クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-04 No.25-1

2011年04月19日 14時22分17秒 | Weblog
<EMI FRANCE>
CZSW-0264772 3枚組 \1580
フェノメナル・ヴェンゲーロフ
世界で最もエキサイテングなヴァイオリニスト、ヴェンゲーロフのエッセンス
マルチパック 4Pブックレット アートワークはフランス語
CD1
1.ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61(カデンツァ:ヴェンゲーロフ)
2.ベートーヴェン:ロマンス第1番 ト長調 作品40
3.ベートーヴェン:ロマンス第2番 ヘ長調 作品50
w/ロンドン交響楽団、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮
4.クライスラー:愛の悲しみ
5.クライスラー:愛の喜び
w/イアン・ブラウン(ピアノ)
CD2
1.ラロ:スペイン交響曲 ニ短調 作品21
2.サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調 作品61
3.ラヴェル:ツィガーヌ
w/フィルハーモニア管弦楽団、アントニオ・パッパーノ指揮
4.ヴィエニアフスキ:スケルツオ・タランテラ 作品16
w/イアン・ブラウン(ピアノ)
CD3
1.ラフマニノフ:ヴォカリーズ 作品34の14
2.ポンセ:エストレリータ(トランスクリプション:ヤッシャ・ハイフェッツ)
3.ブラームス:ハンガリア舞曲第7番 イ長調
4.ブラームス:ハンガリア舞曲第1番 ト短調
5.ブラームス:ハンガリア舞曲第5番 ト短調
以上(トランスクリプション:ヨーゼフ・ヨアヒム)
6.ノヴァチェク:無窮動 作品5の4
7.ドヴォルザーク:ユーモレスク 変ロ長調 作品101の7
8.チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 作品42(3曲)
9.シューベルト:アヴェ・マリア D.839
(トランスクリプション:アウグスト・ヴィルヘルミ)
10.バッジーニ:妖精の踊り
11.ハチャトゥリアン:剣の舞(ガヤネー)
12.マスネ:タイスの瞑想曲(トランスクリプション:M.P.マルシック)
13.モンティ:チャルダッシュ
w/ヴィルトゥオージ、ヴァグ・パピアン(ピアノ)
以上 マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)
録音:2001年-2005年

CZSW-0987922 2枚組 \1580
ショパン名曲集
ショパンのエッセンスをコンパクトにまとめた2CD
マルチパック 4Pブックレット アートワークはフランス語
CD1
1.華麗なる大ワルツ 変ホ長調 作品18
2.バラード第1番 ト短調 作品23
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)
3.夜想曲第2番 変ホ長調 作品9の2
マリア・ティーポ(ピアノ)
4.即興曲第1番 変イ長調 作品29
ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
5.子守唄 変ニ長調 作品57
ダニエル・ラヴァル(ピアノ)
6.スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31
マルク・ラフォレ(ピアノ)
7.ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品35-葬送行進曲
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(ピアノ)
8.前奏曲第4番 ホ短調
9.前奏曲第15番 変ニ長調「雨だれ」
サンソン・フランソワ(ピアノ)
10.マズルカ イ短調 作品17の4
フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ)
11.練習曲 ホ長調 作品10の3
アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
12.舟歌 嬰ヘ長調
ティエリ・ドゥ・ブリュンホフ(ピアノ)
13.ワルツ ロ短調 作品69の2
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)
14.ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 作品58-フィナーレ
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(ピアノ)
CD2
1.練習曲 ハ短調 作品10の12「革命」
シルヴィア・ケルセンバウム(ピアノ)
2.ワルツ 変イ長調 作品34の1(華麗なるワルツ)
3.ワルツ イ短調 作品34の2
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
4.幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
ガブリエル・タッキーノ(ピアノ)
練習曲 作品25より
5.第2番 ヘ短調
6.第7番 嬰ハ短調
7.第12番 ハ短調
サンソン・フランソワ(ピアノ)
8.ポロネーズ 変イ長調 作品53「英雄」 
ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
9.夜想曲 変ニ長調 作品27の2
サンソン・フランソワ(ピアノ)
ワルツ 作品64より
10.第1番 変ニ長調
11.第2番 嬰ハ短調
12.第3番 変イ長調
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
13.バラード第4番 ヘ短調 作品52
14.夜想曲 嬰ハ短調 (遺作)
ティエリ・ドゥ・ブリュンホフ(ピアノ)
15.ワルツ イ短調 (遺作)
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)
16.ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11-ロンド
ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
パリ管弦楽団、ジョルジュ・シフラJr.指揮




<CORO>
COR 16091 \2180 ※12月14日ご注文分までの特価 \1880
ザ・シックスティーン - パレストリーナVol.1 ――
パレストリーナ:
ようこそ天の女王/マリアは天に昇らされたまいぬ
聖母被昇天のミサ(ミサ・アスンプタ・エスト・マリア
マリアは天に昇らされたまいぬ)/めでたし、天の女王
《ソロモンの雅歌》より わが愛する者よ, 汝すべてに美し、汝はわが心を
奪いぬ、いばらの中のゆりのごとし
御身が唇には慈しみが置かれぬ/マリアは天に昇らされたまいぬ
めでたしマリア
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーン
ローマのサンタ・マリア・マジョーレ大聖堂、バチカンのシスティーナ礼拝
堂で聖歌隊歌手を務め、その生涯で100曲以上のミサ曲、350曲を超えるモテッ
トを作曲したパレストリーナ。パレストリーナのポリフォニー形式は"パレス
トリーナ様式"と呼ばれ、ザ・シックスティーンが得意としているスペインの
ビクトリアにも大きな影響を与えたと伝えられている。
期待が高まるザ・シックスティーンのパレストリーナ・シリーズ第1弾は「聖
母マリアのための祈りの音楽」と「ソロモンの雅歌」。
名演の誉れが高い"ビクトリア"、"ヘンデル"と並び立つであろうザ・シック
スティーンの新シリーズ"パレストリーナ"がスタートします!




<TELARC>
TEL 32712 \2080
アルベニス作品集
1.朱色の塔/2.グラナダ/3.サンブラ・グラナディーナ/4.カディス
5.前奏曲/6.入江のざわめき/7.コルドバ/8.カタルーニャ
9.カタルーニャ奇想曲/10.キューバ/11.タンゴ/12.パヴァーヌ
13.ソルツィーコ /14.シルビアへのメヌエット/15.サンブラ・カプリッチョ
デイヴィッド・ラッセル
録音:2009年4月8-10日 ペギー・アンド・イェール・センター、メリーランド
スコットランドに生まれ、スペインで育ったギターの名手、デイヴィッド・
ラッセル。アルベニスの作品をギター用に編曲した当盤では、原曲の雰囲を残
しながらも、その卓越した音楽性によって、あたかもオリジナル作品のような
瑞々しさを聴かせてくれます。




<ECM>
4764307 \2180
ソング・オブ・アセンション
1.クラスターI/2.スタンド/3.ウィンター・ヴァリエーション
4.クラウド・コード/5.シフト/6.マッピング
7.サマー・ヴァリエーション/8.ヴァウ/9.クラスターII
10.フォーリング/11.バーン/12.スタンド/13.オータム・ヴァリエーション
15.レッジ・ダンス/16.トレーセス/17.レスパイト
18.マッピング・コンティニュード/19.クラスターIII
20.スプリング・ヴァリエーション/21.ファソム/22.アセント
メレディス・モンク&ヴォーカル・アンサンブル 
トッド・レイノルズ・カルテット ザ・M6 
モントクレア州立大学シンガーズ(ヘザー・J.ブキャナン指揮)
録音:2009年11月16-18日 芸術文学アカデミー、ニューヨーク
アメリカの女流作曲家メレディス・モンクが満を持して贈る最新盤!近年はオ
ーケストラや弦楽四重奏に強い関心を示している彼女が当盤の編成に選んだの
は、弦楽四重奏、打楽器、そして2つの合唱グループ。その2つが織り成す新し
く瑞々しい化学反応の数々をお楽しみください!

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11-04 No.25-2

2011年04月19日 14時21分44秒 | Weblog
<OEHMS CLASSICS>
OC-791 \1750
ギター・フェイヴァリッツ
1-4.カルロ・ドメニコーニ(1947-):コユンババ
5.ブローウェル(1939-):11月のある日/6.横尾幸弘(1928-):さくら
7.グラナドス(1867-1916):スペイン舞曲集第5番
8.グラナドス:スペイン舞曲集第4番/9.グラナドス:スペイン舞曲集第10番
10.グラナドス:スペイン舞曲集第11番
11.ソル(1778-1839):モーツァルトの「魔笛」による変奏曲Op.9
12.パティーニョ(1895-1951):雪が降る
13.ホルヘ・ゴメス=クレスポ(1900-1971):ノルティーニャ
14.ローラン・ディアンス(1955-):タンゴ・アン・スカイ
ローランド・ミュラー(ギター)
録音2010年ロシュバッハ、マリアベルク・ムジクザール
スイスのヴィンテルトゥールで学び、デーヴィッド・ラッセルのマスター・ク
ラスに出席。チューリヒで行った初のリサイタルでは多くのメディアから絶賛
されたギタリスト、ローランド・ミュラーのアルバムです。すでにアメリカ、
ヨーロッパを始めとした世界中で高い評価を受け、何枚かのCDもリリースして
いる彼ですが、今回のOEHMSレーベルへのデビューアルバムは、何ともヴァラ
エティに富んだ選曲が聴きどころです。横尾幸弘の「さくら変奏曲」から、ギ
ター好きならはずせないクレスポやディアンスまで、かゆいところに手の届く
ようなレパートリーを、繊細かつ見事な技術で思う存分楽しませてくれます。

OC-633(SACD-Hybrid) \2080
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調1865/66年第1稿(リンツ版)
Bewegt feurig
ハンブルク・フィルハーモニー
シモーネ・ヤング(指揮)
2010年1月ハンブルク、ライスハレライヴ録音
シモーネ・ヤングとハンブルク・フィルとのブルックナー・サイクル第5弾は、
初期の作品の締めくくりとなる第1番ハ短調です。ブルックナー(1824-1896)初
の番号付きの交響曲である「第1番」も、他の作品のようにいくつかの違稿版
の存在が知られています(リブレット中には、ウィーン版とリンツ版について
のみ言及されていますが、実際には、版についてはもう少し複雑な問題が存在
します)。ヤングは今までの演奏と同じく、この曲でも初稿版を使用すること
に拘りました。なぜなら、ヤングとハンブルク・フィルは、「創造的なプロセ
スの最初の形のなかにこそ、ブルックナーの考えとメッセージが妥協なしで聴
こえてくる」という堅固な信念を持っているからに他なりません。作曲家と演
奏家の様々な思いが交錯したこの1枚。待ちかねた人も多いことでしょう。

OC-788 \1750
テルティス・ヴィオラ・アンサンブルconcerto・fantasy・blues
1-4.テレマン(1681-1767):4台のヴィオラのための協奏曲ハ長調
5.マックス・フォン・ヴァインツール(1841-1898):
4台のヴィオラのための「夜の小品」
6.ヨーク・ボーエン(1884-1961):4台のヴィオラのための幻想四重奏曲Op.41
7-10.テレマン:4台のヴィオラのための協奏曲ト長調
11-19.バルトーク(1881-1945):
2台のヴァイオリンのための44の二重奏曲より(第10番「ルテニアの歌」/
第14番「クッションの踊り」
13.第16番「ブルレスケ」/第26番「からかいの歌」/第22番「蚊の踊り」
第28番「悲嘆」/第35番「ルテニアのコロミイカ舞曲」
第42番「アラビアの歌」/第44番「トランシルヴァニアの踊り」)
20.ピアソラ(1921-1992):フォー・フォー・タンゴ
21.クリストファー・ノートン(1953-):ステアリング・ホイール・ブルース
テルティス・ヴィオラ・アンサンブル
☆普通の弦楽四重奏の場合、各々の楽器の響きを楽しむことも一つの喜びです
が、これが全て同じ楽器の場合は、また違った楽しみ方ができることは間違い
ありません。このヴィオラ・アンサンブルはミュンヘン交響楽団の4人のメン
バーによって構成されています。もちろん、通常のレパートリーを望むのは無
理な話で、原型そのままで演奏できるのは、ヴァインツールとヨーク・ボーエ
ンの2曲のみでした(ピアソラはもともと弦楽四重奏のために書かれていたので、
ちょっと編曲するだけですみました)。残りの曲は、新たな可能性を求めた
“adaptations(適応、順応)”です。テレマン、バルトークの何と楽しいこと。
演奏する楽しさがそのまま伝わってくるかのような、生命力に溢れた1枚です。

OC-823 \2080
ミヒャエル・ヴォレ リーダーアーベント
1.シューベルト(1797-1828):シラーによるバラード「海に潜る若者」D77
2-4.H.ロイター(1900-1985):
ヘルダーリンによる3つの歌曲 Op.56(運命に/人生の半分/夕べの幻想)
5-11.ヴォルフ(1860-1903):
メーリケ歌曲集より(旅先にて/恋する男の歌/愛する人に/めぐり会い
/ある婚礼にのぞんで/こうのとりの使い/いましめに)
12-14.R.シュトラウス(1864-1947):
リュッケルトの詩による3つの歌曲 Op.87
(来たるべき時代のために/もはやこれ以上は/陽の光の中で)
15.ヴォルフ:メーリケ歌曲集より「別れ」
16.R.シュトラウス:あなたの黒髪を私の頭に広げてください Op.19-2
17.シューベルト:さすらい人の夜の歌 D224
ミヒャエル・ヴォレ(バリトン)
ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)
録音 2010年9月7-10日グリュンヴァルト、
アウグスト・エヴァーディング・ザール
いつの時代にも、オペラの世界には、飛びぬけたスター性ではなく、いつの間
にか大きな存在感でその名を知られている歌手がいます。このミヒャエル・
ヴォレもそんな一人なのではないでしょうか?彼はJ.ミッテルニヒとR.ピエー
ルナイに学び、マンハイム、ボン、デュッセルドルフ、ケルン、チューリヒの
オペラハウスのメンバーとして活躍、とりわけワーグナーやR.シュトラウスの
作品で素晴らしい歌声を聴かせています。2007年と2008年のバイロイトでもタ
ンホイザーのヴォルフラムや、マイスタージンガーのベックメッサーでは高く
評価され、多くの名指揮者たちと共演も果たしています。このリーダー・アー
ベント(歌曲の一夜)は、珍しいシューベルトの長大なバラード「海に潜る若者」
で始まり、彼が得意とするドイツ後期ロマン派の色とりどりの歌曲を披露しま
す。陶酔の歌声と確かなる言葉の響き。ドイツ・リート好き必携の1枚です。

OC-826 \2080
ヴェスペレ-十字架称讃の祝日
1.E.エブナー(1612-1665):前奏曲
2.グレゴリア聖歌より:主よ,早く私を助けに
3.Nos autem
4.P.A.マザーク(1609-1661):主は言われた Ps.109/5.Nos autem
6.Salva nos/7.P.A.マザーク:主に感謝する Ps.110/8.Salva nos
9.Ecce Crucem/10.P.A.マザーク:幸いなるかな Ps.111/11.Ecce Crucem
12.Tuam Crucem/13.P.A.マザーク:ほめたたえよ、しもべたちよ Ps.112
14.Tuam Crucem/15.Per signum Crucis
16.P.A.マザーク:主を主を崇めよ Ps.116/17.Per signum Crucis
18.Fratres: Hoc enim/19.E.エブナー:8声のトッカータ
20.Hoc signum Crucis erit in coelo/21.O Crux benedicta
22.P.A.マザーク:マニフィカト
23.G.F.サンチェス(1600-1679):おお、祝福される十字架/24.Deus qui nos
25.P.A.マザーク:幸いなるかな女王/
26.G.B.ブオナマンテ(1595?1642):3声のソナタ 第2番
27.P.A.マザーク:聖母マリアのためのリタニア
28.P.A.マザーク:主の御保護のもとに
29.M.A.フェッロ(1600-1662):3声のソナタ 第4
番/30.P.A.マザーク:美しきベルナドゥス
31.P.A.マザーク:主は汝の声を聞き
32.P.A.マザーク:われらの父/33.P.A.マザーク:天より主をたたえよ
ハイリゲンクロイツ修道院シトー会修道士
アンサンブル・ドルチェ・リゾナンツァ
録音 2010年8月4-7日 オーストリア、ハイリゲンクロイツ修道院
世界で2番目に古いシトー会修道院である、ハイリゲンクロイツ修道院シトー
会はウィーンの森にあり、数年前「Chant ? Music for Paradise」のCDが、
UKチャートに入ったことをきっかけに、世界中で聴かれるようになり、その
静謐な歌声が「究極の癒し」として高く評価されたのは記憶に新しいところで
す。このアルバムは、彼らの美しく神聖な声を聴くのはもちろんのことですが、
それにもまして、典礼規定に準拠するヴェスペレの一連の流れを楽しむことに
主眼が置かれています。中心となるのはバロック時代のアルベリヒ・マザーク
神父の晩課の音楽で、いくつかの他の17生気の作曲家の曲が追加されています。
アンサンブル・ドルチェ・リゾナンツァの甘美な楽器の響きと、心に浸み渡る
歌声が溶けあい、一つの儀式が完結していきます。知られざる作品を聴く喜び
をお届けいたします。

OC-955 2枚組 \3050
アリベルト・ライマン:歌劇「メデア」
メデア…クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)
ゴーラ…ターニャ・アリアーネ・バ
ウムガルトナー(メゾ・ソプラノ)
ヤーソン…ミヒャエル・ナジ(バリトン)
クロイザ…ポーラ・マーフィー(メゾ・ソプラノ)
エロルド…ティム・セヴロー(カウンターテナー)他
フランクフルト・ムゼウム管弦楽団
エリック・ニールセン(指揮)
2010年9月-10月フランクフルト・オペラ初演ライヴ
現代オペラの第1人者、ライマン(1936-)の新作オペラ「メデア」は、ウィーン
国立歌劇場での初演を皮切りに、このフランクフルト公演を始め、世界各国で
の演奏が予定されている(2012年は日本でも!)注目作です。この公演はウィー
ンの初演の6ヶ月後に行われ、大変な評判となったものです。メデアを歌うバ
ラインスキーは、すでにライマンの作品をいくつか歌い、作曲家から全幅の信
頼を寄せられているソプラノで、レパートリーもハッセやカイザーから、現代
物まで幅広く、また声質も軽めのものからドラマティックに近いものまで何で
も歌えるというオールマイティな歌手です。また、この公演は最良の音で録音
されるように、特注の機材を用意し、オーディオマニアの高い欲求にも答えら
れる素晴らしい音質となっています。

OC-767 \1750
ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」全曲 Op.84
トビアス・モレッティ(語り)/マリア・ベングトソン(ソプラノ)
ウィーン放送交響楽団
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
録音 2007年8月27日&28日 ウィーン ORFフンクハウス
交響曲第5番を完成させた直後のベートーヴェン(1770-1827)が、当時の宮廷劇
場支配人ハルトルに依頼されて書いた作品「エグモント」です。ゲーテの戯曲
を元に、伝説的英雄エグモント伯ラモラールの英雄的行為と自己犠牲について
書かれた壮大な作品ですが、今では序曲のみが演奏されることがほとんどです。
全曲として演奏するにも、どうしても曲の説明が若干必要になるため、このCD
のように、曲間に台詞を入れて朗読する形が取られる場合が多いのです。この
演奏も、トビアス・モレッティ自身がゲーテの戯曲から編纂したテキストを曲
間に効果的に挿入、一つの叙事詩として完成された形として表現されています。




<Newton Classics>
8802053 \1750
ブラームス&メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
1-3.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
4-6.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
録音 アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール
1973年4月…1-3,1976年6月…4-6
ポーランド生まれのヴァイオリニスト、ヘンリク・シェリングは、その生涯を
通じてブラームス(1833-1897)のヴァイオリン協奏曲を大切なレパートリーと
していました。彼は少なくとも8回この曲を録音し、このハイティンクとの演
奏は6回目の録音とされています。派手さとは無縁、端正で清冽。地味ではな
く滋味。聴けば聴くほどにじんわりと良さが浸み出してくるような、定番の演
奏です。一緒に呼吸できるような安定感のある音楽は、ずっと聴き手の友人と
なることでしょう。メンデルスゾーン(1809-1847)もまたキュート。曲の良さ
を再確認できる演奏です。

8802054 \1750
R.シュトラウス:アルプス交響曲 Op.64
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
録音1985年1月アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール
ハイティンクとロイヤル・コンセルトヘボウは27年の長い期間に渡って、素晴
らしい音楽を創造し続けました。就任当時のハイティンクは確かに若く(32歳)、
名指揮者ヨッフムの後ろ盾も必要だったかもしれませんが、3年も経った頃に
は、すっかり円熟した関係となり、以降、オーケストラが創立100年を迎える
まで、清冽なサウンドを追求していた事はご存知の通りです。このR・シュト
ラウス(1864-1949)は1985年にリリースされたもので、自然な響きと、見通し
の良い音楽が魅力です。嵐の前の静けさと絶妙な雰囲気が特に聴きどころ。ま
さに映画を観るような迫力です。

8802056 \1750
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.83
弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 Op.122
弦楽四重奏曲 第14番 嬰ヘ長調 Op.142
ハーゲン弦楽四重奏団(メンバー)ルーカス・ハーゲン(第1ヴァイオリン)
/ライナー・シュミット(第2ヴァイオリン)/
ヴェロニカ・ハーゲン(ヴィオラ)/クレメンス・ハーゲン(チェロ)
録音
1993年12月ポリング、ビブリオテークザール
1994年4月…アベルゼー セント・ギルガン、聖コンラート教会
2011年に結成30年を迎えるハーゲン弦楽四重奏団による名演です。ショスタコ
ーヴィチ(1906-1975)の15曲ある弦楽四重奏曲は、同数ある交響曲のような
「表向き」の顔ではなく、あくまでも「自分や友人との楽しみのため」に書か
れた作品で、そこには様々な気遣いや取り繕いと言ったものは存在しません。
各々の曲はみんな違った表情を持ち、ここに収録された3曲も、表立った繋が
りはありませんが、いくつかの共通点が見られます。まずは、全ての弦楽四重
奏曲を初演した「ベートーヴェン弦楽四重奏団」の存在が大きいこと。なかで
も、第11番は、第2ヴァイオリンのワシリー・シリンスキーの追悼曲であり、
第14番はチェリスト、セルゲイ・シリンスキーに献呈されています。

8802057 2枚組 \2450
J.S.バッハ:マニフィカト集
《CD1》
1-12.マニフィカト ニ長調 BWV243/13-18.ミサ・ブレヴィス イ長調 BWV234
《CD2》
1-6.ミサ・ブレヴィス ヘ長調 BWV233
7-12.ミサ・ブレヴィス ト短調 BWV235
13-18.ミサ・ブレヴィス ト長調 BWV236
演奏: バーバラ・ボニー(ソプラノ)
ビルギット・レンメルト(メゾ・ソプラノ)/ライナー・トロスト(テノール)
オラフ・ベーア(バリトン)/RIAS室内合唱団(マルクス・クリード…合唱指揮)
カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ室内管弦楽団
録音1993年11月ベルリン、イエス・キリスト教会
バッハ(1685-1750)のマニフィカトは、新訳聖書のルカ伝の「受胎告知された
マリアが喜びのうちに神を賛美した」部分(第1章45-55節)につけられた音楽で
す。そのため、本来クリスマスにされるべく挿入された曲があったのですが、
後にそれを削除し、他の祝日でも演奏されるように作り直されています。こち
らの演奏も、その第2稿が用いられていて、輝かしいトランペットの響きを堪
能することが可能です。ソリストにバーバラ・ボニー、オラフ・ベーアと言っ
た名歌手たちを起用し、ペーター・シュライアーの親密さ溢れる指揮で、全体
にまとまりのある音楽となっています。ミサ・ブレヴィスはカンタータからの
転用なども多く、バッハの作品の中ではあまり目立たないジャンルですが、
じっくり聴いてみると味わい深い名曲であることに気付かされることでしょう。

8802058 \1750
リスト:ピアノ協奏曲 第1番&第2番 他
1-3.リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S124
4-9.リスト:ピアノ協奏曲 第2番 イ長調 S125
10.リスト:ハンガリー狂詩曲 第6番 変ニ長調 S244
11.リスト:忘れられたワルツ 第1番 嬰ヘ長調 S215
12.シューマン(1810-1856):ロマンス 嬰ヘ長調 Op.28-2
13.シューマン:ノヴェレッテ ヘ長調 Op.21-1
14.ファリャ(1876-1946):バレエ音楽「三角帽子」から粉屋の踊り
15.リスト:ペトラルカのソネット第104番
16.デヴィッド・ギヨン(1892-1981):ハーモニカを吹く人
演奏: バイロン・ジャニス(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団…1-3
キリル・コンドラシン(指揮)…1-3
モスクワ放送交響楽団…4-9
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(指揮)…4-9
録音 チャイコフスキー・コンセルヴァトワリー1962年6月&1961年10月
(10.11.15のみ)
アメリカ生まれのピアニスト、バイロン・ジャニス(本名バイロン・ヤンクス)
は、ホロヴィッツが認めた3人の弟子の中の一人。彼は1960年に「ソ連とアメ
リカ間の新しい異文化交流」のためにソ連に派遣され、演奏旅行を開催。それ
まで冷戦状態だった両国間の関係を緩和させるのに尽力しました。また1962年
のモスクワ公演において伝説的な名演を残し、その後世界中で活躍したことは
ご存知の通りです。ここで聴けるリスト(1811-1886)はそんな時期の録音で、
コンドラシン、ロジェストヴェンスキー、2人の個性的な指揮者を従え、堂々
とした演奏を繰り広げます。一緒に収録された小品も(数曲を除く)このセッ
ション中に録られたもので、彼の華やかな技巧を思う存分堪能することが可能
です。

8802059 2枚組 \2450
ロッシーニ:小荘厳ミサ曲 他
《CD1》
小荘厳ミサ曲(1.キリエ/2.グローリア)
《CD2》
小荘厳ミサ曲(続き)(1.クレド/2.宗教的前奏曲/3.リトルネロ-サンクトゥス
4.オー・サルタリス/5.アニュス・デイ)
6.歌劇『エジプトのモーセ』より「汝の星をちりばめた玉座に」
《小荘厳ミサ曲》カーティア・リッチャレッリ(ソプラノ)
マルガリータ・ツィメルマン(メゾ・ソプラノ)/ホセ・カレーラス(テノール)
サミュエル・レイミー(バス)
クライグ・シェッパード、ボール・ベルコヴィッツ(ピアノ)
リチャード・ナン(ハーモニウム)/アンブロジアン・シンガーズ
クラウディオ・シモーネ(指揮)
《汝の星をちりばめた玉座に》ルッジェーロ・ライモンディ(バス)
ジューン・アンダーソン(ソプラノ)/サンドラ・ブラウン(メゾ・ソプラノ)
アンブロジアン・オペラ・コーラス
フィルハーモニア管弦楽団/クラウディオ・シモーネ(指揮)
録音 ワットフォード・タウン・ホール1983年10月&1981年8月(CD2-6)
ロッシーニ(1792-1868)の小荘厳ミサは、普通の管弦楽伴奏ではなく、2台のピ
アノとハルモニウムを用いた小規模なもので、また、曲の並び方も若干通常の
曲とは違っています。オペラ作曲家のロッシーニとは違う一面を垣間見ること
ができ、全曲を通じて華やかな中にも、一種の静謐さが漂う不思議な魅力を讃
えた作品です。1983年に録音されたこの公演は、国際的なオペラ歌手4人の饗
宴で、イタリアの巨匠であり、ロッシーニの権威、クラウディオ・シモーネが
的確に曲の全容を浮かび上がらせています。




<MEMBRAN>
NCA 60235 \1500
テレマン:マタイ受難曲(1754)
マルティン・クリートマン(T)
クラウス・メルテンス(B)
パール・ネーメト指揮
カペラ・サヴァリア
ハレ・カンタムス室内合唱団
ハレ・ヴケ・ヴォカリス男声合唱団

NCA 60237 \1500
ハイドン:弦楽四重奏曲集
第76番 ニ短調Op.76-2「五度」Hob.III-76/
第77番 ハ長調Op.76-3「皇帝」Hob.III-77/
第78番 変ロ長調Op.76-4「日の出」Hob.III-78]
ゲヴァントハウス四重奏団  2004年10月
旧品番NCA60148の出し直しです。

DOCUMENTS 232806 2枚組 \1350
ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」
ピーター・グライムズ:ピーター・ピアーズ
エレン・オフォード:クレア・ワトソン
ボルストロード船長:ジェイムズ・ピーズ
ホブスン警部:デイヴィッド・ケリー
スウォロー判事:オーウェン・ブラニガン
セドリー夫人:ローリン・エルムズ
アンティ:ジーン・ワトソン、他
ベンジャミン・ブリテン指揮
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団  1958年

DOCUMENTS 233188 3枚組 \1700
ビゼー:歌劇「カルメン」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ:カルメン)
ニコライ・ゲッダ(テノール:ドン・ホセ)
エルネスト・ブランク(バリトン:エスカミーリョ)
ジャニーヌ・ミショー(ソプラノ:ミカエラ)
ドニーズ・モンテイル(ソプラノ:フラスキタ)
ジャン=クリストフ・ブノワ(バリトン:ダンカイロ)
ミシェル・アメル(テノール:レメンダート)、他
トマス・ビーチャム指揮
フランス国立放送管弦楽団、合唱団   1958/1959年

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11-04 No.24-1

2011年04月19日 14時21分21秒 | Weblog
<haenssler>=SWR MUSIC=
93 270 \2250
シューマン:
・レクィエム 変ニ長調Op.148(1852)
・王の息子Op.116(1851)*
・夜の歌Op.108(1849)
* シビッラ・ルーベンス(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、
クリストフ・プレガルディエン(T)、
アドルフ・ザイデル(Br)、ヨルック・フェリックス・シュペール(Bs)
ザールブリュッケン室内合唱団
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
ゲオルク・グリュン(指揮)
録音:2010年6月5日トリーア、聖マクシミン旧大修道院聖堂
(デジタル・セッション)
シューマン生誕200年のアニヴァーサリーにあたる2010年に、合唱音楽のエキ
スパートとして著名なゲオルク・グリュンが1990年に自ら設立した手兵ザー
ブリュッケン室内合唱団を率いておこなったレコーディングは、作曲家晩年
の3作品を収録した注目の内容です。
「レクィエム」は、作品番号147の「ミサ曲」の対の片方の作品として書かれ
たもので、楽譜に書き留められた美しい音楽は、一般的な「レクィエム」がイ
メージさせる厳めしい内容とは違い、重さや暗さの控えめな、穏やかに死を受
け容れるような独特の雰囲気を味わえます。
ほかにも、ドイツのロマン派詩人ウーラントのバラードに付曲した意欲作「王
の息子」、シューマン多作期1849年の重要作で、わずか数日で一気に仕上げら
れた「夜の歌」が収録されています。いずれも滅多に演奏されませんが、プレ
ガルディエンにルーベンス、ダンツら、名の知られた歌手を擁した「王の息子」
はもちろん、すぐれた演奏によるあたらしい録音の登場は歓迎されるものとお
もわれます。




<ACCENT>
ACC 24230 \2300
ハイドン:歌曲集
初めてのキス(1)/テュルジスに(1)/小さな家(3)/恋の歌(1)/人生は夢(2)/
この世で何も得ようとは思わない(3)/宗教的な歌(2)/誠実(4)/同情(5)/
人形の歌(4)/思い出(4)/楽しい苦痛(4)
主題と6つの変奏曲 ハ長調XVII:5、アダージョン ヘ長調 XVII:9
(1)12のクラヴィア伴奏歌曲集第1部(1781)
(2)12のクラヴィア伴奏歌曲集第2部(1784)
(3)独立したさまざまな歌曲
(4)6つの創作されたカンツォネッタ(1794)
(5)6つの創作されたカンツォネッタ第2集(1795)
アン・カンビエ(S) ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
録音:2009年5月17-20日シント・トルイデン、ベルギー
ハイドンの珍しい歌曲と鍵盤作品の小品を収録したアルバム。ハイドンの5つ
の歌曲集から抜粋しています。オペラ・アリアのような盛り上りを見せたり、
静かなピアノ伴奏に乗って穏やかに歌われたりと、ハイドン円熟期に書かれた
歌曲は充実した音楽に深い憂いを感じさせる作品となっています。1780年代の
歌曲はドイツ語の詩を用い、1970年代のカンツォネッタは、ハイドンがイギリ
ス滞在時に親交を深めた女流詩人アン・ハンターの英語の詩を用いています。
歌うのは幅広い歌曲のレパートリーを持つソプラノ歌手のアン・カンビエ。ピ
アノのヤン・フェルミューレンとも度々共演し、息の合った演奏を披露してい
ます。ハイドンの歌曲の魅力を再発見できる美しい歌唱で聴くことができます。

ACC 24228 \2300
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697c-1763):
鍵盤のための後期ソナタ集
ソナタ 変ロ長調I 126、ソナタ 変ホ長調I 112、ソナタ ハ短調I 110*、
ソナタ イ短調 I 125*、ソナタ ヘ長調I 116、ソナタ ハ長調I 107
ルカ・グリエルミ(ハープシコード、フォルテピアノ)
使用楽器:フォルテピアノ/バルトロメオ・クリストフォリ1726年製=
クリスティアン・シュヴァルツ1997年複製、
ハープシコード/バルトロメオ・クリストフォリ1698年製=
クリスティアン・シュヴァルツ2009年複製*
録音:2009年9月15-16日ヴィッキオ
イタリア出身の作曲家ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ。20代の頃ヴェ
ネツィア出身の音楽家と共にドイツのヴュルツブルクを訪れており、その後長
年ヴュルツブルクの司教に仕えています。またプラッティはヴァイオリン、
チェロ、チェンバロなど様々な楽器を演奏しヴィルトゥオーゾとして知られて
いました。作曲技法はイタリア的というよりもドイツ的要素が強く、初期の頃
はバロック様式、後半になるとシュトルム・ウント・ドランクの雰囲気を感じ
させる、大胆な転調、豊かな想像力と発想が引き出された作品となっています。
ここに収録されている後期ソナタは、活気あふれるリズムと旋律の広がりを感
じさせ、緩徐楽章ではじっくりと聴かせる感受性に富んだ作品です。ハープシ
コードとフォルテピアノを弾くルカ・グリエルミは、2つの楽器を1枚のアルバ
ムで弾き分けています。

ACC 24245 \2300
ボッケリーニ:ディヴェルティメント集Op.16 Vol.1
ディヴェルティメント第3番イ長調G463、
ディヴェルティメント第2番ヘ長調G462、
ディヴェルティメント第5番イ長調G465
ピッコロ・コンチェルト・ウィーン 
ロベルト・センシ(指)
録音:2001年8月オーストリア
ハイドン、モーツァルトと同時代の作曲家で、チェロの名手としても知られ
室内楽作品を多く残したイタリアの作曲家ルイジ・ボッケリーニ。ここに収録
されたボッケリーニの作品16のディヴェルティメントは、もとは6つからなる
2本のヴァイオリン、フルート、ヴィオラ、2本のチェロとリピエーノ・バスに
よる作品です。イタリアの優美さ、ボッケリーニらしい軽やかさと繊細さを見
事に表現した、ピリオド楽器の音色が心地よく耳に響く演奏です。1993年に結
成されたピッコロ・コンチェルト・ウィーン。コントラバスのロベルト・セッ
シを中心に独特の感性と個性を生かした演奏に定評があります。今後ディヴェ
ルティメント集Op.12のVol.2の発売も予定されています。




<Telos>
TLS 1005 \1980
ヴェルディ:歌曲集
(1)6つのロマンスのアルバムより「ジプシーの女」「石だたみの道(小さな煙
突掃除屋)」「乾杯」
(2)6つのロマンスより「私の安らぎは失せて」
(3)ストルネッロ「お前は私を愛さないという」
(4)6つのロマンスより「エリザよ、疲れた詩人は死んでゆく」
「暗い夜を恐れて」「つぼに近寄るな(墓に近寄らないで欲しい)」
(5)誘惑
(6)バラード「亡命者」
(7)哀れな男
(8)6つのロマンスのアルバムより「日没」「星に」「神秘」「乾杯」
(9)6つのロマンスより「孤独な部屋で」「嘆きの聖母よ、私にあわれみを」
(1)-(3)ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
(4)-(7)ポール・アーミン・エデルマン(バリトン)
(8)(9)セザール・アウグスト・グティエレス(テノール) 
フリードリヒ・ハイダー(ピアノ;(1)-(3)Steinway D,1976,
(4)-(9)Baesendorfer 280,1928)
録音:(1)-(3)2005年8月テロス・スタジオ、
(4)-(9)2010年1月テロス・スタジオ
今をときめくソプラノ歌手ディアナ・ダムラウがヴェルディの歌曲を録音して
おりました!ダムラウはこれまでにドイツTelosレーベルにマーラーの歌曲
(TLS 1001)とシューマンのミルテの花(TLS 1006)をセッション録音しておりま
すが、本録音は2005年8月に録音されたものです。録音当時よりその才能を開
花させ美しい高音と豊かな表現でヴェルディの歌曲を聴かせてくれます。この
他、2010年に録音した2人の男性歌手の録音が収録されております。バリトン
のポール・アーミン・エデルマンはオット・エデルマンの次男でウィーン少年
合唱団のソリストでした。その後ウィーン州立オペラ歌劇場での「魔笛」を
はじめ世界各地で活躍、今後ますます活躍が期待される若手のバリトン歌手
です。そして、新進気鋭のテノール歌手、セザール・アウグスト・グティエ
レスは優美にそして情感豊かに歌い上げます。全ての伴奏をグルベローヴァ
の夫であるフリードリヒ・ハイダーが担当し、歌の伴奏者ならではの絶妙な
表現も注目です。




<Claves>
50 1105 \2080
シューベルト:美しい水車小屋の娘 作品25 D.795(全曲)
エリック・タピー(テノール)、
ルーベン・リフシッツ(ピアノ)
録音:1974年1月16日,KROスタジオ1、ヒルバーシュム、オランダ
(コレクション:Chronos)
モンテヴェルティのオルフェオやモーツァルトのオペラなどを得意とする、
スイスの世界的テノール歌手、エリック・タピーが1970年代に「美しい水車
小屋の娘」をスタジオ録音しておりました。タピーと伴奏をつとめたルーベ
ン・リフシッツはこの録音のために何カ月も前からリハーサルをし、また公開
リハーサルも行いました。そして、録音の前にはコンセルトヘボウにてこの
プログラムのリサイタルを行い、大成功をおさめました。その後ヒルバーシュ
ムにもどり1日で「美しい水車小屋の娘」を録音したわけですが、この録音は
KROドイツ・ラジオ放送にて放送され話題となったものです。。待望のCD発売
と言えましょう。
エリック・タピー
1931年にローザンヌ生まれ、ジュネーヴ音楽院でフェルナンド・カルピに師
事。タピーの音楽性と知性は特にフランク・マルタンとエルネスト・アンセル
メに注目され、アンセルメ指揮のマルタン「降誕の奇跡」「プルソニャック
氏」の初演で歌っております。

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11-04 No.24-2

2011年04月19日 14時21分01秒 | Weblog
<Andre Charlin>
伝説の名エンジニア、アンドレ・シャルランが録音した
シャルラン・レーベル伝説の録音が復活第2弾 10タイトル!

CL 340 2枚組 \2850
フランク:オラトリオ「至福」
ピエール・コシュロー、ピエール・シャプレ(大オルガン)、
ラカデミ・サンフォニーク・ド・パリ、
ジャン・アラン(指揮)、
シャイヨー児童合唱団、エリザベート・ブラッスール合唱団
録音:1972年、パリ・ノートルダム寺院
シャルラン・レーベルの代表盤、フランクの大曲オラトリオ「至福」。オラト
リオの詩はマタイ福音書より友人の妻であるJ.コロンブ夫人が担当しました。
曲全体を包み込む柔らかな旋律と合唱が全体を包み込みます。ノートルダム
寺院に響き渡る壮麗な響きがシャルランのワン・ポイント録音で見事に収録
されております!

CCV 1001 \1780
モーツァルト:
幻想曲 ハ短調 KV 475
ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457
パルティータ 
グルックの歌劇「メッカの巡礼」の「われら愚かな民の思うのは」による
10の変奏曲 ト長調 K.455
エレーヌ・サロメ(ピアノ)
録音:1989年
シャルランが絶大な信頼をおいていたピアニスト、エレーヌ・サロメ。非常に
繊細で美しいタッチが魅力のサロメのモーツァルトです。ハ短調の幻想曲、
ソナタと長調のパルティータ、変奏曲と選曲はいささか渋めですが、どれを
とっても逸品の仕上がり。流石、サロメの演奏は見事です。

CL 578 \1780
J.S.バッハ:
チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV 1052(オルガン演奏)
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ハ短調 BWV 1060a
コンチェルト・グロッソ ニ長調 BWV 1055bis
ジャック・シャンボーン(オーボエ) ジェラール・ジャリ(ヴァイオリン)
ジェラール・カルティニー・ソリスト管弦楽団、他
録音:1988年
パイヤール室内管弦楽団との四季でも有名な名ヴァイオリニスト、非常に甘美
な音色が魅力のジェラール・ジャリを迎えたオーボエとヴァイオリンのための
協奏曲をはじめ、バッハの隠れた名曲を集めた1枚で、バロック音楽の極みで
ございます。

SLC 31 \1780
モーツァルト:セレナード第6番ニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ト短調「夜」 RV439
ボッケリーニ:「マドリードの通りの夜の音楽」ハ長調
ビーバー:夜警の声を含む5声のセレナード ハ長調
ハンス=ユルゲン・モーリン(フルート)、オット・ペーター(バリトン)、
クロード・スタルク(チェロ)、
エルンスト・メイヤー・ジーミン(ヴァイオリン)、
ギュンター・ロスバッハ(ヴァイオリン)、
ゲオルク・デステニー(ヴィオラ)、ワルター・ミューター(コントラバス)、
ケルン室内管弦楽団、 ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)
録音:1970年
隠れた名曲ばかりを集めたブリュール&ケルン室内管弦楽団演奏の1枚。ヘルム
ート・ミュラー=ブリュールは、アーベントロートに師事し、アーベントロー
トが創設したケルン室内管弦楽団の指揮者に就任の後、同オケを率いて勢力的
に活躍しています。

SLC 1 \1780
リムスキー=コルサコフ:スペイン狂詩曲 作品34
バラキレフ:ロシアの3つの主題による序曲
ムソルグスキー:ホヴァンシチーナより
キュイ:2つの小品
ボロディン:中央アジアの草原にて
シャンゼリゼ劇場管弦楽団、ラズロ・ソモギ(指揮)
録音:1992年
ロシア5人組珠玉の作品集。ロシアの民族主義的な豊かな表情をみせるこれら
の曲とシャンゼリゼ劇場管のふくよかな音色とが見事にマッチしております。
ダイナミックな箇所でさえ、大げさな表現になることなく洗練された音が光り
ます。

CL 28 \1780
ルイ・フェルナンド(1772-1806):ピアノ四重奏曲 へ短調 作品6
リスト: プロイセンのルイ・フェルディナント公のモティーフによる悲歌
エレーヌ・サロメ(ピアノ)、メイヤー・ジーミン(ヴァイオリン)、
シュトーヴァッサー(ヴィオラ)、クロード・スタルク(チェロ)
録音:1979年
リストがモティーフにしたフェルディナントの曲をはじめとした室内楽曲集。
シャルランは録音の少ない知られざる曲を丁寧に録音、しかも演奏陣も秀逸
でその魅力を十二分に伝えてくれる貴重な財産と言えましょう。

AMS 65 \1780
モーツァルト:
ミサ・ソレムニス KV 337
キリエ KV 336
ダヴィデの悔悟 KV 469
C.デグラー&M.タボルスキー(ソプラノ)、M.キッセル(アルト)、
R.ヴァン・ヴォルーマン(テノール)、H.ミュラー(バス)、
R.クッペルヴィーザー(オルガン)
ザルツブルク・カメラータ・アカデミカ、エルンスト・ヒンライナー(指揮)
録音:1964年
名手エルンスト・ヒンライナー率いるザルツブルク・カメラータ・アカデミカ
によるモーツァルトのミサ・ソレとキリエです。シャルランの手にかかれば合
唱曲の各声部がもつ美しさを見事に引き出しております!

AMS 87 \1780
シューベルト:オラトリオ「ラザロ,または復活祭」D.689
A.ファーベルグ(ソプラノ)、A.ガスナー(ラズロ-テノール)、
H.リンマー(ソプラノ)、F.レンツ(テノール)、
G.エリック・ストックラーサ(ソプラノ)、
E.ペーター・モリトリッツ(バリトン)、《プロ・ムジカ・サクラ》
ミュンヘン管弦楽団、合唱団、ヘルムート・バンヅァーフ(指揮)
録音:1967年
A.H.ニーマイアー台本のシューベルト秘曲、ラザロ(復活祭)。未完のオラトリ
オで3幕のうち第2幕の途中までとなっており1830年4月11日ウィーン・アンナ
教会で第1幕が初演されました。現役盤の少ないラザロですが、シューベルト
らしい旋律の美しさに心惹きつけられる名曲と言えましょう。

AMS 43 \1780
ウェーバー:
ミサ・ソレムニス 第2番
オッフェルトリウム「栄光と名誉をもて汝は彼の者に戴冠せり」
オッフェルトリウム「イン・ディエ・ソレムニタティス・ヴェストレ」
マリア・タボルスキー(ソプラノ)、ゲルダ・キンク(アルト)、
ヘルマン・ポールマン(テノール)、ハンス・フーバー(バス)、
ギゼラ・シンドラー(オルガン)、エルンスト・エレ(指揮)、
録音:1967年
32ドイツ・ロマン派オペラの創始者としてワーグナーらに大きな影響を与えた
ウェーバー。華やかな構成と美しいメロディが持ち味ですが、合唱曲もまた素
晴らしい作品を残しております。とりわけ合唱曲録音を得意としたシャルラン
が1960年代に録音したウェーバーの力作、ミサ・ソレムニス第2番。50年程前
の録音とは思えないほどのクリアーなレコーディングです。

AMS 64 \1780
ロシア修道院における晩課(1.Appel cloches 2.Office)
シュベトーニュ修道院連合の修道士による合唱団
録音:1965年
ロシア修道院における40分にも及ぶ晩課。まるで修道院で聴いているかのよう
な残響と立体的な録音。Appel clochesでは鐘の音が何層にも響きわたり、そ
の後Officeでは男性合唱が続きます。1965年の録音とは思えないほどのクリア
ーな音質に驚喜!




<PENGUIN CAF>
DPC 098 \1850
ペンギン・カフェ/ユニオン・カフェ
1. スケルツォ・アンド・トリオ
2. ライフボート(ラヴァーズ・ロック)
3. ナッシング・リアリー・ブルー
4. ケージ・デッド
5. ヴェガ
6. ヨーデル3
7. オーガナム
8. アナザー・ワン・フロム・ポーロック
9. ソーン・トゥリー・ウィンド
10. シルヴァー・スター・オブ・ボローニャ
11. ディスカヴァー・アメリカ
12. ピタゴラス・オン・ザ・ライン
13. コラ・コラ
14. ライ・バック・アンド・シンク・オブ・イングランド
15. レッド・ショーツ
16. パッシング・スルー
1994年にZopfからリリースされたユニオン・カフェのリマスタリング盤。電子
のエオリアン・ハープの音色や、ジョン・ケージの思い出に捧げられた作品な
ど、実験的な側面もあわせもちながら、しかしどこまでもあたたかい「ペンギ
ン・サウンド」が展開されています。

DPC 099 2枚組 \2300
コンサート・プログラム
[CD1]
(1)Air ? Danser (2)Cage Dead(Version 2) (3)Organum 
(4)Southern Jukebox Music (5)Numbers 1-4 (6)Air 
(7)Perpetuum Mobile 
(8)Nothing Really Blue  (9)Telephone and Rubber Band
[CD2]
(1)Beanfields (2)Vega 
(3)Surface Tension(where the trees meet the sky)
(4)Oscar Tango (5)Music for a Found Harmonium 
(6)Lifeboat(Lovers Rock)6:48(7)Steady State (8)Scherzo and Trio 
(9)Giles Farnaby’s Dream (10)Salty Bean (11)Fumble 
(12)Red Shorts
1995年にZopfからリリースされた「コンサート・プログラム」のリマスタリン
グ盤。スタジオでセッション収録された、聴衆のいないコンサート・ライヴ。
CD1枚が通して演奏されて録音されているため、つまみ食い聴きも一興ですが、
全曲通してゆったりと聴きたい1枚です。

DPC 100 \1850
サイモン・ジェフス―ピアノ・ミュージック
(1)Lullaby  (2)Untitled (3)Mirror (4)Piano Piece # 2 
(5)Piano Piece # 3 
(6)Piano Piece # 4 (7)Piano Piece # 5 (8)Shelter 
(9)Hallfield Piano Idea 2 
(10)Silver Star of Bologna (11)Hallfield Piano Idea 1 
(12)Japanese Piano Piece 
(13)Kora Kora (14)Technics Op.1.2 (15)Piano Sketch 
(16)Meditation Rag 
(17)Piano Music (18)Cajun Piano
2000年、サイモン・ジェフスの死後リリースされたピアノ音楽集。ペンギン
・カフェの創設者であったサイモン・ジェフスは1997年に49歳という若さで
亡くなりました。彼はペンギン・カフェ・オーケストラという素晴らしいグ
ループと8つの美しいアルバムを残しただけでなく、ここに収められている、
未発表録音も残していました。こうした作品を含む当盤は、発売当時(2000年)、
大きな話題をよびました。「シェルター」や「Cajun Piano」は、サイモンが
次回作のために構想を練っていたスケッチ的作品で、まだまだ彼が創作意欲
に満ちていたことが感じられるだけに感概もひとしおです。

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11-04 No.23-1

2011年04月19日 14時20分34秒 | Weblog
<DYNAMIC>
DYNDVD 33662(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英仏独西
ロッシーニ:「チェネレントラ」
ホセ・マリア・ロ・モナコ(Ms アンジェリーナ)
マキシム・ミロノフ(T ドン・ラミーロ)
ロベルト・デ・カンディア(Br ダンディーニ)
ニコラ・ウリヴィエーリ(Br アリドーロ)
パオロ・ボルドーニャ(Br ドン・マニーフィコ)
エレオノーラ・チッリ(S クロリンダ)
アレッサンドラ・ヴォルペ(Ms ティスベ)
エヴェリーノ・ピド(指)バーリ・ペトルッツェッリ財団管弦楽団,合唱団
演出:ダニエレ・アバド
収録:2010年4月,バーリ
ロッシーニの傑作オペラブッファ「チェネレントラ」に素晴らしいDVDが加わ
りました。大指揮者クラウディオ・アバドの息子ダニエレ・アバドは、近年た
いへん注目されている演出家。2008年にペーザロのロッシーニ・オペラ・フェ
スティヴァルで上演されたロッシーニ「エルミオーネ」はたいへんに話題にな
り、これは既にDYNAMICからDVDになっています(字幕付:KKC9006,直輸入盤:
DYNDVD33609)。そのダニエレ・アバドが2010年4月にバーリのペトルッツェッ
リ劇場で演出した上演が収録。「チェネレントラ」は、シンデレラのお話です
が、魔法の要素が一層されているので、舞台が現代化されるのはしょっちゅ
う。この演出でもシステムキッチンが中央に据えられて、1970年代っぽい雰囲
気です。
チェネレントラことアンジェリーナを歌うのは、スペイン、カターニャ地方出
身のメッゾソプラノ、ホセ・マリア・ロ・モナコ。小柄な美人のメッゾです。
2007年1月のベルガモ・ドニゼッティ劇場来日公演の「アンナ・ボレーナ」で
スメトンを歌い、耳の鋭いオペラファンから評判になっていました。王子ドン
・ラミーロは、ロシア出身のロッシーニ・テノール、マキシム・ミロノフ。こ
の役は既にグラインドボーン音楽祭で歌って好評を博しているお得意のもの。
2010年7月のトリノ歌劇場来日公演にも参加したニコラ・ウリヴィエーリは、
2000年のロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでアリドーロを歌っていまし
た。新進バッソブッフォのパオロ・ボルドーニャは、同じ年の8月のロッシー
ニ・オペラ・フェスティヴァルでもドン・マニーフィコを歌うことになりま
す。そして日本でも二度ダンディーニを歌って大好評だったロベルト・デ・
カンディアがここでも十八番を披露。
もう一つの売りが名匠エヴェリーノ・ピドの指揮。ロッシーニやドニゼッティ
がお好きな方なら知らぬ人のいない名指揮者ながら、録音は極めて少なく、
彼の生き生きした音楽が聞けるのはたいへん貴重です。

CDS 676 \1980
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19
ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.63
2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.56
パヴェル・ベルマン(Vn)
アンドレイ・ボレイコ(指)スイス・イタリア語放送管弦楽団
アンナ・ティフ(Vn)
録音:2010年10月,ルガーノ
プロコフィエフが書いた2曲のヴァイオリン協奏曲と、2つのヴァイオリンの
ためのソナタを収録。パヴェル・ベルマンは、偉大なピアニスト、ラザール
・ベルマンの息子。1987年、17歳でパガニーニ・ヴァイオリン・コンクール
で第2位を受賞していますので、親の七光りなんかじゃありません。現在は
マドリッドに在住、ヴァイオリニストだけでなく指揮者としても活躍してい
ます。ここでは、ロシア人の血と、西欧での活躍という二面が、プロコフィ
エフと共通するものがあり、見事な演奏となっています。

CDS 645 2枚組(1枚価格) \1980
ヘンデル:「アチ、ガラテアとポリフェーモ」
サラ・ミンガルド(Ms ガラテア)
ルース・ロジク(S アチ)
アントーニオ・アベーテ(Bs ポリフェーモ)
アントーニオ・フローリオ(指)
カッペッラ・デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ
収録:2009年6月16-19日,トリノ、カリニャーノ劇場(ライヴ)
先にDYNDVD 33645で発売されたヘンデル「アチ、ガラテアとポリフェーモ」
がCDになりました。この作品は、若き日のヘンデルがイタリアに滞在してい
た1708年にナポリで初演された作品。結婚祝賀用の作品で、劇的カンタータ
とも、セレナータとも分類されますが、実質は室内オペラです。この2009年
のライヴ録音では、ガラテアに古楽のベテラン、サラ・ミンガルド、アチに
は若手のルース・ロジク、そしてポリフェーモには、もはや古楽バス大御所
と言ってよいアントーニオ・アベーテと、見事な配役が当たっています。か
つてOPUS111でのナポリのバロック音楽シリーズで名を馳せたフローリオ率い
るカッペッラ・デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニが、若き日のヘンデルの
傑作を素晴らしく演奏してくれています。2CDで1CD価格とたいへんお買い求
めやすくなっています。

-デリーツィエ・ムジカーリ-
DM 8016 \880
グリーグ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.8
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.13
ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op.45
ナタリア・ロメイコ(Vn)
オリガ・シトコヴェツキ(P)
録音:2001年2月,ジェノヴァ
グリーグの3曲のヴァイオリン・ソナタを収録。
ナタリア・ロメイコは、ロシアのノボシビルスク生まれ。2000年、パガニー
ニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。この録音はその直後に行われたも
の。実に瑞々しい演奏で、発売当時、日本も含めた各国で評判になりました。

DM 8017 \880
リスト:
B.A.C.H.の主題による幻想曲とフーガ S.529(第2版)
「シューベルトの万霊節のための連祷」編曲 S.562
バッハ「泣き、嘆き、不安になり、おののき」およびミサ曲 ロ短調のクルチ
フィクスの通奏低音による変奏曲 S.180
子守歌 S.174(第2版)
ベッリーニの「清教徒」の回想 S.390
グレゴリオ・ナルディ(P)
録音:1988年10月,ジェノヴァ
旧CDS 058。2011年はリスト生誕200周年。たくさんのCDが発売されるでしょう
が、この1988年の録音も負けていません。ここに収録された曲はリストのなか
では比較的珍しい作品。他に録音があるものが大半ですが、有名曲なしでこれ
らの作品だけがまとめられたCDは珍しいでしょう。知名度はなくても、そこは
リストの作品、いずれも傑作です。
グレゴリオ・ナルディは、1964年、フィレンツェ生まれのピアニスト。このリ
スト集は発売されるや英国の音楽雑誌の批評家から絶賛され、好評を博した名
盤です。

DM 8019 \880
ロッラ:
ヴァイオリンとヴィオラのための3つの二重奏曲Op.15
第1番 変ホ長調
第2番 変イ長調
第3番 ハ長調
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(Va)
録音:1972年2月
旧CDS 252。アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841) は、19世紀前半にイタリ
アで活躍したヴァイオリニスト。18世紀末には既に高い名声を誇っており、若
き日のパガニーニが彼に教えを乞いに訪問したのは有名な話。また20年以上ス
カラ座管弦楽団のコンサートマスターを務め、この劇場の水準アップに貢献し
ました。作曲家としても数々のヴァイオリン曲を残しており、今日でもわりと
よく演奏されます。このCDには、ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲集
Op.15を、巨匠サルヴァトーレ・アッカルドという大物が弾いています。ヴィ
オラは、リミニ生まれのヴァイオリン、ヴィオラ奏者、ルイージ・アルベルト
・ビアンキ。彼はこの録音の後、DYNAMIC社の録音に多数登場することになり
ます。

DM 8018 \880
バッジーニ:ヴァイオリンとピアノのための作品集第1巻
ヴァイオリン・ソナタ Op.55 ホ短調
二つのノヴェレット Op.54
3つの小品 Op.53
3つの小品 Op.46
気掛かり
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(Vn)
アルド・オルヴィエート(P)
録音:1999年4月,ジェノヴァ
8旧CDS 258。アントニオ・バッジーニ(1818-1897)は19世紀半ばから後半にか
けて活躍したイタリアのヴァイオリニスト。バッジーニは1840年代前半にドイ
ツに滞在して、シューマンやメンデルスゾーンと交流があり、単なるイタリア
人作曲家という以上の国際的な力量を持っていました。このCDにはバッジーニ
のヴァイオリンとピアノのための作品が集められています。1867年出版のヴァ
イオリン・ソナタには、ドイツ・ロマン派の影響が見られ、興味深いものです。
ルイージ・アルベルト・ビアンキは、リミニ生まれのベテランのヴァイオリニ
スト。



<Simax>
PSC 1239 4枚組 \4050
トマス・D・A・テレフセン(1823-1874):ピアノ・ソロのための作品全集
[CD1]
4つのマズルカ 作品1/夜想曲 へ長調 作品2/4つのマズルカ 作品3
3つの華麗なるワルツ 作品5/タランテラ 変ホ長調 作品6/悲歌 作品7
フルドラの踊り 作品9/アダージョとロンド ロ短調 作品10
夜想曲第2番 ホ長調 作品11/創作主題と幻想曲 変ロ短調 作品12
[CD2]
ソナタ ハ短調 作品13/6つのマズルカ 作品14/アルバムのページ 作品16
夜想曲第3番 変ロ長調 作品17/大ポロネーズ 嬰ハ長調 作品18
アレグレット 作品20/トッカータ ヘ長調 作品22
小さな物ごい ホ短調 作品23/大マズルカ 変ロ長調 作品24
大練習曲 ホ長調 作品25
[CD3]
花嫁の歌 ニ長調 作品26/ワルツ 変ニ長調 作品27
バラード ハ短調 作品28/凱旋行進曲 変ホ長調 作品29
大ワルツ へ長調 作品30-1/大ワルツ ヘ短調 作品30-2
マズルカ イ長調 作品33/夢の向こうへ 変イ長調 作品34
カプリッチョ・アパッショナート ロ短調 作品36/即興曲 ト長調 作品38
夜想曲第4番 変ト長調 作品39/ヴァルハラの祭り 作品40
スコットランドの旋律 嬰ハ短調 作品42/6度の練習曲 ホ長調 作品43
エリザベス女王のパヴァーヌ 嬰ハ短調 作品44
[CD4]
手稿譜の作品(モデラート/コラール「鐘たちよ、今鳴っている」による変奏曲
ト長調/前奏曲 ト長調/レント- アレグロ・モデラート- テンポ・プリモ)
21のフゲッタ、ヴァーセット、カンタービレの小品(フゲッタ第1番 ハ長調
フゲッタ第2番 ハ長調/フゲッタ第3番 ハ長調/フゲッタ第4番 イ短調
フゲッタ第5番 イ短調/フゲッタ第6番 イ短調/フゲッタ第7番 イ短調
ヴァーセット ト短調/フゲッタ第8番 ト短調/カンタービレ ト短調
フゲッタ第9番 ト長調/フゲッタ第10番 ト長調/フゲッタ第11番 ト長調
カンタービレ ハ長調/カンタービレ ニ長調/フゲッタ第12番 Dドリアン
間奏曲 Dドリアン/フゲッタ第13番 Dドリアン/ヴァーセット ニ短調
フゲッタ第14番 ニ短調/フゲッタ第15番 ホ短調/フーガへの前奏曲
イ短調変奏曲/ワルツ イ短調/アダージョ/前奏曲 ト短調
前奏曲アンダンティーノ ホ短調 ミクソリディアンd/前奏曲 ト長調
前奏曲 ニ長調/前奏曲 Eフリジアン フーガ Dドリアン/前奏曲 ト長調
アダージョ ニ短調(アラ・ブレーヴェ)/前奏曲 ト長調/間奏曲 ハ長調
コラール「イエスよ、わたしの思考をお導きください」による変奏曲 ト長調
前奏曲「イエスの御名に」 ト短調)
アイナル・ステーン=ノクレベルグ(P)
[スタインウェイ(CD1-3)、エラール・グランドピアノ(1853年ロンドン)(CD4)]
録音:2009年3月、5月、7月ソフィエンベルグ教会(オスロ)(CD1-3)、
10月25日、31日 ノルウェー音楽大学リンデマンホール(オスロ)(CD4)
制作・録音:エーリク・ガルド・アムンセン
テレフセンのピアノ・ソロ作品全集。テレフセンがピアノのために書いた曲の
最良の作品群とされる16曲のマズルカ、第1曲が、ポーランドの舞曲でありな
がらノルウェーの舞曲スプリンガルの要素をもつ《4つのマズルカ》(作品1)か
ら、《エリザベス女王のパヴァーヌ》(作品44)までの作品と、未出版の習作と
宗教的な小品が集成されています。アイナル・ステーン=ノクレベルグ(1944-)
が、2曲のピアノ協奏曲(PSC1232)と室内楽作品集(PSC1226)につづき、テレフ
センの音楽と向かい合います。「ピアノ作品の全集を録音するためには、多く
のことを学び直さねばならなかった」と、彼は、ブックレットに寄稿した「ひ
とつの文化遺産」に書いています。
テレフセンが生徒のレッスンのために作曲した、技術的にも音楽的にも高度な
内容の6曲のワルツ。フィールドとショパンの作品をモデルとした、フランス
の趣をもった4曲の夜想曲。リストの音楽を聴いて作曲した《大ポロネーズ》。
ヨーロッパのピアノ音楽の伝統に沿った作品が多いなかで、《花嫁の歌》、
《ヴァルハラの祭り》、山で人を誘惑する美女の《フルドラの踊り》は、ノ
ルウェーの旋律にもとづいて書かれました。スヴェンセンの《ノルウェー芸術
家のカーニバル》と同じように、パリに住むノルウェー人芸術家が毎年祝う
カーニバルのために作曲されたと考えられています。
あの1842年ジョルジュ・サンドは、「フランス語の知識もなく、無一文に近い
状態で、ただ自分の芸術とショパンへの熱狂だけを武器にノルウェーを旅立っ
た、その勇ましい一面をしっかりと見た」と言い、テレフセンをショパンに
紹介。その後テレフセンは、彼の才能を見抜いたショパンにレッスンを受け
ることとなりました。ショパンが他界した後テレフセンはランベール・ホテ
ルでリサイタルを行い、人前に姿を見せることの少ないジョルジュ・サンド
の見守るなか、成功を収め、パリの音楽界にデビューを果たします。貴族と
富豪とその子弟をのぞき、ショパンの唯一の弟子とされるテレフセンは、ピ
アニスト、作曲家として活躍し、1874年10月6日、51歳でパリに病没。その遺
志により、彼の出版された作品はオスロとトロンハイムの音楽図書館に寄贈さ
れました。
このアルバムの録音は、ステーン=ノクレベルグが愛妻を亡くした後の2009
年、オスロで行われました。ソフィエンベルグ教会のセッションではスタイ
ンウェイ・ピアノ、ノルウェー音楽大学のリンデマンホールの録音では、テ
レフセン気に入りエラールのグランドピアノが使われています。
Simax Classics を統括するエーリク・ガルド・アムンセンが制作、録音、
編集を担当。ピアニスト、ステーン=ノクレベルグの意志をピアノのリアル
な音像に示す、「録音芸術」です。

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11-04 No.23-2

2011年04月19日 14時19分49秒 | Weblog
<INTEGRAL>
INTEG 221174 \2080
日本語解説付き
(1)シューマン:幻想曲 ハ長調Op.17
(2)モーツァルト:幻想曲 ニ短調K.397
(3)ベートーヴェン:幻想曲 ト短調Op.77
(4)スクリャービン:幻想曲Op.28
(5)ホロヴィッツ:カルメン幻想曲
マリリン・フラスコーヌ(Pf)
フランス人でありながらモスクワのチャイコフスキー音楽院で研さんを積んだ
美貌の若手女流ピアニスト、フラスコーヌの「幻想曲」集。

INTEG 221141 \2080
ベートーヴェン:
(1)フルート、ヴァイオリン、ヴィオラのためのセレナーデ ニ長調Op.25
(2)2つのオブリガート眼鏡付きのヴィオラとチェロのための二重奏曲
変ホ長調WoO32
(3)ヴィオラとピアノのためのノットゥルノ(ウィリアム・プリムローズ編曲)
パトリック・ガロワ(Fl) ピエール・レネル(Va) ジェフ・コエン(Pf)
フレデリク・ラロク(Vn) シリル・ラクロウ(Vc)
ベートーヴェン若き日のあまり有名でない室内楽曲をまとめた意欲的なCD。
ノットゥルノは弦楽三重奏の「セレナード」Op.8の他人による編曲(ヴィオラ
とピアノによる)をベートーヴェン自身が校訂したものをさらにウィリアム・
プリムローズがチェロとピアノに編曲したもの。

INTEG 221173 \2080
日本語解説付き
ボヘミア-チェコのヴァイオリン・ソナタ集
(1)スーク:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品Op.17
(2)ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ、ドゥムカ
(3)マルティヌー:ヴァイオリン・ソナタ第3番
(4)ミレーナ・ドリノヴァ(1856?-1891)クリストフ・マラトカ(1972-):
チャールダーシュIII
マリアンヌ・ピケティ(Vn) ダナ・チョカルリエ(Pf)
チェコの民族音楽、伝統音楽にインスピレーションを得たスーク、ヤナーチェ
ク、マルティヌーの作品と19世紀後半、中央ヨーロッパの民謡を採譜し続けた
音楽家、ドリノヴァの採譜したチャールダーシュを1972年、プラハ生まれの
マラトカが編曲したボヘミアの香りたっぷりなCD。

INTEG 221235 \2080
(1)ファリャ:火祭りの踊り、スペイン舞曲第1番
(2)フォーレ:夢のあとに
(3)サン=サーンス:白鳥
(4)チャイコフスキー:感傷的なワルツOp.51-6
(5)パガニーニ:モーゼ ファンタジー
(6)グラナドス:オリエンタル、ビリャネスカ
(7)アルベニス:タンゴOp.165-2
(8)ジャゾット:アルビノーニのアダージョ
(9)ボッケリーニ:
グラーヴェ・アッサイ、ファンダンゴ-ギター五重奏曲G.448
(10)ソル:「グラン・ソロ」ソナタOp.14
(11)ディオニソ・アグアド・イ・ガルシア(1784-1849):
ロンド・ブリランテOp.2-3
エマニュエル・ロスフェルダー(Gt) (6)-(9)ラファエル・マタ(Gt) 
トリスタン・コルヌ(Vc)
5歳でギターを始め、エクサンプロバンスのコンセルバトワールを卒業後、
パリ国立音楽学院のアレキサンドル・ラゴヤ氏のクラスに、ギタリストとし
ては歴代最年少の14歳で入学し、数々のコンクールで入賞したフランスで大
人気のギタリスト、ロスフェルダーと若き弟子(録音当時2010年、13歳)ラファ
エル・マタのギターデュオに加うるに、ジャン=ギアン・ケラスのこれも若
き弟子(26歳)トリスタン・コルヌのチェロの三つ巴CDでございます。ジャケッ
トのマタ少年は八重歯のかわいい紅顔の美少年。師匠のロスフェルダーはフラ
ンスでは「ギリシャ彫刻を思わせる」と評されるイケメン。

RO 20101 \2080
(1)レディ・マドンナ (2)イエスタディ (3)カム・トゲザー 
(4)ヘイ・ジュード (5)オブ=ラ=ディ・オブ=ラ=ダ 
(6)ハロー・グッドバイ (7)ガール (8)マーサ・マイ・ディア 
(9)レット・イット・ビー (10)ブラック・バード(11)ジュリア 
(12)イン・マイ・ライフ (13)ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー
(14)シーズ・リーヴィング・ホーム
トラヴェリング・カルテット{アンヌ・グラヴォワン,リシャール・シュムクレ
(Vn) マティルデ・ステルナ(Vc) ヴァンサン・パスキエ(Kb)}
パリ管の若手メンバーが主体の弦楽アンサンブルによるレノン&マッカート
ニーの古典となったビートルズの名曲の編曲物。ありがちですが、ガーシュイ
ンが顔を出したりなかなか聞かせます。




<audite>
AU 92651(SACD-Hybrid) \2300
「グリーグ:管弦楽作品全集Vol.1 / オードラン」
交響的舞曲集Op.64
劇付随音楽「ペール・ギュント」第1組曲Op.46
劇付随音楽「ペール・ギュント」第2組曲Op.55
リカルド・ノルドロークの思い出のための葬送行進曲EG 107
ケルンWDR交響楽団
アイヴィン・オードラン(指揮)
録音:2010年10月4-8日ケルン・フィルハーモニー
(デジタル・セッション)[WDR制作]
優秀録音で人気のaudite から注目のシリーズが登場します。1956年生まれの
アイヴィン・オードランがケルンWDR響を指揮してスタートさせるのは、祖国
ノルウェーの大作曲家グリーグによる管弦楽曲全集。全5巻予定の第1弾では
グリーグの代表作「ペール・ギュント」の第1、第2組曲のほか、正真正銘ノル
ウェーのメロディーやリズム素材を扱った「交響的舞曲集」と、さらに、グリ
ーグが作曲家になる後押しをした親友でありながら、23歳で夭折した「ノルド
ロークのための葬送行進曲」を収録しています。
メニューインに師事した経歴を持つオードランは、まず、ヴァイオリニストと
してベルゲン・フィルのコンサートマスター(1981-1989)を務めるいっぽうで、
シベリウス・アカデミーでかのヨルマ・パヌラに指揮を師事していることから、
ここでは師直伝の内容が期待されるところです。
また、オードランはトロントハイム交響楽団の首席指揮者&アーティスティッ
ク・リーダー(2003-2010)のポストを中心に、オスロ・フィル、スタヴァンゲ
ル響、フィンランド放送響、スウェーデン放送響などその他のスカンジナビ
ア圏の主要オケにも客演、さらにはヨーロッパのオケにもひんぱんに登場し
ており、ケルンWDR響のほか、シュトゥットガルトSWR響、ベルリン・ドイツ
響などに客演しています。

AU 92654(SACD-Hybrid) \2300
シューマン:
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.63
ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調Op.80
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、セバスチャン・ジンガー(Vc)、
マルティン・ルーカス・ストウブ(Pf)】
録音:2010年5月30-31日(Op.63)、2007年9月25-26日(Op.80)
スイス、ヌーシャテル、テンプル・ドゥ・バ(デジタル・セッション)
メンデルスゾーン(AU92550)でaudite デビューを果たした実力派アンサンブル
の第2弾はシューマン。いずれもドレスデン時代の1847年に生み出された第1番
と第2番というプログラムです。
シューマン生誕200周年記念の2010年5月にスイス・ピアノ・トリオがスイスで
の3公演で取り上げた直後に収録した第1番は、「暗い気分のときに生まれたも
の」という作曲者自らの言葉にもあるように、陰のあるシューマン特有のロマ
ン性をよく表した作品。
第1番のすこし後で着手され、スケッチから完成までわずか3日間で仕上げた
第2番は、のちのマーラーが賞讃したといわれる作品で、ベートーヴェンやメ
ンデルスゾーンの引用なども聞かれて、より自由度の増したものとなっていま
す。
スイス・ピアノ・トリオによる手堅い演奏は、対象的な性格を持つ2曲の魅力
を浮き彫りにして、シューマンの多彩な魅力に迫ります。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33684(DVD-Video) 3枚組(1枚価格) \4180
字幕:伊英独仏西
プッチーニ・コレクション
プッチーニ:「蝶々夫人」
ダニエラ・デッシー(S 蝶々夫人) 
ファビオ・アルミリアート(T ピンカートン)
ファン・ポンス(Br シャープレス) 
ロッサーナ・リナルディ(Ms スズキ)ほか
プラシド・ドミンゴ(指)
チッタ・リリカ管弦楽団,合唱団O
演出:ステファノ・モンティ
舞台美術:アルナルド・ポモドーロ
衣裳:メゾン・ガッティノーニ
収録:2004年5月28、30日,トッレ・デル・ラーゴ
プッチーニ:「ボエーム」
ノルマ・ファンティーニ(S ミミ) 
マッシミリアーノ・ピサピア(T ロドルフォ)
ガブリエーレ・ヴィヴィアーニ(Br マルチェッロ) 
ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ(S ムゼッタ)
マッシミリアーノ・ヴァッレッジ(Br ショナール) 
アンドレア・パトゥチェッリ(Bs コッリーネ)
フランコ・ボスコロ(Bs ベノワ,アルチンドロ) 
リッカルド・デル・ピッキア(T パルピニョール)
ステュワート・ロバートソン(指)
プッチーニ音楽祭管弦楽団,合唱団
演出:マウリツィオ・スカパロ
装置,衣装:ジャン=ミシェル・フォロン
収録:2007年8月,トッレ・デル・ラーゴ
プッチーニ:「トスカ」
アントーニア・チフローネ(S トスカ) 
ステーファノ・セッコ(T カヴァラドッシ)
ジョルジョ・スルヤン(Bs スカルピア) 
リッカルド・フェッラーリ(Br アンジェロッティ)
マッシモ・ラ・グワルディア(T スポレッタ) 
フランコ・ボスコロ(Bs 堂守)ほか
ヴァレーリョ・ガッリ(指)
プッチーニ音楽祭管弦楽団,合唱団
演出:マリオ・コルラーディ
装置,衣装:イゴール・ミトライ
収録:2007年8月9-18日,トッレ・デル・ラーゴ
DYNDVD 33457、DYNDVD 33564、DYNDVD 33569で発売されているもの。いずれ
も、イタリアの夏の名物音楽祭、トッレ・デル・ラーゴでのプッチーニ音楽
祭でのライヴ収録。デッシー&アルミリアート、ドミンゴ指揮の「蝶々夫人」、
ファンティーニがヒロインのミミを歌う「ボエーム」、スルヤンが貫禄の悪
役を演じる「トスカ」と、豪華です。DVD3枚で、なんと1DVD価格!お買い得
です!!完全限定発売で、在庫なくなり次第終了となります。お早めに。

DYNDVD 33683(DVD-Video) 3枚組(1枚価格) \4180
ヒストリカル・コレクション
アルフレード・クラウス ラス・パルマス・ライヴ
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」序曲
ドニゼッティ:「ルチア」-祖先の墓
ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」序曲
チレーア:「アルルの女」-フェデリーコの嘆き
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
オッフェンバック:「ホフマン物語」-クラインザックの歌
プッチーニ:「マノン・レスコー」間奏曲
マスネ:「マノン」-消え去れ、優しい面影よ
ウェーバー:「オベロン」序曲
グノー:「ロメオとジュリエット」-昇れ太陽よ
ヴェルディ:「運命の力」序曲
マスネ:「ウェルテル」-春風よ、なぜ私を目覚ますのか
セラーノ:「女たらしたちの結託」から
ヴェルディ:「リゴレット」-女心の歌
ホセ・コッラード(指)グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団
グラン・カナリア、ラス・パルマス、ペレス・ガルドス劇場でのライヴ収録
収録:1995年
レナータ・スコット 東京ライヴ
ヘンデル:「リナルド」-私を泣くままにさせてください
A.スカルラッティ:愛しく甘く,愛する美しい人
ロッシーニ:約束,羊飼いの娘
ヴェルディ:
詩人の祈り,あなたの赤ん坊に,徽章,人生は苦悩の海,主よ、
憐れみ給え,ストルネッロ,「ドン・カルロ」-世の虚しさを知る神よ
リスト:平和を見出せない,天使のようなあの人を見て
レスピーギ:溜め息,庭のなかほどに
プッチーニ:
太陽と愛,「エドガール」-これはあらゆる悲しみのうちで一番大きな悲しみ
マスカーニ:「ザネット」-聞いて、坊や
プッチーニ:「トスカ」-歌に生き恋に生き
マスカーニ:愛しているか愛していないか
プッチーニ:「蝶々夫人」-お前なの?
レナータ・スコット(S)
トーマス・フルトン(P)
収録:1984年9月6日,東京簡易保険会館
ボリス・クリストフ ルガーノ・リサイタル1976年
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」,
モーツァルト:「後宮からの逃走」,
ヴェルディ:「ドン・カルロ」,
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」からのアリア
ムソルグスキー:ゴパーク
インタビュー
ボリス・クリストフ(Bs)
ブルーノ・アマドゥッチ(指)RTSIスイス放送管弦楽団
収録:1976年、ルガーノ
DYNDVD 33607、DYNDVD 33476、DYNDVD 33471をセットにしたもの。アルフレー
ド・クラウス、レナータ・スコット、ボリス・クリストフという三人の名歌手
のリサイタルでの映像。DVD3枚で1枚価格という超お買い得です。DYNAMIC社の
在庫がなくなり次第終了ですので、お早めに。


CDS 681 7枚組 \3780
ヴェルディ・コレクション
ヴェルディ:「エルナーニ」
マルコ・ベルティ(T エルナーニ)
カルロ・グエルフィ(Br ドン・カルロ)
ジャコモ・プレスティア(Bs シルヴァ)
スーザン・ネヴィス(S エルヴィーラ)ほか
アントネッロ・アッレマンディ(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
録音:2005年6月
ヴェルディ:「運命の力」
スザンナ・ブランキーニ(S レオノーラ)
レンツォ・ズーリアン(T ドン・アルヴァーロ)
マルコ・ディ・フェリーチェ(Br ドン・カルロ)
パオロ・バッターリア(Bs 修道院長)
ティツィアーナ・カッラーロ(Ms プレツィオシッラ)
パオロ・ルメーツ(Bs メリトーネ)
ジュゼッペ・ニコデーモ(Br カラトラーヴァ公爵)
ルーカス・カリティノス(指)
ヴェネト・フィルハーモニー管弦楽団,ロヴィゴ・ソシアーレ劇場合唱団
録音:2006年1月
ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」
ジュゼッペ・サッバティーニ(T ロドルフォ)
ダリーナ・タコヴァ(S ルイーザ)
ダミアーノ・サレルモ(Br ミラー)
アレクサンドル・ヴィノグラードフ(Bs ヴァルター伯爵)
アルチュン・コチニアン(Bs ヴルム)ほか
マウリツィオ・ベニーニ(指)フェニーチェ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:2006年5月,ヴェネツィア
CDS 496、CDS 512、CDS 523で発売されているもの。7CDでなんと2CD価格!


CDS 679 7枚組 \3780
ドニゼッティ:コレクション
ドニゼッティ:「アンナ・ボレーナ」
ディミトラ・テオドッシュウ(S アンナ・ボレーナ)
ソーニャ・ガナッシ(Ms ジョヴァンナ・セイモール)
ファビオ・サルトーリ(T ペルシ)アンドレア・パピ(Bs エンリーコ)ほか
ティツィアーノ・セヴェリーニ(指)
ポメリッジョ・ムジカーリ管弦楽団
ドニゼッティ:「パリ伯爵ウーゴ」
中島康晴(T ウーゴ)ドイナ・ディミートリゥ(S ビアンカ)
カルメン・ジャンナッタージョ(S アデーリア)
デジャン・ヴァチュコフ(Bs フォルコ)ほか
アントニーノ・フォリアーニ(指)
ミラノ・スカラ座アッカデーミア管弦楽団,合唱団
録音:2003年10月、ベルガモ
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」
アルフレード・クラウス(T フェルナンド)
レナート・ブルゾン(Br アルフォンソ)
チェーザレ・シエピ(Bs バルダッサーレ)
ヴィオリカ・コルテズ(Ms レオノーラ)ほか
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指)
ジェノヴァ市立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1976年
CDS 370、CDS 449、CDS 480で発売されているもの。来日公演でも名唱を聞か
せて大きな話題のとなったテオドッシュウ主演の「アンナ・ボレーナ」、日本
が誇るテノール、中島康晴が主役を張った「ウーゴ」、そしてクラウス、ブル
ゾン、シエピという大御所が揃った「ファヴォリータ」と、贅沢な内容です。
しかも7CDで2CD価格というありえないお買い得!

CDS 680 3枚組(1枚価格) \1980
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲集
第5番 ハ長調
第6番 ホ長調
第7番 変ロ長調
第9番 イ長調
第13番 イ長調
第15番 変ロ長調
第16番 変ホ短調
第17番 ニ短調
第23番 ト長調
フランコ・メッゼーナ(Vn,指)
シンフォニア・ペルジーナ
CDS 103、CDS 238、CDS 243で発売されているもの。フランコ・メッゼーナの
偉業、ヴィオッティのヴァイオリン協奏曲全集(CDS 498)から3枚をチョイス。

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