クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-04 No.3

2009年04月03日 20時17分48秒 | Weblog
<ZIG ZAG TERRITOIRES>
ZZT090202 \2480
アルビノーニ:6つの4声のシンフォニア Op.2
ソナタ第1番ト長調、ソナタ第2番ハ長調、ソナタ第3番イ長調
ソナタ第4番ハ短調、ソナタ第5番変ロ長調、ソナタ第6番ト短調
キアラ・バンキーニ(Vn,指) アンサンブル415
録音:2008年5月26-30日(パリ)
アルビノーニの隠れた名曲作品2。ヴィヴァルディ、マルチェッロ、ロッティな
ど豊富な人材を輩出した当時のヴェネツィア。アルビノーニもその一人ではあり
ますが、あの有名な「アダージョ」のほか(レモ・ジャゾットによる捏造説あり)
作品7、作品9の協奏曲集は良く耳にするでしょう。この秘曲作品2は1700年に出
版されたもの。4声のシンフォニアと5声の協奏曲の全12曲からなる作品。ここで
は6つのシンフォニアを収録しています。各4楽章形式に、ヴァイオリン2本、
ヴィオラ2本、コントラバス、テオルボ、クラヴサンのアンサンブル。快活で色
彩に溢れ、美しいメロディー、ヴァネツィア派らしい華やかな作品です。演奏は
タルティーニ(ZZT080502)で衝撃的な演奏を聴かせたバロック・ヴァイオリンの
巨匠キアラ・バンキーニ率いるアンサンブル415。冴え渡るアンサンブル、明る
く爽快なバンキーニの開放的演奏が作品の魅力を際立たせています。

ZZT090104 \2480
J.S.バッハ:さあ来てください、異教邦人の救い主-プレリュード&フーガ
「さあ来てください、異教邦人の救い主」BWV659(ブゾーニ編)、
平均律クラヴィーア曲集第1巻第2番ハ短調BWV847、
平均律クラヴィーア曲集第1巻第15番ト長調BWV860、
平均律クラヴィーア曲集第1巻第10番ホ短調BWV855、
「おお愛する魂よ、汝を飾れ」(ブラームス:11のコラール前奏曲よりOp.122-5)、
平均律クラヴィーア曲集第1巻第9番ホ長調BWV854、
平均律クラヴィーア曲集第1巻第19番イ長調BWV864、 
平均律クラヴィーア曲集第1巻第6番ニ短調BWV851、
「イエスよ,わたしは主の名を呼ぶ」BWV639(ブゾーニ編)、
平均律クラヴィーア曲集第1巻第12番ヘ短調BWV857、
平均律クラヴィーア曲集第1巻第11番ヘ長調BWV856、
平均律クラヴィーア曲集第1巻第22番変ロ短調BWV867、
「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV645(ブゾーニ編)、
平均律クラヴィーア曲集第1巻第21番変ロ長調BWV866、
平均律クラヴィーア曲集第1巻第17番変イ長調BWV862、
平均律クラヴィーア曲集第1巻第7番変ホ長調BWV852
エドナ・スターン(P)
録音:2008年4月
ピアノとフォルテピアノを見事弾きわけニュアンスに富んだ演奏をするエドナ・
スターンの新譜はバッハの平均律を軸に構成された意欲的な内容。J.S.バッハは
ルターが作ったルーテル教会会衆のコラールを自身の教会音楽の中心に据え作曲
家活動を行っていました。「さあ来てください、異教邦人の救い主」は典型的な
例の一つです。ルーテル教会は待降節第1主日用として選んだこのコラールをバ
ッハは3つのカンタータ(BWV61、62、36)、いくつかのオルガン作品の主題に採用
しています。このような関係性は今回のアルバムにも密接に関わっています。エ
ドナ・スターンはバッハの鍵盤作品についてもカンタータ同様の一連の関連的要
素を提示しようとしています。エドナ・スターンの新たなアプローチでそれぞれ
の作品の表情を丁寧に浮かび上がらせています。次回のエドナのアルバムはモー
ツァルトのピアノ協奏曲が予定されています。



<Ondine>
ODE1141 \2080
ヒンデミット:
管弦楽つきピアノ音楽-左手のためのピアノ協奏曲 Op.29(世界初録音)
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」
クリストフ・エッシェンバッハ(指)
カーティス交響楽団
レオン・フライシャー(P)
録音:2008年4月27日 ヴェリゾンホール
(フィラデルフィア、ペンシルヴェニア州)(ライヴ)
メーリー・ルイーズ・カーティス・ボックが1924年、フィラデルフィアに創立し
たカーティス音楽学校は、高度なプロフェショナル教育を行う音楽学校として
知られます。サミュエル・バーバー、レナード・バーンスタイン、アラン・ギ
ルバート、ヒラリー・ハーン、ラン・ランらがカーティスの出身です。厳しい
オーディションを経て入学を許された学生には全員、長所と才能に応じて奨学
金が給付され、授業料に充てられます。オーケストラとオペラのプロフェッショ
ナルを養成する課程を中心に、鍵盤楽器、作曲、指揮の教育も行われ、2008/09
年度には162名の学生が在籍しています。カーティス交響楽団は、14歳から25歳
まで100名を超すプレーヤーで構成され、フィラデルフィア管弦楽団が本拠とす
るヴェリゾンホールで年3回のコンサートを行っています。2008年4月27日のコ
ンサートで彼らは、ヒンデミットの「管弦楽つきピアノ音楽」とドヴォルザーク
の「新世界」を演奏。ヒンデミットの左手の協奏曲は、フライシャーが初演をし
て世界各地で演奏を行っている曲で、ラヴェル同様ヒンデミットが第一次大戦
で右手を負傷したピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインへ献呈。そのま
ま演奏されることなく彼の遺品から発見され、その後フライシャーが手に入れ
2004年にラトル&BPOとともに初演されました。

ODE1084(SACD-Hybrid) 2枚組 \2980
マーラー:
(1)交響曲第6番イ短調「悲劇的」、(2)ピアノ四重奏曲イ短調(1876)
(1)クリストフ・エッシェンバッハ(指)フィラデルフィア管弦楽団
(2)クリストフ・エッシェンバッハ(P)
[フィラデルフィアO.のメンバー]
デイヴィッド・キム(Vn) チューン=ジン・チャン(Va) 
エフェ・バルタチギル(Vc)
録音:(1)2005年11月(ライヴ)
(2)2006年3月フィラデルフィア、ヴェリゾン・ホール
KDC5014の直輸入盤。



<haenssler>
98589 \2080
ハイドン:弦楽四重奏曲集
(1)第66番ト長調Op.64-4
(2)第74番ト短調Op.74-3「騎士」
(3)第79番ニ長調Op.76-5「ラルゴ」
ミネッティ四重奏団
マリア・エーマー(Vn)、アンナ・クノップ(Vn)
マルクス・フーバー(Va)、レオンハルト・ロチェック(Vc)
録音:(1)2008年2月(2)2008年10月(3)2008年12月
オーストリア、ブルゲンラント、フランツ・リスト・センター・ライディング
2003年結成の新鋭ミネッティ・クァルテットのデビュー・アルバムは、2008年
11月の初来日公演の折にも話題を呼んだハイドン。アルバン・ベルク四重奏団
やアルティス四重奏団といった、同じオーストリア勢の名アンサンブルのメン
バーに師事してきたかれらは、すでにヨーロッパでは着実にキャリアを積み上
げています。2007年のフィレンツェのリンボッティ国際弦楽四重奏コンクール
第1位をはじめコンクール入賞歴も数多く、また今シーズンは2008年10月にアム
ステルダムのコンセルトへボウ、2009年に入り4月にウィーンのムジークフェラ
インザール、6月にバーデン=バーデンなど主要な会場でのコンサートも注目を
集めています。
ウィーンのヨーゼフ・ハイドン・コンクールでハイドン賞に輝いた彼らにとっ
て、デビュー盤はいわば自信の演目だけに大いに期待されるところです。
=ミネッティ・クァルテット=
オーストリア出身の若手メンバーにより2003年に結成。現在もウィーン国立音
楽演劇大学でヨハネス・マイスル教授(アルティス四重奏団メンバー)及びアル
バン・ベルク四重奏団メンバーに師事。また、ヨーロッパ室内楽アカデミーの
メンバーとして、ハット・バイエルレ(アルバン・ベルクQ.の元ヴィオラ)、ア
マデウス四重奏団、モザイク・クァルテット、ハーゲン四重奏団などのマスタ
ークラスにも参加しています。
コンクールの受賞歴も輝かしいものがあり、2006年にグラーツのフランツ・シュ
ーベルト国際弦楽四重奏コンクール最高位。2007年にはフィレンツェのリンボッ
ティ国際弦楽四重奏コンクール第1位、ウィーンのヨーゼフ・ハイドン・コンク
ールでハイドン賞を受賞しています。また、2008/09年シーズンにはEcho
Klassik の「ライジング・スター・シリーズ」に選出され、この流れでアムス
テルダム、ストックホルム、パリ、ケルン、ルクセンブルク、アテネ、ブリュッ
セル、バーミンガム、バーデン=バーデン、ザルツブルク、ウィーンの主だった
演奏会場でのコンサートがすでに決まっています。使用する楽器は国立オース
トリア銀行から貸与された1774年製グァダニーニ、1756年製ロレンツィーニ
(以上ヴァイオリン)、1681年製トノーニ(チェロ)。

98546 8枚組 \4050
「シューベルト:弦楽四重奏曲全集 / ヴェルディ四重奏団」
[CD1]
第13番イ短調D804「ロザムンデ」
第3番変ロ長調D36
録音:1997年
[CD2]
第14番ニ短調D810「死と乙女」
第2番ハ長調D32
録音:1996年
[CD3]
第9番ト短調D173
第8番変ロ長調D112
断章ハ短調D103
録音:1998年
[CD4]
第7番ニ長調D94
第1番ト短調 / 変ロ長調 D18
第6番ニ長調D74
録音:1998年
[CD5]
第15番ト長調D887
第5番変ロ長調D68
録音:1998年
[CD6]
第10番変ホ長調D87
メヌエット ニ長調D86
5つのメヌエットD89
5つのドイツ舞曲D89
録音:1997年
[CD7]
第12番ハ短調D703「四重奏断章」
第4番ハ長調D46
第11番ホ長調D353
録音:1997年(第12番)、1998年(第4番&第11番)
[CD8]
弦楽五重奏のための序曲ハ短調D8
弦楽五重奏曲ハ長調D956
録音:1996年
ヴェルディ四重奏団
ディディエ・ポスキン(Vc)[CD8のみ]
収録場所:ケルン・フンクハウス、ドイチュラントフンク室内楽ホール
ブラームスのシリーズでおなじみのヴェルディ・クァルテットによるシューベル
トが一挙に全集で登場します。当セット、通常の弦楽四重奏15曲だけでなく、
弦楽五重奏さらには小品までたっぷりと収められている上に、お値段も通常の
3枚価格弱という破格値でのご提供となります。ドイチュラントフンクとの共同
制作で録音も万全で、みずみずしい響きを余さず捉えています。コレクション
に便利なクラムシェル・ボックス仕様。

98539 \2080
ブラームス:
(1)弦楽六重奏曲第1番変ロ長調Op.18
(2)弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.111
(1)(2)ヘルマン・フォス(Va)
(1)ペーター・ブック(Vc)
ヴェルディ四重奏団
録音:(1)2008年2月20-22日(2)2007年11月14-16日
ケルン、ドイチュラントフンク室内楽ホール
(ドイチュラントフンクとの共同制作)
ヴェルディ四重奏団のブラームス・シリーズ第4弾。映画「恋人たち」をはじめ、
第2楽章がたびたび使用されて有名な六重奏第1番に、イタリア旅行後特有の明る
さが特徴で、晩年のブラームスが持てる精力を込めて書き上げた弦楽五重奏第2
番という組み合わせ。前作(98.518)と合わせて、これで弦楽六重奏と弦楽五重奏
がすべて揃います。このたびもまた名門メロス四重奏団(1965-2005)のメンバー
ふたりをゲストに迎えていることがポイント。作品を熟知するヴェテランの参加
が、演奏にはかりしれない効果を生んでいます。




<harmonia mundi>
HMC901973 \2450
「21世紀のチェロ協奏曲集」
(1)ブルーノ・マントヴァーニ(b.1974):チェロとオーケストラのための協奏曲
(2)フィリップ・シェーラー(b.1957):
風の目(チェロとオーケストラのための協奏曲)
(3)ジルベール・アミ(b.1936):チェロとオーケストラのための協奏曲
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
(1)ギュンター・ヘルビッヒ(指)、ザールブリュッケン放送交響楽団
(2)アレクサンダー・ブリジェ(指)、ラジオ・フランス管弦楽団
(3)ジルベール・アミ(指)、パリ管弦楽団
録音:(1)2005年9月(2)2008年5月(3)2006年9月
時に管楽器を思わせる鋭い音色、時に深く抉るような低音、めまぐるしく上下を
駆け巡る超絶技巧・・・。ケラスのチェロのうまさが200%実感できる現代もの
の登場。もともとケラスはブーレーズ率いるアンサンブル・アンテルコンタンポ
ランに所属していたこともあり、同じ今という時代を生きている作曲家の作品を
演奏し、作曲家とともに音楽を作り上げることに関して特別な思い入れがありま
す。作曲家のいかなる要求をも実現するテクニックは群を抜いています。そんな
ケラスによる、現代を代表する作曲家たちの力作がそろいました。すべて世界初
録音です。
マントヴァーニの作品は、2003年にケラスのために書かれたもの。シューマンの
チェロ協奏曲と同じオーケストラ編成で書かれています。暗い洞窟の中で様々な
音が不気味に響くような冒頭部に始まり、激しい盛り上がりを見せ、最後はサラ
リと終わります。心の原風景を映し出すようなシェーラーの「風の目」。アミ
の作品は、武満徹の思い出に捧げられており、2000年にケラスによってサント
リーホールで初演されました。技巧的な部分もありますが、武満を思わせるよ
うな、静寂を聴かせる作品です。どれもケラスの技が光る作品となっています。




<Whispering Winds>
SPBO0901 \2250
(1)マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調
(2)塚谷水無子:オーボエとオルガンのための さくら,さくら
(3)フォーレ:オーボエとオルガンのための小品
(4)フォーレ:フルートとオルガンのためのパヴァーヌ
(5)リムスキー・コルサコフ:くまん蜂の飛行(Fl&Org)
(6)ハイドン:音楽時計の音楽-アレグロ・モデラート、アレグレット
(7)J.S.バッハ:小フーガ ト短調BWV542, 協奏曲 ヘ長調BWV978
(8)ジョン・トラヴァース:コルネット・ヴォランタリー ハ長調
(9)ブクステフーデ:シャコンヌ ホ短調BuxWV160
(10)アド・ヴァムメス(1953):トッカータ・クロマティカ
(11)アレクサンドル・フェッシ:奉献曲
(12)ルフェビュール・ウェリー:行進曲 ハ長調、オルガン独奏 ト短調
塚谷水無子(Org)
(1)(2)(3)パウラ・オーステンリク(Ob) 
(4)(5)マリアン・ヤスパース・ファイアー(Fl)
「トッカータとフーガ ニ短調」「管弦楽組曲第2番(オルガン版)」等を収録し
た第1弾(SPBO.0601)に続くCD。オランダを中心にヨーロッパで活躍中の塚谷はキ
ングレコードからも「癒しのオルガン」(KICC-729 4月8日発売)で国内盤デビュ
ー。

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