グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

参院予算委の空虚な質疑に思う

2021年03月15日 | 政治

今日の国会はNTTや東北新社の社長が参考人として出席する、とかで少しばかり興味があったが結果はやっぱり失望に終わったねぇ・・・。

両社長とも形通りのお詫びに始まり業務上の要請は完全否定なのだが国民のモヤモヤは払しょくされない。

気になったのは東北新社社長の発した接待の目的なのだがそれは「顔つなぎ」だった。

「顔つなぎ」は便宜供与の一歩手前なのだがここまでは全く問題ないということなのかねぇ・・・。

NTT社長だって「勘繰られても止むを得ない」という言葉は口にしていたが最後は何とか逃げ切った。

まさか会食の場で業務上の要請など持ち込むなんて愚の骨頂である。

そこは阿吽の呼吸がものを言うのだろうが残念ながら立証は難しい・・・、録音テープでもあれば別だが。(笑)

みっともないのは総務相のいい逃れである。

相も変わらず大臣規範である「国民の疑念を招くような会合、会食はない」の連呼は本当に見苦しい。

任命権者である首相が注意しないのかねぇ、と思っていたら首相自身が我が身のことで同じフレーズを使っていた。

これでは閣僚に注意できないわけだ。

今や「良識の府」は死語になってしまった。