グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

AIJ投資顧問詐欺事件の結審に思う

2016年04月17日 | 日記
多くの年金基金を手玉に取って総額1500億円もの年金積立金を詐取したAIJ投資顧問の元社長らの実刑が確定した。
事件が明るみに出た時にはあまりの悪どさに怒りを覚えたがこれでようやく一区切りがついた。
主犯格の投資顧問会社元社長は懲役15年、共犯者である同社元取締役と傘下の証券会社元社長は懲役7年、加えて3人連帯で追徴金157億円課せられたようだが片や年金基金側が被った損失は1000億円をゆうに超えている。
果たして被告3人の実際の弁済能力はいかほどなのだろう。
「年金基金から預かった金額の大半は取引の失敗で残っていない」と投資顧問会社元社長は説明していたように記憶しているが本当にそうだろうか。
そこで想起したのが例のパナマ文書だ。
なんでも日本人だけで400人ほどの顧客リストが判明しているようだが前述の3人がタックスヘイブンで不正蓄財している可能性は十分考えられる。
仮にも何らかの資産をを隠匿しているようであれば関係機関と協力の上最後の1円まであぶり出してほしいと願うものだ。