折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL676~ 至芸に酔う

2015-03-07 | 日常生活
当夜配布されたプログラム。



邦楽の     至芸に酔いし     春の夜



元勤務していた会社の後輩で今も親しくしているKくんから邦楽創造集団「オーラJ」定期演奏会のお誘いがあり、かみさんと二人で聴きに行って来た。

昨年12月のベートーヴェンの「第9」以来のコンサートである。
以下、いつものように会話風による感想である。

― 夜のコンサートということで、食事をしてきたから居眠りしてしまうんじゃないかと心配してたけど、ずっと演奏に引き込まれてしまって居眠りするどころでなかった。

― 「邦楽は退屈」というイメージがあったけど、今回は聴き応え十分で退屈などしなかった。

― プログラムが邦楽の楽器の素晴らしさを引き出すように工夫されていて、知らず知らずのうちに音楽の中に引き込まれてしまった。

― 特に2曲目の「尺八二重奏曲」、3曲目の新筝と十七絃による「三つのフェスタルバラード」は、演奏者の熱演とハーモニーがとても素晴らしくて聴き惚れてしまった。

― 目の前で繰り広げられる演奏の熱っぽさが、直に観客にも伝わってきて、人と楽器がまさに一体になって音楽を奏でているということがよくわかった。

― ライブならではの感動だよね。

― コンサートのメインの「巨火(ほて)」は、演奏者80人、演奏時間30分という大曲だった。

― 太鼓をはじめとする打楽器群が大活躍で、今までの邦楽のイメージが吹き飛ぶような大迫力の演奏だった。

― まるでオーケストラみたい。

― オーケストラに匹敵するような音色の多彩さ迫力だった。

― 何かベートーヴェンの「第9」を彷彿とさせるような大掛かりな音楽で、度肝を抜かれた。

― でも、とっても楽しい音楽だった。

― Kくんが「今回はプロの演奏家集団の演奏だから、聴き応えがあると思いますよ」と言っていたけど、本当にそうだった。

― 「手練(てだれ)」のみなさんの「邦楽の至芸」を肌で感じることのできた春の夜のコンサートだった。



オーラJ 第33回定期演奏会 プログラム

1・アダージョ~記憶とともに
2・尺八二重奏曲「名残花」
3・三つのフェスタルバラード
―休憩―
4・秋の曲
5・巨火(ほて)

演奏

邦楽創造集団「オーラJ」

指揮

井上道義(巨火)


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