折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

終日富士の姿拝むこと叶わず~富士山すそ野一周ウオーク第1回

2012-09-07 | 友達・仲間
富士山は見えなかったが、秋の気配が漂う自然歩道を歩くツアー参加者。



■ 小手調べ
旅行会社から、
全長約153キロの富士山のすそ野を12回に分け、月に1回、1年で一周する歩き旅に参加しませんか、個人ではなかなか行けない場所を、富士山に精通した専属講師の案内付でご案内するので、楽しみも倍増です!同じ目的を持った旅仲間や講師との出会い、共に迎える「完歩」の喜び・感動は最高です!

という勧誘に魅かれ、どんなものか先ずは『小手調べ』にと、幼なじみのKくん、Mくん、Hちゃんの4人で日帰りバスツアに参加して来た。

第1回北本宮冨士浅間神社~山中湖花の都公園約10キロ、第2回山中湖花の都公園~須走冨士浅間神社約12キロ、第3回須走冨士浅間神社~御胎内温泉約13キロ、第4回御胎内温泉~十里木約13キロ、第5回十里木~村山浅間神社約12キロ、第6回村山浅間神~大石寺約11キロ、第7回大石寺~田貫湖約11キロ、第8回田貫湖~道の駅朝霧高原約13キロ、第9回道の駅朝霧高~本栖湖約13キロ、第10回本栖湖~鳴沢氷穴約14キロ、第11回鳴沢氷穴~道の駅かつやま約12・5キロ、第12回道の駅かつやま~北本宮冨士浅間神社

第1回目の今回は、

北本宮冨士浅間神社~道の駅冨士吉田2・5キロ、道の駅冨士吉田~忍野八海3・5キロ、忍野八海~山中湖花の都公園4・0キロの合計10キロを約4時間かけて歩き、その後1時間ほど温泉で汗を流してから帰って来た。

何分、ツアーは初参加で歩くペースが合わない所もあり、少々苦労したが先ずは楽しい『小手調べ』になった。(第2回、第3回目まで予約してきた。)

■ 大盛況
第1回目の今回のツアー参加者は総勢43名。満席の賑わいである。
ほとんどが中高年で、内訳は男性19名、女性24名。

添乗員さん曰く。
この手のツアーの参加者は、ほとんどが女性で男性は多くても10人いればいい方、今回のツアーは男性陣が予想以上に参加していただいて、頼もしい限りです。

講師の先生の説明を聞くツアーに参加したメンバー。



■異変
今回のツアーの見どころの一つ「神秘の湧水・忍野八海」
以前に子どもたちを連れて何回もここに来ているHちゃんが、「水の量が随分減ってしまったね、前に来た時は凄い勢いで水が湧いていたけどね」と。

すかさず講師の先生曰く。
3・11大地震のあと、3・15深夜にここ富士宮市を震度6強の地震が襲いました。水の量が減ったのは、この地震と関係があるのではないかとも言われています。

水量の減少が懸念される忍野八海の一つ【湧池】



■ 富士山はどこ?
今回のツアー、東海自然歩道など土の道を歩くこともあるのだが、照り返しの強いアスファルトの道を歩くことも結構多く、疲れが倍増する。

せめて、富士山の姿を見ながら歩くのであれば行く分気が紛れるのだが、この日はお山には厚い雲がかかってその雄姿を拝むことは叶わず、

「富士山のすそ野めぐりと言っても、肝心の富士山が全然見えないじゃん」

と小生が『ボヤク』とKくんから

「この時期に富士山を見たいなんて考えること自体がおこがましいよ。ちょこっとでも見えたら『ラッキー』と思わなくては、とたしなめられる。

富士山が見えたのは目的地に向かうバスの車中からだけだった。


■ 危機一髪
この日の天気は、午後から「雷を伴ったにわか雨」との予報。
その予兆はお昼頃から現れ、遠くに黒い雲が。

午後のコースを歩いていると、その雲がにわかに発達し、雷の鳴る音も聞こえてくる。
木々の間の遊歩道を歩きながら、にわか雨と雷がこちらに向かってきたらどうしようと、冷や冷やし通しで歩くのも気もそぞろである。

そして、ついにゴール寸前という所で空はまっ黒な雲に覆われ、稲光とともに「ゴロゴロ」という雷の音が。

一天俄かにかき曇って、稲光と雷が。



数キロ先では、雨のカーテンが目撃され、あれがこのままこっちに来たら大変だと一同気が動転、バスが止まっている駐車場へ一目散。

幸いなことに、雲がそれて大雨に遭遇することなくバスに辿りつけたのは何とも「ラッキー」であった。