クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-03 No.5-1

2009年03月04日 19時38分14秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \1000
ジョーンズ :
テューバと管弦楽のための協奏曲(2005)
交響曲第3番「パロ・デュロ・キャニオン」(1992)
演奏:クリストファー・オルカ
(テューバ)/シアトル交響楽団/ジェラード・シュワルツ(指揮)
「素晴らしき想像力と鋭敏な感性を備えた音楽家、かつ高度な職人芸、彼の作
品はアメリカのレパートリーの核心であるべきです。」と指揮者シュワルツに
絶賛されたジョーンズ(1935-)。交響曲第3番は彼自身によると、「深い峡谷を
覗き込んだ時の目がくらくらするような魔法の瞬間を捉えたかった」とのこと。
パオ・デュロ・キャニオンは「テキサスのグランド・キャニオン」と呼ばれる
名勝地。確かに野性的で魅惑的な音楽です。テューバ協奏曲はソリスト、シア
トル響首席テューバ奏者オルカのために作曲されたもので、オルカ自身もこの
曲を大変気に入っていて、凄まじいばかりの熱演を披露してくれています。

8.572109
パッセージ-吹奏楽のための音楽
シュワントナー(1943-):反動(2004)
グレイ(1949-):パッセージ(2005)
バセット (1923-):キルスティンのための子守歌(1985)
トゥリン (1947-):ノアのための子守歌(2007)
ジヴコヴィッチ (1962-):地球の中心からのおとぎ話(2007)
演奏:ヨゼフ・アレッシ(トロンボーン)/ベンジャミン・トス(パーカッション)
ハート・スクール・ウィンド・アンサンブル
グレン・アドシット(指揮)
ハート・スクール・ウィンド・アンサンブルはその卓越した技術と革新的なプ
ログラミングで、現在最も注目を浴びている団体の一つです。今までに11の作
品の世界初演を行い、その作曲者はシュワントナー、コルグラス、タワー、ブ
ライト・シェン、他錚々たる顔ぶれです。共演したソリストもトロンボーンの
J.アレッシ、ユーフォニアムのJ.ジャクソンをはじめとした現代最高の奏者た
ちばかり。今回のアルバムでも、アレッシが驚くほどの名技を披露しています。
トスのパーカッションも涙が出るほどスゴイ。吹奏楽ファン垂涎の 1枚、ここ
に登場です。

8.572166
ウィルビー:息もつけないハレルヤ他
1.息もつけないハレルヤ(2008)
2.パガニーニ変奏曲 (1991)
3.邪悪なソネット第4番「もし神が私たちを生き残らせるなら彼の王国は来るで
しょうか?」
4-5.シラノ(兵士と詩/パナシェ)
6.ブロンテ・ミサ「メモリー」(断章)(2007)
7.アメイジング・グレイス:交響的変奏(2006)
8-11.ユーフォニアム協奏曲(1995)
演奏:フィリップ・ゴールト(バリトン)…2.4.5/フィリップ・ウィルビー(オル
ガン)…1.2.4.5/ヨーゼフ・クック(テューバ)…3/デイヴィッド・ソーントン
(ユーフォニアム)…6/ブラック・ダイク・バンド
ニコラス・チャイルズ(指揮)
2008年リリースのシンフォニック・ブラスが大好評!(これは演奏も選曲もどち
らも秀逸でした)。で、今回のブラック・ダイク・バンドはウィルビー(1949-)
の作品集で勝負です。近年のブラスバンドの発展に大きく寄与しているウィル
ビーですが、実はあまり作品がCD化されていません。こうしてまとめて聴ける
だけでも素晴らしいのに、演奏はブラック・ダイク。「パガニーニ変奏曲が聴
けるだけでも嬉しいです!」(あるウィルビー好きの声)。さあ。これ以上何を
求めましょうか?

8.572240
エンマ・ジョンソンの肖像-クラリネットとピアノのための音楽集
1-5.ダンクワース(1927-):エンマのための組曲
6-7.バーンスタイン(1918-1990):クラリネット・ソナタ
8-10.コープランド(1900-1990):クラリネットとピアノのためのソナタ
11.コープランド(1900-1990):夜想曲(クラリネットとピアノ版)
12.ダンクワース(1927-):ジャニーの写真
演奏:エンマ・ジョンソン
(クラリネット)/ジョン・レネハン(ピアノ)
9歳からクラリネットをはじめ、18歳でBBCのヤング・ミュージシャン・コンテ
ストで優勝。引き続きヨーロッパ・ヤング・ミュージシャン・コンテストでも
入賞し一躍世界的な脚光を浴びたエンマ・ジョンソン。以来彼女は世界でも有
数のソリスト、室内楽奏者として大活躍しています。40曲を超える協奏曲を含
むレパートリーを持ち(彼女のために書かれた作品も多い)、驚くほど豊かな表
現力は人の声を凌駕するとまで言われます。このアルバムではそんな彼女の演
奏をたっぷりと味わってください。イギリスのジャズ・プレイヤー&映画音楽
作曲家、ダンクワースが彼女のために書いた組曲など魅力たっぷりです。

8.559373-74 2枚組
エイブラハム・リンカーンの肖像
CD1:
1.アイヴズ(1874-1954):リンカーン、偉大なる議員よ
2.パーシケッティ(1915-1987):リンカーンのあいさつ
3.ハリス(1898-1979):真夜中のリンカーンの歩み
4-15.ベーコン(1898-1990):フォード劇場-復活祭週間の一瞥
CD2:
1.グールド(1913-1996):リンカーンの伝説
2-6.マッケイ(1899-1970):解放者に(リンカーンへの賛辞)
7.テュロク(1929-):
アメリカの歌による変奏曲「リンカーンとリバティーの様相」
8.コープランド(1900-1990):リンカーンの肖像
演奏:バリー・スコット(ナレーション)…CD1-2.CD2-8
シャロン・メイブリー(メゾ・ソプラノ )…CD1-3
メアリー・キャスリン・ヴァン・オズレイル(ヴァイオリン)…CD1-3
アンソニー・ラマルキーナ(チェロ)…CD1-3
ロジャー・ウィスメイヤー(ピアノ)…CD1-3
ナッシュヴィル交響楽団&合唱団…CD1-2.CD2-2-6
レナード・スラットキン(指揮)
2009年は「偉大な解放者」エイブラハム・リンカーンの生誕200年にあたります。
第16代大統領リンカーンの存在は文学、芸術、音楽の分野において多くの名作
を励起させたことでも知られていて、それは彼の理想に基づくものであったり、
彼によって霊感を受けた詩人の言葉を使ったものであったりと多岐に渡るもの
です。このアルバムはスラットキンとナッシュビル交響楽団という最良の表現
者を得て、輝かしい功績を存分に讃えたものとなっています。新しい指導者を
得たアメリカにふさわしき「マイルストーン」と言えるでしょう。

8.570555
ヤナーチェク :オペラからの管弦楽組曲集第1集
1-6.歌劇「イェヌーファ」より組曲(P.ブレイナー編 )-夜はすでに更けて/全て
は結婚し-全てのカップルは問題を克服するだろう/あなたは悲しくないの?
イェヌーファ/遠くて広い/あなたの良き日を神は祝福し/みんな行ってしまった
-あなたも行きなさい)/7-11.歌劇「ブロウチェク氏の旅」より組曲(P.ブレイ
ナー編 )(マシュー・ブロウチェク氏 /月が出ている/ワルツ、他、ダンス /地
球への訪問者/神の勇士である人々
演奏:ニュージーランド交響楽団/ペーター・ブレイナー(指揮)/ヴェーサ=
マッティ・レッパネン(ヴァイオリン)…1-6
かの小澤征爾もテレビ番組の中で「ヤナーチェク(1854-1928):の音楽ほど面白
いものはないです」と語っていたくらい色彩的で豊かな音楽。それをまた
NAXOSの名編曲者&名指揮者ブレイナーがうまい具合にまとめたのがこのアルバ
ムです。第1集は「イェヌーファ」と「ブロウチェク氏の旅」からの音楽集。実
はこれらの作品、イェヌーファの方は比較的あらすじもわかりやすいのですが、
ブロウチェク氏の方は、あまりにも凝った作りのためか却って筋立てが難解に
なってしまっています。しかしここで聴ける音楽は極めて明快。多用される弦
のユニゾンが思いきり雰囲気を高めてくれます。

8.559398
レシュノフ:
1-5.ヴァイオリン協奏曲/6.離れた反響/7-10.弦楽四重奏曲第1番「パール・
ジャーマン」
演奏:チャールズ・ウェザビー(ヴァイオリン)…1-6/ボルティモア室内管弦楽
団… 1-6/マーカンド・ザーカー(指揮)…1-6
カルペディエム弦楽四重奏団…7-10
ニュージャージー生まれの作曲家レシュノフ(1973-)は最近国際的に注目を集め
ている人です。このアルバムには彼の 3つの個性的な作品を収録しています。
メインは2007年京都で日本初演され、大好評を博したヴァイオリン協奏曲。ソ
ロを務めるウェザビーはこの曲を献呈されていることもあり、この曲を完全に
掌握しています。楽章ごとにメリハリのある曲想を持ち、とりわけ第2楽章と第
4楽章のゆっくりとした部分は懐かしささえ覚えるほどの感傷的です。弦楽四重
奏曲は、彼の後援者であり大学教師であったジャーマンのために書かれました。
「四季」と言う副題を持ち、曲はジャーマンが誕生した1月を祝し「冬」から始
められています。

8.570396
バラキレフ:
1.ピアノ協奏曲第1番嬰へ短調 Op.1
2-4.ピアノ協奏曲第2番変ホ長調(S.リャプノフ完成版)
5.ロシア民謡による大幻想曲
演奏:アナスタシア・セイフェトディノーヴァ(ピアノ)/ロシア交響楽団/ドミ
トリ・ヤブロンスキー(指揮)
華麗で技巧的な小品「イスラメイ」で知られるバラキレフ(1837-1910)のピアノ
協奏曲は、驚くほどに切なく哀愁を帯びたものでした。2曲とも若い時期の作品
で、第 1番は18歳、第2番は24歳くらいに書かれたものです。第2番は未完のま
ま放置され、1909年に作曲を再開するも結局完成されることなく終わった作品
です(弟子のリャプノフが完成)。多少のぎこちなさが却って甘酸っぱい青春を
感じさせる第1番、アダージョ楽章の切なさと華麗さが際立つ第2番(とりわけ
クライマックスのそそり立つような和音連打はラフマニノフ、チャイコを超え
るかも)、どちらも聴きものです。ロシア民謡による大幻想曲はロシア音楽の
普及に多大なる貢献を果たしているはずです。

8.570469
ローデ:ヴァイオリン協奏曲集
1-3.ヴァイオリン協奏曲第7番イ短調 Op.9/4-6.ヴァイオリン協奏曲第10番
変ロ短調 Op.19/7-9.ヴァイオリン協奏曲第13番嬰へ短調 /イ長調遺作
演奏:フリーデマン・アイヒホルン(ヴァイオリン)/南西ドイツ放送カイザー
スラウテルン管弦楽団/ニコラ・パスケ(指揮)
ボルドーで調香師の息子として生まれたローデ(1774-1830)は、幼い頃から卓越
した音楽の才能を示し、13歳の時にパリへと上京し名ヴァイオリニスト、ヴィ
オッティの弟子となります。今は、彼の名前はヴァイオリンの練習曲を作曲し
た人としてのみ知られていますが、実はこんなに美しい協奏曲も書いていまし
た。ローデ自身は演奏の際ポルタメントを多用し、まことに美しい音を奏でて
いたと言います。ちなみに若き名手、五島龍氏が現在使用しているヴァイオリ
ンは、このローデが愛奏していたストラディヴァリウス「エクス・ピエール・
ローデ」(1715年作)です。

8.559363
カーター:
1-9.弦楽四重奏曲第2番(1959)/10-15.弦楽四重奏曲第3番(1971)
16-19.弦楽四重奏曲第4番(1986)
演奏:パシフィカ弦楽四重奏団
メンバー:シミン・ガナトラ(第1ヴァイオリン )/シッビ・ベルンハルトソン
(第2ヴァイオリン )/マスミ・ペル・ロスタッド(ヴィオラ)/ブランドン・ヴェ
イモス(チェロ)
100歳の誕生日を迎えて、更なる世界へ飛躍する作曲家エリオット・カーター
(1908-)の弦楽四重奏曲全集が完成いたしました。コープランドにも絶賛された
カーターの自由な音楽性を存分に味わい尽くすのに最適なアルバムと言えるで
しょう。複雑で多様化した和声、細分化されたリズムと、現代アメリカにおけ
る雑多な要素をくまなく取り込んだモダンな音は聴き手の感性に粗塩をすりこ
むかのような激しい刺激を与えてくれます。演奏は今作もパシフィカ弦楽四重
奏団によるものです。

8.570400
ボッテジーニ:
1.ベッリーニの歌劇「夢遊病の女」による幻想曲/2.ホ調のメロディ(感傷的な
ロマンス)/3.アレグロ・カプリチォーゾ嬰へ短調「ショパン風に」/ 4.メロ
ディ「ジョヴィネット・インナモラート」/ 5.世界の果てのすべて(原曲:ショ
パン「エチュード第19番嬰ハ短調 Op. 25 No. 7」)/6.序奏とガヴォット/7.
瞑想曲(バッハのエアによる)/8.パイジェッロの「うつろな心」による変奏曲
/9.海を隔てて/10.「ロマンス」-かって去ったところへ/ 11.「老いたロビ
ン・グレイ」による変奏曲(ボッテジーニ編)/12.レヴェリ/13.「ヴェニスの
謝肉祭」による序奏と変奏曲
ASV CDDCA1053より移行盤
演奏:トーマス・マーティン(コントラバス)/アンソニー・ホールステッド(ピ
アノ)/ジャクリン・フゲーレ(ソプラノ)…4.5.9.10.
かねてより名盤として名高いマーティンのボッテジーニ(1821-1889)作品集の第
4集です。このシリーズはASVレーベルよりの移行盤であるため、いくつかの作
品は NAXOS録音の8.557042(キャリントン演奏)と聴き比べが可能です。コント
ラバスの限界に挑むかのようなパッセージを存分にお聴きください。「夢遊病
の女」による幻想曲では、さながら丸木橋を渡るかのような極限の高音での勝
負が続きます。歌を伴う幾つかの曲での夢幻的な二重唱もため息ものです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

09-03 No.5-2

2009年03月04日 19時37分49秒 | Weblog
8.570519
モーツァルト:ピアノ三重奏曲集第2集
1-3.ピアノ三重奏曲第4番ホ長調 K.542/4-6.ピアノ三重奏曲第5番ハ長調
K.548/7-9.ピアノ三重奏曲第6番ト長調
K.564/10-12.ピアノ三重奏曲 K.442(未完の楽章をM.シュタードラーが補筆)
演奏:クングスバッカ・ピアノ三重奏団
ここに収録された3曲のピアノ三重奏曲は1788年に作曲されました。この年には
最後の3曲の交響曲も書かれており、まさに円熟期の傑作と呼ぶに相応しい情熱
溢れる名作と言えるでしょう。K.442の三重奏曲は未完に終わったものを、彼の
没後友人であるシュタッドラーが補筆したものです。もともと1つの作品として
書かれたものではなさそうですが、作曲時期はほぼ同じ頃とされています。こ
の第1楽章における中間部の転調の妙はまさに天才の技に他なりません。演奏は
第1集と同じ、クングスバッカ・ピアノ三重奏団。第3回メルボルン国際室内楽
コンクールの覇者たちです。

8.570550
アイアランド :クラリネットを含む室内楽作品集
1-3.クラリネット、チェロ、ピアノのための三重奏曲(S.フォックス編&改作)
/4.クラリネットとピアノのための幻想ソナタ/5.クラリネットとピアノのた
めの「聖なる少年」/6-9.クラリネットとフレンチ・ホルンと弦楽四重奏のた
めの六重奏曲
演奏:ロバート・プレーン(クラリネット)…1-9/ソフィア・ラーマン(ピアノ)
…1-5/アリス・ニアリー(チェロ)…1-3/デーヴィッド・パイアット(フレンチ
・ホルン)…6-9/マッジーニ弦楽四重奏団… 6-9(メンバー)ロレーヌ・マクス
ラン(第 1ヴァイオリン)/デヴィッド・エンジェル(第 2ヴァイオリン )/マー
ティン・オートラム(ヴィオラ)/マイケル・カズノフスキ(チェロ)
その作風は終始ロマン派の域を出なかったと言われてしまうイギリスの作曲家
アイアランド(1879-1962)。一時期はストラヴィンスキーにも傾倒したほどの進
歩的な作風を示した彼ですが、ほどなくイギリス音楽の伝統に立ちかえり、教
会音楽の旋法による素朴な作風を確立したのでした。クラリネットを使った作
品には彼の良い面が上手く作用しているように思えます。穏やかで懐かしく、
時には洒脱なこれらの作品を聴くことはイギリス音楽の愛好家だけでなく、全
ての聴き手にとって心温まるひとときとなるでしょう。おなじみ「聖なる少年」
のクラリネット版も収録。

8.570792
ブリッジ :ピアノ三重奏曲集
1-4.幻想的三重奏曲ハ短調(ピアノ三重奏曲第1番)/5-8.ピアノ三重奏曲第2番
/9-11.ピアノ三重奏のための9曲の小品第1集(メヌエット/ガヴォット/アレグ
レット)/12-14.ピアノ三重奏のための9曲の小品第2集(ロマンス/間奏曲/サル
タレッロ)/15-17.ピアノ三重奏のための 9曲の小品第3集(ロシア風ワルツ/ホ
ーンパイプ/軍隊行進曲)
演奏:ジャック・リーベック(ヴァイオリン)/アレクサンダー・チャウシャン
(チェロ)/アシュリー・ウェイス(ピアノ)
イギリス音楽の開拓者、フランク・ブリッジ(1879-1941)のピアノ三重奏のため
の作品集です。何と言っても、ここに収録されている3つの作品の作風の違いに
驚かされることでしょう。 1907年に書かれた第1番のピアノ三重奏曲はあくま
でも自由で幻想的。その翌年の「9曲の小品」のまるで古典派の作品を思わせる
端正な作風(ブリッジがヴァイオリンを教えていたハンブリー嬢のために書かれ
た作品)。1928-29年に書かれた第 2番のピアノ三重奏曲の印象派的なゆらめき
の音楽。あなたはどのブリッジが一番好きですか?

8.570987
ルトスワフスキ(1913-1994):
1.レシタティーヴォとアリオーソ/2.すぐに
1-5.シマノフスキ(1882-1937):三部作 Op.30(第1番「アレトゥーサの泉」/第2
番「ナルシス」 /第3番「ドリヤードとパン」)
6.ルトスワフスキ:パルティータ
7-9.ヤナーチェク(1854-1928):ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7
演奏:アリアドネ・ダスカラキス(ヴァイオリン)/ミリ・ヤンポルスキ(ピアノ)
東ヨーロッパの激動期を生きた 3人の作曲家のヴァイオリン作品を集めた1枚で
す。第2次大戦後のポーランド作曲界の主要人物トスワフスキ、彼に影響を与え
た近代ポーランド音楽の祖の一人、シマノフスキ、そしてモラヴィア国民楽派
ヤナーチェク。彼らの作品を丹念に紐解いていけば、西洋音楽のメロディ、和
声、リズムがおよそ 150年の間にどのように変遷を遂げたのかをつぶさに知る
ことができるでしょう。ボストン生まれの若きヴァイオリニスト、ダスカラキ
スの明晰な演奏で。

8.572074
トーニ:室内楽作品集
1-3.「墓場なき死者」による3つの習作 Op.31(1950)/4-6.フルート・ソナタ
Op.35(1953)/7-9.ヴァイオリン・ソナタ
Op.37(1955)…世界初録音/ 10-12.ギターとチェロのための小品(1959)…世界
初録音/13-17.フルートとギターのための5つの小品(1975/76)/18-20.弦楽三
重奏曲(1978/80)/21-22.ピッコロのための 2つの前奏曲(1980/81)
演奏:ローナ・ウィンザー(ソプラノ)…1-3/エクス・ヌォーヴォ・アンサンブ
ル (メンバー)アルド・オルヴィエート(ピアノ)/ダニエレ・ルッジエリ(フル
ート&ピッコロ)/カルロ・ラッツァーリ(ヴァイオリン)/マリオ・パラディ
カミッロ・トーニ(1922-1993)は 20世紀イタリアの作曲家です。若き頃にはカ
セッラたちと学び、様々な技法を習得しました。(ピアノはアンフォッシとミケ
ランジェロに学んでいます)しかし彼の作風は後期ロマン派の様式を有し、そこ
には明らかにシェーンベルクの影響が見て取れます。このアルバムには彼の30
年間の仕事が収められていて、彼の愛した詩人や作曲技法を伺い知ることがで
きます。サルトルの詩を用いた「3つの習作」は、歌のメロディはフランス風で
全音階的ではなく半音階的。4つの音符の音列を用いて曲を発展させることに力
を注いでいるようです。興味がある方は分析を試みてください。

8.572175
マルティヌー :ピアノ作品全集第5集
1-6.ポルカ集 1916年 H.101/7-11.5つのワルツ集 H.5※全て世界初録音
演奏:ジョルジョ・コウクル(ピアノ)
☆世界中の音楽誌で大絶賛されているコウクルのマルティヌー・ピアノ音楽全
集の第5集です。この曲集はマリティヌー(1890-1959)の活躍の初期に書かれた
未出版の作品や、新発見の作品を集めた貴重なもので、マルティヌーの音楽の
源泉を辿るにふさわしい大変意義のあるディスクとなっています。26歳の時の
ポルカは平易な技術で書かれた親しみやすいもの。こちらも初期に書かれた(ら
しい)ワルツは、もう少し複雑な表情を有しています(この頃の彼は作曲と並行
してヴァイオリン奏者として活躍を始め、しばしばヨーロッパへ行き、印象派
の音楽の影響を受けたりと公私ともに忙しかったようです)。コウクルの演奏
はいつものように圧倒的な迫力と情感豊かな響きを備えたものです。

8.570315
ラインベルガー:オルガン作品集第8集
1-3.オルガン・ソナタ第19番ト短調 Op.193/4-5.前奏曲とフーガハ短調
JWV16/6-9.オルガン・ソナタ第20番ヘ長調 Op.196「平和の祭典」
演奏:ヴォルフガンク・リュプサム(オルガン)
☆ロマン派のオルガン作曲家ラインベルガー(1839-1901)の代表作である、20曲
のオルガン・ソナタの全曲録音がついに完成いたしました。演奏は今回もリュ
プサムでオルガンも同じフルダ教会のものです。彼の作品は、バッハのような
明確な対位法に彩られたものではありませんが、メインとなる旋律を取り巻く
旋律の複雑に絡み合う様が何とも魅力的な音楽です。今アルバムは19番と20番
を収録。「平和の祭典」と題された第20番は、特定の式典のために書かれたの
ではなく、いくつかの賛美歌を用いられて作曲されたもの。厳かで平穏な美し
い作品です。

8.570723
シマノフスキー:ハルナシェ他
1-11.ハルナシェ(3幕のバレエ・パントマイム )Op.55(1923-31)/12-14.マン
ドラゴラ(パントマイム)Op.43(1920)/15.ポテムキン王子 Op.51(1925)
演奏:ヴィエスワフ・オフマン(テノール)…1-11/アレクサンダー・ピンデラク
(テノール)…12-14/エヴァ・マルシニク(メゾ・ソプラノ)…15/エヴァ・マル
チク(ヴァイオリン・ソロ)…1-11/カジミエルツ・コシュラツ(チェロ・ソロ)
…12-14/ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団(1-11のみ)
アントニ・ヴィト(指揮)
シマノフスキ(1882-1937)のバレエ音楽「ハルナシェ」は1923年の構想から1931
年の完成まで8年の歳月をかけ、1935年に初演された彼の代表作です。タトラ山
脈で闊歩するハルナシュと彼が率いる盗賊団が結婚式から花嫁を略奪する物語。
この作曲のためにシマノフスキは実際にタトラ山の保養地ザコパネを訪れて、
現地の豊富な民謡と踊りを採取したのでした。彼はこの地に強く惹きつけられ
1936年まで家を借り住んでいたといいます。3つの情景からなる「マンドラゴラ」
は、ポーランド劇場で R.シュトラウスのナクソス島のアリアドネを上演する際
のプレテキストとして書かれたものです。これら渾身の作をヴィトの手堅い演
奏で心行くまでお楽しみください。

8.570480
シューベルト:ドイツ語歌曲全集第22集/感傷主義の詩人たち第5集
1.泉のほとりの若者 D.300/2.秋の夕べ D.405/3.遠く去った人 D.350/4.静
かな国へ D.403(第1稿)/5.静かな国へ D.403(第4稿)/6.漁夫の歌 D.351(第1
作)/7.耕す人の歌 D.392/8.漁夫の歌 D.562(第2作)/9.秋の歌 D.502/10.
調和に寄せる D.394/11.隠遁所(第 1作)D.393/12.秋の夜 D.404/13.ハープ
との別れ D.406/14.隠遁所(第 2作)D.563/15.少年時代の喜び D.455/16.君
の姿 D.155/17.秘められた恋 D.922/18.春の神 D.448/19.眠りに寄す D.447
/20.よき羊飼い D.449/21.夜 D.358/22.クローエに寄す D.363/23.愛の神々
D.446
演奏:ヤン・コボウ(テノール)/ウルリッシ・アイゼンロール(フォルテピアノ)
「感傷主義の詩人たち」のシリーズを締めくくる第 6巻です。シューベルト
(1797-1828)の時代には、多くの名詩人の詩作が本などの印刷物によって流布し
ていたため、シューベルトも歌の材料に事欠くことがありませんでしたが、こ
のシリーズ約130曲の歌の中には同じ詩を用いて2曲、3曲と書いたものもいくつ
か見られます。多くは単純な有節歌曲ですが、そこはさすがシューベルト。一
見単純に見える曲の中にも微妙な変化を持たせ、まことに美しい作品を作り上
げています。今回若々しい歌唱を聴かせるのは名テノール、ヤン・コボウ。素
朴なフォルテピアノの音色に溶けあう柔らかい歌声と柔軟な表現力が素晴らし
いです。

8.660227-28 2枚組
J.シュトラウスII世 :歌劇「プリンセス・ニネッタ」
演奏:ニネッタ・コンポカッソ…トゥア・エーベルイ(ソプラノ)/アナスタシア
・クナップ(フェルディナントの母)…エリン・ロンボ(ソプラノ)/アデルハイ
ド・メビウス…ヘンリッカ・グレンダール(ソプラノ)/カッシム・パッシャ/
プラト卿…イェスパー・トウベ(バリトン)/フェルディナント・クナップ…フ
レドリク・ストリッド(テノール)/プロスパー・メビウス(アナスタシアの父)
…イェラン・エリアッソン(テノール)/メルスブルク男爵…オーラ・エリアッ
ソン(バリトン)/エミリオ/リュブケ領事…ザミュエル・ヤーリック(バリトン)
物語はソレントの海岸沿いの素敵なホテルで始まります。筋立ては、シュトラ
ウスおなじみの「ちょっとした誤解」と「行き違い」。若き恋人同士であるア
デルハイドとフェルディナンドと離れた席に座った男爵メルスブルク。そこへ
イタリア皇太子の未亡人であるニネッタ(ロシア人、若者カリーノとして男装し
ている)が到着します。彼女の凛々しさにそこにいた全ての女性が見とれてしま
います。また2人の客が到着します・・・。さてさて、波乱の予感です。フレッ
シュな歌手たちによる瑞々しい演奏はこの珍しい歌劇を存分に楽しませてくれ
ることでしょう。

8.110119-20 2枚組
ヴェルディ:シモン・ボッカネグラ
演奏:シモン・ボッカネグラ…ティト・ゴッビ(バリトン)/ヤコポ・フィエスコ
…ボリス・クリストフ(バス)/アメリア・グリマルディ/マリア・ボッアネグラ
…ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)/ガブリエーレ・アドルノ…
ジュセッペ・カンポーラ(テノール)/パオロ・アルビアーニ…ワルター・モナ
ケシ(バリトン)/ピエトロ…パオロ・ダーリ(テノール)/ローマ歌劇場合唱団
&管弦楽団/ガブリエーレ・サンティーニ(指揮)
録音:19579月25-30日,11月1日ローマ歌劇場
14世紀の忠誠と反逆の物語。台本は多少強引ではありますが、愛と政治を巡っ
ての激しいドラマ展開はヴェルディ(1813-1901)ならではの世界です。指導者と
して、親として、敵を許しながら死に赴く主人公の感動的な姿、そして運命に
翻弄される周囲の人々。これぞまさに男たちのロマンです。渋いオペラですが
聴けば聴くほどに感動が深まることでしょう。「この役を歌うためなら世界中
どこへでも行く」と言ったというゴッビの熱唱をどうぞ。

8.111256
エルガー:自作自演集
1-4.交響曲第 1番変イ長調 Op.55/5-10.交響的習作「ファルスタッフ」Op.68
(ファルスタッフとヘンリー王子/イーストチープ-ギャッズヒル-ボアーズヘッ
ド亭そして酒宴と眠り/夢見る間奏曲「少年ジャック・ファルスタッフ(現在の
サー・ジョン)」/ファルスタッフの行進曲-グローチェスターシャーを経ての
帰還/新国王-ロンドンへの早馬/間奏曲「グローチェスターシャー,シャロウ
の果樹園」/ヘンリー5世の行進-無視されたファルスタッフ,そして死
演奏:エドゥワルド・エルガー(指揮)/ロンドン交響楽団
録音:1931年11月11-12日,1932年2月4日ロンドンEMIアビーロード第1スタジオ
1908年、大指揮者ハンス・リヒターによって初演されたこの交響曲は、初演時
大変な反響を呼び、1年間で100回あまりも再演されました。リヒターはこの曲
を「現代最高の交響曲」と称しています。もう一つの作品「ファルスタッフ」
は、シェークスピアの戯曲の心理的な洞察を巧妙に音にしたものです。指揮者
としても活躍したエルガー(1857-1934)の演奏はこれらの曲の
最良の解釈を示すものです。

8.112012
グレート・ピアニスト・シリーズ/コルトー HMV録音集 1931-1948年
1-4.ウェーバー:ピアノソナタ第2番変イ長調 Op.39/5.シューベルト:レント
ラー D790 Op.171/6-8.リスト:ピアノソナタロ短調 S.178/9.リスト:伝説第
2番 S175/R17/10.リスト:演奏会用練習曲第2番「軽やかに」 S144/11.シュー
ベルト(コルトー編曲):万霊節の日のための連祷/12.ブラームス(コルトー編曲):
子守歌 Op.49-4
演奏:アルフレッド・コルトー(ピアノ)
ロマン派の良き流れを汲む大ピアニスト、コルトーのショパン以外のレパート
リーをじっくり聴く1枚です。軽やかで流麗なウェーバーのソナタでの喜ばしげ
に音が戯れる様子、彼のレパートリーとしては珍しいリストのソナタでの思い
の他重厚な表現など興味は尽きません。彼らしいルバートを聴きたければ、自
身の編曲によるシューベルトの「連祷」とブラームスの「子守歌」をどうぞ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

09-03 No.4-1

2009年03月04日 19時37分19秒 | Weblog
<HUNGAROTON>
HCD 32529/30 2枚組 \4160
「バルトーク:ピアノ独奏曲全集Vol.6」
ミクロコスモスBB 105, Sz.107(1926 / 1932-39・153の段階的練習曲集)
ゾルターン・コチシュ(P)
マールタ・ルキン(Ms)、カーロイ・モチャーリ(P)
録音:(第1巻&第3巻)1997年7月7日、(第2巻&第4巻)1997年7月8日、
(第5巻+声楽とピアノのための作品、2台ピアノのための作品)1997年10月6日、
(第6巻)1997年10月7日以上ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ
「ミクロコスモス」は、バルトークの創作意欲がもっとも旺盛であった中期、
1926年(45歳)から1939年(58歳)までの都合14年間にわたって書かれた、全6巻
153曲からなるピアノ作品。この段階的な練習曲集は次男ペーテルがピアノを学
習し始めたのをきっかけに書き始められ、巻末の“ペーテルに”の表記が自筆
譜から外れる第3巻あたりから難度の高い曲が現れ、第6巻では演奏会用小品と
しても通用する曲にまで発展してゆくという傾向がみられます。また、練習曲
らしくシンコペーション、半音階、三連符、和声練習など音楽の構造に関わる
ものから、テクニカルなもの、性格的な小品、民俗調なものまでとじつに多様
な内容となっていることも特徴といえるでしょう。
コチシュの名を不動にした録音(Philips[デッカ])に、2008年最新リマスタリン
グ(エンジニア、ヤーノシュ・ジェーリ)を施して、さらなる音質の向上がはか
られています。

HCD 32469/70 2枚組 \4160
ショパン:マズルカ集(49曲・作品番号つき)
[CD 1]Op.6 / Op.7 / Op.17 / Op.24 / Op.30 / Op.33
[CD 2]Op.41 / Op.50 / Op.56 / Op.59 / Op.63 / Op.67 / Op.68
アレックス・シラシ(プレイエル・同時代ピアノ使用)
録音:2008年ハンガリー、ディオーシュド、フェニックス・スタジオ
ワルツ集(HCD.32468)につづく、プレイエルの同時代ピアノを使用したショパン
・シリーズ第2弾。当時のサロンのムードを引き立てる独特のやわらかい音色は、
現代のコンサートで一般的なスタインウェイなどとはかなりちがった印象を与
えて新鮮です。使用楽器は同時代プレイエル(Fabric No. 38 E 694, without
opus, cca. 1886-90)。

HCD 32610 \2080
(1)(2)(9)(10)ステレオ
(3)-(8)モノラル
「軽やかさ-イシュトヴァーン・アンタル、リストのピアノ曲を弾く」
リスト:
(1)3つの演奏会用練習曲-第2番ヘ短調「軽やかさ」S.144/2
(2)パガニーニによる超絶技巧練習曲集S.140-第5番ホ長調「狩り」
(3)4つの忘れられたワルツ-第2番S.215/2
(4)同-第3番S.215/3
(5)ハンガリー狂詩曲第4番変ホ長調S.244/4
(6)同 第6番変ニ長調S.244/6
(7)同 第7番ニ短調S.244/7
(8)同 第10番ホ長調「前奏曲」S.244/10
(9)リスト=ブゾーニ:
モーツァルトの「フィガロの結婚」と「ドン・ジョヴァンニ」の動機による
幻想曲S.697
イシュトヴァーン・アンタル(P)
録音:(1)(2)(9)(10)1968年(3)(4)1958年(5)-(8)1961年フンガロトン・スタジオ
2009年に生誕100年と歿後30年を同時に迎えるイシュトヴァーン・アンタル
(1909-1979)は、ハンガリーのピアニスト。ブダペストに生まれた彼は、当時と
しては例外的に16歳でウィーン音楽アカデミーへの入学を許され、さらにベル
リンで矢代秋雄、フジコ・へミングを教えたレオニード・クロイツァーに師事
しています。1936年にブダペストに戻ってから本格的な演奏活動を開始。カド
シャ、ヴェレシュといった作曲家から初演を任され、戦後1946年にはバルトー
クの傑作「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」の歴史的というべきハンガリ
ー初演も手掛けています。そのアンタルのピアノを語る上でもっとも重要な作
曲家とされるのがベートーヴェンとリスト。このアルバムでは栄誉あるリスト
賞に輝いた腕前を確かめることができます。

HCD 32487 \2080
ステレオ
モノラル((1)のみ)
レジェー・シュガール(1919-1988):
(1)弦楽オーケストラのためのパルティータ(1967)
(2)メタモルフォジ(1966)
(3)組曲(1954)
ハンガリー放送交響楽団
(1)(2)ジェルジ・レヘル、(3)エルヴィン・ルカーチ(指)
録音:(1)1968年4月18日(2)1969年10月4日(3)1974年12月27日
ハンガリー放送スタジオ(ハンガリー放送収録)
コダーイに師事し、コッシュート賞にも輝きハンガリー現代音楽史に重要なポ
ジションを占めるレジェー・シュガール(1919-1988)のオーケストラ曲を集めた
もの。序奏-アリア-ドラマティコ-ネニア(嘆きの歌)-パッサカリアの全5楽章で
構成されるパルティータ。同じく5つの楽章からなる組曲は、シュガールによる
管弦楽のための最初期の作品のひとつで、バルトークの影響がいたるところに
みられるのが特徴。テンポによって7つの部分に分かれるメタモルフォジは、
管弦楽のための大規模な変奏曲。バルトークへのオマージュとして「管弦楽の
ための協奏曲」にインスパイアされて書かれたものです。



<Matthias Hoefs>
GBP 1055003 \2380
(1)J・バストン:トランペット協奏曲 ニ長調
(2)テレマン:ターフェルムジーク1733 第2番 ニ短調-アレグロ
(3)ヘンデル:「メサイヤ」-「汝の頭を上げよ」
(4)ベートーヴェン:「月光」ソナタ-第1楽章
(5)J・シュトラウスII世:トリッチ・トラッチ・ポルカ
(6)メンデルスゾーン:詩篇-汝らのために天使に命じた
(7)リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
(8)M・モーレス:アディオス・パンパ・ミーア
(9)J・R・モートン:ブラック・ボトム・ストンプ
(10)Z・アブレウ:ティコ・ティコ
(11)C・ポーター:イッツ・オーライト・ウィズ・ミー
(12)E・クレスポ:わが心のホルンたち
(13)ダヴェンポート&クーリー:フィーバー
(14)P・B・ルイス:キエン・セラ
(15)メンデルスゾーン:森からの別れ
ジャーマン・ブラス
マティアス・ヘフス、ウーヴェ・ケラー、ヴェルナー・ヘックマン、
クリストフ・ベルヴィント(Tp)エンリケ・クレスポ、
アレクサンダー・エルプリッヒ・クロフォード(Trb)
ヴォルフガング・ガーク、クラウス・ヴァレンドルフ、
フィリップ・レーマー(Hrn)
シュテファン・アンブロジウス(Tb)ヘルベルト・ヴァヒター(Perc)

GBP 1055004 \2380
(1)グリーンスリーヴス
(2)ファーナビー:古いスパニョレッタ、トイ、新サ-ホー
(3)バード:ジグ
(4)ジョンソン:妖精のマスク
(5)ブル:ジグ-ブル博士自身
(6)ホルボーン:やれやれ、休日だ
(7)バストン:トランペット協奏曲第2番ニ長調
(8)ターナー:ミラの歌と美しさについて
(9)ヘンデル:シルヴィアに、トランペット・ソナタト長調Op.1-5
(10)ウッドコック:トランペット協奏曲第3番ニ長調
(11)ボイス:トランペット・ヴォランタリー第1番ニ長調
(12)スタンリー:トランペット・ヴォランタリー ニ長調Op.6-5、アダージョ、
(13)スタブレー:トランペット・ヴォランタリー ハ長調
作曲者不詳:「パリの見識」「朝の会合」「恋する心配性のニンフ」他全25曲
マティアス・ヘフス(Tp)マティアス・イェンス(Org)
ブラスの魅力たっぷりの2枚。
「ジャーマン・ブラス in Concert」はアンサンブルの楽しさあふれる1枚。
「English Concert」はトランペットとパイプオルガンによる渋いながらも美
しさあふれる1枚。ラッパ好きにはたまらない2枚です。




<PROFIL>
PH 09004(SACD-Hybrid) 3枚組 \5400
ワーグナー:「ローエングリン」
ヨハン・ボータ(T ローエングリン)
アドリアンヌ・ピエチョンカ(S エリーザベト)
ペトラ・ラング(Ms オルトルート)
ファルク・シュトゥルックマン(Br フリードリヒ・フォン・テルラムント)
クワンチュル・ユン(ハインリヒ王)
アイケ・ヴィルム・シュルテ(Br 伝令)
セミヨン・ビシュコフ(指)
ケルンWDR交響楽団,ケルンWDR放送合唱団,NDR合唱団,プラハ室内合唱団
録音:2008年5月30日-6月14日,ケルン
最近、充実のワーグナーが聞けないとお嘆きのワグネリアン諸氏に、PROFILか
ら朗報が舞い込んで来ました!ビシュコフと手兵ケルンWDR交響楽団による「ロ
ーエングリン」です。2008年5月28日に演奏会形式で上演した後、エリーザベ
トとハインリヒ王を交代し、2週間かけて録音したもの。最大の特徴は、たい
へんに豪華なキャスト!現時点で最高レベルを揃えています。タイトルロール
にはボータ、そしてエリーザベトにはピエチョンカを投入。重要なオルトルー
トにはラング、そしてテルラムントにシュトゥルックマンと、バイロイト音楽
祭じゃ絶対にできない豪華さ。もちろん、ビシュコフの指揮も充実。当代最高
の布陣を揃えた「ローエングリン」、逃がす手はありません!




<naive>
DE 001 \2280
フィリップ・エルサン:
(1)ヴァイオリン協奏曲
(2)さすらい人-管弦楽と室内楽と女声のための
(3)ストリーム-ピアノとオーケストラのための
(1)オーギュスタン・デュメイ(Vn)、
ジョナサン・ダーリントン(指)、フランス国立管弦楽団
(2)ラジオ・フランス合唱団〔ミシェル・トランシャン(合唱指揮)〕
ジョナサン・ダーリントン(指)フランス国立管弦楽団
(3)アリス・アデール(Pf)、
トーマス・ダウスゴー(指)
ラジオ・ダノワーズ交響楽団、
録音:(1)2004年1月(2)2004年2月(3)2004年1月
現代フランスを代表する作曲家、エルサンの作品集。透明な音世界が魅力のヴァ
イオリン協奏曲では、デュメイがソリストをつとめます。

DE 002 \2280
フランソワ=ベルナール・マシュ(1935-):
(1)時の河口(l’estuaire du temps)
(2)熾(braises)
(3)アンドロメダ
(1)ミカエル・レヴィナス(サンプリング)、
エルガー・ホワーズ(指)
ラジオ・フランス管弦楽団
(2)エリザベス・チョイナッカ(チェンバロ)、
パスカル・ローフェ(指)
ラジオ・フランス管弦楽団
(3)ジャン=フランソワ・エッセール、ジャン・ケルナー、
ジェラール・フレミ(Pf)
ジルベール・アミ(指)新ラジオ・フランス管弦楽団
録音:(1)1993年9月(2)1999年4月(3)1980年6月
1曲目の「時の河口」は、絶え間ない水が流れるような音の中に、かすかにフル
ートやヴァイオリンなどの高速パッセージが聞こえる作品。時折すべての流れ
を中断するような声のような音が入るなど、時空がゆがめられたような感じです。

DE 003 \2280
パスカル・ザバロ:作品集
(1)フラッシュ-1.東京2.カイロ3.パリ4.ヴァルソヴィア
5.ニューヨーク-オーケストラのための
(2)磔刑に関する三つのスタディ-オーケストラのための
(3)メタル・ミュージック-銅のアンサンブルとパーカッションのための
(4)ファイバーグラス・ミュージック-2つの弦楽四重奏団のための
(1)(2)(3)芸術監督フィリップ・ペリシエ
(4)クリムト弦楽四重奏団ほか
録音:(1)2003年9月(2)2004年2月(3)2000年12月(4)2004年12月
ザバロは、ヴィルトゥオーゾ・マリンバ奏者にして即興演奏家。ソロからオーケ
ストラ作品まで、幅広いジャンルの作品を書いています。マリンバ奏者という
こともあって、リズムが独特。このディスクに収められた作品も、リズムが印
象的。最後のファイバーグラス・ミュージックは、ナイマンを思わせるミニマ
ル風音楽。

DE 004 \2280
ギョーム・コネッソン:
(1)Athanor-ソプラノ、バリトン、混声合唱とオーケストラのための 
(2)超新星
(1)ヴィルジーヌ・ペシュ(S)、ナイジェル・スミス(Br)、
ラジオ・フランス合唱団、
ジョナサン・ダーリントン(指)フランス国立管弦楽団
(2)ムハイ・タン(指)フランス国立管弦楽団
録音:(1)2004年2月(2)2002年
莫大なエネルギーが凝縮された「炉」は古代ギリシアの詩を基にしています。

DE 005 \2280
フィリップ・エルサン:
(1)廃墟のある風景(2)見知らぬ国で(3)南の歌
(4)ミサ・ブレヴィス(12声のための)
ダニエル・ザレイ、ジョエル・スピロン、フレデリック・シャンジュネ、
シルヴァン・ダンゴワーズ、
ポール・マリノフスキ、クリスティアン・プレヴォ、デルフィヌ・ボーデ
どこか東洋的なかおりのする(1)、モダンな和声ながら透明な美しさを保った
ミサ曲((4))など、新しい時代を感じる1枚です。




<Polymnie>
POL590430 \2250
モーツァルト:管楽八重奏曲ト短調 KV183(交響曲第25番 編曲)
シューベルト:管楽八重奏曲変ロ長調 D485(交響曲第5番 編曲)
サティ:風変わりな美女
チック・コリア:「チルドレンズ・ソング」より
ネポムク管楽八重奏団
クリストフ・パトリックス、ドミニク・ボワサン(Ob)クサヴィエ・ブトン、
クリスチャン・モネ(Cl)
ダヴィッド・アノワ、ニコラ・ゲニャール(Hrn)フィリップ・レカール、
サンドリーヌ・シャルエ(Fg)
ニコラ・シャロン(Kb)

POL 490347 \2250
モーツァルト:
オーボエ五重奏曲 ト短調 KV516
オーボエ四重奏曲 へ長調KV370
フルート四重奏曲 ニ長調KV285,ハ長調KV171
デヴィッド・ワルター(Ob),ミシェル・モラゲス(Fl)
ジュヌヴィエーヴ・ローランソー、リシャール・シュムクレール(Vn)
リーズ・ベルトー(Va)
ディアナ・リゲティ(Vc)

POL 160328 \2250
ベートーヴェン:
連作歌曲「はるかなる恋人に寄す」Op.98
遠い国からの歌WoO.137
のみの歌Op.75
マルモットOp.52
なんと時は永くWoO.116
ロマンスWoO.128
いらだつ恋人- アリエッタ・ブッファOp.82
いらだつ恋人- アリエッタ・アッサイ・セリオーサOp.82
友情の幸せOp.88
この暗き墓場にWoO.133
ゲレルトの詩による6つの歌Op.48
25のアイルランドの歌WoO.152,153,154より
みんな楽しく輪になって
アイルランド男の胸は高鳴る
古老が教えてくれてから
やさしい乙女よ、そなたが残した口づけは
マリオ・アカール(Br) クロード・コレ(Pf) 
フランク・デラ・ヴァッレ(Vn) フレデリック・ドヴィーユ(Vc)




<Maguelone>
MAG 111175 \2250
エネスコ:クレマン・マロ(1496-1544)の7つの歌曲
 「アンヌへの心づけ」、「私を苦しませる」、「恋人に手紙を書かない怠惰
なお嬢さん方へ」、「薔薇のエトレンヌ」、 「白い贈り物」、「言葉を変え
よう」、「愛の歌を歌いすぎだ」、「つらい思いにうちひしがれて」
ラヴェル:クレマン・マロの二つのエピグラム
「雪を投げつけたアンヌ」、「スピネットを弾くアンヌ」
レイナルド・アーン:
シャルル・ドルレアン(ルイ12世の父)(1394-1465)の詩による
「どうぞあなたの意のままに」、「館に囚われたとき」
ドビュッシー:フランスの3つの歌
シャルル・ドルレアンの詩による「季節は上着を脱ぎ去り」、
「喜びの死により」
トリスタン・ルミレットの詩による「洞窟」
フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード 「恋人に捧ぐ」、
「母の願いにより聖母に祈る」、「パリ女のバラード」
ジャック・ルゲルネイ(1906-1997):ロンサールの詩による
「ああ、なんと素敵なもてなし」、「恋人に」「エピパリノディ(付随改詠詩)」
プーランク:ロンサールの詩による
「帰属関係」、「墓」、「バレエ」、「私にはもはや骨しかない」、「彼の小
姓に」
ディディエ・アンリ(Br)アンヌ・ル・ボゼック(Pf)
フランス歌曲といえばボードレール、ヴェルレーヌ、ヴィクトル・ユゴーの詩
につけたものというイメージがありますが。ここでは古いフランスの詩にアー
ン(初めて古い伝統的なフランス詩に音楽をつけた)、ドビュッシー、ラヴェル、
プーランクらの歌曲が収められています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

09-03 No.4-2

2009年03月04日 19時36分51秒 | Weblog
<INTEGRAL>
INTEG 221164 \2350
日本語解説付
ムソルグスキー:展覧会の絵
ショパン:
幻想曲 ヘ短調 Op.49、子守唄Op.57、4つのマズルカOp.33、
英雄ポロネーズOp.53
マリラン・フラスコーヌ(Pf)
「ディアパゾン」の評より:
これらの名曲にはラスコーヌの色彩豊かなピアニズムによって独自の魅力が与
えられている。繊細な彼女のピアニズムは多くのピアニストが力まかせで押し
付けがましくなりやすいところでも、実に美しく音楽を表現している。

INTEG 221227 \2350
ティエリー・エスケシュ(1965-):3つのつかの間の幻影(1994)
ラーション(1908-1986):4つのテンポ(1968)
タファネル(1844-1908):木管のための五重奏曲
ヒルボルイ(1954-):木管五重奏のための6つの小品(2007/2008)
イベール:3つの小品(1930)
ストックホルム王立木管五重奏団
ピーター・フリートホルム(Fl)フレデリク・セーングレン(Ob)
スタッファン・モルテンセン(Cl)ハンス・ラーション(Hrn)
フレデリク・エクダール(Fg)
“Le Monde de le Musique”より:
ストックホルムの王立歌劇場のソリストによって結成されたアンサンブルによ
る主に北欧の近現代曲。素晴らしいテクニックでこれらの曲をいかにも容易に、
そして自然に自分たちのものにしていて聴くものをひきつける。

INTEG 221154 \2350
J.S.バッハ:パルティータ第5番、2番、6番
ブルーノ・プロコーピオ(Cemb)
米Fanfare,仏Diapason,Repertoire誌で絶賛されたCD,ついに日本登場!




<AMBROISIE>
AM 181(2CD+1 bonus DVD) \4750
[CD1]
(1)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
(2)ブリス・パウゼ(b.1965):コントラパルティータ-クーラント
(3)J.S.バッハ:無伴奏パルティータ第1番 変ロ長調 BWV 1002
(4)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
[CD2]
(1)ブリス・パウゼ:コントラパルティータ-プレリュード
(2)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
(3)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調 BWV 1005
(4)ブリス・パウゼ:コントラパルティータ-ルール
[ボーナスDVD]~J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番 ニ短調
デイヴィッド・グリマル(Vn)
録音:2008年9、12月
「バッハとは私たち孤独なヴァイオリニストと似ている、彼は一人で苦しみ、
彼は一人で泣き叫ぶ・・・孤独なヴァイオリニストそのものだ・・・孤独なの
だ・・・」ブックレットの中でグリマルは、バッハの無伴奏ソナタとパルティ
ータ全曲をレッスンで一度に弾いたあと、師であるヒルシュホーンのこの言葉
を忘れたことはない、と述べています。音符の一つ一つが突き刺さってくるよ
うな厳しさに満ちたグリマルのヴァイオリンの音色。無伴奏の演奏は、一人、
バッハが全身全霊をこめて書き込んだ音符とともに祈るもの。音楽に対して敬
虔なグリマルの演奏に、驚嘆させられるバッハです。合間に挟まれている作品
の作曲家パウゼは、フランスを中心に活躍する作曲家。前衛的な作風ですが、
バッハのおそろしく深い世界への、心の準備のような作品です。




<ELOQUENTIA>
EL 0814 \2380
ドビュッシー:映像
前奏曲集第2集(全12曲)、「燃える炭に照らされた夕べ」(遺作・1917)、
映像第1集(全3曲)、映像第2集(全3曲)
デニス・パスカル(Pf)
録音:2007年12月
デニス・パスカルは、ジャック・ルビエ、レオン・フライシャーらと同時期に
パリ国立高等音楽院で学んだピアニスト。シュタルケルの伴奏者としても活躍
し、リスト、そして後期ロマン派、印象派を得意としています。「燃える炭に
照らされた夕べ」は2001年に発見されたドビュッシーの遺作。前奏曲集のいく
つかの作品に類似した雰囲気をもちつつ、深く落ち着いた色彩が魅力です。




<AMBRONAY>-アンブロネー音楽祭シリーズ-
AMY 015 \2500
ペーター・フィリップス(1561-1628):モテット&マドリガーレ集
カペッラ・メディテラーニア、レオナルド・ガルシア・アラルコン(指)
マリアーナ・フローレス、マリア・ヒノホサ・モンテネグロ、
ファビアン・ショフリン、
ホアン・サンチョ、マシュー・ベイカー
録音:2007年10月
ペーター・フィリップスは、彼が生きていた当時、ヨーロッパ中で最もよく知
られた作曲家でした。彼の作品はまだまだ知られていませんが、莫大なエネル
ギー、力強い表出に満ちた作風で、発掘が待たれるところです。瑞々しい音で、
生き生きとしたアンサンブルが見事にとらえられています。

AMY 013 \2500
「バロックの太陽」
ルイージ・ロッシ:「太陽の預言」「3声のセレナータ」ほか
マルコ・マラッツォーリ:「太陽の預言」
レ・パラダン
ジェローム・コレア(指)
録音:2007年9月
バロック時代のローマでとりわけカンタータ作曲家として活躍した、ロッシと
マラッツォーリの作品集。「太陽の預言」は、太陽が、死や悲しみと対話する
物語。光り輝く太陽、影、様々な表情が魅力です。ロッシやマラッツォーリの
貴重な音源。




<DYNAMIC>
CDS 622 8枚組 \5800
パガニーニ:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集
ヴァイオリン協奏曲第1番 変ホ長調 MS21
ヴァイオリン協奏曲第2番 ロ短調 「鐘」 MS48
ヴァイオリン協奏曲第3番 ホ長調 MS50
ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ短調 MS60
ヴァイオリン協奏曲第5番 イ短調 MS78
大協奏曲 ホ短調 MS75
アダージョ MS49
春のソナタ イ長調 MS73
感傷的な堂々たるソナタ MS51
ヨゼフ・ヴァイグルの主題による変奏付きソナタ ホ長調 MS47
ロッシーニ「チェネレントラ」の主題による序奏と変奏曲 MS22
魔女たちの踊り MS19
ワルシャワ・ソナタ ホ長調 MS57
マリア・ルイーザ・ソナタ MS79
ポラッカと変奏曲 イ長調 MS18
田舎のバレエ MS74
ヴェネツィアの謝肉祭 MS59
常動ソナタ MS66
ロッシーニ「モーゼ」の主題による幻想曲 MS23
ナポレオン・ソナタ 変ホ長調 MS5
ロッシーニ「タンクレディ」のアリア「この胸の高鳴りに」による序奏と
変奏曲 MS77
タランテラ イ短調 MS76
ニコロ・パガニーニからヘンリー氏に MS65
ヴィオラと管弦楽のためのソナタ MS70
ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 MS21
ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ短調 MS60
マッシモ・クアルタ(Vn,指)ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団
他のソリスト:サルヴァトーレ・アッカルド、フランコ・メッゼーナ、
ルイージ・アルベルト・ビアンキ、イェフディ・メニューイン、
ルッジェーロ・リッチ
DYNAMICがまたもどえらいセットを出してきました!パガニーニのヴァイオリン
と管弦楽のための作品全集です。同社が進めてきた、マッシモ・クアルタによ
るヴァイオリン協奏曲全集を軸に、自社音源と、さらにEMI、DGからライセンス
音源も使用しての堂々たる8CDセットを完成。

DYNDVD 33592(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:仏伊英独西
ラロ:「イスの王様」
エリック・マルティン=ボネ(Bs イスの王様)
ジュゼッピーナ・ピウンティ(MS マルガレード)
ギレーヌ・ジラール(S ローゼン)
セバスチャン・ゲーズ(T ミリオ)
ウェルナー・ファン・メヘレン(Br カルナック)
ほか
パトリック・ダヴァン(指)ワロン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ジャン=ルイ・ピション
収録:2008年4月1-3日,リエージュ
ラロの名作オペラ「イスの王様」の映像が初登場です!「イスの王様」は、ス
ペイン交響曲で有名なエドゥワール・ラロ(1823-1892)が生前に上演できた唯一
のオペラ。フランス語圏では比較的人気のあるオペラで、かのクリュイタンス
が初の全曲録音を果たしています。しかし近年は上演も少なく、1988年以来新
録音がありませんでした。ですので、なおのこと貴重な映像です。イスという
のは、フランス西部の海に面していたという伝説の都市の名前。物語はかなり
ドラマティック。マルガレードとローゼンの姉妹は共に勇者ミリオを愛してい
る。しかし結ばれたのはローゼン。嫉妬に駆られたマルガレードは、敵の王子
カルナックに唆され、海から町を守る水門の鍵をカルナックに渡してしまう。
水門が開けられ水に飲まれた町を目の当たりにして後悔したマルガレードは、
罪を告白して身を投げる。すると、海は穏やかになる、というもの。ロマン色
豊かな名作を、ワロン王立歌劇場が総力を挙げて上演しています。マルガレー
ド役のジュゼッピーナ・ピウンティは、イタリア,アスコリ・ピチェーノ出身
のメッゾソプラノ。2008年12月に来日してリサイタルを行って好評を博してい
ます。

CDS 596 \1950
A.スカルラッティ:「ジュディッタ」
ソフィー・ランディ(S ジュディッタ)
ラファエル・ピション(CT ヌルセ)
カール・ガザロシアン(T オロフェルネ)
ジルベール・ベッツィーナ(指)ニース・バロック・アンサンブル
録音:2008年3月6,7,9日,ニース
父スカルラッティのオラトリオ「ジュディッタ」には、既にいくつか録音があ
りますが、これはそれらとは異なるものです。一般的なものは、枢機卿ピエト
ロ・オットボーニの台本による、5人のソリストを要するものでしたが、ここ
に録音されているものは、アントーニオ・オットボーニ(ピエトロの父)の台本
で、ソリストは3人のみ。話そのものは変わらず、ベトリアの美しい婦人ユディ
トが、アッシリアの軍司令官ホロフェルネスを酔いつぶして首を切り落とした
というもの。若く優れた古楽系歌手が起用されているのも注目です。ソフィー
・ランディは、2006年にマコンでのコンクールに入賞して一気に注目を浴びた
若いソプラノ。ラファエル・ピションは、1984年生まれの若手カウンターテナ
ー。既にコープマンやデュメストルなどとバロック声楽もので競演しています。
カール・ガザロシアンは、マルセイユ生まれのテノール。ここ5年ほど、マル
ゴワール、ミンコウスキ、ヤーコプスらがバロックオペラの公演で起用して注
目度が上がっています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

09-03 No.3

2009年03月04日 19時36分14秒 | Weblog
<CAvi-music>
4260085 531257 \2450
マーラー:大地の歌(オリジナル・ピアノ版)
第1楽章:大地の哀愁に寄せる酒の歌
第2楽章:秋に寂しき者
第3楽章:陶器の亭
第4楽章:岸辺にて
第5楽章:春に飲む人
第6楽章:告別
ベルンハルト・ベルヒトルド(T)
ヘルミーネ・ハーゼルベック(Ms)
マークス・フォルツェルナー(P)
録音:2008年7&9月 グランドホテル文化センター トープラッハ(イタリア)
マーラーは大地の歌のオケ版とピアノ版を残しています。ピアノ版はオケ版の
編曲ではなく、ほぼ同時に作曲を進められ、詩や各楽章の表題に異なる箇所が
あり、独立した作品として構想されています。ピアノ版はマーラーの死後に演
奏、出版され、1989年に日本でサヴァリッシュのピアノ演奏により初演。オケ
版との比較によりマーラーの作曲意図を感じ取ることができ、そのことによっ
てオケ版の改訂も出版されているほど、ピアノ版の功績は大きいものです。歌
曲の性格が強くなるピアノ版ですが、すでにカツァリスなどの録音からも分か
るようにオケと指揮者の役割を担わなくてはならないピアノ・パートが重要で
あります。ピアニストでもあり文化史から哲学を専門にするジャーナリストで
もあるマークス・フォルツェルナーの分析的演奏、マーラーの構想の推移や意
図を反映できる音楽性と技術を充分に備えています。歌手は両者ともオースト
リア出身のテノール、ベルヒトルドとメゾ・ソプラノ、ハーゼルベック。マー
ラーの生きた時代のオーストリアの作品を度々演奏している2人の説得力のある
歌唱にも注目です。マーラーの素晴らしいメロディー・ラインと情感を美しく
歌い上げています。この演奏は、マーラーが「大地の歌」を作曲した小屋が残
っている南チロルのトープラッハで2008年に行われたグスタフ・マーラー音楽
祭での演奏です。

4260085 531370 \2450
D.スカルラッティ:ソナタ ト短調 K.31、ソナタ ト長調 K.124
ハイドン:アンダンテと変奏曲 ト短調 Hob.XVII:6
ショパン:ノクターン 第9番 ロ長調 Op.32-1、
ノクターン 第10番 変イ長調 Op.32-2、舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
アレクサンダー・ミュレンバッハ:ナイト・ミュージック
デュディーユ:ピアノ・ソナタ
キャシー・クリエ(P)
録音:2007年10月
才能あふれる美形ピアニスト、キャシー・クリエは1985年ルクセンブルク生ま
れ。5歳から音楽学校でピアノを学び、1999年からはケルン音楽大学で名教師
パーヴェル・ギリロフのもと研鑽を積む。その後ヨーロッパを中心に活動し、
ロバート・レヴィンから声をかけられルール・ピアノ・フェスティヴァルに出
演、またルクセンブルク室内管弦楽団、ルクセンブルグ・フィルハーモニー管
弦楽団のソリストとして演奏し高い評価を得ています。




<SUPRAPHON>
=アルヒーフ=
SU 3969 \1480
(2)ステレオ
(1)モノラル
(1)モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調KV.581
(2)ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
ヴラディミール・ルジーハ(Cl)
スメタナ四重奏団
イジー・ノヴァーク、ルボミール・コステツキー(Vn)
(1)ヤロスラフ・リベンスキー、(2)ミラン・シュカンパ(Va)
アントニーン・コホウト(Vc)
録音:(1)1952年7月12日(2)1964年11月28-29日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
いまから20年前の1989年に惜しまれつつ、その歴史に幕を下ろしたスメタナ四
重奏団。ようやくSUPRAPHONよりCD化されるモーツァルトとブラームスのクラリ
ネット五重奏曲は、いずれも名手ルジーハをソリストに迎えて、その味わいの
深さから長年愛され続けてきたものです。
ターリヒ、クーベリック、アンチェル時代のほぼ四半世紀にわたり、チェコ・
フィルのトップの座に君臨したルジーハ(1904-1978)。ぽかぽかと満ち足りた気
分のモーツァルトと、憂愁のブラームスの両方に、ほんのりと温かくのびやか
な音色がじつによく映えます。なお、それぞれのレコーディングの時期に隔た
りがあるため、メンバーに異動がみられるのも興味深いところ。シュカンパの
参加で以後はメンバー固定となるブラームスに対して、モーツァルトでは、
1945年のアンサンブル結成当初には第2ヴァイオリンを担当していたリベンス
キーがヴィオラを担当しています。2009年の最新リマスタリングで音質良好。

=チェコ・オペラ・トレジャーズ=
SU 3981 2枚組 \2960
モノラル
ヤナーチェク:オペラ「利口な牝狐の物語」(全曲)
ハナ・ベーモヴァー(S 牝狐)
リブシェ・ドマニーンスカー(S 狐)
ルドルフ・アスムス(Bs 森番)ほか
ヴァーツラフ・ノイマン(指)プラハ国立劇場管弦楽団&合唱団
録音:1957年11月4-15日&12月12日プラハ、ルドルフィヌム
ノイマンの「牝狐」には、ステレオ録音(1979、80年・品番10.3471)もあります
がこれは記念すべき最初の録音で、初CD化。表題役のベーモヴァーに、本来、
牝狐役で名高いドマニーンスカー、このオペラの森番役でキャリアの足がかり
を築いたアスムスと、こちらのキャストも充実しています。

SU 3980 2枚組 \2960
モノラル
スメタナ:オペラ「売られた花嫁」(全曲)
ミランダ・ムシロヴァー(S マジェンカ) イヴォ・ジーデク(T イェニーク)
カレル・カラシュ(Bs ケツァール) 
オルドジフ・コヴァージ(T ヴァシェク)ほか
ヤロスラフ・フォーゲル(指)プラハ国立劇場管弦楽団&合唱団
録音:1952年3月24、28 & 29日プラハ、ルドルフィヌム / プラハ、
ドモヴィナ・スタジオ
これで現状SUPRAPHONのカタログに3種を数えることになるチェコの国民的オペ
ラ「売られた花嫁」。フォーゲル盤は、ハラバラ盤やコシュラー盤のかげで復
活が望まれていたものです。当時25歳、イェニークを当たり役とするジーデク
をはじめ、キャストも魅力的。




<BONGIOVANNI>
GB 5157 \2180
カリッシミ:オラトリオ集
「ヴァニタス・ヴァニタトゥム(空の空)」
「ヨブの物語」
「ソロモンの裁き」
フェデリーコ・バルダッツィ(指)アンサンブル・サン・フェリーチェ
録音:2005年9月,フィレンツェ
初期のオラトリオの発展に大きな貢献を果たしたジャコモ・カリッシミ(1605-
1674)の、代表的3作品を収録。「ヴァニタス・ヴァニタトゥム」と「ヨブの物
語」には、フレスコバルディなど同時代の音楽も取り入れて演奏しています。
指揮のフェデリーコ・バルダッツィは、アンドレ・ナヴァラに学んだチェリス
トで、今日ではイタリアの代表的バロック・チェロ奏者として知られています。

GB 2558 \2180
ロッシーニ:アリアと歌曲集
「セミラーミデ」
「アルジェのイタリア女」
「タンクレーディ」
「オテッロ」
からのアリア
スペインのカンツォネッタ
アヴェ・マリア
さらば人生
北京への愛
踊り
シルヴィア・ベルトラーミ(Ms)サブリナ・アヴァンターリオ(P)
録音:2008年6月13日,ボローニャ(ライヴ)
シルヴィア・ベルトラーミは、ここ数年でイタリア各地のコンクールに入賞、
売り出し中のメッゾソプラノ。これがデビュー・アルバム。オール・ロッシー
ニという意欲的な内容です。

GB 5156 \2180
ボッシ:聖マルコによるキリストの受難
ペロージ:
プレルーディオ
インテルルーディオ
ポストルーディオ
オルガンのための6つのトリオ-第1番,第3番,第6番
オルガンのための20のトリオ-第4番,第5番,第6番,第7番,第17番,第20番
13の瞑想-第1番から第7番
アルトゥーロ・サッケッティ(Org)
マルコ・エンリーコ・ボッシ(1861-1925)の作品は、ロレンツォ・ペロージ
(1872-1956)の同名の声楽作品をオルガン用にリダクションしたもの。40分超
の堂々たる作品です。加えて、ペロージのオルガン作品を19曲収録。




<MEMBRAN>
NUOVA ERA 232585 \950
ドニゼッティ:歌劇「四旬節前の最後の木曜日」
ジェイムズ・ルーミス(Bass)ブルーナ・リツォーリ(S)
ロドルフォ・マラカルネ(T)ネストル・カタラーニ(Bass)
ホアン・オンシーナ(T)他
エトヴィン・レーラー指揮
スイス・イタリア語放送管弦楽団

NUOVA ERA 232586 \950
パイジェッロ:歌劇「偽の星占い」
カルメン・ラヴァーニ(S) アンジェラ・ヴェルチェッリ(M.S)
ジャンカルロ・モンタナーロ(Br)
テオドーロ・ロヴェッタ(Bass)
ブルーノ・リガッチ指揮
スイス・イタリア語放送管弦楽団

NUOVA ERA 232587 \950
トマス・デ・トッレホン・イ・ヴェラスコ(1644-1728):歌劇「ばらの紫色」
ミーケ・ファン・デル・スルイス(S)マーク・タッカー(T)
ペドロ・リエンド(Bass)ルイス・アルベス・ダ・シルバ(C.T)
エリザベト・フォン・マグヌス(M.S)
ルネ・クレマンシック指揮
クレマンシック・コンソート

NUOVA ERA 232588 \950
ドニゼッティ:歌劇「ピア・デ・トロメーイ」(抜粋)
ヨランダ・メネグッツェル(S)フランコ・パグリアッツィ(Br)
ジュゼッペ・バラッティ(T) アドリアーノ・フェラーリオ(T)
フランコ・ヴェントリーリア(Bass)
マリア=グラツィア・フェッラツィーニ(S)
ロソルフォ・マラカルネ(T)
ブルーノ・リガッチ指揮
スイス・イタリア語放送管弦楽団

ARS MUSICI 232590 \1350
ショパン:
夜想曲第1番、第5番、第9番、第10番、第12番、第13番、第14番、第18番、
第21番
ミカル・ビアウク(P)

DOCUMENTS 232596 \850
アレッサンドロ・モレスキ/最後のカストラート
ロッシーニ:小ミサ・ソレムニスより「Crucifixus」
バッハ/グノー:アヴェ・マリア
グレゴリオ聖歌集
トスティ:理想の人
パレストリーナ:つれない私の敵  他
1902年、1904年

ARS MUSICI 232600 \950
シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 op.9
ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ショーソン:詩曲
ルトスワフスキ:スビト(1992)
マスネ:タイスの瞑想曲
Joanna Wronko(Vn)
Frank van de Laar(P) 2008年5月

DOCUMENTS 232668 \850
バッハ:復活祭オラトリオ
フリーデリケ・ザイラー(S)
マーガレット・ベンス(A)
フリッツ・ヴンダーリッヒ(T)
アウグスト・メスターラー(Bass)
マルセル・クーロー指揮
シュトゥットガルト・バッハ管弦楽団、合唱団  1958年




<英国EDEN FILMS>
DVD494NTSC(DVD-Video) \3250
The Guitar Is Their Song
メキシコのParacho de Verduzcoで2006年国際ギター音楽祭が行われました。
そこでは世界的ギタリスト「ジョン・ウイリアムズ」が演奏しており、インタ
ビューも収録されています。ジョン・ウイリアムズ64才の映像です。
演奏:ジョン・ウイリアムズ 他
2006年 メキシコ Paracho de Verduzco
54 分 カラー




<VANGUARD/MUSICAL CONCEPTS/VOX>
ATMCD1585 4枚組 \2300
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヨゼフ・シゲティ(Vn) クラウディオ・アラウ(P)

ATMCD1894 2枚組 \1300
チャイコフスキー:
交響曲第5番
ピアノ協奏曲第1番
幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ジョン・オグドン(P)ピエール・モントゥー指揮 ロンドン響

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする