マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

博多場所 まだまだ3軒目

2008-08-21 14:41:30 | 




昼のちんやで食った洋食がボデーブローのように効いてきたぁ。

次の店の予約に早いってんで、福岡のカメラマンM氏の知る店、
串焼き「博多松介」へ。
今どきの店で、ここは焼き鳥でシェリーを飲ませてくれる。
無理言って、酒だけ飲ませてもらう。

店員がベネンシアドールとかの資格を持つ。
瓶のシェリーをこんなことしても大して意味ないのでは・・・なんてこと
言わない。趣向として愉しいではないの。




ここの看板商品、つくね。

ここでは「ねり」と呼ぶ。練るからねり。
グスコーブドリの伝記では、ブドリの妹がネリ。



表面に卵黄が塗ってあり、なかなか丁寧で美味かった。

が、腹の許容量を考えるとそうも食えない。
またゆっくり味わいたい店。



早々に辞し、次の4軒目へ。

次はこのすぐ近く。キレイとはいえ雑居ビルの3階にある。


前回も来た、鯖の店「きはる」。

夏場に鯖なんて・・・と食指が鈍ったが、ハナから挙がっていて、
行かざるを得ない運びに。



五島サバの造り (照明by巨匠)

鯖の身がもっと、緩んでいるかと思ったが、

案じるに及ばず、シコシコとした歯ざわり。

しかし、アミノ酸のうま味に欠ける。やっぱり寒の魚だなぁ。




炙りサバ。

炙ると、とたんにうま味が出てくるから不思議だ。

でもこれ単体ではね、造りがあっての炙りという持ち回り。

取材記者に、魚に愛がない・・・と言われた。そうなかぁ、そんなこたぁ
ない。

個人的には魚で一杯も大好きなのだが、何故だかこの会では

活魚だの寿司行こうだのというモードにならないだけの話。





福岡人が好きな、胡麻サバ。

胡麻だの醤油を合わせたタレに漬け込んである。

これで茶漬けやってみたい・・・



ここは出し巻きも名物。 色めにホレボレ・・・


サバチャーハン  さすがに一口しか匙が出ず。

もう苦しくて天井を見上げるしかない。

退散して、中洲のバーへ。

前回も行ったが、ロッケン師匠の行きつけ。

師匠のお仲間、リュウタロー氏、ハマちゃんが合流。




春吉橋を渡って。 那珂川沿いの屋台街は相変わらずの人だ。

ほとんど県外の人。地元民は高いのでここらの屋台にまず近づかない。

歓迎でモヒートを作ってくれる。
生ミント、ラム、生ライム、砂糖、ソーダ。さわやかぁ~~!

ミントがどろ~~んとした胃袋をスキッとさせてくれる。

バーテンダーの高橋氏はシェーカーが得意。
中洲の老舗バー「七島」の出身。



2杯目はラフロイグのハイボール。

さて、一息ついたところで、

ぼつぼつ河岸変えますか・・・



      串焼 博多松介   中央区春吉3丁目
      五島さば きはる    〃   〃
      Bar  Heart Strings   中央区中洲1丁目


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2軒目はホルモン串

2008-08-18 18:30:08 | 


猛烈な雷雨が小振りになった夕刻。再び街へ。



ここには、ホルモン串だけしかない。

そのいさぎよさ、シンプルさがたまらない。一芸名人的な雰囲気。

奥の座敷で、おかあさんが背を向けて串を刺していた。




壁には色紙が一枚。

「酒を飲む 友と飲む 天下を飲め」 同門の大先輩、

藤本義一氏の筆。




主人はなぜか、ウナギイヌのTシャツ。赤塚不二夫追悼か。




店内6,7人も座ったら満杯。

あるのは、この四角い鍋が2台。

土手焼き?と聞いたら、必ず違いますと言われる。

あっさりとした味噌汁ふうのだしでコトコト煮る。

このスープの美味いこと。追い足しで使われる。




ビールから始めたが、すぐに焼酎に。

戦後の闇市的な気分がしてくる。

芋焼酎を、沖縄のうっちん茶割りで飲む。




一本で、センマイ・アカセン・ゴンズ・小腸と味わえるようになっている。

噛み締める感じが、屈折したお父さんにはいいだろう。

1本190円。ネギ100円を足して、一味をかけてグイッグイッと

串をしごいて食べる。

最高69本食べた剛の者がいるといふ。



ここで、仕上げる店ではない。

かる~く5、6本にして、次にまいりますか。



     ホルモンみすみ  中央区春吉3



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ぶとり博多場所 洋食三昧で幕開き

2008-08-18 11:49:09 | 

博多のぶとり会は、中洲の「ちんや」でのランチから始まった。



いい年をしたオッサン5人がただ大メシを食らう、鯨飲馬食の会
ぶとり会。その第11回目は旅篇となった。 しかも取材班付き。
今回は2度目の博多場所である。

博多は余りに大都市でそっけない顔をしているが、
掘れば掘るほどなんか出てくる、興味深い土地。



まずは1杯目のビールで乾杯。

京都のカメラマンおっちゃん巨匠は極度の二日酔いで元気なし。
ソルマック服用の上、ビールもちょっと口を付けた程度。





前回、私だけ早帰りで食せなかったハヤシライス。630円は安い。

みんなでシェアする。




ほとんどの客がこれを注文していた。甘辛の焼き肉定食。

ここ「ちんや」は博多和牛を扱う精肉店兼、すき焼き屋。
(浅草のちんやとは関係ない由)

朝倉牛の断ち落としが150g(だったか)も使う奮発ぶり。
こりゃメシが思い切り食える。これで735円。混むわけだわ。





ビーフカツ 定食にして1050円はお値打ち。

ガルニチュールもきちんとしている。

我々、角山隊長ほか雁首揃えて揚げ物が大好きと来る。

あ、今日の巨匠以外。二日酔いで手が伸びない・・・。




ビーフカレーも630円。肉がゴロゴロ。

C&Bかカレー粉の風味が効いている、懐かしいタイプ。
カレー好きなので、ついご飯を食べ過ぎていけない。




特大のビーフステーキ。300gいや、500gはあったろうか。

脂っこくなくて、ペロリといけそう。



洋食とは白いご飯に合うのが絶対の条件だと思っている。

ここのビーフシチューは21日かけたドミグラスソースが自慢。ソースは

もちろん白いご飯にかけて、ああ、しょっぱなから走ってしまう…。



ミンチカツ ふむふむ・・・



サイコロステーキ  大根おろしポン酢

すぐに「柔らか~い」などと言うTVレポーターがいて、ムカッと来て、
それなら布団の綿でも食ってればと思うのだが、ほんまに柔らかい。




ガルニチュールは申し訳ないが残させてもらって、ほとんど平らげる。


博多で洋食というと、ここが真っ先に上がる。創業60年のよき店。
女将さんが男前、肝の据わった九州の吉本せいみたいなタイプ。


まだ一食目なのに、う~ん、天井を仰ぎ見てしまった・・・。

夜の部まで一旦ホテルへ。
ほどなく猛烈な雷雨となる。部屋でグズグズと五輪バドミントンを
観る。



       ちんや   博多区中洲3



 

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長田で膨満感!

2008-08-16 22:21:10 | 

兵庫から一駅乗って、新長田へ。





両側から日よけの出る商店街。昔、心斎橋筋もこうだった。



実名を出しちゃ、まずいんぢゃないか。



待ち合わせは長田の名居酒屋「川島しょう店」。
元は角打ちのある酒屋さん。
震災後、居酒屋専門になった。家族でもてなすのが気持ち良い。



まずは歓迎の泡。ロゼのスパークリング。
参加者は土佐堀の抜栓名人O氏、神戸の写真家K師匠、
雑誌編集部のK氏、S氏、途中参加で某ホテルY女史。


淡路由良産生ウニ  塩レモン海苔添え。
独特の旨さ。淡路のアカウニ。


ピータンのバルサミコ酢風味香菜添え。


本マグロトロの網焼き ポン酢醤油


めずらし・・・国産の白ワイン


わが家風ポテトフライ・アンチョビソース。
マヨネーズが効いている。
川島家では子供の弁当のおかずのヒット作だったらしい。


長崎産剣先イカのピリ辛フェ


明石昼網活サバび刺身、生姜醤油
イケるが、やっぱり鯖は脂ののった寒の方が美味いかな・・・


スクランブルエッグ季節野菜入り 岩のり添え
岩海苔を乗せて食べると、なるほど旨い!


納豆とカマンベールのピリ辛オーブン焼
あまり味を憶えていない。


明石産焼穴子と生若布の酢の物 山椒風味
穴子が反対向いてりゃ、もっとよござんす。


ワインは抜栓名人O氏におまかせっぱなし。


和牛すじ肉煮込みと豆腐の土鍋仕立て。
スープがむちゃウマ!


自家製手作りピザ・3種類のチーズ
サックサク、注文あってから主人が伸ばす。
これにちょっと柚子胡椒をつけて食す。うまし!


フルーツトマト・アンチョビ・バジルのピッツァと
素焼きのハーフ&ハーフ


シメには長崎島原手延べそうめん、カレー風味。
むちゃ美味い!

御影までタクシー分乗して、ライオン堂に寄る。



     川島しょう店   神戸市長田区腕塚町4


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神戸、駅前立ち呑み

2008-08-16 16:30:35 | 


   

この夏、六甲の局地的豪雨で一気に増水し、亡くなった方がいた
都賀川で合掌した。

今回は長田まで行くついでがあり、早めに向かい、行きたかった
立ち呑みを覗くことにした。三宮より西はなかなか行く機会がない。
JR兵庫駅はアンティークな構内だった。


   

駅北側を北向いていけばすぐ。
タヴァーン・ザ・カネサ。元々はカネサ酒店とでも名乗ったのか。
おしゃれなルックスだ。
前を何度か行き過ぎたりして、ちょい様子を見たり。
わりかし、人見知りなのだ。


   

洒落た店内だが、おでんの鍋が湯気を上げ、
いたずらに年寄りを排除していないのがいい。
立ち呑みは年齢を超えて、同居してナンボである。
黒板にはグラス売りのワイン10種類ほど。
美味そうなローストポークも焼き上がって来た。
でも、これからメシなので、腹を膨らせるわけに行かないのが残念。


   

枝豆と蛸酢。角ハイボールを2杯。
ブルゴーニュ・ピノノワール、
クローズ・ド・エルミタージュを一杯ずつ。1杯300円台!
こりゃいい酒場、近所にありゃあ間違いなく通うな。


     タヴァーン・ザ・カネサ   JR兵庫駅前


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