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グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

えっ、サバが高級魚?

2019年03月17日 | 日記
生涯で1度だけ釣りを楽しんだことがある。
熱海・網代の漁港から小さなボートで沖合に出て釣り竿などは使わず直接掌から釣り糸を垂らして生の感触を味わったものだがその相手がなんと元気のいいサバだった。
そのサバが高級魚に出世したという。(笑)
かってサバはイワシと並んで日本の近海のどこででも獲れる大衆魚の代表格だったが養殖技術や輸送システムのイノベーションで極上の賞味方法ができるようになったということらしい。
それはそれでいいのだがその一方で海水温の変化や自然災害、近隣国の漁獲増などでサバの漁獲量が減っているとしたらそれはちょっと寂しい。
筆者はその昔サバ・アレルギーを起こしたことがあって一時期摂食を控えていたがその後「青身魚が血栓予防や血圧低下に効果がある」と聞いてから積極的に摂るように心掛けている。
ゆえに高級魚は高級魚で結構だが以前のように容易に入手できる食材であっても欲しいと思う。
高級料亭でも使われる、大衆食堂でも使われる、栄養もあり風味もある、これが本当のスーパーフードではないか。



世界3首脳の逆風に思う

2019年03月16日 | 日記
つい1年ほど前には史上最強の中国トップを誇り終身制さえ手中にした習国家主席だが今や頼みの経済政策で波乱要因が生まれてきた。
米国から迫られている貿易収支不均衡是正は中国の経済成長の大きな足枷になる可能性がある。
加えて氏の看板政策である一帯一路構想は周辺各国から反旗が掲げられるようになってきた。
今後の雲行き次第では将来の安定した地位が危ぶまれるようなことになるのかもしれない。
中国にとって6%前後の成長率は失政の烙印となりかねないのである。
目を転じて米国はどうかといえば米国の大統領は元々薄氷の上で執政してきたのだが昨年からの米朝協議(シンガポール、ハノイ)は結局点数を稼ぐところまではいかなかった。
少なくとも現時点では・・・。
一方で内政でも「国境の壁」建設が与党の造反に直面し苦慮している。
与党ですら完全に味方に引き入れられないようであれば任期の全うさえ覚束ない。
最後にロシアの大統領だが乱暴なクリミア併合が同国の経済活動にボディブローのように効いているようだ。
年金の支給年齢引下げ等は国民の最大関心事などだがこれは支持率低下に直結する恐れがある。
米、中、露それぞれの国家トップは一見強固な基盤を有しているようだが何時どうなるかは全く予断を許さない。
政治の世界の一寸先は闇、「諸行無常」だからねぇ・・・。







ボーイング新型機の運航停止に思う

2019年03月15日 | 日記
ボーイングの新型機である737MAXが全世界で運航停止になリそうだ。
米国にとって最後の砦であった米国内での運航継続も全世界で吹き荒れる運航停止の嵐に抗しきれなかったようである。
大統領令にサインしたトランプ大統領の心中はいかばかりだったろうか。
というのも航空機産業は米国が今でも最も優位にある産業である。
その航空機産業の中でも最右翼であるボーイング社のさらにその最新鋭機の安全性が疑われているのである。
そして遂に米国を含む全世界で370を超える同機が飛行出来なくなった。
当然ながら原因が究明され改善が確認させるまで運航再開はない。
ボーイング社のイメージダウンも計り知れない。
ふと三菱重工のMRJプランを思い起こした。
良いように考えればまさにチャンスなのかもしれないが市場導入計画はうまく進んでいるのだろうか。
ホンダジェットに続き日本の航空技術が世界の空を駆け巡る日も近いかもしれない。
何もボーイング1強を許すことはない、と思うのである。

えっ、転勤がなくなる?

2019年03月13日 | 日記
昨日テレビを見ていたら「転勤がなくなる!? 社員と企業の幸せの形」という見出しが目に付いた。
転勤がなくなる?・・・・大会社の勤務経験者としては気になるフレーズではある。
サラリーマンにとって転勤はつきものと言ってしまえばそれまでだが一私人としてはやはり一大事である。
それが「転勤」のない会社があると聞いて驚いた。
番組の中で紹介されていたのがサイボウズというIT企業だ。
厳密に言えば「転勤がない」のではなく候補者に事前に打診し当人の納得・了承がない限りそれ以上転勤を求められることはないということだ。
番組の中でインタービュアーが「もしも転勤受け入れ者が見つからなかったらその時には?」と創業者に質問していたが彼は「『その部門の設置自体を再考するか、あるいは現地で新規採用ができないか』等を考える」と回答していた。
会社の経営事情よりも社員の個人的事情を重視する姿勢に思わず感銘してしまった。
「働き方改革」が叫ばれているが既にやっているところはやっているんだねぇ。
社員個々人が幸せにならなければ企業全体が幸せにはならない・・・、会社主義ではない、社員主義のこんな会社が増えていけば日本はもっと良くなるに違いない。

与党幹事長の党総裁4選容認に思う

2019年03月12日 | 日記
本日与党幹事長が記者会見の席上で首相の党総裁4選論について「党内外や海外から支援もある。この状況では(首相の4選は)十分あり得る。」と発言していたようである。
どんな流れでこのような発言が生まれたのか、詳細は知る由もないがいずれにせよ党則を変更してまだ日の浅いこの段階で4選の容認発言はあまりに唐突で違和感を禁じ得ない。
「余人をもって変え難い時は何ら問題がない」という支持理由も裏返して言えば「人材が枯渇している」ということだから必ずしも褒められたことではない。
幹事長はいち早く首相の総裁3選への道を切り開いてきたことで知られるがさらに4選の道を早々に明示したことになる。
「ルールは作ればいい」ということかもしれないが従来のルールはそれはそれで何らかの意義があったハズで一方的に蔑ろにするのも考え物だ。
党内で表立った異論が生まれないのもどこか不自然だ。
幹事長の言動よりもむしろこちらの方が気になる。
今や自民党は自由闊達さを完全に失ってしまった、・・・「出でよ、ポスト平成の国政を担う志士たち!」と言っておこう。

「はとバス」の男性ガイド採用に思う

2019年03月11日 | 日記
観光バス・ツアーの巨人である「はとバス」が開業以来初めて男性バスガイドを採用し近く現場に配置するという。
その一方でバスガイド1名を逆に男性中心のバス・ドライバーに配置転換するとのことだ。
なかなかイメージし難いがこれが時代の流れということかもしれない。(笑)
そういえば近年「男子の職業」「女子の職業」の境界が低くなり相互乗り入れが進んでいる。
従来女性が大半を占めていた介護、看護、保育などの分野で男性の従事、就職が増えているのは周知の事実だが他方で建設や運転など従来男性の職業と考えられていた分野での女性の進出が目立っているようである。
これはこれでいいことだ。
そもそも仕事に性差を持ち込むべきではないし囚われるべきでもない。
結果として男女間の賃金格差などなくなり就業機会均等が実現すれば尚いい。
そうそう、いくつかの大学医学部の女子受験生差別はその後どうなったのだろうか。
出産休業なんて人生100年時代に向けてさほど大きな問題ではなくなるのではないか。
あの「不公平合否判定」が性差別を見直すいい機会になればいいのだが・・・。


東日本大震災・原発事故から8年に思う

2019年03月10日 | 日記
早いものであの東日本大震災・原発事故から明日で満8年を迎える。
あの日、あの時筆者は横須賀市の我が家で1人で本を読んでいた途中だったが突然起きた地震はその震幅もさることながら震動時間の長さにただならぬものを感じた。
庭の木々が小刻みに揺れ続けていた光景がいまだに脳裏に残っている。
ほどなくして我が家が全て停電してしまったので大急ぎでラジオやら照明器具、暖房器具などを確認したものだった。
停電時間はたしか夜8時頃だったと記憶しているがその時東北一帯で大変な災害が起きていることを認識した。
原発事故を知るのはさらにその先のことだ。
あれから8年、交通インフラや被災者住宅などのハード面はかなり復興した。
ただあの時心配したようにソフト面はほとんど進んでいないといっていいだろう。
一例でいえば汚染土、汚染水の処理方法が依然不明なままであることだ。
地域のコミュニティも家族の団欒もまるで戻っていない。
地震自体は自然災害だが付随して起きた原発事故は人災であるだけに本当に罪深い。
汚染土、汚染水の処理問題は放射能除去技術が開発されない限り解決しないような気もする。
被災者の日々の生活やコミュニティ作りはまだまだ時間がかかりそうである。
政府要人は「復旧は着々と・・・」など軽々にいうべきではないだろう。

大阪府知事、市長の同時辞職に思う

2019年03月09日 | 日記
大阪府知事、大阪市長が任期途中で辞職し来月入れ替わって選挙に臨むという。
「大阪都構想」の是非について改めて信を問うというのがその狙いだそうだがクロス選挙などという変則的な手法を用いないと実現できないものだろうかと思ってしまう。
府も市も日常の議会活動の中で粛々と構想を練り上げていって通常の選挙を経て実現していければいいと思うのだがこんなショック療法を弄しない限り構想が消滅してしまうというのであればそれは所詮その程度のものでしかないということではなかろうか。
加えて今回は公明党との足並みの乱れも気になる。
もしかしたら大阪維新の会にとって乾坤一擲、最後の大勝負に出たということかもしれない。
今回の出来事でふと連想したことがある。
現政権の2度にわたる解散総選挙である。
今首相の解散権の行使について何らかの制限を加えるべきとの動きがある。
大阪府知事、市長の同時辞職、クロス選挙出馬も首相の消費増税延期解散とどこか似たところがある。
民意を問うのは選挙の前にまずは自分自身だけが冷静に行ったらいい。


ルネサスエレクトロニクスの工場2か月生産停止に思う

2019年03月08日 | 日記
半導体大手のルネサスエレクトロニクスが国内全工場で9月末までに最大2か月生産停止に踏み切るという。
経営環境の激変とともに隔世の感をも禁じ得ない。
かって半導体の生産といえば高価な生産設備の償却期間短縮のため交代制で24時間操業を行うのが当たり前だった。
それが1日8時間の操業もできずにさらに数週間も休業するなど本当に信じられない思いだ。
しかもその原因が中国向けの需要減にあるというのも驚きである。
いつの間にか日本が中国の部品供給業者になってしまっていたのだ。
一概に部品供給業者といっても村田製作所のように他社に代替できない競争力を有した企業は当節逆に受注量を増やしているのだがルネサスは結局中国の景気減速の波に抗することができなかった。
今や通常の大量生産は日本のお家芸とは言えなくなった。
日本の製造業はこれからどう変わっていくのだろうか。
中国が「世界の工場」となった今その「単なる下請け」であっては将来の展望は開けないだろう。

ゴーン被告の作業衣姿での出所に思う

2019年03月06日 | 日記
今日108日ぶりに拘留を解かれた日産前CEOのゴーン被告が東京拘置所から出所した。
ところで氏が作業衣姿に加え帽子、マスク着用、その上屋根に工事用の梯子を載せた軽自動車に乗り込んだとあればこれはもう偽装しかない。(笑)
どうして氏やその取り巻きはこんな小細工を凝らしたのか・・・、理由が分からない。
出所後メディア等に追跡され逗留先を特定されるのを嫌ったのだろうか・・・。
結果的に簡単に見破られパパラッチの追跡を受けることになったため変装努力は功を奏することはなかった。
巨大企業の最高権力者まで勤めながら何故作業員姿に身を窶さなければならなかったのか・・・、反ってイメージダウンではなかったか。
疚しいところがなければ何もコソコソすることはない。
氏はこれから法廷の場で尋問を受けることになろうが正々堂々と自らの論陣を張って欲しい。
下手に晩節を汚すことがないようその身を処してほしいと思うのである。
外見を含めて・・・ね。