野へ山へ

2004年~

△白倉山

2018年12月24日 | 山行記

伊和三山の一座、△白倉山登山と白倉山の磐座を探す山行に参加しました。
(宍粟50名山ガイドクラブ例会山行)


伊和の行者の籠り堂
△白倉山取り付きに向かう途中、伊和の延命水へ立ち寄りました。


29号線に立っている「延命水」の看板が以前から気になっていましたが・・
朝から名水を汲みに来ている方々がおられました。


延命水の近くにはいくつかの滝も流れていました。


展望台から△黒尾山方面を望む
林道途中の展望台前に車を駐車し、取り付きました。


山腹には巨岩が多く点在していました。
大岩に出会う度、磐座があるかどうか・・見廻りました。


ご神木らしき樹、オーバーハングの下辺り、磐座が祀(まつ)ってありそうな
場所などは念入りに探しました。


「一宮」と彫られた古い境界石柱
山の中には色々と興味深いものがあり、ゆっくりと歩くことで発見が多いです。


植林の中にケヤキの巨木
昔は境界の印に、(スギやヒノキ以外の)この様な樹木を植えたそうです。


斜面に対し、垂直に切り立った巨岩の一枚岩がありました。
急斜面でしたが初めに山内さんが下りて行かれました。
やがて・・「あったー!!」という大きな声が響きました。続いて我々も降りますと・・


磐座がありました!近くにはご神木もそびえ立っています。
前方には伊和神社の杜がしっかりと見えました。


皆でお参りをして、発見を喜び合いました。
やれやれ・・ということで、ピークまで上がってお昼休憩を取りました。


お昼休憩の尾根から横に位置する△花咲山(伊和三山の一座)
エネルギー補給をして、さらに△白倉山本峰へ歩を進めました。


△白倉山 841.6m登頂!
☆周囲には木々が茂り、眺望はありませんでしたが、無事に登頂出来て嬉しかったです。


△三等三角点
△点名:『伊和』(いわ)
標高:841.59m
☆白倉山を後に、下山へ向かいます。


宍粟市と姫路市の境界に埋まっていた界標石 旧い漢字で「界標 二九三」と
彫ってありました。頭頂面の矢印は国有林との境界を示しているそうです。

急斜面を下り、無事林道に下り立ちましたが、気になる三角点をもう一つ、
訪ねました。




△四等三角点
点名:『坊ノ元』(ぼうのもと)
標高:354.41m
☆小さなピークの上かと思いましたが、それを乗越して林道を跨(また)ぎ、
ちょっとした法面の上にありました。

2018.12.23(日)
△白倉山(伊和三山)(ガイドクラブ例会)
行程:国見の森公園=R29=延命水=展望所 駐車地Pー岩塊ー岩場ーP750-△白倉山ーP849-(巡視路)ー
   転換地ー△四等三角点『坊ノ元』ー駐車地=R29=国見の森公園
1/25000地形図:『山崎』『安積』
メンバー:宍粟50名山ガイドクラブ
☆伊和三山(花咲山・高畑山・白倉山)の一座、△白倉山の磐座を探す、という趣旨の調査山行を行いました。
私こと、歴史に疎く、今まで「磐座(いわくら)」の意味合いや大祭についてはもう一つ解っていなかったのですが、
今般を折に学習出来ました。
白倉山山魂は低山ではあるものの、野趣に溢れた楽しい登山は、年末を締めくくるにふさわしい、有意義な例会でした。
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この一年も宍粟の色々な山にて、先輩方に多くのことを教えていただきましたこと、
本当に幸せなことであり、心から感謝しております。


GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


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