toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

406-301013山中で見かけたある風景

2018年10月13日 | 山登りというより山歩き

今にも雨が落ちてきそうな空模様だったが、夕方まで何とかもった。

このあたりの山々の紅葉にはまだ間があるが、進み具合を見に下仁田町

の奥へ分け入った。国道254号で下仁田町を通過し西牧川に沿って西

に進む。このままいけば内山峠を越えて佐久へと続く。上信越高速道の

脇道として大型トラックの通行が激しい道だ。

西野牧付近で国道から別れて軽井沢に向かう道を30分ほど走る。先日

近くを通過した台風?号の豪雨で起きたのだろう崖の崩壊地の工事で迂

回を強いられた。初鳥屋集落辺りで左手前方になにやら尖ったものが見

え隠れする。大木か? いや山の影に見える。この時点では岩峰だとは

思えなかった。興味を覚えたので、また道を逸れ影に近づくべく奥に入

る。 

舗装が終わるとその先は荒れ気味の典型的な林道。偶々軽自動車だっ

で、行ける所まで入ってみた。落石はあるは、路肩の崩壊はあるは

少し危険な道。昨夜見たテレビ番組「ポツンと一軒家」に登場するよ

な道だ。車を回せる場所があったので、車はそこまでとし、その先は

歩で近づく。それは影ではなく実体だった。連なる岩壁の末端ではなく、

周囲から切り離された独立た針峰だった。下部までは比較的簡単に近

寄れる。仰ぎ見れば高さ6~70mの直立した岩だ。近づき過ぎたのと

植林された杉が邪魔して全貌が見えない。 岩壁としては特にスケールの

大きなものではないが、周囲との比較では堂々たる風格。

少し離れて写真を撮る。ベテランのクライマーなら登れないことはない

だろうが、この山域は特有の風化した火山岩の岩壁でいたってもろい

質と言われている。挑戦したら相当に手こずるに違いない。穂高や剣

のようにはいかないだろう。それでも何人かの岳人は上を極めたか?

 

 帰宅後地図で調べたら、地元で「一本岩」と言われる尖塔だった。高速

の軽井沢ICにも近い。南軽井沢とは山一つ隔てただけの場所だが、深

の趣が濃厚。                    2018.10.8

 

 

NHKテレビの歌番組で「冬隣」という歌を耳にした。作曲家すぎも

さと氏自身が歌っていた。どこかで聞いたような聞かなかったような歌

だ。作詞はちあきなおみの「喝采」他多数を手掛けた吉田旺氏。

すばらしい!!

こんないい歌を聴けば記憶に残るはずだから、初めて聞いたのか?

「地球の夜更けは淋しいよ・・」という部分で一番悩んだそうだ。そし

てちあきなおみが歌うことを念頭に作曲したと語る。彼女自身も数ある

持ち歌の中でも特に印象が深いと語っていたという。

そうだろう。歌詞が描き出す光景をそのまま再現するような境遇に歌

手である彼女自身が陥ってしまったのだから。

ちあきなおみが歌うこの曲を貼り付けますのでよろしければどうぞ。

 

https://www.youtube.com/watch?v=K7K1EYgB3T0

 

いいな! と感動した曲が一つ増えた。でもレベルが高すぎて我が

ラオケの持ち歌にはなりえないのは残念。過去に感動して持ち歌に

たのに、小椋佳作詞作曲、歌手美空ひばり「愛燦々」と谷村新司の

になる「昴」、「千の風になって」など。共通するのはメロディもさ

ることながら趣深い歌詞。


 

 

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2 コメント

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冬隣 (trotto)
2018-10-14 15:53:13
いつぞやはコメントをいただき有難うこざいました。山登りが本当にお好きなのですね、
奇岩の情景を良く描写されており、この目で観たく足を運びたくなりました。

冬隣の歌詞は ちあきなおみが亡き夫を偲んで唄ってるようで 自分も歌っていて心に染みます。作曲の杉本真人(すぎもとまさと)ですが、彼の曲は大好きでファンです。

特に老境に入って創作した新曲“別れの日“は唄も歌詞も身につまされます。ぜひu-tubeでご試聴されてみてください。
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感謝! (toboketaG)
2018-10-17 12:00:51
trotto 様

コメントありがとうございます。
西上州はの山々は非常に古い火山の跡らしいです。妙義山はじめ雄大な岩山や奇岩があちこちに点在し、その間を落下する多くの小瀑布が特にこれからの季節は彩を添えます。
宜しければご案内しても構いません。下仁田インターで落ち合えば1時間で現地を見ることができます。
昨日古い歌好きの友とカラオケを楽しみました。
「冬隣」は知って間もなくで全く自信がありませんが、歌ってみました。本当にいい曲ですね。練習することにします。
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