(アオネバ登山口ーアオネバ十字路ードンデン池ー尻立山ードンデンロッジ)
アオネバ登山口を出発し、溢れんばかりの開花に魅了されながら進みました。
GPS軌跡(クリックで拡大されます。)
アオネバ渓谷に沿って登山道が続いています。
ヒトリシズカ/一人静(センリョウ科)
シャガ/射干(アヤメ科)
オオアマドコロ/大甘老(ユリ科)
イラクサ/刺草(イラクサ科)
ミヤマキケマン/黄花鮮烈(ケシ科)
オオタチツボスミレ/立坪菫(スミレ科)
セントウソウ/仙洞草(セリ科)
チゴユリ/稚児百合(ユリ科)
大佐渡山地のチゴユリは本州の山地のものより、かなり大きいです。
シラネアオイ/白根葵(シラネアオイ科)に今年も会えました!
大きな花です。
「こちらも写して!」とニリンソウ達
オオイワカガミの群落
エチゴキジムシロ/越後黄地筵(バラ科)がピカッと光っていました。
登山道沿いにどんどん増えて来た・・
ヤグルマソウ/矢車草(ユキノシタ科)の葉
ジュウニヒトエ/十二単(シソ科)
道沿いにも林床にも、縦横無尽に咲いているシラネアオイは
本当に見事でした。
オオカメノキ/大亀の木・ムシカリ/虫狩(レンプクソウ科)
カタクリ/片栗(ユリ科)も登場し出しました。
山じゅうに咲き乱れるシラネアオイ
キクザキイチゲ/菊咲一華(キンポウゲ科)
ニリンソウの群落
エゾエンゴサク/蝦夷延胡索(ケシ科)
ユキザサ/雪笹(ユリ科)
本州のユキザサ(ヤマトユキザサ)とは種が違う様です。
エンレイソウもずっと続きます・・
カタクリは小ぶりなユリくらい、大きい。
フッキソウ/富貴草(ツゲ科)
ザゼンソウ/座禅草(サトイモ科)
アオネバ十字路に到着。
懐かしい看板。今日は残雪期ルートを直進します。
この辺りから、キクザキイチゲが多く見られました。
車道(佐渡縦貫線:冬季閉鎖中)に出た場所には、去年同様、残雪がありました。
右へ行くとドンデンロッジへ、左はドンデン池の方へ。
今回は初めてドンデン池へ行ってみたくて、左へ。
車道を離れ、更に山道へ。
山道にもまだ雪が。気温は高く、暑いくらいなのに、
雪が解けていないのが不思議でした。
再びカタクリの群落に出合います。
オオミスミソウ/大三角草・ユキワリソウ/雪割草(キンポウゲ科)
"葉の形は、三角形に近いが、それぞれの角が鋭く尖ることから、
3つの角(かど)と書いて「三角草(みすみそう)」"
『野草の名前』春編 より
☆薄桃色のユキワリソウ、名前の通り、最近まで雪の残っていた場所に
咲いていました。
大ぶりなキクザキイチゲも太陽に向かって元気に咲いていました。
アラゲヒョウタボク/荒毛瓢箪木(スイカズラ科)
ミヤマカタバミ/深山傍食(カタバミ科)
エチゴキジムシロも。
ドンデン池から水の流れる水路に沿って
たくさんのミズバショウ/水芭蕉(サトイモ科)が盛りを迎えていました。
林床には一面のカタクリ
ドンデン避難小屋
中を覗くと、とてもきれいに管理された避難小屋でした。
売店の様なスペースもありましたが、夏季は有人小屋になるのでしょうか・・
雪畑山の方角でしょうか・・・大佐渡山地の山並みはまだまだ続いています。
アマナ/甘菜(ユリ科)
"まだ芽吹いていない枯れ草の間にいち早く開くアマナ・・・
学名はアマナ(甘菜)・エデュリス(食べられる)は食べられるの意味。"
図鑑『佐渡の花』より。
☆葉も地下の白いまるい鱗茎も食べられるとのこと。
ドンデン池
澄んだ水を湛えたドンデン池。周囲にはまだ雪が被さっており、
水際までは近付けませんでした。
椿越峠から両津湾を望む
尻立山 740m登頂
一年ぶりにまたやって来ました。
ここからの360度の眺望もまた素晴らしいです。
避難小屋、ドンデン池を眺望。
両津湾、加茂湖、三角点のある鉄塔ピークを望む
しばし休憩をして、三角点ピークへ。
平地ではもう終わっているタムシバも、ここでは咲き始めたばかり。
三等三角点
点名:三ノ平(さんのだいら)
標高:934.28m
三角点の付近には、去年も見た、古い標石がありました。
「御料局」と刻印された明治時代の標石は、古い三角点ではなく、
国有林と民有林の境界杭とのこと。
登山口へ無事、下山。
今日から二晩宿泊するドンデンロッジへチェックイン。
山の上の立地なので眺望は良く、お食事もとても美味しいです。
無雪期(4月下旬~11月上旬)の営業です。
続く・・