<SONY CLASSICAL>
8869745369-2 12枚組 \7950
マーラー:交響曲全集
レナード・バーンスタイン
ニューヨーク・フィルハーモニック(第2番はニューヨーク・フィルを収録)
ロンドン交響楽団&合唱団(第8番)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(大地の歌)
昨2008年、生誕90年を迎えた20世紀の大指揮者レナード・バーンスタインが
CBS時代に録音した世界初のマーラー交響曲全集が、新リマスターによる12枚
組のボックスセットとしてリリース!
ディスク2には、1967年のオーディオ・ドキュメンタリー「Gustav Mahler
Remembered;:Reminiscences by Mahler’s Associates and by Musicians
Who Played Under His Baton(narrated by William Malloch)が、初CD化で収
録されています。
<MD+G>
60315552 \2080
「シマノフスキ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集」
1.ソナタ ニ短調Op.9
2.ロマンス ニ長調Op.23
3.夜想曲とタランテラOp.28
4.3つの神話Op.30
5.アイタコ・エニアの子守歌Op.52
6.3つのパガニーニのカプリースOp.40
ヨアンナ・マドロシュキェヴィッチュ(ヴァイオリン)
パウル・グルダ(ピアノ)
録音:2008年5月14-16日 マリエンミュンスター修道院
シマノフスキのオペラやバレエ音楽は、クラシック愛好家にとって大変身近な
存在ですが、小編成の作品は、残念ながらあまり知られていません。 本作では
ポーランドの女流ヴァイオリニスト、マドロシュキェヴィッチュと、天才グル
ダの息子パウルが、ポーランド印象派の巨匠が残した室内楽にスポットライト
をあてます。ヴァイオリンとピアノのために書かれた全ての作品を、巧みなア
ンサンブルと、MDGの高音質でお楽しみください。
34215562 \2080
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
1.ピアノ三重奏曲第25番ホ短調Hob.XV-12
2. 同 第43番ハ長調 Hob.XV-27
3. 同 第39番ト長調 Hob.XV-25
4. 同 第45番変ホ長調 Hob.XV-29
ウィーン・ピアノ・トリオ〔ヴォルフガンク・レディック(ヴァイオリン)
マティアス・グレトラー(チェロ) シュテファン・メンデル(ピアノ)〕
録音:2008年8月22-24日 マリエンミュンスター修道院
2つのアニヴァーサリー。結成20周年を迎える名門ウィーン・ピアノ・トリオが、
ハイドン没後200年を記念して、彼が中期から後期にかけて残したピアノ三重奏
曲の傑作を録音。4曲の中には、有名な《ジプシー・トリオ》(Hob.XV-12)も収
録されています。長年、世界第一級のピアノ・トリオとして活躍してきた当団
が、ウイーンの魅力とハイドンの機知を巧みに結びつけて、瑞々しい演奏で魅
了してくれる1枚です。
30415572 \2080
レーガー:クラリネット五重奏曲&弦楽六重奏曲
1.クラリネット五重奏曲イ長調Op.146
2.弦楽六重奏曲へ長調Op.118
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ:
ウルフ・ローデンホイザー(クラリネット) ニコラス・チュマチェンコ、
エリカ・ゲルトゼッツァー、エステル・ハフナー(ヴァイオリン)
ベンジャミン・リヴィニュス、ハリオルフ・シュリヒティヒ(ヴィオラ)
マーティン・オステルターグ、ミケル・ディスパ(チェロ)〕
録音:2008年5月20-21日(1)、2008年10月13-14日(2)
マリエンミュンスター修道院
バッハ、ベートーヴェン、ブラームスの「ドイツ3大B」の正統な継承者に位置
付けられるレーガーですが、晦渋な作品の数々は残念ながら広く知られていま
せん。しかし、1990年結成のアンサンブル・ヴィラ・ムジカによる高度な技術
と機動性によって、ここに最高のレーガー室内楽作品集が誕生ました。特にク
ラリネット五重奏曲では、ソロにベルリン・フィルなどで首席を務めた名手ロ
ーデンホイザーを擁して至高の名演を繰り広げます。
61415522 \2080
パッヘルベル:鍵盤作品集Vol.1
1.トッカータ ハ長調(6)
2.フーガ ハ長調《ナイチンゲール》
3.トッカータ ハ長調(4)
4.トッカータ へ長調(9)《パストラーレ》
5.幻想曲ハ長調
6.コラール前奏曲
7.パルティータ《人は皆死すべきさだめ》
8.シャコンヌ ニ長調
9.組曲ホ長調
フランツ・ラムル(1-8:オルガン&9:チェンバロ)
録音:2008年5月30-31日(1-8),聖ペーター教会,フライブルク、
2008年9月21-22日(9)、ロットa.d.ロット
《カノン》の作曲として有名なパッヘルベルは、17世紀後半のドイツで最高の
オルガン奏者の一人で、南ドイツと中部イタリアの音楽様式を巧みに融合した
作風も、極めて優れたものでした。そんな彼の作風を顕著に示す鍵盤作品を、
鬼才コープマンの弟子ラムルが、オルガンやチェンバロで奏でて新しい旅にご
招待します。フライブルクの聖ペーター教会が誇るジルバーマン・オルガンの
名器の完璧な音色にもご注目ください。
3013752 \2080
モーツァルト:
1.クラリネット五重奏曲変ロ長調K.Anh.91(516C)〔レヴィン補作〕
2. 同 イ長調Anh.88(K.581a)〔ブッシュマン補作〕
3.クラリネット、バセット・ホルンと弦楽三重奏曲のための断章へ長調Anh.90
(K.580b)〔バイヤー補作〕
4.クラリネット五重奏曲イ長調K.581
※長らく廃盤になっていたアイテム復活のご案内です
ディーター・クレッカー(クラリネット)
ヴァルデマール・ヴァンデル(バセットホルン) レオポルダー四重奏団
録音:1990年2月 ノイマルクト
傑作が完成するまでの道のりは、天才モーツアルトにとってさえ、時に辛い作
業でした。晩年の傑作である 《クラリネット五重奏曲》もその一つで、1789
年の完成までには、約2年おきのペースで予備的な習作を必要としました。名ク
ラリネット奏者クレッカーが、それらの様々なスケッチを綿密に検証して、レ
オポルダー四重奏団と共に記録したのが当盤です。モーツァルトの作曲法の秘
密を解き明かすワークショップをお楽しみください。
<Telarc>
CD80699 \2080
グレツキ:交響曲第3番Op.36《嘆きの歌の交響曲》
クリスティーネ・ブリューワー(ソプラノ)
アトランタ交響楽団
指揮:ドナルド・ラニクルズ
録音:2008年6月10日 アトランタ、ウッドルフ・アートセンター
現代ポーランドの代表的作曲家グレツキが1976年に作曲。20世紀後半で最も成
功した交響曲の一つです。女性の立場から祖国の苦難を悲痛かつロマンティッ
クに訴えた内容で、教会旋法やカノンを多用。テンポはレントに終始していま
す。ベルリン・ドイツ・オペラの音楽監督に就任予定のラニクルズが指揮する
アトランタ響と、R・シュトラウスなどで定評が高いアメリカのソプラノ、ブ
リューワーの充実した共演でお楽しみください。
CD80702 \2080
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調Op.93
トルミス:序曲第2番
シンシナティ交響楽団
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
録音:2008年4月27-28日 シンシナティ、ミュージック・ホール
充実と躍進を続けるP・ヤルヴィ&シンシナティ響が、今回挑んだのは、ショス
タコーヴィチの交響曲第10番。自身のイニシャル(DSCH)をモチーフにして、ス
ターリン体制から開放された自分自身を表現したといわれる作品を、相変わら
ず丁寧できめの細かいアプローチを透徹して見事に描き上げています。併録の
トルミスは、パーヴォの故郷エストニアを代表する合唱作曲家で、ショスタコ
ーヴィチに深く傾倒していることでも有名です。10月には、ヤルヴィ&シンシ
ナティ響の来日公演も予定されており、今年もパーヴォ・ヤルヴィの活動から
は目が離せません。
CD80707 \2080
「フォー・デイヴィッド-デイヴィッド・ラッセルのために書かれたギター作
品集」
S・アサド:アクアレル
F・クレンジャンス:カプリス形式のアラベスク(タレガ讃歌)Op.99
S・ゴス:ザ・ウィーピング・オブ・ドリームス
B・ヴァーデリー:ナウ・アンド・エヴァーI
同:ナウ・アンド・エヴァーII
P・ロシェガー:ワルツ第7番
同:ララバイ・トゥ・ウェイク・アップ・ウィズ
同:グッド・ラック・ワルツ
デイヴィッド・ラッセル(ギター)
録音:2008年4月18-21日 メリーランド、ペギー・アンド・イェール・ゴード
ン・センター
スコットランド出身のD・ラッセルは、その卓越した天性の才能が高い評価を受
けている世界的ギタリスト。彼の奏法は旧来と一線を画する合理的なもので、
メロディーの繋がりや音色の弾き分けを自在に操り、作品の様式に合った格調
高い表現が特長です。当盤には、S・アサド、クレンジャンスなどの名作曲家た
ちが、そんな彼に捧げた8曲を収録。セゴビアが「君の音楽性とテクニックを
喜ばしく思う」と評した妙技をお楽しみください。
<MARSTON>
53011-2 3枚組 \6540
「レコーディングの夜明け」-
ジュリアス・ブロックのシリンダー録音集(19世紀末-20世紀初頭)
(1)モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.396
(2)ルビンシテイン:「バル」-コントルダンス(2曲)
ワーグナー(ブラサン編):魔の炎の音楽
メンデルスゾーン:無言歌 イ短調 Op.38-5 「情熱」
(3)ゴダール:ガヴォット ト長調 Op.81-2
(4)ショパン:夜想曲 ホ長調 Op.62-2
ショパン(パプスト編):ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬」
シューマン:「謝肉祭」-ショパン,蝶々
チャイコフスキー(パプスト編):「眠りの森の美女」のパラフレーズ
パプスト:蝶々/ショパン(パプスト編):マズルカ ニ長調 Op.33-2(2種)
(5)アレンスキー:
即興曲 変ホ長調,即興曲 イ長調,夜想曲 Op.36-3,即興曲 ヘ短調 Op.36-12,
慰め,森の中のロシアの踊り,イオニキ,ストロフ・アルセエンヌ,
泉にて イ長調,特定できない作品
(6)アレンスキー:練習曲 嬰へ長調p.36-13
ショパン:前奏曲 嬰ヘ短調 Op.28-8
(7)ゴダール:流れながら
(8)ペトリ:自由な即興,特定できない作品3曲
(9)ユオン:ヴァイオリン・ソナタ Op.7-第2楽章の第4変奏
(10)リャードフ:練習曲 ヘ長調 Op.37
ショパン:マズルカ ト短調 Op.67-2
ユオン:ユモレスク ヘ長調 Op.12-3
(11)ユオン:舞踊のリズム Op.41-3,同 Op.41-2
(12)コニュス:4手ピアノのための組曲
(13)アレンスキー:2台ピアノのための組曲-第1,3,4番
(14)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番-メヌエット1
ショパン(サラサーテ編):夜想曲 変ホ長調 Op.9-2
(15)アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番 から(約11分半)
(16)キュイ:万華鏡-東洋的(2テイク)
モーツァルト(アウアー編):「イドメネオ」からのガヴォット ト長調
ポッパー(アウアー編):練習曲 Op.55-1/クライスラー:美しいロスマリン
(17)タルティーニ(クライスラー編):コレッリの主題による変奏曲
クライスラー:
カルティエのスタイルによる狩り,マルティーニのスタイルによるアンダン
ティーノ,愛の苦しみ
ハイドン(ブルマイスター編):交響曲第96番-メヌエット
ベートーヴェン(ブルマイスター編):メヌエット第2番
シューマン(アウアー編):予言の鳥
ユオン:子守歌
(18)ヘンデル(ハルヴォルセン編):
ハープシコード組曲第7番 HWV 432-パッサカリア ト短調
(19)ラフマニノフ:合唱曲
(20)ドニゼッティ:「ルチア」から
ヴェルディ:「エルナーニ」から
作者不詳:ジプシー女
作曲者不詳:泉で
ショパン:夜想曲Op.9-2
(21)ダルゴムイジスキー:私は愛している
ルビンシテイン:切望 Op.27-9
チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナーデ
(22)ビゼー:「カルメン」-ハバネラ
(23)ビゼー:牧歌
チャイコフスキー:私から離れないで Op.27-3
シューマン:君に捧ぐ Op.25-1
(24)グリーグ:君を愛す/キュイ:5月/チャイコフスキー:伝説
(25)キュイ:あの夕べを思い出す
(26)ルビンシテイン:帆,切望/ダヴィドフ:夜、愛、月
(27)リムスキー=コルサコフ:「雪娘」から/ルビンシテイン:「ネロ」から
(28)不詳の曲/ゴダール:フロリアンの歌
(29)チャイコフスキー:嵐の中の子守歌 Op.54-10/不詳の曲
(30)ブラームス:目かくし鬼ごっこ/シューベルト:どこへ?
(31)エレナ・ゲルハルトとアルトゥール・ニキシュの語り
(32)レフ・トルストイの語り
(33)ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー、
アントン・ルビンシテインの語り
(1)セルゲイ・タネーエフ(Pf) 1891年
(2)ヨーゼフ・ホフマン(Pf) 1895-96年
(3)アンナ・エシポワ(Pf)
(4)パウル・パプスト(Pf) 1895年
(5)アントン・アレンスキー(Pf) 1892-99年
(6)サンドラ・ドロウカー(Pf) 1898年
(7)ウラディーミル・ウィルスカウ(Pf) 1890年頃
(8)エゴン・ペトリ(Pf) 1923年
(9)パウル・ユオン(Pf) 1911年
(10)レオニード・クロイツァー(Pf) 1915年
(11)レオニード・クロイツァー(Pf),パウル・ユオン(Pf)1915年
(12)セルゲイ・タネーエフ(Pf),レフ・コニュス(Pf) 1893年
(13)セルゲイ・タネーエフ(Pf),パウル・パプスト(Pf) 1892年
(14)ユーリ・コニュス(Vn),P.ユオン(Pf) 1892・1894年
(15)アントン・アレンスキー(Pf),ヤン・フルジマリ(Vn),
アナトーリ・ブランデュコフ(Vc) 1894年
(16)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn),
ワルデマール・リアコフスキー(Pf) 1912年
(17)エディ・ブラウン(Vn),ジュリアス・ブロック(Pf) 1914年
(18)ヨゼフ・プレス(Vc),マイケル・プレス(Vn) 録音年不明
(19)モスクワ宗教会議学校合唱団 1893年
(20)ルイーザ・マーガレット・ニコルソン(S),
ピョートル・シュロフスキー(Pf) 1890,91年
(21)ヴァシリー・サミュス(T) 1890年
(22)アデーレ・ボルク(MS) 1891年
(23)マリア・クリメントヴァ=ムロミツェヴァ(S),
セルゲイ・タネーエフ(Pf) 1891年
(24)ユージェニア・ユーリイェヴナ・ウエルダン(MS) 1892年
(25)ニコライ・フィグネル(T) 1891年
(26)マリア・イヴァノヴァ・グテイル(S) 1894年
(27)ラヴレンチー・ドンスコイ(T) 1894年
(28)テレーゼ・レシェティツカヤ=ドリニーナ(S) 1898年
(29)エリザヴェータ・ラヴロンフスカヤ(S) 1892年
(30・31)エレナ・ゲルハルト(MS),アルトゥール・ニキシュ(Pf) 1911年
(32)トルストイ 1895年
(33)チャイコフスキー、A.ルビンシテイン 1890年
たいへん貴重な録音が現れた。ブロックという商人が、19世紀末から20世紀初
頭にかけて、実用化されて間もないシリンダー型蓄音機を携え、高名な音楽家
の録音をしていた。セルゲイ・タネーエフ、ヨーゼフ・ホフマン、アンナ・エ
シポワ、パウル・パプスト、アントン・アレンスキーらのピアノ、ユーリ・コ
ニュス、11歳のヤッシャ・ハイフェッツ、伝説の名手エディ・ブラウンのヴァ
イオリン、当時の大歌手たちの歌、エレナ・ゲルハルトがアルトゥール・ニキ
シュの伴奏で歌う歌曲、そしてトルストイの語りなど、いずれも途方もなく貴
重なものだ。膨大な数の録音シリンダーは、第二次世界大戦後ソ連が接収し、
近年までその存在が知られることはなかった。このCDは、発見されたシリンダ
ーを注意深く再生したもの。いずれもか細い音には違いないが、状態の良い録
音だと、百数十年前の大家の演奏が蘇えってくる。
※再プレスのご案内
「ヨーゼフ・ホフマン全集」第6集も再プレスが決定!
※ピアノ・マニア必携のアイテム、ヨーゼフ・ホフマン全集。昨年の第5集、
第7集に続き第6集も再プレスが決定!これでMARSTONから出ている第5集-第8集
が入手可能になりました。MARSTONレーベルは在庫切れ商品は再プレスしない
ポリシーを持っていますが、今回も日本からの要請で再プレスされることが決
定いたしました。
52014-2 2枚組 \4360
「ヨーゼフ・ホフマン全集第6集」カシミール・ホール・リサイタル
(1)ベートーヴェン:ソナタ第14番「月光」
ショパン:
夜想曲Op.15-2/ワルツOp.42、Op.64-1「子犬」
(1936年3/15キャデラック・アワー)
(2)ベートーヴェン:ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
シューマン:クライスレリアーナ
ショパン:
ポロネーズOp.26-2、夜想曲Op.9-3、華麗なる大ワルツ、バラード第4番、
子犬のワルツ(ホフマン編)
シューベルト(ゴドフスキー編):楽興の時Op.94-3/他
(1938年4/7カシミール・ホール・リサイタル)
(3)ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第4番(バルビローリ指揮交響楽団)(1941年10/26放送録音)
(4)(3種類のベートーヴェン:「月光」)
ベートーヴェン:
「月光」第1楽章
(1916年コロンビア未発表録音[2種]、1944年ベル・テレフォン・アワー)
<若林工房レーベル(日本)>
WAKA-4131-32 2枚組 \3600
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集-3
[disc-1]
ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 作品7
ピアノ・ソナタ 第11番 変ロ長調 作品22
ピアノ・ソナタ 第12番 変イ長調 作品26
[disc-2]
ピアノ・ソナタ 第13番 変ホ長調 作品27の1
ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27の2 《月光》
ピアノ・ソナタ 第16番 ト長調 作品31の1
ピアノ・ソナタ 第22番 ヘ長調 作品54
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2008年7月、9月、12月 & 2009年1月
新川文化ホール(富山県魚津市)
STEREO/24bit Digital録音、発売元:若林工房
ロシア出身の若き俊英、イリーナ・メジューエワによるベートーヴェン:ピアノ
・ソナタ全曲録音のシリーズ第3弾。若林工房創立5周年を記念して2008年にス
タートした当シリーズは、第1弾、第2弾ともに「レコード芸術特選盤」に輝く
など、各方面で高い評価を獲得して大きな注目を集めています。待望の新作は、
これまでと同じくCD2枚組に初期-中期のソナタを7曲収録。巨匠作曲家への道
を歩むベートーヴェンの野心溢れるソナタ群に対してメジューエワはてらいの
ない正攻法で臨んでおり、瑞々しい感性に貫かれた秀逸な演奏を展開していま
す。鮮やかなテクニック、力強さと繊細さを兼ね備えた多彩な音色と響きも素
晴らしく、シンプルな佇まいの中に作品の核心を伝えてくれます。
・・・演奏がはじまり、時間の密度がしだいに増していくその場に、わたした
ちは半ば強制的に投げ入れられる。メジューエワのピアノ演奏が流れている今
この空間で時が熟していく過程を、聴く者はまざまざと、しかしほとんど呆然
と見つめるしかない。「時が熟す」とはなじまない日本語だが、彼女はそのよ
うな稀有な体験をわたしたちにさせるピアニストだ。今回で三集目となるベー
トーヴェンのソナタ・アルバムもそれを確信させてくれる。
(國重 游 - ライナーノートより)
8869745369-2 12枚組 \7950
マーラー:交響曲全集
レナード・バーンスタイン
ニューヨーク・フィルハーモニック(第2番はニューヨーク・フィルを収録)
ロンドン交響楽団&合唱団(第8番)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(大地の歌)
昨2008年、生誕90年を迎えた20世紀の大指揮者レナード・バーンスタインが
CBS時代に録音した世界初のマーラー交響曲全集が、新リマスターによる12枚
組のボックスセットとしてリリース!
ディスク2には、1967年のオーディオ・ドキュメンタリー「Gustav Mahler
Remembered;:Reminiscences by Mahler’s Associates and by Musicians
Who Played Under His Baton(narrated by William Malloch)が、初CD化で収
録されています。
<MD+G>
60315552 \2080
「シマノフスキ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集」
1.ソナタ ニ短調Op.9
2.ロマンス ニ長調Op.23
3.夜想曲とタランテラOp.28
4.3つの神話Op.30
5.アイタコ・エニアの子守歌Op.52
6.3つのパガニーニのカプリースOp.40
ヨアンナ・マドロシュキェヴィッチュ(ヴァイオリン)
パウル・グルダ(ピアノ)
録音:2008年5月14-16日 マリエンミュンスター修道院
シマノフスキのオペラやバレエ音楽は、クラシック愛好家にとって大変身近な
存在ですが、小編成の作品は、残念ながらあまり知られていません。 本作では
ポーランドの女流ヴァイオリニスト、マドロシュキェヴィッチュと、天才グル
ダの息子パウルが、ポーランド印象派の巨匠が残した室内楽にスポットライト
をあてます。ヴァイオリンとピアノのために書かれた全ての作品を、巧みなア
ンサンブルと、MDGの高音質でお楽しみください。
34215562 \2080
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
1.ピアノ三重奏曲第25番ホ短調Hob.XV-12
2. 同 第43番ハ長調 Hob.XV-27
3. 同 第39番ト長調 Hob.XV-25
4. 同 第45番変ホ長調 Hob.XV-29
ウィーン・ピアノ・トリオ〔ヴォルフガンク・レディック(ヴァイオリン)
マティアス・グレトラー(チェロ) シュテファン・メンデル(ピアノ)〕
録音:2008年8月22-24日 マリエンミュンスター修道院
2つのアニヴァーサリー。結成20周年を迎える名門ウィーン・ピアノ・トリオが、
ハイドン没後200年を記念して、彼が中期から後期にかけて残したピアノ三重奏
曲の傑作を録音。4曲の中には、有名な《ジプシー・トリオ》(Hob.XV-12)も収
録されています。長年、世界第一級のピアノ・トリオとして活躍してきた当団
が、ウイーンの魅力とハイドンの機知を巧みに結びつけて、瑞々しい演奏で魅
了してくれる1枚です。
30415572 \2080
レーガー:クラリネット五重奏曲&弦楽六重奏曲
1.クラリネット五重奏曲イ長調Op.146
2.弦楽六重奏曲へ長調Op.118
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ:
ウルフ・ローデンホイザー(クラリネット) ニコラス・チュマチェンコ、
エリカ・ゲルトゼッツァー、エステル・ハフナー(ヴァイオリン)
ベンジャミン・リヴィニュス、ハリオルフ・シュリヒティヒ(ヴィオラ)
マーティン・オステルターグ、ミケル・ディスパ(チェロ)〕
録音:2008年5月20-21日(1)、2008年10月13-14日(2)
マリエンミュンスター修道院
バッハ、ベートーヴェン、ブラームスの「ドイツ3大B」の正統な継承者に位置
付けられるレーガーですが、晦渋な作品の数々は残念ながら広く知られていま
せん。しかし、1990年結成のアンサンブル・ヴィラ・ムジカによる高度な技術
と機動性によって、ここに最高のレーガー室内楽作品集が誕生ました。特にク
ラリネット五重奏曲では、ソロにベルリン・フィルなどで首席を務めた名手ロ
ーデンホイザーを擁して至高の名演を繰り広げます。
61415522 \2080
パッヘルベル:鍵盤作品集Vol.1
1.トッカータ ハ長調(6)
2.フーガ ハ長調《ナイチンゲール》
3.トッカータ ハ長調(4)
4.トッカータ へ長調(9)《パストラーレ》
5.幻想曲ハ長調
6.コラール前奏曲
7.パルティータ《人は皆死すべきさだめ》
8.シャコンヌ ニ長調
9.組曲ホ長調
フランツ・ラムル(1-8:オルガン&9:チェンバロ)
録音:2008年5月30-31日(1-8),聖ペーター教会,フライブルク、
2008年9月21-22日(9)、ロットa.d.ロット
《カノン》の作曲として有名なパッヘルベルは、17世紀後半のドイツで最高の
オルガン奏者の一人で、南ドイツと中部イタリアの音楽様式を巧みに融合した
作風も、極めて優れたものでした。そんな彼の作風を顕著に示す鍵盤作品を、
鬼才コープマンの弟子ラムルが、オルガンやチェンバロで奏でて新しい旅にご
招待します。フライブルクの聖ペーター教会が誇るジルバーマン・オルガンの
名器の完璧な音色にもご注目ください。
3013752 \2080
モーツァルト:
1.クラリネット五重奏曲変ロ長調K.Anh.91(516C)〔レヴィン補作〕
2. 同 イ長調Anh.88(K.581a)〔ブッシュマン補作〕
3.クラリネット、バセット・ホルンと弦楽三重奏曲のための断章へ長調Anh.90
(K.580b)〔バイヤー補作〕
4.クラリネット五重奏曲イ長調K.581
※長らく廃盤になっていたアイテム復活のご案内です
ディーター・クレッカー(クラリネット)
ヴァルデマール・ヴァンデル(バセットホルン) レオポルダー四重奏団
録音:1990年2月 ノイマルクト
傑作が完成するまでの道のりは、天才モーツアルトにとってさえ、時に辛い作
業でした。晩年の傑作である 《クラリネット五重奏曲》もその一つで、1789
年の完成までには、約2年おきのペースで予備的な習作を必要としました。名ク
ラリネット奏者クレッカーが、それらの様々なスケッチを綿密に検証して、レ
オポルダー四重奏団と共に記録したのが当盤です。モーツァルトの作曲法の秘
密を解き明かすワークショップをお楽しみください。
<Telarc>
CD80699 \2080
グレツキ:交響曲第3番Op.36《嘆きの歌の交響曲》
クリスティーネ・ブリューワー(ソプラノ)
アトランタ交響楽団
指揮:ドナルド・ラニクルズ
録音:2008年6月10日 アトランタ、ウッドルフ・アートセンター
現代ポーランドの代表的作曲家グレツキが1976年に作曲。20世紀後半で最も成
功した交響曲の一つです。女性の立場から祖国の苦難を悲痛かつロマンティッ
クに訴えた内容で、教会旋法やカノンを多用。テンポはレントに終始していま
す。ベルリン・ドイツ・オペラの音楽監督に就任予定のラニクルズが指揮する
アトランタ響と、R・シュトラウスなどで定評が高いアメリカのソプラノ、ブ
リューワーの充実した共演でお楽しみください。
CD80702 \2080
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調Op.93
トルミス:序曲第2番
シンシナティ交響楽団
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
録音:2008年4月27-28日 シンシナティ、ミュージック・ホール
充実と躍進を続けるP・ヤルヴィ&シンシナティ響が、今回挑んだのは、ショス
タコーヴィチの交響曲第10番。自身のイニシャル(DSCH)をモチーフにして、ス
ターリン体制から開放された自分自身を表現したといわれる作品を、相変わら
ず丁寧できめの細かいアプローチを透徹して見事に描き上げています。併録の
トルミスは、パーヴォの故郷エストニアを代表する合唱作曲家で、ショスタコ
ーヴィチに深く傾倒していることでも有名です。10月には、ヤルヴィ&シンシ
ナティ響の来日公演も予定されており、今年もパーヴォ・ヤルヴィの活動から
は目が離せません。
CD80707 \2080
「フォー・デイヴィッド-デイヴィッド・ラッセルのために書かれたギター作
品集」
S・アサド:アクアレル
F・クレンジャンス:カプリス形式のアラベスク(タレガ讃歌)Op.99
S・ゴス:ザ・ウィーピング・オブ・ドリームス
B・ヴァーデリー:ナウ・アンド・エヴァーI
同:ナウ・アンド・エヴァーII
P・ロシェガー:ワルツ第7番
同:ララバイ・トゥ・ウェイク・アップ・ウィズ
同:グッド・ラック・ワルツ
デイヴィッド・ラッセル(ギター)
録音:2008年4月18-21日 メリーランド、ペギー・アンド・イェール・ゴード
ン・センター
スコットランド出身のD・ラッセルは、その卓越した天性の才能が高い評価を受
けている世界的ギタリスト。彼の奏法は旧来と一線を画する合理的なもので、
メロディーの繋がりや音色の弾き分けを自在に操り、作品の様式に合った格調
高い表現が特長です。当盤には、S・アサド、クレンジャンスなどの名作曲家た
ちが、そんな彼に捧げた8曲を収録。セゴビアが「君の音楽性とテクニックを
喜ばしく思う」と評した妙技をお楽しみください。
<MARSTON>
53011-2 3枚組 \6540
「レコーディングの夜明け」-
ジュリアス・ブロックのシリンダー録音集(19世紀末-20世紀初頭)
(1)モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.396
(2)ルビンシテイン:「バル」-コントルダンス(2曲)
ワーグナー(ブラサン編):魔の炎の音楽
メンデルスゾーン:無言歌 イ短調 Op.38-5 「情熱」
(3)ゴダール:ガヴォット ト長調 Op.81-2
(4)ショパン:夜想曲 ホ長調 Op.62-2
ショパン(パプスト編):ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬」
シューマン:「謝肉祭」-ショパン,蝶々
チャイコフスキー(パプスト編):「眠りの森の美女」のパラフレーズ
パプスト:蝶々/ショパン(パプスト編):マズルカ ニ長調 Op.33-2(2種)
(5)アレンスキー:
即興曲 変ホ長調,即興曲 イ長調,夜想曲 Op.36-3,即興曲 ヘ短調 Op.36-12,
慰め,森の中のロシアの踊り,イオニキ,ストロフ・アルセエンヌ,
泉にて イ長調,特定できない作品
(6)アレンスキー:練習曲 嬰へ長調p.36-13
ショパン:前奏曲 嬰ヘ短調 Op.28-8
(7)ゴダール:流れながら
(8)ペトリ:自由な即興,特定できない作品3曲
(9)ユオン:ヴァイオリン・ソナタ Op.7-第2楽章の第4変奏
(10)リャードフ:練習曲 ヘ長調 Op.37
ショパン:マズルカ ト短調 Op.67-2
ユオン:ユモレスク ヘ長調 Op.12-3
(11)ユオン:舞踊のリズム Op.41-3,同 Op.41-2
(12)コニュス:4手ピアノのための組曲
(13)アレンスキー:2台ピアノのための組曲-第1,3,4番
(14)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番-メヌエット1
ショパン(サラサーテ編):夜想曲 変ホ長調 Op.9-2
(15)アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番 から(約11分半)
(16)キュイ:万華鏡-東洋的(2テイク)
モーツァルト(アウアー編):「イドメネオ」からのガヴォット ト長調
ポッパー(アウアー編):練習曲 Op.55-1/クライスラー:美しいロスマリン
(17)タルティーニ(クライスラー編):コレッリの主題による変奏曲
クライスラー:
カルティエのスタイルによる狩り,マルティーニのスタイルによるアンダン
ティーノ,愛の苦しみ
ハイドン(ブルマイスター編):交響曲第96番-メヌエット
ベートーヴェン(ブルマイスター編):メヌエット第2番
シューマン(アウアー編):予言の鳥
ユオン:子守歌
(18)ヘンデル(ハルヴォルセン編):
ハープシコード組曲第7番 HWV 432-パッサカリア ト短調
(19)ラフマニノフ:合唱曲
(20)ドニゼッティ:「ルチア」から
ヴェルディ:「エルナーニ」から
作者不詳:ジプシー女
作曲者不詳:泉で
ショパン:夜想曲Op.9-2
(21)ダルゴムイジスキー:私は愛している
ルビンシテイン:切望 Op.27-9
チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナーデ
(22)ビゼー:「カルメン」-ハバネラ
(23)ビゼー:牧歌
チャイコフスキー:私から離れないで Op.27-3
シューマン:君に捧ぐ Op.25-1
(24)グリーグ:君を愛す/キュイ:5月/チャイコフスキー:伝説
(25)キュイ:あの夕べを思い出す
(26)ルビンシテイン:帆,切望/ダヴィドフ:夜、愛、月
(27)リムスキー=コルサコフ:「雪娘」から/ルビンシテイン:「ネロ」から
(28)不詳の曲/ゴダール:フロリアンの歌
(29)チャイコフスキー:嵐の中の子守歌 Op.54-10/不詳の曲
(30)ブラームス:目かくし鬼ごっこ/シューベルト:どこへ?
(31)エレナ・ゲルハルトとアルトゥール・ニキシュの語り
(32)レフ・トルストイの語り
(33)ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー、
アントン・ルビンシテインの語り
(1)セルゲイ・タネーエフ(Pf) 1891年
(2)ヨーゼフ・ホフマン(Pf) 1895-96年
(3)アンナ・エシポワ(Pf)
(4)パウル・パプスト(Pf) 1895年
(5)アントン・アレンスキー(Pf) 1892-99年
(6)サンドラ・ドロウカー(Pf) 1898年
(7)ウラディーミル・ウィルスカウ(Pf) 1890年頃
(8)エゴン・ペトリ(Pf) 1923年
(9)パウル・ユオン(Pf) 1911年
(10)レオニード・クロイツァー(Pf) 1915年
(11)レオニード・クロイツァー(Pf),パウル・ユオン(Pf)1915年
(12)セルゲイ・タネーエフ(Pf),レフ・コニュス(Pf) 1893年
(13)セルゲイ・タネーエフ(Pf),パウル・パプスト(Pf) 1892年
(14)ユーリ・コニュス(Vn),P.ユオン(Pf) 1892・1894年
(15)アントン・アレンスキー(Pf),ヤン・フルジマリ(Vn),
アナトーリ・ブランデュコフ(Vc) 1894年
(16)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn),
ワルデマール・リアコフスキー(Pf) 1912年
(17)エディ・ブラウン(Vn),ジュリアス・ブロック(Pf) 1914年
(18)ヨゼフ・プレス(Vc),マイケル・プレス(Vn) 録音年不明
(19)モスクワ宗教会議学校合唱団 1893年
(20)ルイーザ・マーガレット・ニコルソン(S),
ピョートル・シュロフスキー(Pf) 1890,91年
(21)ヴァシリー・サミュス(T) 1890年
(22)アデーレ・ボルク(MS) 1891年
(23)マリア・クリメントヴァ=ムロミツェヴァ(S),
セルゲイ・タネーエフ(Pf) 1891年
(24)ユージェニア・ユーリイェヴナ・ウエルダン(MS) 1892年
(25)ニコライ・フィグネル(T) 1891年
(26)マリア・イヴァノヴァ・グテイル(S) 1894年
(27)ラヴレンチー・ドンスコイ(T) 1894年
(28)テレーゼ・レシェティツカヤ=ドリニーナ(S) 1898年
(29)エリザヴェータ・ラヴロンフスカヤ(S) 1892年
(30・31)エレナ・ゲルハルト(MS),アルトゥール・ニキシュ(Pf) 1911年
(32)トルストイ 1895年
(33)チャイコフスキー、A.ルビンシテイン 1890年
たいへん貴重な録音が現れた。ブロックという商人が、19世紀末から20世紀初
頭にかけて、実用化されて間もないシリンダー型蓄音機を携え、高名な音楽家
の録音をしていた。セルゲイ・タネーエフ、ヨーゼフ・ホフマン、アンナ・エ
シポワ、パウル・パプスト、アントン・アレンスキーらのピアノ、ユーリ・コ
ニュス、11歳のヤッシャ・ハイフェッツ、伝説の名手エディ・ブラウンのヴァ
イオリン、当時の大歌手たちの歌、エレナ・ゲルハルトがアルトゥール・ニキ
シュの伴奏で歌う歌曲、そしてトルストイの語りなど、いずれも途方もなく貴
重なものだ。膨大な数の録音シリンダーは、第二次世界大戦後ソ連が接収し、
近年までその存在が知られることはなかった。このCDは、発見されたシリンダ
ーを注意深く再生したもの。いずれもか細い音には違いないが、状態の良い録
音だと、百数十年前の大家の演奏が蘇えってくる。
※再プレスのご案内
「ヨーゼフ・ホフマン全集」第6集も再プレスが決定!
※ピアノ・マニア必携のアイテム、ヨーゼフ・ホフマン全集。昨年の第5集、
第7集に続き第6集も再プレスが決定!これでMARSTONから出ている第5集-第8集
が入手可能になりました。MARSTONレーベルは在庫切れ商品は再プレスしない
ポリシーを持っていますが、今回も日本からの要請で再プレスされることが決
定いたしました。
52014-2 2枚組 \4360
「ヨーゼフ・ホフマン全集第6集」カシミール・ホール・リサイタル
(1)ベートーヴェン:ソナタ第14番「月光」
ショパン:
夜想曲Op.15-2/ワルツOp.42、Op.64-1「子犬」
(1936年3/15キャデラック・アワー)
(2)ベートーヴェン:ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
シューマン:クライスレリアーナ
ショパン:
ポロネーズOp.26-2、夜想曲Op.9-3、華麗なる大ワルツ、バラード第4番、
子犬のワルツ(ホフマン編)
シューベルト(ゴドフスキー編):楽興の時Op.94-3/他
(1938年4/7カシミール・ホール・リサイタル)
(3)ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第4番(バルビローリ指揮交響楽団)(1941年10/26放送録音)
(4)(3種類のベートーヴェン:「月光」)
ベートーヴェン:
「月光」第1楽章
(1916年コロンビア未発表録音[2種]、1944年ベル・テレフォン・アワー)
<若林工房レーベル(日本)>
WAKA-4131-32 2枚組 \3600
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集-3
[disc-1]
ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 作品7
ピアノ・ソナタ 第11番 変ロ長調 作品22
ピアノ・ソナタ 第12番 変イ長調 作品26
[disc-2]
ピアノ・ソナタ 第13番 変ホ長調 作品27の1
ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27の2 《月光》
ピアノ・ソナタ 第16番 ト長調 作品31の1
ピアノ・ソナタ 第22番 ヘ長調 作品54
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2008年7月、9月、12月 & 2009年1月
新川文化ホール(富山県魚津市)
STEREO/24bit Digital録音、発売元:若林工房
ロシア出身の若き俊英、イリーナ・メジューエワによるベートーヴェン:ピアノ
・ソナタ全曲録音のシリーズ第3弾。若林工房創立5周年を記念して2008年にス
タートした当シリーズは、第1弾、第2弾ともに「レコード芸術特選盤」に輝く
など、各方面で高い評価を獲得して大きな注目を集めています。待望の新作は、
これまでと同じくCD2枚組に初期-中期のソナタを7曲収録。巨匠作曲家への道
を歩むベートーヴェンの野心溢れるソナタ群に対してメジューエワはてらいの
ない正攻法で臨んでおり、瑞々しい感性に貫かれた秀逸な演奏を展開していま
す。鮮やかなテクニック、力強さと繊細さを兼ね備えた多彩な音色と響きも素
晴らしく、シンプルな佇まいの中に作品の核心を伝えてくれます。
・・・演奏がはじまり、時間の密度がしだいに増していくその場に、わたした
ちは半ば強制的に投げ入れられる。メジューエワのピアノ演奏が流れている今
この空間で時が熟していく過程を、聴く者はまざまざと、しかしほとんど呆然
と見つめるしかない。「時が熟す」とはなじまない日本語だが、彼女はそのよ
うな稀有な体験をわたしたちにさせるピアニストだ。今回で三集目となるベー
トーヴェンのソナタ・アルバムもそれを確信させてくれる。
(國重 游 - ライナーノートより)