県下五段以下居合道大会の試合風景
先日、県下五段以下の居合道大会が行われ、小生も参加した。
本大会、今回から『高齢者』の部が新設され、65歳以上の選手はこの高齢者の部にエントリーされることになった。
これは、公益法人化を目指す県剣道連盟がその一環として掲げる『すそ野は広く、頂上は高く』という方針の中の『居合人口』増大方針、即ち『すそ野は広く』を具体化したもので、「高齢者の人たちにも、等しく優勝の機会を」ということを通じて、高齢者の人たちの参加とやる気を促す趣旨のようである。
小生が出場する四段の部の出場選手は、11人。(因みに、初段以下は3名、二段は4名、三段は9名、五段10名)
確かに、以前に比べれば優勝への距離はぐっと近くなって、出場選手が上位入賞を身近なものとして感じるようになったのは間違いないだろう。
この10月に四段になったばかりの『新米四段』の小生には、表彰などという大それた望みなど、はなからなかったが、試合の対戦相手のNさんは小生の居合の『同期生』。Nさんは、順調に昇段し、小生より1年早く四段に合格していたので、三段の小生は、この1年間Nさんと対戦することが、できなかっただけに、久しぶりの『お手合わせ』に『胸を借りる』積りで頑張ろうと張り切っていたのだが、いざ試合になって、小生が張り切り過ぎて、演武する技の順番を間違え、途中でそれに気がついて、『やり直す』という信じられない大『ポカ』をやってしまい、『自滅』という結果に終わってしまったのは、何とも恥ずかしく、情けなく、残念でならない。(後でT五段から、古流は指定技が決まって無いので、あの場合、あそこでやり直さないで、そのまま続行し、順番を飛ばしてしまった技は、別の技で対応すれば何でもなかったのにと教えてもらったのだが、その時は、そこまで気が回らなかった。)
四段のデビュー戦が、『技の順番間違いで自滅』。
このことは、忘れられない記憶としてずっと思い出に残るだろう。この悔しい経験を踏まえて捲土重来を期したいと思っている。
模範演武
試合終了後に披露された高段者の先生方による模範演武。写真左は七段の先生方による演武。写真右は、範士八段の3先生による演武。その演武に会場は、しわぶき一つ聞こえない静寂の雰囲気に包まれた。
期待してます
今回のように、余り入れ込まないで気楽な気持ちでやりたいと思います。