、20世紀後半のクラシック音楽界の殆どすべてを背負って立つような偉大な
功績を遺したのも事実です。CDとDVDが組み合わされた当セットは、彼の業績
をこのメモリアル・イヤーに振り返ろうというもの。フェラスとシュヴァルベ
というカラヤンに愛された名ヴァイオリニスト2名によるバッハのように、今
回のリリースでは新音源が加えられているのも嬉しいところ。リストも一般的
には初と言ってよいものでしょう。また、トータル79分弱のボーナスCDまで付
いており、そちらでは演奏だけでなく、何とも貴重なカラヤンのインタヴュー
を3本も収録。まさにファン垂涎のセットとなっています。

4777364 2枚組 \2950
ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》全曲
クリスタ・ルートヴィヒ(レオノーレ)
グンドゥラ・ヤノヴィツ(マルツェリーナ)
ジョン・ヴィッカーズ(フロレスタン)
ヴァルター・ベリー(ドン・ピッツァロ)
ヴァルター・クレッペル(ロッコ)
ヴァルデマール・クメント(ヤキーノ)
エーバーハルト・ヴェヒター(ドン・フェルナンド)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1962年、ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン生誕100年を祝ってのリリース。この《フィデリ
オ》は1962年のウィーン国立歌劇場でのライヴを収録したものです。かつて
NATISEやNUOVA ERAから同年、同一キャストの音源が出されていましたが、こち
らはDGの「ウィーン国立歌劇場ライヴ」シリーズの一環として正規リリースさ
れたものです。カラヤンは何度か《フィデリオ》を録音しており、世に出回って
いるものは7種ほどありますが、ウィーン・フィルとの共演は2つしかなく、本
盤は57年のライヴに次ぐものに当たります。メンバーはルートヴィヒ、ベリー、
ヴィッカーズ、クメントとカラヤンの《フィデリオ》の常連が揃っています。

4576782 3枚組 \3750
リヒャルト・シュトラウス:歌劇《影のない女》全曲
レオニー・リザネク(皇后)
クリスタ・ルートヴィヒ(バラクの妻)
グレイス・ホフマン(乳母)、ジェス・トーマス(皇帝)
ヴァルター・ベリー(バラク)
ルチア・ポップ(神殿の敷居の護衛者、他)
フリッツ・ヴンダーリヒ(若い男の声)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1964年6月11日(ライヴ)
こちらも「ウィーン国立歌劇場オペラ・ライヴ」シリーズのひとつ。ありそう
に思えながらも実は正規録音が存在しないカラヤンの《影のない女》です。
ウィーン国立歌劇場のアーカイヴズであったこの音源は、まず1998年にカラヤ
ン生誕90周年記念にDGから発売されたもので今回はその貴重盤の再発です。リ
ザネク、ルートヴィヒ、ベリー、ポップ、ヴンダーリヒとまさに垂涎のキャス
トが揃っているのは、さすがカラヤン、さすがウィーンと感嘆する程。ちなみ
に、この6日後に同キャストで行われた演奏も他社から発売されていました。
カラヤンのウィーン国立歌劇場時代の幕を閉じた公演の記録です。

4776590 \1850
「ドミンゴ/スペインの情熱-コプラ集」
マヌエル・ロペス=キローガ・イ・ミケル
[1] !Ay, Maricruz! ああ、マリクルス!
オーケストレイション:フアン・J. コロメル
ヘナロ・モンレアル・ラコスタ
[2] Porque te quiero 君を愛しているから
オーケストレイション:
ガブリエル・フェルナンデス・アルベス
マヌエル・フォン・デ・アンタ
[3] Cruz de Mayo 5月の十字架
オーケストレイション:フアン・J. コロメル
フアン・モスタソ・モラレス
[4] La bien paga 十分な償い
オーケストレイション:フアン・J. コロメル
ヘナロ・モンレアル・ラコスタ
[5] Carino verda 愛しいverda
オーケストレイション:フアン・J. コロメル
フアン・モスタソ・モラレス&フランシスコ・メレンシアノ・ボッシュ
[6] Antonio Vargas Heredia アントニオ・バルガス・エレディア
オーケストレイション:フアン・J. コロメル
マヌエル・ロペス=キローガ・イ・ミケル
[7] Te lo juro yo ぼくは君にそれを誓う
オーケストレイション:エミリオ・アラゴン
フアン・モスタソ・モラレス
[8] Falsa moneda 偽の硬貨
オーケストレイション:エミリオ・アラゴン
マヌエル・ロペス-キローガ・イ・ミケル
[9] Me embrujaste 君はわたしをとりこにした(君はわたしの心を奪った)
オーケストレイション:ガブリエル・フェルナンデス・アルベス
フアン・モスタソ・モラレス
[10] El dia que naci yo わたしが生まれた日
オーケストレイション:フアン・J. コロメル
マヌエル・ロペス=キローガ・イ・ミケル
[11] Ojos verdes  緑の瞳
オーケストレイション:エミリオ・アラゴン
[12] No me quieras tanto そんなにわたしを愛さないで
オーケストレイション:エミリオ・アラゴン
アントニオ・アルバレス・アロンソ
[13] Suspiros de Espana スペインのため息
オーケストレイション:フアン・J. コロメル
プラシド・ドミンゴ(T)
マドリード自治州立管弦楽団 指揮:ミゲル・ロア
録音:2007年7月 マドリッド、スペイン
今なお世界のトップ・テノールとして活躍するプラシド・ドミンゴ。今回のア
ルバムは、彼にとってきわめてパーソナルな意味を持つものです。というのは、
ドミンゴが聴き育った1930年代に流行したスペインの伝統的なポピュラー・ソ
ングが集められているからです。これらの曲はいわゆる「コプラ」と呼ばれる
もので、一種のスペイン歌謡、フォルクローレ歌謡のことでドミンゴはこれら
を「ミニ・オペラ」と呼び愛唱しています。また、1930年代当時はポピュラー
・ソングやライト・クラシック系の作曲家が生み出した作品の多くが、芸術系
歌曲に影響を与えていた時代という意味で、資料的価値も大きいと考えられま
す。今回のリリースは、美しく、ノスタルジー溢れる音楽ジャンルの復活とも
言えるでしょう。なお、今回の録音のために新たに全曲が編曲し直されていま
す。DGが2008年に進めるヒスパニック・プロジェクトの最右翼として、ドミン
ゴ・ファンは勿論、世界中のスペインやラテン・アメリカの人々にとってマス
ト・アイテムになるに違いないでしょう。

4777439 \1850
「フォン・オッター/ボルデマン、ゲフォーシュ、ヒルボリ」
アンデシュ・ヒルボリ:
《... lontana in sonno ...》
(2003)[世界初録音]
ラーシ・ボルデマン:
《4つの墓碑銘》作品10(1952)
ハンス・ゲフォーシュ:
《リディアの歌》
(1994-96, rev. 2003)[世界初録音]
アンネ・ソフィ・フォン・オッター(Ms)
イェテボリ交響楽団 指揮:ケント・ナガノ
録音:2003年12月、コンサートホール、イェテボリ(ライヴ)
フォン・オッターの新作は、フィンランド生まれのラーシ・ボルデマン(1921-
1969)と、彼女の同郷のスウェーデン出身で、現在も素晴らしい活動を続けて
いるアンデシュ・ヒルボリ(1954年生まれ)、それにハンス・ゲフォーシュ
(1952生まれ)の3人の作品で構成。録音自体は2003年に済んでいましたが、今
回ようやくのリリースの運びとなりました。
ヒルボリは、元々合唱出身ということもあり声楽は得意分野。2007年のラ・
フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでも彼の作品《ムウヲオアヱエユイユエアオ
ウム》が採り上げられていたのを覚えている方もおいででしょう。多才な作曲
家で、正統派クラシック作品はもとより、映画やポップスまでも手掛けます。
当盤に収録された、メゾ・ソプラノとオーケストラのための《... lontana
in sonno ...》は、2003年の作で、フランチェスコ・ペトラルカのテクストに
付曲したもの。オッターのためにイェテボリ交響楽団が委嘱しました。
続くボルデマンは、ピュアな声楽作品に才能を発揮した作曲家。第2次大戦で
はドイツ軍に所属したため、戦後2年間をアメリカの捕虜収容所で過ごし、その
後、1947年からはスウェーデンに住んでいました。晩年は子供のための作品を
多く手掛けています。1952年に書かれた《4つの墓碑銘》はメゾ・ソプラノと
弦楽オーケストラのための作品で、テキストはアメリカの詩人エドガー・リー
・マスターズによるもの。
ゲフォーシュもオペラや合唱・声楽作品を多く生み出しており。《リディアの
歌》は、メゾ・ソプラノとオーケストラのための全7曲の曲集です。ロイヤル・
ストックホルム管弦楽団がオッターのために委嘱したもので、1996年に書かれ、
2003年に改訂されました。テキストはハイネやヤコブセン、ビヨルンセン他か
ら採られています。ヒルボリとゲフォーシュ作品は共にライヴでの収録、かつ
これが世界初録音となります。
彼女のディスコグラフィとしては珍しいパートナーであるケント・ナガノとの
コラボレイションも楽しみなアルバムの登場です。

4777077 2枚組 \1850
「芸術家の肖像/アンネ・ゾフィ・フォン・オッター」
CD 1
オッフェンバック:歌劇《ホフマン物語》
舟歌
オペレッタ《ジェロルスタイン大公妃》
〈手を取って-あなたは危険がお好き〉
ビゼー:歌劇《カルメン》
〈恋は野の鳥〉[ハバネラ]
ロマの歌〈鈴を鳴らして〉
リヒャルト・シュトラウス:
歌劇《ナクソス島のアリアドネ》
〈先生、お許し下さい-音楽は神聖な芸術です〉
モーツァルト:歌劇《皇帝ティトゥスの慈悲》
〈私は行くが、君は平和に〉
〈神よ、この狂気、私の心は乱れる〉
ヘンデル:歌劇《アリオダンテ》〈ここでは愛を〉
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》
〈自分で自分がわからない〉
〈恋とはどんなものかしら〉
モンテヴェルディ:歌劇《ポッペアの戴冠》
〈捨てられた皇妃〉
〈さらば、ローマよ!〉
ヘンデル:歌劇《エジプトのジュリオ・チェザーレ》
〈心に呼び覚ませ〉
〈願わしき希望よ〉
CD 2
I let the music speak
ノー・ワンダー(エルビス・コステロ&アンサンブル編)
I Want to Vanish(エルビス・コステロ&アンサンブル編)
シャミナード:ミニョンヌ
ヴァイル:夜勤シフトの相棒に
マイ・シップ
スラバヤ・ジョニー
パヴェル・ハース:民謡に基づく7つの歌曲
グリーグ:《山の妖精》作品n67第8曲〈小川のほとり〉
シューベルト:《夕映えの中に》D799、《魔王》作品1 D328
ブラームス:《ジプシーの歌》作品103
第1曲〈さあ、ジプシーよ、弦をかき鳴らせ〉
第5曲〈日焼けした若者が踊りに行く〉
シューマン:《女の愛と生涯》作品42第6曲〈優しい友よ、君の眼差しは〉
《5つの陽気な歌》作品125第1曲〈海の妖精〉
マーラー:《子供の魔法の角笛》〈ラインの伝説〉
《子供の死の歌》〈ふと思う、あの子たちはちょっと出掛けただけなのだと〉
パーセル:歌劇《ダイドーとイーニアス》
ダイドーの嘆き〈私が土の下に横たわる時〉
ダウランド:《音楽の饗宴》〈暗闇に私は住みたい〉
アンネ・ゾフィ・フォン・オッター(Ms)
今日、人気と実力が共に高く備わっている歌手といえばフォン・オッター。ル
ネサンス、バロックから各国歌曲、オペラ、さらにはマーラーやベルク、コル
ンゴルト、ヴァイルから同時代作品まで、ひとりの歌い手とは信じ難い程に広
範囲なレパートリーを手掛け、かつそれらのどれをも確かなクオリティで歌い
こなしているのは周知のこと。さらにそれだけに留まらず、エルヴィス・コス
テロやアバといったポップス作品も歌うフットワークの軽さも見せています。
そんな彼女の名唱の数々をコンパイルしたのがこのベスト盤。収録作品を一瞥
しただけでそのキャパシティの広さはわかろうというもの。これらの作品が、
オッターの美声で時にダイナミックに、また時に囁くように歌われます。彼女
の魅力に触れるに最適なセットと言えるでしょう。なお、ハースの作品は貴重
な未発表音源。2枚組特別価格でのリリース。

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08-03 No.8-2

2008年03月05日 18時21分12秒 | Weblog
●GRAND PRIX - the world's finest recordings
4777428 \1350
「バルツァ/我が故郷の歌」
ハジダキス[ザルハコス編]:
君の耳の後のカーネイション
都会の子供たちの夢
若い郵便屋さん
テオドラキス[ザルハコス編]:
五月のある日
汽車は8時に発つ
私は飲めるバラ水をあげたのに
ザルハコス編:
オットーが国王だった時
僕たちにだって、いい日が来るさ
バルカローラ(舟歌)
夜汽車は恋人を乗せて
ツィツァニス[ザルハコス編]:我が心の王女
アグネス・バルツァ(Ms)
アテネ・イクスペリメンタル管弦楽団 指揮:スタヴロス・ザルハコス
録音:1985年11月、アテネ
DGの数ある名盤の中でも、世界の批評家から高く評価され、多くの場合権威あ
る賞を受けたアルバムをピック・アップした「GRAND PRIX - the world's
finest recordings」シリーズ。
《カルメン》を筆頭に、《フィガロの結婚》や《ばらの騎士》などのズボン役
が得意……という彼女の評価はもちろん正しいでしょう。しかし、同時に、や
はりバルツァといえばこのアルバム!生まれ故郷ギリシャのフォーク・ソング
を歌ったというだけでなく、歌に込められたギリシャの歴史を伝えようという
使命感にも似た思いの結晶だからです。バルツァの声と歌を楽しみ味わいなが
ら、そんなことにもちょっぴり思いを馳せてほしいアルバムです。

4777429 \1350
J.S.バッハ:
フルート、ヴァイオリンと
チェンバロのための協奏曲イ短調BWV1044
オーボエとヴァイオリンのための
協奏曲ハ短調BWV1060
[2台のチェンバロのための協奏曲より復元]
オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調BWV1055
[チェンバロ協奏曲より復元]
トレヴァー・ピノック(指揮&チェンバロ)
サイモン・スタンデイジ(ヴァイオリン)、
デイヴィド・ライシェンバーグ(オーボエ、オーボエ・ダモーレ)、
リサ・ベズノシウク(フラウト・トラヴェルソ)
イングリッシュ・コンサート
録音:1984年
ピノック/イングリッシュ・コンサートの人気は、日本での一般的なピリオド
楽器・ピリオド演奏理解を推進し、それを定着させた大きな要因のひとつと言
っても過言ではないでしょう。このアルバムは当時の彼らが、80年代前半に録
音した《ブランデンブルク協奏曲》などと共に、その人気を確たるものとした
名盤。木管楽器のたおやかな音色とセンスのある歌は定番の誉れ高いもの。さ
らに当時のイングリッシュ・コンサートのもうひとりの顔、サイモン・スタン
デイジが絶妙なヴァイオリンを聴かせています。

4777430 2枚組 \1880
ベートーヴェン:
CD 1
弦楽三重奏曲変ホ長調作品3
セレナード ニ長調作品8
CD 2
弦楽三重奏曲作品9
第1番ト長調
第2番ニ長調
第3番ハ短調
アンネ=ゾフィ・ムター(Vn)
ブルーノ・ジュランナ(Va)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
録音:1988年1月 パリ
アンネ=ゾフィ・ムター、ブルーノ・ジュランナ、ムスティスラフ・ロストロ
ポーヴィチという稀代の名手を揃えたこのベートーヴェン:弦楽三重奏曲全集
は、まさに決定盤。不安定さなど微塵もなく、一見地味な作品から音楽の魅力
とアンサンブルの醍醐味をたっぷりと聴かせてくれています。昨年はロストロ
ポーヴィチもこの世を去ってしまったので、追悼の意味でも貴重でしょう。ち
なみにジュランナはイ・ムジチの創設メンバー。

4777433 \1350
ブラームス:
《プラーテンとダウマーによるリートと歌》作品32
《5つの歌》作品72
《低音のための5つのリート》作品94
リスト:
《ペトラルカの3つのソネット》S270
《ローレライ》(第1稿)S273
《おお、愛し得る限り愛せ》S298
《愛し合うことは素晴らしいだろう》S314
トーマス・クヴァストホフ(Br)
ユストゥス・ツァイエン(Pf)
録音:1999年10月、ベルリン
このブラームス&リストで構成されたディスクは、今から約10年前、トーマス
・クヴァストホフがDGに移籍し、初めて発表したリート・アルバムです(この前
にはアッバード指揮ベルリン・フィルとのマーラー《子供の魔法の角笛》があ
りました)。バッハからジャズまでをも網羅するクヴァストホフが、DGリート・
デビューに当たり、最も得意とするロマンの作品を用意してきたのは本気の証
でしょう。クヴァストホフの超然とした声で聴くドイツ・リートは、また格別
の味わいです。なお、ピアノはDG時代のパートナーとなるユストゥス・ツァイ
エンが務めています。当盤は、2001年のカンヌ・クラシカル・アワードを受賞。

4777434 \1350
プロコフィエフ:
ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調作品80
5つのメロディ作品35bis
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調作品94a
ギドン・クレーメル(Vn)
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
録音:1991年3、4月、ブリュッセル
このクレーメルとアルゲリッチという超トップ演奏家同士が組んだプロコフィ
エフ・アルバムは、1992年にディアパゾン・ドールと日本のレコード・アカデ
ミ賞を、さらに翌1993年にはエディソン賞をそれぞれ受賞しました。このコン
ビならではの、どこを切っても血の吹き出るようなぎりぎりまで突き詰めたよ
うな演奏はまさに圧倒的な迫力。この作品のベスト盤と言っても過言ではない
アルバムです。

4777435 2枚組 \1880
ロッシーニ:歌劇《ランスへの旅》全曲
カティア・リッチャレッリ
ルチア・ヴァレンティーニ・テッラーニ
レッラ・クベルリ
フランシスコ・アライサ
ヨーロッパ室内管弦楽団 プラーハ・フィルハーモニー合唱団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:1984年8月 ペサロ、イタリア
2008年1月のマリインスキー歌劇場日本公演でも話題を集めた《ランスへの旅》
ある日あるところのホテルで、一堂がランスへ戴冠式を見物に行こうと計画し、
結局断念するというだけのストーリーはあまりといえばあまり。しかし、筋と
言うのも憚られるようなこれだけの話を、極上のオペラに仕上げたロッシーニ
の才は驚異に価するでしょう。さらに、高度な技術を要する歌手を10人以上揃
えなくてはならない破格の作品にしてしまったのもスゴい。おかげで、最早
ヴェローナのフェスティヴァル程の場でなければ、完璧なキャストなど望むべ
くもない、とまで言われる始末です。この作品の価値と魅力を現代の世に知ら
しめたのがクラウディオ・アバドによるこの録音。リッチャレッリとヴァレン
ティーニ・テッラーニというイタリアの名歌手2人をはじめ、ソリストたちが
繰り広げる声の饗宴に酔いしれること間違いありません。1985年ロッシーニ・
ディスク大賞、1986年ドイツ・シャルプラッテン賞、エディソン賞、グラモ
フォン賞、グラン・プリ・デュ・ディスク、オルフェ・ドール、1990年ペン
ギン・ロゼッタ賞と各賞を総なめした名盤。

4777582 \1350
マイヤーズ:カヴァティーナ[ジョン・ウィリアムズ編]
アルベニス:グラナダ作品47-1[セゴビア編]
タルレガ:
マリーア
ロシータ
バリオス:クリスマスの歌
横尾幸弘:さくら変奏曲
リョベート:商人の娘
マイヤーズ:ポートレイト
ラウロ:エル・マラビーノ(ベネズエラの踊り)
ゴメス・クレスポ:ノルテーニャ
パティーニョ:雪が降る
リョベート:
盗賊の歌
聖母の御子
ノイマン:愛のワルツ
作者不詳:愛のロマンス(禁じられた遊び)
マイケル:我が心のジョージア
イョラン・セルシェル(G)
録音:1981年6月 スクールプ、スウェーデン
セルシェルはスウェーデンが生んだ世界的大ギタリスト。同じギタリスト仲間
から世界最高と讃えられることも少なくありません。レパートリーは、ルネサ
ンスからビートルズまで信じ難く広く、それらを弾き分けるテクニックやセン
スも実に鮮やかです。今回のアルバムは映画『ディア・ハンター』に用いられ
て有名になった《カヴァティーナ》や、同じく映画『禁じられた遊び』での
《愛のロマンス》、また《我が心のジョージア》といったポピュラー・チュー
ンから、アルベニスやバリオスまで多彩なプログラムで聴かせます。

4777583 \1350
ショパン:夜想曲集
第1番変ロ短調作品9-1
第2番変ホ長調作品9-2
第4番ヘ長調作品15-1
第5番嬰ヘ長調作品15-2
第7番嬰ハ短調作品27-1
第8番変ニ長調作品27-2
第10番変イ長調作品32-2
第11番ト短調作品37-1
第13番ハ短調作品48-1
第15番ヘ短調作品55-1
第18番ホ長調作品62-2
第20番嬰ハ短調
マリア・ジョアン・ピリス(Pf)
録音:1995年1月、1996年1、4月、ミュンヒェン、1996年4月、ロンドン
ショパンの夜想曲集の中から特に愛されているものを選び、慈しむように奏で
たアルバム。但し、さらりと行き過ぎてゆくようなアプローチは採らず、一篇
一篇に込められた感情の襞を微細なタッチで丁寧に描いています。ピリスの繊
細な情感に耳を澄ませたい1枚。1996年には日本レコード・アカデミー賞を、
1997年にはバルセロナCD賞とフランスのグランプリ・デュ・ディスク賞を受け
ている。

4777584 2枚組 \1880
ヴェルディ:《レクイエム》全曲
シャロン・スウィート
フローレンス・クィーヴァー
ヴィンソン・コウル
サイモン・エステス
エルンスト・ゼンフ室内合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
"録音:1989年4月4日、イエス=キリスト教会、ベルリン
ジュリーニ(1914-2005)の指揮したヴェルディ《レクイエム》は、60年代半ば
に行ったフィルハーモニア管弦楽団との録音をはじめ、5種類前後が世に出回っ
ています。当盤はその中で唯一のベルリン・フィルとの録音。ソロを務める
シャロン・スウィートはアバド指揮の《グレの歌》CDなどでその美声が聴ける
ソプラノ。アルトには、すみだトリフォニーホールのオープニング・コンサー
トで、小澤/新日本フィルと共演したことでも知られるフローレンス・クィー
ヴァがフィーチュアされています。男声陣は、DGのDVD、ネルソン指揮《さまよ
えるオランダ人》でタイトル・ロールを務めているサイモン・エステスに、カ
ラヤンや小澤との録音で知られるヴィンソン・コールという実力派で固められ
ています。さらにベルリン・フィルの重厚な響を得て、ジュリーニは、じっく
りと悠揚迫らぬテンポで作品を歌い抜いています。

4777587 2枚組 \1880
「バーンスタイン/ショスタコーヴィチ:交響曲第1&7番」
ショスタコーヴィチ:
交響曲第1番ヘ短調作品10
交響曲第7番ハ長調作品60《レニングラード》
シカゴ交響楽団 
指揮:レナード・バーンスタイン
録音:1988年6月、シンフォニーホール、シカゴ(ライヴ)
バーンスタインが指揮したこのショスタコーヴィチ・アルバムは、今から20年
前の録音。1991年のグラミー賞を受賞したものです。ショスタコーヴィチのシ
ニカルな面は影を潜め、バーンスタインらしいまさに壮大な熱い世界が拡がり
ます。また、バーンスタインがシカゴ交響楽団を指揮しているのも珍しいとこ
ろ。それもその筈、何と37年振りの客演だったという貴重な演奏の記録でもあ
りました。

4777572 5枚組 \4580
「ムター&カラヤン/DG録音全集 1978-1988」
CD 1
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲
第3番ト長調K216
第5番イ長調「トルコ風」K219
CD 2
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
メンデルスゾーン:
ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
CD 3
ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調作品56
ヨーヨー・マ(Vc)、マルク・ツェルツァー(Pf)
ブラームス:二重協奏曲イ短調作品102
アントニオ・メネセス(Vn)
CD 4
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26
CD 5
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
アンネ=ゾフィ・ムター(Vn)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
"1976年に始まったムターとカラヤンとの録音の歴史。当時13歳だったムターの
類稀なる才能を見出し、世界へ紹介したカラヤンの目の確かさは、現在のムタ
ーの地位を見れば明らかでしょう。彼らの2人の音楽的コラボレーションは、カ
ラヤンの亡くなる1998年までの13年間に渡り続くものでした。カラヤンはベル
リン・フィルを起用し、ムターのヴァイオリンによって新しいスタンダードを
作り上げようと試みたのでしょう(カラヤンの最晩年に録音されたチャイコフス
キーだけは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との共演となっています)。
当セットは全5枚で構成され、カラヤンとムターとによってDGに録音された協
奏曲のすべてが収められています。なお、ベートーヴェン、ブラームスの複協
奏曲には、メネセス、ツェルツァー、そして若きヨーヨー・マがフューチャー
されています。カラヤン生誕100年を記念してのリリース。

734403(DVD-Video) \3350
ヴェルディ:歌劇《シモン・ボッカネグラ》全曲
シェリル・ミルンズ(シモン・ボッカネグラ)
アンナ・トモワ=シントウ(アメーリア・グリマルディ)
ヴァジレ・モルドヴェアヌ(ガブリエーレ・アドルノ)
パール・プリシュカ(ヤーコポ・フィエスコ)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
収録:1984年12月、メトロポリタン歌劇場(ライヴ)
DGから続々とリリースが続く、レヴァイン&メトロポリタン歌劇場のライヴDVD
シリーズ。今回は、貴族対平民派の対立と、認められぬ愛、さらに親子の絆な
どが複雑に絡み合った歌劇《シモン・ボッカネグラ》です。シェリル・ミルン
ズ、アンナ・トモワ=シントウという当代随一の歌手を、タイトル・ロールと
ヒロイン(生き別れたシモンの娘)にフューチャーするという豪華さが嬉しいと
ころ。演出はティト・カポビアンコ。1931年にアルゼンチンで生まれた演出家
の彼は、自身のデビューをヴェルディの《アイーダ》で飾ったように、この作
曲家に心酔しています。それゆえにシモンや、彼をめぐる人間の心理を深く描
いた舞台が楽しめることでしょう。またこの公演は、彼が1978年にメトにデ
ビューし、再びこの歌劇場に戻ってきた時のものでもあります。彼自身の感慨
もひとしおというわけも頷けるものです。

734433(DVD-Video) \3350
ワーグナー:歌劇《さまよえるオランダ人》全曲
ドナルド・マッキンタイア(オランダ人)
カタリーナ・リゲンツァ(ゼンタ)
ベニュート・ランドグレン(ダーラント)
ヘルマン・ヴィンクラー(エリック)
ルート・ヘッセ(マリー)、ハラルド・エク(舵手)
バイエルン州立歌劇場管弦楽団 
指揮;ヴォルフガング・サヴァリッシュ
収録:1974年、バイエルン・スタジオ、ミュンヒェン
サヴァリッシュ指揮バイエルン州立歌劇場の《さまよえるオランダ人》は、か
つてEMIからライヴ映像がLDで出ていましたが、今回のDVDはオペラハウスは同
じながら、映画ヴァージョンでキャストも異なる別テイクとなります。なお、
サヴァリッシュは、この作品をバイロイトでは3年にわたって17公演も指揮して
いるように、自家薬籠中としていた(この音楽祭にデビューした59年の録音も
リリースされています)。当盤のキャストも豪華で、中でもゼンタを演じるリ
ゲンツァはすぐれたワーグナー歌いとして知られています。タイトル・ロール
のマッキンタイアはティーレマン指揮の《アラベラ》DVDにも出演。この2人は
また、リゲンツァがデッカのベーム指揮《エレクトラ》に、マッキンタイアが
レヴァイン指揮の同作品にそれぞれ出演しているので是非併せてご覧頂いては
いかがでしょう。

734392(DVD-Video) \3350
「カラヤン-生誕100年記念ドキュメンタリー」
監督:ローベルト・ドルンヘルム
収録詳細未定
カラヤン生誕100年を記念しTV放映用に制作された新たなドキュメンタリー映
像。約90分の本編は彼の輝かしいキャリアの裏にも光を当て、人間「ヘルベル
ト・フォン・カラヤン」を浮き彫りにしています。彼がユニテルに遺した20年
以上にわたるプロダクト・アーカイブからはインタビューやコメント、または
リハーサルなどの未出映像を含めた収録内容は一人の天才の生涯を詳らかにし
ています。インタビューは妻エリエッテと二人の娘(イザベルとアラベル)をは
じめ、ムター、ティーレマン、小澤、ラトル、ヤンソンス等、超豪華な面々が
コメントを寄せています。

4777566(CD+DVD) \2680
《UMデラックス・エディション》
「ネトレプコ/オペラ・アリア集」
CD
モーツァルト:
歌劇《イドメネオ》から〈いつ果てるのでしょう…父上、兄弟たち、さような
ら!〉(イーリア)/モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》から〈ひどい
人ですって? いいえ、あなた!…おっしゃらないで、わたしのあこがれの方
よ〉〔私はあなたのもの〕(ドンナ・アンナ)/他
DVD
1 プッチーニ:「私が町を歩くと」(ボエーム)
2 グノー:「宝石の歌」(ファウスト)
3 モーツァルト:「ひどい人ですって?
いいえ、あなた!…おっしゃらないで、
わたしのあこがれの方よ」(ドン・ジョバンニ)
4 ベリーニ:「愛しい友よ」(夢遊病の女)
5 ドヴォルザーク:「月に寄せる歌」(ルサルカ)
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ジャナンドレア・ノセダ
録音:2003年3月、6月 ウィーン

4777564(CD+DVD) \2680
《UMデラックス・エディション》
「ラン・ラン/ライヴ・アット・カーネギー・ホール」
CD
シューマン:アベッグ変奏曲 作品1
ハイドン:ピアノ・ソナタ 第50番 ハ長調 Hob.XVI:50
シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.760《さすらい人幻想曲》
タン・ドゥン:8つの記憶作品1
ショパン:夜想曲 第8番 変ニ長調 作品27の2
リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想
シューマン:トロイメライ
中国民謡:2頭の馬の競走
リスト:愛の夢第3番
DVD
1 イントロダクション
2 リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想
3 シューマン:トロイメライ
4 Appearance with father 1’14
5 中国民謡:2頭の馬の競走
6 リスト:愛の夢第3番
インタビュー
7 「カーネギーホールでの演奏」
8 「ハイドン」
9 「シューベルト」
10 「タン・ドゥン」
11 「リスト」
12 「少年時代」
13 「若さと音楽」
ラン・ラン(Pf)
録音:2003年11月7日ニューヨーク
現在ユニバーサルでポピュラーを中心に展開している「デラックス・エディショ
ン」シリーズにドイツ・グラモフォンから2アイテムが登場!
まず第1弾は今や名実ともソプラノ界きってのスーパースター「アンナ・ネトレ
プコ」と今年オリンピックで沸く中国が誇る新進気鋭のピアニスト「ラン・ラ
ン」。ネトレプコは2003年にリリースされた「オペラ・アリア集」をリパッケ
ージしたもので8面パネル仕様の豪華装丁にプロモPV5曲約40分収録のDVD付き。
他方「ラン・ラン」は大成功を収めたリサイタルの模様を収録した「ライヴ・
アット・カーネギーホール」(2004)をリリース。こちらは約一時間の演奏に加
え30分近くに及ぶ本人のインタビューを収録しています。この「デラックス・
エディション」シリーズは次回10月に2タイトルのリリースを予定しています
(タイトル未定)。

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08-03 No.7

2008年03月05日 18時19分53秒 | Weblog
<Harmonia Mundi France>
HMC 901988 \2450
マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション第1集
シューベルト:
冥府への旅 D.526,沈むよろこび D.700,涙する D.926,
漁夫の愛の幸せ D.933,冬の夕べ D.938,メムノン D.541,
双子座に寄せる舟人の歌 D.360,舟人 D.536,あこがれ D.636,
小川のほとりの若者 D.638,エンマに D.113,巡礼者 D.794,
タルタルスの群れ D.583,希望 D.295,人間の限界 D.716
マティアス・ゲルネ(Br)
エリザーベト・レオンスカヤ(P)
録音:2007年2-3月,ベルリン
今日最も人気の高いリート歌手といえば、マティアス・ゲルネを外すわけには
行きません。若々しいのに深みのある美声と、丁寧に掘り起こし言葉の意味を
具現化する知性。あらゆる点で現代におけるリート歌手の模範といって良いで
しょう。そのゲルネが、HMFにシューベルト・エディションを開始。この第1集
では、ヨハン・マイアホファー、カール・ゴットフリート・フォン・ライトナ
ー、フリードリヒ・シラー、そしてヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
の詞をバランスよく配置、詩によって微妙に変化するシューベルトの姿を多面
的に描いています。特筆すべきは伴奏、何とエリザーベト・レオンスカヤ!こ
の偉大なピアニストが、出しゃばらず、しかし恐ろしいほど意味と存在感を感
じさせる伴奏を弾き、世界を一層高めています。リート・ファンだけのものに
してはもったいない名盤の登場です!




<haenssler>
98 508 \2080
(1)ピアソラ:タンゴの歴史
(2)同 / ミュラー=ペリング編:天使のミロンガ
(3)同 / M.ビダル編:デカリシモ
(4)エグベルト・ジスモンチ(b.1947):水とワイン
(5)イベール:間奏曲
(6)アルベニス / ミュラー=ペリング編:マリョルカ
(7)ファリャ / コハンスキ&リョベート編:スペイン民謡組曲(7曲)
(8)ファリャ / コハンスキ編:「恋は魔術師」よりパントマイム
フリーデマン・アイヒホルン(Vn) 
トーマス・ミュラー=ペリング(G)
録音:2006年9月24-27日ワイマール、フランツ・リスト音楽大学、フュルステ
ンザール
「ピアソラ:ル・グラン・タンゴ」(93.205)でシックなヴァイオリンを聴かせ
たアイヒホルンが続篇ともいえるアルバムをリリース。編成が前作のピアノ・
トリオからヴァイオリンとギターのデュオへと変わっています。タンゴといえ
ば真っ先に思い浮かぶのはアルゼンチンですが、タンゴの受容については独自
の伝統を持つドイツだけに、ここでの演奏は本場も顔負けの魅力。アレンジも
さまになっています。
マヌエル・バルエコとのコラボによるグラナドスのスペイン舞曲集など、数多
くのアルバムでも知られるギターのミュラー=ペリングは1958年ケルン生まれ。
ケルン音楽大学アーヘン校で佐々木忠に師事。在学中にバルエコやジョン・
ウィリアムズらのマスタークラスを受講。1983年にチリのビーニャ・デル・マ
ルにおける音楽演奏国際コンクールで第1位に輝いています。国際的なコンサ
ート活動のかたわら、卒業と同時に1980年から1998年までは母校の教壇に立ち、
1994年よりワイマールのフランツ・リスト音楽大学で教鞭をとり始め、1997年
には教授に就任しています。

=SWR MUSIC=
93 192 \2250
ブロッホ:
(1)交響的協奏曲
(2)コンチェルト・グロッソ第1番
(3)スケルツォ・ファンタスク
ジェニー・リン(P)
イジー・スターレク(指)SWRカイザースラウテルン放送O.
録音:2006年カイザースラウテルン、SWRスタジオ
ブロッホによるピアノと管弦楽のための作品を集めたもの。演奏時間40分強、
1949年9月にエジンバラ音楽祭で作曲者の指揮で初演された交響的協奏曲は、
ピアノの重厚なオスティナートで開始され、マッシヴでパワフルな両端楽章が
ハリウッド映画「ベン・ハー」や「十戒」のサントラみたいな味わい。まさに
極彩色の世界が拡がります。
プレリュード-挽歌-田園曲と田舎の踊り-フーガからなるコンチェルト・グロッ
ソ第1番は録音も多く、「シェロモ」に代表されるユダヤ的な作風のあとにく
る新古典主義的美学の典型といえる作品。さらにスケルツォ・ファンタスクは
1950年12月、作曲者70歳の誕生日という流れで日の目を見たもので、技巧的な
ソロ・パートが特徴。全体を通して「シェロモ」ばかりがブロッホではないと
いうことを分からせてくれる、ヴァラエティに富んだ内容となっています。





<BIS>
BIS SA 1539(SACD-Hybrid) \2500
モーツァルト:フルート協奏曲全集
(1)フルート協奏曲第1番ト長調 K.313
(2)同第2番ニ長調 K.314
(3)フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299
(4)アンダンテ ハ長調 K.315
(5)ロンド ニ長調 K.Anh.184
シャロン・ベザリー(Fl)、ジュリー・パロック(Hp)、
ユハ・カンガス(指)オストロボスニア室内管
シャロン・ベザリーのモーツァルトの協奏曲は、2005年にカタログ付CDとして
発売され、ベストセラー商品となりました。今回、2篇の協奏曲に加え、名作
「フルートとハープのための協奏曲」、オーケストラ伴奏付の小品ふたつも加
え、80分を超える長時間収録盤として再登場します。ハープ独奏は、もとウィ
ーン・フィルのジュリー・パロック。シャロンとともにモーツァルトならでは
の溌剌とした音楽を聴かせてくれます。各協奏曲のカデンツァはフィンランド
の大作曲家カレヴィ・アホ書き下ろし。

BIS 1440 \2380
ヴィラ=ロボス:ショーロ全集 Vol.1
(1)ショーロ第1番(1928)-PfとOrchのための
(2)同第5番(1926)-Pf独奏のための
(3)同第7番(1924)-管楽とVn, Vcのための
クリスティーナ・オルティス(Pf)、
ジョン・ネシリング(指)
サンパウロSO
ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ」シリーズで、お国物ならではの演奏が
注目されたネシリングとサンパウロ響。次なるシリーズは同じヴィラ=ロボス
の「ショーロ」。ショーロとは19世紀中頃にリオデジャネイロで生まれた大衆
音楽。ヨーロッパの舞曲がアフリカの要素で様変わりしたもので、非常に個性
的。ブラジルの音楽家ならではの血の通った演奏が楽しめます。また、かつて
人気のあったブラジルの美人ピアニスト、オルティスが健在ぶりを示してくれ
ます。

BIS 1757 \2380
グリーグ:歌曲集 Vol.7
(1)王女様 EG133 (2)クララの歌 EG124 (3)復活祭の歌 EG146 
(4)学校での朝の祈り EG139 (5)ブロンドの少女 EG130 & 138(2種) 
(6)山にとらわれし者 Op.32 (7)逢引き(Op.67の4の初稿)(8)ため息 EG134 
(9)5つの詩 Op.69 (10)5つの詩 Op.70 (11)ラインヒルド EG181 
(12)歌う会衆 EG122 (13)選挙の歌 EG149 (14)悪魔へ EG154
モニカ・グロープ(Ms)、ロジャー・ヴィニョールズ(Pf)
グリーグ歌曲集シリーズも7枚目となりました。フィンランドの実力派グロープ
は近年発見されたものを含め、当シリーズに172篇ものグリーグ歌曲を録音して
います。それゆえグリーグ歌曲の性格と美点を知り尽くしてして、当アルバム
も美しさに引き込まれます。大半は初めて接する作品ですが、グリーグならで
はの優しさと爽やかさに満ちています。

BIS 1637 \2380
マルタン:
(1)チェロ協奏曲(1966)
(2)バラード-VcとPfのための(1949)
(3)8つの前奏曲-Pf独奏のための
クリスティン・ポルテラ(Vc)、
トゥオマス・オッリラ=ハンニカイネン(指)
マルメSO、キャスリン・ストット(Pf)
スイスの作曲家によるチェロ作品のCDをリリースし続けるポルテラ。今回はフ
ランク・マルタン(1890-1974)の作品。現代的な書法を用いつつも、独特のひん
やりとした感触がくせになる一枚。あまりディスクに恵まれない「8つの前奏
曲」も、名手ストットの演奏で大歓迎と申せましょう。

BISDVD 1678(DVD-Video) \2500
字幕:英
マルチ音楽家リンドベルイ
2篇のドキュメンタリー映画
演奏映像(サンドストレム:オートバイ協奏曲/ベリオ:セクエンツァV/カー
ゲル:アテム/ケージ:ソロ)
2篇の音楽映画(ボンベイ湾のバラクーダ/ブラスボーンズ)
クリスチャン・リンドベルイ(Trb)、チャールズ・ヴァーノン(バスtrb)、
オーレ・エドヴァルド・アントンセン、ホーカン・ハーデンベルガー(Trp)、
ミゲル・ハース=ベドヤ(指)
シカゴSO、スウェーデン・ウィンド・アンサンブル、
ノルディック室内管ほか
ついにBISもDVDに進出を果たしました。その第1弾はトロンボーンの超人リンド
ベルイ。3時間40分に及ぶ長時間収録の中には、1時間もののドキュメンタリー
映画2篇、演奏姿など、お宝映像満載。アントンセンやハーデンベルガーなど豪
華共演陣にも注目。で、何とSACD一枚価格! トロンボーン関係者必携の一枚
です。




<ACCENT>
ACC 25306(SACD-Hybrid) \2580
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.6
第1番「輝く曙の明星のいと美しきかな」BWV1、
第18番「天より雨くだり雪おちて」BWV18、
第23番「汝まことの神にしてダビデの子よ」BWV23
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
シーリ・トルンヒル(S) ペトラ・ノスカイオヴァ(A)
マルクス・ウルマン(T) ヤン・ファン・デル・クラッベン(B)
2011年までに全20巻をリリースする予定で進んでいる、S・クイケンとラ・プ
ティット・バンドによるOVPP方式による(各声部1人)カンタータ集シリーズの
第6弾。第18番は復活節前第8主日用でJ.S.バッハの教会音楽家として最初期の
作品。第3曲のレチタティーヴォと合唱の掛け合いは、信仰に迷い苦しみを継
いでゆくテノールとバスに合唱が天上の声で答える場面は印象的です。第23番
は小規模ながら人気の高い名作。第1曲のソプラノとアルトの二重唱は慰めに
満ちた美しい名曲です。コラールカンタータ年巻の最後の作品カンタータ第1番
は3月25日の聖母マリアの受胎告知の祝日用。4人のソリストそれぞれの個性が
調和し、優しく柔和な演奏を繰り広げています。優秀録音。

ACC 24180 \2300
ベートーヴェン:
バガテル全曲(作品.33、119&126)、アンダンテ・ファヴォリWoO57、
ロンド・ア・カプリッチョ(なくした小銭への怒り)Op.129、
バガテル変ロ長調WoO60、
アレグレットロ短調WoO61、バガテル「エリーゼのために」WoO59
リンダ・ニコルソン(フォルテピアノ)
ヨハン・フリッツ(1815年頃、ウィーン)のクリストファー・クラークによる複製
リンダ・ニコルソンはバロック、古典派、初期ロマン派の作品のピリオド楽器
による演奏のスペシャリスト。ベストセラーとなったヴァイオリンのヒロ・ク
ロサキと組んだ「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集」(Erato)など録音
も多い。また演奏活動も積極的に行いリンダ・ニコルソンは久々の来日となる
コンサート・ツアーが3月に予定されています。ここに収録されているのはベー
トーヴェンのバガテル全曲と小品集。リンダ・ニコルソンの絶品のフォルテピ
アノ演奏、完璧なテクニックと細やかな音楽作りには脱帽です。今後はACCENT
レーベルからも彼女音楽を聴く機会が増えそうです。

ACC 24198 2枚組 \4650
ヨハン・ベルンハルト・バッハ:管弦楽組曲(序曲)
【ト短調、ト長調、ホ短調、ニ長調】
ゲオルグ・フィリップ・テレマン:
組曲ホ長調TWV 55:E2、ホ短調TWV 55:e10、ヘ長調TWV 55:F14
バッハ・コンセントゥス エーヴァルト・デメイエル(音楽監督)
鍵盤奏者エーヴァルト・デメイエルとジュリオ・ダレッシオ率いるバッハ・コ
ンセントゥスは、古楽器演奏のスペシャリストたちによって2006年に結成され
ました。ヨハン・ベルンハルト・バッハはJ.S.バッハの又従兄弟でエアフルト、
マグデブルク、アイゼナハでオルガニストを務めていました。彼の作品のほと
んどが消失していますが、残っているこの管弦楽組曲は、J.S.バッハのいくつ
かの作品に転用されています。

ACC 24203 特価 \1880
(1)テレマン:無伴奏フルートのための12のファンタジーより第7番ニ長調
(2)クープラン:王宮のコンセールより第1コンセール
(3)J.S.バッハ:フルート・ソナタホ短調BWV1034
(4)C.P.E.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタニ長調Wq.131/H561
(5)モーツァルト:フルート四重奏曲ニ長調K.285
(6)シューベルト:序奏と「しおれた花」による変奏曲
(1)(2)(3)(4)(5)(6)バルトルト・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)
(2)ヴィーラント・クイケン(Gamb)ロベルト・コーネン(Cemb)
(3)エーヴァルト・デメイエル(Cemb) 
(4)エーヴァルト・デメイエル(フォルテピアノ)
(5)シギスヴァルト・クイケン(Vn)ルシー・ファン・ダール(Va)
ヴィーラント・クイケン(Vc))
(6)ルーク・デヴォス(フォルテピアノ)
【使用楽器:(1)G.A.ロッテンブルク1740年製
(2)A.ヴィーマール1999年製(ブリュッセル)、オトテール1710年製 モデル
(3)ルドルフ・トゥッツ(インスブルック)、I.H.ロッテンブルク1730年製
(4)A.ヴィーマール 2005年製、A.グレンザー1750年製(ドレスデン)モデル
(5)ルドルフ・トゥッツ、A.グレンザー1780年製
(6)ヴィルヘルム・リーベル1830年製(ドレスデン)&ルドルフ・トゥッツ
1997年製】
古楽界で常に第一線で活躍しているクイケン三兄弟。末弟であるフラウト・ト
ラヴェルソの名手バルトルド・クイケンとACCENTレーベルの良き関係の中で生
み出された名録音の数々を1枚に収録。
B.クイケンだからこそ伝えられるフラウト・トラヴェルソの魅力が詰まった内
容です。



<audite>
AUD 10016 \1250
完全限定盤
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(3)[ボーナス・トラック]フリッチャイのスピーチ-
1957年1月24日ベルリン放送交響楽団創立10周年記念祝祭コンサートに際して
(2)アルフレッド・コルトー(P)
フェレンツ・フリッチャイ(指) (1)ベルリン放送交響楽団 (2)RIAS交響楽団
録音:(1)1957年(2)1951年ベルリン(ライヴ)
アウディーテが、驚きのお試し価格で毎年お届けするカタログつきCD。2008年
度版の内容に選ばれたタイトルは、昨年の大ベストセラーを記録したコルトー
&フリッチャイのシューマン・ライヴがはやくも登場です。
メロドラム盤以来のあまりにスリリングな内容で知られる大演奏は、評論家宇
野功芳氏がかねて大絶賛してきたもの。ドイチュラントラジオ・クルトゥーア
提供の正規音源使用により大幅に音質改善が施されたこともポイントとなりま
した。
カタログつきCDという性格のため、基本的に追加再プレスはありませんのでお
早めに。
(※AU.95498としてリリースされているものとディスクは同内容。ただし、レ
ギュラー盤のブックレットは付属しません)

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08-03 No.6-1

2008年03月05日 16時42分33秒 | Weblog
<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
ドイツ・ハルモニア・ムンディ 設立50周年記念限定BOX
88697281822 50枚組 \6150
初回生産完全限定盤
ドイツ・ハルモニア・ムンディは、1958年、ルドルフ・ルービとDr.アルフレ
ート・クリングス(故人)により創立され、その記念すべき初リリース(1959年)
以来、古楽の名門レーベルとしてその地位を確たるものとしている。
レーベル名の「ハルモニア・ムンディ」とは、ラテン語で「世の音楽」という
意味。当初は「時代を限定せず中世から現代まで、各時代の音楽にマイルスト
ーンを築く」という方針で制作が行われた。1970年にクリングスが西部ドイツ
放送(現在のWDRケルン放送局)の音楽部長へ転出してからは同放送局との共同
制作も活発となり、古楽に焦点を定めて実力のあるアーティストを起用し、ま
たコレギウム・アウレウムやラ・プティット・バンドの結成を促して続々と
ディスクを発表、レーベルとしてカタログを蓄積した。
1989年に創立から深い関係にあったBMG(録音技術&プレスをベルテルスマンの
関連会社ソノプレスが担当)がディストリビューションを開始、1993年にレー
ベルを買収すると、それ以降BMGクラシックスの古楽レーベルとしての機能を
担い、ビルスマやアーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと
いった巨匠をアーティスト・ロスターに加えながら発展、現在もSONY BMG
Masterworksの古楽の「顔」としてその存在感を強めている。
このBOXは、BMGフランスが企画制作を行っており、以前スプレンダー・シリー
ズとして再発されたものなどから、更にフランスのDHMベストセラー作品を厳選
して集めたものとなっています。よって、日本での好評作品とは大幅に違って
いるのが興味深くなっています。
もちろん、すべてピリオド楽器による演奏です。

●Disk 1: ドゥランテ:「マニフィカト 変ロ長調」、
アストルガ:「スターバト・マーテル」、
ペルゴレージ:
「主よ、あなたに告白します.」
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
フライブルク・バロック・オーケストラ バルタザール=ノイマン合唱団
ドイツでチケット入手不可能なくらい人気のあるヘンゲルブロックとFBOのアル
バム。ここに収録された作品は、バッハが影響した、バッハに影響された作品
が収録されています。情熱的な演奏が印象的です。
【録音】1995年12月(原盤:05472773692)
●Disk 2: J.S.バッハ:オーボエ協奏曲集
「ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 BWV.1060」
「オーボエ協奏曲BWV.49&169」
「オーボエ協奏曲 BWV.1055」
「オーボエ協奏曲 BWV.1056」
-ハンス=ペーター・ヴェスターマン(Ob&Ob・ダ・モーレ)
メアリー・ウティガー(Vn)
カメラータ・ケルン
ムジカ・アンティクァ・ケルンとウィーン・コンツェントウス・ムジクスの主
席奏者も務めているバロック・オーボエ奏者ヴェスターマンのソロによる協奏
曲集。彼のコクのあるオーボエの音は、非常に感情的なのが特徴。(実は、元
北ドイツ放送交響楽団主席オーボエ奏者)。ここに収録された作品は、現在
「チェンバロ協奏曲」や「カンタータのシンフォニアの一部」と残っている作
品だが、実際はオーボエ(・ダ・モーレ)の協奏曲であったとされ、その曲を復
元して演奏されています。
【録音】 1992年(原盤:05472772902)
●Disk 3:J.S.バッハ:「ゴルトベルク変奏曲 BWV.988」
グスタフ・レオンハルト(cemb)
レオンハルト3回目の録音。手ざわりを確かめるように、ゆったりとしたテンポ
と堅固な構築された名演。。1730年製ブランシェ作モデルによる、ウィリアム
・ダウドによる1975年製作のチェンバロ使用。
【録音】 1976年(原盤:GD77149)
●Disk 4: J.S.バッハ:「音楽の捧げ物 BWV.1079」
シギスヴァルト・クイケン(Vn)
バルトルド・クイケン(Fl-tr)ヴィーラント・クイケン(gamb)
ロベール・コーネン(cemb)
この曲の名盤の1枚。各楽器が主張しあったトリオ・ソナタは、素晴らしいの一
言につきます。
【録音】1994年12月(原盤:05472773072)
●Disk 5:J.S.バッハ:「モテット BWV.225-230」
-コンラート・ユングヘーネル(指揮&リュート)カントゥス・ケルン
録音当時、各パート一人での初の録音。その清新的な解釈は感動的。【
録音】 1995年10月(原盤:05472773682)
●Disk 6-7:J.S.バッハ:「ロ短調ミサ BWV.232」
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
フライブルク・バロック・オーケストラ バルタザール=ノイマン合唱団
この演奏は、1996年に行われた舞台(バレエ)形式で行われたロ短調ミサです。
ソリスト達は合唱団のメンバーが歌いますが、本当にうまいです。そしてテン
ポの速い曲はFBO独特躍動感。そして、ヘンゲルブロックの情熱感が伝わって
くる名盤です。
【録音】1996年10月(原盤:05472773802)
●Disk 8:ヴィヴァルディ:
「歌劇:オリンピア序曲」、「弦楽のためのシンフォニアRV.158」、
「協奏曲Op.3-10」
J.S.バッハ:
「管弦楽組曲第4番BWV.1069」「3つのヴァイオリンのための協奏曲BWV.1064」
「カンタータ第42番よりシンフォニア」
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮&Vn)
フライブルク・バロック・オーケストラ
バッハの管弦楽組曲4番は初版の(トランペット&ティンパニ無し版)を使用して
の演奏。通奏低音群の「音楽の喜び」を感じる演奏が、彼らの演奏を支えてい
るのです。
【録音】 1992年9月(原盤:05472772892)
●Disk 9-10 : J.S.バッハ:「無伴奏チェロ組曲 BWV.1007-1012」
鈴木 秀美(Vc&6番はチェロ・ピッコロ)
鈴木秀美1回目の録音。若き時期のバッハ像(この曲は、バッハ30歳代の作曲)を
描き出している。特に3番のプレリュードのテンポは、彼だけの独自解釈でプレ
ストで演奏。名器A・アマティの音色も素晴らしい。
【録音】 1995年9月(原盤:05472773872, BVCD-1908-9)
●Disk 11: 知られざるスペイン・バロック
アントニオ・デ・リテレス:
「Seguidillas」「Los Elementos」「Elestrago en la fineza o Jupiter y
Semele」
作者不詳:
「Ruede la Vola」「Discurso de ecos」「Cancion Franzesa」「Diferencias
sobre la gayta」、
セバスチャン・ドゥローン:
「Veneno es de amor la envidia」「El impossible mayor en amor le venze
Amor」
エドゥアルト・ロペス・バンゾ(指揮&cemb)
アル・アイレ・エスパノール
フランスでベストセラーのアルバム。リテレスは、バロック・スペインの宮廷
作曲家。当時の演奏様式を踏まえての演奏ですが、通奏低音にギターが入り、
カンタータというよりはフラメンコに近いのが特徴。バンゾはスペイン生まれ
のチェンバリストで、レンハルトに学んだ。この古楽軍団アル・アイレ・エス
パノールは、声楽と通奏低音群はスペイン人、弦楽器奏者はオランダ古楽の名
手たちによって編成されている。
【録音】 1994年9月(原盤:05472773362)
●Disk 12: 17世紀のチェロのための作品集
フレスコバルディ:
「カンツォーネ第16番イ短調」「カンツォーネ第8番ト短調」
「カンツォーネ第15番ヘ長調」
D.ガブリエリ:
「リチェルカール第5番ハ長調」「2つのチェロのためのカノン ニ長調」
「リチェルカール第1番ト短調」 「ソナタ・ト短調」
「リチェルカール第4番変ホ長調」「リチェルカール第2番イ短調」
「リチェルカール第3番ニ長調」「リチェルカール第6番ト長調」
「リチェルカール第7番ニ短調」
ジュゼッペ・ヤッキーニ:
「ソナタ・ハ長調」「ソナタ・イ短調」「ソナタ・イ長調」「ソナタ・ト長調」
ジョヴァンニ・バッティスタ・アントニーニ:
「リチェルカール第3番ヘ長調」「リチェルカール第10番ト短調」
「ソナタ変ロ長調」
アンナー・ビルスマ(Vc)
ボブ・ファン・アスペレン(cemb)
リデゥイ・シャイフェス(通奏低音Vc)
この17世紀以前のチェロという楽器は大型で、伴奏程度にしか扱われていな
かったが、時代とともに演奏習慣が変わり、名手のためにチェロのためのソロ
作品が作曲された。それに伴いチェロは小回りが効くようにと小型化され、さ
らに超絶技巧の作品が作られた。ここに収録された作品も、16分音符の連続・
跳躍など技術的に難しいのはもちろん、楽譜見ただけでは理解しがたいもので
すが、当時の音楽演奏法を身につけているビルスマによって、素晴らしい演奏
になっています。
【録音】 1988年5月(原盤:RD77978)
●Disk 13: H.I.F.ビバー:「レクィエム イ長調」
アゴスティーノ・スッテファーニ:「スターバト・マーテル」
-グスタフ・レオンハルト(指揮)
マルタ・アルマジャーノ(S)、ミーケ・ヴァン・デア・スロイス(S)、
ジョン・エルウィス(T)、マーク・バドモア(T)、フランス・ホイツ(Br)、
ハリー・ヴァン・デル・カンプ(Bs)
オランダ・バッハ協会バロック・オーケストラ&合唱団
ビーバーは、レクイエムを2曲作曲しているが、レオンハルトは両方とも録音。
その1枚です。オランダ古楽に徹した粋な演奏が、感動的です。
【録音】 1994年10月(原盤:05472773442)
●Disk 14: ボッケリーニ:チェロ協奏曲とシンフォニア集
「チェロ協奏曲第7番ト長調G480」「シンフォニア 変ロ長調Op21-5G497」
「チェロ協奏曲第10番ニ長調 G483」「シンフォニア ニ短調 Op.12-4 G506
“悪魔の家”」
アンナー・ビルスマ(Vc)
ジーン・ラモン(指揮&Vn)ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ
とにかくボッケリーニのチェロ協奏曲は技術的にも難しく、現代楽譜通りに演
奏した場合、全くつまらないものとなってしまうが、古楽の言葉を知り尽くし
たビルスマは、さすがとしか言いようがありません。彼の愛器「ゴフリラー」
とガット弦の、独特な倍音豊かな音色がたまりません。ビルスマ曰く「技術で
はなく、音楽は語り歌うこと。」
【録音】 1988年9月(原盤:RD77867)
●Disk 15: ブクステフーデ:室内楽作品集
「パッサカリア ニ短調BuxWV161」「ソナタ ニ短調 Op1-6 BuxWV257」
「ソナタニ長調BuxWV267」「ソナタ ト長調Op2-3 BuxWV261」
「チャコーナ ホ短調 BuxWV160」「ソナタ へ長調 Op1-1 Bux252」
「ソナタ ハ長調 BuxWV266」「Mit Fried und Freud BuxWV76」
「ソナタト長調 Op1-2 BuxWV253」
スキップ・センペ(指揮&cemb)
カプリッチョ・ストラヴァガンテ
ブクステフーデというと渋めなオルガン作曲の巨匠?っていう感じがしますが、
センペの手にかかれば、刺激的な演奏へ。ハイフェッツなどの手がけた名プロ
デューサー、故ジャック・ファイファー氏によれば、「彼こそ、本当の音楽演
奏家!」といっていたのが印象的。
【録音】 1992年5月(原盤:05472773002)
●Disk 16: カッチーニ: 麗しのアマリッリ-新しい音楽/新しい音楽の書法
「愛の神よ、何を待つのか?」「愛の神よ、我去りゆかん」「翼あれば」
「天にもかほどの光なく」「気高き至福の光よ」「我は見ん、我が太陽を」
「ひねもす涙して」「いとど優しき溜息の」「東の門より」
「麗しのアマリッリ」「憐れみの心動かし」「麗しき真紅のばらよ」
「この苦き涙よ「ああ、戻り来たれ」「輝く麗しの瞳もて」
モンセラート・フィゲーラス(Sp)
ジョルディ・サヴァール(gamb)
ホプキンソン・スミス(バロック・ギター&リュート)、
バーゼル・スコラ・カントールム
サバールの演奏を中心としたアンサンブルによっている。この時代(1600年頃)
としては斬新な音楽であったカッチーニの重要な録音でもあり、名曲「アマリ
ッリ麗し」はこの盤以外入手しにくくなっているようだ。
【録音】 1983年11月(原盤:GD77164)
●Disk 17: フランソワ・クープラン: 室内楽作品集
「四重奏ソナタ“サルタン”」「ヴィオールと通奏低音のための第1組曲」
「ヴィオールと通奏低音のための第2組曲」「子守唄」「荘厳さ」
ジェイ・ベルンフェルド(gamb)
スキップ・センペ(指揮&cemb)
カプリッチョ・ストラヴァガンテ
貴重な、メトロポリタン博物館の名器を使用した録音。この録音はハイフェッ
ツ等の名プロデューサーであったジョン・ファイファー氏によって録音されて
いる。
【録音】 1993年(原盤:05472773152)
●Disk 18: ジャコモ・ファッコ:
「協奏曲集Op.1”和声復興への考察“(全曲6曲)」
ヴィヴァルディ:「弦楽のための協奏曲 ト短調 RV.157」
フェデリコ・グリエルモ(Vn&指揮)
ラルテ・デ・ラルコ
イタリア・バロックの知られざる作曲家ファッコの「ヴァイオリン協奏曲風合
奏協奏曲スタイル」による協奏曲集。ファッコはヴェネチア生まれ、24歳以降
その生涯のほとんどをスペインの宮廷作曲家として過ごした人物。ラルテ・デ
ラルコの鮮烈かつすがすがしい演奏を聞けば、この作曲家がヴィヴァルディに
劣らぬ作曲家であることがわかります。
【録音】1999年1月(原盤:05472775142)
●Disk 19: アントニ・フォルクレイ: ヴィオール小品集とクラヴサン小品集
「Allemande La Laborde」「La Cottin」「La Portugaise」「La Forqueray」
「La R egente」「La Marella」「Sarabande Lad'Aubonne」「La Ferrand」
「La Couperin」「Chaconne La Buisson」「La Leclair」「La Rameau」
「Jupiter」
ジェイ・ベルンフェルド(gamb)スキップ・センペ(cemb)
ヴェルサイユ宮で活躍したヴィオラ・ダ・ガンバの名手。A・フォルクレは、早
くからルイ14世に才能を認められ、17歳でヴェルサイユの宮廷音楽家となる。
イタリア流のヴァイオリン技法をヴィオラ・ダ・ガンバに取り入れたといわれ
ますが、作品はほとんど残っておらず、その真価は、子フォルクレの編曲を通
してうかがい知ることしかできません。 子フォルクレが1747年に出版した
「ヴィオール曲集」は、父の29の小品と子の3つの小品からなりますが、父の作
品にも子フォルクレによる大幅な編曲が加えられていると考えられています。
この曲集はヴィオラ・ダ・ガンバの技法が極限まで高められた作品として、
ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の重要なレパートリーとなっています。
【録音】 1991年(原盤:RD77262)
●Disk 20: フレスコバルディ: 「音楽の花束Vol.1(主日のミサ)」
ロレンツォ・ギエルミ(org)
クリストフ・エルケンス(指揮)
カンティクム
【録音】1994年(原盤:05472773312)
●Disk 21: フレスコバルディ: 「音楽の花束Vol.2(聖母のミサ)」
ロレンツォ・ギエルミ(org)
クリストフ・エルケンス(指揮)
カンティクム
当時の儀礼に基づき、オルガン・ソロと合唱が交互に演奏される形式で収録さ
れるオルガン・ミサ。明るく華やかな彼のスタイルは、フランスや、特に南ド
イツ圏の作曲家に影響を与えたようで、バッハも賞賛し、この「フィオリ・ム
ジカーリ」のオリジナル楽譜のコピーを所有していた。
【録音】1994年(原盤:05472773452)
●Disk 22: グルック: オペラ・セレナード「中国人」(全曲)
イサベラ・プールナール(Sp)アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms)
ギィ・ドゥ・メイ(T)グロリア・バンディテッリ(Ms)
ルネ・ヤーコプス(指揮)
バーゼル・スコラ・カントールム
18世紀オペラの改革者グルックの貴重なオペラ・セレナードの録音。今をとき
めくフォン・オッターら実力派ソリストを配し、カウンターテナーの泰斗ヤー
コプスが見事な指揮ぶりで知られざる作品を表現しています。
【録音】 1985年(原盤:GD77174)
●Disk 23: オルランド・ラッスス: モテットとミサ曲
「モテット:音楽は神の最良の贈り物」「ミサ曲:途方にくれて」
「ミサ曲:シオンよ、汝の救い主を讃えよ」
ブルーノ・ターナー(指揮)
プロ・カンツォーネ・アンティクァ
フランドル楽派最後の巨匠ラッススの晩年の境地を示した「音楽は神の最良の
贈り物」など宗教作品を集めたディスク。イギリスの古楽復興に大きな足跡を
残した名アンサンブル、プロ・カンティオーネ・アンティクワが完璧なハーモ
ニーで再現しています。
【録音】 1975年6月(原盤:GD77083)

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08-03 No.6-2

2008年03月05日 16時42分00秒 | Weblog
●Disk 24: オルランド・ラッスス:レクィエム、マニフィカト、モテット
「レクィエム」「「モテット:ああ いつくしみ深きイエスよ」
「マニフィカト:正しきいとなみにより」
「モテット :恵み深き救い主の御母」「モテット:アヴェ・マリア」
ブルーノ・ターナー(指揮)
プロ・カンツォーネ・アンティクァ
コレギウム・アウレウム団員 ハンブルク古い音楽のための管楽合奏団
今となっては様々な古楽合唱団が歌っていますが、ほとんど本家古楽合唱団が
歌ったものとしたは初めての録音だった。多少古い歌い方で粋な宗教的な歌い
方ではないにしろ、世俗的な要素が入って、その味わいは絶品なもの。古楽器
管楽器の音色も不思議で面白い。これが当時の本当だったのかも知れない。
【録音】 1971年4月(原盤:GD77066)
●Disk 25: アントニオ・デ・リテレス: 歌劇「四大元素」
エドゥアルト・ロペス・バンゾ(指揮&cemb)
アル・アイレ・エスパノール
スペインや中南米で活躍した作曲家であるリトレスのオペラ。さすがスペイン
の音楽らしく、なにやらフラメンコらしい舞曲が入ったり、通奏低音にもギタ
ー、カスタネットも挿入されている。
【録音】 1997年7月(原盤:05472773852)
●Disk 26: リュリ:「ディヴェルティスマン集」
スキップ・センペ(指揮&cemb)
カプリッチョ・ストラヴァガンテ
「ディヴェルティスマン」とは、主軸となるストーリーの展開が一時的に中断
する部分です。そしてそこで、時に副次的なストーリーを従えながら、歌や踊
りが繰り広げられていくのです。観客を楽しませることを主眼とするこの部分、
耳に快い旋律がいくつも現れてくるのは当然と言えるかもしれません。フラン
ス・バロック時代の栄華を極めた「太陽王」ルイ14世が、ヴェルサイユ宮殿で
お気に入りの楽長リュリと台本作家モリエールのコンビに書かせたディヴェル
ティスマン(余興)の音楽を集めた一枚。優雅で牧歌的、エスプリが利いた音楽
です。
【録音】 1990年(原盤:RD77218)
●Disk 27: マショー: 「ノートルダム・ミサ」
ペロティヌス:「グラドゥアーレ:支配者らは集まりて」
作者不詳:コンドゥクトゥス「あわれみ深きわれらの父よ」
シャンスリエ:「コンドゥクトゥス:言いたまえ,キリストの真実よ」
ペロティヌス:「グラドゥアーレ:地上のすべての国々は」
作者不詳:「アレルヤ,よみがえりたまいしキリストは」「クラウズラ:死は」
ペロティヌス:「アレルヤ,乙女マリアのほまれある御誕生」
アルフレッド・デラー(指揮)
デラー・コンソート コレギウム・アウレウム団員
カウンター・テノールのデラー率いるデラー・コンソートは古楽・声楽復興の
元祖的存在で、この曲の録音の中で最も有名なもので、今でもその価値は高い
と言えましょう。
【録音】 1960-1961年(原盤:GD77064)
●Disk 28: J.S.バッハ以前の聖トーマス教会のカントールの作品集
ゼバスティアン・クニュプファー:
「Ach Herr, strafe mich nicht」「Es haben mir die Hoff artigen」、
ヨハン・シェッレ:
「Das ist mir lieb」「Ach, mein herzliebes Jesulein」「Barmherzig und
gn adig ist der Herr」「Aus der Tieffen rufe ich, Herr, zu dir」、
ヨハン・クーナウ:
「Gott, sei mir gn adig nach deiner Gute」「O heilige Zeit」
コンラート・ユングヘーネル(指揮&リュート)
カントゥス・ケルン
聖トーマス教会のバッハ以前の楽長のによる、宗教作品集。独特な器楽編成を
伴った作品を、各パート一人の声楽編成で、ドイツ括弧たる作品であることを
認識させてくれます。
【録音】 1992年2月(原盤:05472772032)
●Disk 29: マラン・マレ: 三重奏のための幻想的小品組曲集
「組曲ニ長調」「組曲ト短調」「組曲ハ長調」
アンサンブル・ルベル
あのヴィオールのマレの作曲した三重奏曲集。彼自身はヴィオール作品ばかり
が演奏されるが、この作品もフランス・バロック様式を踏まえた、美しい作品
です。2つのヴァイオリン&ヴィオール&クラヴサンの編成で、全てが組曲(舞
曲)形式によって書かれています。
【録音】1996年4月(原盤:05472773582)
●Disk 30: モンテヴェルディと同時代のマドリガーレ集
カルロ・ファリーナ:「カプリッチョ・ストラヴァガンテ」、
アントニオ・イル・ヴェルゾ:「私を死なせて下さい」、
モンテヴェルディ:
「アリアンナの嘆き」「タンクレーディとクロリンダの戦い」、
ガスパーロ・ザネッティ:「カラヴァッゾ候のイントラーダ」、
ギウリーノ・ムッシ:「アマルティア」
スキップ・センペ(指揮&cemb)
カプリッチョ・ストラヴァガンテ
太めで張りのある弦楽器群団の伴奏が劇的さを増しています。特に「タンクレ
ーディ-」の戦いの場面では、弦楽器の使い方が変わっているのが、興味深い
【録音】1991年11月(原盤:05472771902)
●Disk 31-32: モンテヴェルディ: 「聖母マリアの夕べの祈り」(全曲)
コンラート・ユングヘーネル(指揮&リュート)
カントゥス・ケルン コンチェルト・パラティーノ
この作品の隠れた名盤として非常に高い評価を持つアルバム。ユングヘーネル
と音楽学者カーターがこの録音で提案する解釈は「1人1パート」。そもそも王
侯のために書かれた本作は合唱団を用いるようなものではなかった、という学
説に拠っているのですが、そんな学説を現実に演奏できるのも、カントゥス・
ケルンの素晴らしい実力ゆえのことでしょう。これまでの合唱の中で失われて
いた音のテクスチャがくっきりと浮かび上がり、マドリガーレ的な音楽に仕上
がっています。
【録音】 1994年9月(原盤:05472773322)
●Disk 33: パッヘルベルとJ.S.バッハ以前のバッハのモテット集
パッヘルベル:
「Jauchzet dem Herrn」「Nun danket alle Gott」「Exsurgat Deus」
「Troste uns Gott」「Magnificat」「Der Herr ist Konig」
「Gott ist unser Zuversich」「Paratum Cor Meum Deus」
「Singet dem Herrn」「Jauchzet Gott alle Lande」、
ヨハン・クリストフ・バッハ:
「Furchte dich nicht」「Der Gerechte」「Ich lasse dich nicht」、
ヨハン・ミヒャエル・バッハ:「Halt,was du hast」「Furchtet euch nicht」
コンラート・ユングヘーネル(指揮&リュート)
カントゥス・ケルン
JS・バッハのモテットは有名ですが、あのカノンのパッヘルベルのモテットも
絶品の美しさ。JS・バッハの様式とは違いますが、各パート一人の純粋な声が
聞こえてきます。JS・バッハの先祖のモテットも貴重な録音。
【録音】 1993年1月(原盤:05472773052)
●Disk 34: パレストリーナ: 宗教合唱作品集
「幸いなるかな天の女王」「聖土曜日の哀歌」「誇り高い地上の支配者達は」
「ミサ・イン・ミノリブス・ドゥプリチブスII」
ドミニク・ヴェラール(指揮)
アンサンブル・ジル・バンショワ、
コルマー少年合唱団、 バーゼル・スコラ・カントゥルム
3つの合唱団が合同演奏をおこなった、パレストリーナの合唱作品集。コルマー
少年合唱団は、イギリス系やテルツ少年合唱団とは違った独特の声を持ち、こ
の演奏の成功に深く寄与しています。それによって全体としても十分な美しさ
をもった聴き応えのある素晴らしい演奏に仕上がっています。なお、アルト・
パートは、ルネ・ヤーコプスの弟子2人(アンドレアス・ショル&太刀川昭)を起
用して、中声部の深い声でしっかりと支えます。
【録音】 1993年3月(原盤:05472773172)
●Disk 35: ペルゴレージ: 歌劇「奥様女中」(全曲)
マッダレーナ・ボニファッチョ(Sp)ジークムント・ニムスゲルン(Bs)
コレギウム・アウレウム
この作品を契機に「オペラ・ブッファ」がその地位を確立したことでも有名で
す。主人とその女中の掛け合いが魅力ある音楽によって進行していきます。後
のモーツァルトの『フィガロの結婚』につながる作品です。ニムスゲルンの甘
い響きのバス、これにボニファッチョのコミカルな言いまわしもよく決まった
リリカルなソプラノが絶妙にマッチング。フッガー城「糸杉の間」における録
音も秀逸で、その残響も美しくとらえられています。
【録音】 1969年(原盤:RD77184)
●Disk 36:
パーセル:劇音楽「予言者、またはダイオクリージャン」
ヘンデル:カンタータ「うるわしきアマリッリ」、 合奏協奏曲 Op6-6
ナンシー・アージェンタ(Sp)、マイケル・チャンス(C-T)
ゴットフリート・フォン・デル・ゴルツ(指揮&Vn)、
フライブルク・バロック・オーケストラ
2人のイギリスソロ歌手の表現は、このイギリス音楽に最適。ここに収録されて
いる声楽作品はあまり演奏されない曲ですが、なかなか表現を要するもの。特
にM・チャンスの深い表現は絶品。
【録音】 1993年1月(原盤:05472772952)
●Disk 37:
無秩序の喜び-17世紀英国の2声部のコンソート
冷たい地面の上で / 王女の喜び /色目使いのカラリーヌ /なぜそんなに青ざ
めて / 生きる / ジーグのティューン/ ケンプのジーグ /トランペットを模し
たパッセージ・エアーと小品第4番 /イザークのウジ / ウァルハム修道院 /マ
ルボロ / グラネディールのマーチ / 太陽の栄光 /ファンタジー / 組曲イ短調
/魔女の踊り / サチュロスの仮面劇/ シンフォニー /アドソンの仮面劇 /キュ
ーパラリー /サラバンドとスコットランドのテューン /トッカータ・イ短調 /
プラント,グラウンド・イ短調 /静かなグランド・ニ長調による,ダブリンで奏
さわた /ブラック・ジョーク /グラウンド・ニ短調
ペドロ・メメルスドルフ(Bfl)
アンドレアス・シュタイアー(cemb)
天才リコーダー奏者メメルスドルフ。神がかったとさえいいたくなる超絶技巧
が見事です。チェンバロのシュタイアーの絶妙なタッチが秀逸。
【録音】1994年1月(原盤:05472773182)
●Disk 38:
ラモー:歌劇「イポリートとアリシー」組曲
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
ラ・プティット・バンド
ラモーの初めて作曲したオペラ作品。組曲としての録音だが、ラモーの優雅な
音楽は既にこの作品から始まっていた。1978当時ラモーの録音は少なかったが、
この録音は画期的なものであった。ラモーのオーケストラ編成とほぼ同じで、
木管楽器が通常より多い編成で演奏されています。
【録音】 1978年6月(原盤:GD77009)
●Disk 39:
ラモー:歌劇「プラテー」「ダルダニュス」より管弦楽組曲
ニコラス・マギーガン(指揮)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
イギリス古楽器奏者達が口をそろえて素晴らしいアーティストだというN・マ
ギーガン。ここではほとんど演奏されないラモーの作品を演奏しています。さ
すがマギーガンの考えは他の指揮者(クリスティーやガーディナーなど)とは
ちょっと違った観点から作品を見直しています。
【録音】 1997年6月(原盤:75605513132)
●Disk 40: ラモー:バレエ付オペラ「ピグマリオン」
- グスタフ・レオンハルト(指揮)
ラ・プティット・バンド パリ・シャペル・ロワイヤル合唱隊
ラモーならではの端正で調和のとれた作品。ギリシャ神話に基づく、自分が作
った人形に恋する男の物語。各役に特有なリズムを配するなど、それまでのラ
モー作品にない新しい試みがみられます。レオンハルト&ラ・プティット・バ
ンドによる演奏は、レオンハルトの統率力によって細部にまでに神経が行き届
き、優美で生命力に満ちています。合唱にはヘレヴェッヘと彼の合唱団を起用
しています。
【録音】 1980年10月(原盤:GD77143)
●Disk 41: ルベル:表題付きトリオ・ソナタ全集 -アンサンブル・ルベル
「フローレ」「ジュノン」「ヴィーナス」「リュリ氏へのトンボー」「パラス」
「不死」「アポロン」
ルベルといったらバレエ「四大元素」などで、やや混沌とした作品を想像させ
られますが、この曲でもその傾向が見られます。2つのヴァイオリンの音の絡
みが絶妙で、開放弦を多用したり、当時と捨ては斬新な音作りは他の作品には
見られない特徴です。この曲集の中で「リュリへのトンボー」という作品が収
録されていますが、彼の死を偲んでリュリの曲フレーズが主題となっています。
【録音】 1996年4月(原盤:05472773822)
●Disk 42: サント・コロンブ:「哀しみのトンボー」-ヴィオール作品集
「7弦ヴィオールによるプレリュード」「クプレ」「再発見」「語り合い」
「書きかえ」「トンボー」「嵌め込み」「威厳」「大急ぎ」「変化」「心移り」
ヒレ・パール(gamb)リー・サンタナ(テオルボ)
アンドルー・ローレンス=キング(hp)
サント・コロンブの作品は、フランス・ヴィオール音楽の頂点の一つでもある。
このディスクでは、アンドルー・ローレンス=キングのバロック・ハープの伴
奏によって(通常はチェンバロが伴奏に加わることが多いが)、撥弦楽器の余韻
の長い美しい響きによって、ヴィオールの美しさが更に効果的に響きます。
【録音】 1996年3月(原盤:05472773732)
●Disk 43: アッレサンドロ・スカルラッティ: ソロ・カンタータ集
「Ombre tacite e sole」「Il genio di Mitilde mente non v' e」
「Perch e tacete, regolati concenti?」
「O pace del mio cor」「Il Rosignolo」「Infirmata, vulnerata」
デイヴィッド・ダニエルズ(C-T)
ニコラス・マギーガン(指揮&cemb)
アルカディアン・アカデミー
D・ダニエルズは、メトのオーディションに合格。ジュリオチェーザレに出演し
人気を博す。もともとテノールだったが、カウンターテナーに転向してから大
ブレイクした。絶妙のコロラトゥーラを誇る。
【録音】1998年3-4月(原盤:75605513192)
●Disk 44: アレッサンドロ・スカルラッティ:「ヨハネ受難曲」
ルネ・ヤーコプス(指揮&C-T:エヴァンゲリスト)
クルト・ヴィドマー(Br:イエス)バーゼル・スコラ・カントゥルム
カトリック圏内のイタリアでは、典礼との関係から「オラトリオ受難曲」はほ
とんど作られていませんが、この曲は器楽伴奏を伴った珍しい作品。基本的に
は楽器を伴っている以外、テキストには聖書がそのまま用いた伝統的な「応唱
風受難曲」。ヤーコプスの指揮と歌唱が聴きものです。
【録音】 1981年10月(原盤:GD77111)
●Disk 45: テレマン:木管楽器のための協奏曲集
「リコーダーとフルートのための協奏曲ホ短調」「ヴァイオリンとオーボエの
ための協奏曲ハ短調」「2つのリコーダーのための協奏曲イ短調」「フルート協
奏曲ロ短調」「オーボエ・ダ・モーレ、チェロのための協奏曲ニ長調」「オー
ボエ、ヴァイオリン、2つのフルート、2つのヴィオラ、通奏低音のための協奏
曲変ロ長調」
カメラータ・ケルン
テレマンの演奏の定評をもつカメラータ・ケルン。ここではミヒャエル・シュ
ナイダー(Bfl)、カール・カイザー(Fl-tr)、H・P・ヴェスターマン(Ob)の古楽
器木管奏者達の技巧が冴えます。有名な「リコーダーとフルートのための協奏
曲ホ短調」は、結構過激な演奏で楽しませてくれます。珍しい複数の楽器のた
めの協奏曲も収録。
【録音】 1996年2月(原盤:05472773672)
●Disk 46: ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』、『海の嵐』、『喜び』
ゴットフリート・フォン・デル・ゴルツ(指揮&Vn)、
フライブルク・バロック・オーケストラ & ザ・ハープ・コンソート
現在のFBOコンサート・マスターのゴルツの刺激的なヴァイオリンと、AL=キン
グ率いるザ・ハープ・コンソートとの合同演奏。ギター、リュート、ハープ、
リローネ等のの豪華な通奏低音が、四季の表現をさらにアップしています。こ
れだけ多くの通奏低音軍は他にはない演奏。
【録音】 1996年12月(原盤:05472773842)
●Disk 47: ヴィヴァルディ:オペラ序曲集 -
「バヤゼット」「オリンピアーデ」「ためされる真実」「館のオットーネ」
「テンペーのドリッラ」「ファルナーチェ」「ジュスティーノ」各序曲、
「ヴァイオリン協奏曲ハ短調」 「協奏曲ヘ長調RV571」「協奏曲ニ短調 RV148」
「シンフォニア ト長調RV149」
クリストファー・ホグウッド(指揮)
フェデリコ・グリエルモ(Vn)ラルテ・デ・ラルコ
イタリアの古楽器アンサンブル、ラルテ・デル・アルコは、ヴェニスの博物館
が所有する名器を借りて演奏している団体。この録音でもヴィヴァルディ時代
の名器を使用とのこと。
【録音】 1998年(原盤:05472775012)
●Disk 48: ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ集
「ヘ長調」「イ短調」「ホ短調」「イ短調」「ト短調」「変ホ長調」
アンナー・ビルスマ(Vc)鈴木秀美(通奏低音 Vc)、ジャック・オッホ(Cemb)
超絶技巧と表現力を要するヴィヴァルディのチェロ・ソナタ集。その解釈は、
バロックに精通したもののみが演奏しえるものである。ビルスマはそれに徹し
た最高の巨匠である。弟子である鈴木秀美と、オランダの職人チェンバリスト
によって、ヴィヴァルディの作品は最高のものとなった。 この盤のプロデュ
ーサーは、現チャンネル・クラシックス社長C. Jared Sacks氏。
【録音】1986年(原盤:RD77909)
●Disk 49: ゼレンカ:
『神の御子のミサ曲』 ZWV.20、『聖母マリアのためのリタニア』 ZWV.152
ナンシー・アージェンタ(Sp)、マイケル・チャンス(C-T)、
クリストフ・プレガルディエン(T)、ゴードン・ジョーンズ(Bs)、
フリーダー・ベルニウス(指揮)
シュトゥットガルト室内合唱団 、ターフェルムジーク・バロック・O
最近ではゼレンカの音楽はわりと演奏される機会も多くなってきていますが、
10年ぐらい前までは、ボヘミアのバロック作曲家という方が強かったと思う。
でも彼はドレスデンの宮廷に使え、多くの豪華で感動的な宗教作品を作曲して
いた。
【録音】1989年6月(原盤:RD77922)
●Disk 50: ピゼンデル、ゼレンカ:シンフォニアと協奏曲集
「ヒポコンドリア イ長調」「協奏曲ニ長調」「協奏曲ト短調」
「ソナタ ハ短調」「シンフォニア イ短調」
ゴットフリート・フォン・ゴルツ(指揮&Vn)
フライブルク・バロック・オーケストラ
ピゼンデルは、1712年にドレスデンの宮廷楽団にヴァイオリン奏者として雇わ
れる。ヨーロッパ各地へ旅行し、イタリアではヴィヴァルディに師事した。
1730年にはヴォリュミエの後任として楽士長となった。ピゼンデルにはヴィ
ヴァルディ、アルビノーニ、テレマンなどが作品を献呈。ここに収録された協
奏曲は管弦楽による編成によっており、ヴァイオリン・ソロは、超絶技巧を要
します。
【録音】 1994年9-10月(原盤:05472773392)

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08-03 No.5

2008年03月05日 16時40分40秒 | Weblog
<OEHMS CLASSICS>
OC 915 2枚組 \3100
ポール・デュカス:歌劇「アリアーヌと青ひげ」(全曲)
デボラ・ポラスキ(Sp)
ステラ・グレゴリアン(Sp)、 イレアーナ・トンカ(Sp)
ニーナ・バーンシュタイナー(Sp)
ジェーン・ヘンシェル(A)クワンチュル・ヨン(BBr)アンテ・ジェルクニカ(Bs)
マルクス・ラープ(Bs)ルクサンドラ・ドノーゼ(Ms)エリック・アルミン(T)
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
ウィーン放送交響楽団
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団
【録音】 2006年5月5日 ウィーン・コンツェルトハウスでのライヴ
【歌詞】フランス語
いよいよ今年7月、「パリ国立オペラ」が初来日し、この「アリアーヌと青ひ
げ」を上演します。来日時には、もちろんドラマティック・ソプラノのデボラ
・ポラスキが「アリアーヌ」役を歌うのも、話題の1つです。
このオペラ、もちろん話の根源は同じだが台本を書いた作者が違うせいか、良
く知られているバルトークの青ひげとは若干肌ざわりが違うのが面白い。音楽
も話の運びも限りなく神秘的なバルトークに比べ、こちらは明快でフランス風
の流麗さの中に、若干ワーグナーの香りも漂う重厚なもの。
なにより主人公、アリアーヌの描き方が興味深い。怪しい噂のあるにもかかわ
らず、その男に嫁ぐ彼女を満たしているのは(あまり根拠のない)思いこみと溢
れるばかりの探究心(好奇心)。主人「青ひげ」に「好奇心はよくない」といさ
められつつも他の女たちを探し出す。しかし外に出るのを拒否する彼女たち。
暴動一歩手前の群衆と、城の中に漲る不思議な平安。最終的にアリアーヌは自
分の意志を持って、外の世界へ帰っていく・・・。
このオペラが意図するものは何なのか?ポラスキが歌えば、恐らくその答が出
るのだろう。

OC 810 \1550
シューベルト:歌曲集「冬の旅」(全曲)
ロマン・トレーケル(Br)
オリヴァー・ポール(p)
【録音】 2007年6月4-7日 ベルリン、イエス・キリスト教会
最近、どうしてもゲルハーエルの活躍に目が行ってしまう人も多いことだろう。
彼の表現力豊かな歌と柔らかな美声には、すべての人が魅了されているはず。
それに比べると、トレーケルの渋い魅力を語るためには、少し聴きこむことが
必要なのかも知れない。彼の歌には「華やかさ」よりも「際立つ安定性」と
「客観性」があり、決して歌に埋没することなく、歌の姿から精神性までをも
浮き彫りにするのである。
例えば「冬の旅」第1曲目にしても、降りしきる雪の冷たさを言葉で表現するの
ではなく、足元できしむ雪の感触を体感させてくれるような身に迫る歌と言え
るだろうか。感情表現を抑制しながらも心の振幅を劇的に描き出している。真
髄に迫る卓越した演奏。詩の行間に漂う情緒を見事に掬い出したポールのピア
ノも絶品。聴き手をすっぽり包み込むのがゲルハーエルなら、聴き手の心に何
かをねじ込むのがトレーケル。

OC 721 \1450
ショパン:バラード第4番Op.52, 夜想曲第13&14番
アルバン・ベルク:ピアノ・ソナタOp.1
ウェーベルン:ピアノのための変奏曲 Op.27
マンフレート・トロヤーン:「12のプレリュード」より第5&6番
ヒナステラ:ピアノ・ソナタ第2番Op.53
クレメンス・ベルク
【録音】 2007年9月&11月 ロストック音楽演劇専門大学ホール
決してまがい物ではありません。ドイツの若き俊英、クレメンス・ベルクのデ
ビュー・アルバムです。この選曲ただものではないではありませんか。もちろ
んショパンでの個性的な演奏は聴きものですが、これはまず小手調べ。ヒナス
テラ、ウェーベルン、そしてベルクなど彩り豊かな曲を 伸び伸び弾き切ってま
す。とても珍しいマンフレート・トロヤーン(指揮者としておなじみ)の作品ま
で含まれているところが「やられた」って感じでしょう。
新しい才能を感じてください!
【クレメンス・ベルク】
1987年ロストック生まれ。12歳より専門的にピアノを学び、2002年でロストッ
ク音楽演劇専門大学に入学。2005年からはグラーツ音楽大学で学ぶ。既に2004
年から様々な国際コンクールで優勝している。また、2006年には映画俳優とし
てもデビューし、カンヌ国際映画祭で特別賞も受賞した。現在は、ドイツ・オ
ーストリアを中心として、ソリストとして活躍している。 『彼の演奏は、若く
して傑作を生み出します。情熱的解釈であり、嵐の様でもあります。アダージョ
の部分でもひとつひとつの音に感情が込められています。全ての音楽が徹底的
なコントラストは、人々を熱狂的にさせられてしまいます。』と絶賛されてい
ます。


<RCA RED SEAL>
88697222492 \1900
グザヴィエ・ドゥ・メストレ・プレイズ・ドビュッシー
『ベルガマスク組曲』-1)プレリュード 2)メヌエット 3)月の光4)パスピエ
5)『夢』 6)『ロマンティックなワルツ』
『メロディー(歌曲)』 - 7)エトワールの夜(星の輝く夜)8)リラ 9)麦の花
10)月の光 11)マンドリン 12)美しき夕べ 13)まぼろし 14)『2つのアラベスク』
『前奏曲集』より-15)デルフォイの舞姫 16)帆17)亜麻色の髪の乙女
『ハープと弦楽のための舞曲』 - 18)神聖な踊り 19)世俗の踊り
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)
ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)[7]-[13]
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員 [18]-[19]
グザヴィエ・ドゥ・メストレは1973年フランスのトゥーロン生まれ。9歳から
地元のコンセルヴァトワールでハープを学ぶ。その後パリでジャクリーヌ・ボ
ローとカテリーヌ・ミシェルに師事、同時にロンドンで政治、経済も学ぶ。
16歳の時に、パリ・ハープ・コンクールで優勝、カーディフ(英国)、ミュンヘ
ン、ウィーン、エルサエレムでの主要な国際コンクールでも数々の受賞をする。
1998年、世界で最も権威のあるUSA国際ハープ・コンクール(ブルーミントン)で
優勝し、20歳でロリン・マゼール率いるバイエルン放送交響楽団交響楽団のソ
ロ・ハーピストとなった。その3年後には、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽
団のソロ・ハーピストに就任、2002年5月にはアンドレ・プレヴィンの指揮で
ウィーン・フィルとはじめてハープ協奏曲を演奏したハーピストとなった。

88697279652 \1450
初回生産限定盤
チャーミング・ヴァイル! マックス・ラーベ&パラスト・オーケストラ
「Mile after mile」「Bilbao-Song」「Stay Well」「Life, Love and
Laughter」「My Ship」「Green-up Time」「TheLittle Gray House」
「Blues-Potpourri:1」「September Song」「All at once」「Le roi
d'Aquitaine」「Foxtrot-Potpourri:2」「Alabama-Song」「Lied der Jenny」
「Speak Low」「It Was Never You」「What GoodWould the Moon Be?」
「Tango-Ballade」「Kanonen-Song」
【録音】 2000年6月 ベルリン、エミール・スタジオ
黒田恭一、大推薦の1枚。2006&2007年の来日公演では観客の大喝采を得たドイ
ツの“キャバレー歌手”マックス・ラーベと彼の12人の楽士たち。マックス・
ラーベは昔の“キャバレー劇場”を再現するような歌と踊りで知られる、ドイ
ツの男性ヴォーカリスト。彼が歌うのはジャズやシャンソンがベースになって
いるという、1920-1930年代のドイツの酒場で演奏され、町を歩く人が歌い続け
た“歌謡曲”。ナチス時代には不遇にも退廃芸術と呼ばれ、封印された古い音
楽をよみがえらせています。来日で、1920年代のキャバレー・ソング風にアレ
ンジ。このアルバムでは、当時クルト・ワイルが作曲した、キャバレー・ソン
グを集めた、素晴らしいアルバムです。
『09026635132』と同内容の、ミッドプライスでの再発商品となります。特殊紙
製パッケージ仕様。

88697284002 \1450
初回生産限定盤
クリスタ・ルートヴィヒ、1964年レコーディングズ
R・シュトラウス:
歌劇「エレクトラ」より「何の用ですか、見知らぬ人よ」、歌劇「ナクソス島
のアリアドネ」より「Ein Schones war」、歌劇「影なき女」より「Barak,
mein MannMir anvertraut, dass ich sie hege」、
グルック:
歌劇「アウリスのイフィゲニア」より「Leb wohl! Lasdein Herz treubewahren」
ロッシーニ:歌劇「セヴィリャの理髪師」より「今の歌声は心に響く」
ワーグナー:歌劇「神々の黄昏」より「ラインの岸にたきぎの山を積みあげよ」
ハインリヒ・ホルライザー(指揮)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
【録音】 1964年 ベルリン・ドイツ・オペラでのライヴ
クリスタ・ルートヴィヒ、80歳記念! 彼女の録音の中から、オイロディスクに
録音したライヴ録音です。C・ルートヴィヒは、両親ともウィーン・フォルクス
・オーパの歌手で、声楽を母親に学んだ後、フランクフルト音楽大学で学ぶ。
1946年フランクフルトで「こうもり」のオルロフスキー公爵役でデビュー。
1954年にはザルツブルグ音楽祭で「フィガロの結婚」のケルビーノを歌い絶賛
を浴びた。1955年ウィーン国立歌劇場と契約以来ウィーンを中心に活躍し、世
界的な名声を得た。はじめは、ケルビーノ、オクタヴィアン、ドラベッラなど
を得意としたが、60年頃からはドラマティックソプラノにも進出。リート歌手
としても素晴らしい功績を残した。
『09026689512(廃盤)』と同内容の、ミッドプライスでの再発商品となります。
限定盤です。

88697270722 15枚組 \8550
モンセラート・カバリエ、オリジナル・ジャケット・エディション
●Disk 1:ベルリーニ、ドニゼッティ:オペラ・アリア集
ベルリーニ/「ノルマ」「海賊」より ドニゼッティ/「ロベルト・デヴリュー」
「ルクレツィア・ボルジア」「マリア・ディ・ロアン」より
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)&オーケストラ
【録音】 1965年8月 ロンドン、 Walthamstow Town Hall(原盤:LSC-2862)
●Disk 2:サルスエラを歌う
「La Cancion del olvido: Marinela, Marinela」 「ElRey que rabi o: Mi
tio se figura」 「Bohemios: No quiero que sepa que aqu ivengo yo」
「El Cabo primero: Yo quiero a un hombre」 「Marina: Pensar en el」
「!Cuando Esta Tan Hondo・」「El Nino judio: De Espana vengo」
「La Rosa del Azafr an: No me duele que se vaya」「Don Gil de Alcal a:
Bendita cruz」
エウジェーニオ・マルコ(指揮)&オーケストラ
【録音】 スペイン(原盤:LSC-2894)
●Disk 3:グラナドスを歌う
「愛の歌曲集」(全7曲)、「トナディーリャス」より10曲
ラファエル・フェラール(指揮)&オーケストラ
【録音】 1964年1月 スペイン(原盤:LSC-2910)
●Disk 4:R・シュトラウス:歌曲リサイタル
「君を愛す Op. 37-2」 「憩え、我が魂 Op. 27-1」「私の心は迷う Op. 48-2」
「たそがれの夢 Op. 29-1」「献呈 Op. 10-1」「二人の秘密ををなぜ隠すのか
Op. 19-4」「子守唄 Op. 41-1」「私は恋を抱いて Op. 32-1」「親しき幻影
Op. 48-1」「悪天候 Op. 69-5」「明日に Op. 27-4」「解き放たれ Op. 39-4」
「夜 Op. 10-3」「チェチーリエ Op. 27-2」
ミゲル・ザネッティ(p)【録音】 1964年12月 スペイン(原盤:LSC-2956)
●Disk 5 : ヴェルディ:オペラ・アリアを歌う
「一日だけの王様」「十字軍のロンバルディア人」「二人のフォスカリ」
「アルツィーラ」「アッティラ」「海賊」「アルロド」、より
アントン・グァダーニョ(指揮)
RCA イタリア・オペラ管弦楽団
【録音】 1967年1月 ローマ、RCAイタリア・スタジオ(原盤:LSC-2995)
●Disk 6:ロッシーニ・アリアを歌う
「オテロ」「アルミーダ」「タンクレーディ」「コリントの包囲」
「湖上の美人」「スターバト・マーテル」、より
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)
RCA イタリア・オペラ管弦楽団
【録音】 1967年7月 ローマ、RCAイタリア・スタジオ(原盤:LSC-3015)
●Disk 7:カバリエ&B・マルティ: サルスエラ、愛のデュット集
「El Caserio: Buenos dias」「La Generala: Mi dulce sueno de adolescente」
「La Leyenda del beso: Amor, mi raza sabe conquistar」「Luisa Fernanda:
Caballero del alto plumero」「La Dolores: !Dolores mia! ...! Aqu i tu!」
「El Duo de la Africana: Comprende lo grave de mi situacion」
ベルナベ・マルティ(T)
エウジェーニオ・マルコ(指揮)&オーケストラ
【録音】 詳細不明(原盤:LSC-3039)
●Disk 8:カバリエ & シャーリー・ヴァーレット:オペラ・デュエット集
ベッリーニ/「ノルマ」、ロッシーニ/「セミラーミデ」、ドニゼッティ/「アン
ア・ボレーナ」、オッフェンバック/「ホフマン物語」、ヴェルディ/「アイー
ダ」、プッチーニ/「蝶々夫人」、ポンキエルリ/「ジョコンダ」、より
シャーリー・ヴァーレット(Ms)
アントン・グァダーニョ(指揮)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
【録音】 1969年7月 ロンドン(原盤:LSC-3135)
●Disk 9:ドニゼッティ・リサイタル
「トルクァート・タッソー」 「ジェンマ・ディ・ヴェルジー」
「ベリザーリオ」「パリジーナ・デステ」より
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)
ロンドン交響楽団
【録音】 1969年9月 ロンドン、 Walthamstow TownHall(原盤:LSC-3164)
●Disk 10: グレイト・オペラ・ヒロインズ
ヴェルディ/「オテロ」「仮面舞踏会」、ドニゼッティ/「アンア・ボレーナ」、
シャルパンティエ/「ルイーズ」、プッチーニ/「トスカ」、より
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)バルセロナ交響楽団
【録音】 1964-1966年 スペイン(原盤:LSC-3209)
●Disk 11-13: ベッリーニ:歌劇「ノルマ」(全曲)
モンセラート・カバリエ(Sp)プラシド・ドミンゴ(T)
フィオレンツァ・コッソット(Ms)ルッジェーロ・ランモンディ(Bs)
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 アンブロジアン・オペラ・コーラス
【録音】 1972年9月 ロンドン、 Walthamstow TownHall(原盤:LSC-6202)
●Disk 14-15: リヒャルト・シュトラウス:歌劇「サロメ」(全曲)
モンセラート・カバリエ(Sp)シェリル・ミルンズ(Br)
リチャード・ルイス(T)レオニー・リザネク(Ms)ジェームズ・キング(T)
ユリア・ハマリ(Sp)
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)ロンドン交響楽団
【録音】 1968年6月 ロンドン、 Walthamstow Town Hall(原盤:LSC-7053)
68ページ解説書付き 初回生産完全限定盤
カバリエ75歳を記念して、彼女の録音した、リサイタル・アルバムとオペラ12
作品を、オリジナル・ジャケット仕様のBOXでの発売となります。
完全初回生産限定盤となります。

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08-03 No.4-1

2008年03月05日 16時39分24秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚\1000 ※ご予約締切日 3月10日
8.557803
ロハムの歌の本
1.目覚めよ我が恋人よ、光の前に
2.冬は去るだろう
3.始まりは優しくて甘い愛
4.熱望が病を引き起こす
5.私の心はひどく喜ぶ
6.私はあなたを熱望するだろう
7.良き年とともに-夏
8.ああ別れよ、切望に満ちた苦痛
9.心の底から私はあなたを望む
10.私の信頼できる友人と私の最も高価な宝物
11.歌なしの曲・・・アナウオイス作
12.歌なしの曲・・・パウムガルトナー作
13.私の歓びはより大きくなった
14.私が抱く全ての思い
15.青いドレスの人影を見た
16.私はこの円の中で踊る
17.木こりが木を切りに
18.私の馬は粗末な馬蹄をはいている
19.本質的に気高い少女
20.歌なしの曲・・・ヴィルヘルム・レグラント作
21.あなたの持つ悲しみ・・・ハックブレットとヴィオラ・ダ・アルコ版
22.その木は今むきだしだ
23.あなたの持つ悲しみ・・・ハックブレットとリュート版
24.中傷された者の妬み
25.祝福しよう、全能の神を
26.彼女と共に
マルティン・フンメル(バリトン)
アンサンブル・ドルチェ・メロス
マーク・レオン(リュート,ギター)
矢板由希子(リコーダー)
1450年代に編纂された、ドイツの最初の歌の本と言われるこの曲集。散逸した
曲や、未発見の曲も多く、未だ全貌が明らかになっているわけではありません
が、歌と楽器のために書かれた最初期の曲集として貴重なものです。単旋律の
歌に絡み合う素朴な楽器の調べを聴くと、当時の人々の暮らしや思いを伺い知
ることができるでしょう。ツェンバロンの前身と言われるハックブレット(ハ
ンマーダルシマー)の美しい音色も楽しめます。

8.559313
L・アンダーソン:管弦楽作品集第1集
トランペット吹きの休日/ブルー・タンゴ/春が来た/舞踏会の美女/ブラッ
ドフォード知事マーチ/クラリネット・キャンディ/キャプテンたちと王様た
ち/ゴールデン・イヤーズ/チキン・リール/フィドル・ファドル/クラシカ
ル・ジュークボックス/チャイナ・ドール/小さなバラード/アリエッタ/
ピアノ協奏曲
ジェフリー・ビーゲル(ピアノ)
レナード・スラットッキン(指揮)
BBCコンサート・オーケストラ
2008年は、ルロイ・アンダーソン(1908-1975)の生誕 100年記念の年です。そ
こで NAXOSレーベルでは、誰もが知ってるチャーミングなメロディの宝庫であ
る彼の管弦楽作品の全てをお届けする予定です。手始めの第1集のメインは「ピ
アノ協奏曲」。 1989年にリバイバルされたこの作品は、すでに一部のファンの
間では根強い人気を誇る名曲です。演奏は名指揮者スラットキンと BBCコンサ
ート・オーケストラ。極上のひとときにしばし酔いましょう。

8.559335
フックス:作品集
1.芸術家たちよ、団結せよ(管弦楽のための)
2.土地の静けさ
3.炎と氷、そして夏のブロンズ
4.秋のリズム
5.太陽への頌歌(フレンチ・ホルンと管弦楽のための協奏曲)
ティモシー・ジョーンズ(フレンチ・ホルン)…3.5
ロンドン交響楽団のメンバーたち…2.3.4
ロンドン交響楽団…1.5
ジョアン・ファレッタ(指揮)
前作(8.559224)で、その豊かな抒情性をたっぷり味わわせてくれたフックス
(1956-)のまた別の表情を楽しむ 1枚です。冒頭の勇ましく晴れやかな行進曲
調の「芸術家たちよ-」、うって変わって極めて叙情的な「土地の静けさ」な
ど聴き進めていけばいくほどにこの作曲家の作品の多彩さに舌を巻かずにはお
れません。もちろん圧巻は「太陽の頌歌」。フレンチ・ホルンの限界に挑戦し
たかのようなスゴイ曲。2007年の都響公演でも大いに話題となった指揮者ジョ
アン・ファレッタが手堅くまとめます。

8.559345
ウォーリネン:ダンテ三部作(室内楽ヴァージョン )
1.ウェルギリウスの使命
2.偉大なる行列
3.光の川
<グループ・オブ・コンテンポラリー・ミュージック>
リチャード・モアダック(ピアノ)…1
キャメロン・グラント(ピアノ)…1
レイチェル・ルディック(フルート&ピッコロ)…2.3
アラン・R・キー(クラリネット&バス・クラリネット)…2.3
カーティス・マコンマー(ヴァイオリン)…2.3
フレッド・シェリー(チェロ)…2.3
フィリップ・ブッシュ(ピアノ)…2&(チェレスタ)…3
トム・コロー&ベンジャミン・ラミレス(パーカッション)…2.3
スティーヴン・テイラー(オーボエ)…3
マイケル・フィン(バスーン)…3
パウル・ノイバウアー(ヴィオラ)…3
ティモシー・コブ(コントラバス)…3
スーザン・ジョルス(ハープ)…3
クリストファー・オールドファーザー(ピアノ)…3
ポール・キャロル(パーカッション)…3
オリヴァー・ナッセン(指揮)…2.3
科学と文学の分野から多くの啓示を受け、たくさんの作品を書いているウォー
リネン(1938-)の最も野心的な作品と言われる「ダンテ三部作」です。「神曲」
からインスピレーションを受けた 3つの部分からなるバレエ曲で各々の曲は原
作の世界をきっちりと描きだしています。室内楽版といえども極限までに拡大
された音楽は、自らを「マキシマリスト」と称した彼にしか描き得ないもので
す。

8.559349
ハッター:管弦楽、ピアノ作品集
1.エレクトリック・トラクション
2.幻想的小品集
3.スティル・ライフ
4.摩天楼
5.メランコリー・ラグ第1巻
モラヴィア・フィルハーモニア管弦楽団
アンドレアス・エルム・バウムガルトナー(指揮)…1.3
島田俊行(指揮)…4
ミクロスラフ・シャファジュ(オーボエ)…3
ウィンストン・チョイ(ピアノ)…2.5
アメリカの作曲家の中でも最も若い世代に属するグレゴリー・ハッター(1971-)。
彼の作品は本当に多種多彩で、近未来的な都市のイメージを喚起する「エレク
トリック・トラクション」や、不協和音を多用した「幻想的商品集」、そして
まるで肩すかしを食らうかのように軽い「メランコリー・ラグ」などどれが彼
の真の姿なのかをつかむことは恐らく不可能です。流暢な音楽語法と、多彩な
音楽は世界中で人気沸騰注。特に北アメリカ、ヨーロッパと中近東などで多く
演奏されています。

8.559361
クーマン:宗教合唱作品集
アダムは縛られ横たわり/始めに言葉ありき/宇宙に祈る人/新世界のキャロ
ル-アメリカのクリスマス三部作/キリストを築く者たち/おお、愛の完全な
る生涯/プレマト・ムンドゥス/方法、真実、生活/神よ、あなたは我らの間
を動く/イースターの勝利、イースターの喜び/ミサ・ブレヴィス/私は自ら
の精神について語る/居合わせたまえ。神聖なる三位一体よ/おお、神聖なる
イエス/詩篇第66番/慈善の灯/ノーウィッチのユリウスの祈り/マニフィカ
トとヌンク・ディミティス
ロンドン大学、ロイヤル・ホロウェイ合唱団
ルーパート・ゴフ(指揮)
サミュエル・ラスボーン(オルガン)
アメリカ現代作曲家の中でも最も若い世代に属するクーマン(1982-)ですが、
すでに膨大な量の作品を書き、そのどれもが高く評価されています。ここに収
録されたのは「宗教的合唱曲」ですが、全てが実際の典礼のために書かれたも
ので、テキストへの深い読みと、斬新な響きの融合が見事なものばかりです。
未来永劫、繰り返し演奏されることでこれらの曲たちは普遍の価値を帯びてい
くことでしょう。

8.559362
カーター:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番
弦楽四重奏曲第5番
パシフィカ弦楽四重奏団
<メンバー>
シミン・ガナトーラ(第1ヴァイオリン)
シッビ・バーンハードソン(第2ヴァイオリン)
マスミ・パー・ロースタッド(ヴィオラ)
ブランドン・ヴァモス(チェロ)
2004年に来日して、カーター(1908-)の弦楽四重奏曲全曲演奏という偉業を成
し遂げたパシフィカ弦楽四重奏団による極めつけのアルバムです。この、調性
もリズムも混迷化した難解な音楽に耳を傾けていると、多様化している「現代
音楽」の概念について改めて考えたくなるかも知れません。一緒に口ずさむこ
とは難しいですが、ある種の癒しさえ感じられるような突き抜けた作品である
ことは間違いありません。

8.570068
シベリウス:歴史的情景
組曲「歴史的情景」第1番(1.序曲風に/2.ある場面/3.祭り)
組曲「歴史的情景」第2番(4.狩猟/5.愛の歌/6.はね橋にて)
クリスチャン2世より組曲
(7.夜想曲/8.エレジー/9.ミュゼット/10.セレナーデ/11.バラード)
ニュージーランド交響楽団
ピエターリ・インキネン(指揮)
1899年、当時の帝政ロシアによる新聞への弾圧に対して企画された「新聞祭典
の催し」。この時に書かれた愛国記念劇のための音楽は後に、この「歴史的情
景第1番」と「フィンランディア」へと形を変えました。どちらもフィンラン
ド人の愛国心をかきたてるものとして知られます。しかし「第2番」はその
12年後に書かれたもので内容的にも音楽的にも大きなつながりは認められませ
ん。「クリスティアン 2世」はシベリウス(1865-1957)の後期の書法を予感さ
せる雄大な曲。とりわけ夜想曲の濃厚な美しさがたまりません。

8.570201
英国歌曲シリーズ第17集
アルウィン :6つの夜想曲他
バリトンとピアノのための歌曲集「蜃気楼」
(1.ウンディーネ/2.水族館/3.ハニーサックル/4.メトロノーム/5.楽園/
6.鏡の中の肖像)
バリトンとピアノのための「6つの夜想曲」
(7.全ては今/8.夏の雨/9.変奏曲:アンダンティーノ/10.夏の夜/11.環/
12.返答)
スラム・ソング(13.スラム・ソング)
ソプラノとピアノとアルト・リコーダーのための歌曲集「海の風景」
(14.海の夜明け/15.海霧/16.溺れた男の歌/17.黒いカモメ)
歌曲集「祈り」
(18.数世紀もの間/19.夜を抱く/20.分離/21.欠乏/22.春の雨/23.月光の
女王への祈り/24.私たちの魔法の馬)
ジェレミー・ヒュー・ウィリアムス(バリトン)…1-13
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)…14-24
ジョン・ターナー(アルト・リコーダー)…14-17
イアン・バーンサイド(ピアノ)
多才、多作で知られるアルウィン(1905-1985)ですが、歌曲の主要作品のほと
んどは後半生に書かれたものです。ここに収録された歌曲は、どれもが彼自身
が詩を選びぬいて丁寧に作曲されたものでまるでフォーレの歌曲を思わせるデ
リケートで儚い美しさを湛えています。「海の風景」と「祈り」を歌っている
マナハン・トーマスは、その透明な美声で最近急激に注目を浴びている若手ソ
プラノ。NAXOSではラターのレクイエムのソロで知られています。


8.570231
モーツァルト :
オラトリオ「悔悛するダヴィデ」K.469
アンティフォナ「天の女王」K.108
トリーネ・ウィルスベリ・ルンド(ソプラノ)
クリスティナ・ヴァーリン(ソプラノ)
ローター・オディニウス(テノール)
イモータル・バッハ・アンサンブル
ライプツィヒ室内管弦楽団
モルテン・シュルト=イェンセン(指揮)
1785年に「ウィーン音楽家協会」から慈善コンサートのための曲を依頼された
モーツァルト(1756-1791)ですが、当時の彼は時間的余裕がなく、未完で終わっ
た「ハ短調ミサ」の素材をほとんどそのまま転用、 2曲のアリアを加えて完成
させたのが、この「悔悛するダヴィデ」です。いわばリサイクル作品ですが、
当時ではよくあることで、この曲に対するモーツァルトの愛着の深さが伺いし
れるというものです。

8.570313
ラインベルガー:オルガン作品集第6集
ソナタ 第14番 ハ長調 Op.165
ソナタ 第15番 二長調 Op.168
ソナタ 第16番 嬰と短調 Op.175
ヴォルフガンク・リュプサム(オルガン)
フルダ大聖堂 リーガー=ザウアー製オルガン
リヒテンシュタインで生まれミュンヘンで学び、ピアニスト、オルガニストと
して活躍したラインベルガー(1839-1901)は生涯に渡って多くの作品を残しま
したが、やはりその中心を占めるのはオルガン作品です。ソナタだけでも 20
曲あり、作風は穏健ですがロマン派の作曲家らしく凝った和声も見られ、どれ
もが壮麗で渋い美しさを湛えています。今回もリュプサムの名演でお聴きくだ
さい。フルダ大聖堂の由緒あるオルガンの響きは感動ものです。

8.570316
ショスタコーヴィチ :女ひとり Op.26
マーク・フィッツ=ジェラルドによる復元スコア
イリーナ・マタエワ(ソプラノ)
アンナ・キクナーゼ(メゾ・ソプラノ)
ドミトリー・ヴォロパエフ(テノール)
マルク・ファン・トンヘレン(歌)
バルバラ・ブッフホルツ(テルミン)
フランクフルト放送交響楽団
マーク・フィッツ=ジェラルド
その生涯に数多くの映画音楽を作曲したショスタコーヴィチ(1906-1975)。この
「女ひとり」は第2作目にあたる 1930年の作品です。メロディは「これでもか」
と言うくらいに分かり易くシンプルでアイロニーに満ちています。とは言え、
巨大ナオーケストラと多くの歌手、合唱、当時登場したばかりのテルミンまで
使用するという大がかりな編成は当時の聴衆の度肝を抜いたことは間違いあり
ません。今回の演奏にあたって、イリーナ夫人の公式承認を受けたフィッツ=
ジェラルドの復元スコアを用い、その際には失われた序曲も加えています。

8.570326
ファッシュ :イエス・キリストの受難
1.序曲(組曲)ニ短調 FWV k:d5
2.イエス・キリストの受難 FWV F:1(ブロッケスによる受難曲)
/エヴァンゲリスト…ゾルタン・メジェシ(テノール)
イエズス…ペーター・チェール(バス)
シオンの娘…マリア・ザードリ(ソプラノ)
スコラ・カントルム・ブダペスト(タマーシュ・ブブノー…合唱指揮)
カペラ・サヴァリア・バロック・オーケストラ
マリー・テイレイ=スミス(指揮)
この「イエス・キリストの受難」のテキストはJ・ファッシュというドイツの
詩人が書いたもので 1700年当時大流行したものです。感傷的で芝居がかった
話の運びには賛否両論がありますが、ファッシュ(1688-1758)の他にもヘンデ
ルやテレマンなど何人もの作曲家が曲を付けたと言うだけあって、なかなか
興味をそそられるものと言えるでしょう。曲は堅固でドラマティック。
そして華やかさも持ち合わせています。

8.570354
シューベルト :4手のためのピアノ作品集第5集
ソナタハ長調 D812 Op.posth 140「グラン・デュオ」
4つのレントラー D814
創作主題による変奏曲 D813 Op.35
6つの大行進曲とトリオ D819 Op.40より
第2番 ト短調
第3番 変ロ短調
アラン・シラー(ピアノ)
ジョン・ハンフリーズ(ピアノ)
シューベルト(1797-1828)のピアノ連弾曲の多くは、夏の間に書かれました。
そのほとんどは彼が弟子(恐らく良家の娘)と連弾するためのものですが、中に
はここに収録された「グラン・デュオ」のような大作も含まれます。この曲は
連弾用としてよりも、交響曲の下案として書かれたのではないか?とも言われ
ているほど規模が大きく確固たる構造を持つ作品で、全曲を弾きこなすのは至
難の業です。

8.570377
ストラヴィンスキー :ピアノ作品集
ピアノ・ラグ・ミュージック
サーカス・ポルカ
ピアノ・ソナタ
セレナーデ イ調
タンゴ
4つの練習曲 Op.7
スケルツォ
ピアノ・ソナタ 嬰へ短調
ヴィクトル・サンジョルジョ(ピアノ)
ストラヴィンスキー(1882-1971)のピアノ曲と言えば「ペトルーシュカ」あたり
しか知られていないと言っても過言ではないでしょう。しかし彼は 40年間に
渡って常に異なった作風でピアノ曲を書き続けていました。どの曲も興味深い
のですが、とりわけ最初期のスケルツォやソナタでのロマンティックな風景
が、5年程経過しただけで「 4つの練習曲」のような複雑なリズム・パターン
に変容するのには驚くばかりです。
原盤 Collins Classics

8.570409
チャイコフスキー:声楽作品全集第4集
愚かな者と言われつづけて Op.25 No.6/共に歩く時間もなく/昨日の夜 Op.60
No.1/私はお前に何も話すまい Op.60 No.2/許して Op. 60 No.8/木陰の窓
の向こうにちらりと Op.60 No.10/夜 Op.60 No.9/ナイチンゲール夜 Op.60
No.4/飾らない言葉 Op.60 No.5/ただ一つの言葉のために/カナリア Op.25
No.4/春のように青いその瞳/なぜそんなに Op.16 No.5/おお、おまえが知っ
ていたら Op.60 No.3/おお、その歌を歌ってくれ Op.26 No.4/和解 Op.25
No.1/祝福あれ、森よ Op.47 No.5/夕べ Op.27 No.4/それは早春のことだっ
た Op.38 No.2/騒がしい舞踏会の中で Op.38 No.3/偉業 Op.60 No.11/ミ
ニョンの歌 Op.25 No.3
リューバ・カザルノフスカヤ(ソプラノ)
リューバ・オルフェノヴァ(ピアノ)
100曲以上も書かれているのに、交響曲や管弦楽曲などに比べあまり知られる
ことのないチャイコフスキー(1840-1893)の歌曲たち。しかし、どの曲も情感
に満ちた語句を用い、細やかな感情を織り込みながら丹念に書かれています。
まさに「オペラ作曲家」としての技量を全て注ぎ込んだ完成度の高い小宇宙の
ような曲を、カザルノフスカヤが深い共感を持って歌います。

8.570418
チャイコフスキー :バレエ組曲(4手のためのピアノ編曲版 )
1-5.眠りの森の美女 Op.66a(セルゲイ・ラフマニノフ編、ズィロティ&チャイ
コフスキー修正版)
6-11.白鳥の湖(エドゥアルト・ランガー編)
12-19.くるみ割り人形 Op.71a(スティーブン・エシポフ編)
オーロラ・デュオ
ユリア・セーヴルス(ピアノ)&アリーナ・ルシェツチズカヤ(ピアノ)
チャイコフスキー(1840-1893)のバレエ音楽は、その美しさと親しみやすさか
ら多くの人によってピアノ連弾版(もしくは2台ピアノ版)へと姿を変えさせられ
ています。まるで白鳥が美しい娘に変身するように。原曲の持ち味を生かした
上で更にデリケートな味わいを見せる各々の曲の何と魅力的なことでしょう!
ぴったりと息のあったオーロラ・デュオの見事な演奏でお楽しみください。

8.570450
ペンデレツキ:交響曲第8番
1.交響曲 第8番「はかなさの歌」
2.怒りの日
3.ダヴィデの詩篇より
ミカエラ・カウネ(ソプラノ)
アグニエスカ・レーリス(メゾ・ソプラノ)
ヴォイテック・ドラボヴィチ(バリトン)
アンナ・ルバンスカ(メゾ・ソプラノ)
リシャルド・ミンキエヴィチ(テノール)
ヤロスラフ・ブレク(バス・バリトン)
ワルシャワ国立フィルハーモニー合唱団
(合唱指揮…ヘンリク・ヴォイナロウスキ)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
アントニー・ヴィト(指揮)
この盤が世界初録音となるペンデレツキ(1933-)の交響曲第8番です。19世紀か
ら 20世紀のドイツの詩人のテキストに基づいた声楽付きの作品(テクストはド
イツ語)で、まるでマーラーの時代に先祖返りしたようなこの曲を、ペンデレ
ツキはどのような思いで書いたのでしょうか?初期の作品「ダヴィデ詩篇より」
と名作「怒りの日」との比較も興味深いでしょう。 2007年 3月に事故死した
バリトン、ドラボヴィチを偲んで…。

8.570535
ブリュメル:声楽作品集
三位一体の哲学をたたえよ
祝福された聖母のミサ
父の御母にして娘
栄光のおとめをたたえよ
スペキュラム・アンサンブル
ロベルト・ディ・チェコ(カウンターテノール)
クリスティアーノ・ヴァヴァーリャ(テノール)
ニコラ・ボナッツィ(テノール)
ステファーノ・シチアーレ(バス)
オケゲムに学び、フランス、イタリアで活躍したフランドル楽派中期の作曲家
ブリュメル(1460?-1515?)は、同時期の最も優秀な作曲家として人気を集めて
いました。彼はパリのノートルダム聖歌隊の指導者として、またフェラーラ宮
廷の聖歌隊長として活躍し、高名な作曲家オブレヒトの跡を継ぎました。しか
しフェラーラの礼拝堂が解散された 1510年以降の足取りはつかめず、ローマ
で過ごした痕跡がわずかに認められる程度です。恐らくこの頃に書かれたの
が、この「祝福された聖母のミサ」だと言われていますが真相はわかりません。

8.570596
ロシアのオーボエ
ルフト(1813-1877):1.ロシア民謡の主題による幻想曲
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
2.オーボエのための変奏曲ト短調(オーボエとピアノ版)
グリエール(1875-1956):小品集 Op.35より
3.第3番「歌」/ 4.第4番「アンダンテ」
アサフイェフ(1884-1949):5-8.オーボエとピアノのためのソナタ
チェレプニン(1873-1945):管楽器のためのスケッチ Op.45より
9.第3番/10.第4番
ドラニシニコワ(1929-1994):11.詩曲
ゴルロフ(1926-):12-14.組曲
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
15.歌劇「皇帝サルタンの物語」より「熊蜂の飛行」
イワン・パイソフ(オーボエ)
ナタリア・シチェルバコワ(ピアノ)
150年以上に渡るロシアのオーボエ音楽の流れを楽しむ 1枚です。 19世紀のロ
シア・オーボエ界の重鎮だったルフトは、現在ではオーボエの練習曲のみが知
られますが、ここで聴ける「ロシア民謡の主題による幻想曲」は、あの「赤い
サラファン」を元にしたまばゆいばかりの作品です。他にはR・コルサコフか
ら現代の作品まで抒情性と妙技を併せ持つものばかり。「熊蜂の飛行」の目も
眩むような音の動きは感動ものです。

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08-03 No.4-2

2008年03月05日 16時38分46秒 | Weblog
8.570715
ウルクッル :ギター作品集
1.友情
2.ロッシーニ「ウィリアムテル」の主題による序奏と変奏とコーダ
3.主題と変奏 Op.10
4.ドニゼッティ「ベリサリオ」より「カヴァティーナ」
5.嘆き
6.ベッリーニ「異国の女」、ドニゼッティ「ローマの追放者」のアリアによる
カプリッチョ
7.ベッリーニ「海賊」より序奏と変奏曲
エウヘニオ・トバーリナ(ギター)
このウルクッル(不明、1830-1843年頃活躍)という偉大なる作曲家については、
スペインで活躍した事と、素晴らしいギターのための作品を書いた事以外、何
もわかりません。恐らくソルと同じ時代に活躍したのでしょうが、なぜ彼がこ
こまで不当に忘れ去られてしまったのかさえもわからないのです。しかし、ど
うぞこのアルバムに収録された作品に耳を傾けてください。確かなる存在感を
持って迫る音楽だけがあります。

8.660211-13 3枚組
ヴィヴァルディ:グリセルダ
グリセルダ RV718(3幕の音楽劇 )
CD1 シンフォニア、第1幕/CD2 第2幕/CD3 第3幕
演奏/グァルティエーロ…ジャイルズ・トムキンス(バス)
グリセルダ…マリオン・ニューマン(メゾ・ソプラノ)
コンスタンツァ…カルラ・ホウテネン(ソプラノ)
ロベルト…リンヌ・マックマートリー(メゾ・ソプラノ)
コッラード…ジャソン・ネデツキー(バリトン)
オットーネ…コリン・エインズワース(テノール)
オペラ・イン・コンサートアレイディア・アンサンブル
ケヴィン・マロン(指揮)
最近、復興が著しいヴィヴァルディ(1678-1741)のオペラの中でもとりわけ劇
的な内容で知られる「グリセルダ」です。愛と忍耐と美徳をテーマにした物語
ですが、超絶技巧を駆使したアリアや生き生きした音楽が散りばめられた聴き
ごたえのある大作です。ベテラン、ケヴィン・マロンの棒の下に名歌手たちの
声の饗宴が繰り広げられます。

8.660235-36 2枚組
ロッシーニ :湖上の美人
エレナ…ソニア・ガナッシ(ソプラノ)
ウベルト…マキシム・ミロノフ(テノール)
マルコム…マリアンナ・ピッツォラート(メゾ・ソプラノ)
ロドリーゴ…フェルディナンド・フォン・ボートマー(テノール)
ダグラス…ヴォヨテク・ギエルラッハ(バス)
アルビーナ…オルガ・ペレチャトコ(ソプラノ)
セラーノ…ステファン・シフオレッリ(テノール)
プラハ室内合唱団(合唱指揮…アドルフ・メリヒャー)
トュービンゲン祝祭バンド(指揮…マルティン・アンバーガー)
SWR放送管弦楽団
ウォルター・スコットの恋愛詩を原作にしたロッシーニ(1792-1868)の中期の
傑作オペラです。あまり録音には恵まれておらず(以前、ピアニストのポリー
ニが指揮したことで話題となりましたが)久々の名演登場と言ったところでしょ
うか。ガナッシ、ミロノフらの実力派を起用しゼッダが生き生きとした音楽を
作り上げています。マニア垂涎!

●ナクソス・ヒストリカル(日本語帯付き)
8.111271
グレート・ピアニスト・シリーズ/ルービンシュタイン
1.ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
アルバート・コーツ(指揮)ロンドン交響楽団
録音:1929年 10月 22,23日
ロンドンキングスウェイ・ホール
2.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ジョン・バルビローリ(指揮)ロンドン交響楽団
録音:1932年 6月 9,10日
ロンドン EMIアビーロード第1スタジオ
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
ルービンシュタインの40代の血気盛んな演奏ぶりを堪能できる1枚です。とり
わけブラームスの激しさは特筆ものですが、この録音自体は、演奏にしろ、録
音にしろ、彼自身の満足の行くものではなかったようで、本来ならば発売され
ることはなかったというのも有名な話です。しかし瑞々しい情感に溢れたチャ
イコフスキーとともに、永遠の名演として愛されていくことは間違いないで
しょう。マーク・オーバート=ソーン復刻

8.111275
グレート・シンガー・シリーズ/カラス
プッチーニのヒロインたちと抒情的なアリア集
プッチーニ:
1.歌劇「マノン・レスコー」第2幕この柔らかなレースの中で
2.歌劇「マノン・レスコー」第4幕捨てられて、ひとり寂しく
3.歌劇「蝶々夫人」第2幕ある晴れた日に
4.歌劇「蝶々夫人」第3幕かわいい坊や
5.歌劇「ボエーム」第1幕私の名前はミミ
6.歌劇「ボエーム」第3幕ミミの別れ
7.歌劇「修道女アンジェリカ」母さんもなしに
8.歌劇「ジャンニ・スキッキ」私のお父さん
9.歌劇「トゥーランドット」第1幕お聞きください、王子さま
10.歌劇「トゥーランドット」第2幕この宮殿の中で
11.歌劇「トゥーランドット」第3幕氷のような姫君の心も
チレア:
12.歌劇「アドリアーナ・ルクブルール」第1幕私は創造の神のしもべ
13.歌劇「アドリアーナ・ルクブルール」第4幕哀れな花
ジョルダーノ:
14.歌劇「アンドレア・シェニエ」私の亡くなった母が
カタラーニ:
15.歌劇「ラ・ワリー」さようなら、ふるさとの家よ
ボイト:
16.歌劇「メフィストフェレ」いつかの夜、暗い海の底に
録音 1954年 9月 15-21日
ロンドンワットフォード・タウン・ホール
マリア・カラス(ソプラノ)
トゥリオ・セラフィン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
マリア・カラスの偉大さに触れたかったら、まずこのアルバムを聴くのが良い
でしょう。発声法、フレージング、そして各々のヒロインへの性格の描き分け
…などなど何度聴いても飽きることなく、その素晴らしさに嘆息するばかりで
す。声の美しさだけでは伝えることのできない歌心、それを完璧に表現し得た
のは彼女だけと言っても過言ではないでしょう。
マーク・オーバート=ソーン復刻

8.111278-79 2枚組
ナクソス・ヒストリカル・シリーズ/カラス/ディ・ステファノ/ゴッビ
ヴェルディ :仮面舞踏会
録音 1956年9月4-9日
ミラノ・スカラ座劇場
演奏/アントニオ・ヴォット(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
リッカルド…ジュセッペ・ディ・ステファノ(テノール)
レナート…ティト・ゴッビ(バリトン)
アメリア…マリア・カラス(ソプラノ)
ウルリカ…フェドーラ・バルビエリ(メゾ・ソプラノ)
オスカル…ユージニア・ラッティ(ソプラノ)
サミュエル…シルヴィオ・マイオニカ(バス)
トム…ニコラ・ザッカーリア(バス)
マリア・カラスの「仮面舞踏会」と言えば、この録音の他に1957年のライヴ録
音がありどちらも名演として名高いものです。名指揮者ガヴァッツェーニによ
ると、彼女の声は落ち着きすぎていたため、アメリアをうまく歌うためには声
に悲しみの色をつけなくてはいけなかったそうで、そのため歌には一層深い表
現力が備わり、まさにこの世のものとも思われぬ素晴らしさになったのです。
彼女なしには成り立たない完璧なヴェルディです。マーク・オーバート=ソー
ン復刻

8.111280-81 2枚組
ナクソス・ヒストリカル・シリーズ/カラス/ディ・ステファノ/パネライ
ヴェルディ:トロヴァトーレ
録音 1956年8月3.4.6-9日
ミラノ・スカラ座劇場
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
マンリーコ…ジュセッペ・ディ・ステファノ(テノール)
レオノーラ…マリア・カラス(ソプラノ)
ルーナ伯爵…ロランド・パネライ(バリトン)
アズチェーナ…フェドーラ・バルビエリ(メゾ・ソプラノ)
フェルランド…ニコラ・ザッカーリア(バス)
ルイズ…レナート・エルコラーニ(テノール)
通常、このオペラにおいてレオノーラの存在感はあまり大きくありません。な
ぜなら人はマンリーコの高音とアズチェーナの恨み節に酔うからです。しかし、
カラスが加わると全く様相は変わります。彼女がいればこそ伯爵とマンリーコ
は激しい炎を燃やし、アズチェーナはどす黒い復讐の念を燃やすのです。若き
カラヤンのタクトの下、緊迫のドラマの幕が開きます。
マーク・オーバート=ソーン復刻

8.111322-24 3枚組
ナクソス・ヒストリカル・シリーズ/カラス/タッカー/タリアブエ
ヴェルディ:運命の力
録音 1954年8月17-21,23-25,27日
ミラノ・スカラ座劇場
トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
レオノーラ・・・マリア・カラス(ソプラノ)
ドン・アルヴァーロ・・・リチャード・タッカー(テノール)
ドン・カルロ・・・カルロ・タリアブエ(バリトン)
グァルディアーノ神父・・・ニコラ・ロッシ=レメーニ(バス)
修道士・・・レナート・カペッキ(バリトン)
どんな役でも易々と歌いこなすカラスですが、この「運命の力」はあまり歌う
機会に恵まれなかったようです。舞台でも5回、録音は1回のみという少なさで
すが、ここで聴けるレオノーラには、他の歌手を圧倒する力強さと輝かしさが
存分にあるのです。とりわけ第4幕のアリア「神よ平和を与えたまえ」での凄
味は絶品。共演者たちの名唱も聴きどころです。
マーク・オーバート=ソーン復刻



<CPO>
777181-2(SACD-Hybrid) \2950
メルヒオール・フランク(1580-1639):ニュルンベルク1615年
贖罪のための詩篇集
詩篇 5番.32番.38番.51番.102番.130番.143番
ブレーメン・ヴェーザー・ルネサンス
マンフレード・コルデス(指揮)
ドイツのプロテスタント教会音楽作曲家、メルヒオール・フランク。特に声楽
曲を多く残し、600曲ほどのモテットで知られています。当時の宗教曲はラッス
スなどの後期ルネサンスの様式に則って書かれているものが多く彼の作品もシ
ンプルで厳格な曲調を保っています。静かで敬虔な調べを最高の音質でお楽し
みください。

777224-2 \1700
クラリネット三重奏曲集
ベートーヴェン(1770-1827):三重奏曲 Op.11「街の歌」
ランノイ(1787-1853):三重奏曲 Op.15 変ロ長調
ルドルフ・フォン・エステーリッヒ(1788-1831):三重奏曲変ホ長調
ディーター・クレッカー(オーボエ)
グィド・シーフェン(チェロ)
オラフ・ドレスラー(フォルテピアノ)
明るく気品ある音色と絶妙の表現が人気の名クラリネット奏者、ディーター・
クレッカーによるベートーヴェン時代の3つのクラリネット三重奏曲を集めた
1枚です。1936年、ヴィッパータールに生まれ、ヨスト・ミヒャエルスに師事。
知られざるレパートリーの発掘や、自らの編曲でクラリネットのレパートリー
を各段に増やした人としても知られ、多くの人に愛される名奏者です。

777300-2 \2450
ブラームス :セレナード集
セレナード第1番ニ長調
セレナード第2番イ長調
カペラ・アウグスティナ(オリジナル楽器使用)
アンドレアス・シュペリング(指揮)
若きブラームス(1833-1897)の力作、セレナード2曲。交響曲とはまた違った清
々しい楽想と巧みな筆致が人気の佳曲です。このシュペリング盤は、何とオリ
ジナル楽器でこの2曲を演奏してしまいました。研ぎ澄まされた音色と暖かみの
ある響きがたまりません。冒頭のホルンを聴くだけで「ただ者ではないな!」
と引き込まれること間違いなし!

777335-2 \1700
ヘルツォーゲンベルク :ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番 Op.24
ピアノ三重奏曲第2番 Op.36
アトス三重奏団
オーストリアの貴族・作曲家・指揮者・音楽教師、ヘルツォーゲンベルク(1843
-1900)はその作風からしばしば「ブラームスの模倣者」と呼ばれてきました。
確かにここに収録されたトリオを聴いても、最初の部分は「う-ん、ブラームス
だな」と思えるに違いありません。しかし、曲が進むにつれて、彼の中での
「燃え上がる何か」をありありと感じることができるはずです。

777348-2 \2450
フェルレンディス :オーボエ協奏曲集&トリオ集
オーボエ協奏曲第2番ハ長調
オーボエ協奏曲第3番ハ長調
オーボエ協奏曲第1番ヘ長調
オーボエ・トリオ第1-6番
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
ディエゴ・ディニ・チアッキ(オーボエ、指揮)
フランチェスコ・ダイネーゼ(フルート)
フラヴィオ・バルッツィ(バスーン)
ベルガモで生まれたフェルレンディス(1755-1810)は、当時最も知られたオーボ
エ奏者の一人です。(モーツァルトの K271のオーボエ協奏曲も彼のために書か
れたものです)そんな彼自身もオーボエのための曲をいくつか書いていますが、
そのほとんどは現在聴く機会がありませんので今回のリリースはまさに渇望を
癒すものとして歓迎されることでしょう。その楽章も南国の風を思わせる優美
で明るい曲調が魅力的です。

999988-2 \2450
チマローザ :デキシート・ドミヌス
シンツィア・リッツォーネ(ソプラノ)
シルヴィア・ロッテンスタイナー(メゾ・ソプラノ)
グレゴリー・ボンファッティ(テノール)
イ・ムジチ・カントーリ(合唱)
ヴォーチ・ロヴェレターネ(合唱)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
ファビオ・ピローナ(指揮)
数多くのオペラ(それも序曲ばかり)が知られているチマローザ(1749-1801)で
すが、宗教曲にもなかなかの名曲があるようです。とは言え、レクイエム以外
はほとんど聴く機会もなく、もちろん録音もほとんど見当たりません。しかし
ながら、このデキシート・ドミヌス。何とも軽快で華やかな味わいの作品です。
モーツァルトの同時代の人とは言え、明らかに様式が違うの面白いところです。


<ナクソス DVD>
2.110225-26(DVD-Video) 2枚組 \6280
ヴェルディ:ルイーザ・ミラー
フリードリッヒ・クリストフ・フォン・シラー(1759-1805)原作の戯曲《たく
らみと恋》(1784)をもとにサルヴァトーレ・カンマラーノ(1801-1852)の台本
による全三幕の悲劇的メロドラマ
ルイーザ(ミラーの娘)・・・・・ダリーナ・タコーヴァ(ソプラノ)
ロドルフォ(ヴァルテル伯爵の息子)・・・・・
ジュゼッペ・サッバティーニ(テノール)
ヴァルテル伯爵(チロルの領主)・・・・・
アレクサンデル・ヴィノグラドフ(バス)
ミラー(退役軍人)・・・・・ダミアーノ・サレルノ(バリトン)
フェデリーカ(オストハイム公爵未亡人)・・・・・ウルスラ・フェッリ
(メゾソプラノ)
ヴルム(ヴァルテル伯爵の秘書官)・・・・・アルチュン・コチニャン(バス)
ラウラ(百姓娘)・・・・・エリザベッタ・マルトラーナ(ソプラノ)
農夫・・・・・ルカ・ファヴァロン(テノール)
マウリッツィオ・ベニーニ(指揮)
ヴェネツィア・ラ・フェニーチェ歌劇場管弦楽団・合唱団
(エマニュエラ・ディ・ピエトロ:合唱指揮)
演出・・・アルノー・ベルナール
舞台・・・アレッサンドロ・カメラ
収録時間:158分
字幕:英語・伊語
「ルイーザ・ミラー」はヴェルディ(1813-1901)のオペラ作品としては、初期の
愛国心を煽り、リソルジメント(イタリア統一運動)の気運を高めた諸作品、す
なわち「ナブッコ」「第一回十字軍のロンバルディア人」「レニャーノの戦い」
等とは一線を画したもので、その後の中期の傑作群、「リゴレット」「トロ
ヴァトーレ」「ラ・トラヴィアータ」へ繋がる作品です。ナポリのサン・カル
ロ歌劇場で1849年12月に初演され、聴衆はそれまでのヴェルディ作品との違い
に最初は戸惑ったのですが、それでも初演当時から好意的な反応で迎えられま
した。このプロダクションは、ロドルフォ役を得意とするヴェテランのサッバ
ティーニ、ルイーザ役にはブルガリア出身のリリコ・スピント・ソプラノのタ
コーヴァを配し、ベニーニの雄弁な指揮とベルナルド・ベルトリッチ監督の名
作映画《1900年》からインスピレーションを得たベルナールの演出が相俟って
印象的な舞台となっています。脇を固める男性低音陣の充実度も特筆される出
来映えです。(酒井 章)

2.110228(DVD-Video) \5650
ロッシーニ :結婚手形
ガエターノ・ロッシ台本による全一幕のファルサ・コミカ(笑劇)
トビア・ミル(イギリスの商人)・・・・・パオロ・ボルドーニャ(バリトン)
ファニー(ミルの娘)・・・・・デジレ・ランカトーレ(ソプラノ)
エドアルト・ミルフォート(ファニーの恋人)・・・
サイミール・ピルグ(テノール)
スルック(ミルのカナダの取引先)・・・
ファビオ・マリア・カピタヌッチ(バリトン)
ノートン(ミルの出納係)・・・エンリーコ・マリア・マラベッリ(バリトン)
クラリーナ(小間使い)・・・マリア・ゴルチェフスカヤ(ソプラノ)
ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ(指揮)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
演出・・・ルイージ・スカルツィーナ
舞台・衣裳・・・ジョヴァンニ・アゴスティヌッチ
収録時間:83分
字幕:英語・伊語
エンツォ・ダーラを継ぐブッファ・バリトンとして人気を高めているボルドー
ニャ、スカラ座でも活躍中のカンタンテ・バリトンのカピタヌッチ、アルバニ
ア出身の新進リリコ・レッジェーロ・テノールのピルグ、そしてリリック・コ
ロラテューラ・ソプラノとして人気爆発中のランカトーレという若手実力派歌
手を揃え、素晴らしい演奏になっています。アゴスティヌッチの色づかいの美
しい衣装にも注目。この年ロッシーニ・フェスティヴァルへデビューしたミケ
ランジェリが練達の指揮ぶりで音楽を引き締めています。(酒井 章)



<The Christopher Nupen Films>
A08CND(DVD-Video) \4500
イツァーク・パールマン-超絶技巧のヴァイオリニスト
ドキュメンタリー部に加え、J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパル
ティータホ長調 BWV1006/同ニ短調 BWV1004
演奏/イツァーク・パールマン
収録時間:165分
字幕:独語・スペイン語・フィンランド語・仏語・伊語
ハンディを抱えつつも、その明るい人柄と素晴らしい音楽性で全ての人を魅了
するパールマン。このドキュメンタリーは彼の素顔を克明に捉えています。普
段はユーモアたっぷりでにこやかな彼ですが、ひとたび楽器を構えると、その
表情は瞬時に変貌します。熱く深い音楽を奏でる彼の姿の何と感動的なこと。
大切な家族を見守る父としての表情の柔らかさも見所でしょう。アシュケナー
ジ、ズッカーマンをはじめとした数多い友人たちの言葉と彼自身の言葉で綴る、
「音楽への愛」に満ち溢れた心温まるフィルムです。

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08-03 No.3

2008年03月03日 14時40分26秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2008年3月新譜 5点発売★
発売予定:2008年3月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。
一般店の店頭では入手出来ないのかというお問い合わせを頂いておりましたが、
本年より一部のご協力をいただけるお店での店頭販売を開始いたしますので、
こちらもご利用下さい

●3月現在での店頭取り扱い店
富士レコード社 古書センター店
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-3 古書センター9階
TEL.03-3264-8546 FAX.03-3264-8256

イディア・クラシック
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町3-11 よりたてビル 1F
TEL.03-5275-7806 FAX.03-5275-7807

=================================

78CDR-1117
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537「戴冠式」
※第2楽章終りにノイズ
モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
ワンダ・ランドフスカ(ピアノ)
ワルター・ゲール指揮管弦楽団
仏 DISQUE GRAMOPHONE DB3147/50
(1937年ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)はポーランド出身のハープシコード&ピアノ
奏者。パリのプレイエル社に2段鍵盤の特注したハープシコードでSPレコードの
電気録音初期から多くの録音を残した。この「戴冠式」はランドフスカが初め
てピアノを弾いた録音。イギリス国王ジョージ6世(1895-1952、現エリザベス
女王の父君)即位を記念した録音と伝えられる。指揮者のワルター・ゲール
(1903-1960)はドイツ出身でシェーンベルクについて作曲を勉強した後イギリス
に亡命。指揮者として活躍した。

78CDR-1118
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
ポール・パレー指揮管弦楽団
仏 POLYDOR A.6.230/232
(1947年11月パリ録音)
ジャック・ティボー(1880-1953)は20世紀フランス最高のヴァイオリニスト。
モーツァルトの作品を得意として生涯プログラムの中心だった。この録音は
第2次世界大戦後の1947年、ティボーが67歳の時のもの。指揮者のポール・パ
レー(1886-1979)は1911年パリ音楽院の作曲部門でローマ賞(審査員の全員の推
挙による一等賞)を得て、後に指揮者として活躍した。戦後の1951年アメリカ
のデトロイト交響楽団の指揮者に就任1963年まで務めた。この録音は78回転
再生ではピッチが高く(修正済)、また円盤録音機の回転音が耳障りである。
それでもダイレクト・トランスファーによって復刻LPとは違ったティボーの
エレガントなヴァイオリンが聴ける。

78CDR-1119
J.S.バッハ:二つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
※第3楽章終りにゴト音
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV.1001-アダージョ
アルノルト・ロゼー&アルマ・ロゼー(ヴァイオリン)
室内管弦楽団
チェコ HIS MASTER'S VOICE ES663/5
(1929年5月29日ウィーン録音)
ロゼー父娘による唯一の録音。アルノルト・ロゼー(1863-1946)はウィーン・
フィルやウィーン国立歌劇場オーケストラのリーダーを50年間(1881-1931)務
め、機械式録音時代にも録音していた名手。アルノルト・ロゼーはグスタフ・
マーラーの妹ユスティーネと結婚し、娘のアルマ・ロゼー(1906-1944)をもう
けた。アルマはヴァイオリニストとなり、1932年に女性だけのオーケストラ
"ウィーン・ワルツ・オーケストラ" を組織し好評を得た。アルマ・ロゼーは
チェコ出身のヴァイオリニスト、ヴァーシャ・プシホダ(1900-1960)と1930年
に結婚したが1935年に離婚。1938年にナチのウィーン侵攻でロゼー父娘はロン
ドンに逃れたが、アルマはヨーロッパ大陸の戻りフランスで演奏活動中、ナチ
のゲシュタボにつかまりアウシュウィッツに送られた。アルマはガス室に送ら
れる人々の僅かの時間を慰めるために楽団を作ることを許されたが、1944年ア
ウシュヴィッツで他界した。ガス室ではなく食中毒が死因とされている。

78CDR-1120
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
※第1楽章冒頭キズ
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
パウル・ファン・ケンペン指揮
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
(1941年ベルリン録音)
ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)とパウル・ファン・ケンペン(1893-1955)の
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲はモノLP初期の1953年に録音したベルリン・フィ
ルとの演奏が有名だが、これは第2次世界大戦下の録音。オランダの指揮者ファ
ン・ケンペンが指揮するベルリンのシャルロッテンベルグ・オペラのオーケス
トラとの共演。

78CDR-1121
シューマン:交響曲第2番ハ長調作品61
ジョルジュ・エネスコ指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
英 DECCA AK1748/52
(1947年9月18-19日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音)
ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)はルーマニア出身。ヴァイオリニスト、ピア
ニスト、作曲家、指揮者、教育者として活躍した全能音楽家。この録音は第2次
世界大戦後、英国デッカ社に残した極めて貴重な録音。わが国に多いエネスコ
・ファンの間でも殆ど知られていないもの。エネスコ65歳の晩年の録音だが、
透明で香り立つような親しめるシューマンである。英デッカのFFRR録音。

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08-03 No.2

2008年03月03日 14時39分03秒 | Weblog
<United Archives>
UAR 022 4枚組 \3250
[CD1]
(1)モーツァルト:交響曲第34番ハ長調 K.338(1940年3月18,19日)
(2)ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 op.67(1949年)
(3)シューベルト:交響曲ロ短調「未完成」(1945年1月3日)
[CD2]
(1)ベルリオーズ:ファウストの劫罰op.24(1936年5月8日)
(2)ベルリオーズ:イタリアのハロルドop.16(1944年11月28日)
(3)チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」(1936年12月28日)
[CD3]
(1)ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98
(1938年11月30日、12月3日/39年11月8日)
(2)ブラームス:大学祝典序曲op.80(1947年4月2日)
(3)ワーグナー:さまよえるオランダ人-序曲(1947年4月4日)
(4)R.シュトラウス:ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずらop.28
(1945年4月24日)
[CD4]
(1)リスト:メフィスト・ワルツ(1936年5月8日)
(2)ラフマニノフ:交響詩「死の島」(1945年4月23日)
(3)ラフマニノフ:ヴォカリーズ(1945年4月24日)
(4)シベリウス:交響曲第2番ニ長調op.43(1950年11月29日)
ウィリアム・プリムローズ(Va)、
セルゲイ・クーセヴィツキー(指)
ボストン交響楽団
ロシア出身で、25年にわたってボストン交響楽団に君臨したクーセヴィツキー。
彼は同時代の指揮者のなかでは録音に積極的で、かなりの数が残されています。
ここでは1936年から50年までのボストン交響楽団との名演が第1弾として4枚に
まとまって登場。クーセヴィツキーはやはりロシアの指揮者、ゴージャスなサ
ウンド、速目のテンポ、グヮ--という迫力と熱気が明瞭です。音質も改善され
鮮明になり、彼の芸風をしっかり味わえます。特にチャイコフスキーとラフマ
ニノフは絶品と申せましょう。




<audite>
AU 92560(SACD-Hybrid) \2580
「キリストは死の絆につきたまえり」
J.S.バッハ:
コラール「キリストは死の絆につきたまえり」によるファンタジアBWV695、
トリオ・ソナタ第5番ハ長調BWV529、トッカータとフーガ ヘ長調BWV540
ブクステフーデ:前奏曲ハ長調BuxWV138
シャイデマン:「キリストは死の絆につきたまえり」
ヴェックマン:第1旋法による5声のプレアンブルム
トゥンダー:「キリストは死の絆につきたまえり」
ゲオルク・ベーム:「キリストは死の絆につきたまえり」
ブルーンス:前奏曲ト長調
ヨハンネス・シュトロープル
(Org;スイス,アールガウ州ムーリ,修道院所属教会の大オルガン使用)
録音:2006年10月16-18日スイス,アールガウ州ムーリ,修道院所属教会
続唱「ヴィクティメ・パスカリ(過ぎ越しの犠牲をたたえよう)」からドイツ語
の宗教歌「主はよみがえり給う」へ、そしてルターのコラール「キリストは死
の絆につきたまえり」へと受け継がれた旋律を用いている、北ドイツ楽派のオ
ルガン作品を集めた録音。北ドイツ楽派の中でも、師弟関係(シャイデマンと
ヴェックマン、ブクステフーデとブルーンス)や姻戚関係(ブクステフーデが
トゥンダーの娘と結婚)など、お互いに深い関わりがある作曲家が選ばれてい
ます。
それらの曲の間に前奏曲を挟んで、ムーリにある修道院所属教会の大オルガン
を用いたシュトロープルの演奏は、この楽派に特徴的な荘厳な響きを余すこと
なく伝えてくれます。

AU 92546(SACD-Hybrid) \2580
シューベルト:
(1)ピアノ・ソナタ第17番ニ長調Op.53 D 850 (2)3つの小品D 946
セルゲイ・クドリャコフ(P)
録音:2007年10月10-12日ベルリン-ダーレム、イエス・キリスト教会
古典派とロマン派、さらに前衛的な性格を併せ持つシューベルトのピアノ曲を、
ロシアの注目株クドリャコフが弾いた一枚。かつて日本のレーベルからアレン
スキーのアルバムをリリースしたこともあるクドリャコフは1978年モスクワ生
まれ。グネーシン音楽学校、さらにモスクワ音楽院では日本にも門下の多い名
教授ミハイル・ヴォスケレンスキーのマスタークラスを受講、現在は助手を務
めています。国際的なコンクールでの入賞歴も豊富で、2006年にはチューリヒ
のゲザ・アンダ・コンクールで第1位、同時にモーツァルト賞も受賞しています。
かれの才能に惚れ込んで当アルバムはそのグラティアン・アンダ基金のほか、
アリス・ロズナー財団、ベルリンのスタインウェイのサポートを得ています。




<ALIA VOX>
AV 9857 \2280
AVSA 9857(SACD-Hybrid) \2750
「エスタンピーとダンス・レアル/王の写本 (c1270-1320):
パリ国立図書館所蔵fr844」
1 舞曲(1)、
2 エスタンピー(・ロワイヤル)第1番、
3 ラインバウト・デ・ヴァケイラス(c1150-1207)作「カレンダ・マイア」による
古いエスタンピー、
4 エスタンピー(・ロワイヤル)第2番、
5 エスタンピー(・ロワイヤル)第3番、
6 ギラウト・デ・ボルネイユ(1175-1220)作「悲しみゆえに耐えることができな
い」によるシャンソン、
7 エスタンピー(・ロワイヤル)第4番、
8 エスタンピー(・レアル)第5番、
9 ラインバウト・デ・ヴァケイラス作「私は冬もまた好めず」による古いエス
タンピー、
10 舞曲(2)、
11 エスタンピー(・レアル)第6番、
12 エスタンピー(・レアル)第7番、
13 マルカブリュ(1100-1150?) 作「平安あれ、主の御名のもとに」によるプラ
ンクトゥス、
14 エスタンピー(・レアル)第8番、
15 ダンス・レアル
ジョルディ・サヴァール(指、ヴィエール、弓奏リラ、レバブ)、
エスペリオンXXI
録音:2007年8月29日-9月2日サンテス・クレウス修道院(カタルーニャ州タラ
ゴナ県)
パリ国立図書館所蔵の「王の写本」の中にある器楽用エスタンピーの例は、こ
の曲種の最古の史料で、14世紀初頭の記録と推定されています。この録音では、
この写本にある8曲のエスタンピーとダンス3曲に加え、トルバドゥールが用い
た旋律による4曲によってアルバムを構成しています。トルバドゥールは、一部
の作品にエスタンピーの旋律を用いており、特に、カレンダ・マイアは、その
「解題」で言及されていることで知られています。
録音が行われたサンテス・クレウス(聖十字架の意)修道院は、12世紀、当時イ
スラム教徒から領地を回復したバルセロナ伯爵が建てたシトー会修道院で、世
界遺産でもあり、聖杯伝説やテンプル騎士団とも縁の深い場所です。




<BONGIOVANNI>
AB 20006(DVD-Video) \4950

字幕:伊英日 日本語字幕付き
モーツァルト:「アルバのアスカーニオ」
マリアンナ・ピッツォラート(Ms アスカーニョ)
チンツィア・フォルテ(S シルヴィア)
エリーザベト・ノルベルイ・シュルツ(S ヴェーネレ)
デジレ・ランカトーレ(S ファウノ)
ベルンハルト・ベルヒトルト(T アチェステ)
オッターヴィオ・ダントーネ(指)ボローニャ市立歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ミハウ・ズナニェツキ
収録:2005年12月16,18,20日,ボローニャ歌劇場
モーツァルト15歳の時のイタリアオペラ「アルバのアスカーニョ」です。
2005年のボローニャ歌劇場での上演を収録したもの。バロック音楽でおなじみ
のオッターヴィオ・ダントーネが指揮に当たり、ピリオド・アプローチのキビ
キビしたモーツァルトを聞かせてくれます。タイトルロールのアスカーニョに
は、ロッシーニ・メッゾの新星、マリアンナ・ピッツォラート。アスカーニョ
が愛するシルヴィアには、チンツィア・フォルテ。女神ヴェーネレにはエリー
ザベト・ノルベルイ・シュルツ。そして脇役のファウノにデジレ・ランカトー
レという、非常に豪華なキャストです。ミハウ・ズナニェツキは、ポーランド
出身の演出家。18世紀風の衣装に、青い光を活用した幻想的な舞台が美しいも
の。うれしい日本語字幕付き。

AB 20007(DVD-Video) \4950
字幕:仏伊英日 日本語字幕付き
マスネ:「ドン・キショット」
ジャコモ・プレスティア(Bs ドン・キショット)
アレッサンドロ・コルベッリ(Bs サンチョ)
ラウラ・ポルヴェレッリ(Ms ドゥルシネ)
マリー・ドゥヴェレロー(S ペドロ)
トゥッリア・マンチネッリ(S ガルシアス)
チェーザレ・ルータ(T ロドリゲス)
ジャンルカ・ソレンティーノ(T ファン) ほか
ドワイト・ベネット(指)
トリエステ・ジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:フェデリーコ・ティエッツィ
収録:2006年2月
マスネ後期の傑作「ドン・キショット」のDVDです。2006年2月に、トリエステ
のジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場で上演されたライヴ映像。ドン・キショット
役は、今イタリア人バスでも最も人気の高い一人、ジャコモ・プレスティア。
1991年デビューという若さだというのに、ドン・キショットが驚くばかりのハ
マリ役。朗々とした声と堂々とした存在感で、すでに貫禄が漂うほど。そして
サンチョには、イタリアのバッソブッフォの至宝、アレッサンドロ・コルベッ
リ。さらにドゥルシネにはラウラ・ポルヴェレッリと、最上級のキャスト。ド
ワイト・ベネットは1945年、カナダ、オンタリオ州ピーターバラ生まれの指揮
者。フェデリーコ・ティエッツィの演出は、舞台役者たちの物語にし、老俳優
が現実と虚構が入り混じってドン・キショッテになりきり、ドゥルシネ役の女
優に恋してしまう、というようなもの。良く考えられた演出です。装置や衣装
もモダンでおしゃれ。これぞ21世紀の「ドン・キショット」です。

GB 5150 \2180
クレメンティ:
ピアノ・ソナタ ニ長調 Op.26-3
ピアノ・ソナタ 変ト長調 Op.47-2
ピアノ・ソナタ ト長調 Op.25-2
ピアノ・ソナタ イ長調 Op36-1
ピアノ・ソナタ ト長調 Op.39-2
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.12-4
レオーネ・マジエラ(P)
録音:2007年6月23-25日,ボローニャ
レオーネ・マジエラと言えば、パヴァロッティを始め、数々の大歌手の伴奏を
務めた名伴奏ピアニスト。この分野では高い名声を築いた人ですが、ソロ活動
は極めて稀。そのマジエラが、クレメンティのソナタを録音。これがとても生
き生きした演奏でビックリ。モーツァルトにやっかみで酷評されたせいで、長
年「凡庸」とみなされてきたクレメンティですが、やはり腕のある人の手にか
かると違います。クレメンティのピアノ・ソナタ演奏の規範を示したといって
もいい名演です。

GB 2430 \2180
ペロージ:
イン・パトリス・メモリアム
レクイエム
エミーリア・ベルトンチェッロ(S)
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ミラノ・ヌオーヴァ・カメリスカ交響楽団,
ジェノヴァ・イ・ポリフォニチ合唱団(イン・パトリス・メモリアム)
イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ,
アヴィオ・ポリフォニコ・カステルバルコ合唱団(レクイエム)
録音:2001,2003年
BONGIOVANNIのペロージ・シリーズの新刊。イン・パトリス・メモリアム(父の
思い出に)は、1909-10年の作曲。父の死を悼むオラトリオです。レクイエムは、
1897年5月に亡くなった教え子の少年合唱団員の死を悼み、僅か一週間で作曲、
初演された曲。男声合唱による渋く、そして心優しいレクイエムです。




<CASCAVELLE>
VEL 3101 \2080
(1)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
(2)同:バラード第2番 ロ短調
(3)同:調性のないバガテル
(4)ワーグナー / リスト編:イゾルデの愛の死
(5)リスト:メフィスト・ワルツ第1番
ネルソン・ゲルネル(P)
録音:2007年4月ワルシャワ、ポーランド放送局ヴィトルド・ルトスワフスキ・
スタジオ
ことし5月の別府アルゲリッチ音楽祭にも出演が決まっているゲルネルは、アル
ゲリッチが絶賛して一躍その名を知られるところとなったヴィルトゥオーゾ・
ピアニスト(1969年アルゼンチン生まれ)。つい先ごろロック・バンド「ディー
プ・パープル」のキーボード、ジョン・ロード作品を集めた異色のアルバムを
発表して、驚異的な腕前を披露していたのはまだ記憶に新しいところです。さ
て、ホームグラウンドに戻っての最新アルバムは、超絶技巧練習曲集(99年 /
VEL.3029)以来となる、クラシックのヴィルトゥオーゾといえばこのひと、リ
ストのピアノ曲集。メフィスト・ワルツなど超絶技巧を絵に描いたような難曲
から、いっぽうでただ指が廻るだけではどうにもならないソナタの長丁場も、
甘美な面や宗教的沈潜といった複雑な要素をみごとにまとめあげています。

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08-03 No.1

2008年03月03日 14時36分06秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
CZS-2065312 7枚組 \4400(予定)
ユーリ・エゴロフ/ザ・マスター・ピアニスト(限定盤)
CD1
ドビュッシー:前奏曲集第1巻
ドビュッシー:映像第1集第1曲 水の反映(以上1983年録音)
ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
ショパン:バラード第1番ト短調Op.23(以上1981年、1982年録音)
CD2
ドビュッシー:前奏曲集第2巻
ドビュッシー:版画(以上1983年録音)
CD3
シューマン:謝肉祭Op.9
シューマン:トッカータOp.7(以上1981年録音)
シューマン:アラベスク
シューマン:「色とりどりの小品」Op.99 より4曲(以上1985年録音)
CD4
シューマン:クライスレリアーナOp.16
シューマン:ノヴェレッテOp.21 より第1曲、第8曲(以上1978年録音)
シューマン:蝶々Op.2(1981年録音)
CD5
ショパン:夜想曲嬰ヘ長調Op.15-2
ショパン:夜想曲変ニ長調Op.27-2
ショパン:夜想曲ホ短調(遺作)Op.72-1
ショパン:スケルツォ第2番変ロ短調Op.31(以上1981年、1982年録音)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
w/フィルハーモニア管弦楽団、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮(1982年録音)
CD6(新リマスター)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466(カデンツァ:ベートーヴェン)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453(カデンツァ:モーツァルト)
w/フィルハーモニア管弦楽団、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮(1985年録音)
CD7(新リマスター)
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903
モーツァルト:幻想曲ハ短調 K.475
ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
ショパン:練習曲変ト長調Op.10-5
ショパン:練習曲ホ長調Op.10-3「別れの曲」(以上1978年録音)
ユーリ・エゴロフ(ピアノ)
30代中ばで夭折した天才エゴロフのEMIへの遺産を集大成
36Pブックレット、各CD紙ケース入り、クラッシュメルボックス

●COLLECTOR'S EDITION
CZS-5194292 7枚組 \4400(予定)
ニールセン:作品選集(限定盤)
CD1
交響曲第1番ト短調(1891-92),FS16(Op.7)(1974年録音)
交響曲第2番「4つの気質」(1901-02),FS29(Op.16)(1974年録音)
ボヘミア=デンマークの民謡(1928),FS130(1975年録音)
CD2
交響曲第3番「ひろがりの交響曲」(1910-11),FS60(Op.27)(1973年録音)
交響曲第4番「不滅」(1914-16),FS76(Op.29)(1974年録音)
若き芸術家の棺の傍らで(1910),FS58(1975年録音)
CD3
交響曲第5番(1921-22),FS97(Op.50)
交響曲第6番「素朴な交響曲」(1924-25),FS116(以上1973年録音)
以上 デンマーク・ラジオ交響楽団、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
CD4
弦楽のための小組曲(1888/89改訂),FS6(Op.1)(1995年録音)
ノルウェー室内管弦楽団、アイオナ・ブラウン指揮
シンフォニック・ラプソディ(1889),FS7
「ヘリオス」序曲(1903),FS32(Op.17)
ヴァイオリン協奏曲(1911),FS61(Op.33)
アルヴェ・テレフセン(ヴァイオリン)
以上 デンマーク・ラジオ交響楽団、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
(以上1975年録音)
CD5
「仮面舞踏会」序曲(1904-06),FS39(1990年録音)
BBC交響楽団、アンドルー・デイヴィス指揮
サガの夢(1907-08),FS46(Op.39)
パンとシリンクス(1917-18),FS87(Op.49)
フルート協奏曲(1926),FS119
フランツ・レムサー(フルート)
狂詩曲風序曲「フェロー諸島への幻想の旅」(1927),FS123
クラリネット協奏曲(1928),FS129(Op.57)
クジェル=インゲ・ステヴェンソン(クラリネット)
以上 デンマーク・ラジオ交響楽団、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
(以上1975年録音)
CD6
愛の讃歌(1896-97),FS21(Op.12)
眠り(1903-04),FS33(Op.18)(以上1974年録音)
デンマーク・ラジオ合唱団、交響楽団、モーゲンス・ヴェルディケ指揮
管楽五重奏曲(1922),FS100(Op.43)(1967年録音)
メロス・アンサンブル
CD7
シャコンヌ(1916),FS79(Op.32)
組曲'Den Luciferiske'(1919-20),FS91(Op.45)
3つの小品(1928),FS131(Op.59)
5つの小品(1890),FS10(Op.3)
6つのユモレスク・バガテル(1894-97),FS22(Op.11)
以上レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)(1995年録音)
デンマークの国民的作曲家、ニールセンの作品選集
36Pブックレット、各CD紙ケース入り、クラッシュメルボックス

CZS-5194932 5枚組 \3380(予定)
チャイコフスキー:交響曲全集(限定盤)
交響曲第1番-第6番
マンフレッド交響曲(以上1976年録音)
幻想序曲「ロメオとジュリエット」
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」(以上1977年録音)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮
ロストロポーヴィチの祖国への愛横溢!ロシアの音楽性が匂い立つ傑作録音
40Pブックレット、各CD紙ケース入り、クラッシュメルボックス

CZS-5194792 14枚組 \6750(予定)
ワーグナー:ニーベルングの指輪(全曲)
(限定盤)
モリス、リポヴシェク、アダム、ゴールトベルグ、サルミネン、スチューダー、
マルトン、イェルザレム、ハーゲ、テ・カナワ、ハンプソン、他
バイエルン放送合唱団、交響楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮
理想の豪華歌手陣で収録されたハイティンクの’リング’
60Pブックレット、各CD紙ケース入り、クラッシュメルボックス

CZS-5221532 6枚組 \2780(予定)
100ベスト・ギター(限定盤)
CD1:バロックとそれ以前
バッハ、D.スカルラッティ、ヴィヴァルディなどバロックの大作曲家作品を中
心に、それ以前のダウランド、ムトン、キャピロラのリュート作品を収録
バッハ:ガヴォットとロンドー(BWV1006a)/イスビン
ダウランド/パークニング編:アレマンド/パークニング
ヴィヴァルディ:ギター協奏曲ニ長調RV93-第2楽章/
パークニング、ブラウン指揮
キャピロラ:'O mia cieca e dura sorte'/ベイレス(リュート)
D.スカルラッティ/ビザンティン編:ソナタ ホ長調Kk380(Longo23)/
ビザンティン
ムトン:小品嬰ヘ短調/ベイレス(リュート) 他
CD2:スペインのギター第1集
スペインの作曲家たちの傑作集。古典派スペイン・ギター音楽の創始者とされ
るサンス19世紀の作曲家、さらにスペイン・ピアノ楽派の確立者でギター作品
への編曲作が知られるアルベニスの作品。
サンス/パークニング編:カタルーニャの歩兵の女房/パークニング
ソル/パークニング編:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲/
パークニング
アルベニス/グラナダ、セビーリャ-「スペイン組曲」より/
セゴビア(1939年録音)
タレガ:アルハンブラの思い出/リースケ
マラツ:スペインのセレナード/ビザンティン
リョベート:盗賊の歌/リースケ 他
CD3:スペインのギター第2集 
19世紀後半から20世紀前半のスペインの作品を収録。グラナドス、
トゥリーナ、ファリャ、及びロドリーゴのギター・ソロ作品。
不詳/イエペス編:ロマンス(「禁じられた遊び」より)/ラニオー
ファリャ/バルエコ編:粉屋の踊り、粉屋の女房の踊り-「三角帽子」より/
バルエコ
ロドリーゴ:スペイン風ソナタ/ビテッティ
グラナドス:ゴヤのマハ、アンダルーサ/フィスク
トゥリーナ:タレガを讃えて/ビテッティ 他
CD4:ロドリーゴ、ギターと管弦楽の作品
アランフェスの協奏曲/アンヘル・ロメロ、ロンドンSO、プレヴィン指揮
マドリガル協奏曲 より4曲/
モレーノ、マリオッティ、ロンドンSO、バティス指揮
アンダルシア協奏曲-第1楽章/
モレーノ、ガリバイ、ロペス、ルイス、バティス指揮
ある貴紳のための幻想曲/ビテッティ、フィルハーモニアO、ロス=マルバ指揮
バイエルン放送合唱団、交響楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮
CD5:ラテン・アメリカのギター音楽
ヴィラ=ロボス、バリオス=マンゴレを筆頭とするラテン・アメリカ作品、さら
にタンゴに革命をもたらしたピアソラ作品
バリオス=マンゴレ:アコンキーハ、みつばち/フィスク
ヴィラ=ロボス:ショーロ第1番ホ短調/バルエコ
バリオス=マンゴレ:大聖堂/バルエコ
ポンセ:エストレリータ/フィスク
ピアソラ/ブローウェル編:天使の死/バルエコ
ラウロ:黒人の踊り、ワルツ/ビザンティン 他
CD6:現代のギター
アーノルド、E.バーンスタイン、ブリテン、ブローウェル、セゴビアなどの現
代作品とサティ、キース・ジャレット、レノン&マッカートニー作品のトランス
クリプションまで
アーノルド:ギター協奏曲-第1楽章/ブリーム、ラトル指揮
レノン&マッカートニー:ペニー・レイン/バルエコ&タネンバウム
E.バーンスタイン:二人のクリストファーのためのギター協奏曲-第3楽章/
パークニング、ロンドン交響楽団、E.バーンスタイン指揮
ジャレット/バルエコ編:ケルン協奏曲-パートII/バルエコ
ブローウェル:クレオールの田舎者/バルエコ
セゴビア:Estudio sin Luz/ビテッティ
サティ:ジムノペディ第1番/ラニオー
ブリテン:ジョン・ダウランドによる夜の曲/ボネル 他
リョベート:盗賊の歌/リースケ 他
世界的ギターの名手たちによるギター名曲のベスト100シリーズ発売
マルチ・ケース、12Pブックレット




<QUERSTAND>
VKJK0731(SACD-Hybrid) \2380
ヴォーン=ウィリアムズ:
海の交響曲(交響曲第1番、テキスト:ウォルト・ホイットマン)
ハワード・アーマン指揮
MDR交響楽団(ライプツィヒ放送交響楽団)、MDR放送合唱団
ジェラルディン・マクグリーヴィ(S)、
トンミ・ハカラ(Br)
録音:2007年2月4日(ライヴ録音)
QUERSTAND/MDRエディション第19弾。指揮は以前このシリーズで同じヴォーン=
ウィリアムズのフロス・カンピ(VKJK0324)で名演を聴かせたハワード・アーマ
ン。アーマンは合唱指揮者としては第1級の評価を得ており、現在MDR放送合唱
団の芸術監督。最近はMDR交響楽団も振って好評を得ている。指揮者がイギリス
人とはいえドイツのオーケストラ(あのケーゲルが振っていたオケ!)が大作
「海の交響曲」を演奏するのは珍しい。

VKJK0802 \1680
「シューマン:合唱作品集II」
5つの歌Op.55、4つの二重合唱曲Op.141、
ロマンスとバラード第3集Op.145、第4集Op.146
ハワード・アーマン指揮
MDR放送合唱団
MDRエディション20は好評のシューマン合唱作品集第2弾。これは合唱指揮の評
価が高いハワード・アーマンのライフ・ワークのひとつで、ちなみに2010年は
シューマン生誕200年。緻密な構成力ときめの細やかな音つくりがシューマン
の合唱曲に新鮮な息吹を与える。

VKJK0610 \1680
世界のクリスマス(アーマン編曲によるクリスマス・ソング集)
ハワード・アーマン指揮
MDR交響楽団(ライプツィヒ放送交響楽団)、MDR放送合唱団、MDR児童合唱団

VKJK0704 \1680
「エホバよ、汝に向かってわれ歌わん」
レーガー:朝の歌op.138-2
J.S.バッハ:
モテット「イエス,我が喜び」BWV.227/「エホバよ、汝に向かってわれ歌わん」
/「魂の慰め、わが喜び」
ラモー:モテット「務め励み」
グリーグ:4つの詩編から/
ラインベルガー:モテット「夕べの歌」op. 69-3/他
カルムス・アンサンブル
録音:2001-2006年
カルムス・アンサンブルの代表的録音(VKJK 0204)にバッハのモテット「イエ
ス,我が喜び」を追加しての再発売。5・6人による美しい声楽アンサンブルで
す。VKJK0204は廃盤となります。

VKJK0707 \1680
「喜べ!」-降臨節とクリスマスのための歌曲集
メンデルスゾーン:前奏曲ト長調、「喜べ主は地に民を住まわせる」、
クリューガー:「私が受け取るべき」、
ブラームス、レーガー、プレトリウス、コーネリウス、
他全21曲
グレゴル・マイアー指揮
ヴォーカル・コンソート・ライプツィヒ
ディーター・ベルマン(語り)
ヨハネス・ウンガー(オルガン)
録音:2007年1月
来年設立10周年を迎えるヴォーカル・コンソート・ライプツィヒの最新録音。
やや旬を外したリリースだが清冽なオルガンと歌声に癒される。

VKJK0716 \1680
「ザクセンのオルガン第4集-ポムセンのリヒター・オルガン」
ハンス・レオ・ハスラー:2声のリチェルカーレ
ガブリエリ:ファンタジア・アレグラ
プレトリウス:聖歌
ブクステフーデ:既に明日のように星は照る
バッハ:カンツォーナ ニ短調
シャイト:聖歌
他パレグリーニ、コレア・デ・アラウホ、ファン・カバニーリェス、
デ・ヘレディア、ゲラウ、トゥンダー、ブクステフーデの作品、全19曲
ローラント・ベールガー(Org)
録音:2007年
ドイツ・ザクセン地方にあるポムセン教会にある17世紀の由緒あるオルガンに
よりドイツ・スペインの作曲家を中心とした珍しいオルガン曲ばかりを収録。

VKJK0727 \1680
「ジークフリート・カルク・エラート:歌曲と室内楽曲集」
フルート・ソナタOp.121/印象と詩/「8つの歌」Op.11より/「傾向と意見」
-「幻」/フルートとピアノのための「エキゾティックな印象」/「私の子供」
Op.40より」/「古い歌」より/フルートとピアノのための「交響的カンツォ
ーネ」/フルート、クラリネット、ホルンとピアノのための「若い音楽」
ジュリー・カウフマン(Sop)
イルメラ・ボスラー(Fl)
アンドレアス・レーネルト(Cl)
ベルンハルト・クルーク(Hrn)
ベルンハルト・カストナー(Pf)
録音:2004/06年
バロック様式と印象派の手法をミックスした多数のオルガン曲で知られるカル
ク=エラートの歌曲と室内楽曲を一堂に集めた珍しいアルバム。後期ロマン派、
フランセ、プーランクを折衷したような軽やかで耽美的な世界。

VKJK0733 \1680
「チェチーリア・ミサ-レーゲンスブルク大聖堂少年合唱団」
グノー:
聖チェチリア祝日のためのミサ・ソレムニスOp.12(聖チェチリア・ミサ)
メンデルスゾーン:「エリア」-「あなたの目を放棄しなさい」、
ルイ・ヴィエルヌ:オルガン交響曲第3番-カンティレーヌとフィナーレ
ローラント・ビュッフナー指揮
レーゲンスブルク大聖堂少年合唱団
エルツゲビルグ・フィルハーモニー
ヨハネス・クリューザー(Ten)
メヒティルト・キーンドル(Sop)
ヴォルフガング・クローゼ(B)
フランツ・ヨゼフ・シュトイバー(Org)、
録音:2007年5月11日
ウィーン少年合唱団は言うまでもなく有名だが、Domspatzen(大聖堂の雀たち)
と呼ばれるレーゲンスブルク少年合唱団はウィーンに負けていないヨーロッパ
の名門少年合唱団。大作グノーのチェチーリア・ミサで天使の歌声を聴かせて
くれる。




<VENEZIA>
CDVE 04304 3枚組 \2000
リヒャルト・シュトラウス:作品集
CD.1
(1)歌劇「サロメ」からサロメの舞「7つのヴェールの踊り」
(2)歌劇「ばらの騎士」から管弦楽の為の組曲
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ・フィル 1966年
(3)組曲「町人貴族」
ドミトリー・キタエンコ指揮モスクワ・フィル 1987年
CD.2
(4)交響詩「英雄の生涯」 op.40
ドミトリー・キタエンコ指揮モスクワ放送交響楽団 1984年
CD.3
(5)「アルプス交響曲」 op.64
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル 1962年
CD.3のアルプス交響曲は音質の良さで定評ありました。
CDVE03216(既に廃盤)と同一のものです。

CDVE 04306 3枚組 \2000
ゲオルギー・スヴィリドフ(1915-1998 ロシア):作品集
CD.1
(1)室内オーケストラの為の音楽
ルドルフ・バルシャイ指揮モスクワ室内オーケストラ 1965年
(2)「時よ前進!」 1968年
(3)「吹雪」-プーシキンの物語への音楽の挿入- 1975年
ヴラジーミル・フェドセーエフ指揮ソビエトRTV大交響楽団
CD.2
(4)カンタータ「Wooden Russia」 1970年
(5)カンタータ「雪が降る」 1971年
ユルロフ・ルシアン合唱団
ロジェストヴェンスキー指揮ソビエトRTV大交響楽団
(6)「エセーニン追悼の詩」
ユルロフ・ルシアン合唱団
ユーリー・テルミカーノフ指揮レニングラード・フィル 1975年
CD.3
(7)「クールスクの歌」 1990年
(8)「プーシキンの花輪」 1980年
ヴラジーミル・ミーニン指揮モスクワ室内合唱団
レニングラード音楽院でショスタコーヴィチに学んだ作曲家。ロシア民謡を基
礎にし簡素な様式で、わかりやすく、親しみ易い作風が特徴です。

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