野へ山へ

2004年~

△鎌倉山 北尾根 (記録)

2012年01月31日 | 山行記

12月に高島トレイルスノーシューでお世話になったガイドさん、檀上俊雄さんの案内で、京都府・滋賀 県境の山、「鎌倉山 北峰」へ登りました。

朝7:30 湖西線 和邇(わに)駅に集合。 参加者は全員で7名。車2台で登山口へ向かいました。
私と夫は檀上さん運転のお車に便乗させていただきました。
(※夫はスノーシュー初参加) 

和邇の街を通り過ぎる頃からどんどん雪道になり、R367はガリガリに凍った積雪道。
路肩で往生している車、スリップして側溝に落ちてしまっている車が数台あり、息を呑みました。
檀上さん号はそんな雪道もものともせずガンガン走り、山を登って行きました。
勝手知ったる道とはいえ、私はのっけから驚き、感動しました。

車に揺られながら、用意してくださった本日のルート地図を見ましたが・・・等高線がすごく込み入っていて
ワクワクしました。

坊村を通り過ぎ、葛川梅ノ木町の橋を渡り、針畑川沿いの久多キャンプ場前に車を停車。
私達が自己紹介をして、檀上さんが皆さんの紹介をして下さいました。

皆さん、山のつわもの揃いで心強い限りでした。 

スノーシューを履き、身支度を整えて出発。  


地図には載って無い道を登ります。 当然、標識も印も無いので私には場所がどこだか解らず。
先頭を行く檀上さんに付いて行くだけです。


積雪は2m以上はあるそうです。ふかふかの新雪で・・・スノーシュー歩行が楽しいことこの上ありません。


獣しか通らない雪の藪道、静かな杉林・・・次々に展開する別世界。


雪原、氷の林・・・夢の中を歩いているみたいでした。


急登はスノーシューを駆使して登りました。檀上さんから指導を受けたお陰でコツがよく解りました。
登った分、降りる時はスキーみたいにスノーシューでバンバン滑り、駆け降ります。
スキーとはまた違った野趣溢れる楽しさ!!! もうすっかりスノーシューの虜です!

  
眼下に川合の集落が見えました。雪の中の村は静かな感じで、なんとも言えない気持ちになりました。

お昼。常連の男性陣がスノースコップで雪ブロックを切り出し、雪壁・雪椅子・雪テーブルをしつらって下さいました。
楽しい雪上ランチでした。
豆から挽いてドリップしてくださった熱い熱いコーヒーも思わぬサプライズで最高でした。

復路は、往路とは少し違ったルート、尾根沿いをアップダウンしながら下山。


6時間以上の長い行程を経て、楽しい時間はあっという間に終わりました。 
雪の山を、森を、藪を、スノーシューで思い切り堪能しました。


滋賀県と京都の境界です。

帰路も和邇駅まで檀上さん号で送っていただきました。
今日は心残りの無いように、山行の感想やその他諸々な質問をしましたが・・・
一つ一つ丁寧に詳しくお話して下さって、和邇駅までの時間、最後までとても楽しかったです。

四季を通して日々山へ入り、色々なルートを開拓し、トレイル作りを楽しんでおられる檀上さんには心から敬服しています。
今までの人生で出会った大勢の「岳人」の中でも檀上さんは群を抜いて素晴らしい方だと感じました。
またぜひ檀上さんの山行へ参加したい気持ちでいっぱいです。

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月刊京都 2月号 見開き1ページ目「京を創る人びと」に、檀上さんが執筆をされています。
今回の山行の前にAmazonで取り寄せ、拝読しました。
(他の記事も興味深く、面白かったです。) 


 

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