折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

『不心得者』と『善意の人』

2010-11-13 | 雑感

散歩コースの黒目川遊歩道に『警告』を無視して投棄された大量のゴミ。


秋たけなわ。周囲の木々も色づき始め、さわやかな季節、まさに、散歩に最適の季節である。

このところ好天が続き、毎朝清々しい気分で楽しく歩いていたのだが、その日の朝は、このルンルン気分が大いに害されることに。

と言うのは、散歩コースになっている黒目川遊歩道に大量のゴミが捨てられている現場に遭遇したのである。
しかも、その場所は、選りによって『この場所にゴミは絶対に捨てないでください。捨てると法律により罰せられます』という市役所と警察署の連名による『不法投棄禁止』の看板が掲出されている真ん前なのである。

そう言えば、数年前、まだこの看板がなかった時、この場所に何時も山のようにゴミが捨てられていたことを思い出した。

警告の看板と『赤い鳥居』のご利益?もあってかその後は、ゴミも捨てられることもなく、『良かった』と安心していたのだが・・・・。

これだけの量のゴミである、きっと車にでも積んで夜中にこっそり置いて行ったのだろう。
それにしても、この『不心得者』、『不届き者』の所業には、『憤り』と『やり切れなさ』を感じると同時に、余りにもその『さもしい性根』に憐憫すら感じた次第である。


 
善意の人
毎日、遊歩道に落ちているゴミを集めているお年寄り(左)、週末になると長靴をはいて川に入り、川縁のゴミを集めている若い人(右)
お二人とも、散歩の最中に見かける人である。



せっかくの清々しい気分を害されて、『家に戻ったら市役所に電話してゴミを処理してもらわなくては』などと思いつつ歩いていると、対岸にいつも見かけるお年寄りの姿を見かけた。

この人は、大きなビニール袋を片手に、毎日遊歩道に落ちているゴミを拾い集めている。

到底、小生などには真似できないことなので、散歩の途中で出会うと心をこめて『おはようございます。ご苦労様です』と声をかけてすれ違っている。

そして、あのゴミを集めているお年寄りの人が、このゴミの山を見たらどう思うだろうと考えた時、新たな怒りが沸いてきて、急いで家に戻って市のクリーンセンターに『ゴミが不法に投棄されている旨』電話した次第である。



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