クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

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06-09 No.1-1

2006年09月01日 11時18分00秒 | Weblog
★イギリス有数の独立レーベルでLP時代から魅力ある作品を発売し、クラシッ
ク・ファンには良く知られたNimbus。幅広いレパートリーと有能なアーティス
による演奏、そしてハイ・クォリティ・サウンドは1970年代に創設されて以来、
世界的に評価されてきた。特にサラウンドの先駆けともいえるアンビソニック
・サラウンド方式による録音は当時、音楽ファンのみならずオーディオ・ファ
ンからも絶賛されるなど、幅広い支持を獲得。残念ながら一時その活動を停止
していたものの近年になって以前のCDが再発売されるとともに新録音による発
売もスタート。伝統あるレーベルの今後のリリースに乞うご期待!

<Nimbus>
NI 5741/2 2枚組 \3120
L・V・ベートーヴェン:《チェロ・ソナタ全曲》――
チェロ・ソナタ第1番-第5番/ヘンデルの《マカベウスのユダ》の〈見よ勇者
は帰る〉の主題による12の変奏曲ト長調WoO.45/モーツァルトの《魔笛》の
〈娘か女か〉の主題による12の変奏曲ヘ長調op.66/モーツァルトの《魔笛》
の〈恋を知る男たちは〉の主題による7つの変奏曲 変ホ長調
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
ジョン・ヨーク(ピアノ)
イギリスを代表するチェロの名手、ウォルフィッシュによる初のベートーヴェ
ン:チェロ・ソナタ全集。1953年、ロンドン生まれのウォルフィッシュは音楽
一家に育ち、チェロをあのピアティゴルスキーに師事。その後、ハイフェッツ
を初めとするそうそうたるメンバーと室内楽を演奏するなど、その驚異的な技
巧と類まれな音楽センスはヨーロッパで大評判となった。24歳で‘ガスパール
・カサド国際チェロ・コンクール’で優勝。その後ロンドン交響楽団をはじめ
とする名オーケストラとの共演、ソロ公演などその活動は多岐にわたる。録音
はChandos、Hyperionから魅力ある作品を次々と発売し、国際的評価を得てい
る。このベートーヴェンにおいてもその驚異的な技巧と豊かなフレージング、
艶やかな弦の響きはますます冴え渡っており、チェロの巨匠ともいうべき風格
ある演奏を繰り広げている。ピアノ奏者のジョン・ヨークも‘ドビュッシー
国際コンクール’などをはじめ、栄誉ある賞を多数受賞している実力者。
2004年の録音。

NI 5733 \2080
2台のピアノのための音楽――
I・ストラヴィンスキー:《春の祭典/作曲者編曲》
M・ムソルグスキー:《展覧会の絵/ティム・セドン編曲》
タムリコ・シプラシェヴィリ & マーク・アンダーソン(ピアノ)
ストラヴィンスキーの代表作であるバレエ音楽《春の祭典》の2台のピアノ版
は、ストラヴィンスキー自身がバレエの練習用に編曲したもの。ファジル・サ
イの多重録音による演奏などでこの版は日本でも話題となったが、2台のピア
ノによる録音というのはそれほど多くない。オーケストラ版同様、緻密な構成
と血沸き肉踊るリズムはこの2台のピアノ版にも十分生かされており、ストラ
ヴィンスキーの巧みな編曲技法が窺える。ムソルグスキーの代名詞ともいえる
《展覧会の絵》を2台のピアノ用に編曲したティム・セドンは1964年生まれの
作曲家であの名ピアニスト、スティーヴン・ハフにも曲を提供している。ピア
ノによる原曲のイメージを損なわず、細部において2台のピアノならではの表
現力を生かした編曲ぶりが印象的。シプラシェヴィリ&アンダーソンは男女に
よるピアノ・デュオ。シプラシェヴィリは3歳でピアノをはじめ、モスクワ音
楽院卒業後、数々のコンクールに入賞。アンダーソンは5歳でピアノをはじめ、
東京国際ピア・コンクールなど多くのコンクールで入賞。1994年にデュオとし
て初のリサイタルを行い、大成功を収めた。4手のためのピアノ作品をレパー
トリーに世界各国で公演を行っている。2003年の録音。

NI 5764/5 2枚組 \3120
D・ショスタコーヴィチ:チェロのための作品全集――
チェロ協奏曲第1番 変ホ長調op.107
同第2番ト短調op.126
チェロ・ソナタ ニ短調op.40
チェロ・ソナタop.147(原曲:ヴィオラ・ソナタ/ダニール・シャフラン編曲)
モデラート
アダージョ(2つの小品、バレエ組曲第2番より)
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
マーティン・ブラビンス(指揮)、BBC交響楽団、ジョン・ヨーク(ピアノ)
ショスタコーヴィチのチェロ作品を2枚に収めた好企画盤。中でも注目すべき
はショスタコーヴィチの最後の作となったヴィオラ・ソナタをロシアの名チェ
リスト、ダニール・シャフランがチェロ・ソナタに編曲した版と小曲の《モデ
ラート》、《アダージョ》が収録されていること。《モデラート》は1986年に
モスクワのセントラル・ステイト・アーカイヴで発見された《チェロ・ソナ
タop.40》のマニュスクリプトに書かれていたものでショスタコーヴィチが同
ソナタに用いようとしていた楽章ではないかと推測されている作品。ウォル
フィッシュがブラビンス&BBC交響楽団の強力コンビおよび、‘国際ドビュッ
シー賞’などを受賞しているベテラン・ピアニスト、ジョン・ヨークと演じ
た話題作である。2000年、2005年の録音。

NI 5763 \3120
F・ブリッジ(1879-1941):悲劇的協奏曲《オレーション》
E・エルガー:チェロ協奏曲ホ短調op.85
G・ホルスト:インヴォケーション(祈り)
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
リチャード・ディッキンス(指揮)、ロイヤル・リヴァプール・フィル
20世紀初期に作曲されたチェロと管弦楽のためのイギリス音楽集。ブリッジ
が1930年に作曲した《オレーション》は、8楽章から成る曲でチェロとオーケ
ストラによる悲哀に満ちたメロディが印象的な作品。《インヴォケーション》
は1911年に作曲されたホルスト唯一のチェロとオーケストラの作品。エルガ
ーの《チェロ協奏曲》は、イギリスを代表するチェロ協奏曲としておなじみ
の作品。名手ウォルフィッシュがその高い技巧と豊かな音楽性で奏でるこの
CDはイギリス音楽ファン必聴盤。2005年の録音。

NI 5762 \2080
D・ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲第3番ヘ長調op.73/同第7番嬰ヘ短調op.108
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調op.92「カバルダの主題による」
コペルマン四重奏団 [ミハイル・コペルマン(vn)、ボリス・クシュニール
(vn)、イーゴル・シュリガ(va)、ミハイル・ミルマン(vc)]
コペルマン四重奏団は、20年にわたってボロディン弦楽四重奏団のヴァイオリ
ニストとして活躍したミハイル・コペルマンを中心に、モスクワ音楽院の黄金
時代ともいえる1970年代に同音楽院を卒業した実力派メンバーで2002年に結成
された。ボリス・クシュニールは、モスクワ弦楽四重奏団の創始者であり、
ショスタコーヴィチとも交流があったヴァイオリニスト。イーゴル・シュリガ
は、数多くの国際コンクールで優勝した経歴を持ち、クシュニールと同じくモ
スクワ弦楽四重奏団の創始者。ミハイル・ミルマンは、長きにわたってウラ
ディミール・スピヴァコフのもと、モスクワ・ヴィルトゥオージの首席チェリ
ストとして活躍した。それぞれが輝かしい経歴を持ったこの四重奏団は、結成
後すぐに大評判となり、世界各国で公演。幅広いレーパートリーを持つこの
四重奏団であるが、とりわけロシア音楽に造詣が深く、このショスタコーヴィ
チ、プロコフィエフのカップリングは彼等にとって至極当然のことであろう。
まさにプロ中のプロによるロシア音楽である。2005年の録音。

NI 5714/5 2枚組 \3120
I・ストラヴィンスキー:
バレエ組曲《火の鳥》(1910年、オリジナル・ヴァージョン)
バレエ音楽《春の祭典》
バレエ音楽《ペトルーシュカ》(1911年、オリジナル・ヴァージョン)
3楽章の交響曲
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)、ロンドン交響楽団
巨匠ロジェストヴェンスキーが1987年に録音したストラヴィンスキーの作品
集。自国のロシア音楽に造詣が深く、ショスタコーヴィチをはじめとする作品
を数多く録音しているロジェストヴェンスキーであるが、以外にもストラヴィ
ンスキーの録音はほとんど無い。ストラヴィンスキーと交流のあったロジェス
トヴェンスキーが作曲者の代表曲を一堂に収録したこのCDはファンにとっては
注目すべきもの。

NI 5749/50 2枚組 \3120
W・A・モーツァルト:ピアノ協奏曲集第1巻――
ピアノ協奏曲第13番ハ長調K415/同第12番イ長調K414/同第14番変ホ長調K449
/同第5番ニ長調K175/同第23番イ長調K488/ロンド ニ長調K382
ジェレミー・メニューイン(ピアノ)、
マイケル・ボックマン(コンサートマスター)、イギリス交響楽団
名ヴァイオリニスト&指揮者、ユーディ・メニューインを父親に持つジェレニ
ー・メニューインによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ第1弾。1984年
の冬にニューヨークでデビューしたメニューインは、その後ベルリン・フィル、
コンセルトヘボウ管弦楽団などの一流オーケストラと共演し、名ピアニストと
しての地位を確立した。録音も今までにベートーヴェン、シューベルトなどの
古典派からロマン派を中心とした作曲家の作品を取り上げ、高い評価を得てい
る。2004年-2005年の録音。

NI 5709/10 2枚組 \3120
G・F・ヘンデル:オラトリオ《メサイア》 (ワトキンス・ショウ版)
アリソン・スマート(ソプラノ)、
ウィリアム・タワーズ(カウンターテナー)、
マイケル・ハート=デイヴィス(テノール)、
ギャヴィン・カー(バリトン)
聖マイケル・シンガーズ
(ポール・レディントン・ライト/コーラス・マスター)
ウィリアム・ボートン(指揮)、イギリス交響楽団
アリソン・スマート、ウィリアム・タワーズ、マイケル・ハート=デイヴィス
といったイギリスで人気のソリストたちを起用し、名指揮者ボートンが情感豊
かにタクトを振った録音。1963年に創設された聖マイケルズ・シンガーズは、
自国イギリスの合唱曲をはじめとする幅広いレパートリーを持ち、ロンドン・
モーツァルト・プレイヤーズなど名オーケストラとの共演や、ムスティスラフ
・ロストロポーヴィチをはじめとする世界的指揮者たちとも共演。ちなみに
《メサイア》は、彼等の最も得意とするレパートリーのひとつである。
2003年の録音。

NI 5705/8 4枚組 \4160
エーリッヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第1番ニ短調(1908/9)/同第2番(1910)
同第3番ハ長調op.25(1931)/ドン・キホーテ(1909)
2つの情景のパントマイム(《雪だるま》より)(1909)
4つのやさしい小品(《雪だるま》より)(1909)
7つのおとぎ話の絵op.3(1910)/4つのワルツ(1911)
子供のための4つの小漫画op.19(1926)/森は私に何を伝える(1909)
間奏曲(歌劇《ヘリアーネの奇跡》より)(1927)
ピアノ三重奏曲ニ長調op.1(1910)
ポトポウリ(歌劇《ピュクラテスの指輪》より)(1913)
付随音楽《空騒ぎ》op.11(1918)/歌劇《死の都》より
シュトラウスの物語op.21(1927)
4手のピアノによる《演劇序曲op.4》 (F・レベイ編曲)(1911)*
大幻想曲(歌劇《死の都》より)op.12(F・レバイ編曲)(1920)
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)、リチャード・マクマホン(ピアノ)*
オーストリア・ハンガリー系のアメリカ作曲家コルンゴルトは、幼い頃から類
まれな音楽的才能を開花。わずか10歳でカンタータを作曲し、マーラーから
「天才」と称されるなどその神童ぶりは多くの音楽関係者を驚かせた。ここに
収録されているピアノ曲の中にも10代前半に作曲された作品が収録されており、
その完成度の高い作曲技法はまさに‘モーツァルトの再来’と騒がれた所以で
ある。近年は映画音楽の分野で高い評価を得ているコルンゴルトであるが、
幼い頃から作曲していたピアノ作品にこそ彼の音楽的本質があるといえるで
あろう。コルンゴルトのピアノ曲をこれだけ収録したCDはほとんど無いだけ
に非常に貴重な録音といえる。マーティン・ジョーンズはイギリスを代表す
る名ピアニスト。2000年-2001年の録音。

NI 5703 \2080
AトゥZオヴJAZZ ――
アウフダーハイデ:スリラー
バーリン:アレグザンダーズ・ラグタイム・バンド
ラロッカ:タイガー・ラグ
レイトン:ウェイ・ダウン・ヨンダー・イン・ニュー・オーリンズ
ガーシュウィン:ストライク・アップ・ザ・バンド
バーリン:プッティング・オン・ザ・リッツ
ウォーラー:ヴァレンタイン・ストンプ
バーリン:トップ・ハット、ホワイト・タイ&テイルズ
ガーシュウィン:ゼイ・キャント・テイク・ザット・アウェイ・フロム・ミー
ガーシュウィン:ア・フォギー・デイ-ラヴ・ウォークト・イン
ジェイムズ編曲:ヴェニスの謝肉祭
ガレスピー:ソルト・ピーナッツ
ヘフティ&ベイシー:リル・ダーリン、フライト・オヴ・ザ・フー・バーズ
ロジャーズ:マイ・フェイヴァリット・シングス
ザッパ:テーマ・フロム・ランピー・グレイヴィー
ベイシー:ヘイ・バーナー
コリア:ラ・フィエスタ
メセニー:ジェイムズ
ザッパ:ドッグ・ブレス・ヴァリエーションズ
ファイン・アーツ・ブラス
ファイン・アーツ・ブラスは1980年の結成以来、数度のメンバー交代を重ねな
がら60ヶ国以上で2500回にも及ぶコンサートを行ってきたイギリスの金管五重
奏団。金管王国イギリスのアンサンブルがジャズの定番さのナンバーを切れ味
の鋭い演奏で聴かせてくれる。2003年の録音。

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