toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
週末をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

401-300908地震災害の現場近くを通っただけに・・

2018年09月08日 | 最近さわがれること

北海道以外では見られない巨大なフキの葉。札幌開拓村にて  28.7

 

倉敷市真備町、広島や呉の豪雨災害、大阪湾周辺の高潮災害そして木曜

日未明の北海道胆振地方を震源とする震度7の地震災害。被災地の皆さ

まはどんなにか辛い思いをされているかと心が痛む。

北海道の地震に遭った地域は、2年前の北海道旅行の最終日に札幌から

苫小牧東港まで車で通過した近くなので受け止め方が異なる。素晴らし

い所だった支笏湖畔の丸駒温泉や昭和新山あたりは大丈夫か? 全道が

停電するという異常事態の発端となった苫東厚真火力発電所。くなっ

てフェリーターミナルへの道が判らなくなり、教えてもらったのがここ

の守衛所だった。

 

凄まじい大地の揺れだったのだ。熊本地震の山崩れも驚きだったが、こ

の光景は驚きを通り越し、なんと表現したら良いのか・・   地図や地

形好きとしてはこの光景はブログに残しておこうと思う。

 

同じ場所の地震前の様子。みどりに覆われた穏やかな丘陵だった。

いずれも朝日新聞の9月7日朝刊より。

 

大災害が起こる度に、自分や身内が住む場所でなくて良かったと、他

事のような気持ちがどこかに潜んでいる自分に気付き、いけないな・・ 

と反省する。

この夏大災害に遭われた地域の方々も、7年前の東日本大震災や熊本地

震の際は、直接の被害を受けてはいない。私と同じような受け止め方を

された方々もおられるだろう、と推測する。それらの方々が今年は被災

者になってしまった。

幸いにして物心ついた以降大きな災害に遭っていないままこの年になっ

しまった。毎年どこかで発生する災害は川向こうの出来事と受け止め

自分だったことを否定できない。しかし次は被災者になる確率は年々

高まっている。

当地の町はずれに秩父方面に続く顕著な活断層が走っていることは判っ

ている。昭和の初期にそれがそれがずれて大地震が発生し、大きな被害

が出たことは市史で知った。ただ支那事変が勃発したときで全国的には

報道されなかっただけらしい。当時の生々しい記憶を持っている方々は

殆どいなくなってしまっている。代わってこの地は災害には縁のない地

域なんだと思っている人が大多数を占める。

特に心配なのは関東を襲う大地震、大正12年の関東大震災クラス級の

ものが発生する恐れが高まっている。身内や友人の殆どが関東平野に

むので、その時は誰かが被害者になるのだろうか。

こんな大地震は気をつけようがない。長い地球の歴史を前提にすれば、

100年、200年なんてほんの一瞬。被害者になるかならぬかは

運だと思うしかない。そうなると被災後の身の処し方が重要になる。

それしかちっぽけな人間ができることはない。

  

 

 

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