「大阪維新の会」が大阪府知事選、大阪市長選を大差で制した。
つい先日、と言ってももう半年も前のことになるが大阪都構想の是非を問う住民投票では僅差ながら否決され失速寸前の「大阪維新の会」だったがこれでまた蘇った。
この間一体何があったのだろうか。
住民投票では「維新の会」と対峙した公明党が首長選では自主投票に回ったこともあろうが何と言っても大きいのは自民党のスタンスではなかったか。
自民党の党三役が党推薦候補の応援演説のため現地に駆けつけたがその一方で総理、官房長官は東京で「維新の党」代表者と協議していた。
これには理解に苦しんだ大阪府民も多かったのではないか。
結局自民・公明支持層からも維新の会候補に相当票が流れた。
共産党支持層からも同様の傾向があったということだから「大阪維新の会」は今や既存政党の枠組み破壊者といっていい。
あくまでも一般論だが地方に元気な地域政党があることは悪いことではない。