クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-08 No.8

2009年08月08日 20時52分46秒 | Weblog
★SONY/BMG エスプリ・シリーズ 新装取り扱い開始★
当店HPにリストがございますので、よろしくご検討ください。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/bmg_g_esp.html

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Deutsche Grammophon>
4778466 6枚組 \4580
「グルダ/コンプリート・モーツァルト・テープ」
モーツァルト:ピアノ・ソナタ&幻想曲
ソナタ
ハ長調K.279/ト長調K.283/ニ長調K.311/ハ長調K.330/
ヘ長調K.332/変ロ長調K.333/、第2番 ヘ長調K.280/
変ロ長調K.281/変ホ長調K.282/ハ長調 K.545/イ長調K331/
ニ長調K284/イ短調K310/ハ短調K457/変ロ長調K570/
ニ長調K576
幻想曲 ハ短調K.475
+ボーナスCD
世界初発売
メッカの巡礼(グルック)-〈おろかな民が思うには〉による10の変奏曲
ソナタ第12番 ヘ長調K.332-アダージョ
(グルダ自身によるクラヴィノーヴァの伴奏付き)
フリードリヒ・グルダ(ピアノ) 
失われたはずのグルダによるモーツァルト録音が偶然にも発見され、2006年モ
ーツァルト・イヤーに第1弾、そして翌2007年に第2弾が発売され大きな話題を
呼んだグルダ/モーツァルト・テープ。偶然にもダビングしていたテープが発見
されグルダの息子パウルの監修で細心の注意を払ってリマスターされたこの5枚
のCDをまとめ、さらにボーナスCDとして世界初発売の1枚が加わった愉悦のモー
ツァルト録音がBOXにまとまりました。息子パウルによる新たなライナー・ノー
ツ付きです。
歯に衣着せぬ発言が多い自伝の中でもモーツァルトに対してはその偉大さと難
しさを力説していたグルダ。その彼によるモーツァルトが聴けるのは無上の喜
びといえましょう。海外誌でも「25年後にも決して古くならない演奏」と絶賛
されています。

734450(DVD-Video) 2枚組 \6450
J.S.バッハ:
ブランデンブルク協奏曲 BWV1046-1051(アーノンクールによる解説付き)
コーヒー・カンタータ BWV211
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調
管弦楽組曲第3番 ニ長調
映像:クラウス・リンダーマン
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール
ジャネット・ペリー(ソプラノ)、ロベルト・ホル(バス・バリトン)、
ペーター・シュライアー(テノール)"
古楽演奏界のパイオニア、アーノンクールによる貴重なバッハの映像が初DVD化
されました。「もしも我々がバッハの音楽に接することがなかったとしたら、
我々は人間性を失ってしまうだろう」と語るアーノンクール。チェリストとし
ても知られるアーノンクールらしく、ブランデンブルク協奏曲の中でチェロや
ヴィオラ・ダ・ガンバの演奏も披露しています。コーヒー・カンタータではペ
リー、ホル、シュライアーによる比類無い歌唱も相まって至上の喜びを聴き手
に与えてくれます。




<DECCA>
4781530 \1850
1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
2)ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 op.51"
ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン(1)/
ロンドン交響楽団(2)
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
録音:2009年8月 ブレーメン(1)、 2009年7月 アビロード・スタジオ(2)
2002年、ロンドン・デビューで大絶賛され、直後にデッカ・レーベルと契約を
結んだジャニーヌ・ヤンセン。深くまろやかな音色と、作品の内奥に迫る豊か
な音楽性で世界各地の音楽ファンから熱い注目を集めてきましたが、デッカか
らのリリースは今回で6枚目を数えます。デビュー当初から取材で今後録音した
い曲は?と聞かれる度に目を耀かせて「いつかはブリテンの協奏曲を!」と答
えていたヤンセンの長年の希望が叶い、今回はブリテンとベートヴェンの録音
となりました。ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニーとの共演で奏
でられるベートーヴェンも聴き逃せません!
ヤンセンは10月にベルリン・フィル定期に出演し、ダニエル・ハーディングの
指揮でブリテンを演奏する予定になっており、このタイミングに合わせて、
8月に録音、9月末ヨーロッパリリースというラッシュ・リリースが組まれてい
ます。

4781521 2枚組 \2680
※完全限定盤
4781522 \1850
CD1と同内容の通常盤
※限定盤が無くなり次第の発売となります
バルトリ/Sacrificium-カストラートの世界
デラックス限定盤(ボーナスCD付き)
1.ニコーラ・ポルポラ(1686-1768):
《シファーチェ》から「波の真っ直中の船のように」
2.アントニオ・カルダーラ(c.1670-1736):《セデチーア》から
「予言よ、私のことを告げたもうた」
3.フランチェスコ・アラーイア(1709-1770):《ベレニーチェ》から
「私は落ちるだろう、まるで見るように」
4.ポルポラ:
《ドイツのジェルマニコ》から「私は出立する、君をおいて、愛しの人よ」
5.ポルポラ:《シファーチェ》から「不幸な夜鳴きウグイスは」
6.カール・ハインツ・グラウン(c.1703-1759):
《でもフォンテ》から「哀れな幼子」
7.ポルポラ:《身分の知れたセミラーミデ》から「無数の激怒に襲われて」
8.レオナルド・レーオ(1694-1744):《パルミーラのツェノービア》から
「恋をしている喋々のように」
9.ポルポラ:《アデライデ》から「気高い水は」
10.グラウン:
《シリアのアドリアーノ》から「どうか、おんみ、麗しき愛の神よ」
11.レオナルド・ヴィンチ(1696-1730):《ファルナーチェ》から
「誰が支配神なるジョーヴェを恐れるだろう」
12.カルダーラ:《我らの贖い主たる姿を見せるアベルの死》から
「私はこのような良き牧人です」
+【限定盤 ボーナス・ディスク)】
1.リッカルド・ブロスキ(c.1658-1756):
《アルタセルセ》から「私は振り乱される船のようだ」
2.ジョージ・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):《セルセ》から
「影はこれまでなかった(オンブラ・マイ・フ)」
3.ジェミニアーノ・ジャコメッリ(c.1692-1740):《メロペ》から
「妻よ、わたしが分からぬか・・・」
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(リーダー:ジョヴァンニ・アントニーニ)
録音:2009年1月&3月 スペイン、ヴァラドリード
現代最高のメッゾ、チェチーリア・バルトリが歌うカストラートの世界!
現代最高のメッゾ・ソプラノ、チェチーリア・バルトリの最新作は、カストラ
ートのために書かれたアリア集。17世紀に隆盛を誇ったカストラートは、ファ
リネッリやカファレッリといったスーパー・スターの出現もあって一世を風靡
し、多くの作曲家が彼らを想定してオペラを書き残しました。変声期前の少年
を去勢し、少年期の高い声域を維持させ、本来女声の音域であるソプラノやア
ルトのパートを歌うカストラートは、その後女性ソプラノ歌手やアルト歌手が
台頭した事により、次第に忘れ去られてしまいましたが、時代考証が盛んにな
った近年、彼らの存在は再び脚光を浴びるところとなっています。技巧的かつ
美しく、官能的でもあるこれらの作品たち。時に論争をまきおこし、ある意味
残酷でもあったカストラートの世界を、バルトリは今回のアルバムで見事に歌
い上げています。 限定盤は3曲収録のボーナスCDに、美しいイラストとカス
トラートについて詳細に書かれた100pに及ぶブックレットが付いた豪華仕様。




<MD+G>
90315756(SACD-Hybrid) \2950
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲全集Vol.1
(1)弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.11
(2)弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.22
ユトレヒト弦楽四重奏団
録音:2008年9月25-26日、2009年2月3-4日 マリエンミュンスター修道院
ハイドンからアバンギャルドまで幅広いレパートリーを誇るオランダの実力派
ユトレヒト弦楽四重奏団。世界各地で高い評価を得たグラズノフの他、グレ
チャニノフやレックス・ヴァン・デルデンの弦楽四重奏曲全集レコーディング
で知られる彼らが、今度はチャイコフスキーの全集録音に着手しました。単独
で演奏される機会も多い名曲アンダンテ・カンタービレを含む「第1番」と、
名ヴァイオリニストのアウアーが「ベートーヴェン的な力を持つ」と絶賛した
「第2番」を、彼ら持ち前のみずみずしい音色と精緻なアンサンブルでお楽し
みください。

90115776(SACD-Hybrid) \2950
ヴィリー・ブラント&オスカー・ベーメ:トランペット作品集
(1)ブラント:コンサート・ピース第1番ヘ短調Op.11
(2)ベーメ:ブラス六重奏曲変ホ短調Op.30
(3)ブラント:コンサート・ピース第2番変ホ短調Op.12
(4)ベーメ:協奏曲Op.18
(5)ブラント:カントリー・ピース集
(6)ベーメ:子守歌Op.14
(7)ブラント:ロシア舞曲Op.32
ヴォルフガング・バウアー(トランペット)
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
アンサンブル・ヴォルフガング・バウアー
録音:2008年12月3-4日((2)(5))、2009年4月6-7日((1)(3)(4)(6)(7)) 
マリエンミュンスター修道院
20世紀前半に、ロシアのオーケストラや学生たちに、ドイツの高い音楽教育を
伝えた2人の天才トランペット奏者、ヴィリー・ブラントとオスカー・ベーメ。
そんな後進の指導や、自分自身のために彼らが作曲したトランペットのための
作品を、インバル時代のフランクフルト放送響で、あのラインハルト・フリー
ドリヒと共に首席を務めた後、バイエルン放送響やシュトゥットガルト放送響
の首席も歴任した名手ヴォルフガング・バウアーが、彼の同僚アンサンブルや、
ピアニストのオリヴァー・トリエンドルらの名演奏でお届けします。

30415272 \2080
パヴェル・ハース:室内楽作品集
(1)木管五重奏曲Op.10
(2)オーボエとピアノのための組曲Op.17
(3)弦楽四重奏曲第3番Op.15  
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ
録音:1998年1月20日((1))、2001年12月16日((2))、2007年6月11日((3)) 
バート・アーロルゼン
近年再評価が高まっている現代チェコの作曲家パヴェル・ハース。様々なジャ
ンルに創作を残した彼だが、厳格な自己批判によってそのほとんどが整理され
ず、またユダヤ系だったことから、ナチスにいわゆる「頽廃作曲家」の烙印を
押され、1941年には強制収容所に送られ、1944年に45歳の若さで亡くなってい
ます。ボヘミアやモラヴィアの民俗音楽に根差しつつ、時折りユダヤ民謡にも
似た趣きがある彼の室内楽の名作を、1990年結成のアンサンブル・ヴィラ・ム
ジカによる高度な技術と機動性にあふれた演奏でお楽しみください。

34113102 \2080
モーツァルト:鍵盤作品全集Vol.10
(1)アダージョ ロ短調K.540
(2)メヌエット ニ長調K.355
(3)12の変奏曲変ホ長調K.353
(4)ソナタ第1番ハ長調K.279
(5)ヤン・ルードルフ・チェルニーン伯のための4つのコントルダンス
ト長調K.269b
(6)ソナタ第2番ト長調K.11
(7)ロンドンのスケッチブック 第27番ニ長調(ソナタの終楽章)K.15bb
(8)2つの変奏曲K.460(454a)
ジークベルト・ランペ(チェンバロ&フォルテピアノ)
録音:2005年7月8日 ケルン((4))、2006年6月23-24日 ネフェルス((6)-(8))、
2007年3月 テンペ((1)-(3)(5))
ヒストリカル楽器を用いて、着々と進行している鬼才ジークベルト・ランペの
モーツァルト鍵盤作品全集第10弾。今回はふたたび、ザルツブルク生まれの神
童の生涯で、もっとも重要な4つの都市、すなわちロンドン、ミュンヘン、ザル
ツブルグ、ウィーンにおける創作にクローズアップした選曲を行いました。楽
器も、ドイツ(ケルン)、スイス(ネフェルス)、アメリカ(アリゾナのテンペ)と
世界を股にかけた名器を精選し、今回も百花繚乱、縦横無尽の名演を繰り広げ
ます。

60515762
聖ユベールのためのミサ曲集
(1)グスターヴ・ロチャード:聖ユベールのための荘厳ミサ曲
(2)ティンデア:聖ユベールのためのミサ曲
(3)アルベルト・ソンブラン:聖ユベールのためのミサ曲
(4)ジュール・キャンティン:聖ユベールのためのミサ曲
ドイツ・ナチュラルホルン・ゾリステン ヨハネス・ミシェル(オルガン)
録音:2009年5月18-20日 マンハイム・キリスト教会
ドイツでは秋になると、狩人たちが猟の成功を祈って、森の守護聖人である聖
ユベールに敬意を表します。その祭事は、19世紀以降、屋外か教会で声楽を伴
わないミサとして慣習化し、ホルンとオルガンによって演奏されることがほと
んどです。ドイツのナチュラルホルン奏者たちは、今でもその伝統を守り続け
ており、当盤に収められた4曲は、数多い聖ユベールのためのミサ曲の中で、
とりわけ有名な名作ばかりです。

60112682 \2080
オットー・ニコライ:管弦楽作品集Vol.2
(1)《神は我が堅き砦》Op.31による教会祝典序曲
(2)協奏的変奏曲Op.26
(3)《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲WoO.114
(4)《追放された男》序曲WoO.113
(5)クリスマス序曲WoO.109
ヨハネス・パイパー(クラリネット)
ジーゲン福音合唱団 南ヴェストファーレン・フィルハーモニー
指揮:デイヴィッド・スターン
録音:2000年4月28-29日、2003年4月10-11日 ジーゲン
39歳という若さで亡くなったオットー・ニコライには、有名な《ウィンザーの
陽気な女房たち》のほかにも、名曲がたくさんあります。デイヴィッド・スタ
ーンが指揮する南ヴェストファーレン・フィルが、そうした彼の名曲の発掘と
紹介に全身全霊で取り組んでいる当シリーズの第2弾には、ヴァラエティあふ
れる5つの序曲を収録。Op.26では、ソロ・クラリネットが活躍するのも聴きど
ころです。




<ANALEKTA>
ANALEKTA 2 8718 \2080
Infernal Violins
悪魔をテーマにした名曲集
サンサーンス:死の舞踏
オッフェンバック:天国と地獄序曲
タルティーニ:悪魔のトリル
ファリャ:恋は魔術師より
リスト:メフィスト・ワルツ第1番
パガニーニ:カプリース第24番
ボッケリーニ:シンファニア、他
アンジェル・デュボー(Vln)、ラ・ピエタ

ANALEKTA 2 8726 \2080
Fairy Tale
ヴァイオリンと室内合奏による演奏集
久石譲、モリコーネ、を中心にクラシック作曲家までをそろえた編曲集
アンジェル・デュボー(Vln)、ラ・ピエタ

ANALEKTA 2 9770 6枚組 \2700
20Years of Excellence
アナレクタ・レーベル サンプラー
ヘンデル:ソロモンより「シバの女王の入城」/ヴィヴァルディ:スターバト・
マーテル/グラウプナー:カンタータより/スカルラッティ:ソナタK.1、23/
J.S.バッハ:プレリュードとフーガBWV.552、カンタータBWV.82/ロカッテリ:
カプリース第9番/ハイドン:ピアノ三重奏曲より/モーツァルト:ディヴェル
ティメントK.254/ベートーヴェン:交響曲第6番、エグモント、ピアノソナタ
第21番、第31番/ツェルニー:ピアノソナタ第1番より/シューベルト:ヴァイ
オリンソナタ第1番/ブラームス:2つの歌Op.91/ヴェルディ:リゴレットより
/グラズノフ:セレナーデOp.20、吟遊詩人の歌Op.71/ラヴェル:亡き王女のた
めのパヴァーヌ/シベリウス:ヴァイオリン協奏曲/ガーシュウィン:ラプソ
ディインブルー/エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番/マルチヌー:フルートソ
ナタ、他 
アナレクタレーベルの名演奏が目白押し。

ANALEKTA 2 9912 \2080
THE BAROQUE GYPSIES
ヴィヴァルディの音楽とジプシー音楽
RV.375、533、104、Gypsy Pieces Coll.Uhrovska,1730
アンサンブル・カプリース

ANALEKTA 2 9917 \2080
GLORIA! Vivaldi's Angels
ヴィヴァルディ:
グローリアRV.589
モテット「正しい怒りの激しさに」RV626、
2つのオーボエのための協奏曲RV.535
グローリアの導入歌「深紅色で描かれた女」RV.642
マニフィカトRV.610
アンサンブル・カプリース

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09-08 No.7-1

2009年08月08日 20時52分17秒 | Weblog
<MUSIKMANUFAKTUR BERLIN>
ベルリンを拠点とする古楽レーベルMUSIKMANUFAKTUR BERLINの新規取扱いを開
始します。

MMB 476 \1700
ドゥシェク:弦楽四重奏曲Op.60 No.1-3
カメジーナ・クヮルテット(ピリオド楽器使用)
200年間ヨーロッパの図書館に眠ったままであったドゥシェクの弦楽四重奏曲。
カメジーナQにより世界初録音されました。ドゥシェクはボヘミアの音楽一族の
生まれ。優れたピアニストでもあり、その多くがピアノ曲で、技巧的で華やか
なものが多く、メンデルスゾーンやシューマンといったロマン派の傾向も見ら
れます。1804年-1806年までプロイセンのルイ・フェルディナント王子の楽長を
務めていました。王子は優れた音楽家でもあり、主に室内楽曲を多く残してい
ます。ドゥシェクは1806年のザールフェルトの戦いでの王子の戦死後、有名な
ピアノ・ソナタを捧げていますが、この弦楽四重奏曲も同時期に作曲されてい
ます。 古典派様式でありながらシューマン、ブラームスのようなロマンティ
シズムが垣間見ることができる豊かな音楽を聴かせてくれます。これは弦楽四
重奏の新たなレパートリーの一つとなるでしょう。
カメジーナ・クヮルテットは2007年に設立されたピリオド楽器を使用する弦楽
四重奏団。グループ名はモーツァルトが1784年から1787年まで住み弦楽四重奏
曲(ハイドン・セット)などを作曲した家「カメジーナ・ハウス」に由来します。

MMB 002 \1700
ヨハン・シュターミッツ(1717-1757):
シンフォニア ト短調 Op.4 no.5、シンフォニア ハ短調 Op.4 no.3
クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714-1787):
シンフォニア ホ長調、トリオ ヘ長調
カメラータ・ベロリネンシス(オリジナル楽器使用)
録音:2002年10月23-25日

MMB 003 \1700
ハイドン:ディヴェルティメント集 Vol.1
ト長調Hob.V20、ハ長調Hob.V16、変ヘ長調Hob.V4、ロ短調Hob.V3、
ニ長調Hob.V21
カメラータ・ベロリネンシス(オリジナル楽器使用)
録音:2003年10月27-29日

MMB 896 \1700
ハイドン:ディヴェルティメント集 Vol.2
変ホ長調Hob.V11、ヘ長調Hob.V10、変ホ長調Hob.V17、イ長調Hob.V7、
ホ長調Hob.V12
カメラータ・ベロリネンシス(オリジナル楽器使用)
録音:2005年6月23-25日





<Medici arts>~EuroArts
20 57348(DVD-Video) \2900
本編:112mm
ボーナス:13mm
ヒナステラ:バレエ組曲「エスタンシア」より「マランボ」
ピアソラ:「ブエノスアイレスの四季」より「ブエノスアイレスの冬」*
ヴィラ=ロボス:ショーロ第10番「愛情の破れ」
ゴルドゥリーニャ/アルミーラ・カスチーリョ(ロベルト・シオン編):
シクレチ・コン・バナナ**
ノエル・ホーザ/ヴァジコ(エドソン・アルヴェス編):
コンヴェルサ・ヂ・ボチキン(ボチキンでの会話)**
モサルト・カマルゴ・グァルニエリ:エンカンタメント
ジョアン・ボスコ/アウディール・ブランク(ナイール・アゼベード編):
リーニャ・ヂ・パッシ
ギンガ/アウディール・ブランク(ナイール・アゼベード編):
バイヨン・ヂ・ラカン
フランシスコ・ミニョーネ:奴隷王シコのマラカトゥ
オスカル・ロレンゾ・フェルナンデス:「黒人たちの踊り」より「バトゥキ」
セザル・ゲーハ=ペイシェ:モーラ
アリ・バホーゾ:アクアレーラ・ドゥ・ブラズィウ(ブラジルの水彩画)**
トン・ゼー/ペルナ:メニーナ・アマニャン・ジ・マニャン**
ボーナス映像:ジョン・ネシリング・インタビュー
サン・パウロ交響楽団 ジョン・ネシリング(指)
モニカ・サルマソ(Vo)** クラウディオ・クルズ(Vn)*
バンダ・マンチケイラ サン・パウロ交響合唱団
収録:2008年12月31日(サン・パウロ)
BISの録音でもお馴染みのネシリングとサン・パウロ交響楽団が2008年大晦日に
行ったコンサートの映像。残念ながらネシリングは任期をあと1年残しサン・パ
ウロ交響楽団を去ってしまいますが、このコンサートでは観客も大興奮でカー
ニバルのような盛り上がりをみせています。曲目はもちろんお国もの。アルゼ
ンチンの民族音楽「マランボ」を主題にしたヒナステラの作品。躍動感溢れる
演奏でコンサートのスタートを盛り上げています。ピアソラの名曲「ブエノス
アイレスの四季」。ブラジルのヴァイオリニスト、クラウディオ・クルズが強
さと甘さを見事に表現しています。サン・パウロの実力派シンガー、モニカ・
サルマソも参加し、「シクレチ・コン・バナナ」や「コンヴェルサ・ヂ・ボチ
キン」などの有名曲を瑞々しい歌声で聴かせてくれます。夏をおもいっきり楽
しませてくれる1枚です。




<BBC LEGENDS>
BBCL 4262 \2180
ステレオ
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」Op.40
クルト・ザンデルリング(指)
BBCノーザン交響楽団[現:BBCフィルハーモニック]
録音:1975年9月30日マンチェスター、自由貿易ホール(ライヴ)
シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
クルト・ザンデルリング(指)
BBCノーザン交響楽団[現:BBCフィルハーモニック]
録音:1978年4月17日マンチェスター、BBCスタジオ(ライヴ)
マーラーの第9交響曲(BBCL.4232)のカタログ復活を皮切りに、BBC LEGENDSが意
欲的に発掘を推し進めているザンデルリングのBBCノーザン響ライヴ・シリーズ。
このたび登場するのは、既出マーラーの第4交響曲ほか(BBCL.4248)と同日の演
奏で、おそらくザンデルリングでは現状入手できる唯一のシューベルト「未完
成」というなんともとてつもない内容。この一曲だけでも計り知れない価値が
あるといえますが、カップリングには1975年の録音で、ライプツィヒ放送響と
の1972年ライヴ盤でも知られる「英雄の生涯」という、これまた楽しみなプロ
グラムが組まれています。いずれも悠然たる構えでじっくり聞かせるスタイル
が特徴的で、惜しまれつつ引退した巨匠の芸風にどっぷり浸れる最高の一枚と
いえるでしょう。ともに音質優秀です。

BBCL 4259 \2180
ステレオ
ラフマニノフ:交響詩「死の島」Op.29
ラフマニノフ(レスピーギ編):2つの「音の絵」Op.33
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)BBC交響楽団
録音:1999年10月28日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
ロシアの怪物指揮者としていまなお絶大な人気を誇るスヴェトラーノフ。この
たびのBBC響への客演ライヴは演奏も破格なら、「展覧会の絵」に「死の島」と
いった具合に、とにかく曲目がスゴイ。キエフの大門で聞かせるどっしりした
響きなど圧巻で、ファンの期待を裏切りません。さらにまた、管弦楽法の大家
レスピーギ編曲で、いっそうあざやかに模様替えした「音の絵」からの2曲もう
れしい拾いものといえそうです。音質優秀。

BBCL 4263 \2180
ステレオ
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調Op.36
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1964年6月20日オールドバラ、教区教会(ライヴ)
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調Op.40
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
ベンジャミン・ブリテン(P)
録音:1964年6月14日オールドバラ、教区教会(ライヴ)
ショスタコーヴィチの紹介で1960年代はじめより親交を深め、ブリテンが中心
的役割を果たしたオールドバラ音楽祭を通じて、記憶に残る演奏を繰り広げた
ロストロポーヴィチ、リヒテルそしてブリテン。同音楽祭でロストロポーヴィ
チがリヒテルとデュオをはじめて組んだのが1960年のこと。このときに演奏さ
れたのがブラームスの第1ソナタでした。そのブラームスとグリーグを演奏した
1964年のライヴは、以前から有名な演奏で内容は折り紙つき。このたびはBBC
オリジナル・マスターよりの復刻となります。ちなみに、同日にリヒテルはシュ
ーベルトのソナタ第6番(BBCL.4146)、第21番(BBCL.4196)のほか、ブリテンとの
デュオで変奏曲を弾いています。
ブリテンとのショスタコーヴィチのソナタは、生前にロストロポーヴィチたっ
ての要請でBBC LEGENDSでのリリースが実現したもの。ロストロポーヴィチと
ショスタコーヴィチの関係と同様に、交響曲第14番の英国初演などでも知られ
るようにブリテンとショスタコーヴィチとの結びつきについてもまたつとに知
られるところ。ショスタコーヴィチへの深い共感と理解を共有する両者による
演奏だけに、作品の本質に肉迫するものと期待されます。

BBCL 4260 \2180
モノラル
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
ヴラニツキーのバレエ「森の乙女」のロシア舞曲の主題による12の変奏曲
イ長調WoO.71
創作主題による32の変奏曲ハ短調WoO.80
ウェーバー:ピアノ・ソナタ第2番変イ長調Op.39, J.199
エミール・ギレリス(P)
録音:1968年3月26日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
20世紀の生んだ最高のベートーヴェン弾きのひとり、ギレリスの真骨頂が発揮
されたライヴ。曲想にふさわしく勇壮そのものの「ワルトシュタイン」や、
キャリアの最初期から好んで取り上げている32の変奏曲など、美しく硬質のタ
ッチに完璧なテクニックと、すべてがまさに理想的。ギレリスが亡くなって早
や四半世紀が過ぎようという今日でも、少しも輝きを失うことがないのはこの
演奏を聴けば自明といえるでしょう。華麗で技巧的なウェーバーではこのピア
ニストならではの高貴な佇まいも魅力です。

BBCL 4261 \2180
ステレオ
モノラル
D.スカルラッティ:
ピアノ・ソナタ ニ短調K.141
ピアノ・ソナタ ヘ長調K.518
ピアノ・ソナタ ニ短調K.32
ピアノ・ソナタ ヘ短調K.466
ピアノ・ソナタ イ長調K.533
ピアノ・ソナタ ロ短調K.27
ピアノ・ソナタ ト長調K.125
ドビュッシー:ピアノのために
ドビュッシー:水に映る影
エミール・ギレリス(P)
録音:1984年10月15日ロンドン、スミス・スクェア、聖ヨハネ教会(ライヴ・ス
テレオ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調Op.90
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30
プロコフィエフ:「つかの間の幻影」Op.22より第1、3、5、10、11、17番
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28
エミール・ギレリス(P)
録音:1957年4月22日ロンドン、ファリンドン・ストリート、
メモリアル・ホール(ライヴ・モノラル)
ギレリスがBBCのためにおこなった最初期と最後のライヴ録音を収めたアルバム。
翌年10月に世を去るギレリスにとって、1984年10月15日の聖ヨハネ教会におけ
るランチタイム・コンサートは、ロンドンにおける最後の公演となりました。
アルバムの前半ではまず、清潔なタッチが印象的なスカルラッティが音質もす
ぐれていることもあり、大いに歓迎されるものと思われます。また、初めて取
り上げた1953年以降、この年までどういうわけか封印されていたドビュッシー
「ピアノのために」が聴けるのも貴重。
ギレリスは1952年末に英国デビューを果たしていますが、じっさいにBBCに初め
て録音するのはようやく1957年4月になってから。機が熟して臨んだレコーディ
ングだったのでしょう。後半のベートーヴェンやロシアものは異様な緊迫感と
勢いに加えて、たいへん完成度の高い内容となっています。




<Anima records>
ANM 90400001 5枚組 \5480
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
CD1:第1番ハ長調K.279、第2番ヘ長調K.280、第3番変ロ長調K.281、
第4番変ホ長調K.282、第5番ト長調K.283
CD2:第6番ニ長調K.284、第7番ハ長調K309、第8番イ短調K.310
CD3:第9番ニ長調K311、第10番ハ長調K330、
第11番イ長調K331「トルコ行進曲付き」
CD4:第12番ヘ長調K332、第13番変ロ長調K333、第14番ハ短調K457
CD5:第15(18)番ヘ長調K533、第16(15)番ハ長調K545、第17(16)番変ロ長調K570、
第18(17)番ニ長調K576
フランソワ・デュモン(P)
録音:2008年2月8-11日ラ・ショー・ド・フォン音楽院ホール(スイス)
いきなりモーツァルト・ピアノ・ソナタ全曲リリースをしたのはフランスの若手
ピアニスト、フランソワ・デュモン。彼は1985年フランス、リヨン出身。パリ
国立高等音楽でブルーノ・リグット氏に学び、その後ドミートリー・バシュキ
ロフ氏、レオン・フライシャー氏のもので研鑽を積む。2007年エリザベート王
妃国際音楽コンクールのファイナリスト、2007年ジャン・フランセ国際音楽コ
ンクール優勝、2002年スタインウェイ国際コンクール優勝など数々コンクール
受賞歴を持ち、世界各国でコンサート活動を行っています。音響に定評のある
スイスのホール、ラ・ショー・ド・フォン音楽院での録音です。

ANM 81200001 \2350
ニコラ・バクリ(1961-):室内独奏曲Op.67(ピアノ、チェロ、フルートのため)
ピエール・ジャンセン(1930-):フルートとピアノのための放浪(世界初録音)
フィリップ・フォルジェ(1970-):
フルートとピアノのための朝の2つのポートレート(世界初録音)
マルタン・クトゥノウスキー(1968-):三重奏曲-ブエノスアイレスY2K
ベルトラン・ジロー(P) フレデリック・シャトゥー(Fl)
ディフィーヌ・ビロン(Vc)
フランス現代作曲家によるピアノ、チェロとフルートのための作品集。バクリ
の「室内独奏曲」は、「15歳の音楽家の不器用ではあるが、ある種完成された
音楽を世に出そうと考えました」とバクリが語るように、1977年に作曲者が15
歳の時に作曲した主題をもとに1997年自身で手を加え完成させたもの。また、
マルタン・クトゥノウスキーの三重奏曲はピアソラの「ブエノスアイレス午前
零時」に由来し、ピアソラへのオマージュとして作曲されています。現代音楽
に精通した演奏者らによる世界初録音2曲を含む意欲的な内容です。

ANM 81000001 \2350
(1)フランク:前奏曲とフーガ、人形の嘆き
(2)ギョーム・ルクー:ピアノ・ソナタ
石山聡(P)
録音:(1)2007年9月3-5日 (2)2008年3月26-28日
石山聡は、日本国内はもとよりフランス、スペインでもコンサート活動を行い、
世界を舞台に活躍するピアニスト。また現代音楽作品の世界初演、放送初演等
を行うなど意欲的に活動しています。フランスへの留学経験を持つ石山が日本
ではなく、フランスのレーベルからデビューするというのは納得。収録曲はフ
ランクの大曲「前奏曲とフーガ」とシンプルな曲ですが魅力的な小品「人形の
嘆き」。フランク最後の弟子ベルギーが生んだ夭折の作曲家ギョーム・ルクー
のピアノ・ソナタ。
石山聡プロフィール
1987年東京音楽大学卒業。1989年渡仏。エコール・ノルマル・ドゥ・ムジーク
・ドゥ・パリにてヴィクトリア・メルキ女史に師事し、1990年ピアノ高等教授
資格を取得し修了。フランス・アルベール・ルーセル協会より奨学金を授与。
1991年スコラ・カントルムに移りギャビー・カサドジュ女史(ロベール・カサ
ドジュ夫人)に師事し、1992年同音楽院最上級課程、ピアノ高等演奏家資格を
審査員全員一致にて取得し修了。1993年トゥールーズ国立音楽院第三課程高等
研究科にてテレーズ・デュッソー女史に師事。1994年同音学院を修了し、再度
パリ・エコール・ノルマルに入学し、ピアノ高等コンサーティスト課程におい
てアキレス・デレヴィニュ氏に師事。現在、大分県立芸術短期大学音楽科助教


ANM 81100001 \2350
2本のヴァイオリンのためのハシド音楽に基づく、即興、瞑想、踊り
1.Prazot Techev
2.Hine lo lanoum
3.Yavarekhekha
4.Danse d'Israel n°1
5.Al Hasela Hokh
6.El Dodim
7.Danse d'Israel n°3
8.Chant d'Israel n°2
9.Hava Neguila
10.Erev Ba
11.Tzadik Katamar
12.Danse d'Israel n°4
13.Chant d'Israel n°1
14.Danse d'Israel n°5
15.Dodi Yarad Legano
16.Osseh Chalom
17.Danse d'Israel n°2
18.Iti mi Levanon
19.Yedio Nefesch
20.Bona Banot
21.Chant d'Israel n°3
ベアタ・ハルスカ(Vn)ベルナール・ル・モニエ(Vn)
録音:2008年7月15-17日
18世紀初頭に形式的宗教慣習よりも内面的宗教体験を重視するハシディズが東
ヨーロッパのユダヤ人の間に起こりました。映画「屋根の上のバイオリン弾き」
にもあるようにユダヤ人の生活にはヴァイオリンが欠かせない楽器として考え
られ、このアルバムに収録されている作品もそうした流れの中から生まれた曲
なのでしょう。



<ALIA VOX>
AV 9869 \2280
「白牙-琴にまつわる道家のお話し「琴ならし」に霊感を受けた地中海人の創作」
アリアンナ・サヴァール:
1「祈り」(アッシジの聖フランチェスコ詩)
2「鳥の言語」(ダヴィド・エスカミッラ詩)
3「愛の歌」(リルケ詩)
4「彼女は市を通り抜けた」(アイルランド民謡)
5「ケルト組曲」(ケルト民謡)
6「小さな死の歌」(フェデリーコ・ガルシア・ロルカ詩)
7「アウロラ」
8「もし戻るなら」(ミケル・マルティ・イ・ポル詩)
9「水の錯乱とハープ」(アウレリーノ・コスタ詩)
10「アニマ・ノストラ」(作詩者不詳)
11「白牙」(器楽曲)
12「心地よい旋律」(ルーミー詩)
13「ナオヌナイ」(アリアンナ・サヴァール詩)
14「ひそやかな音楽(音のない音楽、沈黙の音楽)」
(サン・フアン・デ・ラ・クルス詩)
15「心:死ぬか歌うか」(ラモン・ヒメネス詩)、
(ボーナス・トラック):16「アニマ・ノストラ」(2声)
アリアンナ・サヴァール(VO、トリプルHrp、ゴシックHrp、ケルティックHrp)、
ペテル・ヨハンセン(VO)、
フェラン・サヴァール(VO、テオルボ)、ハビエル・マス(12弦G、リュート)、
マリオ・マス(G)、ビョルン・キェレミル(Cb)、
ディミトリ・ソニス(サントゥール、ブーズーキー)、
ペドロ・エステヴァン(Perc)、ダヴィド・マヨラル(Perc)
この録音は、「琴ならし」という道家に伝わるお話、岡倉天心の「茶の本」第5
章芸術鑑賞に引用されていますが、このお話しに霊感を受けたアリアンナ・サ
ヴァールのソロ・アルバム第2弾です。このお話しと、それぞれの曲に用いられ
た詩、3種類のハープによって、この録音は特徴付けられています。お話しは、
彼女の芸術的な成長を促し、詩は、そのリズムと抑揚によって、歌の性格と様
式に影響と霊感を与えてくれました。
彼女の音楽世界は、古楽や即興をはじめとする様々な伝統に基づいて形作られ
ています。また彼女は、作曲や歌を始めた時から、伴奏を受け持つトリプル・
ハープの深さと繊細さに魅了されていました。イタリア・バロック期に作られ
た、独特な、豊かで包み込むような響きのトリプル・ハープ、暖かく、遠いな
がら真っ直ぐな音のゴシック・ハープ、全てのハープの中でもっとも古い、心
惹かれる伝統の音のケルティック・ハープが、この録音では聴かれます。
「私は琴にその楽想を選ぶことを任せて、琴が私か私が琴か、ほんとうに自分
にもわかりませんでした。」(「琴ならし」より)

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09-08 No.7-2

2009年08月08日 20時51分19秒 | Weblog
<BelAir>
BAC 049(DVD-Video) 2枚組 \5150
オッフェンバック:「ホフマン物語」(エーザー版)
マルク・ラオ(T ホフマン)
パトリシア・プティボン(S オランピア)
ラヘル・ハルニシュ(S アントニア)
マリア・リッカルダ・ヴェッセリング(Ms ジュリエッタ)
ステラ・デュフェクシス(Ms ミューズ,ニクラウス)
ニコラス・カヴァリエ(Bs リンドルフ,コッペリウス,ミラクル,
ダペルトゥット)
ほか
パトリック・ダヴァン(指)スイス・ロマンド管弦楽団
ジュネーヴ大劇場合唱団
ほか
演出:オリヴィエ・ピィ
装置,衣装:ピエール=アンドレ・ウェイツ
収録:2008年10月
強烈なオペラ映像が登場です!今やヨーロッパで一番人気の演出家と言っても過
言ではない、フランス人演出家オリヴィエ・ピィが手掛けた「ホフマン物語」。
ピィと言えば、タブーを恐れずドラマを深く掘り下げることでカリスマ的人気
を誇る演出家。彼が手掛けた舞台は必ず大きな話題になるのですが、なかでも
この「ホフマン物語」は、お伽噺的な娯楽作品へと陳腐化してしまったこの傑
作から、オッフェンバックが意図した通りの“異常な世界”を見事に描き切っ
たことで大評判となったもの。ことにピィ独特の強いエロティシズムはここで
も全開。遠目には全裸にしか見えないプティボンのオランピアにはビックリ!
それ以上にヴェネツィアの娼館が舞台のジュリエッタの幕は全裸の男女がウヨ
ウヨ!そうした刺激的な舞台から、オッフェンバックが目指した怪奇で幻想的
な世界が見事に浮かび上がって来るのはピィならでは。2001年に初演されて以
来、何度も再演されている、ピィを代表する演出です。歌手は、ベルギーのテ
ノール、ラオのホフマン、ご存知プティボンのオランピア、近年アバドから重
用されているスイスのソプラノ、ハルニシュのアントニア、バロックオペラで
も活躍するスイスのメッゾ、ヴェッセリングのジュリエッタとたいへんに充実
したキャスト。そしてブーレーズに学び現代音楽も得意とするダヴァンの切れ
味鋭い音楽がピィの演出にピタリです。エーザー版を使用、正味3時間に迫る長
さ。特典映像として出演者へのインタビューが見られます。
※このDVDは、FSK(ドイツにおける映画の自主規制団体)から6歳未満への規制が
与えられています。




<ORFEO>
ORFEO 779091 \2450
プッチーニ:アリア集
「ヴィッリ」
「エドガール」
「マノン・レスコー」
「ボエーム」
「トスカ」
「蝶々夫人」
「ロンディネ」
「ジャンニ・スキッキ」
「修道女アンジェリカ」
「トゥーランドット」
からのアリア
アドリアンネ・ピエチョンカ(S)
ダン・エッティンガー(指)ミュンヘン放送管弦楽団
録音:2008年11月3-5,24-26日,ミュンヘン
ワーグナー,シュトラウス集(ORFEO 665061)に続く、ORFEOからのピエチョンカ
第2段は、オール・プッチーニ!ドイツオペラで高い評価を得たピエチョンカで
すが、イタリアオペラも多くレパートリーに持っており、プッチーニでは「ボ
エーム」のミミ、「トゥーランドット」のリュー、「トスカ」のタイトルロー
ルなどを歌っています。暗く深みのある瑞々しさを湛えたピエチョンカの歌は、
イタリア系の歌手が歌った場合とはまた一味違った繊細で情感豊かなプッチー
ニ。ことに蝶々さんの二つのアリアはどちらも大変充実したもの。今後こちら
の領域にも活動を広げてほしいものです。

ORFEO 642091 \2450
ハイドン:
スコットランド歌曲集 Hob.XXXIaから(8曲)
ピアノ三重奏曲 ハ長調 Op.75-1 Hob.XV-27
アン・ハンターの詩による6つの独自のカンツォネッタ Hob.XXVIa-25/30
ユーリエ・カウフマン(S)
ミュンヘン・ピアノ三重奏団
録音:2003年11月17-20日(歌曲),2004年3月4,5日(三重奏曲),ミュンヘン
ハイドンの全作品中でも、膨大な量にも関わらずあまり顧みられなかったのが
スコットランド歌曲集。民謡の素朴さと、ハイドンの温かみが重ねられた傑作
揃いなのですが、なかなか満足できる演奏がありませんでした。この録音では、
ベルリン芸術大学教授のユーリエ・カウフマンの清潔感溢れる歌と、ドイツを
代表するピアノ三重奏団であるミュンヘン・ピアノ三重奏団の共演によって、
シンプルだからこそ難しいという音楽を理想的に演奏しています。名曲ピアノ
三重奏曲 ハ長調がまた素敵な演奏です。




<Ondine>
ODE 1152 \1850
写真+CD
[英語・ドイツ語解説付]
フィンランド・ライフスタイルの四季(Seasons of Finnish Lifestyle)
[春]
(1)エルッキ・メラルティン(1875-1937):
劇音楽「眠れる森の美女」組曲 作品22-蝶々のワルツ
(2)シベリウス:劇音楽「ペレアスとメリザンド」組曲 作品46-田園詩
(3)ラウタヴァーラ:ヴィジリア(1971-72 rev.1996)-祈りの詩編
(4)メリカント:リンゴの花 作品53-1
(5)シベリウス:春はいそぎ過ぎゆく 作品13-4
(1)タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
(2)タピオラ・シンフォニエッタ トゥオマス・オッリラ=ハンニカイネン(指)
(3)フィンランド放送室内合唱団 ティモ・ヌオランネ(指)
(4)ヨルマ・ヒュンニネン(B) イルッカ・パーナネン(P)
(5)ソイレ・イソコスキ(S) ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 
レイフ・セーゲルスタム(指)
[夏]
(6)フィンランド民謡:美しい夏の夜だった
(7)メリカント:夏の夜のワルツ作品1
(8)エルッキ・メラルティン:森の小道をぶらついて 作品4-1
(9)シベリウス:組曲 ロ短調 作品117-田舎の景色、その夏に
(10)ヴァイノ・ライティオ:ハメの夏景色(1935)-羊飼いの歌、花の女王
(6)シニッカ・コンティオ(カンテレ) マッティ・コンティオ(カンテレ)
(7)ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
(8)ヨルマ・ヒュンニネン(B) タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団 
ウルフ・セーデルブルム(指)
(9)ペッカ・クーシスト(Vn、指) タピオラ・シンフォニエッタ
(10)タピオラ・シンフォニエッタ トゥオマス・オッリラ=ハンニカイネン(指)
[秋]
(11)シベリウス:
劇音楽「テンペスト」組曲第1番 作品109-2-収穫をする男たち、情景
(12)タネリ・クーシスト:フィンランドの祈り
(13)ラウタヴァーラ:秋の庭(1999)-トランクウィッロ
(14)トイヴォ・クーラ:秋の想い 作品2-1
(15)ラッセ・モッテンソン:九月の嵐
(11)ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 ライフ・セーゲルスタム(指)
(12)ソイレ・イソコスキ(S) ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 
ヨン・ストゥールゴールズ(指)
(13)ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 ヴ
ラディーミル・アシュケナージ(指)
(14)カリタ・マッティラ(S) イルモ・ランタ(P)
(15)カリタ・マッティラ(S) ユヴァスキュラ交響楽団 リク・ニエミ(指)
[冬]
(16)レーヴィ・マデトヤ:冬の月明かりの下 作品26-5
(17)ペッカ・ヤルカネン:クリスマスに神がこの世に
(18)アウリス・サッリネン:冬はきびしく 作品20-1
(19)セリム・パルムグレン:組曲「フィンランドの情景」 作品24-そりの旅
(20)シベリウス:三月の雪の上のダイアモンド 作品36-6
?ヘイッキ・サルマント/(アウヴォ・サルマント編:歌う雪
(16)ヘレナ・ユントゥネン(S) グスタヴ・ユープシェーバカ(P)
(17)タピオラ合唱団 エルッキ・ポホヨラ(指)
(18)タピオラ合唱団 タピオラ・シンフォニエッタ オスモ・ヴァンスカ(指)
(19)ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 ライフ・セーゲルスタム(指)
(20)ソイレ・イソコスキ(S) ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 
ライフ・セーゲルスタム(指)
タピオラ合唱団 カリ・アラ=ポラネン(指)
フィンランドと聞いてイメージされるのは森と湖、オーロラと雪景色。そして
今、フィンランドは、世界市場で大きなシェアを占める Nokia の携帯電話や、
優れた人材を育てる教育システムとともに語られます。そのフィンランドでは
妻運びレース、蚊取り世界選手権、エアギター世界選手権、サウナ我慢大会、
氷中水泳世界選手権といった風変わりなレースや選手権が行われ、CNN のニュ
ースなどを通じて世界の人々に知られるようになりました。フィンランドの誇
る先進技術や人々の憧れるデザインは、フィンランドの人たちのさまざまなラ
イフスタイルと深くつながっていると言われます。四季折々の生活を撮った
フィンランド政府観光局提供の写真と、人々に親しまれるシベリウス、オスカ
ル・メリカント、ラッセ・モッテンソンらの小品を収録したデジパックアルバ
ム「フィンランド・ライフスタイルの四季」。コーヒーテーブルの上に置いて
おきたくなる1枚です。

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09-08 No.6

2009年08月08日 20時48分13秒 | Weblog
<PREISER>
PRCD 90753 \2080
GOLD. BERG. WERK
J.S.バッハ+カールハインツ・エッスル:
弦楽三重奏とライヴ・エレクトロニクによるゴルトベルク変奏曲BWV988のひと
つの解釈
クリスティーナ・ノイバウアー(Vn) マルティン・クラウスホーファー(Va) 
エヴァ・ラントカマー(Vc)
カールハインツ・エッスル(Live-electronics)
バッハの作品はあらゆる音楽の中で最も自由度が高いことの証明のようなCDで
す。ドミトリ・シトコヴェツキーの編曲によるゴルトベルクの弦楽三重奏版と
ライヴ・エレクトロニクによる演奏が交互に現れるさまは、かつらをかぶった
宮廷楽長姿のバッハが突然、スパイキーか昔のツマブキ君のような姿で現れた
ような新鮮な驚きがあります。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33605(DVD-Video) \3780
字幕:伊英独仏
ドアティ:「ジャッキー・オー」
フィオナ・マクアンドルー(S ジャッキー・オー)
ノラ・スルジァン(Ms マリア・カラス)
シモーネ・アルベルギーニ(Bs アリストートル・オナシス)
アリス・クィンタヴァラ(S リズ・テイラー)
エリザベス・グライソン(S グレイス・ケリー)
ポール・キャリー・ジョーンズ(Br アンディ・ウォーホル)
ほか
クリストファー・フランクリン(指)ボローニャ市立歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ダミアーノ・ミキエレット
装置:パオロ・フアンティン
衣装:クラウディア・ペルニゴッティ
振付:ロベルト・ピッツート
収録:2008年7月2-4日,ボローニャ
非常に興味深い新作オペラが映像になりました!マイケル・ドアティは1954年
生まれの米国の作曲家。「ジャッキー・オー」は1997年にヒューストン・グラ
ンド・オペラで初演され、大きな話題となったオペラ。台本はウェイン・コス
テンボーム。ジャッキー・オーとはもちろんケネディ元大統領の未亡人、ジャ
クリーヌ・オナシスのこと。そして彼女に関係するマリア・カラス、オナシス、
エリザベス・テイラー、グレイス・ケリー、さらにはアンディ・ウォーホルと、
実在の人物が多数登場します。物語は、愛人のカラスを棄ててオナシスはジャ
ッキーと結婚したものの、彼女は幸せとは程遠い状態。ジャッキーはカラスと
直接会って和解し、また亡き夫の声に過去の過ちを詫び、そして米国へと帰国
する、というもの。イタリア初演が2008年4月にルーゴで行われ、その3ヶ月後
にボローニャ市立歌劇場で上演された際に収録されたもの。2008年のローザン
ヌ歌劇場来日公演でカルメンを歌い賞讃されたノラ・スルジァンがカラス。演
出は、今イタリアの若手演出家でもっとも注目されているダミアーノ・ミキエ
レット。ウォーホルのポップアートを生かしつつ、ミキエレットならではのモ
ダンなイタリア美感が溢れる舞台は見ものです。
-ニュース!-
YouTubeでDynamic社のDVDのサンプル映像を公開中!
http://www.youtube.com/user/DynamicOperaClassic
現在、「ジャッキー・オー」と、ウィリアム・クリスティ指揮のモンテヴェル
ディ:「オルフェオ」のサンプルをご覧いただけます

CDS 634 2枚組 \3780
カニョーニ:「ドン・ブチェファーロ」
アンジェリカ・ジラルディ(S ローザ)
マッシミリアーノ・シルヴェストリ(T カルリーノ)
フィリッポ・モラーチェ(Bs-Brドン・ブチェファーロ)
伊達みずき(S アガーテ)
フランチェスカ・デ・ジョルジ(Ms ジャネッタ)
グラツィアーノ・デ・パーチェ(Br ドン・マルコ)
フランチェスコ・マルシーリャ(T ベルプラート伯爵)
マッシミリアーノ・カルディ(指)イタリア国際管弦楽団
スロヴァキア・ブラティスラヴァ合唱団
録音:2008年7月20-22日,マルティーナ・フランカ
Dynamicの恒例、南イタリア、マルティーナ・フランカのイトリアの谷音楽祭の
ライヴが今年も登場。まずはアントーニオ・カニョーニ(1828―1896)の「ブチェ
ファーロ」。カニョーニはゴディアスコ(ミラノとジェノヴァの中間あたりの山
間の町)出身。ミラノ音楽院で学んだ後、1850年代から70年代までオペラの作曲
家として活躍しました。「ドン・ブチェファーロ」は、1847年(つまりカニョー
ニがまだ二十歳前)にミラの音楽院で初演され成功を収めた、彼の出世作。物語
は“楽屋落ち”。作曲家ドン・ブチェファーロが村の劇場で新作オペラを上演
しようとすると、ローザという未亡人がプリマドンナに志願する。彼女はベル
プラート伯爵との結婚を夢見ているが、またドン・マルコから愛されてもいる。
ところが死んだとばかり思っていた彼女の夫カルリーノが村の帰り、妻の不貞
を疑って様子を伺うことから混乱になる、というもの。カリスト・バッシの台
本は、19世紀初頭の大人気作、フィオラヴァンティ「村の名歌手」
(BONGIOVANNI GB 2135でCD化されています)の翻案で、ドタバタぶりが楽しいも
のです。イトリアの谷音楽祭の常で、若く優秀な歌手が出演しています。アガ
ーテ役の伊達みずきは、東京出身。2003年に東京藝術大学を修了、2006年にイ
タリアに渡り研鑚しています。




<IDIS>
IDIS 6577 \1650
MONO
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
ベートーヴェン:「エグモント」序曲 Op.84
ラヴェル:ラ・ヴァルス
レナード・バーンスタイン(指)
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1958年(チャイコフスキー),1959年8月28日(ベートーヴェン),
1959年8月24日(ラヴェル)
バーンスタインの1950年代末の録音を集めています。チャイコフスキーはおそ
らく米COLUMBIA(=SONY)録音。「エグモント」序曲はレニングラードの、ラ・
ヴァルスはモスクワでのライヴ録音。




<Linn>
CKD 330(SACD-Hybrid) \2580
ストラヴィンスキー:
バレエ音楽《ミューズの神を率いるアポロ》
《プルチネルラ》組曲(1949年改訂版)
アレクサンダー・ヤニチェク(ディレクター&ヴァイオリン)、
ヨーロッパ室内管弦楽団
H・ツェートマイヤー、ロスタル、ミルシテイン、リッチなど錚々たる名手たち
からヴァイオリンを学び、シャーンドル・ヴェーグのカメラータ・アカデミカ
でも活躍したヤニチェクと、が世界有数の室内オーケストラ、ヨーロッパ室内管
弦楽団がコンビを結成!リリース第1弾はストラヴィンスキー!
スコットランド室内管とのモーツァルトでもオーケストラから豊潤なサウンド
を引き出すなど、ヴァイオリン奏者としてのみならずディレクターとしての手
腕を証明してくれたヤニチェク。
ヨーロッパ室内管とのストラヴィンスキーでも、弦楽セクションからは豊かな
響きを、管打楽器セクションからは高度な色彩感を引き出してくれるに違いな
い。演奏の細部までを鮮明に再現するリン・レコードのハイファイ録音にも要
注目。




<Danacord>
DACOCD 689 \2300
2008年度フーズム城音楽祭ライヴ録音-稀少ピアノ作品集第20集 ――
リュリ(ゴドフスキ編):サラバンド ホ短調
ラコフ(ギンツブルク編):ロシアの歌
インファンテ:セビリャーナ(ダニエル・ベルマン)
タレガ(アトウッド編):アランブラの思い出
フォーレ(アトウッド編):ゆりかごOp.23-1(コージ・アトウッド)
リスト:トッカータ
マルクス:アルバムブラット
ヴィエネ:ジャワ(ドニ・パスカル)
ヴィークルンド:もの思いにふけって
シマノフスキ:マズルカOp.50-2、同Op.50-3(ペーテル・ヤブロンスキー)
ツェムリンスキー:愛Op.9-3
コルンゴルト:ソナタ第2番ホ長調Op.2より第3楽章
フリードマン:前奏曲Op.96-3(ペーター・フロウンジャン)
フリードマン:マスク・ガランテOp.81-2、アルルキナードOp.81-3
ロータ(ペンティネン編):
《フェリーニのアマルコルド》のテーマによる即興曲(ローランド・ペンティネ
ン)/
カステルヌオーヴォ=テデスコ:糸杉Op.17
トレネ(ワイセンベルク編):
巴里で四月に、街角、ブン!(マルク=アンドレ・アムラン)
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)、ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)、
ダニエル・ベルマン(ピアノ)、コージ・アトウッド(ピアノ)、
ドニ・パスカル(ピアノ)、ペーター・フロウンジャン(ピアノ)、
ローランド・ペンティネン(ピアノ)
世界に名だたるピアニストたちが一同に集い、レア度MAXの秘曲を披露するレア
・レパートリーのEXPO「フーズム城音楽祭」2008年公演のライヴも豪華でマニ
アック!
世界中のピアノ・マニアから熱い支持を受け続ける「フーズム城音楽祭」のス
タートは1987年。ダナコード(Danacord)は1989年の第3回から録音を開始してお
り2008年のライヴ盤は20枚目のリリースとなる。
2008年のフーズム城音楽祭も、超人マルク=アンドレ・アムラン、北欧の雄ペ
ーテル・ヤブロンスキー、ローランド・ペンティネンなど参加ピアニストは豪
華絢爛!そして収録作品のレア度マニアック度の高さは例年以上!ピアノ・ファ
ンのマニア心をくすぐる逸品の登場です。2008年8月16日-23日の録音。




<Centaur>
CRC 2991 \2080
シチェドリン:ピアノ作品集 ――
ピアノ・ソナタ第1番/《ポリフォニーの手帳》より/詩曲/バレエ音楽《せむ
しの仔馬》からの4つの小品/ユーモレスク/アルベニス風に/2つのポリフォ
ニックな小品
マリーナ・ロマゾフ(ピアノ)
「カルメン組曲」や「せむしの仔馬」、「ただ愛だけでなく」などの名作を生
み、1973年の就任からソ連末期の1990年までソヴィエト作曲家同盟の議長とい
う大役を担ったロディオン・シチェドリン(1932-)。
夫人がボリショイ・バレエの名バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤということ
もありバレエ音楽など舞台作品にスポットがあたりがちなシチェドリンの作品
だが、ピアノ作品も負けず劣らず傑作揃い。
ここでは1952年から1972年にかけて作曲されたピアノ作品を収録しており、作
曲年代によって調性音楽から近代的な手法へと移り変わる"作風"もシチェドリ
ンの音楽の大きな魅力である。
シチェドリンのピアノ作品の持ち味を引き出すウクライナ出身の女流ピアニス
ト、マリーナ・ロマゾフの好演が光る。

CRC 2975/2976 2枚組 \4160
ハイドン:ソナタ集 ――
ソナタ第50番ハ長調Hob.XVI-50/同第23番ヘ長調Hob.XVI-23
同第20番ハ短調Hob.XVI-20/同第19番ニ長調Hob.XVI-19
同第32番ロ短調Hob.XVI-32
エヴァ・メンゲルコッホ(フォルテピアノ&ピアノ)
"フォルテピアノ"と"ピアノ"。それぞれの演奏で5曲のソナタを聴き比べること
ができるユニークで興味深いハイドンのソナタ集。DISC-1(フォルテピアノ)も
DISC-2(ピアノ)も、同じ奏者による同じハイドンの音楽なのにじっくり聴いて
みるとその響きの違いがさらに鮮明に。
ボルチモアのタウソン大学で教授を務めるエヴァ・メンゲルコッホは、エッセン
音楽大学でイギリスの名手マイケル・ロールから教えを受けた女流ピアニスト。
2008年にはメリーランド州アーツ・カウンシルから演奏家賞を贈られている。

CRC 2988 \2080
ユダヤの精神 ――
ゼハヴィ(フリードマン編):イスラエル民謡《エリ・エリ》
ブロッホ:ヘブライ風瞑想曲
シュテュッチェスキー:ハシディック組曲
ブロッホ:ユダヤの生活より
パールトシュ:追憶に
コピィトマン:カディッシュ
ブルッフ(リブケ編):コル・ニドライOp.47(チェロ五重奏版)*
アミット・ペレド(チェロ)、エリィ・カールマン(ピアノ)、
ヨタム・バーチ(チェロ)*、ダヴィン・リー(チェロ)*、
アンドルー・タッレ(チェロ)*、ユン・ビン・キム(チェロ)*
ブロッホなどユダヤ系作曲家の作品、ブルッフに代表されるユダヤの旋律を題
材として作曲された"ユダヤ"にまつわるチェロのための作品集。
物悲しく儚さを漂わせる"ユダヤ"の音楽を奏でるのは、米アメリカン・レコー
ド・ガイド誌には「その才能は若き日のロストロポーヴィチのようだ」と激賞
されたチェリスト、アミット・ペレド。揺れ動く感情を前面に押し出したアミ
ット・ペレドの演奏がストレートに訴えかけてくる。

CRC 2982 \2080
ファッショナブリー・レイト - ヴィオラのための作品集 ――
ウォーカー:ヴィオラ・ソナタ
ガードナー:
トリシニウム - 無伴奏ヴィオラのためのソナタ、ヴァイオリンとヴィオラの
ための組曲
コルグラス:4つのドラムスとヴィオラのための変奏曲
ジュリエット・ホワイト=スミス(ヴィオラ)、ハイディ・ブレンデ(ピアノ)、
リチャード・フックス(ヴァイオリン)、マイケル・スミス(打楽器)
モントリオールでの第34回国際ヴィオラ・コングレスで大喝采を浴び、2008年
アメリカン・ヴィオラ・ソサイエティのプレジデントを務めるなど、アメリカ
で話題を呼んでいる女流ヴィオラ奏者ジュリエット・ホワイト=スミスのデビュ
ー・アルバム。
名門イーストマン音楽院で博士号を取得したホワイト=スミスが取り上げるの
は、ジョージ・ウォーカー(1922-)、モーリス・ガードナー(1909-2002)、マイ
ケル・コルグラス(1932-)。ヴィオラが持つソロ楽器としての可能性をさらに開
拓してくれる録音である。

CRC 2993 \2080
スウィーツ&スウィーツ ――
コーウェル:ヴァイオリンとピアノのための組曲
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
コルンゴルト:組曲《から騒ぎ》Op.11
ファリャ(コハンスキ編):スペイン民謡組曲
ラヴェル:ハバネラ形式による小品
マスネ:タイスの瞑想曲
ジェシカ・マテース(ヴァイオリン)、ロドニー・ウォータース(ピアノ)
1807年ヨハネス・カイペルス製のヴァイオリンを操り、2005年からはアメリカ
のオースティン交響楽団でコンサートミストレスという重責を担っている女流
ヴァイオリニストのソロ・アルバム。
コーウェルやストラヴィンスキー、コルンゴルト、ファリャなど、プログラム
は多国籍で多彩。またハイメ・ラレードやフィリップ・アントルモンから称賛
の声が寄せられるなど実力も確か。

CRC 2967 \2080
コダーイ&バルトークのハンガリー民謡集 ――
バルトーク:
10のハンガリー民謡Sz.33より、8つのハンガリー民謡Sz.64、
20のハンガリー民謡Sz.92より
コダーイ:ハンガリー民謡集より
トーマス・ボグダン(テノール)、サトウ・ヨシコ(ピアノ)
1991年からメレディス・モンク&ヴォーカル・アンサンブルのメンバーとして
活躍しているテノール歌手トーマス・ボグダンが歌うハンガリーの歌曲は、20
世紀の大家バルトークとコダーイ。
祖国ハンガリーの民謡を大切にした2人の大家の"ハンガリー民謡"を題材とした
歌曲では、メレディス・モンクの薫陶を受けたトーマス・ボグダンの幅の広い
表現力が秀逸。

CRC 2963 \2080
ライアス:サワードウの歌
パターソン:ア・ボーイズ・ウィル
ホイビー:
3つのフランス歌曲、デグジルの歌、冬と夏、ラスト・レター・ホーム
スコット・ラグラフ(バリトン)、アンドルー・ハドソン(ピアノ)
20世紀を代表するイタリア生まれのアメリカ人作曲家メノッティの弟子リー・
ホイビー(1926-)、同じくアメリカの中堅作曲家スティーヴン・ライアス
(1966-)、マイケル・パターソン(1953-)の歌曲集。
現代アメリカの作曲家たちの歌曲を歌うのは、シラキュース・オペラやタルサ
・オペラ、ペンサコーラ・オペラなどアメリカのオペラ・ハウスで活躍するバ
リトン歌手スコット・ラグラフ。アメリカの近現代作品の理解者としても高い
評価を得ている。

CRC 2972 \2080
東欧の木管三重奏曲集 ――
ルトスワフスキ:オーボエ、クラリネットとファゴットのための三重奏曲
ヒダシュ:オクラバ
シュールホフ:ディヴェルティスマン
シャウォフスキ:三重奏曲
セーニ:5つの古い踊り
ヴァレーズ:ソナチナ
イースト・ウィンド・トリオ・ダンシュ
ルトスワフスキやヒダシュ、シュールホフ。ポーランド、チェコ、ハンガリー
など"東欧"の作曲家たちの作品に限定した木管三重奏のための作品集。
イースト・ウィンド・トリオ・ダンシュは、シトコヴェツキーが音楽監督を務
めるグリーンズボロ響の現役首席奏者たち(Ob&Cl)と、アッシュヴィル響、ノ
ースカロライナ・バレエ、グリーンズボロ響などの首席奏者を歴任したファゴ
ット奏者による木管三重奏団。

CRC 2981 \2080
ワン・オヴ・ア・カインド - クラリネットのための無伴奏作品集 ――
フィリップス:ワン・オヴ・ア・カインド
コヴァチ:ファリャへのオマージュ
オッパーマン:アン・ソェル
ハーヴェイ:ガーシュウィンの主題による組曲
ストラヴィンスキー:無伴奏クラリネットのための3つの小品
タワー:ウィングス
フラワーズ:ヴィジョンズ・イン・ザ・ダーク
カッファマン:ムーンフラワーズ・ベイビー!
レベッカ・リシン(クラリネット)
このレコーディングがファースト・アルバムとなるレベッカ・リシンは、1994
年にポーランドのクラコウで開催された国際クラリネット・コンクールで第1位
に輝いたアメリカの女流クラリネット奏者。
無伴奏作品の王道ストラヴィンスキーからなど近現代の貴重なレパートリーが
ズラリと並ぶ。芯の通った音色による演奏は安定感抜群。

CRC 2977 \2080
バーレンス:ピアノ・ソロへのオマージュ ――
ケージへのオマージュ
ラフマニノフへのオマージュ/幻想即興曲/トリビュータリーズ/エメ・ヴ・
ブラームス?/ショパンへのオマージュ
ビアンカ・バチウ(ピアノ)
ジュリアード音楽院でヴィンセント・パーシケッティに、アスペン音楽祭では
ダリウス・ミヨーに作曲を師事したベテラン作曲家ジャック・バーレンス
(1935-)のピアノ作品集。
ショパンの「幻想即興曲Op.66」をポストモダン・スタイルに生まれ変わらせた
バーレンスの「幻想即興曲」などが聴きどころ。

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