グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

「一億総緩み社会」の現状を憂う

2021年03月24日 | 社会

久し振りに会った知人が先日鎌倉に立ち寄った際に見た小町通りの雑踏をやや興奮気味に紹介していた。

彼によれば「緊急事態宣言も何のその、マスクはしているものの多くの観光客がまるで何もなかったのようにそぞろ歩きを楽しんでいた」とのことだ。

長引くコロナ禍の中で自粛も我慢も限界にきているのか、それとも「自分だけは大丈夫だろう」という妙な安心感が行動を弛緩させているのだろうか、・・・打つ手がなかなか見当たらないねぇ。

かと思えば今日は自民党の政調会長が政府提出法案に誤字等のミスが目立っているとして各省庁の責任者を呼んで厳重注意をしていた。

誤字など極めて単純なミスが多くの省庁で頻発するなんてあまり聞いたことがない。

これではとても「優秀な日本の官僚」とは呼べない。

さて、政治家は政治家で接待あり、深夜飲み会あり、買収あり、依怙贔屓あり、「説明責任」以外は何でもありの状態を晒している。

全くもってかってのスローガンである「一億総活躍社会」は「一億総緩み社会」に変質してしまったねぇ。

もしその原因が巷間囁かれるように自民党の長期政権とその後継にあるとしたらその打開策はやっぱり「人心一新」しかないだろう。

もう「路線の継承」からは一刻も早く決別した方がいい。