Discover the 「風雅のブリキ缶」 written by tonkyu

科学と文芸を融合した仮説作品「風雅のブリキ缶」姉妹篇。街で撮った写真と俳句の取り合わせ。やさしい作品サンプルも追加。

もしかして漱石の祖先だった多田満仲の兜(秋田・佐竹史料館)

2007年08月04日 14時24分22秒 | Journal
 ご存知、夏目漱石の『坊っちゃん』で、先生となって四国の中学校に赴任した坊っちゃんが、学校の寄宿舎の宿直で生徒に蒲団の中へイナゴを入れられて、「これでも元は旗本だ。旗本の元は清和源氏で、多田の満仲(まんじゅう)の後裔(こうえい)だ。こんな土百姓とは生れからして違うんだ。ただ智慧のない所が惜しいだけだ」と悔しがるシーンは有名だ。その多田の満仲の兜がこれである。または源満仲
 なんでも清和源氏の嫡流(ちゃくりゅう)佐竹氏は、先祖ゆかりの兜など4点を宝蔵していたことが文献に見られ、「多田満仲の兜、源頼義の甲冑、源義家の兜、新羅三郎義光の兜」と記録されている。しかし、現在確認されているのは、この多田満仲所用の「阿古陀形(あこだなり)十二間覆輪筋兜(じゅうにけんふくりんすじかぶと)」だけだという。漱石先生もこのご先祖の古兜を見たことはあるまい。
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