藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

自分で、実況中継しよう。

2005年12月11日 | テニス
自分を客観的に見れることが、重要です。

僕が「試合はどうでしたか?」と聞くと、「いや~緊張しちゃって・・・頭の中が真っ白になっちゃいましたよー」と言う人がいます。
そういう方には「少し自分自身を遠くから、客観的に見れるといいですよ」と言っています。
すると「それはわかってるんですけどねー・・・なかなかそれって難しいですよね~」と言います。

たしかに、試合中は頭にカーッと血が上りやすくなります。
すると、どうしても感情的になり、主観的な視点に流されやすいものです。
頭ではわかっていても、なかなか試合中に、自分を冷静に見つめることは難しいかもしれません。

僕自身、試合中に冷静になれなくて、何度も負けた経験があります。
そこで、自分なりに考え、編み出した技があります。
それは「実況中継」です。

緊張した場面や、大事なポイントなどでは、パニックになりやすいものです。
「うわ~、緊張してきた~!」と感じると、自分で自分のことを実況中継します。

テレビでテニスの試合を見ている時と、同じような感じです。
「藤原選手のアンフォーストエラーの数が増えてきました!解説のフジリンさん、ここまでも展開はいかがでしょう?」
「そうですねー、この第6ゲームにきて、藤原がだいぶミスが目立ちますね・・・先程ブレークされたことが、プレッシャーになっているんでしょう・・・だいぶ焦りが見られますね」
「なるほど!しかしここは、藤原としてはブレークの欲しい場面ですね」
「はい、相手は先程のブレイクで、少し感情的になっています。このゲームは1stサーブの確率が落ちています。2ndサーブが多くなると、藤原君に有利な展開になりますよ、ここは落ち着いて処理したいところですね」
「オオーっと!藤原ダウンザラインを狙っていったが、惜しくもアウト!」
「今のは、上体の伸び上がるタイミングが早かったですね!もうワンテンポ長く、タメを作れたら回転量も増えて、きっと入ってましたねー!」

といった感じで、自分でプレイヤー、実況、コメンテーターの3役くらいやっています。
自分のプレーに対し、今の場面を自分が解説するとしたら、どんなコメントをするかな?という発想があると、客観的に見ることができます。
すると、視野が広がるので、冷静に判断することができるのです。
ピンチになっても
「藤原追い込まれた~!」
「いや、ここからが勝負ですよ!相手も勝ちを意識して、コースが甘くなってますからね!」

「な!なんと!奇跡の大逆転~!!」
「このプレッシャーの中、よく集中力を途切れさせずにやりましたね!」
などのように、解説できることをイメージすると、勇気も沸いてきます。
自分のプレーを、実況中継しましょう。



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