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クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

24-10 No.2

2024年10月27日 15時42分34秒 | Weblog
★キング・インターナショナルとグッディーズのコラボがスタート★
グッディーズのダイレクト・トランスファーCD-Rのマスター音源を使用して、キン
グ・インターナショナルとのコラボによる復刻CDシリーズがスタートします。
復刻音源のマスタリングに深い理解をお持ちの常盤 清氏がダイレクト・トランス
ファーの鮮度を最大限に生かした最小限のノイズ除去とトラックの繋ぎ編集を行っ
たマスターを使用して、通常のCDとして一般発売する企画になります。オリジナ
ルのダイレクト・トランスファーCD-Rやグッディーズ企画のプレスCDとは違った
音質がお楽しみいただけます(グッディーズ)。

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。価格はすべて税込価格です。

<KING INTERNATIONAL>
クラシック専門のCDショップ・グッディーズが2006年に開始した「ダイレクト・
トランスファー」シリーズ。SPレコードを生で聴く素晴らしさを多くの方に感じ
てもらいたいという思いから、独自に復刻した音源をCD-Rにて販売し、これまで
の復刻音源とは一味違う生々しい音が評判となっていました。
今回キングインターナショナルとのコラボで、同シリーズを工場プレス盤で発売
することとなりました。常盤清氏がオリジナルSP盤の盤面切替え時の空白のつな
ぎ編集および注意深いノイズ・リダクションを行うのも注目です。
マスタリングは新忠篤氏が長年の経験の末に完成させたシステム、直熱3極管を用
いた可変イコライザを使用しレコード毎に調整しています。SPレコードを望みう
る最高の音質で聴くことができます。
SPレコードの真の音は、残念ながら復刻CDではなかなか聴くことができないとさ
れています。それはSPレコードの音ミゾに刻まれた音声信号を拾い出すプロセス
で、重要な情報が失われているからです。復刻プロセスを最短にしてSPレコード
のありのままの鮮烈な音をお届けするダイレクト・トランスファーのシリーズ、
まずは聴いてみてください!(キング・インターナショナル)

KKC-4353/4 2枚組 \3500
国内製作・日本語帯・解説付
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲
ジョルジュ・エネスコ(ヴァイオリン)
録音:1949年/ニューヨーク(モノラル)
超稀少な米コンチネンタルCLP-104/6からの復刻。バッハ無伴奏全6曲は没後200年
にあたる1950年にアメリカのマイナーレーベルCONTINETALから発売されました。
豪華な3枚組アルバム入りのセットはエネスコ最晩年の心血を注いだ演奏で、演奏
家や心あるレコード愛好家が絶賛しましたが数年でカタログから消え、クラシッ
クLP最高のコレクター・アイテムになっていました。新忠篤氏がかつて日本コロ
ムビアで行った復刻とは別のオリジナル盤からのもので、そこに秘められたエネ
スコ芸術の全貌が真の姿で蘇ってきたようです。

KKC-4355/8 4枚組 ¥7000
国内製作・日本語帯・解説付
フルトヴェングラー:Polydor/HMV録音
(1)チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」(1938)
(2)シューベルト:交響曲第8番ロ短調「未完成」(1950)
(3)ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」(1937)
(4)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61 (1947)
(5)ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」(1947)
(6)ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」(1926)
(7)モーツァルト:セレナード第10番変ロ長調K.361「グラン・パルティータ」"
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)(4)ヴァイオリン協奏曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィル(1)(3)(6)
ウィーン・フィル(2)(5)(7)
ルツェルン祝祭管弦楽団(4)
録音:1938年10月15日-27日/ベートーヴェンザール(ベルリン)(1)
11950年1月19日-21日/ムジークフェライン大ホール(ウィーン)(2)
1937年10月8日、11月3日/ベートーヴェンザール(ベルリン)(3)
1947年8月29日(4)
1947年11月10日-12日、17日/ムジークフェライン大ホール(ウィーン)(5)
1926年10月16日、10月30日、1927年1月30日/ベルリン(6)
1947年11月10日、19日、26日、12月3日/ムジークフェライン小ホール(ウィーン)(7)
多くの復刻盤が存在するフルトヴェングラーですが、ダイレクト・トランスファ
ーで生々しい音が蘇りました。
「悲愴」は独ELECTROLA DB 3328/32S使用。SP録音が頂点に達した1930年代後半の
もの。テープ録音時代には聴き取れなくなったオーケストラ内声部の細かな動き
が明瞭に聞こえるのはSPならでは。これまでの復刻盤ではそれがノイズと共に消
え去ってしまっていました。ベルリン・フィルがフルトヴェングラーの指揮のも
とで巨大な怪物と化し、そのウネリが聴き手を恍惚の境地に導いてくれます。
「未完成」は墺HMV DB 21131/3使用。第2次世界大戦後の1950年にウィーン・フィ
ルを指揮してHMVに録音したもので、磁気テープ録音と思われます。SP最末期のた
いへん珍しいもの。
1937年の「運命」は独ELECTROLA DB3328/32S使用。フルトヴェングラー英HMVへの
初めての録音。ベルリンのベートーヴェンザールから電話線でエレクトローラの
カットルームに中継され、そこで原盤が作成されました。ドイツ録音はエレクト
ローラ原盤で聴くと音の厚みや深い奥行き感があるから不思議です。
ヴァイオリン協奏曲は蘭HIS MASTER'S VOICE DB6574/9使用。フルトウェングラー
はドイツ敗戦後に戦時中ナチスへの協力を疑われ、1947年4月まで演奏活動が禁止
されました。これは1947年8月に音楽祭に再登場した記念の録音。ソリストのメ
ニューインはフルトヴェングラーのナチス協力疑惑を晴らす証言で弁護にあたっ
たことでも知られています。SPレコード最後期の録音。
「英雄」は英HIS MASTER'S VOICE DB 9296/9302使用。大戦後まもない1947年11月
に4日間かけて録音が行なわれ、1年3カ月後に修正録音を行い全曲が完成しました。
フルトヴェングラーは1952年11月に再録音しているため、このSP録音はあまり知
られていません。
1926年の「運命」は日POLYDOR 60024/28使用。フルトヴェングラー最初のレコー
ド録音で、1925年に始まったマイクロフォンを使用した電気録音ですが、ドイツ
・ポリドール社は米ブランズウィック社が考案したライト・レイ方式を採用しま
した。若き日の大指揮者の姿が浮き彫りにされているような素朴で力強い音で、
3回に分けて録音。
「グラン・パルティータ」は英 HMV DB 6707/11使用。ベートーヴェンの交響曲
第3番「英雄」と同時期に録音され、原盤番号が「英雄」と入り組んでいます。
録音場所はムジークフェライン内にある室内楽用小ホール。「英雄」の録音中に
13人の管楽器奏者をここへ移動させて録音したと推測されます。"
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