グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

EUの難民送還方針に思う

2016年04月05日 | 日記
EUが大量に流入する難民を送還する方針を固めたことは本当にショックだった。
しかもバルカンルートで既に追い返しているというから途中で引っかかってしまった難民は大変だ。
当初ドイツなどでは労働力の受け入れ余地が報道されており流入に柔軟なスタンスだったように記憶しているが例の選挙結果がターニングポイントになったようだ。
それにしても行き場を失い途方に暮れる難民の心情を思うと心が痛む。
「なけなしの財産は仲介業者の手に渡してしまった。今さら何処に戻れというのか…。」
彼らの悲痛な叫びが聞こえてきそうだ。
難民はシリアだけに限った話ではなくアフガン、パキスタン、イラクなどからも生まれている。
百万人、2百万人もの人々が国家の枠を超えて流浪するなどついぞ予想もしていなかった。
ヒューマニズムもナショナリズムの前にどこかに飛び散ってしまった感がある。
5月の伊勢志摩サミットも経済問題だけで済まされない状況になってきた。