藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

「テニスシンキング」にしてみよう。

2005年12月17日 | テニス
テニスがなかなか上達しない人は、生活習慣病にかかっている可能性があります。
「上達しない病」の人は、生活習慣を改める必要があります。

テニスが上達するオススメ方法は、「テニスシンキング」にすることです。
この「テニスシンキング」をクセにします。
これを習慣にしてしまえば、苦労なんてしなくても、フルオートで上達していきます。
なぜなら、習慣になっていることは努力しないからです。
お風呂で右手から洗う人も、靴を左足から履く人も、努力しているとは感じません。
ほぼ無意識にやっています。
それは習慣だからです。
もちろん「テニスシンキング」を身につけるには、最初は多少の努力はあるかもしれません。
しかし、それは簡単なものばかりです。
クセにしてしまえば、なんでもないことです。

僕は自分自身の軸を、テニスに置いています。
アイデンティティが、テニスコーチやテニスプレーヤーという「テニス」を基本にあります。
よく、「公私混同するな」とか「オンとオフを切り替えろ」といいますが、正直あまりピンときません。
趣味も仕事も、あまり変わらないからです。
だから、仕事は遊びみたいなものです。
こう言うと、「なんて不謹慎なヤツだ!」と怒られるかもしれません。
しかし、怒る人は、遊びを「お遊び」と勘違いしています。
そもそも、遊びは厳しいものです。
なぜなら、遊びは全力で、一生懸命に遊ぶからおもしろいのです。

僕は、コーチをはじめてからも、しばらくは公私混同しないタイプでした。
レッスンが終わり、コートから離れると、オンとオフが切り替わります。
ある日、ファミレスで友達とワイワイ盛り上がっていて、横柄な態度をしていました。
ふと遠くの席を見ると、僕が担当している生徒さんがいました。
「うわ!ヤベッ!目撃されちゃったかな?」とギョッとしました。
当時の僕は、ファミレスなどのオフの時は「こっちはお客さんだぞ、接客業なんだからしっかり接客しろよー!サービス業ナメんなよ~」みたいな態度をしていました。
店員さんから嫌われるような、イヤなヤツです。
ところが、レッスン中などに「コーチ、昨日渋谷にいたでしょ!」とか「この前、横浜で見かけたよー!」などの、目撃情報をよく言われるようになってから「誰かに見られてるかも・・・」というのが、常に頭の隅にあるようになりました。
ある日「誰かに見られてるかもな~」と、気にするのが面倒臭くなって「もういいや!だったらずっとコーチっぽくしてよう!」と開き直りました。
そして、「周りの人は、みんなお客さんだ」と思うようにしました。
こういうことを言うと「そんなことできないよー!ずっと仕事モードだったらずっと気を抜けないじゃん!」と思うかもしれません。
しかし実際は、慣れるまでは努力することもありますが、慣れちゃうと切り替える方がメンドーなのです。
それは、慣れて習慣になっちゃうと、当たり前になってしまうからです。
習慣化すると、フツーの事なので、そうしない方がおかしく感じます。
おまけに、仕事中もラクチンです。
だって、私生活と変わらないですから。
おもしろいことに、これに慣れちゃうと周りの様子がガラッと変わり、おまけにテニスまで上手くなりました。

ファミレスの店員さんなどにも、生徒さんのように接するようにしました。
「コーヒーおかわりいかがですか?」と聞かれたら「はい、いただきます!ありがとうございます!このコーヒーおいしいですね!」とニコッと笑います。
すると「そうですか!ありがとうございます!おかわり自由となっておりますので、いつでもお申し付け下さい!」と笑顔が返ってきます。
すると僕も、なんだか嬉しくなります。
以前はなかったことです。
別にちょっとしたことしかやってません。
しかし、大きく違ってきます。
こういった行動の動機は「テニス」に関することなので、無意識にテニスとリンクさせて発想するようになります。
「あっ!そうか!レッスンでも何かちょっとしたことを加えられないかな?」とか「テニスでも、ちょっとしたことで改善法はないかな?」と考えるようになります。

だんだんと、自分のベースがテニスシンキングになってくると、何を見ても「これってテニスに応用できないかな?」と考えられるようになります。
カラオケに行って歌っていても「おっ?体を揺らして歌った方が、リズムとりやすいぞ!・・・もしかして、テニスでもそうなんじゃない?ってことは・・・」といった感じで考えるようになります。
このように、何を見てもテニスに置き換えて考えることが習慣になってしまうと、上達のヒントがどんどん見つかります。
ヒントに気付くと、試したくなります。
すると、いろんな発見があり、ますます楽しくなっていくのです。
テニスは紳士淑女のスポーツであり、自分と周りの人を楽しませるエンターテイメントなスポーツです。
だから、普段の生活の中から、礼儀正しくして、周りの人を気分良くして、その笑顔で自分も気分良くなっていれば、私生活からテニスプレーヤーになれます。
そして、何事もテニスプレーヤーというフィルターを通して見ていると、身の回りに転がっている、上達のヒントに気付けるのです。
テニスが上達する、生活習慣にしてみましょう。



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