藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

頑張るよりも、結果を出そう。

2005年12月12日 | テニス
結果を出していける人が、上達していきます。

レッスン終了時、高校生の男の子に、「じゃあ、今日のレッスンの反省点を、一言どうぞ」と聞いてみました。
すると「まだまだ全然ダメっす!もっと上手くなるように頑張ります!」と、マジメそうに言っていました。
別の子に聞くと「ボレーのミスが多かったっすね~!ヤベーヤベー・・・リストこねすぎっすよね?マジで面をちゃんと作れって感じぃ~みたいな!ダハハハ」とテキトーそうです。

この場合、上手くなるのは、テキトーそうな子の方です。
なぜなら、話が具体的で、課題を自分で把握しているからです。

「頑張ります」という子に、「いいよ、別に頑張んなくて!」と言うと、「えっ?」という顔をされます。
どうやら、「頑張ります」と言っていれば、許されてきたみたいです。
一生懸命走って、頑張って拾ったボールが、ジャストアウトになったとします。
そこで「頑張ったんだからオマケして」と言っても、アウトはアウトです。
テニスは結果がすべてです。

僕は「頑張るとか、頑張らないは、どーでもいい」と考えています。
なぜなら、「頑張る」って、なんだか重い気がするからです。
重いと、フットワークも悪くなります。
例えば、マイホームは一生の買い物です。
当然、値段や立地条件や、もろもろ慎重に考えます。
5分で「はい!これに決まり!」とは言えません。
しかし、100円ショップだったら気楽です。
「はい、これも!あら?これもいいかも!」とポンポン行動できます。
頑張るのは、結果を出すためです。
結果は、行動をポンポンしないと出ないのです。

「なんで頑張るの?」
「そりゃ、上手くなりたいからですよ!」
「そっか!じゃあ、上手くなるってどういうこと?」
「・・・えっと、今度の試合で勝てるようになることです」
「ふ~ん、なるほど!じゃあ、試合で勝つには、何ができるようになったらいいの?」
「・・・あの・・・・えっと・・・・??コーチが言ってたみたいに、振り抜いて、深くコントロールことです」
「深くコントロールするには、どうしたらいいの?」
「んっ??・・・・どうしたらいい?・・・・コーチは打点が送れちゃうと、フォロースルーが小さくなっちゃうから、フォローを意識して振れって言ってましたよね?」
「うん、言ってたね!」
「・・・フォローが大きくとれていた時は、深くコントロールできてたから・・・次からフォローがしっかりとれるように、打点を前にすることを意識してみます!」
「うん!そうだね!結果出すことが大切だよ!じゃないと、コーチの教え方が悪いって言われちゃうからね~・・・たのんまっせ!」

「頑張ります」という人は、やる気がないわけではありません。
しかし、「もっと頑張んなきゃ!」という気持ちはあっても、そこで思考がストップしてしまっている場合があります。
なんで頑張るのかを考えると、「上達したい」という目的を果たすためです。
「上達する」という、結果を出すには、思っていてもダメです。
具体的に行動しなくてはいけません。
「結果」を出すことに、こだわってみましょう。



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