クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-12 No.8-1

2008年12月11日 17時55分01秒 | Weblog
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ホロヴィッツ・・オリジナル・ジャケット・コレクション
(RCAレコーディング編)

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Gimell>
CDGIM 042
ジョスカン・デ・プレ(c.1440-1521):
ミサ曲《不幸が私を襲い》(ミサ・マルール・ム・バ)
ミサ曲《絶望的な運命の女神》(ミサ・フォルトゥーナ・デスペラータ)
ピーター・フィリップス(指揮)、タリス・スコラーズ
1987年の英グラモフォン賞年間最優秀賞獲得という快挙を達成した永遠の名唱
「ミサ・パンジェ・リングァ」(CDGIM 009)に代表されるように、アレグリの
「ミゼレーレ」と並ぶタリス・スコラーズの代名詞でもあるジョスカンのミサ
曲。2007年の来日時のインタビューでは「キャリアを終えるまでにはジョスカ
ンのミサ曲全曲録音を完成させたい」と語るなど、ジョスカンのミサ曲全曲録
音に並々ならぬ意欲を見せていたピーター・フィリップス。
そして「ミサ・パンジェ・リングァ」、「ミサ・ロム・アルメ」(CDGIM 019)か
ら長い月日を経て遂にリリースされた全集第3弾、「無名のミサ&フーガによる
ミサ」(CDGIM 039)での完璧なハーモニーがこれまで以上に絶大な反響を巻き起
こすなど、タリス・スコラーズの歌う"ジョスカン"への評価はさらなる高まり
を見せている。
「無名のミサ&フーガによるミサ」に続いてリリースされるタリス・スコラー
ズのジョスカンのミサ曲全集第4弾は、枢機卿アスカニオ・スフォルツァのため
に作曲されたという説を持つ「ミサ曲《不幸が私を襲い》」、「ミサ曲《絶望
的な運命の女神》」の2作品。
「ミサ曲《不幸が私を襲い》」は、オケゲムやマルティーニの作品とも伝えら
れている3声の世俗歌曲「不幸が私を襲い」に基づいた通作ミサ曲であり、「ミ
サ曲《絶望的な運命の女神》」ではビュノワの作と言われる3声の世俗歌曲「絶
望的な運命の女神」が用いられている。
独特の書法と多様な工夫が散りばめられたジョスカンのミサ曲の真の姿を、タ
リス・スコラーズの完璧なハーモニーが鮮明に浮かび上がらせる。




<ALIA VOX>
AVSA 9863(SACD-Hybrid) 2枚組 \4750
「エルサレム-2つの平和の都市:天上の平和と地上の平和」
[CD1]
1ジョルディ・サヴァール:
「エリコ(ジェリコ)のファンファーレ」(紀元前1200年頃)
<I天上の平和:黙示録と最後の審判の預言者たち>
2「シビュラの預言」(紀元前3世紀、ユダヤ起源のギリシャ語テキストとアラム
の音楽)
3導入曲[ネイ・アンブン]
4「コーラン-ビ=スミ=ッ=ラーヒ=ッ=ラフマーニ=ッ=ラヒーム(慈愛あま
ねく慈悲深きアッラーの御名において)」(7世紀、コーラン第1章「アル=ファ
ーティハ(開扉)」第2-7節「慈悲深く慈愛あまねき御神・・・」)(スーフィ起源)
5後奏曲[カヌーン]
6「聞け、おお、海よ・・・」(ラス・ウエルガス写本)(「ヨハネの黙示録」
第6章第12-3節(12世紀)[カタリ派の、偽ヨハネの福音書第5章第4節に基づく])
7後奏曲[中世ハープ]
<IIエルサレム、ユダヤの都市、紀元前1000年-紀元後70年-ダヴィデ王が、
ユダ・イスラエル統一王国の首都、エルサレムを作った>
8「ショーファルの音」
9「エルサレムへの祈り」(詩篇第121番第1-4節「目を上げて、わたしは山々を
仰ぐ」)
10舞曲(器楽曲)[ウードと打楽器][紀元前164年:マカベアのユダによるエル
サレム奪還]
11「エルサレムの平和」(詩篇第122番第6-9節「エルサレムの平和を求めよう」)
12「ラビ・アキバ・ベン・ヨセフは、エルサレムに行った」(タルムードより
マッコート24b「かつて、ラビ・アキバは・・・」、ヘブライ語による朗読)
13「流浪の歌」(詩篇第137番第5-6節「エルサレムよ、もしも、わたしがあなた
を忘れるなら」)[紀元70年:寺院の破壊と民族離散]
14ラメント(器楽曲)[ショーファル]
<IIIエルサレム、キリスト教の都市、326-1244年-ローマ皇帝コンスタンティ
ヌスの母、ヘレナ女王のエルサレム訪問(326年)>
15伝東ローマ皇帝レオーン6世(賢帝)(在位886-912年):「スタヴロテオトキア
(十字架生神女讃詞)」(十字架の下の処女(聖母マリア)への讃歌)
16ファンファーレ「平安あれ、主の御名のもとに」
17「教皇ウルバヌス2世、十字軍への最初の呼びかけ」(1095年、フランス語に
よる朗読)
18マルカブリュ(1100―50年):十字軍の歌「平安あれ、主の御名のもとに」
[第1回十字軍]
19作曲者不詳(12世紀):十字軍の歌「騎士たちよ、全て請合え」(1146年)[第2
回十字軍]
20作曲者不詳(13世紀):コンドゥクトゥス「おお、全アジアの栄光、アレクサン
ドリアの王の娘」
21プランクトゥス「平安あれ、主の御名のもとに」(器楽曲)[1187年、十字軍
はサラディンにエルサレムを奪還される]
<IVaエルサレム、巡礼の都市、383-1326年>
22「岩のドーム(ウマル・モスク)」(イブン・バットゥータ(1304-77頃)著「大
旅行記」第2章シリアより)
23「シオニーダ」(イェフダ・ベン・シェムエル・ハ=レヴィ(1075-1141年):
「イェフ・ノフ(美しい都市、世界の喜び、偉大なる王の都市)」)
[CD2]
<IVbエルサレム、巡礼の都市、383-1326年(承前)>
1アルフォンソ10世賢王(1121-84年)編:聖母マリアのカンティガ集より383番
「おお、とても平らな海の底は」(CSM383)
<Vエルサレム、アラビアとオスマン・トルコの都市、1244-1917年>
[アラビアの都市、1244-1516年]
2前奏曲[ウードと打楽器]
3「コーラン-ムハンマド(マホメット)は山上の寺院(岩のドーム)から昇天し」
(コーラン第17章「夜の旅」第1節「(アッラーは)ムハンマド(マホメット)を連
れて夜(空)を逝き、メッカの神殿から、かの、(アッラーに)一帯を浄められた
エルサレムの神殿まで旅して」)
4「ソマの踊り」[ドゥドゥクと打楽器]
5「サラートゥ・アッラー(アッラーへの祈り)」(アラビア伝承曲)
[オスマン・トルコの都市、1517-1917年]
6.「鶴」(マカーム「ウザル・サキル」)(オスマン・トルコ、カンテミルオウル
手稿譜(17世紀)より)
7「スレイマン大帝の夢」(1520年、オスマン・トルコの伝説、トルコ語による
朗読)
8「戦士の行進」(作曲者不詳、オスマン・トルコ)[1517年、オスマン・トルコ
のエルサレム征服]
<VIエルサレム、避難と流浪の地、15-20世紀>
9「美しく聖なるパレスティナ」(セファルディ伝承曲、サラエボ)
10「パレスティナ人の嘆き」(パレスティナ伝承曲)
11「古都アニへの嘆き」(アルメニア伝承曲)
12「エル・マレ・ラハミム(天にまします慈悲深き神よ)」(アウシュヴィッツの
犠牲者への讃歌、1941年)[1950年、シュロモ・カッツによる歴史的録音]
13葬送行進曲(器楽曲)[ショーファル・アンサンブル]
<VII地上の平和:義務と希望>
[平和の誓願]
14楽器による対話[プサルテリウムとウード]
15アラビア語での平和の誓願「主の御名の下・・・」
16ヘブライ語での平和の誓願「アドナイ(主よ)」
17アルメニア語での平和の誓願
18ラテン語での平和の誓願「平安を与えたまえ」(グレゴリオ聖歌)
[歌の対話(作曲者不詳の伝承された旋律)]
19「アポ・クセノ・メロス(遠く離れた異国の地より)」(ギリシャ語)
20ガザル「おお、愛しき」(アラビア語)
21ガザル「トーラーを賛美するため」(ヘブライ語)
22ガザル「おお、神の預言」(アラビア語パレスティナ方言)
23「シエンテ・エルモーサ(愛しき人よ、私のギターの音をお聞き)」
(ラディノ語)
24「アポ・クセノ・メロス(遠く離れた異国の地より)」(ギリシャ語)[サヴァ
ールによる合唱版]
25「ドゥルメ、エルモーサ・ドンセッラ(眠れ、眠れ、麗しき処女)」
(ラディノ語)
26ガザル(アラビア語、ギリシャ語、ヘブライ語)
27ガザル(器楽曲、モロッコ伝承曲)
28最後のアンサンブル(総奏)
29ジョルディ・サヴァール:最後のファンファーレ「精神の障壁に抗して」
(2008年)
録音:2007年11月22-24日、2008年3月30日-4月4日、27日、28日
カタルーニャ自治州カルドーナ城参事会教会、
4月9-10日モーゼル県メス、サン=ピエール・オ・ノナン教会、およびメス海軍
工廠、
8月5日オード県フォンフロワ修道院
毎年恒例のブックCD、今年のテーマはエルサレムです。3大宗教の伝統を背負い、
対立と融和の歴史を重ねてきた都市エルサレム。このエルサレムを主題として、
それに関連する音楽や文章によって構成された録音です。一見関係のなさそう
に見える「スレイマン大帝の夢」も、エルサレムの城壁再建に関連する文章。
歴史という縦糸と、瞑想的探求を感じさせるサヴァールの演奏という横糸が組
み合わさり、知識ではなく耳に触発された思考が、平和への希求へと無理なく
繋がって行く。そこに音楽の力の奥深さを感じます。
最初と最後に置かれたサヴァール作曲の、ショーファル(角トランペット)を中
核としたファンファーレは、この録音に荘重さを与えており、また、ナチスの
親衛隊員たちがその歌声に感動したことで、生き残ることになったアウシュヴィ
ッツの捕囚、シュロモ・カッツによる1950年の歴史的録音が収録されているこ
とは、現実の底知れない重みについて考えさせてくれます。

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