神戸新開地と聞けば、皮ジャン来た港の荒くれ者がオラオラ、と肩で風切って歩いてる。
そんな風なイメージを勝手に持っていたが、さにあらず。
昔は一大興行地。 新開地タワーに、遊里福原があり、大阪新世界とソックリ。
一時は仕事にあぶれた男たちが昼間っから道端で飲んでる風な、危うい街だったが、
時代と共に安全になり、今や古びたイイ飲み屋も多い。
たとえば、この高田屋京店。
ここなら昼間っからビールも許される。 メニューはむちゃくちゃ多い。
昭和6年の創業。 聚楽館(しゅうらくかん)の映画もアイススケートも、み~んな知っている。
大きな銅製鍋で、おでんの具がゆるゆると温まってやがらぁ。
できますものは、おでん、お造り、焼き鳥、天ぷら、軽洋食・・・
居酒屋メニューで思い浮かぶものは、ほとんど網羅してるといってもいいだろう。
ほほぉ、珍しいや。 いかなごの天ぷら。
ワカサギみたいでやんすね、どうも。
大根と豆腐を。 しまった・・・と思ったほど、でかい。
ここのおでんはトロトロの白味噌系のタレがかかる。
好みは大きく分かれるだろうが、一旦これにハマったら、
これしか受け付けなくなる恐れがある。
一歩外へ出ると、一点にわかにかき煙り・・・
猛然と豪雨になった。
ひゃあ~~、ガードマンのおじさんも飛ばされそうだ。
木が揺れること・・・
ヤバい! 地下へ潜って、大阪へ退散だ!!
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