朝日新聞を半世紀以上購読し続けている。この間100近い新聞小説が掲載されてと思われる。
しかし毎日こま切れに読むという習慣が身に付いていないので、腰を据えて読んだ作品はない。
評判になり、単行本化されてから読んだというのはいくつもある。一番印象に残っているのは
これまた随分前だが吉川英治氏作「私本太平記」だ。歴史小説に興味を持った最初の本。
毎日新聞が掲載したかもしれない。
昨日愛読するM氏のブログで重松清氏が1年以上にわたって連載している「ひこばえ」について
書いておられた。親近感があるいい内容だと評価されていた。間もなく完となるらしい。毎日目
にはつく新聞小説なのにあまり関心がなかった。最初から読んでおけばよかったと後悔する。
作者重松清氏の著作は過去に一つだけ読んだ。題名は忘れたが読んでいるうちに涙が出てしまう
ような内容だった。時には涙腺を刺激するのもいいことだ。悲しいことではあまり涙が出ない男
だが、感動的な場面では鳥肌がたったり、時には涙が流れる性格。
最近の朝日は内容が面白くない。やたらページ数ばかりが増え購読料も随分と高くなった。夕刊
を止めてもう20年は経つか。新聞を取り巻く環境もこんな時代背景でなかなか厳しいものがあ
ると聞く。長年の習慣で朝刊まで止めることはできない。新しく始まるであろう連載小説をこれ
からは飽きずに読んでみよう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます