藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

欲張りになろう。

2005年12月30日 | テニス
デッカイことを言う人が、テニスの上達する人です。

「来年の抱負はなんですか?」と聞くと、「試合で1回くらい勝てるようになりたいですね」などと、小さいことを言う人がいます。
もしかしたら、本人は「いやいや!1回勝てるだけでも凄いことだよ!今年は全く勝てなかったんだから」と思っているかもしれません。
でも、「来年はぜってー優勝してやる!」くらいは言ってもらいたいです。
しかし、マジメな人は、これがなかなか言えません。
「こいつ・・・実績もないくせに、テキトーなこと言いやがって!」と思われるのが怖いのです。
小さいことを言っていると、無意識の内に、小さいイメージがインプットされてしまいます。
だから、相手がどう思おうと大きいことを言って、自分のイメージを大きくしていきましょう。

テニスは欲張りな人の方が上達します。
「現実的にはこういう感じだろうから、実際はこんなもんだろう」と、現実的で謙虚な人は、なかなか上達しません。
なぜなら、その人の上達の限界は、その人のもっているセルフイメージの限界を超えられないからです。

「あれも打てるようになりたい、これも打てるようになりたい、もっともっと上手くなりたい!」と、強欲にいろいろ欲している方がいいのです。
欲が強いということは、それだけパワーがあります。
今現在、同じレベルの2人がいるとします。
1人は、来年はJOPの試合に出て、日本中をあちこち回ってポイントを上げたいと思って練習しています。
もう1人は、近所で月に一回開催している草トーの中級部門で、本選入り出来たらラッキーだなと思って練習しています。
この2人のレベルは、時間と共に、どんどん開いていきます。
欲の強さが、やる気と行動力に影響するからです。

無欲になって、変に悟っちゃったみたいに「私は所詮こんなもんだ」と思った瞬間、その人の成長は止まります。
現実的でなくてかまわないのです。
むしろ、「ちょっとそれは・・・現実的に厳しいと思うよ」ということを思っている方が、モチベーションが高く、発想も柔軟なので伸びます。
結果として、それができた、できなかったというのは、やってみないことにはわかりません。
テニスが上達しないタイプとは、自分は挑戦しないのに、他人のことは「ほら、私の言った通りじゃん!それは厳しいよって言ったでしょ!」と言う人です。
マジメな人はそれを聞いて「やっぱ厳しいよな・・・失敗した~」と思ってしまいますが、そういうことを言う人の意見は聞かなくていいのです。
なぜなら、「それは厳しいよ~」ということに挑戦する人が、どんどん上達していくからです。
「現実的に厳しいよ」ということにチャレンジして、今の現実を崩していきましょう。



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