折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL536~肩で風切り、颯爽と

2014-09-21 | 写真&俳句
秋晴れ、絶好のサイクリング日和とあって多くの人が、肩で風を切って颯爽と走りぬけていた。



彼岸花     右に左に     ペダル漕ぎ



秋晴れの一日、幼なじみのKくん、U子ちゃんと東松山で行われるコンサートに行って来た。

開演の2時まで時間があったので、近くの吉見さくら堤公園まで足を伸ばして満開の彼岸花を見てきた。

日曜日、秋晴れとあってアマチュアカメラマンをはじめ多くの家族連れで賑わっていたが、この場所はサイクリングコースになっているため、次から次に自転車に乗った人が肩で風を切って颯爽と走り去っていく。

その人たちが、道の両側に咲く満開の彼岸花を見て、異口同音「おっ、凄い、満開だ」、「きれいだねぇ」と声を交わしながら駆け去っていくのが印象的であった。



ゴールのないマラソン~ブログ開設から3000日

今日でブログを開設してから丁度3000日(8年と80日)である。

マラソンレースでは「30Km以降が大変」とよく言われる。

それまで快調に走っていたランナーが、30Kmを過ぎて突然失速してしまうケースをこれまで何回も目にしている。

小生のブログも、これまでは順調に続いてきたが、ここにきて低調というか失速気味である。

テンションが低くなって、上げようとしても中々上がらないのが現状である。

マラソンは、ゴールが決まっているがブログのゴールは決まってはいないので、続けるか止めるかは自分一人で決めなければならない。

今は、失速して、おぼつかない足取りで走りながら、そろそろ止めにしようか、もう少し走ろうかと葛藤の最中である。

そして、今ゴールしてしまったらちょっと「もったいないかな」、という思いがかろうじて足を前に出させている。

写真&俳句VOL535~彼岸花に何思う

2014-09-18 | 写真&俳句
久しぶりの外歩き、堤防に咲く彼岸花に目を細めて見入る老母。



老母にや     季節知らしむ     彼岸花



「彼岸花がきれいだね。風も気持ちいい。」

「部屋にいて外に出ないから、季節が変わったのもわからないと思うけど、もう秋なんだよ、おばあちゃん」

「そうなんだね、もうお彼岸なんだ」

「お彼岸には、墓参りに行っておばあちゃんの分も拝んで来るからね」

「そうだね、頼んだよ」



彼岸花が見頃となっている堤防に老母を連れ出して、爽やかな風に吹かれながら交わした短い会話の一端である。

久しぶりに外歩きに出て、堤防を真っ赤に染めている彼岸花を見て、老母は何を思ったことだろう。

きっと、お墓に詣でて先祖の前に頭を垂れたかったに違いない、そんなように思えた次第である。

写真&俳句VOL534~満開!彼岸花

2014-09-17 | 写真&俳句
彼岸花3景

越辺川沿いの堤防に今を盛りと咲いている彼岸花

コスモスと咲き競う彼岸花。

桜の木の下にも彼岸花が群生して咲いている。



そこかしこ     時を違えず     彼岸花



「Hちゃんの家の近くの堤防で今彼岸花が満開だよ、見に行こうぜ」と幼なじみのKくんから招集がかかり、Hちゃん、Mくんの4人で見に行って来た。

このところ、山歩きは言わずもがな、平地歩きもままならない状況が続いていたので、久しぶりの散策とあいなった。「しかし、自然の営みってほんとにすごいね、彼岸花って、お彼岸の頃になると時期を違えることなく咲くもんね」などとおしゃべりしながら、ほぼ1日のんびりと堤防を散策した。

じっくり10年余を遡る

2014-09-16 | 武道
居合道段位審査会まで1カ月を切り、最後の追い込みに入っている。

この段位審査会、実技は勿論のこと学科試験があり、手抜きなどすると落第の憂き目にあうとあって油断は禁物である。

この学科問題は、各段ごとに3問が出題されており、小生の段位の問題は

問題 1 剣道、居合道の理念と修錬の心構えについて述べて下さい
問題 2 気位について述べて下さい
問題 3 止心について述べて下さい

というものである。

さて、どう書いたらよいものかと思案した末、解答の糸口を求めて久しぶりに剣連居合道部が発行している小冊子「居合道だより」をひもといて見た。

「組織と会員の対話」をはかるツールとして大切な役割を果たしている小冊子「居合道だより」。
今は亡き、居合の師K先生の投稿が掲載されている「居合道だより」55号


この冊子は平成元年に第1号が発行され、最新号は93号。
この間26年余、「組織と会員の対話」をはかるツールとして大切な役割を果たしている。

小生が保存しているのは入会してからの11年分だが、今は亡き居合の師K先生が六段審査に合格した時の喜びの文章が掲載されていたり、当県で開催された全日本居合道大会で団体優勝、個人各部門すべて優勝という最高の結果を出した時の喜びはじける様子が生き生きと書かれていたり、全日本居合道大会の代表選手の心理状況が克明に描かれていたり、また、居合道特別講習会での高名な先生の講話等々、多彩な内容に引き込まれ、あっという間に半日が過ぎてしまった。

そして、じっくりと目を通して見るとこの冊子は居合に関する情報の宝庫であると改めて思い知らされた次第である。

学科問題とは直接的には結び付かなかったものの、半日かけてじっくりとこの冊子を読んだことで、段位審査会を目前に「心構え」という点で得るものが多かった、と思った次第である。

写真&俳句VOL533~気分は最高

2014-09-12 | 写真&俳句
「お母さん、泳いでくるね」「・・・・」(スマホに夢中のお母さん)

これぞ得意の「犬かき」泳法だ。

疲れたな、もう上がろ。

これがまた、何とも気持ちいいんだよな。



ゆく夏を     惜しみて犬も     ひと泳ぎ



日差しは強かったもののさわやかな風が吹き渡り、秋の気配を感じさせる黒目川の午後のスケッチである。

川あそびが大好きらしい1匹のゴールデンが、行く夏を惜しむように水浴びを堪能していた。