厚労省が保険証の代わりにマイナンバーカードを利用するシステムについて本格運用時期の先送りを決定した。
当初はこの3月中に開始を予定していたのだが試行過程でデータ入力に誤りがありテストが首尾よく行われなかったのだ。
このシステムがうまく軌道に乗ればクリニックや薬局に行く際(マイナンバーカードがあれば)わざわざ保険証を持参する必要がなくなるので内心期待していたのだが本当にガッカリだ。
この程度のシステム統合さえ上手くいかないということになれば先が思いやられる。
昨日の当欄でも触れたがこれも役所だか保険組合だかの気の緩みが起因しているように思う。
残念ながら行政や組織のトップがいくら気の引き締めを口にしてもその当人が緩んでいれば聞く方もそれなりの対応しかしないだろう。
「魚は頭から腐る」という格言もある。
一体何時になったら日本は最低限の士気と緊張を取り戻せるのか、そしてそれを実現できるリーダーは誰たちなのだろう。
先ずは政府の率先垂範なのだが誰がどう動く?
「何、誰も動かない」って?・・・それはないぜ。