クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-03 No.26

2008年03月27日 18時45分23秒 | Weblog
<RCA RED SEAL>
88697306022 2枚組 \2900
[CD1]
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)/ポール・グリフィス
(b.1947)
(1)ザ・ジェネラル(指令官)(オーケストラ、ソプラノ独唱、合唱と語りのため
の)世界初録音
音楽:ベートーヴェン-悲劇「エグモント」のための音楽Op.84、祝典劇「シュ
テファン王」のための音楽Op.117、劇音楽「レオノーレ・プロハスカ」WoO.96、
奉献歌Op.121bより(全16曲)
脚色&構成:ポール・グリフィス
(1)序曲(「エグモント」序曲)
(2)第1曲:歌「太鼓が鳴ると」(「エグモント」第1曲:「太鼓は響く!笛は
鳴る!」)
(3)第2曲:メロドラマ「私が習得したのは」(「シュテファン王」第7曲:メロ
ドラマ)
(4)第3曲:メロドラマ「情報収集屋やスパイは」(「シュテファン王」第5曲:
メロドラマ)
(5)第4曲:間奏曲1(「エグモント」第6曲:間奏曲4)
(6)第5曲:間奏曲2(「レオノーレ・プロハスカ」:葬送行進曲[ピアノ・ソナ
タ第12番の編曲])
(7)第6曲:間奏曲3-メロドラマ「何かできるはず」(「エグモント」第2曲:間
奏曲1)
(8)第7曲:間奏曲4(「エグモント」第3曲:間奏曲2)
(9)第8曲:間奏曲5(「エグモント」第7曲:クレールヒェンの死)
(10)第9曲:メロドラマ「私は一人の人間だった」(「エグモント」第8曲:メロ
ドラマ)
(11)第10曲:歌「敗北し絶望にくれて」(「エグモント」第4曲:「喜びにあふ
れ、また悲しみに沈む」)
(12)第11曲:間奏曲6(「エグモント」第5曲:間奏曲3)
(13)第12曲:間奏曲7(「シュテファン王」第8曲:宗教的な行進曲)
(14)第13曲:メロドラマ「この人たちに言うべきことは何もない」(「シュテ
ファン王」第8曲:メロドラマ)
(15)勝利のシンフォニア(「エグモント」第9曲)
(16)フィナーレ(「奉献歌」Op.121b)
[Disc1: 歌詞:英語]
[CD2]
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
(1).交響曲第5番ハ短調Op.67
(2)悲劇「エグモント」への音楽Op.84より
(1)序曲(2)第1曲:クレールヒェンの歌「太鼓は響く!笛は鳴る!」
(3)第4曲:クレールヒェンの歌「喜びにあふれ、また悲しみに沈む」
(3).奉献歌Op.121b [歌詞:独語((2).(2)(3)、(3))]
【演奏】
マクシミリアン・シェル(朗読)[Disc1:(1)]
アドリアンヌ・ピエチョンカ(ソプラノ)[Disc1:(1)、Disk2:(2)(3)]
ケント・ナガノ(指揮)
モントリール交響楽団
モントリール交響楽団合唱団[合唱指揮:マリカ・クズマ][1、4]
【録音】 2007年9月、2008年1月&2月、モントリール、マックギル大学、
MMRスタジオ、2008年2月、モントリオール、プレ・ドザール、
サル・ウィルフリード・ペルティエ(Disc2:(1)のみ)、
2008年3月、オーディオZスタジオ
(Disc1:(1).語りのみ)[レコーディング・プロデュサー]ウィルヘルム・ヘル
ヴェック、カール・タルボット
現在、モントリオール交響楽団、バイエルン国立歌劇場、バークレイ交響楽団
およびバークレイ・アカデミー・アンサンブルの音楽監督のポストを兼任し、
世界で最も多忙な指揮者の一人ケント・ナガノ。オーケストラ曲からオペラま
で古今東西の音楽作品の膨大なレパートリーを渉猟し、そのいずれにも彼独自
の個性を刻印した充実した演奏を聴かせてくれます。そのケント・ナガノが、
2008年よりソニーBMGマスターワークスと契約し、現在音楽監督をつとめるモン
トリール交響楽団を指揮してRCA Red Sealレーベルより継続的なレコーディン
グ・プロジェクトの発信を開始いたします。
プロジェクト第1弾は、ベートーヴェンの「エグモント」をベースに、台本作家
・批評家のポール・グリフィスが脚色を担当して再構成したソプラノ独唱、合
唱と語りを含む作品「ザ・ジェネラル(司令官)」の世界初録音と、交響曲第5番
をカップリングしたこだわりのベートーヴェン・アルバムで、オリジナル・タ
イトルは「ベートーヴェン-フランス革命の理想」。ケント・ナガノは2003年に
東京で、ベートーヴェンの「第9」とリゲティ、ウストヴォリスカヤの合唱曲と
を組み合わせて演奏したこともあり、有名曲を通常とは異なったコンテクスト
の中で提示することに長けており、当アルバムもそうした試みのひとつです。
これまでさまざまなレーベルから膨大なレコーディングを発表してきた彼です
が、ベートーヴェン作品については、ベルリン・ドイツ響との「オリーヴ山上
のキリスト」(HMF)と交響曲第3番「英雄」についてのドキュメンタリー映像
(ARTHAUS)があるのみで、その意味でも当アルバムは大きな価値を持つといえる
でしょう。
■「エグモント」を下敷きに、ルワンダ内戦に舞台を置き換え、話題を呼んだ
「ザ・ジェネラル」は、ナガノの発案・委嘱によって、2007年1月、彼がモント
リールに着任して最初のシーズンに初演され大きな話題を呼びました。ゲーテ
の悲劇「エグモント」の主人公で、16世紀、スペインの圧政下、オランダ独立
を求めて戦ったエグモント伯爵を、1993年-94年のルワンダ内戦時に国連平和
維持軍ルワンダ支援団の司令官として平和調停のために活動したロメオ・ダレ
ールに置き換え、さらに「エグモント」のみならず、同じ劇音楽の「シュテファ
ン王」「レオノーレ・プロハスカ」からも音楽を採用して全16曲の新たな作品
として再構成したものです。
■交響曲第5番「運命」をDISC2に
「苦悩から勝利へ」を音楽化した交響曲第5番、「エグモント」序曲と2曲のア
リア、「ザ・ジェネラル」の最後に使われている「奉献歌」のそれぞれのオリ
ジナル独語版をDISC2にカップリングし、フランス革命に共鳴したベートーヴェ
ンの理想を21世紀によみがえらせているのは、ケント・ナガノならではのプロ
グラミングの妙といえるでしょう。
■今後の録音予定
2008年にソニーBMGマスターワークスとの新しいプロジェクトを発表。伝統の
RCAレッド・シール・レーベルから、モントリオール交響楽団との大規模な録音
プロジェクトが始動します。 今後、マーラー、メシアン、ベルリオーズの作品
集などを予定(2008年3月現在)。
オフィシャル・ホームページ http://www.kentnagano.com/



<harmonia mundi>
HMA 195335 \1280
カルミナ・ブラーナ-12世紀のオリジナル手稿譜による
ルネ・クレマンシック(指)
クレマンシック・コンソート
録音:1974年2月
0712世紀のカルミナ・ブラーナの手稿譜をルネ・クレマンシックが丹念に調査
・精査してセレクトされた曲集。激しい調子で時代を非難する歌のほかにも、
カルミナ・ブラーナには、優雅な愛の歌、春の歌、内面的な感情を歌った歌、
そして淫らな歌・・・実に様々な内容のものがあります。旋律にも、グレゴリ
オ聖歌、トルヴェールやミンネゼンガーの歌の影響がみられます。様々な趣味
のものが収められた興味深々の1枚です。

HMA 1951402 \1280
ボッケリーニ:2つのヴィオラのための五重奏曲集
(1)五重奏曲ハ長調Op.60-1 G.391
(2)五重奏曲ハ長調Op.62-1 G.397
(3)五重奏曲ト長調Op.60-5 G.395
アンサンブル415
〔ヴァイオリン:キアラ・バンキーニ、エンリコ・ガッティ、ヴィオラ:エミ
リオ・モレンツォ、ヴィム・テン・ハーヴェ、チェロ:ケーティ・ゲール〕
録音:1993年
ここに収録された五重奏曲は、1801年頃の作品で、ボッケリーニがもっともあ
ぶらの乗った時期の作品であり、同時に、持病と家庭内のいざこざで疲弊し、
さらにパトロンを失って最も困窮をきわめたという、彼にとって非常に困難な
時期のものでもあります。いくばくかの感傷があるかもしれませんが、新鮮で
澄み切ったスペイン趣味はまったく損なわれていません。作品60と62は、まさ
に古典派の純粋な結晶のような存在として音楽史上燦然と輝いています。アン
サンブル415のメンバーによる、新鮮でうるおいをたたえた音色も魅力。

HMA 1951738 \1280
アントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1515):
12声のミサ曲「見よ、大地が多く揺れ動き」
ドミニク・ヴィス(指)
クレマン・ジャヌカン・アンサンブル
レ・サックブーティエ
録音:2002年
ブリュメルは、今日ではあまり知られていませんが、彼が生きた16世紀に非常
に高く評価された作曲家でした。彼は、音楽のスタイルが根底から変化する時
期に活躍しました。その変化とは、旋律線中心の音楽が和声的なものへと変わ
るというものであり、また、歌詞にあまり縛られることのなかった、抽象的で
メリスマを多用したポリフォニーが、歌詞の内容に注意を払い、言葉のリズム
に根差したシラビックな作曲法へと移行していくというものでした。特に彼の
中期以降の作品は、縦の響きが明確で、和声進行も予測できるものとなってい
ます。この作品は各3声部ずつのソプラノ、アルト、テノール、バスという12声
部編成で書かれており、ここでは各パート1名ずつ、12名で演奏しいています。
3声部でカノンを展開している周りを、他の声部が修飾してゆくという手の込ん
だ作品です。クレマン・ジャヌカンの面々の巧さが際立つ1枚です。器楽パート
を、古楽管楽器の名手たち「レ・サックブーティエ」が担当しているのも魅力
です。

HMA 1951543 \1280
マヌエル・カルドーゾ(1566-1650):
ミサ曲「主よ、われを憐れみ給え」
マニフィカト
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
ヨーロッパ合唱団
ヘレヴェッヘの本領、バロック無伴奏合唱曲。マヌエル・カルドーゾ(1566-
1650)は、バロック時代のポルトガルの作曲家。パレストリーナ様式による宗教
合唱曲を数多く残しており、それらは世界で指折りの反映に浴していた当時の
ポルトガルの文化が反映された美しさに満ちています。ヘレヴェッヘの指揮は
いつもながらの柔軟でしなやかなうちに静かな感動を引き出しています。

HMA 1951350 \1280
レバノン地方のカトリック聖歌集
-クリスマス-受難-復活-
マリー・キーロウズ修道女
アンサンブル・デ・ラ・ペ
録音:1990年
079中近東の古代聖歌と関わりが深いことが感じられる旋法で書かれているマロ
ナイト(マロン)派の聖歌を中心とした、シリア教会の典礼音楽。

HMA 1951706 \1280
ロヴェッタ(1596-1668):ルイ14世の誕生のためのヴェネツィアの晩祷
コンラート・ユングヘーネル(指)
カントゥス・ケルン
録音:2000年6月
1638年、フランスの大使は、王位継承者の誕生を、世に高らかに知らしめ盛大
に祝うために、ヴェネツィアに「もっとも荘厳で、洗練された音楽を」と依頼
しました――このとき誕生した王こそ「太陽王」だったのです。ヴェネツィア
に当時ひしめいていた音楽家たちの中で、作曲者と楽団の指揮者として白羽の
矢がたったのが、ジョヴァンニ・ロヴェッタでした。ロヴェッタは、巨匠モン
テヴェルディの右腕として働き、間もなく彼の後継者となった人物。バロック
の協奏曲のもつ劇的表現の可能性を究極のかたちで提示することに成功してい
ます。

HMA 1951616 \1280
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(1874)
ストラヴィンスキー:2台ピアノ版「春の祭典」*(作曲者自身による編曲版)
アンドレイ・ヴィエルー、ダン・グレゴール*(P)
録音:1996年9月
オーケストレーションの極限を追求したことで有名なロシアの2大傑作〈展覧会
の絵〉と〈春の祭典〉が、ピアノ版で登場。とは言っても、こちらが正真正銘
のオリジナル版。ルーマニア出身で「リパッティの再来」と称される名人アン
ドレイ・ヴィエルが個性的ピアニズムを聴かせてくれます。4手用の〈春の祭
典〉では同郷の大物ダン・グリゴーレが共演。オケにひけをとるどころか、オ
ケにはできない壮絶な世界を描いていて、満足度100%と申せましょう。

HMA 1951045 \1280
ジャン=ジョセフ・モンドンヴィル(1711-1772):
声またはヴァイオリン付きのクラヴサン曲集op.5
ウィリアム・クリスティ(Cemb)
ユディット・ネルソン(ソプラノ) スタンリー・リッチー(Vn)
1752年から1762年にかけて、コンセール・スピリチュエルの音楽監督を務めた
モンドンヴィルは、当時のパリにおける最重要作曲家の一人でした。規模の大
きな「グラン・モテ」の作曲と演奏で一躍当時の音楽会の話題をさらったこと
で知られますが、彼の重要な足跡は室内楽にあります。その一つが、ここに収
められている「声またはヴァイオリン付きのクラヴサン曲集」。題名が示すと
おり、奏者は、声かヴァイオリンのいずれかを選択できますが、一曲だけ声と
ヴァイオリンの両方が必要なものがあります。どの楽章も独創性に溢れたテク
スチュアで書かれており、後のモーツァルトやベートーヴェンが歩むこととな
るソナタ形式の礎となっているといわれています。

HMA 195201 \1280
ジョン・ブロウ(1649?-1708):
(1)結婚頌歌
(2)クロエは横たわるアミンタスを見つけた
(3)ヘンリー・パーセルの死を悼む頌歌
アルフレート・デラー(カウンターテナー、指揮)
フィリップ・トッド(テノール) モーリス・ブヴァン(バリトン)
デラー・コンソート、ストゥール音楽祭室内管弦楽団
録音:1970年
07ヘンリー・パーセル(1659頃-1695)の師としても名高いブロウの作品集。3曲
目の「ヘンリー・パーセルの詩を悼む頌歌」は、英国のジョン・ドライデンの
優れた詩に作曲されています。このドライドンは、パーセルとよく一緒に仕事
をしていたといいます。偉大な芸術家の思い出に捧げられたモニュメント的作
品です。

HMA 1955184 \1280
イザベル・モレッティ-ハープ・リサイタル
(1)C.P.E.バッハ:ソナタ ト長調 Wotq139
(2)デュセック:ハープのためのソナタ
(3)ヒンデミット:ハープのためのソナタ
(4)カセッラ:ハープのためのソナタop.68
(5)タイユフェール:ハープ・ソナタ
イザベル・モレッティ
録音:1986年
ハープのために書かれたオリジナル作品を収録。今なおハープ界の女王として
君臨しているモレッティによる演奏はいつ聴いても典雅かつ精確。豊かな音色
にうっとりしてしまいます。



<MIRARE>
完全限定生産・日本限定発売
MIR 073 \2180
シューベルト/レネゲイズ:
(1)3つの軍隊行進曲D733より
(2)楽興のときD.780より
(3)セレナードより
(4)即興曲より
(5)スケルツォD593より
(6)弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」D810より
(7)交響曲「未完成」より
(8)「魔王」D328
(9)アヴェ・マリアD839
レネゲイズ・スティール・バンド・オーケストラ
(2008年2月、ナントにおけるラ・フォル・ジュルネ音楽祭のライヴ録音)
今年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭のテーマは「シューベルトとウィーン」。
室内楽から交響曲、歌曲、ピアノ作品集まで、シューベルトの魅力を骨の髄ま
で味わいつくそうという音楽祭ですが、ひときわ目を引くのが、スティール・
バンド・オーケストラによるシューベルト作品のコンサート。シューベルトと
スティール・バンド???という感じですが、これが聴いてびっくり、実にた
のしく愉快なものなのです。完全限定盤、在庫終了次第廃盤となります。

MIR 061 \2180 ※2008年5月までの期間限定特価 以降は通常価格 \2500
スクリャービン:
(1)ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ長調 op.30
(2)2つの詩曲op.32
(3)ピアノ・ソナタ第5番 op.53
(4)2つの詩曲op.69
(5)ピアノ・ソナタ第8番op.66
(6)2つの詩曲op.71
(7)ピアノ・ソナタ第9番「黒ミサ」op.68
(8)詩曲「炎に向かって」op.72
アンドレイ・コロベイニコフ(Pf)
ポゴレリッチの代役を務めた新星、1986年生まれのアンドレイ・コロベイニコ
フによる待望のソロ・アルバム。彼は法律の学問も修めており、法律関係の本
を出版、さらにそれらは海外でも翻訳されているという頭脳派。彼の奏でるス
クリャービンは、熱いタッチでいながら、きわめて明晰で見通しのよい音楽と
なっています。「若き怪物」コロベイニコフの才能がヴェールを脱ぎます。




<ZIG-ZAG TERRITOIRES>
ZZT 080201 \2480
フェルナンド・ソル:12のセギディーリャス・ボレラス
グザヴィエ・ディアス=ラトール(G) ラベリントス・インジニオソス
録音:2007年11月13-16日(カタロニア)
ギター奏者のグザヴィエ・ディアス=ラトールと彼が率いるアンサンブル、ラ
ベリントス・インジニオソスによるスペイン音楽集のガスパル・サンスのギタ
ー作品(ZZT 061002)に続く第2弾。古典派ギターの第一人者フェルナンド・ソ
ルのギター伴奏による歌曲、セギディーリャス・ボレラスを収録しています。
セギディーリャスはスペインに広く伝わる舞曲の形式。辛らつな歌詞とスペイ
ンの伝統的な舞曲はヨーロッパのサロンに取り入れられ流行しました。このア
ルバムは主にギター曲で知られているソルの新たな一面を教えてくれます。
ソルはもちろんギター作品で高い評判を得ていましたが、このセギディーリャ
スも大変人気があった作品群。1976年にブライアン・ジェファリ氏の編成によ
り刊行されたギター伴奏による楽譜に基づいた演奏。次回のグザヴィエ・ディ
アス=ラトールのスペイン音楽シリーズはフランシスコ・ゲラウの作品を録音
予定。

ZZT 080302 \2480
サント=コロンブのトンボー-作曲家たちの肖像
サント=コロンブ:プレリュード/二つのヴィオールのための協奏曲第1番
マラン・マレ:
サント=コロンブ氏を悼むトンボー/リュリ氏を悼むトンボー/マリアンヌ
J.B.フォルクレ:ラボルド/ラモー/クレール/フォルクレ/クープラン
デニス・ゴーチェ:ゴーチェのトンボー、ラモー:ラモー/フォルクレ
マリアンヌ・ミュレ(指&Gamb) アンサンブル・スピラーレ
録音:2007年11月12-17日
このアルバムは17世紀フランスのヴィオールの名手サント=コロンブと同時代
のフランスの作曲家たちの肖像を描いた内容。17世紀から18世紀のフランスの
作曲家たちがトンボーを軸に同時代の作曲家や自身の思い出を作品に残してい
ます。マリアンヌ・ミュレ率いるアンサンブル・スピラーレは、このアルバム
を「響きの博物館」として偉大な作曲家たちの作品に敬意を評し、彼らたちへ
のトンボーとして大切に作られた1枚。

ZZT 080203 \2480
ピエール・ダニカン・フィリドール(1681-1731):
オーボエと通奏低音のための組曲【ニ短調/ト短調/ハ長調/ニ短調/ト短調】
アントワーヌ・トゥレンチーク(Ob) アルフレード・ベルナルディーニ(Ob)
ラッサンブレ・デ・オネスト・キュリュ
ピエール・ダニカン・フィリドールは17から18世紀に活躍したフランスの音楽
家一族フィリドール家の一員。一族の中ではフランソワ=アンドレ・ダニカン
・フィリドールが有名ですが、その大叔父ミシェル・ダニカン・フィリドール
はオーボエ奏者としても活躍しジャン・オトテールとショーム(オーボエの前
身)を元として楽器の改良を行った人物です。オーボエ奏者のアントワーヌ・
トゥレンチークは、オーボエの発展に大きく貢献したフィリドール家の一人
であるピエール・ダニカンの作品に光を当てるべく、このアルバムを発表し
ました。ピエール・ダニカンはオーボエ奏者、フルート奏者としても活躍し
ていましたが、宮廷の正式なポストがなかったためヴィオール奏者として在
籍していたこともあったとのこと。流麗ながらも悲哀を感じさせる美しい音
楽です。

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