toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

336-290701念願のルーツ探しの旅

2017年07月01日 | もろもろ

 アジサイと石段。郊外の観音山丘陵にて。

最近NHKテレビの影響を受けている。一つには苗字の由来を知る

こと、一つは関連するがファミリーヒストリーと称する歴史旅。

いずれも手間暇かかることゆえ現役引退後にやろうと思っていた

こと。

我が家のお宝かもしれないが明治42年に長野県北佐久郡岩村田町

(現佐久市)発行の〇田家の戸籍謄本がある。これを見ると父方

ること文政時代まで辿り着く。ほぼ200前だがここまで血

が繋がっているわけではない。幕末に千葉県鋸南町勝山(県庁に

い合わせ千葉県平群郡加知山町が現在の勝山と知った)出身の

男と京都見出身の女が両養子で家を継いでいることが判る。徒

歩での移動のみの時代にどういう縁だったのか? 男の方は親が

共に士族であり、それぞれの江戸藩邸での付き合いがキッカケと

の推理もできるが、女の父親平民文殊源四郎とは何者でどんな関

係なのかは全く不明。

跡継ぎの実子に恵まれなかったか夭折してしまったのだろう。

当時としては殊更珍しい事ではない。

      

 

この〇田家の次女として明治15年に生またのが私の父方の祖母

だ。私の姓〇池はこの祖母が〇池喜録と結婚たこで私に関

してる。喜録の旧姓は長野県東部や山梨県に多い新津という

前と聞いた。りからがややこしくなる。本来ならば私の

津であるのが直なのに・・・

時間がたっぷりとあるというのはこんな時は大助かりだ。長野県

久郡小海町の電話帳をネットで見る。その中で土村という集

(祖母からよく聞かされていた)の30軒ほどの新津姓の方に

にピックアップしたそれらしい方に電話してみる。

 最初の新津さん「うちは分家なので本家の電話を教えるからそ

らに電話して。」

 教えてもらった本家の新津さん「新津サダオという人は聞いた

とがあるがよくわからない。お隣が学校の先生だった人で本人

は亡なったが奥さんが90才を越えているが元気なので判るか

もしない。」 

お隣の新津さん「土村の新津から千曲川の対岸の西馬流回天堂

いうお医者さんに養子に行った人がいると聞いている。10代の

ころ〇池捨松という村医者の診察を受けた記憶がある。」

その息子さんに変わる「母親の代より昔なのでよくわからないが

ここに住む新津の菩提寺を教えるからそちらで過去帳を見ればは

するのでは。」

ここまでで、祖父(新津喜録)が〇池家に養子に入り〇池と名乗

り、そこに祖母は嫁いだ。生まれた長男が私の父であ

ていた事はほぼ裏付けられた。日露戦争勝利で日本中

っていた頃の話。なお新津サダオとは新津喜録の実兄か

実兄の子供らしい。

ここまできたついでに今度は小海町馬流に6軒ほどある〇池さ

電話してみた。最初の電話で自己紹介してからお話を伺うと、

天堂医院と〇池捨松の名を知っていた。捨松のひたる女

だった。「回天堂医院は捨松先生だった。トオルて私の父

オウイチと繋がっている。母親(オウイチの妻)はており

認知症状が出ているが昔のことはよく覚えているから、話を聞く

なら今です。」との返事を頂く。近いうちにお訪するを約

束して受話器を置く。

〇池捨松、トオルという実子そしてその娘さん。さんが最

の電話に出る。なんという都合の良い偶然。私の祖父(〇池喜

録)は養子に入ったが実子が生まれて追い出されたケースな

のか? 私の父親が小海町で生まれて東京で育った理由の一端が

解った。ここまで判明したからにはぜひともオウイチさんの未亡

人に会いを聞いてルーツ調べの一つの結論をだそうと思い至っ

た次第。

 

取り立てては何もない、ごく平凡な一族。私に流れる父方からの血

は2方向に延び、1本は房総半島勝山や京都伏見と入り込んで闇に

消え、1本は祖母から聞く八ヶ岳山麓を闊歩した馬喰と姿を変える。

もしかしたら武田信玄に仕えた侍に繋がっていたりと勝手な想像が

膨らむ。たかだか150年の間でこうなってしまう。血筋とは200年

も経てば脳神経の網の目のように複雑に入り組んで日本中に貼り巡

らされてしまうことを実感する。これが血が薄いということなんだ

ろう。徳川300年という時間を考えてみる。

 

私が最年長なってしまった以上、たかが150年だが一族の変遷を

まとめておくのは責務と受け止めている。身分と目的を名乗った上

での電話だったが、突然の電話にも不審感持たずに付き合ってく

れた小海町土村の新津さん、同じ馬流の〇池さんありがとうござ

いました。

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