toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

598-040522爺さん二人で碓氷峠を歩く

2022年05月22日 | 山登りというより山歩き

友人の一人が中山道を木曽の入り口辺りまで何回かに分けて歩く計画を実行に移した。松井田宿までは歩いた

がその先の碓氷峠越えは山道となるので同行して欲しいと誘われていた。

私も過去半分までは歩いたがその先の峠までは歩いてなかったので、二つ返事で二人で踏破することにした。

霧積温泉入り口に車を置いて街道に分け入った。素晴らしい新緑の中を貫いて先に延びる街道。有名無名の幾

多の人々に歩かれた道。嘉永〇年曽祖父利忠も千葉から岩村田に婿入りする際通ったに違いない。幾多の先人

の息遣いを感じながら歩きとおした。

 

途中でメガネ橋に降りる道経由で戻るつもりだったが、二人とも足が軽く感じたのでそのまま熊野神社まで足

を伸ばしてしまった。普通はここから軽井沢に降りて、バスで横川までまたは新幹線で戻ればどうということ

もないのだが、車を回収する必要があり往路を戻る。

 

有名なのぞきから見る坂本の町並み。

 

陣場が原とかいうところで、道は二つの分かれる。左が本来の中山道、右が和宮降嫁の際に新しく作られたと

和宮道。後者は幅があり軽4輪車と思われる轍があり傾斜も緩い。行きはこちらを歩いて熊野神社まで。

神社からの帰りは中山道を使ったが傾斜もきつく完全な山道。いくら昔といえこれが当時の五街道と言われる

道と疑うような悪路。しかし迷うこともない道を通りこの分岐に降りてきた。

ここまでで爺二人の足はかなり疲労が溜まっていたが、ここで歩くのを止めるわけにはいかない。大休止をと

り、メガネ橋を目指す。

結局、この後更に10km近くの歩行を強いられてしまった。下りに使った明治天皇巡行路と言われている立

派な山道はモミジの新緑に囲まれた素晴らしい所だった。周囲に杉の木がない落葉樹だけの森というのはかく

も感動的な景色になるんだ。林業関係者には申し訳ないが杉の造林地は里山歩きの愛好者にとっては味気ない。

 

20km近く、3万歩を越えた歩数。歩きとおした満足感、達成感は久しぶりに感じるものだった。

しかし80歳越えの爺二人にってはその代償は大きく、筋肉痛と関節の痛みで昨日は満足に歩くこともできず

ブログ更新の気力も失せて静かにしていた。

 

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