野へ山へ

2004年~

ガイドブックと

2012年01月25日 | 日々

昨年秋、中央分水嶺 高島トレイルを歩き始めた一回目の下山時、公式ガイドブックとトレイルマップを購入しました。
さっそく帰途の電車の中でガイドブックを開き、その日の行程を振り返りました。

それから次々に読み進めていくうち、
「ガイドブック」を読む、というより「随筆」を読んでいるような気持ちになりました。
文面にぐんぐん引き込まれ、執筆者のトレイルへの思いがさりげなく伝わってくるのが解りました。

ちょっと気になり、本の裏・表の表紙や最後のページを見ましたが、特に執筆者の名前は無く出版元の「中央分水嶺 高島トレイル 運営協議会」
と表記されているだけでした。
以降、バイブルの様に何回もガイドブックを読み返し、好きな文節は覚えてしまいました。

12月、トレイルで今シーズン初のスノーシューツアーに参加しました。
私は先頭のガイドさんのすぐ後ろを歩き、ガイドさんや参加者の方々とお話をしたり・・・楽しく歩を進めました。

そうこうしているうち、何となく「あれ?」と思いました。
「もしかして、この方(先頭を歩くガイドさん)が、ガイドブックの筆者ではないだろうか?」
山のお話やトレイルの説明を聞いていたら、あの本を読んでいる様な気分になったからです。
「聞いてみたい・・・」 むずむずしましたが、ついぞ聞きそびれてしまいました。


 

山のガイドブックにも色々ありますが、その山域の四季折々を熟知する人が綴った文章は特に心に響きます。

来週、私はそのガイドさんが主催する山行へ参加します。
高島トレイルではありませんが、豪雪の雪山を楽しんで来ようと思っています。

ガイドブックの執筆者はやっぱり。私の勘が当たりました。

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