グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

15年度の訪日客2136万人に思う

2016年04月21日 | 日記
政府が2015年度の訪日客が2136万人に達したと発表していた。
2000万人の大台を突破したのは初めてだがとにかくここ数年の伸びはビックリだ。
街を歩いていても外国人が増えたことを実感することがよくある。
昨年度に比べて46%増というがそれ以上に増えているのではないかと思ってしまうほどである。
3月には月間で200万人を超えたというから訪日客の増加はまだまだ続くだろう。
これは日本経済にとって数少ない明るい材料だ。
1つ気がかりなのは訪日客1人当たりの消費額が減少に転じていることだが筆者はむしろ今までが異常ではなかったかと考えている。
訪日客数の増加と消費単価の増加がダブルで機能し近年関連産業は大きく潤ったが反面アブク銭を手にした感じがしないでもない。
苦労しなくても売上げが伸びればその時はそれでいいのだが事業経営の足腰は間違いなく弱体化する。
そして爆買はいつか終息する。
その時に「いかに(事業環境の変化を)うまく乗り越えられるか」の経営課題に直面するだろう。
「山高ければ谷深し」ってことがないように・・・。