クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-03 No.26

2009年03月24日 15時25分09秒 | Weblog
<MEDICH ARTS>~EURO ARTS
20 50338(DVD-Video) \2900
バッハ・フォー・ブラス
協奏曲ニ長調BWV972
トッカータとフーガ ハ長調BWV564よりアダージョ
ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048よりアレグロ
復活祭オラトリオBWV249よりシンフォニア、アダージョ、デュエット・エ・コロ
パルティータ第2番BWV826よりシンフォニア
コラール「主イエス・キリスト,われ汝を呼ぶ」BWV639
管弦楽組曲第2番~ブーレ/エール/バディネリ
コラール「主(イエス)よ,人の望みの喜びよ」
コラール「目覚めよ,と呼ぶ声あり」
トッカータとフーガ ニ短調BWV565
ジャーマン・ブラス
収録:2000年5月6日聖トーマス教会(ドイツ・ライプチヒ)
金管アンサンブルのトップ集団ジャーマン・ブラス。これは、バッハ没後250年
の2000年にバッハゆかりの地ライプツィッヒの聖トーマス教会で行われたコンサ
ートのライブ映像です。ドイツ名門オケのメンバーが集結した最高のブラス・ア
ンサンブルであるジャーマン・ブラスが、奏でる見事なアンサンブルは必見です。
聖トーマス教会の美しい映像と華麗なアンサンブルに思わずため息が出てしまい
ます。ジャーマン・ブラスの看板奏者、マティアス・ヘフスの素晴らしい歌心に
も感嘆!

20 20098(DVD-Video) \1080
字幕:英独仏西伊
本編:104mm
ボーナス:28mm
メディチ・アーツ-カタログ2009
ハイドン:交響曲第94番「驚愕」
モーツァルト:フルート協奏曲 第2番 K.314
ベルリオーズ:幻想交響曲
ボーナス:舞台裏映像+イスタンブールのポートレイト
マリス・ヤンソンス(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
エマニュエル・パユ(Fl)
収録:2001年5月1日アヤ・イリニ教会(イスタンブール)
250タイトルを越す膨大なカタログをもつメディチ・アーツ。毎年発売されるカ
タログ付DVD。2001年5月1日にイスタンブール・イレーネ教会でのヤンソンス指
揮によるベルリン・フィルのコンサート映像を収録。パユは、モーツァルト「フ
ルート協奏曲第2番」のソリストとして登場します。

20 57268(DVD-Video) \2900
字幕:英、独、仏
本編:75mm
ボーナス:15mm
モーツァルト:
交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲、
ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
ボーナス:アンドラーシュ・シフ・イン・カンヴァセーション
アンドラーシュ・シフ(指&P) カペッラ・アンドレア・バルカ
収録:2008年 テアトロ・オリンピコ(ヴィツェンツァ、イタリア)
アンドラーシュ・シフはモーツァルトの最高の体現者たるため1999年にカペッラ
・アンドレア・バルカを創設しました。当初は協奏曲の演奏を中心に活動してい
ましたが、現在はこのように交響曲やオペラも含めた演奏活動も積極的に行って
います。この映像は古代ローマの円形劇場を復興させた劇場テアトロ・オリンピ
コで行われたもの。歴史的で美しい劇場同様に、シフが描き出すモーツァルト像
も彼の洗練された感覚によって美しくそして愉悦感に満ちたシフ独自の演奏を聴
かせてくれます。一つ一つの音を緻密に分析し、シフが奏でる音のすべてに意味
があると感じられるような、そんな音楽的満足感を味わうことができます。いつ
も何か新しいものを聴かせてくれるのではないかという期待を裏切ることのない
完成度の高い映像となっています。



<Medici arts>~idealeaudience
30 72238(DVD-Video) \2900
シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D.956(弦楽合奏版)
ピアソラ:忘却
シュニトケ:静寂の音楽
ローザ:主題と変奏
ラスカトフ:W.A.M.の生涯からの5分間
ギドン・クレーメル(Vn)マルタ・スドラバ(Va) クレメラータ・バルティカ
収録:2002年 モーツァルテウム大ホール(ライヴ)
ギドン・クレーメルの抑えられない音楽への好奇心と、新しい刺激を探求する桁
外れの才能が世界中の聴衆を魅了してやみません。クレメラータ・バルティカは
エストニア、ラトビアとリトアニアのバルト海の3国から、若い音楽家を集結させ
た才能溢れるアンサンブル。鬼才クレーメルのもと大胆な演奏はお手の物。この
DVDは「アフター・モーツァルト」(20 72228)と同じく2002年ザルツブルクのモ
ーツァルテウムで行われたライヴ映像。注目はシューベルト:弦楽五重奏曲のク
レーメル自身による弦楽合奏版が演奏されていることです。シューベルトの室内
楽の傑作である弦楽五重奏曲は、1時間を要する長大な作品で壮大な音世界が描
かれた大作。随所に出てくるシューベルトらしい響き、クレメラータ・バルティ
カは暗めの中低音を効果的に演奏し、激しい情熱と美しい旋律が感動に導きま
す。その他にはモーツァルトに霊感を得た20世紀の作曲家たちの作品を収録。
クレーメルに捧げられているラスカトフのW.A.M.の生涯からの5分間は、モー
ツァルトの作品を引用したユーモアあふれる曲。

30 78528(DVD-Video) \2180
74’(本編51’+ボーナス23’)
モノクロ
字幕:英・仏
「音楽は形を変えて:フェレンツ・フリッチャイ回想」
[ボーナス]
ロッシーニ:「絹のはしご」序曲
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番Op.72a
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ベルリン放送交響楽団
収録:1961年5月9日ロンドン、インターナショナル・コンサート・ホール
ソース:BBCアーカイヴ
2008年が歿後45年、ことし2009年が生誕95年にあたるハンガリー生まれの指揮者
フェレンツ・フリッチャイ。不幸にも白血病により指揮者としてこれからという
時期、享年48歳という若さで世を去った名匠を振り返るにまたとない映像作品が
Mediciartsからリリースされます。かれの生涯をたどるドキュメンタリーは、
コダーイやスメタナ、デュカス、そしてオペラやシンフォニーが高い評価を得
たモーツァルト作品のリハーサルと実演風景に、フリッチャイと数多くの共演
を果たしたタマーシュ・ヴァーシャリ、クルト・マズア、イェフディ・メニュ
ーイン、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウといったゆかりのアーティ
ストのインタビューを織り交ぜる形で構成。口々に語られる、近しいものだけ
が知り得るエピソードは、知られざるフリッチャイの姿を伝えてどれも興味深
いもの。手兵ベルリン放送響を相手に音楽に生命が吹き込まれる過程をじっさ
いに垣間見ることができるという意味でも、このたびのリリースはファンには
かけがえのないものといえるでしょう。




<ACCENT>
ACC 24190 \2300
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集(フォルテピアノによる)
第3番変ロ長調 KV281、第8番イ短調 KV310、第12番ヘ長調 KV332、
第17番ニ長調 KV576、幻想曲ニ短調 KV397
リンダ・ニコルソン(フォルテピアノ)
アントン・ワルター1797年モデル/クリストファー・クラーク製作
ベートーヴェンのバガテル(ACC 24180)が好評だったリンダ・ニコルソンの新譜。
今回はモーツァルトのソナタをフォルテピアノで演奏したアルバム。楽器はワル
ターの1797年モデルを用いています。フォルテピアノの陰影やニュアンス豊かな
音色を駆使しながら、自由自在な装飾、アゴーギクが随所にちりばめられていま
す。絶望の調性「イ短調」のソナタ第8番。リンダ・ニコルソンの繊細なタッチ、
細やかな表現、あらゆるニュアンスが詰め込まれた名演です。こんなにも表情豊
かに自然に演奏できるものかと驚きのアルバムです。

ACC 24197 \2300
ハイドン:弦楽四重奏曲選集 Vol.1
第24番イ長調 Op.9-6、第72番ハ長調 Op.74-1、第49番ニ長調 Op.50-6 「蛙」
シュパンツィヒ弦楽四重奏団(ピリオド楽器使用)
【アントン・シュテック(Vn)フランク・ポールマン(Vn)クリスティアン・グー
センズ(Va)アンティエ・ゴイセン(Vc)】
録音:2007年12月5-8日
NAIVEのヴィヴァルディ・エディションでもその鬼才ぶりを発揮したアントン・
シュテック率いるピリオド楽器を使用したカルテット、シュパンツィヒQ。シュ
パンツィヒQは1996年に創設。ベートーヴェンの四重奏を初演したことで名が
知られている1796年設立のシュパンツィヒ四重奏団がモデル。現代のシュパン
ツィヒQもベートーヴェンの録音でなじみがありますが、今回はハイドン没後
200年を祝う企画でハイドン:弦楽四重奏曲選集をACCENTレーベルからリリース。
「蛙」のゲロゲロという鳴き声が聴こえてくる終楽章が特徴的な第49番。明瞭
な輪郭、純粋な響き自然な表現方法で組み立てられた演奏です。彼らの快活な
テンポ感、音楽の推進力はピリオド楽器で演奏する魅力を良く伝えてくれる1枚
です。

ACC 24194 \2300
ヘンデル:フルート・ソナタ 変ロ短調、ハ長調、ホ短調
シャルル・デュパール:6つの組曲より 「序曲」 変ロ短調、ト長調、ホ短調
フランク・トゥンス(フルート・トラヴェルソ)
マーティン・バウアー(Gamb)
シーベ・ヘンストラ(Cemb)
ヘンデルのフルート・ソナタとデュパールが1701年に出版した「六つの組曲」
の中から序曲3曲。デュパールの作品は親しみやすい明るさを持った音楽。美し
い旋律魅力的なヘンデルのフルート・ソナタ。フルート・トラヴェルソの落ち
着いた響きが一層音楽に深みを与えます。フランク・トゥンスはB.クイケンの
もとでバロック・フルートを学び、アニマ・エテルナ、ラ・プティット・バン
ドなどヨーロッパ有数のバロック・オーケストラのメンバーとして活躍してい
ます。



<harmonia mundi>
HMC 902036 3枚組 \4850
☆ボーナスDVD(メイキング映像)つき
モーツァルト:「イドメネオ」
リチャード・クロフト(T イドメネオ)
ベルナルダ・フィンク(Ms イダマンテ)
スンヘ・イム(S イリア)
アレクサンドラ・ペンダチャンスカ(S エレットラ)
ケニス・ターヴァー(T アルバーチェ)
ニコラ・リヴァンク(Br 大祭司)
ルカ・ティットート(Bs 声)
ルネ・ヤーコプス(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ,RIAS室内合唱団
録音:2008年12月,ヴッパータル
待望の録音がついに登場です!モーツァルトのダ・ポンテ三部作、「ティートの
慈悲」に続いてヤーコプスが取り上げたのは、セリアの傑作「イドメネオ」。
ヤーコプスは、2008年11月に、バリャドリッド(スペイン)、ケルン、ブリュッ
セル、パリとこのオペラを演奏会形式で集中的に上演、その直後の12月にセッ
ション録音をしています。名作として録音も多数あるこのオペラですが、ヤー
コプスの演奏はさすが次元が違う!これまでの成果を生かし、オーケストラは
いよいよ熱く雄弁にモーツァルトの意図を音にしています。そして古楽界の名
歌手をずらりと並べた歌手!ことにタイトルロールのクロフトは、至難なこと
で知られる第2幕のアリアを鮮やかに歌い切り、思わずブラヴォーと叫びたくな
るほど。さらにはフィンク、イム、ペンダチャンスカ、ターヴァーと、ヤーコ
プスのモーツァルト・シリーズで活躍した歌手たちが適材適所で起用、その上
大祭司にはベテラン、リヴァンクを配するという豪華さ。またいつも通り、こ
の演奏でもフォルテピアノが雄弁に活躍しています。基本的にミュンヘン初演
稿に基づいており、幕切れのバレエも演奏されています。加えて第3幕には、初
演時には外されたイダマンテのアリア、エレットラのアリア、イドメネオのア
リアが追加されており、分量がだいぶ増えています。さらに補遺として、神秘
の声の別ヴァージョンを収録。モーツァルティアンなら、絶対必携のCDです!




<DYNAMIC>
DYNDVD 33614(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英独仏西
ビゼー:「カルメン」
ニノ・スルグラーゼ(Ms カルメン)
フィリップ・ド(T ドン・ジョゼ)
シモーネ・アルベルギーニ(Bs エスカミーリオ)
イリーナ・ルング(S ミカエラ)
ニコラ・クルジャル(Bs ズニガ)
フランシス・ドゥジアク(Br ダンカイロ)
エマヌエーレ・ダグアンノ(T レメンダード)
アンベータ・トロマーニ(バレリーナ)ほか
カルロ・モンタナーロ(指)マルケ地方財団管弦楽団
マルケ“ヴィンチェンツォ・ベッリーニ”合唱団
演出、装置:ダンテ・フェレッティ
衣装:ピエール・ルイージ・ピッツィ
振り付け:ゲオルゲ・イアンク
収録:2008年7-8月,マチェラータ
イタリアのマチェラータ音楽では「カルメン」が好んで上演されます。2008年の
プロダクションは、横に長いこの劇場の特性を生かしたフェレッティ演出が評判
を呼びました。カルメン役は、グルジア出身の美貌のメッゾ、スルグラーゼ。今
イタリアを中心に人気急上昇の人です。ジョゼは、ベトナム系フランス人のフィ
リップ・ド。アジア系ながらフランスに生まれ育ったドは、フランスオペラのテ
ノール役としてたいへん注目を浴びており、このマチェラータの「カルメン」で
も大喝采を得ています。そしてエスカミーリオには、イタリアの実力派バス・バ
リトン、アルベルギーニと、役者が揃っています。さらにはソロ・バレリーナに、
イタリアで大人気のアンベータ・トロマーニを起用。指揮のカルロ・モンタナー
ロは、2009年1月に新国立劇場で「蝶々夫人」を指揮して絶賛された若手です。

CDS 637 \1950
ロッティ:二つのオーボエ、ファゴット、通奏低音のための四声のソナタ
プラッティ:オーボエ、ファゴット、通奏低音のためのソナタ ト長調
ヴィヴァルディ:
二つのオーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ト長調 RV 81
ブレシャネッロ:オーボエ、ファゴットと通奏低音のためのコンチェルト
ステッファーニ:二つのオーボエ、ファゴット、通奏低音のためのアリア
ロッティ:“エコー”ソナタ
プラッティ:オーボエ、ファゴット、通奏低音のためのソナタ ハ短調
モンタナーリ:二つのオーボエと通奏低音のためのソナタ ハ長調
アンサンブル・バロッコ・サン・スシ
録音:2008年8月5-7日
17世紀後半から18世紀にかけては、ダブルリード木管楽器であるオーボエとファ
ゴットが急速に普及した時代でもありました。とうぜん、これらの楽器を用いた
様々な作品が書かれましたが、今日知られている曲は僅か。このCDでは、18世紀
ヴェネツィアの作曲家によるオーボエ、ファゴットの作品を収録。ロッティのソ
ナタ、ブレシャネッロ、モンタナーリの作品は、いずれも世界初録音です。アン
サンブル・バロッコ・サン・スシは1986年創立の、この分野ではトップクラスの
団体。

CDS 602 \1950
シュレーター:6つのピアノ・ソナタ Op.1
第1番 ハ長調 第2番 変ホ長調 第3番 ト長調
第4番 ハ長調 第5番 変ロ長調 第6番 ニ長調
ルイージ・ジェローザ(P)
録音:2007年2月12日,ミラノ
ヨハン・ザムエル・シュレーター(1750/1753-1788)は、ワルシャワの音楽一家の
生まれ20歳頃にロンドンに移住し、ヨハン・クリスティアン・バッハの友人でも
ありました。彼の死後、シュレーターが国王ジョージ3世の妃シャーロット王妃
の音楽教師を引き継ぐなど、順調な活動をしていたものの、30歳そこそこで亡く
なってしまいました。優れたピアノ奏者として知られていたシュレーターが残し
たピアノ・ソナタ Op.1が初録音。ルイージ・ジェローザは、ミラノ近郊モンツァ
出身のピアニストです。

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09-03 No.25

2009年03月24日 15時24分36秒 | Weblog
<Chandos>
CHAN 10514 \2180
ダンディ:管弦楽作品集Vol.2 ――
交響曲第2番変ロ長調Op.57/旅の画集Op.36/カラデック組曲Op.34
ラモン・ガンバ(指揮)、アイスランド交響楽団
近年のティンパニやハイペリオン、そしてシャンドスなどからリリースされた
録音によって"マイナー作曲家"という不当な括りから脱却した感のあるヴァン
サン・ダンディ(1851-1931)。
第1集(CHAN 10464)での好演が印象深いラモン・ガンバ&アイスランド交響楽団
のコンビによる管弦楽作品集の続編には、1903年に完成した大作「交響曲第2番」
を収録!
「交響曲第1番《イタリア》」から約30年後に作曲された「交響曲第2番」の新
たな録音は、ダンディ・ファン、近代フランス音楽ファン必聴デス!
カップリングの「旅の画集」は、1888年にワーグナーの「パルジファル」と
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を聴くために訪れたバイロイトへの
旅行から生まれた1つの成果。
本来はピアノ作品として作曲された「旅の画集」の中から6曲が管弦楽版にアレ
ンジされており、ダンディの巧みなオーケストレーションが発揮されていると
いう点にも注目したい。
またアンドレ・アレクサンドルの台本による劇付随音楽として1890年に作曲さ
れた「カラデック」もブルターニュ地方の民謡が反映された秀作である。充実
の第2集にご期待下さい!2008年9月の録音。

CHAN 10504 \2180
モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ-フォーグラー:管弦楽作品集 ――
交響曲ニ短調/バレエ組曲第1番/交響曲ト長調/歌劇《アタリア》への序曲
/《ハムレット》序曲/バレエ組曲第2番/ジングシュピール《エルヴィンと
エルミーレ》への序曲
マティアス・バーメルト(指揮)、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
前作では遂に実父レオポルト・モーツァルト(CHAN 10496)が登場するなど、独
自の視点と内容が評価されシャンドスのロング・セラーとして親しまれ続けて
いる"モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ"。
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズが結成60周年を迎える今年、新たにシ
リーズに加わるモーツァルトと同世代の作曲家は、ドイツの音楽家ゲオルク・
ヨーゼフ・フォーグラー(1749-1814)。
宮廷ヴァイオリン奏者、楽器製作者として音楽活動を続けていた父の影響もあ
り、フォーグラーは若くして1775年にマンハイム宮廷副楽長に就任。その後
1786年-93年にはストックホルムの宮廷楽長、1807年から14年まではダルムシュ
タットの宮廷楽長を務めるなど、その才能を評価され重要なポストを歴任して
いる。
また教育者としての優れており、ウェーバーやマイアベーア、クラウスを育て
るなど後世に遺した功績も大きい。シューマンからも称賛された"作曲家"とし
てのフォーグラーの音楽を知れる貴重な録音である。2008年1月の録音。

CHAN 0759 \2180
エクルズ:
仮面劇《パリスの審判》(全曲版世界初録音)/《歌曲集》より 3つの熱狂の歌
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)、
ベンジャミン・ヒューレット(テノール)、
スーザン・ビックリー(メゾ・ソプラノ)、
クレア・ブース(ソプラノ)、ルーシー・クロウ(ソプラノ)、
クリスティアン・カーニン(指揮)、
アーリー・オペラ・カンパニー
ヘンデルの「セメレ」初演版完全録音(CHAN 0745)、「パルテノーペ」1730年
初演版(CHAN 0719)を続々と発表するなど、古楽界にイギリス・バロックの開
拓者として颯爽と登場したカーニン&アーリー・オペラ・カンパニー。
1994年の結成以来イギリスのバロック・オペラや劇音楽を追求、探求し続けて
きた若き精鋭たちのリリース第3弾は、イギリス・バロックの天才作曲家ジョ
ン・エクルズ(1668-1735)の「パリスの審判」。しかも世界初録音となる完全
版!
全曲が英語で歌われる1幕の仮面劇「パリスの審判」は、英語による劇音楽の
発展を目的としたコンクールのために1700年に作曲された作品であると同時に
最後の"仮面劇"でもある。
エクルズの魅力でもある優れた歌曲や美しい旋律が随所に散りばめられた「パ
リスの審判」の全貌に要注目!2008年7月の録音。

CHAN 10515 \2180
シュールホフ&シェーンベルク-室内楽作品集 ――
シュールホフ:
フルート・ソナタ、フルート、ヴィオラとコントラ・バスのための《コンチェ
ルティーノ》*
シェーンベルク(グライスレ編):フルート・ソナタ
フェンウィック・スミス(フルート)、ランダール・ホッジキンソン(ピアノ)、
マルク・ルートヴィヒ(ヴィオラ)*、エドウィン・バーカー(コントラバス)*、
サリー・ピンカス(ピアノ)*
1978年の入団から2006年に引退するまでの28年間、ボストン交響楽団のフルー
ト奏者として数々の名演の誕生に携わってきたフェンウィック・スミスのソロ
・アルバムは、1982年と1992年に収録されたシェーンベルクとシュールホフと
いう濃厚な組み合わせ。
特にシェーンベルクの弟子であるフェリックス・グライスレ(1899-1982)が師
の「木管五重奏曲」からアレンジを行った師弟共作の「フルート・ソナタ」が
面白い。退廃音楽の達人マルク・ルートヴィヒ、ボストン響の首席コントラバ
ス奏者エドウィン・バーカーの共演も心強い。1982年&1992年の録音(2007年リ
マスター)。

CHAN 10516X 2枚組 \3560
メンデルスゾーン:オラトリオ《聖パウロ》Op.36
スーザン・グリットン(ソプラノ)、ジェーン・リグビー(メゾ・ソプラノ)、
バリー・バンクス(テノール)、ピーター・コールマン=ライト(バス)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ&合唱団
2008年11月23日に突如としてこの世を去った英国楽壇の名匠ヒコックス。代名
詞でもあるイギリス音楽だけでなく、合唱作品、宗教音楽にも精通していたヒ
コックスはシャンドスに多くの録音を遺しており、今回新装リリースとなり
「聖パウロ」も代表的名盤の1つ。
2001年の初リリース時から高評価を受け続けてきたメンデルスゾーンのオラト
リオで、ヒコックスが遺した功績を回顧する。2000年5月5日の録音(ライヴ)。

●Chandos Opera In English
CHAN 3160 \1780
ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》(英語版/ハイライト)
ジェニファー・ラルモア(メゾ・ソプラノ)、バリー・バンクス(テノール)、
アラン・オピー(バリトン)、アラステア・マイルズ(バス)、
サラ・ティナン(ソプラノ)、アン・マリー・ギボンズ(メゾ・ソプラノ)、
デイヴィッド・ソアー(バス)、
ブラッド・コーエン(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団、ジェフリー・ミッチェル合唱団
シャンドスとピーター・ムーア財団の共同製作によるお馴染みのシリーズ"オペ
ラ・イン・イングリッシュ"の最新盤はコミック・オペラの傑作、ロッシーニの
「アルジェのイタリア女」。
ソリストとしてジェニファー・ラルモアやアラン・オピーなど当代一流の歌い
手が起用されるなどキャストも非常に豪華。2008年8月の録音。




<GENUIN>
GEN 89116 \1980
「レスピーギ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集、第3集」
レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調
タルティーニ(レスピーギ編):ヴァイオリン・ソナタ ホ長調
タルティーニ(レスピーギ編):牧歌
ロカテッリ(レスピーギ編):ヴァイオリン・ソナタ第6番
イローナ・テン=ベルク(Vn)
ミヒャエル・シェーファー(P)
録音:2008年5月13,14日,ミュンヘン、
レスピーギのヴァイオリンとピアノのための作品全集、第3集は、まだ学生だっ
た1897年作曲のヴァイオリン・ソナタと、バロック・ヴァイオリン曲の編曲を
収録。ことにヴァイオリン・ソナタは、レスピーギの出発点を示す作品として
重要である。イローナ・テン=ベルクは、19歳でバイエルン国立管弦楽団のコ
ンサート・ミストレスに就任、さらにバイエルン放送交響楽団のコンサート・
ミストレスも務めた名手。

GEN 89133 \1980
「メンデルスゾーン:
チェロとピアノのための作品全集」
協奏的変奏曲 ニ長調 Op.17
チェロ・ソナタ第1番 変ロ長調 Op.45
アルバムの綴り
チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.58
無言歌 ニ長調 Op.109
デュオ・アルプ・フランツ:
【ユリアン・アルプ(チェロ),
カスパール・フランツ(ピアノ)】
録音:2008年7月26-29日,フランクフルト、
メンデルスゾーンのチェロとピアノのための作品を全て集めている。ユリアン
・アルプは、1981年、ドイツのソルタウ生まれのチェリスト。カスパール・フ
ランツは1980年、キール生まれのピアニスト。二人はまだ十代の1996年から共
演を始め、2006年にフェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ・コンクー
ルで優勝をしている。

GEN 89137 \1980
ブラームス:
ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.8
ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 Op.87
ミュンヘン・ピアノ三重奏団:
【ドナルド・スルツェン(ピアノ),ミヒャエル・アールト(ヴァイオリン),
ゲルハルト・ツァンク(チェロ)】
録音:2008年8月3-5日,ミュンヘン、
ピアソラ作品集(GEN 88110)、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲集
(GEN 88111)が好評だったミュンヘン・ピアノ三重奏団が、今度はブラームス
に取り組んだ。第1番の冒頭、明るく柔らかいスルツェンのピアノと、朗々と
歌うツァンクのチェロ、アールトのヴァイオリンにすぐ引き込まれてしまう。
ドイツの伝統に乗りつつ、瑞々しい感性が生きている。第2番でも、しっかり
とした構成でありながら、重苦しくならないのはさすがだ。

GEN 89143 \1980
「いたずらに」-リコーダー四重奏曲集
ハーン:死の舞踊
シャイト:“ああ私は傷ついて”による幻想曲
ビーファーマン:パッセージ
モラヴェッツ:肉体
ブルックナー:ヴェクシラ・レジス
コスヴィナー:かき混ぜられた空気の世界
バッハ:3つの主題によるフーガ
カルテット・ニュー・ジェネレイション(リコーダー四重奏団)
録音:2008年5月29日-6月1日
リコーダー四重奏というと、可愛らしいイメージを思い浮かべてしまうかもし
れないが、これは全く違う。ドロテー・ハーン(1966-)、ゴードン・ビーファー
マン(1967-)、ポール・モラヴェッツ(1957-)、デイヴィッド・コズヴィナー
(1957-)といった現代の作曲家の刺激的な作品と、ザムエル・シャイト、アン
トン・ブルックナー、ヨハン・セバスチャン・バッハのクラシカルな作品が、
いずれも優れた演奏で収録されている。カルテット・ニュー・ジェネレイショ
ン(略称QNG)は、女性四人による団体。

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