藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

自然とオリジナリティーを出そう。

2005年12月25日 | テニス
テニスは自己表現のスポーツです。
「私、自分らしいフォームで打てるようになりたいんです」と言う人がいます。
「どういうことですか?」と聞くと、「○○さんのように、オリジナリティーあふれるフォームになりたい」と言います。
どうやらオリジナリティーというものを、勘違いしているようです。

トッププロは、それぞれ選手によって打ち方が違います。
シャラポアやウィリアムス姉妹なんかを見ていると、派手だし独特のフォームであったりします。
しかし、オリジナリティーというのは、ある日を境に出てくるものではなく、いつでも自然に出てきてしまうものです。
だから、今でも十分にオリジナリティーあふれるフォームです。
「自分らしい独自のフォームを身につけなきゃ!」と、変な打ち方をしようとしている人がいますが、これは間違いです。
自分の体の特徴に合わないフォームをすれば、怪我の原因になります。
「今でも十分オリジナリティーあふれるフォームですよ!」と言うと、「いや、そんなことはないですよ!だって地味だし、そんなに特徴もないですから」と言います。
しかし、実際にそう思っているのは本人くらいなもので、僕から見ると、とても個性的なフォームで打っています。
そもそも、地味であったり、特徴がないというのも、ものすごい個性です。
もし、教科書通りで、基本フォームのお手本みたいな打ち方をする人がいたら、これはものすごいことです。

僕は、顔もわからないし、誰だかわからないくらい離れた場所からでも、なんとなくテニスの動き方さえ見えれば「あっ!○○さんだ!」とわかります。
誰一人として、同じフォームの人はいません。
双子であっても違います。
そして、それぞれみんな個性的なフォームをしています。
オリジナリティーは隠そうと思っても、自然に出てきちゃうものなので「個性をアピールできるように差別化しなきゃ」と思う必要はありません。
周りの人と違うことを、ムリにやろうとしなくてもいいのです。
周りの人と同じことをやっていても、自然に違ってくるのが個性なのです。
変に差別化を意識するのではなく、自分の長所を伸ばし、短所を克服する努力をしていけば、どんどん自然に差別化はされていくものです。
「自分らしくプレーできるようになりたい」ではなく「一生懸命プレーをしていくうちに、どんどん自分らしくなっちゃう」のです。
目の前の課題をクリアしていくうちに、自然とオリジナリティーは磨かれていきますよ。



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