さしもの夏も終盤と思いたいが・・
NHK「鶴瓶の家族に乾杯」を見ていた。今週の舞台は秋田県由利本荘市。
こうした番組には手許に地図がないと落ち着かない。よく利用する電子
媒体の地図は、
① 国土地理院の1/25000の地図、
② カシミール3Dという1/20万 並びに1/5万
③ google map これらはいずれもパソコやスマホで見る。
紙媒体のものでは
④ 子供達が高校生の頃使っていた教科書地図、
⑤ 1/20万の道路地図
必要の応じていつでも参照できる準備をして番組を見る。 「鶴瓶・・」
では②と③が活躍する。「プラタモリ」では何といっても①の国土地理
院のもの。使い慣れると高低差が色で表示され3D画面を参照できる。紹
介される地形が地図上で確認できるのが、好き者にはたまらない。
元々山登りのために紙の1/25000地形図をその山域に合わせて取り揃え
ていた。それに同様に山好きの父親が残した日本陸軍陸地測量部の発行の
1/5万のと合わせると100枚くらいになるだろうか。山行の回数が減っ
たのと電子媒体のものが自由に使えるようになり、GPS機能の充実もあっ
て地図の利用の仕方が変化してきた。
先日の「鶴瓶・・」で参考にした地図で珍しいものを見た。
秋田県由利本荘の市街図。街中を貫く道路に国道105、107、108、398
の表示がある。距離にすれば僅かだが、1本の道路に4本もの国道が重な
っている場所というのは、詳細に調べた訳ではないが他に例がないので
は。一般にはメインのルートから別れた国道にはそこから番号が付くも
のだと思っていた。
左を南北に走る道は、新潟市と青森市を結ぶ日本海側の幹線国道である
7号線。T字状に分かれてから西へ3KMほどは4本の国道が1本の道に重
なる珍しい場所。3km先でまずR108が右に分岐して鳴子や鬼首を経
て石巻を目指す。200mほどでR105が左に角館方面に分岐する。
残ったR107とR398はこのまま20kmほど由利本荘の内陸まで重なって
走り、山間地に入ると二つは独り立ちする。左へ別れたR107は雄物川を
渡り、横手市を経て奥羽山脈を横断して大船渡市に繋がる。残ったR398
はR108の北を並ぶように南下し、登米市を経て石巻市を目指す。
こんなことで地図を見比べている自分が、小学校から中学校にかけての時
代、夢中で地図を見ていた頃となんにも変わっていないな、とモゴモゴ・・
さらに趣味が高じつつある。
江戸時代初期に整備された5街道のうち比較的昔の宿場町の雰囲気が残る
と言われてる東海道を京まで、さらに中山道を辿って東京までをgoogle map
のstreet viewで疑似歩行してみようと計画している。先日試しに小田原か
ら三島まで1時間半かけて旧東海道を歩いて(?)みた。その存在を知らな
かった北条氏の手になる山中城址の壮大な遺構をじっくりと見物(?)でき
たのは収穫だった。なかなか楽しめそう。
でも行く先々の風、人情、風呂、うまい食事と酒と無縁な旅は、所詮はかな
い。
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