小樽からの出航の日にオコタンペ湖を見てから帰りたいと思って、支笏湖を通って走ってきた。時間が十分あるので支笏湖畔の駐車場でソーラー充電を兼ねて休憩を取って、昼食も取った。この日は日中は素晴らしい好天で、ソーラー充電だから当然によく陽の当たる場所だ。
この日の戸外は陽の当たる所では少々暑く、日陰はほどほど、車内ではルーフベントで車内の空気を排出して窓から外気を入れるくらいで過ごせた。車内に居られるのも天井の断熱を頑張ったおかげだ。元々はFRPの屋根の内側に2ミリくらいのスポンジを貼っただけで、断熱など無いに等しかった。そして天井は化粧合板一枚という構造だった。空気断熱ですか? そんな家には住めないよ。
そこでDIYで天井空間にGF断熱材を押し込んで、天井板が外せないないところはウレタンフォームを注入した。
対策に苦労したのはバンクベッドの天井で、元々はFRPの屋根にスポンジとモケットの内張りを貼ってあるだけで、日光の直射を受けるとラジエントヒーターに変わるという優れものだった【皮肉)。以前は朝日が上がるとオープントースターの中みたいで、バンクベッドに寝ていられなかった。
そこで日光の直射を遮るためにバンクベッドの上にソーラーパネルを取り付けて、屋根のFRPの下には数センチの空間を空けて化粧合板の天井を張って、その空間にGF断熱材を入れた。これで夏のバンクベッドでも惰眠を貪ることができるようになった。
車の前の方にソーラーパネルを設置したために、不具合もある。それは横風に弱いこと。さらにバンクの屋根の所は補強材が入っていないために、屋根がFRPの平板のようなもので構造的に弱いところだ。ソーラーパネルを取り付けた直後は、横風にハンドルを取られるわ、屋根がばたばた鳴るなど怖い目にも会っている。
そこでソーラーパネルの両サイドにアルミ板のディフレクターを取り付けた。横風に対して斜めになるようにしたので、横風をうまく上に逃がすようにしている。さらに屋根の屈曲部にがっちり接着して、ソーラーパネルを強力に固定している。これによりソーラーパネルのばたつきと横風に対する弱点は解消した。
ソーラーパネル3枚をそれぞれ前方が低くなるように取り付けているので、高速走行時にはフロントに下向きの力が働くようになっている。感覚的にはソーラーパネルがないときよりも安定性が増したような気がする。
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こうして振り返ってみるとよくも色々とやったものだ。今はもうそんな元気はない。
だがやりたいことは次々に出てくる。さてどうしたものかと悩んでしまう。
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