水滸伝全19巻(司馬遼太郎賞)、楊令伝全15巻(毎日出版文化賞特別賞)、岳飛伝全17巻。全51巻は、「大水滸伝」シリーズと呼ばれ、昨年「菊池寛」賞を受賞した。
大作を 名残惜しみつ 読破せし 本の醍醐味 尽きることなし
作家北方謙三の3部作全51巻(「水滸伝」全19巻、、「楊令伝」全15巻、、「岳飛伝」全17巻)をもう一度読み直してみたいと思い立ったのが昨年10月の半ばの事。
それから167日目の昨日、遂に全51巻を読破した。1冊を3日と少々で読んだことになる。
それだけ各巻が面白く、のめり込んで読んだということである。
「岳飛伝」の最終巻であり、シリーズ51巻目に当たる17巻目を読み進みながら、これで全巻を読み終わるのだという感慨と、もう終わってしまうのかという名残惜しさとがないまぜになって、読んでいる途中でページを伏せたことが一再ならずであった。
全51巻を自費で購入するとしたら費用も馬鹿にならないし、置く場所にも困ってしまう。
それだけに、今回ほど図書館のありがたみを感じたことはない。
それこそ、図書館様々であり、「図書館ありがとう」、と図書館に感謝してもしすぎることはないと思った次第である。