クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-03 No.9

2009年03月10日 19時43分13秒 | Weblog
★MIRAREレーベル SALEのご案内★
多数のカタログから厳選し特価セールを行ないます
セール期間:2009年3月25日-5月25日入荷分まで
※品切れ等で入荷のない場合は、ご注文打ち切りとなりますので、お早めに
ご注文下さい。

対象商品は当店HPにございます。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/mirare_sale2009.html

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<IDIS>
IDIS 6565 2枚組 \3250
Mono
ヴェルディ:「アイーダ」
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(T ラダメス)
アントニエッタ・ステッラ(S アイーダ)
ジュリエッタ・シミオナート(Ms アムネリス)
ジャンジャコモ・グエルフィ(Br アモナズロ)
ニコラ・ザッカリア(Bs ランフィス)
シルヴィオ・マイオニカ(Bs エジプト王)
ジュゼッペ・ザンピエーリ(T 伝令)
ほか
アントニーノ・ヴォットー(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
録音:1956年12月7日,ミラノ(ライヴ)
幻の公演が復活です!スカラ座の1956/57年シーズンの開幕公演、ヴェルディ
「アイーダ」のライヴ録音です。これは1950年代のスカラ座としても飛び切り
の超豪華キャストで、ディ・ステーファノ、ステッラ、シミオナート、グエル
フィ、ザッカリア、マイオニカ、ザンピエーリと、名歌手の名がズラリと並ん
でいます。ことにディ・ステーファノのラダメスの録音は意外なことにこれが
唯一なので貴重。初CD化ではありませんが、入手が難しくなっていただけに、
IDISからのCD化は嬉しい知らせです!

IDIS 6567 2枚組 \3250
Mono / Stereo
ヴェルディ:レクイエム
+ボーナス
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」序曲,「セミラーミデ」序曲
オッフェンバック:「ホフマン物語」-舟歌
ポンキエッリ:「ジョコンダ」-時の踊り
グレ・ブラウエンスタイン(S) オラリア・ドミンゲス(Ms)
ジュゼッペ・ザンピエーリ(T) ニコラ・ザッカリア(Bs)
ゲオルク・ショルティ(指)ケルンWDR管弦楽団,合唱団
録音:1958年11月17日
[ボーナス]ゲオルク・ショルティ(指)コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
録音:1958年
ゲオルク・ショルティはヴェルディのレクイエムを1967年(DECCA、ウィーン・
フィル)と1977年(BMG、シカゴ交響楽団)と2回録音しており、この若き日の録音
を加えると、ちょうどほぼ10年毎の演奏が辿れることになります。1958年とい
えばDECCAの「ラインの黄金」の年、野心的プロジェクトに取り組んだ46歳の
ショルティのギラギラが感じられる演奏です。




<PREISER>
PRCD 89716 \2080
ルドルフ・ボッケルマン 第2集
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」抜粋
+ボーナス
「さまよえるオランダ人」-期限が来た
ルドルフ・ボッケルマン(Br ザックス)
ティアナ・レムニツ(S エファ)
ルート・ベルグルンド(Ms マグダレーネ)
エイヴィンド・ラホルム(T ヴァルター・フォン・シュトルツィング)
オイゲン・フックス(Br ベックメッサー)
ヨーゼフ・フォン・マノヴァルダ(Bs ポーグナー)
コートナー:ゲオルク・ハン(バリトン)
ダヴィト:エーリヒ・ツィマーマン(テノール)
エヴァ:(ソプラノ)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ウィーン国立歌劇場合唱団,ほか
録音:1938年9月5日、ニュルンベルク
[ボーナス]ヴィルヘルム・シュヒター(指)NDR交響楽団
録音:1946,47年頃
ボッケルマンの語り
ルドルフ・ボッケルマン(1892-1958)は、1930年代のドイツを代表するワーグ
ナー・バリトンで、ヴォータンやザックスで高い評価を得ました。この録音は、
フルトヴェングラー・マニアには有名な、1938年にニュルンベルクで上演され
た「マイスタージンガー」の抜粋。この公演は単なるオペラ上演ではなく、同
月に開催されるナチス党大会の景気付けの意味がありました。ナチス・ドイツ
は同年3月にオーストリアを併合しており、この党大会では、ナチスが神聖ロー
マ帝国を継承すると世界に宣言しようと、ウィーンから宝物を取り寄せるなど
様々な演出をしています。フルトヴェングラーとウィーン国立歌劇場を招いて
ワーグナーのオペラを上演するのもその一つで、世界中にラジオ放送されまし
た。この公演をウィーン国立歌劇場の音響担当職員だったヘルマン・マイが私
的に録音、それがここに収録されている音源です。マイの興味がウィーンには
縁の薄いボッケルマンにあったため、ボッケルマンの場面ばかりが収録されて
います。音質はかなり厳しいものの、演奏はもちろん、歴史資料としても貴重
なものです。以前CDになったことはありますが、既に入手難となっているので、
PREISERでの発売はありがたいことでしょう。
ボーナスに、戦後の録音のオランダ人と、ボッケルマン自身の語りを収録。




<haenssler>=SWR MUSIC=
94 208 2枚組 \2080
モノラル
SWR放送録音集Vol.1
[CD 1]
(1)ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
(2)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
[CD 2]
(1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(2)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
ゲザ・アンダ(P)
[CD 1(1)・CD 2(1)]エルネスト・ブール(指)SWR南西ドイツ放送交響楽団
[CD 1(2)・CD 2(2)]ハンス・ロスバウト(指)SWR南西ドイツ放送交響楽団
録音:[CD 1](1)1952年3月18日(2)1953年5月3日
[CD 2](1)1963年3月12日(2)1958年4月8日
以上すべてバーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ(SWR収録)
ヴィルトゥオーゾとして知られるアンダはここに収められた協奏曲をすべて別
演奏でも残していますが、ここでは現代音楽の明晰なアプローチで評価の高か
ったロスバウト、ブールの両巨匠との顔合わせというところがポイント。過度
なロマン性を排しているのが演奏に共通する特徴で、とくにロスバウトとのラ
フマニノフとブラームスはユニークな仕上がりとなっています。SWR収録の音
源による復刻で音質もたいへんクリア。auditeのアンダ・エディションととも
に、ファンにはうれしい内容といえるでしょう。

93 208 \2250
ステレオ
「ブラームスと同時代の作曲家による作品集Vol.3」
(1)ジュゼッペ・マルトゥッチ(1856-1909):チェロ・ソナタOp.52(1880)
(2)ブラームス(1833-1897)/ ノルベルト・ソルター編:6つの歌曲
野に独りいてOp.86-2 / 歌の調べのように何かがよぎりOp.105-1 /
サッフォー風の頌歌Op.94-4 / 子守歌Op.49-4 / 愛の誠Op.3-1 /
愛の歌Op.71-5
(3)テーオドル・キルヒナー(1823-1903):8つの小品Op.79
ヨハネス・モーザー(Vc)、パウル・リヴィニウス(P)
録音:2008年1月14-17日SWRシュトゥットガルト、室内楽スタジオ
ドイツの俊英チェリスト、モーザーが「ブラームスと同時代のソナタ」を弾く
こだわり企画の最終巻。マルトゥッチは19世紀後半のイタリアでオペラに背を
向け器楽の復興に尽力した作曲家。最重要とされる室内楽の代表作チェロ・ソ
ナタは、シューマンの影響が濃い内容ですが、スケルツォ中間部ではザンポー
ニャ(イタリアの羊飼いたちが用いていたバグパイプ風の楽器)を想起させるパッ
セージもあらわれて、このあたりイタリア出身というお国柄を感じさせます。
いっぽう、シューマンが誠実で優しい音楽家と評したキルヒナー。すでに8歳
でオルガニストとして認められ、およそ1,000曲に及ぶピアノ独奏曲が有名。
ブラームスより10歳上ながら、1865年にブラームス本人に出会ってから、その
熱烈な支持者となっています。
モーザーはじっくり考えてプログラムを組んだというだけあって、途中に挿ま
れる、チェロとピアノ用に編曲を施したブラームスの歌曲も選曲のセンスが光
ります。



<Praga Digitals>
PRDDSD 350053(SACD-Hybrid) \2780
ステレオ
(1)シューベルト:交響曲第8番ロ短調「未完成」
(2)チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)レニングラード・フィル
[1959年4月24日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ(ステレオ)]
ムラヴィンスキー未知音源のリリース、それも驚愕のステレオ録音です。1959
年4月24日モスクワ音楽院大ホールで行ったレニングラード・フィルのコンサー
ト。同じコンサートのモノラル・ライヴが、かつてRussian Discから出ていま
したが、今回の発売元のPraga digitalsによれば、当時駐露フランス大使館の
職員が会場で密かに収録した別音源とのこと。
日本ムラヴィンスキー協会天羽健三氏著のムラヴィンスキー・ディスコグラフィ
によると、ムラヴィンスキーは1959年4月下旬から5月にかけてモスクワにいた
ものの、4月24日にはコンサートを行った形跡がなく、日時が正しいのならばリ
ハーサルの可能性が高いとのこと。また5月に同地で行った同じプログラムのコ
ンサートは、レニングラード・フィルではなくソヴィエト国立交響楽団を指揮
しており、当盤と同様の表示をしているRussian Disc盤に疑問を投げかけてい
ます。
弊社はこの事実をPraga digitalsに伝え、事実確認を求めましたが、表示通り
で間違いないという返事を受け取りました。
演奏はムラヴィンスキーならではの大きな音楽作り、推進力に満ちていて唸ら
されます。




<DELTA CLASSICS>
DCCA-0058 \2415
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)
フルトヴェングラー/ベルリン・フィル
(15,Mar,1949/ティタニア・パラスト ライヴ rec)
フルトヴェングラーを精力的に発売している弊社でも、フルトヴェングラーの
ブルックナーは発売タイトルが極端に少ないです。何故か?やはりフルトヴェ
ングラーと言えば、ベートーヴェン、ブラームス、シューベルト、ワーグナー
といった作曲家に定評があり、聴く側もそれらに大きな期待をし事実定番と呼
べる物が数多くあります。しかし、ブルックナーに関しては別で、何故かフル
トヴェングラーのブルックナーは良くない!という固定観念の様な物がついて
しまっている感じがあります。フルトヴェングラーが存命中は、ブルックナー
の版もハース版が最新版であり、使用楽譜も原典版(初版)かハース版という
ハンディもありその上、日本ではまだブルックナーは良く聴かれる作曲家とは
言い難い時代背景もあったのでしょう。そこで昔の批評で一刀両断されこの評
価が今に至っても続いている気がします。勿論、全てが良いとは言いませんが、
少なくともこの八番は名演の類に入れてもなんら差し支えない見事な演奏です。
ここでもフルトヴェングラーが作り出すスケールの大きな演奏と、ライブなら
ではの緊張感、細部まで読みつくされた構成力、そして力強く覇気のあるベル
リン・フィルの演奏、どこをとっても素晴らしい演奏です。

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